JPH0313064A - 画像復号化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像データを複数の画素からなるブロック単
位で符号化するブロック符号化方式における画像復号化
装置に関する。

［従来の技術］ 画像データの符号化技術において伝送帯域を狭くする方
法としては、１画素当たりの平均ビット数を少なくする
方法、サンプリング周波数を小さくする方法などが知ら
れている。前者の方法にはブロック符号化がある。ブロ
ック符号化は例えば、１枚の画像の画像データを所定数
のブロックに分割し、各ブロック毎に、ブロック内の最
大値及び最小値間を２に個の量子化ステップに分割し、
各画素をにビットで量子化した符号と、最大値、最小値
及び最大値と最小値との差（所謂ダイナミック・レンジ
）の何れか２つのコードとを伝送する。

１画素を８ビツトで表現するとして、第３図に示すよう
に、１枚の画像データをｍｘｎ個の画素からなるブロッ
クに分割し、これらの各ブロックに上記ブロック符号化
を行なう。量子化ステップに２に個（但し、１≦に≦８
）とすると、ｍＸｎＸ８ビツトの情報は、８Ｘ２＋ｍＸ
ｎＸｋビットになり、（１６＋ｍＸｎＸｋ）／　（ｍｘ
ｎｘ８）に圧縮される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来例では、ブロックの画素数ｍＸｎを多くするか
、又は量子化ステップ（ｋ）を小さくすることにより、
圧縮率を上げることができる。しかし、画像データの場
合、例えば第４図に示すようにブロック内に境界を持つ
ような絵柄が存在するときには、そのブロックのダイナ
ミック・レンジが広くなり、ブロック歪を生じ、画質の
著しい劣化をもたらす。

そこで本発明は、このような場合であってもブロック歪
を低く抑えられる画像復号化装置を提示することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る画像復号化装置は、複数の画素からなるブ
ロック単位で符号化された画像データを復元する画像復
号化装置であって、ブロックのダイナミック・レンジを
判定する判定手段と、復号化された画像データを平滑化
する平滑化手段とを設け、当該判定手段の判定結果に応
じて当該平滑化手段の通過特性を制御することを特徴と
する画像復号化装置。

［作用］ 上記判定手段によりブロック歪が生じるブロックか否か
、また、ブロック歪の程度を判定できる。

この判定結果に基づいて平滑化手段における通過特性、
即ち平滑化するか否かの決定、平滑化のフィルタ特性の
選択等を行なうことにより、ブロック歪の発生可能性に
応じた適切な処理を施すことになり、従って、画質の良
好な画像を得ることができる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成ブロック図を示す。１
０はアナログ画像信号をディジタル化し、その後、上述
のブロック符号化を施した符号化画像データの入力端子
であり、本実施例では、ブロック内の最大値、最小値及
びそれらの間で各画素をにビットで量子化した符号が入
力するものとする。１２はブロック毎に符号化された画
像データを復号するブロック復号化回路、１４はブロッ
ク復号化回路１２で復号された画像データを平滑化する
ための空間フィルタである平滑化フィルタ、１６は平滑
化フィルタ１４の処理時間に相当する遅延時間の遅延回
路、１８は受信したブロックのダイナミック・レンジを
、所定の閾値と比較して平滑化回路１４の利用の有無を
判定する判定回路、２０は平滑化回路１４又は遅延回路
１６の選択スイッチ、２２はディジタル画像データをア
ナログ画像信号に変換するＤ／Ａ変換器、２４は出力端
子である。

第１図の動作を説明する。ブロック復号化回路１２は、
入力端子１０に入力する符号化データからブロックのダ
イナミック−レンジを識別し、元の画像データを復元す
る。ブロック復号化回路１２の出力は平滑化フィルタ１
４及び遅延回路１６に供給される。平滑化フィルタ１４
はブロック復号化回路１２の出力を平滑化してスイッチ
２０のａ接点に供給し、他方、遅延回路１６はブロック
復号化回路１２の出力を平滑化フィルタ１４の処理時間
に相当する時間だけ遅延させてスイッチ２０のｂ接点に
供給する。

入力端子１０に入力する符号化データはまた、判定回路
１８にも印加され、判定回路１８は、入力の最大値、最
小値を示すコードからダイナミック・レンジに関する情
報を取り出して所定の閾値と比較し、当該閾値を越える
場合には、ブロック歪の発生するブロックと判定して判
定信号”Ｈ“を出力し、当該閾値以下である場合には、
ブロック歪が起こらないブロックと判定して判定信号”
Ｌ”を出力する。スイッチ２０は判定回路１８の出力が
”Ｈ”のときには、ａ接点（即ち、平滑化フィルタ１４
の出力）に接続し、判定回路１８の出力が”Ｌ“のとき
には、ｂ接点（ｗＩち、遅延回路１６の出力）を接続す
る。

従って、スイッチ２０で選択されたデータは、ブロック
歪が発生するブロックでは平滑化フィルタ処理を経たデ
ータであり、ブロック歪が生じないブロックでは、ブロ
ック復号化回路１２で復号されたデータそのものである
。スイッチ２０の出力データはＤ／Ａ変換器２２により
アナログ信号に変換され、出力端子２４から出力される
。

このように、ブロックのダイナミック・レンジに応じて
選択的に復号データを平滑化することにより、ブロック
歪の少ない良好な画像を得ることができる。

第２図は本発明の第２の実施例の構成ブロック図を示す
。第１図と同じ構成要素には同じ符号を付しである。即
ち、本実施例では、第１図のスイッチ２０を混合回路２
６に変更し、また、判定回路１８に代わる判定回路２８
は、複数の閾値と各ブロックのダイナミック・レンジと
を比較し、当該レンジの大小を示すｐビットの判定信号
を出力する。混合回路２６は、判定回路２８のｐビット
の出力に応じて、平滑化フィルタ１４の出力及び遅延回
路１６．の出力を所定の重み係数の下で加算（混合）し
て出力する。

即ち、判定回路２８はブロックのダイナミック・レンジ
を複数の閾値と比較し、当該レンジかどの閾値間に入る
かを示すｐビットの判定値Ｃを出力する。そして、この
判定値Ｃに対して混合回路２６は例えば、平滑化フィル
タ１４の出力に（１−１／２°）を乗算し、遅延回路１
６の出力に１／２゛を乗算し、両乗算結果を加算してＤ
／Ａ変換器２２に出力する。

このように、ブロックのダイナミック・レンジに応じた
重み付けを行なうことにより、ブロック歪に関して、よ
りきめ細かく対応することになり、ブロック歪の少ない
良好な画像を得ることができる。また、判定回路２８の
ｐビットの判定信号を平滑化フィルタ１４に供給し、平
滑化フィルタ１４の平滑化フィルタ特性を当該判定信号
により適応的に切り換える方法によっても、同様の効果
が得られる。

［発明の効果〕 以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれ
ば、ブロック符号化方式においてブロック内に画像境界
がある場合でも、ブロック歪の発生を低く抑えることが
でき、より良好な画像を復元できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成ブロック図、第２図は
本発明の第２の実施例の構成ブロック図、第３図はブロ
ック化の説明図、第４図はブロック符号化で大きなブロ
ック歪の生じる画像例である。 １０：入力端子　１２ニブロック復号化回路　１４：平
滑化フィルタ　１８，２８：判定回路　２２　：　Ｄ／
Ａ変換器　２４：出力端子　２６：混合回路 〈、／ 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の画素からなるブロック単位で符号化された画像デ
   ータを復元する画像復号化装置であって、ブロックのダ
   イナミック・レンジを判定する判定手段と、復号化され
   た画像データを平滑化する平滑化手段とを設け、当該判
   定手段の判定結果に応じて当該平滑化手段の通過特性を
   制御することを特徴とする画像復号化装置。