JPH0313299Y2 - - Google Patents

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JPH0313299Y2
JPH0313299Y2 JP1988102741U JP10274188U JPH0313299Y2 JP H0313299 Y2 JPH0313299 Y2 JP H0313299Y2 JP 1988102741 U JP1988102741 U JP 1988102741U JP 10274188 U JP10274188 U JP 10274188U JP H0313299 Y2 JPH0313299 Y2 JP H0313299Y2
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JP
Japan
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adhesive tape
covering
around
ophthalmological
curves
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JP1988102741U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、眼科用覆布に設けられた孔の周囲に
貼着される環状の粘着テープに関するものであ
る。ただし、本考案において粘着テープとは医療
具業界の慣用語であつて、両面粘着テープを含
み、また、シート状部材も含む意である。
〔従来の技術〕
眼科手術においては従来からリネンと称される
綿製の、孔を設けただけの覆布が使用されてき
た。近年、フイルムや不織布等により、使い捨て
の覆布も使われるようになつた。
第3図Aは従来例の眼科用覆布1を示し、その
中央部付近に孔2が設けられている。
この眼科用覆布1は、第4図に示すように患者
の顔面4に覆い掛けて用いられ、孔2から患者の
眼を露出させて眼科手術が行われる。
患者の眼の周囲に覆布を固定するため前記の孔
2の周囲に環状の粘着テープ3が貼着されてい
る。
このような構造の眼科用覆布を使用するには、
第3図Aに示すようにセパレータ3aを剥がし、
眼科用覆布1に粘着テープ3が貼着されている側
を第4図のごとく患者の顔面4に向け、環状の粘
着テープ3を眼瞼の周囲に粘着させる。
第3図Bに示すように、長方形の外周輪郭形状
の粘着テープ3′,3″に、円形孔2を設けた例
や、方形孔2′を設けた例もある。
従来例における眼科覆布用粘着テープは環状を
なし、その外周輪郭形状は方形,円形,若しくは
楕円形であつた。
このような形状の粘着テープにより覆布を固定
することは可能になつたが、眼瞼の周囲に完全密
着することは技術的に難しく、生理食塩水などを
注ぎかけたとき、テープの隙間から漏れて患者の
顔面を伝わつて耳を濡らしたり、テープ自体が術
中に剥がれてしまつたりすることがあつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
眼科覆布用粘着テープを粘着させる対象である
顔面は、骨格的に眼窩が窩み、その周囲には鼻
骨,頬骨,前頭骨が隆起していて平坦ではない。
このため、第5図に示すように粘着テープ3を
眼の周囲に粘着させたとき、鼻骨5によつて点a
付近が押し上げられ、その両側の点b,b′に隙間
が出来る。
本考案は上記の事情に鑑みて為されたもので、
眼瞼の周囲に良くフイツトして粘着し、隙間を生
じる虞れの無い眼科覆布用粘着テープを提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案者は第6図
に示す試案の粘着テープ13を試作した。これは
鼻骨5によつて押し上げられるのを防ぐため、鼻
骨5の隆起部を避ける形の切欠3aを設けたもの
である。
この切欠3aを設けたことによつて、粘着テー
プの顔面(眼瞼の周囲)に対する密着性は著しく
改善されたが、図示の点c付近が頬骨6によつて
押し上げられ、点d付近に隙間が出来る。
そこで、更に第7図に示すように頬骨6の隆起
を避ける形の切欠3bを設けた試案の粘着テープ
13′を試作した。
この試案の粘着テープ13′は、従来例に比し
て格段に優れた密着性を示したが、なお前頭骨の
隆起部7の付近に若干の隙間を生じる場合があ
る。
このように試作,改良,試作を繰り返して第8
図に示すように4箇所の切欠3a,3b,3c,
3dを設けて、実用上完全と言い得る密着性を達
成した。
〔作用〕
第8図に示したように4箇所の切欠、すなわち
外周輪郭に凹部を設けると、眼瞼周囲の顔面の隆
起部を避けるので、該隆起部に押し上げられて隙
間を生じる虞れが無い。
また、4箇所に切欠を設けることにより、立方
体状の容器を展開した様な形となり、結果的に眼
瞼周囲の凹凸に対して立体的に密着することが可
能になつた。この作用は患者の眼瞼周囲の形状の
個人差に対応するために大きな効果をもたらす。
第8図に示した4個の切欠(外周輪郭の凹部)
のうち、効果の大小の順に言えば切欠3a,同3
b…となるが、第8図に示したように4個の切欠
3a〜3dを設けて外周輪郭を対称形に構成する
と、使用に際して粘着テープの方向を確かめる必
要が無いので便利である。
〔実施例〕
第2図は本考案に係る粘着テープの構成手順を
例示した説明図である。
同図Aに示すように、2個の長方形8,9を直
交させて配列し、その中心付近に孔10を想定す
る。
これにより、4個の凹形直角部e,f,g,h
と、8個の凸形直角部i,j,〜pができる。
上記4個の凹形直角部e〜hに、同図Bに示す
ごとく円弧11e〜11hを接せしめて配列する
と、周囲の4箇所に凹曲線が配設される。
同図Cに斑点を付して示した部分(最外周の縁
と、孔との2つの閉曲線で囲まれた部分)を、粘
着テープの素材(図示せず)から切り抜いて試案
の粘着テープの1例12を構成する。
上記の試案を更に改良して、同図Dに示す粘着
テープ12′のごとく、8個の凸形直角部に丸味
を付すると、4個の凹線と4個の凸曲線とが交互
に配設されて滑らかに連続した輪郭となり、術後
覆布をはずす際に曲線上の何れかの1点から剥離
が始まることになり、患者に余計な力を与えるこ
となく、危険性が少ない。
第1図は、上記粘着テープ12′を設けた眼科
用覆布1の一実施例を示し、患者の顔面4に覆に
掛けた状態を描いた説明図である。
本実施例によれば粘着テープ12′が眼瞼の周
囲の皮膚に密着して隙間を生じないので、生理的
食塩水などの液体が眼科用覆布1と患者の顔面4
との間に漏れ込んで患者の耳や頬を濡らしたり、
手術野周囲を不潔にさせたりする虞れが無い。
〔考案の効果〕
本考案の粘着テープは、その外周輪部に少なく
とも4個の凹曲線と4個の凸曲線とを交互に配設
して滑らかに連続させたので、上記凹曲線によつ
て形成される凹部が眼の周囲の隆起部を回避し、
押し上げを受けずに立体的に接着できるので顔面
に良くフイツトし、隙間を生じない。その上、こ
の粘着テープを顔面から引き剥がす際、前記4個
の凸曲線上の何れか1点から剥がれ始めるので、
無理な力を加えることなく容易に剥がすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る眼科覆布用粘着テープの
一実施例を示し、使用状態の説明図である。第2
図は上記実施例の粘着テープの構成手順の説明図
である。第3図乃至第5図は従来例の眼科覆布用
粘着テープを示し、第3図は外観斜視図、第4図
は使用状態の説明図、第5図は課題の説明図であ
る。第6図乃至第8図は眼科覆布用粘着テープの
試作,改良から本考案に至る過程の説明図であ
る。 1……眼科用覆布、2……孔、3……粘着テー
プ、3a〜3c……切欠、12,12′……本考
案に係る粘着テープ、13,13′,13″……試
案の粘着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 眼科覆布の中央部付近に設けられた孔の周囲に
    貼着される環状の粘着テープにおいて、該環状の
    外周をなす閉曲線は少なくとも4個の凹曲線と4
    個の凸曲線とが交互に配設されて滑らかに連続し
    ている形状であることを特徴とする眼科覆布用粘
    着テープ。
JP1988102741U 1988-08-04 1988-08-04 Expired JPH0313299Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988102741U JPH0313299Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04

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JP1988102741U JPH0313299Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04

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Publication Number Publication Date
JPH0225214U JPH0225214U (ja) 1990-02-20
JPH0313299Y2 true JPH0313299Y2 (ja) 1991-03-27

Family

ID=31332928

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JP1988102741U Expired JPH0313299Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315195U (ja) * 1976-07-20 1978-02-08
JPS58105754A (ja) * 1981-12-11 1983-06-23 ジヨンソン・エンド・ジヨンソン・プロダクツ・インコ−ポレ−テツド 外科用手当用品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315195U (ja) * 1976-07-20 1978-02-08
JPS58105754A (ja) * 1981-12-11 1983-06-23 ジヨンソン・エンド・ジヨンソン・プロダクツ・インコ−ポレ−テツド 外科用手当用品

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JPH0225214U (ja) 1990-02-20

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