JPH0313123Y2 - - Google Patents

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JPH0313123Y2
JPH0313123Y2 JP14871984U JP14871984U JPH0313123Y2 JP H0313123 Y2 JPH0313123 Y2 JP H0313123Y2 JP 14871984 U JP14871984 U JP 14871984U JP 14871984 U JP14871984 U JP 14871984U JP H0313123 Y2 JPH0313123 Y2 JP H0313123Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、左右一対の揺動リンクと、これらリ
ンクを昇降操作する駆動昇降アームとから成る2
点式リンク機構により、作業装置を昇降自在に機
体後部に連結するように構成し、一対の前記リン
クを枢支する第1リンク取付部材を、走行機体に
連設された第2リンク取付部材に機体前後方向の
軸芯周りで回動操作自在に外嵌連結したトラクタ
ーにおけるリンク機構連結部の構造に関する。
〔従来の技術〕
上記トラクターは、走行機体の左右傾斜にかか
わらず左右の耕深を同一にする等のために、第1
リンク取付部材の回動操作により連結作業装置を
走行機体に対してローリング操査できるように構
成したものである。
この種トラクターにおいて、従来、第1リンク
取付部材の第2リンク取付部材に連結するための
筒状部と第2リンク取付部材との間に塵埃が入り
込んだり、前記部材間から油漏れすることを防止
するシールを行うのに、例えば特開昭55−74707
号公報に示されるように構成されていた。すなわ
ち、前記部材間の前端側及び後端側のいずれに対
するシール材をも前記筒状部の内周面と、第2リ
ンク取付部材における筒状部の外周面との間に配
置されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来構成の場合、シール性能を高くしようとす
ると、シール材とこれが対接する部材との接触圧
を大にする必要があることから、第1リンク取付
部材と第2リンク取付部材とを組合わす際のシー
ル材とリンク取付部材の摩擦が大になるために、
組付け作業が困難になつていた。
本考案の目的は、シールが信頼性の高い状態に
得られるように、しかも、組付けが比較的楽にで
きるように、その上、コスト面で有利に得られる
ようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案が特徴とするところは、冒記したトラク
ターにおけるリンク機構連結部の構造において、
前記第1リンク取付部材の前記第2リンク取付部
材に対する連結用筒状部と、前記第2リンク取付
部材との部材間の前端側に対する第1シール材
を、前記筒状部の第1前向き面部分と前記第2リ
ンク取付部材の第1後向き面部分との間に配置
し、前記部材間の後端側に対する第2シール材
を、機体前後方向巾が前記第1シール材の機体前
後方向巾より小である形状に形成し、前記筒状部
に第2後向き面部分を、かつ、前記第2リンク取
付部材に第2前向き面部分を、前記筒状部と第2
リンク取付部材との機体前後方向の相対摺動によ
り前記第2シール材よりも前記部材間の奥側で接
当し合う状態で夫々設けてあることにあり、その
作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
第1シール材を前記前向き面と後向き面との間
に配置すれば、第1シール材が筒状部及び第2リ
ンク取付部材の夫々に圧接する状態にすることに
起因する組付け抵抗が、両リンク取付部材の組合
わせ最終段階の付近においてのみ発生することに
なるから、第1シール材と筒状部及び第2リンク
取付部材夫々との接触圧が大になるように設定し
ても、リンク取付部材の組合わせを行うに当た
り、所定の最終組合わせに極く近い状態になるま
では第1シール材による嵌め合わせ抵抗が生じな
い。前記第2前向き面部分及び第2後向き面部分
を設けると、これらが連結作業装置牽引負荷のた
めに接当し合い、筒状部と第2リンク取付部材と
の間に対するシール作用をすることになるから、
第2シール材と筒状部及び第2リンク取付部材
夫々との接触圧を比較的小に設定して、第2シー
ル材に起因するリンク取付部材嵌め合わせ抵抗が
小になるようにしても、筒状部と第2リンク取付
部材との間の後側に対するシールが確実に行われ
る。
第1シール材にあつては、連結作業装置の牽引
時において、牽引負荷に起因する第1リンク取付
部材の第2リンク取付部材に対する摺動によつて
前記第1前向き面部分と第1後向き面部分の間隔
が広くなる方向に変化するために、筒状部及び第
2リンク取付部材の夫々に対する接触圧が低下す
るのに対し、第2シール材にあつては牽引負荷に
かかわらず接触圧が低下しないことに鑑み、第1
シール材を接触圧低下の状態においてもシールに
必要な接触圧が確保できるように機体前後方向巾
が大であるものにしながら、第2シール材を機体
前後方向巾が第1シール材のそれより小なものに
することによつて、第2シール材のために要する
費用が安くなる。
〔考案の効果〕
作業装置牽引にかかわらず第1シール材の接触
圧が高いようにして部材間前端側のシールを確実
にし、かつ、前記第2前向き面部分と第2後向き
面部分との接当及び第2シール材により部材間後
端側のシールを確実にし、塵埃の入り込みや油漏
れを良好に防止してローリング操作がスムーズに
できるようにできた。しかも、リンク取付部材の
嵌め合わせ完了付近までは第1シール材が抵抗に
ならないこと、第2シール材の接触圧を比較的小
にしてもよいこととにより、リンク取付部材の嵌
め合わせを容易にして組立て作業が能率よくでき
るようになつた。さらには、第2シール材費用が
安くて済むことにより、経済面で有利に得られ
た。
〔実施例〕
第1図に示すように、車輪式トラクター1の後
部に、リンク機構30を介して駆動昇降自在に作
業装置の一例としてのロータリー耕耘装置2を連
結すると共に、トラクター1に後方に突出する状
態で備えられた動力取出軸7を、伸縮及び屈折可
能な伝動軸9を介して耕耘装置2の入力軸8に連
結連動して、乗用型耕耘機を構成してある。
前記耕耘装置2には、これを接地支持する左右
一対の尾輪10,10の支持フレーム12を、油
圧シリンダ11にて上下に揺動操作可能に備えて
あり、シリンダ11による尾輪10の取付高さ調
節により、耕針調節するように構成してある。
前記リンク機構30を構成するに、耕耘装置2
に連設した左右一対のリンク3,3’を、トラク
ター1の後部に第2リンク取付部材25を介して
取付けた第1リンク取付部材13に、横軸芯X周
りで上下揺動自在に、且つ、着脱可能に取付け、
トラクター1の後端部に一対のアーム6,6’を
単動型油圧シリンダ5によつて揺動昇降駆動する
ように取付けると共に、一対の駆動昇降アーム
6,6’を、リフトロツド4又はリフトロツドシ
リンダ4’を介して一対の前記揺動リンク3,3
’に各別に連結してあり、シリンダ5によるアー
ム6,6’の昇降操作によつて耕耘装置2を昇降
操作するように2点式リンク機構にしてある。
前記第1リンク取付部材13は、第3図及び第
4図に示すように、筒状部13A、この筒状部1
3Aに外嵌する状態で溶接した板状部13B、こ
の板状部13Bの両横端部から後方に延設した左
右一対の横側板13C,13C、この横側板13
C,13Cの内側面に溶接した横断面コの字形状
の補強枠13D,13D、及び、一対の前記リン
ク3,3’を枢支連結する係合片13E,13E
の夫々から成つている。一方、前記第2リンク取
付部材25は、第3図ないし第5図に示すよう
に、両横側端部から機体前方に突出する板状体1
5A,15Aをトラクター1の後端部の両横側壁
にボルト連結し、且つ、前方に突設する複数個の
筒状スペーサ15Bにスタツドボルト16を貫通
させることによつてトラクター1の後外壁にこれ
との間に適当間隔を離して連結した取付台15、
この取付台15に複数個のボルト17……により
連結した機体前後方向の筒状体14の夫々から成
つている。そして、第3図及び第6図に示すよう
に、前記筒状部13Aをブシユ18を介して前記
筒状体14に回動自在に外嵌すると共に、筒状体
14に一体形成したストツパー部14Aと筒状部
13Aとのスラスト座金19を介しての接当によ
つて、筒状部13Aの筒状体14からの外れ止め
をするように構成して、第1リンク取付部材13
を第2リンク取付部材25に動力取出軸7と同一
あるいはほぼ同一の機体前後方向軸芯Yの周りで
回動するように連結してあり、トラクター1の左
右傾斜にかかわらず左右の耕深をほぼ同一にする
等のために、耕耘装置2の機体前後方向視での連
結姿勢が調節できるように、前記リフトロツドシ
リンダ4’により第1リンク取付部材13を回動
操作することによつて、耕耘装置2をトラクター
1に対してローリング操作できるようにしてあ
る。
第3図及び第6図に示すように、前記ブシユ1
8と筒状体14との間にグリースを供給するため
のグリースニツプル20及びグリース案内孔21
を、前記筒状体14に取付け、あるいは形成して
ある。そして、前記筒状部13Aと第2リンク取
付部材25との部材間の前端側に対するリツプ付
きの第1シール材23を、筒状部13Aの第1前
向き面部分26と、第2リンク取付部材25の第
1後向き面部分としての取付台15の後向き面2
7との間に配置し、前記部材間の後端側に対する
Oリング式第2シール材22を、機体前後方向巾
が第1シール材23の機体前後方向巾より小であ
るように形成した状態で筒状部13Aとストツパ
ー部14Aとの間に配置してある。そして、耕耘
装置2の牽引負荷のために筒状部13Aが筒状体
14に対して機体後方側に摺動されると、前記部
材間の前記第2シール材22よりも奥側におい
て、筒状部13Aの第2後向き面部分28と、第
2リンク取付部材25の第2前向き面部分として
のストツパー部の前向き面29とがスラスト座金
19を介して接当し合つてブシユ18の配置箇所
に対するシール作用をするように構成し、もつ
て、筒状部13Aと第2リンク取付部材25との
間をゴミ等が侵入したり、グリースが漏れ出ない
ようにシールしてある。
尚、図中24は、動力取出軸7を覆うゴムカバ
ーであつて、前記板状部13Bの上部にボルト連
結してある。
本考案の取付構造による第1リンク取付部材1
3を回動操作するに、その操作構造は、リフトロ
ツドシリンダ4’による他、種々変更可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のトラクターにおけるリンク機構
連結部の構造の実施例を示し、第1図は乗用型耕
耘機後部の一部切欠き側面図、第2図はトラクタ
ー後部の一部切欠き背面図、第3図はリンク機構
連結部の一部切欠き側面図、第4図はリンク機構
連結部の一部切欠き背面図、第5図は第2リンク
取付部材連結部の一部切欠側面図、第6図はシー
材配設部の一部切欠き側面図である。 2……作業装置、3,3’……揺動リンク、
6,6’……昇降アーム、13……第1リンク取
付部材、13A……筒状部、14……筒状体、2
2……第2シール材、23……第1シール材、2
5……第2リンク取付部材、26……第1前向き
面部分、27……第1後向き面部分、28……第
2後向き面部分、29……第2前向き面部分、3
0……2点式リンク機構、Y……軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の揺動リンク3,3’と、これらリン
    ク3,3’を昇降操作する駆動昇降アーム6,6
    ’とから成る2点式リンク機構30により、作業
    装置2を昇降自在に機体後部に連結するように構
    成し、一対の前記リンク3,3’を枢支する第1
    リンク取付部材13を、走行機体に連設された第
    2リンク取付部材25に機体前後方向の軸芯Y周
    りで回動操作自在に外嵌連結したトラクターにお
    けるリンク機構連結部の構造であつて、前記第1
    リンク取付部材13の前記第2リンク取付部材2
    5に対する連結用筒状部13Aと、前記第2リン
    ク取付部材25との部材間の前端側に対する第1
    シール材23を、前記筒状部13Aの第1前向き
    面部分26と前記第2リンク取付部材25の第1
    後向き面部分27との間に配置し、前記部材間の
    後端側に対する第2シール材22を、機体前後方
    向巾が前記第1シール材23の機体前後方向巾よ
    り小である形状に形成し、前記筒状部13Aに第
    2後向き面部分28を、かつ、前記第2リンク取
    付部材25に第2前向き面部分29を、前記筒状
    部13Aと第2リンク取付部材25との機体前後
    方向の相対摺動により前記第2シール材22より
    も前記部材間の奥側で接当し合う状態で夫々設け
    てあるトラクターにおけるリンク機構連結部の構
    造。
JP14871984U 1984-10-01 1984-10-01 トラクタ−におけるリンク機構連結部の構造 Granted JPS60153902U (ja)

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JPS60153902U JPS60153902U (ja) 1985-10-14
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