JPH03128754A - アンチスキッドブレーキング方法 - Google Patents
アンチスキッドブレーキング方法Info
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- JPH03128754A JPH03128754A JP18995290A JP18995290A JPH03128754A JP H03128754 A JPH03128754 A JP H03128754A JP 18995290 A JP18995290 A JP 18995290A JP 18995290 A JP18995290 A JP 18995290A JP H03128754 A JPH03128754 A JP H03128754A
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(彦輩トの禾11FB益野)
この発明は、自動車のブレーキング装置に好適に適用さ
れるアンチスキッドブレーキング方法に関する。
れるアンチスキッドブレーキング方法に関する。
(従来の技術及びその解決すべき課題)雨水で濡れた走
行路等の低μ路における制動時に、車輪のスリップを防
止したり、操縦安定性を確保し、短い制動距離で車両を
停止させることの出来るアンチスキッドブレーキング方
法が知られている。このブレーキング方法は、各車輪の
回転速度を検出してそれぞれの車輪速を求め、車輪速と
車体速との偏差(スリップ量)に基づいて各車輪のスリ
ップ率を求め、このスリップ率が、車輪の摩擦係数が最
大となる最適スリップ率近傍に保持されるように各車輪
のブレーキ圧を増減圧制御するものである。
行路等の低μ路における制動時に、車輪のスリップを防
止したり、操縦安定性を確保し、短い制動距離で車両を
停止させることの出来るアンチスキッドブレーキング方
法が知られている。このブレーキング方法は、各車輪の
回転速度を検出してそれぞれの車輪速を求め、車輪速と
車体速との偏差(スリップ量)に基づいて各車輪のスリ
ップ率を求め、このスリップ率が、車輪の摩擦係数が最
大となる最適スリップ率近傍に保持されるように各車輪
のブレーキ圧を増減圧制御するものである。
ブレーキ圧を増減圧する方法としては、ブレーキ装置の
ホイールシリンダとマスタシリンダ間の油路に、エキス
パンダピストンを備え、該エキスパンダピストンの移動
によりホイールシリンダの披ぼルHiI儲T十ス油T朱
11湘弁2介嬬1.−エキスパンダピストンと、エキス
パンダピストンを移動させる圧油を油圧制御弁に供給す
る油圧源との間に電磁弁を配設し、この電磁弁を、設定
したブレーキ圧の増減灰量に応じて開閉駆動し、油圧制
御弁への圧油供給量を制御することによりエキスパンダ
ピストンを必要量移動させ、もってブレーキ圧を設定し
た増減灰量だけ増減するようにしている。
ホイールシリンダとマスタシリンダ間の油路に、エキス
パンダピストンを備え、該エキスパンダピストンの移動
によりホイールシリンダの披ぼルHiI儲T十ス油T朱
11湘弁2介嬬1.−エキスパンダピストンと、エキス
パンダピストンを移動させる圧油を油圧制御弁に供給す
る油圧源との間に電磁弁を配設し、この電磁弁を、設定
したブレーキ圧の増減灰量に応じて開閉駆動し、油圧制
御弁への圧油供給量を制御することによりエキスパンダ
ピストンを必要量移動させ、もってブレーキ圧を設定し
た増減灰量だけ増減するようにしている。
また、特開昭55−76732号公報に開示されるよう
に、電磁弁をホイールシリンダとマスタシリンダ間の油
路に直接介装し、この電磁弁を開閉駆動してホイールシ
リンダの液圧をリザーバに排除したり、アキュムレータ
からホイールシリンダに液圧を供給してホイールシリン
ダの液圧の増減圧制御を行う、アンチスキッドブレーキ
ング方法も知られている。
に、電磁弁をホイールシリンダとマスタシリンダ間の油
路に直接介装し、この電磁弁を開閉駆動してホイールシ
リンダの液圧をリザーバに排除したり、アキュムレータ
からホイールシリンダに液圧を供給してホイールシリン
ダの液圧の増減圧制御を行う、アンチスキッドブレーキ
ング方法も知られている。
ところで、上述の電磁弁は、その電磁弁が正確に作動し
てブレーキ圧の増減制御が可能な最小増減灰量(例えば
、3kg/crl)を有しており、電磁弁の性能上、こ
の最小増減圧量以下の微小な増減灰量を設定しても、ブ
レーキ液圧の制御は不可能である。従って、−回の増減
灰量は前記最小増減圧量以上に制限されることになる。
てブレーキ圧の増減制御が可能な最小増減灰量(例えば
、3kg/crl)を有しており、電磁弁の性能上、こ
の最小増減圧量以下の微小な増減灰量を設定しても、ブ
レーキ液圧の制御は不可能である。従って、−回の増減
灰量は前記最小増減圧量以上に制限されることになる。
第15図は、−回の制御可能な増減灰量がΔPである場
合に、各制御周期毎にこの最小増減灰量ΔPだけ増圧し
た場合のブレーキ圧Pの時間変化を示すものである。
合に、各制御周期毎にこの最小増減灰量ΔPだけ増圧し
た場合のブレーキ圧Pの時間変化を示すものである。
最小の増減圧ゲインが上述の最小増減灰量(3kg/c
nf)に制限された場合、増減圧ゲインが大き過ぎて正
確なアンチスキッドブレーキング(ABS)制御が行い
得ないという問題がある。
nf)に制限された場合、増減圧ゲインが大き過ぎて正
確なアンチスキッドブレーキング(ABS)制御が行い
得ないという問題がある。
そこで、制御可能な最小増減灰量が小さい電磁弁を選択
するとすれば、作動レンジの関係で2個以上の電磁弁が
必要になったり、構造の複雑な電磁弁を必要とする。
するとすれば、作動レンジの関係で2個以上の電磁弁が
必要になったり、構造の複雑な電磁弁を必要とする。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもの
で、構成が簡単で、ブレーキ液圧の増減圧ゲインを小さ
く設定でき、ブレーキ液圧を正確に増減圧制御すること
ができるアンチスキッドブレーキング方法を提供するこ
とを目的とする。
で、構成が簡単で、ブレーキ液圧の増減圧ゲインを小さ
く設定でき、ブレーキ液圧を正確に増減圧制御すること
ができるアンチスキッドブレーキング方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上述の目的を達成するために本発明に依れば、ブレーキ
装置のホイールシリンダとマスタシリンダ間の油路に、
ホイールシリンダの油圧制御を行う電磁弁を介装し、該
電磁弁を駆動してホイールシリンダの液圧の増減圧制御
を行うアンチスキッドブレーキング方法において、所定
の周期で車輪速および車体速を検出し、検出した車輪速
と車体速の偏差に応じて前記ホイールシリンダの液圧の
増減灰量を設定し、設定した増減正量幅が所定値以下で
あるとき、前記電磁弁の駆動を停止すると共に、前記所
定周期毎に設定される増減灰量を積算し、積算した値が
前記所定値に到達したとき、該積算値に応じた作動時間
に亘って前記電磁弁を駆動することを特徴とするアンチ
スキッドブレーキング方法が提供される。
装置のホイールシリンダとマスタシリンダ間の油路に、
ホイールシリンダの油圧制御を行う電磁弁を介装し、該
電磁弁を駆動してホイールシリンダの液圧の増減圧制御
を行うアンチスキッドブレーキング方法において、所定
の周期で車輪速および車体速を検出し、検出した車輪速
と車体速の偏差に応じて前記ホイールシリンダの液圧の
増減灰量を設定し、設定した増減正量幅が所定値以下で
あるとき、前記電磁弁の駆動を停止すると共に、前記所
定周期毎に設定される増減灰量を積算し、積算した値が
前記所定値に到達したとき、該積算値に応じた作動時間
に亘って前記電磁弁を駆動することを特徴とするアンチ
スキッドブレーキング方法が提供される。
(作用)
一回の制御周期に設定される増減灰量が所定値以下であ
るとき、電磁弁の駆動を停止させ、ブレーキ液圧を現状
値に保持する。そして、所定周期毎に設定される増減灰
量を積算し、積算した値が前記所定値に到達したとき、
積算値に応じた作動時間に亘って電磁弁を駆動する。上
記所定値を、電磁弁の制御可能な最小増減灰量に対応し
て設定しておけば、各周期毎に設定する増減灰量は上述
の最小増減圧量以下の値に設定可能となる。
るとき、電磁弁の駆動を停止させ、ブレーキ液圧を現状
値に保持する。そして、所定周期毎に設定される増減灰
量を積算し、積算した値が前記所定値に到達したとき、
積算値に応じた作動時間に亘って電磁弁を駆動する。上
記所定値を、電磁弁の制御可能な最小増減灰量に対応し
て設定しておけば、各周期毎に設定する増減灰量は上述
の最小増減圧量以下の値に設定可能となる。
(実施例)
以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
先ず、本発明方法が実施されるアンチスキッドブレーキ
装置の構成を第1図および第2図を参照して説明する。
装置の構成を第1図および第2図を参照して説明する。
アンチスキッドブレーキ装置の油圧回路第1図は、アン
チスキッドブレーキ装置の油圧回路図であり、駆動輪で
ある前輪IL、IR1及び非駆動輪である後輪IL、2
Rにはそれぞれドラムないしはデスクブレーキ3〜6が
取り付けられており、各ブレーキのホイールシリンダ3
a〜6aに供給されるブレーキ圧を制御することにより
ブレーキ力が調整される。
チスキッドブレーキ装置の油圧回路図であり、駆動輪で
ある前輪IL、IR1及び非駆動輪である後輪IL、2
Rにはそれぞれドラムないしはデスクブレーキ3〜6が
取り付けられており、各ブレーキのホイールシリンダ3
a〜6aに供給されるブレーキ圧を制御することにより
ブレーキ力が調整される。
+、メーlI、:ノ11″ノlq ワ 、G ワへのゴ
1ノーよ、洋の供給は、所謂ダイアゴナルスプリット方
式が採用され、マスタシリンダIOから2系統の油圧回
路12.14を介して左前輪ILと右後輪2R,及び右
前輪IRと左後輪2Lがそれぞれ別々に行われる。
1ノーよ、洋の供給は、所謂ダイアゴナルスプリット方
式が採用され、マスタシリンダIOから2系統の油圧回
路12.14を介して左前輪ILと右後輪2R,及び右
前輪IRと左後輪2Lがそれぞれ別々に行われる。
油圧回路12は油路12a及び12bに分岐し、左前輪
のホイールシリンダ3aに向かう油路12a、及び右後
輪のホイールシリンダ6aに向かう油路12bの各途中
には油圧制御弁16.20がそれぞれ配設されている。
のホイールシリンダ3aに向かう油路12a、及び右後
輪のホイールシリンダ6aに向かう油路12bの各途中
には油圧制御弁16.20がそれぞれ配設されている。
一方、油圧回路14は油路14a及び14bに分岐し、
右前輪のホイールシリンダ4aに向かう油路14a1及
び左後輪のホイールシリンダ5aに向かう油路14bの
各途中には油圧制御弁18.22がそれぞれ配設されて
いる。また、油路12b及び油路14bの、油圧制御弁
よりマスタシリンダ1o側にはプロポーショニングバル
ブ(PV)24.26がそれぞれ配設されている。この
プロポーショニングバルブ24゜26は、マスタシリン
ダ1oで発生したブレーキ圧を高圧領域においてフロン
トブレーキ圧に対し、リアブレーキ圧を一定の減少率を
保ちながら増加させる機能をもち、アンチスキッドブレ
ーキ装置に異常が発生し、通常のブレーキ操作を行った
場合の車両の尻振りを防止するものである。
右前輪のホイールシリンダ4aに向かう油路14a1及
び左後輪のホイールシリンダ5aに向かう油路14bの
各途中には油圧制御弁18.22がそれぞれ配設されて
いる。また、油路12b及び油路14bの、油圧制御弁
よりマスタシリンダ1o側にはプロポーショニングバル
ブ(PV)24.26がそれぞれ配設されている。この
プロポーショニングバルブ24゜26は、マスタシリン
ダ1oで発生したブレーキ圧を高圧領域においてフロン
トブレーキ圧に対し、リアブレーキ圧を一定の減少率を
保ちながら増加させる機能をもち、アンチスキッドブレ
ーキ装置に異常が発生し、通常のブレーキ操作を行った
場合の車両の尻振りを防止するものである。
油圧制御弁16は、第2A図にその詳細を示すように、
ピストン室16aに摺動自在に嵌装されたエキスパンダ
ピストン1611バルブ室16bに収容された2つのカ
ットオフバルブ162.163等から構成され、ピスト
ン室16aには、エキスパンダピストン161の一端面
により区画され、ポート16Cが開口する圧力室165
が形成されている。また、バルブ室16bにはピストン
状のカットオフバルブ162が摺動自在に嵌装され、こ
のバルブ162の一端面により区画され、ポート16d
が開口する圧力室166が形成されている。
ピストン室16aに摺動自在に嵌装されたエキスパンダ
ピストン1611バルブ室16bに収容された2つのカ
ットオフバルブ162.163等から構成され、ピスト
ン室16aには、エキスパンダピストン161の一端面
により区画され、ポート16Cが開口する圧力室165
が形成されている。また、バルブ室16bにはピストン
状のカットオフバルブ162が摺動自在に嵌装され、こ
のバルブ162の一端面により区画され、ポート16d
が開口する圧力室166が形成されている。
カットオフバルブ162は、その他端面がピストン室1
6aに突出可能に形成されおり、また、その内部にカッ
トオフバルブ163を収容し、上記他端面に開口するバ
ルブ室162aが形成されている。カットオフバルブ1
62の外周壁の、圧力室166側の一半部がバルブ室1
6bの内周壁に液密に摺接し、エキスパンダピストン1
61 側の他事部は、前記−半部より小径に形成され、
バルブ室16bの内周壁間に油路167を形成している
。この油路167はポート16eRt路12aを介して
マスタシリンダ1oと常時接続されている。そして、後
述するように、カットオフバルブ162の他端面とエキ
スパンダピストン161の他端面とが当接し、エキスパ
ンダピストン161が圧力室166の油圧に対抗してカ
ットオフバルブ162の突出端面をバルブ室16b側に
押し戻すと、カットオフバルブ162が開弁されて、ポ
ート16eが油路167を介してピストン室16a側に
設けられたポート16fに連通ずる。このポート16f
はホイールシリンダ3aと接続されているので、これに
よりマスタシリンダ1o側とホイールシリンダ3a側と
が連通ずることになる。
6aに突出可能に形成されおり、また、その内部にカッ
トオフバルブ163を収容し、上記他端面に開口するバ
ルブ室162aが形成されている。カットオフバルブ1
62の外周壁の、圧力室166側の一半部がバルブ室1
6bの内周壁に液密に摺接し、エキスパンダピストン1
61 側の他事部は、前記−半部より小径に形成され、
バルブ室16bの内周壁間に油路167を形成している
。この油路167はポート16eRt路12aを介して
マスタシリンダ1oと常時接続されている。そして、後
述するように、カットオフバルブ162の他端面とエキ
スパンダピストン161の他端面とが当接し、エキスパ
ンダピストン161が圧力室166の油圧に対抗してカ
ットオフバルブ162の突出端面をバルブ室16b側に
押し戻すと、カットオフバルブ162が開弁されて、ポ
ート16eが油路167を介してピストン室16a側に
設けられたポート16fに連通ずる。このポート16f
はホイールシリンダ3aと接続されているので、これに
よりマスタシリンダ1o側とホイールシリンダ3a側と
が連通ずることになる。
バルブ室162aに収容されるカットオフバルブ163
は常時ばね164により閉弁方向に付勢されており、カ
ットオフバルブ163の閉弁状態において、一体に形成
されたロッド163aをピストン室16a側に突出させ
、この突出量は、カットオフバルブ162の他端面の突
出量より大きい。油路167は、カットオフバルブ16
2の周壁に穿設された孔を介してバルブ室162aと連
通している。後述するように圧力室165の油圧が増加
してエキスパンダピストン16aがロッド163aをバ
ルブ室16b側に押し下げるとき、カットオフバルブ1
63が開弁して、ポート16eは、油路167、バルブ
室162を介してポート16fに連通し、マスタシリン
ダ1o側とホイールシリンダ3b側とが連通されるよう
になっている。
は常時ばね164により閉弁方向に付勢されており、カ
ットオフバルブ163の閉弁状態において、一体に形成
されたロッド163aをピストン室16a側に突出させ
、この突出量は、カットオフバルブ162の他端面の突
出量より大きい。油路167は、カットオフバルブ16
2の周壁に穿設された孔を介してバルブ室162aと連
通している。後述するように圧力室165の油圧が増加
してエキスパンダピストン16aがロッド163aをバ
ルブ室16b側に押し下げるとき、カットオフバルブ1
63が開弁して、ポート16eは、油路167、バルブ
室162を介してポート16fに連通し、マスタシリン
ダ1o側とホイールシリンダ3b側とが連通されるよう
になっている。
他の油圧制御弁18,20.22も油圧制御弁16と同
様に構成されるので、その詳細な説明は省略する。
様に構成されるので、その詳細な説明は省略する。
第1図に戻り、フロント側の各油圧制御弁16゜18の
圧力室165,185はそれぞれ電磁弁30゜32を介
してリザーブタンク36に接続されると共に、電磁弁4
0.42を介してアキュムレータ46に接続されている
。一方、リヤ側の各油圧制御弁20.22の圧力室20
5,225は共通の電磁弁34を介して上記リザーブタ
ンク36に接続されると共に、これも共通の電磁弁44
を介してアキュムレータ46に接続されている。アキュ
ムレータ46は、各油圧制御弁の油圧室162,182
゜202.222に直接接続されており、このアキュム
レータ46から常時高圧の液圧(例えば、200〜22
0 kg/cnr)が供給されている。この液圧はポン
プ47により発生させたものであり、アンチスキッドブ
レーキ制御に必要な圧力が常時蓄えられる。そして、ポ
ンプ47はモータ48により駆動され、モータ48は電
子制御装置(ECU)50の出力側に電気的に接続され
ている。
圧力室165,185はそれぞれ電磁弁30゜32を介
してリザーブタンク36に接続されると共に、電磁弁4
0.42を介してアキュムレータ46に接続されている
。一方、リヤ側の各油圧制御弁20.22の圧力室20
5,225は共通の電磁弁34を介して上記リザーブタ
ンク36に接続されると共に、これも共通の電磁弁44
を介してアキュムレータ46に接続されている。アキュ
ムレータ46は、各油圧制御弁の油圧室162,182
゜202.222に直接接続されており、このアキュム
レータ46から常時高圧の液圧(例えば、200〜22
0 kg/cnr)が供給されている。この液圧はポン
プ47により発生させたものであり、アンチスキッドブ
レーキ制御に必要な圧力が常時蓄えられる。そして、ポ
ンプ47はモータ48により駆動され、モータ48は電
子制御装置(ECU)50の出力側に電気的に接続され
ている。
電子制御装置50の入力側には、アキュムレータ46内
に蓄圧された液圧を検出する液圧センサ56が電気的に
接続されており、電子制御装置50は、アキュムレータ
48内の液圧を液圧センサ56により監視して、アキュ
ムレータ48内の液圧が制御に必要な圧力の下限許容値
を下回るとモータ48をオンとし、上限許容値を超える
とオフにして上述した液圧を維持するようにしている。
に蓄圧された液圧を検出する液圧センサ56が電気的に
接続されており、電子制御装置50は、アキュムレータ
48内の液圧を液圧センサ56により監視して、アキュ
ムレータ48内の液圧が制御に必要な圧力の下限許容値
を下回るとモータ48をオンとし、上限許容値を超える
とオフにして上述した液圧を維持するようにしている。
なお、各油圧制御弁(16)の圧力室(165)にアキ
ュムレータ46の液圧を供給する側の電磁弁(40)は
、電子制御装置50からオン信号が供給されると、その
バルブを閉じ、アキュムレータ46と圧力室(165)
間の通路を遮断する。
ュムレータ46の液圧を供給する側の電磁弁(40)は
、電子制御装置50からオン信号が供給されると、その
バルブを閉じ、アキュムレータ46と圧力室(165)
間の通路を遮断する。
一方、当該電磁弁(40)がオフのときにはスプリング
によりそのバルブは閉じる方向に動くが、アキュムレー
タ46の液圧が高いのでバネ力に打ち勝ってバルブは開
かれる。
によりそのバルブは閉じる方向に動くが、アキュムレー
タ46の液圧が高いのでバネ力に打ち勝ってバルブは開
かれる。
一方、リザーブタンク36に液圧を排除する側の電磁弁
(30)は、電子制御装置50からオン信号が供給され
ると、そのバルブが開き、リザーブタンク36と圧力室
(165)間の通路が開成され、圧力室(165)の液
圧はリザーブタンク36側に排出される。一方、当該電
磁弁(30)に通電されない場合には、スプリングによ
りそのバルブは閉じられ、リザーブタンク36と圧力室
(165)間の通路は遮断される。この場合、通常のア
キュムレータ圧ではスプリング力に打ち勝って通路を開
くことができないように構成されている。
(30)は、電子制御装置50からオン信号が供給され
ると、そのバルブが開き、リザーブタンク36と圧力室
(165)間の通路が開成され、圧力室(165)の液
圧はリザーブタンク36側に排出される。一方、当該電
磁弁(30)に通電されない場合には、スプリングによ
りそのバルブは閉じられ、リザーブタンク36と圧力室
(165)間の通路は遮断される。この場合、通常のア
キュムレータ圧ではスプリング力に打ち勝って通路を開
くことができないように構成されている。
電子制御装置50の入力側には、上述のセンサ以外にも
各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ52〜55、プ
レーキペタルの踏み込みを検出するブレーキスイッチ5
8等が電気的に接続され、出力側には電磁弁30〜44
等が電気的に接続されている。
各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ52〜55、プ
レーキペタルの踏み込みを検出するブレーキスイッチ5
8等が電気的に接続され、出力側には電磁弁30〜44
等が電気的に接続されている。
並旦剋理血史立勲
次に、前述の油圧制御弁の作動を説明する。なお、各油
圧制御弁の作動は、実質的に同じであるので第2A図な
いし第2D図を参照して左前車輪ILに対する油圧制御
弁16の作動についてのみ説明することにして、他は省
略する。
圧制御弁の作動は、実質的に同じであるので第2A図な
いし第2D図を参照して左前車輪ILに対する油圧制御
弁16の作動についてのみ説明することにして、他は省
略する。
第2A図は、電子制御装置50から電磁弁30及び40
への通電がなく、アンチスキッドブレーキ装置が非作動
の場合の油圧制御弁の状態を示すものである。
への通電がなく、アンチスキッドブレーキ装置が非作動
の場合の油圧制御弁の状態を示すものである。
各電磁弁30.′40は、電子制御装置50からの通電
がないので、ばね力により閉じている。しかしながら、
アキュムレータ46内には高い液圧が蓄えられているた
め、アキュムレータ圧は電磁弁40のバルブを押し開い
て圧力室165に入り、エキスパンダピストン161を
図示下方に押し下げる。一方、アキュムレータ46の液
圧は、ポート16dを介して圧力室166にも供給され
、カットオフバルブ163と共にカットオフバルブ16
2を上方に押し上げる。しかしながら、エキスパンダピ
ストン161とカットオフバルブ162の受圧面積が異
なるためにエキスパンダピストン161はピストン室1
6aに突出しているカットオフバルブ162の他端面及
びカットオフバルブ163のロッド163aを押しさげ
、これらのバルブを開弁させる。このため、プレーキペ
タル10aを踏むと、マスタシリンダ10の液圧は、ポ
ート16e→油路167→ポー)16fの経路、及びポ
ート16e→バルブ室162a→ポート16fの経路を
介してホイールシリンダ3aに達し、ブレーキが作動す
る。なお、ブレーキペタル10aを開放すると、マスタ
シリンダ10内の液圧が低下するため、ホイールシリン
ダ圧はマスタシリンダ10の図示しないリターンポート
を経てリザーブタンクに戻る。
がないので、ばね力により閉じている。しかしながら、
アキュムレータ46内には高い液圧が蓄えられているた
め、アキュムレータ圧は電磁弁40のバルブを押し開い
て圧力室165に入り、エキスパンダピストン161を
図示下方に押し下げる。一方、アキュムレータ46の液
圧は、ポート16dを介して圧力室166にも供給され
、カットオフバルブ163と共にカットオフバルブ16
2を上方に押し上げる。しかしながら、エキスパンダピ
ストン161とカットオフバルブ162の受圧面積が異
なるためにエキスパンダピストン161はピストン室1
6aに突出しているカットオフバルブ162の他端面及
びカットオフバルブ163のロッド163aを押しさげ
、これらのバルブを開弁させる。このため、プレーキペ
タル10aを踏むと、マスタシリンダ10の液圧は、ポ
ート16e→油路167→ポー)16fの経路、及びポ
ート16e→バルブ室162a→ポート16fの経路を
介してホイールシリンダ3aに達し、ブレーキが作動す
る。なお、ブレーキペタル10aを開放すると、マスタ
シリンダ10内の液圧が低下するため、ホイールシリン
ダ圧はマスタシリンダ10の図示しないリターンポート
を経てリザーブタンクに戻る。
第2B図は、アンチスキッドブレーキ装置が作動してホ
イールシリンダ3aの液圧が減少する場合の油圧制御弁
の状態を示すものである。
イールシリンダ3aの液圧が減少する場合の油圧制御弁
の状態を示すものである。
ブレーキ作用によりホイールシリンダ3aへの液圧が上
昇すると車輪速が低下していく。電子制御装置50が車
輪速センサ52の信号により車輪ILがロックしそうに
なると判断した場合、液圧を減少させる信号、即ち、オ
ン信号を電磁弁30゜40に出力する。これにより、電
磁弁40は閉じてアキュムレータ圧を遮断し、電磁弁3
0はそのバルブを開き、リザーブタンク36への油路を
開放する。このため、カットオフバルブ162はアキュ
ムレータ圧で、カットオフバルブ163はマスタシリン
ダ圧及びばね164により閉じられ、マスタシリンダ1
0とホィールシリンダ3a間を遮断する。これにより、
ホイールシリンダ圧はエキスパンダピストン161を上
方に押し減圧する。
昇すると車輪速が低下していく。電子制御装置50が車
輪速センサ52の信号により車輪ILがロックしそうに
なると判断した場合、液圧を減少させる信号、即ち、オ
ン信号を電磁弁30゜40に出力する。これにより、電
磁弁40は閉じてアキュムレータ圧を遮断し、電磁弁3
0はそのバルブを開き、リザーブタンク36への油路を
開放する。このため、カットオフバルブ162はアキュ
ムレータ圧で、カットオフバルブ163はマスタシリン
ダ圧及びばね164により閉じられ、マスタシリンダ1
0とホィールシリンダ3a間を遮断する。これにより、
ホイールシリンダ圧はエキスパンダピストン161を上
方に押し減圧する。
なお、今までエキスパンダピストン161に作用してい
る液圧は、ホイールシリンダ圧に応じてコントロールさ
れ、ポート16cから電磁弁30を介してリザーブタン
ク36にもどされる第2C図は、アンチスキッドブレー
キ装置の作動時のホイールシリンダ3aの液圧が保持さ
れる場合の油圧制御弁の状態を示すものである。
る液圧は、ホイールシリンダ圧に応じてコントロールさ
れ、ポート16cから電磁弁30を介してリザーブタン
ク36にもどされる第2C図は、アンチスキッドブレー
キ装置の作動時のホイールシリンダ3aの液圧が保持さ
れる場合の油圧制御弁の状態を示すものである。
ホイールシリンダ3a内の液圧が最適な値まで減圧され
ると、電子制御装置50は電磁弁30への通電を停止し
、電磁弁30を閉じる。これにより、エキスパンダピス
トン161の両端面に作用する液圧がバランスし、ホイ
ールシリンダ圧が保持される。
ると、電子制御装置50は電磁弁30への通電を停止し
、電磁弁30を閉じる。これにより、エキスパンダピス
トン161の両端面に作用する液圧がバランスし、ホイ
ールシリンダ圧が保持される。
第2D図は、アンチスキッドブレーキ装置の作動時のホ
イールシリンダ3aの液圧が増圧される場合の油圧制御
弁の状態を示すものである。
イールシリンダ3aの液圧が増圧される場合の油圧制御
弁の状態を示すものである。
電子制御装置50がホイールシリンダ3aの液圧の増圧
が必要と判断した場合、電磁弁40への通電を停止し、
電磁弁40をアキュムレータ46の液圧で押し開き、圧
力室165の圧力を高める。
が必要と判断した場合、電磁弁40への通電を停止し、
電磁弁40をアキュムレータ46の液圧で押し開き、圧
力室165の圧力を高める。
これにより、エキスパンダピストン161は下方に移動
し、ピストン室16aの作動油を押し出してホイールシ
リンダ圧を高める。なお、エキスパンダピストン161
がピストン室16aの最下端まで移動すると、第2A図
の状態に戻り、カットオフバルブ162及び163が開
弁され、マスタシリンダ10とホイールシリンダ3aが
連通されて、通常のブレーキ(アンチスキッドブレーキ
装置の非作動状態)に戻る。
し、ピストン室16aの作動油を押し出してホイールシ
リンダ圧を高める。なお、エキスパンダピストン161
がピストン室16aの最下端まで移動すると、第2A図
の状態に戻り、カットオフバルブ162及び163が開
弁され、マスタシリンダ10とホイールシリンダ3aが
連通されて、通常のブレーキ(アンチスキッドブレーキ
装置の非作動状態)に戻る。
ブレーキ圧増減圧制御方広
次に、電子制御装置50によるアンチスキッドブレーキ
装置のブレーキ圧増減圧制御方法を、第3図に示すAB
Sメインフローチャートを参照にして詳細に説明する。
装置のブレーキ圧増減圧制御方法を、第3図に示すAB
Sメインフローチャートを参照にして詳細に説明する。
なお、電子制御装置50は、このフローチャートに示さ
れるプログラムを所定周期(例えば、8 m5ec毎)
で実行する。
れるプログラムを所定周期(例えば、8 m5ec毎)
で実行する。
車輪速VW及び車輪加速度GVWの演
先ず、電子制御装置50は、各車輪に取り付けられた車
輪速センサ52〜55からの入力信号に基づき、各車輪
の車輪速VW及び各車輪の加減速度GVWを演算する(
ステップSt)。
輪速センサ52〜55からの入力信号に基づき、各車輪
の車輪速VW及び各車輪の加減速度GVWを演算する(
ステップSt)。
各車輪速センサは、例えば、外周に等間隔に多数の突起
を有し、車輪と伴に回転する歯車状の回転円板と、この
円板の突起に対向し、固定側に取り付けられたピックア
ップコイルとから構成されるもので、ピックアップコイ
ルが突起を検出する毎にパルス信号を電子制御装置50
に供給する。
を有し、車輪と伴に回転する歯車状の回転円板と、この
円板の突起に対向し、固定側に取り付けられたピックア
ップコイルとから構成されるもので、ピックアップコイ
ルが突起を検出する毎にパルス信号を電子制御装置50
に供給する。
電子制御装置50はこのパルス信号の発生時間間隔から
車輪の角速度を演算し、これに車輪半径を乗算すること
により車輪速VWを演算する。演算した車輪速VWは電
子制御装置50の図示しない記憶装置に記憶される。そ
して、今回演算した車輪速VW、と前回演算した車輪速
VW、、とから車輪加速度GVW (=VW、−VW、
−+ )が演算される。
車輪の角速度を演算し、これに車輪半径を乗算すること
により車輪速VWを演算する。演算した車輪速VWは電
子制御装置50の図示しない記憶装置に記憶される。そ
して、今回演算した車輪速VW、と前回演算した車輪速
VW、、とから車輪加速度GVW (=VW、−VW、
−+ )が演算される。
基茎皇生浬史辿算
次に、電子制御装置50は、ステップS2に進み、基準
車体速VREFを演算する。この演算の詳細は第4A図
ないし第4C図に示され、これを該5A図及び第5B図
を参照しながら説明する。
車体速VREFを演算する。この演算の詳細は第4A図
ないし第4C図に示され、これを該5A図及び第5B図
を参照しながら説明する。
電子制御装置50は先ず、アンチスキッドブレーキ制御
(ABS制御)中か否かを判別する(ステップ3201
)。このABS制御は、後述する基準車体速VREFが
所定値(例えば、10 km/h)以上、且つ、減圧指
令値ΔPが所定値(例えば、3、1kg/cnr)以下
に設定されたときに、これを制御開始条件として初めて
開始され、−旦ABS制御が開始されると所定の制御終
了条件が成立するまで継続されるものである。
(ABS制御)中か否かを判別する(ステップ3201
)。このABS制御は、後述する基準車体速VREFが
所定値(例えば、10 km/h)以上、且つ、減圧指
令値ΔPが所定値(例えば、3、1kg/cnr)以下
に設定されたときに、これを制御開始条件として初めて
開始され、−旦ABS制御が開始されると所定の制御終
了条件が成立するまで継続されるものである。
ABS制御中でないと判別されると(判別結果が否定(
N)の場合)、リア側の車輪速センサ54または55に
より検出される車輪速の内、低い方の車輪速を基準車体
速演算のために選択した車速(基準車輪速> SVWと
する。駆動輪であれば、車輪がスリップして実際の車体
速より高めに検出される虞があるが、実施例の場合、後
輪は非駆動輪であり、上述のような虞はない。しかしな
がら、選択した基準車輪速SvWが4輪中量も低い値で
ある場合には、その車輪の突起乗り越し等による検出誤
差が考えられるので、ステップ5203において選択し
た車速SVWが4輪中最低か否かを判別し、最低でなけ
れば後述するステップ8208に進み、最低であれば、
選択した基準車輪速SVWを、リア側の車体速センサ5
4及び55により検出される車体速の平均値に置き換え
(ステップ5204)、ステップ5208に進む。
N)の場合)、リア側の車輪速センサ54または55に
より検出される車輪速の内、低い方の車輪速を基準車体
速演算のために選択した車速(基準車輪速> SVWと
する。駆動輪であれば、車輪がスリップして実際の車体
速より高めに検出される虞があるが、実施例の場合、後
輪は非駆動輪であり、上述のような虞はない。しかしな
がら、選択した基準車輪速SvWが4輪中量も低い値で
ある場合には、その車輪の突起乗り越し等による検出誤
差が考えられるので、ステップ5203において選択し
た車速SVWが4輪中最低か否かを判別し、最低でなけ
れば後述するステップ8208に進み、最低であれば、
選択した基準車輪速SVWを、リア側の車体速センサ5
4及び55により検出される車体速の平均値に置き換え
(ステップ5204)、ステップ5208に進む。
ステップ5201において、ABS制御中であると判別
された場合(肯定(Y)と判別された場合)には、4輪
中上から2番目の車速を基準車体速演算のために選択し
た基準車輪速SVWとする。
された場合(肯定(Y)と判別された場合)には、4輪
中上から2番目の車速を基準車体速演算のために選択し
た基準車輪速SVWとする。
ABS制御中であると、車輪がブレーキ操作によりロッ
ク傾向にあり、低い側の車速を選択すると演算される基
準車体速VREFは、実際の車体速より大幅に小さい値
になり、このような基準車体速VREFを使用してブレ
ーキ圧を増減圧制御すると、車輪が更にロックされてし
まう虞がある。
ク傾向にあり、低い側の車速を選択すると演算される基
準車体速VREFは、実際の車体速より大幅に小さい値
になり、このような基準車体速VREFを使用してブレ
ーキ圧を増減圧制御すると、車輪が更にロックされてし
まう虞がある。
そこで、検出誤差も考慮して上から2番目の車速を選択
するのである。
するのである。
次いで、選択された基準車輪速SVWのフィルタリング
処理、基準車輪加速度、路面μ値の演算を行う(ステッ
プ8208)。選択された基準車輪速SVWにはノイズ
成分が含まれるので、これを排除する必要があり、実際
には次式(R1)によりフィルタリング処理される。
処理、基準車輪加速度、路面μ値の演算を行う(ステッ
プ8208)。選択された基準車輪速SVWにはノイズ
成分が含まれるので、これを排除する必要があり、実際
には次式(R1)によりフィルタリング処理される。
FSVW=FSVW+Kl(FSVW−3VW)
−−・−・・(R1)ここに、FSVWは基準車輪速の
時間平均値、Klは1.0より小さい定数である。
−−・−・・(R1)ここに、FSVWは基準車輪速の
時間平均値、Klは1.0より小さい定数である。
このようにして求めた基準車輪速FSVWの今回値(F
SVW、 )と前回値(FSVW−+)とから、次式(
R2)により基準車輪加速度csvwを算出する。
SVW、 )と前回値(FSVW−+)とから、次式(
R2)により基準車輪加速度csvwを算出する。
GSVW =FSVW、 FSVW−−+ −
−(R2)そして、演算した加速度csvwから次式(
R3)により推定路面μを演算する。
−(R2)そして、演算した加速度csvwから次式(
R3)により推定路面μを演算する。
MUI =MU1 +に2 (MUI −GSVW)
・・・・・・ (R3)ここに、MUIは推定路面μ
値であり、R2は前述の定数に1より小さい定数である
。なお、ABS制御開始時のMtllの初期値としては
、代表的な高μ路に対応する所定値に設定されている。
・・・・・・ (R3)ここに、MUIは推定路面μ
値であり、R2は前述の定数に1より小さい定数である
。なお、ABS制御開始時のMtllの初期値としては
、代表的な高μ路に対応する所定値に設定されている。
なお、本実施例においては路面μは車輪速センサが検出
する基準車輪速SvWを用いて演算したが、Gセンサを
別途設けて、このGセンサが検出する車体加速度から演
算するようにしてもよい。
する基準車輪速SvWを用いて演算したが、Gセンサを
別途設けて、このGセンサが検出する車体加速度から演
算するようにしてもよい。
基準車輪速の加速度GSVW等の演算が終了すると、電
子制御装置50は再度ABS制御中か否かを判別する(
ステップ8210)。プレーキペタル10aを踏み込ん
だ直後(第5A図の11時点以前)には未だブレーキ圧
の減圧制御が開始されていないので、判別結果は否定と
なり、第4C図に示すステップ5230に進む。このス
テップ5230ではフラグFGHがセットされているか
否かを判別する。
子制御装置50は再度ABS制御中か否かを判別する(
ステップ8210)。プレーキペタル10aを踏み込ん
だ直後(第5A図の11時点以前)には未だブレーキ圧
の減圧制御が開始されていないので、判別結果は否定と
なり、第4C図に示すステップ5230に進む。このス
テップ5230ではフラグFGHがセットされているか
否かを判別する。
このフラグFGHは、高μ路用基準車体速の演算を指令
するプログラム制御用フラグであり、このフラグが未だ
セットされていない場合にはステップ5232に進み、
前述した基準車輪加速度csvwが所定値X。2(例え
ば、−1,4g)より大であるか否かを判別する。大で
ある場合、即ち、車輪速の減速度が第1の所定値より小
の場合、基準車体速VREFを基準車輪速FSVWに等
しい値に設定すると共に、フラグFGHをクリアして(
ステップ5234)、当該ルーチンを終了する。
するプログラム制御用フラグであり、このフラグが未だ
セットされていない場合にはステップ5232に進み、
前述した基準車輪加速度csvwが所定値X。2(例え
ば、−1,4g)より大であるか否かを判別する。大で
ある場合、即ち、車輪速の減速度が第1の所定値より小
の場合、基準車体速VREFを基準車輪速FSVWに等
しい値に設定すると共に、フラグFGHをクリアして(
ステップ5234)、当該ルーチンを終了する。
なお、減速時の基準車体加速度の最小値は、理論上−1
,0gであるが、基準車体速の検出精度や、高μ路にお
けるタイヤの粘着性を考慮に入れると理論値を下回る(
−1,0gより小さい値になる)ことがあるので、所定
値X。2としては、上述の例示値のように−1,0gよ
り小さい値(−1,4g)に設定するのが好ましい。
,0gであるが、基準車体速の検出精度や、高μ路にお
けるタイヤの粘着性を考慮に入れると理論値を下回る(
−1,0gより小さい値になる)ことがあるので、所定
値X。2としては、上述の例示値のように−1,0gよ
り小さい値(−1,4g)に設定するのが好ましい。
ステップ5232において、基準車輪加速度csvwが
所定値X。2より小である場合(第5A図の11時点)
、即ち、車輪速の減速度が第1の所定値より犬の場合、
ステップ8236に進み、フラグFGHをセットすると
共に、タイマ変数であるTMを値0にリセットしてステ
ップ5238に進む。ステップ5238では、タイマ変
数TMが所定値XTM(例えば、80m5ecに相当す
る値)より大きいか否かを判別し、上述の11時点から
上記所定値XTMに対応する所定時間が経過したか否か
を判別する。
所定値X。2より小である場合(第5A図の11時点)
、即ち、車輪速の減速度が第1の所定値より犬の場合、
ステップ8236に進み、フラグFGHをセットすると
共に、タイマ変数であるTMを値0にリセットしてステ
ップ5238に進む。ステップ5238では、タイマ変
数TMが所定値XTM(例えば、80m5ecに相当す
る値)より大きいか否かを判別し、上述の11時点から
上記所定値XTMに対応する所定時間が経過したか否か
を判別する。
そして、所定時間が経過していなければステップ524
0をスキップしてステップ5242に進む。
0をスキップしてステップ5242に進む。
ステップ5242では、基準車体速VREFを次式(R
4〉により演算する。
4〉により演算する。
VREF=VREF−C2xΔt ・・・・・・ (R
4)ここに、C2は定数(例えば、1.4g) 、Δt
は微小時間(ここでは、プログラム実行周期である8
m5ecに対応する値)である。上式(R4)から明白
なように、基準車体速VREFは所定減速度(第2の減
速度C2XΔt)で減速するものと予測して設定された
ものである。
4)ここに、C2は定数(例えば、1.4g) 、Δt
は微小時間(ここでは、プログラム実行周期である8
m5ecに対応する値)である。上式(R4)から明白
なように、基準車体速VREFは所定減速度(第2の減
速度C2XΔt)で減速するものと予測して設定された
ものである。
そして、ステップ5246において、設定した基準車体
速VREFが基準車輪速FSVWより小さいか否かを判
別した後、タイマ変数値TMをインクリメントして(ス
テップ5248)、当該ルーチンを終了する。
速VREFが基準車輪速FSVWより小さいか否かを判
別した後、タイマ変数値TMをインクリメントして(ス
テップ5248)、当該ルーチンを終了する。
ABS制御が開始されると、前述したとおり、ステップ
8206が実行されて4輪中上から2番目の車速か基準
車輪速SVWとして選択され、ステップ5210の判別
結果が肯定となってステップ5212が実行される。ス
テップ5212ではステップ5208で演算した予測路
面μ値MUIを用いて低μ路であるか否か、即ち、MU
I値の絶対値が所定値XMLI (例えば、0.45g
)より大であるか否かを判別する。ABS制御が開始さ
れた直後では、演算される予電jj路面μ値MUIが、
高μ値である初期値に近い値であるので、ステップ52
12の判別結果は否定となり、前述したステップ523
0以降のステップが繰り返し実行される。
8206が実行されて4輪中上から2番目の車速か基準
車輪速SVWとして選択され、ステップ5210の判別
結果が肯定となってステップ5212が実行される。ス
テップ5212ではステップ5208で演算した予測路
面μ値MUIを用いて低μ路であるか否か、即ち、MU
I値の絶対値が所定値XMLI (例えば、0.45g
)より大であるか否かを判別する。ABS制御が開始さ
れた直後では、演算される予電jj路面μ値MUIが、
高μ値である初期値に近い値であるので、ステップ52
12の判別結果は否定となり、前述したステップ523
0以降のステップが繰り返し実行される。
ステップ5230では、既にフラグFGHがセットされ
ているので、その判別結果は肯定となり、直ちにステッ
プ8238が実行される。そして、タイマ変数TMが所
定値XTMに到達するまで(第5A図の11時点からt
2時点間)、繰り返しステップ5242が実行され、基
準車体速VREFは所定減速度(C2×Δt)で減速す
るものと予測される。
ているので、その判別結果は肯定となり、直ちにステッ
プ8238が実行される。そして、タイマ変数TMが所
定値XTMに到達するまで(第5A図の11時点からt
2時点間)、繰り返しステップ5242が実行され、基
準車体速VREFは所定減速度(C2×Δt)で減速す
るものと予測される。
所定時間XTM (80msec)が経過した直後に実
行されるステップ5238では、その判別結果が肯定と
なり、ステップ5240に進み、基準車体速VREFと
基準車輪速FSVWとの偏差が所定値XXM(例えば、
4 km/h)より大であるか否かを判別する。ABS
制御開始直後では路面μの予測が正確に行うことができ
ず、取り敢えず高μ路と仮定して基準車体速VREFを
予測したが、もし、路面μが予測した値に近い値、即ち
、高μ路であれば後述するブレーキ圧の減圧制御による
基準車輪速FSVWの回復が早く、上述の所定時間XT
M(80msec)が経過した時点では、基準車体速V
REFと基準車輪速FSVWとの偏差が所定値XKMよ
り小である筈である。従って、偏差が所定値X)[Mよ
り大であるか否かを判別することにより、路面μの大小
を判別することができる。
行されるステップ5238では、その判別結果が肯定と
なり、ステップ5240に進み、基準車体速VREFと
基準車輪速FSVWとの偏差が所定値XXM(例えば、
4 km/h)より大であるか否かを判別する。ABS
制御開始直後では路面μの予測が正確に行うことができ
ず、取り敢えず高μ路と仮定して基準車体速VREFを
予測したが、もし、路面μが予測した値に近い値、即ち
、高μ路であれば後述するブレーキ圧の減圧制御による
基準車輪速FSVWの回復が早く、上述の所定時間XT
M(80msec)が経過した時点では、基準車体速V
REFと基準車輪速FSVWとの偏差が所定値XKMよ
り小である筈である。従って、偏差が所定値X)[Mよ
り大であるか否かを判別することにより、路面μの大小
を判別することができる。
ステップ5240の判別結果が肯定であれば、ステップ
5244に進み、基準車体速VREFを次式(R5)に
より演算する。
5244に進み、基準車体速VREFを次式(R5)に
より演算する。
VREF=VREF−C3XΔt・・・・・・(R5)
ここに、C3は、前述の定数C2より小さい定数(例え
ば、0.4g)である。従って、基準車体速VREFは
、低μ路において所定減速度(第3の減速度C3xΔt
)で減速するものと予測することになる(第5A図の1
2時点からt3時点間)。
ここに、C3は、前述の定数C2より小さい定数(例え
ば、0.4g)である。従って、基準車体速VREFは
、低μ路において所定減速度(第3の減速度C3xΔt
)で減速するものと予測することになる(第5A図の1
2時点からt3時点間)。
後述するブレーキ圧の減圧制御により基準車輪速FSV
Wが回復し、前述のステップ5240における判別結果
が否定となると、ステップ5242が実行され、基準車
体速VREFは、再び高μ路において所定減速度(第2
の減速度C2XΔt)で減速するものと予測される(第
5A図のt3時点からt4時点間)。
Wが回復し、前述のステップ5240における判別結果
が否定となると、ステップ5242が実行され、基準車
体速VREFは、再び高μ路において所定減速度(第2
の減速度C2XΔt)で減速するものと予測される(第
5A図のt3時点からt4時点間)。
そして、ステップ5242または5244で設定された
基準車体速VREFが基準車輪速FSVWより小となる
と(第5A図の14時点)、ステップ5246の判別結
果が肯定となり、前述のステップ5234を実行して基
準車体速VREFを基準車輪速FSVWと等しい値に設
定し、フラグFGHをクリアして当該ルーチンを終了す
る。なお、フラグFG)1がクリアされると、ステップ
5230の判別結果が否定、ステップ5S232の判別
結果が肯定となり、ステップ5234が実行されること
になる。
基準車体速VREFが基準車輪速FSVWより小となる
と(第5A図の14時点)、ステップ5246の判別結
果が肯定となり、前述のステップ5234を実行して基
準車体速VREFを基準車輪速FSVWと等しい値に設
定し、フラグFGHをクリアして当該ルーチンを終了す
る。なお、フラグFG)1がクリアされると、ステップ
5230の判別結果が否定、ステップ5S232の判別
結果が肯定となり、ステップ5234が実行されること
になる。
次に、ブレーキングが継続され、ステップ8208にお
ける路面μの予測演算が正確に行われるようになり、ス
テップ5212において、予測された路面μ値MUIの
絶対値が所定値XMLI(0,45g)より小、即ち、
低μ路であると判別されると、ステップ3214に進み
、フラグFGLがセットされているか否かを判別する。
ける路面μの予測演算が正確に行われるようになり、ス
テップ5212において、予測された路面μ値MUIの
絶対値が所定値XMLI(0,45g)より小、即ち、
低μ路であると判別されると、ステップ3214に進み
、フラグFGLがセットされているか否かを判別する。
このフラグFGLは、低μ路用基準車体速の演算を指令
するプログラム制御用フラグである。このフラグが未だ
セットされていない場合には、ステップ8216に進み
、基準車輪加速度GSVWが所定値Xa+ (例えば、
−1,0g)より大であるか否かを判別する。大である
場合、即ち、車輪速の減速度が小の場合、基準車体速V
REFを基準車輪速FSVWに等しい値に設定すると共
に、フラグFGLをクリアして(ステップ5222)、
当該ルーチンを終了する。
するプログラム制御用フラグである。このフラグが未だ
セットされていない場合には、ステップ8216に進み
、基準車輪加速度GSVWが所定値Xa+ (例えば、
−1,0g)より大であるか否かを判別する。大である
場合、即ち、車輪速の減速度が小の場合、基準車体速V
REFを基準車輪速FSVWに等しい値に設定すると共
に、フラグFGLをクリアして(ステップ5222)、
当該ルーチンを終了する。
低μ路用の判別値X。1は、高μ路の値より小さい値に
設定されており、ブレーキ圧減圧制御の開始時期を早め
、車輪のロックを未然に防止している。
設定されており、ブレーキ圧減圧制御の開始時期を早め
、車輪のロックを未然に防止している。
ステップ3216において、基準車輪加速度GSVWが
所定値X。1より小である場合(第5B図のtlO時点
)、即ち、車輪速の減速度が大の場合、ステップ821
8に進み、フラグFGLをセットしてステップ5220
に進む。ステップ5220では、基準車体速VREFを
次式(R6)により演算する。
所定値X。1より小である場合(第5B図のtlO時点
)、即ち、車輪速の減速度が大の場合、ステップ821
8に進み、フラグFGLをセットしてステップ5220
に進む。ステップ5220では、基準車体速VREFを
次式(R6)により演算する。
VREF=VREF−C1xΔt −−−−−−(R
6)ここに、CIは、前述の定数C2より小に設定され
た定数(例えば、0.6g)である。上式(R6)から
明白なように、基準車体速VREFは所定減速度(CI
XΔt)で減速するものと予測される。
6)ここに、CIは、前述の定数C2より小に設定され
た定数(例えば、0.6g)である。上式(R6)から
明白なように、基準車体速VREFは所定減速度(CI
XΔt)で減速するものと予測される。
そして、ステップ5220において、設定した基準車体
速VREFが基準車輪速FSVWより小さいか否かを判
別して当該ルーチンを終了する。
速VREFが基準車輪速FSVWより小さいか否かを判
別して当該ルーチンを終了する。
このように、路面の摩擦係数が低い低μ路においては、
基準車体速VREFが、高μ路の減速度より小さい減速
度(CI×Δt)で減速しているものと予測されること
になる(第5B図のtlo時点からtl1時点間)。
基準車体速VREFが、高μ路の減速度より小さい減速
度(CI×Δt)で減速しているものと予測されること
になる(第5B図のtlo時点からtl1時点間)。
後述するブレーキ圧の減圧制御により基準車輪速psv
wが回復し、基準車体速VREFが基準車輪速FSVW
より小となると(第5B図のtl1時点)、ステップ5
224の判別結果が肯定となり、前述のステップ522
2を実行して基準車体速VREFを基準車輪速FSVW
と等しい値に設定し、フラグFGLをクリアして当該ル
ーチンを終了する。なお、フラグFGLがクリアされる
と、ステップ5214の判別結果が否定、ステップ82
16の判別結果が肯定となり、ステップ5222が実行
されることになる。
wが回復し、基準車体速VREFが基準車輪速FSVW
より小となると(第5B図のtl1時点)、ステップ5
224の判別結果が肯定となり、前述のステップ522
2を実行して基準車体速VREFを基準車輪速FSVW
と等しい値に設定し、フラグFGLをクリアして当該ル
ーチンを終了する。なお、フラグFGLがクリアされる
と、ステップ5214の判別結果が否定、ステップ82
16の判別結果が肯定となり、ステップ5222が実行
されることになる。
このようにして基準車体速VREFが演算されると、第
3図に示すメインルーチンに戻り、ステップS3が実行
される。
3図に示すメインルーチンに戻り、ステップS3が実行
される。
五±−」IαA薯算。
ステップS3では、各車輪のスリップ量ΔVが演算され
る。第6図は、スリップ量ΔVの演算手順の詳細を示し
、電子制御装置50は、先ず、ステップ5300および
5304において、ABS制御中か否か、および悪路検
出中か否かを判別する。これらの判別は、正確なABS
制御を実行して円滑な制動を行うためのもので、ABS
制御の開始条件は、前述した通り、基準車体速VREF
が所定値(10km/h)以上であり、且つ、減圧指令
値ΔPが初めて所定値(−3,1kg/crl)以下の
値に設定された場合であり、この制御開始条件が成立し
たときに初めてABS制御が開始される。そして、−旦
ABS制御が開始されると所定の制御終了条件が成立す
るまで継続される。また、悪路検出は、例えば、車輪加
速度GvWの振動周期により路面の凹凸状態を検出する
ものである。ABS制御が開始されないような低車速時
や、低車速時に悪路が検出された場合には、検出される
車輪速VWに大きな検出誤差が含まれる虞があり、スリ
ップ量の補正が却って好ましくない場合が起こり得る。
る。第6図は、スリップ量ΔVの演算手順の詳細を示し
、電子制御装置50は、先ず、ステップ5300および
5304において、ABS制御中か否か、および悪路検
出中か否かを判別する。これらの判別は、正確なABS
制御を実行して円滑な制動を行うためのもので、ABS
制御の開始条件は、前述した通り、基準車体速VREF
が所定値(10km/h)以上であり、且つ、減圧指令
値ΔPが初めて所定値(−3,1kg/crl)以下の
値に設定された場合であり、この制御開始条件が成立し
たときに初めてABS制御が開始される。そして、−旦
ABS制御が開始されると所定の制御終了条件が成立す
るまで継続される。また、悪路検出は、例えば、車輪加
速度GvWの振動周期により路面の凹凸状態を検出する
ものである。ABS制御が開始されないような低車速時
や、低車速時に悪路が検出された場合には、検出される
車輪速VWに大きな検出誤差が含まれる虞があり、スリ
ップ量の補正が却って好ましくない場合が起こり得る。
ステップ5300および5304では、このような虞が
あるか否かを判別するものであり、不都合が生じる虞が
ある場合には、後述するようにスリップ量の補正を禁止
しようとするものである。
あるか否かを判別するものであり、不都合が生じる虞が
ある場合には、後述するようにスリップ量の補正を禁止
しようとするものである。
ステップ5300の判別結果が否定である場合、および
ステップ5304の判別結果が肯定の場合にステップ5
301に進み、演算した基準車体速VREFが所定値X
REP(例えば、60 km/h)以下であるか否かが
判別される。高速時には車輪速VWの検出誤差の影響が
少ないので、後述するステップ8306に進む。一方、
基準車体速VREFが所定値XREF以下の場合にはス
テップ8302に進み、スリップ量補正値DDVを値0
に設定する。
ステップ5304の判別結果が肯定の場合にステップ5
301に進み、演算した基準車体速VREFが所定値X
REP(例えば、60 km/h)以下であるか否かが
判別される。高速時には車輪速VWの検出誤差の影響が
少ないので、後述するステップ8306に進む。一方、
基準車体速VREFが所定値XREF以下の場合にはス
テップ8302に進み、スリップ量補正値DDVを値0
に設定する。
一方、ABS制御中であり、且つ、悪路が検出されない
場合、ステップ8306が実行され、低μ路であるか否
かを判別する。この判別は、前述したと同じ方法により
判別され、低μ路でなければステップ5308に進み、
高μ路用テーブルから基準車体速VREFに応じた補正
値DDVを設定する。第7A図は、高μ路用補正テーブ
ルを示し、基準車体速VREFが60 km/h以下の
場合には補正値DDVは負の値に、以上の場合には正の
値に設定される。一方、低μ路であればステップ831
0に進み、低μ路用テーブルから、基準車体速VREF
に応じた補正値DDVを読み出す。
場合、ステップ8306が実行され、低μ路であるか否
かを判別する。この判別は、前述したと同じ方法により
判別され、低μ路でなければステップ5308に進み、
高μ路用テーブルから基準車体速VREFに応じた補正
値DDVを設定する。第7A図は、高μ路用補正テーブ
ルを示し、基準車体速VREFが60 km/h以下の
場合には補正値DDVは負の値に、以上の場合には正の
値に設定される。一方、低μ路であればステップ831
0に進み、低μ路用テーブルから、基準車体速VREF
に応じた補正値DDVを読み出す。
第7B図は、低μ路用補正テーブルの基準車体速VRE
Fと補正値DDVの関係を示す。
Fと補正値DDVの関係を示す。
電子制御装置50は上述のようにして設定した補正値D
D■、第3図のステップS1およびs2で求めた各車輪
の車輪速VWと、基準車体速VREFから次式(Sl)
によりスリップ量ΔVを演算する(ステップ8312)
。
D■、第3図のステップS1およびs2で求めた各車輪
の車輪速VWと、基準車体速VREFから次式(Sl)
によりスリップ量ΔVを演算する(ステップ8312)
。
ΔV=VREF−VW−DDV ・・−−−−(Sl
)なお、スリップ量ΔVは、個別の車輪について式(S
l)を用いて演算されることは勿論のことである。
)なお、スリップ量ΔVは、個別の車輪について式(S
l)を用いて演算されることは勿論のことである。
第8図(a)〜(C)は、車輪速VW、スリップ量ΔV
1及びホイールシリンダ液圧Pの各時間変化を示し、車
輪速VWが基準車体速VREFと早離し、スリップ量が
増加すると、後述するホイールシリンダの液圧Pが減圧
制御され、車輪のロック状態が回避される。そして、車
輪速■wが回復するとスリップ量が減少し、再び液圧P
が増圧制御され、車体速が低下することになる。
1及びホイールシリンダ液圧Pの各時間変化を示し、車
輪速VWが基準車体速VREFと早離し、スリップ量が
増加すると、後述するホイールシリンダの液圧Pが減圧
制御され、車輪のロック状態が回避される。そして、車
輪速■wが回復するとスリップ量が減少し、再び液圧P
が増圧制御され、車体速が低下することになる。
基本増減圧型ΔPの演
スリップ量ΔVの演算が終了すると、電子制御装置50
は、メインルーチンのステップs4を実行して増減正量
ΔPを演算する。第9A図ないし第9C図は、基本増減
圧マツプルーチンの詳細を示し、電子制御装置50は、
先ず、記憶装置(図示せず)に予め記憶されている基本
増減圧マツプから、上述のようにして演算したスリップ
量ΔVおよび車輪加速度GVWに応じて増減正量ΔPを
読み出す(ステップ8400)。
は、メインルーチンのステップs4を実行して増減正量
ΔPを演算する。第9A図ないし第9C図は、基本増減
圧マツプルーチンの詳細を示し、電子制御装置50は、
先ず、記憶装置(図示せず)に予め記憶されている基本
増減圧マツプから、上述のようにして演算したスリップ
量ΔVおよび車輪加速度GVWに応じて増減正量ΔPを
読み出す(ステップ8400)。
第10図は、記憶装置に記憶された基本増減圧マツプの
スリップ量ΔV及び車輪加速度GVWと、これらにより
読み出される増減正量ΔPとの関係を概念的に示すグラ
フであり、増圧領域および減圧領域が、それぞれスリッ
プ量ΔVと車輪加速度GVWとで区画されている。実斜
線で示す領域A1およびA2は増圧領域を示し、領域A
1では、例えばAPを0.5kg/cnrに設定され、
領域A2では、領域AIより高い値、例えば3. Ok
g/cnfに設定される。一方、破線の斜線で示す領域
D1〜D3は減圧領域を示し、領域D1では、例えばA
Pを−0,5kl?/ crlに設定され、領域D2で
は、領域DIより低い値、例えば−3,5kg/ cr
lに、領域D3では、領域D2より更に低い値、例えば
−7,0kg/ crjに設定される。そして、斜線で
示されない他の領域は保持領域であり、この領域ではブ
レーキ圧を変化させないで前回値に保持することになる
。
スリップ量ΔV及び車輪加速度GVWと、これらにより
読み出される増減正量ΔPとの関係を概念的に示すグラ
フであり、増圧領域および減圧領域が、それぞれスリッ
プ量ΔVと車輪加速度GVWとで区画されている。実斜
線で示す領域A1およびA2は増圧領域を示し、領域A
1では、例えばAPを0.5kg/cnrに設定され、
領域A2では、領域AIより高い値、例えば3. Ok
g/cnfに設定される。一方、破線の斜線で示す領域
D1〜D3は減圧領域を示し、領域D1では、例えばA
Pを−0,5kl?/ crlに設定され、領域D2で
は、領域DIより低い値、例えば−3,5kg/ cr
lに、領域D3では、領域D2より更に低い値、例えば
−7,0kg/ crjに設定される。そして、斜線で
示されない他の領域は保持領域であり、この領域ではブ
レーキ圧を変化させないで前回値に保持することになる
。
次いで、電子制御装置50は、読み出した基本増減反量
ΔPの正負を判別しくステップ3401)、負の値、即
ち、減圧制御の場合には、第9B図のステップ5404
に、正の値、即ち、増圧制御の場合には、第9C図のス
テップ5420にそれぞれ進む。
ΔPの正負を判別しくステップ3401)、負の値、即
ち、減圧制御の場合には、第9B図のステップ5404
に、正の値、即ち、増圧制御の場合には、第9C図のス
テップ5420にそれぞれ進む。
先ず、減圧制御の場合には、ステップS 404におい
て、読み出した増減灰量ΔPが所定値XP□(例えば、
−3,2kg/co?)より小さいか否かを判別する。
て、読み出した増減灰量ΔPが所定値XP□(例えば、
−3,2kg/co?)より小さいか否かを判別する。
この判別値XPBIは、電磁弁30等が、設定された増
減灰量ΔPに液圧を制御できるか否かを判別するもので
、減圧幅が小さい場合には読み出した増減灰量ΔPに対
応する開弁駆動信号を電磁弁30等に出力しても電磁弁
30等は正確に液圧を制御することができない。そこで
、増減灰量ΔPが所定値Xpa+より小さい場合(減圧
幅が大の場合)には、増減灰量ΔPに変更を加えずにス
テップ5414に進む一方、増減灰量ΔPが所定値XP
BIより大きい場合(減圧幅が小の場合)には、ステッ
プ8406に進む。
減灰量ΔPに液圧を制御できるか否かを判別するもので
、減圧幅が小さい場合には読み出した増減灰量ΔPに対
応する開弁駆動信号を電磁弁30等に出力しても電磁弁
30等は正確に液圧を制御することができない。そこで
、増減灰量ΔPが所定値Xpa+より小さい場合(減圧
幅が大の場合)には、増減灰量ΔPに変更を加えずにス
テップ5414に進む一方、増減灰量ΔPが所定値XP
BIより大きい場合(減圧幅が小の場合)には、ステッ
プ8406に進む。
ステップ5406では、減圧積算値ΔSPLの前回値に
読み出した増減灰量ΔPを加算し、これを新たな減圧積
算値ΔSPLとする。なお、第10図に示す減圧領域に
初めて突入した場合の減圧積算値ΔSPLの初期値は0
である。そして、ステップ8408に進み、減圧積算値
ΔSPLが前記所定値Xp□より小さいか否かを判別す
る。この場合にも、減圧領域に初めて突入した場合の減
圧積算値ΔSPLは、ステップ5400で読み出した増
減灰量ΔPの値に等しい筈であり、ステップ3408の
判別結果は否定となる。このとき、増減灰量ΔPは値0
に設定し直され(ステップ3410) 、当該ルーチン
を終了する。このよう、増減灰量ΔPが値0に設定し直
されると、ブレーキ圧の増減は行われず現状値に保持さ
れることになる。
読み出した増減灰量ΔPを加算し、これを新たな減圧積
算値ΔSPLとする。なお、第10図に示す減圧領域に
初めて突入した場合の減圧積算値ΔSPLの初期値は0
である。そして、ステップ8408に進み、減圧積算値
ΔSPLが前記所定値Xp□より小さいか否かを判別す
る。この場合にも、減圧領域に初めて突入した場合の減
圧積算値ΔSPLは、ステップ5400で読み出した増
減灰量ΔPの値に等しい筈であり、ステップ3408の
判別結果は否定となる。このとき、増減灰量ΔPは値0
に設定し直され(ステップ3410) 、当該ルーチン
を終了する。このよう、増減灰量ΔPが値0に設定し直
されると、ブレーキ圧の増減は行われず現状値に保持さ
れることになる。
スリップ量ΔVおよび車輪加速度Gvwに応じて読み出
される増減灰量ΔPの値が引き続き、前述の所定値XP
BIより大きく(減圧幅が小さく)、且つ、減圧積算値
ΔSPLがこの所定値XPBIより大きい(積算値幅が
小さい)場合、ステップ5406.8408が繰り返し
実行されることになり、そのたびに、増減灰量ΔPは値
Oに設定し直される(ステップ5410)。そして、減
圧積算値ΔSPLが所定値Xpmrより小さい値になっ
たとき(ステップ8408の判別結果が肯定)、増減灰
量ΔPが積算した減圧積算値ΔSPLに設定し直され(
ステップ8412)、その後、減圧積算値ΔSPLおよ
び、後述する増圧積算値ΔSPHをそれぞれ0にリセッ
トして(ステップ5414)、当該ルーチンを終了する
。なお、増圧積算値ΔSPHは、減圧指令が出力されて
も直ちに0にリセットされず、所定値XPBIより小さ
い減圧量ΔPが減圧指令後最初に出力される時点でOに
リセットされることになる。
される増減灰量ΔPの値が引き続き、前述の所定値XP
BIより大きく(減圧幅が小さく)、且つ、減圧積算値
ΔSPLがこの所定値XPBIより大きい(積算値幅が
小さい)場合、ステップ5406.8408が繰り返し
実行されることになり、そのたびに、増減灰量ΔPは値
Oに設定し直される(ステップ5410)。そして、減
圧積算値ΔSPLが所定値Xpmrより小さい値になっ
たとき(ステップ8408の判別結果が肯定)、増減灰
量ΔPが積算した減圧積算値ΔSPLに設定し直され(
ステップ8412)、その後、減圧積算値ΔSPLおよ
び、後述する増圧積算値ΔSPHをそれぞれ0にリセッ
トして(ステップ5414)、当該ルーチンを終了する
。なお、増圧積算値ΔSPHは、減圧指令が出力されて
も直ちに0にリセットされず、所定値XPBIより小さ
い減圧量ΔPが減圧指令後最初に出力される時点でOに
リセットされることになる。
増圧制御の場合には、第9C図のステップ5420が実
行され、先ず、減圧積算値ΔSPLが0にリセットされ
る。増圧指令が出力された場合、減圧積算値ΔSPLは
直ちにOにリセットされることになる。そして、読み出
した増減灰量ΔPが所定値XPBI (例えば、3.
2kg/car)より大きいか否かを判別する(ステッ
プ8422)。この判別も、前述したステップ5404
と同じ趣旨で設けられたもので、電磁弁40等が設定さ
れた増減灰量ΔPに液圧を制御できるか否かを判別する
ものである。
行され、先ず、減圧積算値ΔSPLが0にリセットされ
る。増圧指令が出力された場合、減圧積算値ΔSPLは
直ちにOにリセットされることになる。そして、読み出
した増減灰量ΔPが所定値XPBI (例えば、3.
2kg/car)より大きいか否かを判別する(ステッ
プ8422)。この判別も、前述したステップ5404
と同じ趣旨で設けられたもので、電磁弁40等が設定さ
れた増減灰量ΔPに液圧を制御できるか否かを判別する
ものである。
増減灰量ΔPが所定値XPB□より大きい(増圧幅が大
きい)場合には、増減灰量ΔPに変更を加えずにステッ
プ3438に進む、一方、増減灰量ΔPが所定値XPB
!より小さい(増圧幅が小さい)場合には、ステップ5
424に進む。
きい)場合には、増減灰量ΔPに変更を加えずにステッ
プ3438に進む、一方、増減灰量ΔPが所定値XPB
!より小さい(増圧幅が小さい)場合には、ステップ5
424に進む。
ステップ5424では、増圧積算値ΔSPHの前回値に
、読み出した増減灰量ΔPを加算し、これを新たな増圧
積算値ΔSPHとする。そして、ステップ5426に進
み、増圧制御をする車輪が後輪(リア)であるか否かを
判別する。後輪を増圧制御する場合には、積算判別値X
PBとして、前述の所定値XPB!より大きい所定値X
pas (例えば、7kg/cnf)を設定しくステ
ップ3428) 、後輪を増圧制御するのでなく、駆動
輪である前輪を増圧制御する場合には、積算判別値XP
Bとして、前述の所定値XPB□を設定する(ステップ
5430)。このように、積算判別値XPBを、前輪よ
り後輪の増圧制御時に大きい所定値XPB3 (7k
g/cnr)に設定するのは、後輪は、実施例の場合非
駆動輪であり、全体制動力の約3割程度しか分担してお
らず、従って、制動力の分担の大きい前輪は後輪に比較
して木目の細かい制御を必要とするのに対して、後輪は
多少粗い制御でも許容できること、後輪の車輪速VWは
、基準車輪速FSVWとして基準車体速VREFの演算
に使用される場合が多いため、この車輪速度が緩やかロ
ック傾向に向かうと金輪がロック状態に陥る虞があるこ
と、等の理由による。
、読み出した増減灰量ΔPを加算し、これを新たな増圧
積算値ΔSPHとする。そして、ステップ5426に進
み、増圧制御をする車輪が後輪(リア)であるか否かを
判別する。後輪を増圧制御する場合には、積算判別値X
PBとして、前述の所定値XPB!より大きい所定値X
pas (例えば、7kg/cnf)を設定しくステ
ップ3428) 、後輪を増圧制御するのでなく、駆動
輪である前輪を増圧制御する場合には、積算判別値XP
Bとして、前述の所定値XPB□を設定する(ステップ
5430)。このように、積算判別値XPBを、前輪よ
り後輪の増圧制御時に大きい所定値XPB3 (7k
g/cnr)に設定するのは、後輪は、実施例の場合非
駆動輪であり、全体制動力の約3割程度しか分担してお
らず、従って、制動力の分担の大きい前輪は後輪に比較
して木目の細かい制御を必要とするのに対して、後輪は
多少粗い制御でも許容できること、後輪の車輪速VWは
、基準車輪速FSVWとして基準車体速VREFの演算
に使用される場合が多いため、この車輪速度が緩やかロ
ック傾向に向かうと金輪がロック状態に陥る虞があるこ
と、等の理由による。
次いで、増圧積算値ΔSPHが上述のように設定した積
算判別値XPBより大きいか否かを判別する(ステップ
5432)。このステップ5432の判別結果が否定の
場合、増減灰量ΔPは値0に設定し直され(ステップ5
434)、当該ルーチンを終了する。このよう、増減灰
量ΔPが値0に設定し直されると、ブレーキ液圧の増減
を行わずに現状値に保持されることになる。
算判別値XPBより大きいか否かを判別する(ステップ
5432)。このステップ5432の判別結果が否定の
場合、増減灰量ΔPは値0に設定し直され(ステップ5
434)、当該ルーチンを終了する。このよう、増減灰
量ΔPが値0に設定し直されると、ブレーキ液圧の増減
を行わずに現状値に保持されることになる。
スリップ量ΔVおよび車輪加速度GVWに応じて読み出
される増減灰量ΔPの値が引き続き、前述の所定値Xp
gzより小さく、且つ、増圧積算値ΔSPHが積算判別
値X p aより小さい場合、ステップ5424.54
32が繰り返し実行され、その都度、増減灰量ΔPは値
0に設定し直される。
される増減灰量ΔPの値が引き続き、前述の所定値Xp
gzより小さく、且つ、増圧積算値ΔSPHが積算判別
値X p aより小さい場合、ステップ5424.54
32が繰り返し実行され、その都度、増減灰量ΔPは値
0に設定し直される。
そして、増圧積算値ΔSPHが積算判別値Xpaより大
きい値になったとき(ステップ5432の判別結果が肯
定)、増減灰量ΔPが積算した増圧積算値ΔSPHに設
定し直され(ステップ5436)、その後、増圧積算値
ΔSPHを0にリセットして(ステップ8438)、当
該ルーチンを終了する。
きい値になったとき(ステップ5432の判別結果が肯
定)、増減灰量ΔPが積算した増圧積算値ΔSPHに設
定し直され(ステップ5436)、その後、増圧積算値
ΔSPHを0にリセットして(ステップ8438)、当
該ルーチンを終了する。
第11図は、ブレーキ圧P(実線)の時間変化を示し、
破線で示すように積算値ΔSPHないしΔSPLが積算
されて、この積算幅が所定値を超えた場合にその積算値
幅だけ増減圧される。このように、積算値による一回当
たりの増減灰量ΔPが、電磁弁によるブレーキ液圧の制
御可能な値以上の値に設定されるので、微小ゲインの設
定が可能になり、ブレーキ液圧を正確に制御することが
できる。第15図の破線は、従来の制御方法に使用した
と同じ電磁弁を使用して本発明方法によりブレーキ液圧
を増圧制御した場合のブレーキ液圧Pの時間変化を示し
、ブレーキ液圧の微小制御が可能であることが判る。
破線で示すように積算値ΔSPHないしΔSPLが積算
されて、この積算幅が所定値を超えた場合にその積算値
幅だけ増減圧される。このように、積算値による一回当
たりの増減灰量ΔPが、電磁弁によるブレーキ液圧の制
御可能な値以上の値に設定されるので、微小ゲインの設
定が可能になり、ブレーキ液圧を正確に制御することが
できる。第15図の破線は、従来の制御方法に使用した
と同じ電磁弁を使用して本発明方法によりブレーキ液圧
を増圧制御した場合のブレーキ液圧Pの時間変化を示し
、ブレーキ液圧の微小制御が可能であることが判る。
また、後輪が増圧制御される場合には、前輪に適用され
るものより大きい値の積算判別値XPBが適用され、増
圧量ΔPの積算値ΔSPHがこの積算判別値XPBを超
えたときに、ブレーキ液圧を一気に増圧するようにした
ので、極低μ路において後輪が極めて緩やかにロック傾
向に向かおうとしても、短時間に大きなスリップ量ΔV
が発生してロック状態に陥るという不都合が回避され、
少なくとも4輪の全部がロック状態に陥ることがなくな
る。
るものより大きい値の積算判別値XPBが適用され、増
圧量ΔPの積算値ΔSPHがこの積算判別値XPBを超
えたときに、ブレーキ液圧を一気に増圧するようにした
ので、極低μ路において後輪が極めて緩やかにロック傾
向に向かおうとしても、短時間に大きなスリップ量ΔV
が発生してロック状態に陥るという不都合が回避され、
少なくとも4輪の全部がロック状態に陥ることがなくな
る。
液圧・増減圧時間パ換
増減径値ΔPが求まると、電子制御装置50はステップ
S5に進み、液圧・増減圧時間変換マツプから電磁弁駆
動時間ΔTPを読み出す。
S5に進み、液圧・増減圧時間変換マツプから電磁弁駆
動時間ΔTPを読み出す。
ブレーキ圧を増減圧制御する場合、前述した通り第1図
に示す電磁弁30,32,34,40゜42.44をオ
ンオフ制御することにより各ホイールシリンダに供給さ
れるブレーキ圧の増減を行うことになるが、増減径値Δ
Pに対する電磁弁の駆動時間ΔTPは、第12図に示す
ようにホイールシリンダに供給されている液圧により異
なる。
に示す電磁弁30,32,34,40゜42.44をオ
ンオフ制御することにより各ホイールシリンダに供給さ
れるブレーキ圧の増減を行うことになるが、増減径値Δ
Pに対する電磁弁の駆動時間ΔTPは、第12図に示す
ようにホイールシリンダに供給されている液圧により異
なる。
第12図は、増減径値ΔPおよびホイールシリンダの現
在の液圧と、電磁弁の駆動時間ΔTPとの関係を示すも
ので、例えば、ホイールシリンダの液圧がPxであると
きに、この液圧をさらに増圧値ΔPxだけ増圧するには
、これらの値を通る直線の交点から駆動時間ΔTPx値
を読み取ればよいことになる。即ち、第12図から明ら
かなように、同じ増圧値ΔPxに対して、現在の液圧P
が高い程、駆動時間ΔTPは大となる。
在の液圧と、電磁弁の駆動時間ΔTPとの関係を示すも
ので、例えば、ホイールシリンダの液圧がPxであると
きに、この液圧をさらに増圧値ΔPxだけ増圧するには
、これらの値を通る直線の交点から駆動時間ΔTPx値
を読み取ればよいことになる。即ち、第12図から明ら
かなように、同じ増圧値ΔPxに対して、現在の液圧P
が高い程、駆動時間ΔTPは大となる。
ところで、各ホイールシリンダ3a〜6aの液圧を検出
しようとすると、液圧センサをそれぞれのホイールシリ
ンダに取り付ける必要があり、その分、部品点数が増加
することになるが、本実施例ではホイールシリンダの液
圧を検出する代わりに予測した路面μ値を用いる。予測
した路面μを用いる理由について以下に説明する。
しようとすると、液圧センサをそれぞれのホイールシリ
ンダに取り付ける必要があり、その分、部品点数が増加
することになるが、本実施例ではホイールシリンダの液
圧を検出する代わりに予測した路面μ値を用いる。予測
した路面μを用いる理由について以下に説明する。
いま、ブレーキトルクTBを考えると、ブレーキトルク
TBは次式(B1)により求めることが出来る。
TBは次式(B1)により求めることが出来る。
TB=kxP ・・・・・・ (B1
)ここに、kは比例定数であり、Pは現在のホイールシ
リンダの液圧である。
)ここに、kは比例定数であり、Pは現在のホイールシ
リンダの液圧である。
一方、車体減速度aから、ブレーキトルクTsを次式(
B2)により求めることも出来る。
B2)により求めることも出来る。
Tn = r X a XW −−(B2)
ここに、rは車輪半径、Wは車両荷重である。
ここに、rは車輪半径、Wは車両荷重である。
上式(Bl)および(B2)から、液圧Pは、P= (
rXW/k)xa と表せることができるから、液圧Pは、車体減速度aに
比例することになる。一方、路面μは略車体減速度に対
応するから、液圧Pは結局路面μに比例することになる
。
rXW/k)xa と表せることができるから、液圧Pは、車体減速度aに
比例することになる。一方、路面μは略車体減速度に対
応するから、液圧Pは結局路面μに比例することになる
。
第13図は、本実施例に用いられる液圧・増減圧時間変
換マツプを示し、路面μと増減圧値ΔPとに応じて読み
出される電磁弁駆動時間ΔTPの関係を示す。
換マツプを示し、路面μと増減圧値ΔPとに応じて読み
出される電磁弁駆動時間ΔTPの関係を示す。
このようにして各車輪のホイールシリンダに対する、増
減圧値ΔPに応じた電磁弁駆動時間ΔTPがそれぞれ求
めることができ、例えば左前車輪ILのホイールシリン
ダ3aを増圧制御する場合には、第2図に示す保持状態
から電磁弁40をΔTP時間に亘ってオフにすればよく
、減圧制御する場合には、電磁弁30をΔTP時間に亘
ってオンにすればよい。
減圧値ΔPに応じた電磁弁駆動時間ΔTPがそれぞれ求
めることができ、例えば左前車輪ILのホイールシリン
ダ3aを増圧制御する場合には、第2図に示す保持状態
から電磁弁40をΔTP時間に亘ってオフにすればよく
、減圧制御する場合には、電磁弁30をΔTP時間に亘
ってオンにすればよい。
電子制御装置50は、上述したように電磁弁駆動時間Δ
TPの演算が終わると、ABSメインルーチンの実行を
終了する。
TPの演算が終わると、ABSメインルーチンの実行を
終了する。
璽礁麦史璽勲
第14図は、電子制御装置50により実行される1 m
5ec割込電磁弁駆動ルーチンを示し、第1図に示す各
電磁弁はこのルーチンの実行により駆動される。なお、
第14図に示すルーチンは個々の電磁弁を特定するもの
でなく、実際には電磁弁の数だけ、このルーチンに類似
のルーチンがあり、各ルーチンにより対応する電磁弁の
駆動制御が行われる。
5ec割込電磁弁駆動ルーチンを示し、第1図に示す各
電磁弁はこのルーチンの実行により駆動される。なお、
第14図に示すルーチンは個々の電磁弁を特定するもの
でなく、実際には電磁弁の数だけ、このルーチンに類似
のルーチンがあり、各ルーチンにより対応する電磁弁の
駆動制御が行われる。
電子制御装置50は、先ず、8 m5ecプログラムタ
イマT8を値1だけインクリメントしくステップ550
0)、次いでこのタイマ値T8が値8に等しいか否かを
判別する(ステップS 502)。
イマT8を値1だけインクリメントしくステップ550
0)、次いでこのタイマ値T8が値8に等しいか否かを
判別する(ステップS 502)。
そして、タイマ値T8が値8に等しくなければ後述する
ステップ8510に進み、等しいときにはタイマ値T8
をOにリセットした後(ステップ5504)、ステップ
5506に進む。即ち、ステップ8506の実行は、8
m5ecに一回の割で行われる。
ステップ8510に進み、等しいときにはタイマ値T8
をOにリセットした後(ステップ5504)、ステップ
5506に進む。即ち、ステップ8506の実行は、8
m5ecに一回の割で行われる。
ステップ5506では、電磁弁駆動時間ΔTPが駆動タ
イマTPの値より大きいか否かを判別する。そして、駆
動時間ΔTPがタイマ値TPより小さいとき、ステップ
8510に進み、太きければ、タイマ値TPを駆動時間
値ΔTPに書き換えた後、ステップ8510に進む。こ
のように、ステップ3506および5508では、駆動
時間ΔTPが8 m5ecより大きい値に設定されたと
き、メインルーチンの実行周期である8 m5ecが経
過しても処理しきれなかった駆動時間が次回ループまで
残ることになるが、残った駆動時間はその次回ループで
処理されることになる。このとき、新たに設定される駆
動時間ΔTPが残った駆動時間より大きい場合には、残
った駆動時間は実行されずに切り捨てられることになる
。
イマTPの値より大きいか否かを判別する。そして、駆
動時間ΔTPがタイマ値TPより小さいとき、ステップ
8510に進み、太きければ、タイマ値TPを駆動時間
値ΔTPに書き換えた後、ステップ8510に進む。こ
のように、ステップ3506および5508では、駆動
時間ΔTPが8 m5ecより大きい値に設定されたと
き、メインルーチンの実行周期である8 m5ecが経
過しても処理しきれなかった駆動時間が次回ループまで
残ることになるが、残った駆動時間はその次回ループで
処理されることになる。このとき、新たに設定される駆
動時間ΔTPが残った駆動時間より大きい場合には、残
った駆動時間は実行されずに切り捨てられることになる
。
ステップ8510では、タイマ値TPがOであるか否か
を判別する。そして、判別結果が否定であればステップ
8512に進み、当該電磁弁を駆動するオン信号を出力
すると共に、タイマ値TPを値lだけデクリメントして
当該ルーチンを終了する。一方、タイマ値TPが0の場
合にはステップ8514に進み、当該電磁弁をオフにし
て当該ルーチンを終了する。
を判別する。そして、判別結果が否定であればステップ
8512に進み、当該電磁弁を駆動するオン信号を出力
すると共に、タイマ値TPを値lだけデクリメントして
当該ルーチンを終了する。一方、タイマ値TPが0の場
合にはステップ8514に進み、当該電磁弁をオフにし
て当該ルーチンを終了する。
なお、駆動時間ΔTPが、本実施例では1 msec単
位で設定されているので、割込みルーチンも1m5ec
毎に割込み実行されるが、駆動時間ΔTPの設定最小単
位が1 m5ec以下、或いはこれ以上である場合には
、その最小単位の周期で駆動ルーチンを割込み実行する
ようにすればよい。
位で設定されているので、割込みルーチンも1m5ec
毎に割込み実行されるが、駆動時間ΔTPの設定最小単
位が1 m5ec以下、或いはこれ以上である場合には
、その最小単位の周期で駆動ルーチンを割込み実行する
ようにすればよい。
上述の実施例では、油圧制御弁のエキスパンダピストン
を電磁弁の開閉駆動により移動させて、ホイールシリン
ダの液圧を制御するようにしたが、本発明はこれに限定
するものではなく、例えば特開昭55−76732号公
報に示されるような、ホイールシリンダとマスタシリン
ダ間の油路に直接電磁弁を介装してホイールシリンダの
液圧を制御するものに適用することもできる。
を電磁弁の開閉駆動により移動させて、ホイールシリン
ダの液圧を制御するようにしたが、本発明はこれに限定
するものではなく、例えば特開昭55−76732号公
報に示されるような、ホイールシリンダとマスタシリン
ダ間の油路に直接電磁弁を介装してホイールシリンダの
液圧を制御するものに適用することもできる。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明のアンチスキッドブレーキ
ング方法によれば、所定の周期で車輪速および車体速を
検出し、検出した車輪速と車体速の偏差に応じてホイー
ルシリンダの液圧の増減反量を設定し、設定した増減圧
量幅が所定値以下であるとき、ホイールシリンダの液圧
を制御する電4゜ 磁弁の駆動を停止すると共に、前記所定周期毎に設定さ
れる増減反量を積算し、積算した値が前記所定値に到達
したとき、該積算値に応じた作動時間に亘って前記電磁
弁を駆動するようにしたので、構成が簡単で、ブレーキ
液圧の増減圧ゲインを小さく設定でき、ブレーキ液圧を
正確に増減圧制御することができる。
ング方法によれば、所定の周期で車輪速および車体速を
検出し、検出した車輪速と車体速の偏差に応じてホイー
ルシリンダの液圧の増減反量を設定し、設定した増減圧
量幅が所定値以下であるとき、ホイールシリンダの液圧
を制御する電4゜ 磁弁の駆動を停止すると共に、前記所定周期毎に設定さ
れる増減反量を積算し、積算した値が前記所定値に到達
したとき、該積算値に応じた作動時間に亘って前記電磁
弁を駆動するようにしたので、構成が簡単で、ブレーキ
液圧の増減圧ゲインを小さく設定でき、ブレーキ液圧を
正確に増減圧制御することができる。
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図は、本発明方
法を実施するアンチスキッドブレーキ装置の油圧回路図
、第2A図ないし第2D図は、第1図に示す油圧制御弁
16の作動説明図、第3図は、第1図に示す電子制御装
置50により実行されるブレーキ圧増減圧制御の制御手
順を示すメインルーチンのフローチャート、第4A図な
いし第4C図は基準車体速演算ルーチンのフローチャー
ト、第5A図及び第5B図は、基準車輪速FSVWと基
準車体速VREFの時間変化の関係を示すグラフ、第6
図は、スリップ量ΔV演算ルーチンのフローチャート、
第7A図および第7B図は、基準車体速VREFと、こ
れに応じて設定されるスリラフ量補正値DDVとの関係
を示すグラフ、第8図は車輪速VW、スリップ量ΔV、
及びホイールシリンダ液圧Pの時間変化を示すグラフ、
第9A図ないし第9C図は、基本増減灰量ΔPの演算ル
ーチンのフローチャート、第10図は、基本増減圧マツ
プからスリップ量ΔV及び車輪加速度GVWに応じて読
み出されるブレーキ圧増減圧量ΔPの関係を示すグラフ
、第11図は、ブレーキ圧Pの時間変化を示すグラフ、
第12図は、ホイールシリンダの現在の液圧P及び増減
反量ΔPと、これらに応じて読み出される電磁弁の駆動
時間ΔTPとの関係を示すグラフ、第13図は、路面μ
及び増減反量ΔPと、これらに応じて読み出される電磁
弁の駆動時間ΔTPとの関係を示すグラフ、第14図は
、電子制御装置50により実行され、電磁弁を駆動制御
する1 m5ec割込みルーチンのフローチャート、第
15図は、本発明により解決すべき課題を説明するため
の、ブレーキ液圧Pの時間変化を云すゲヨファ本ス IL、IR,2L、2R・・・車輪、3. 4. 5゜
6・・・ホイールシリンダ、10・・・マスタシリンダ
、16、18.20.22・・・油圧制御弁、30.3
2.34.40.42.44・・・電磁弁、46・・・
アキュムレータ、50・・・電子制御装置、52.53
.54.55・・・車輪速センサ。
法を実施するアンチスキッドブレーキ装置の油圧回路図
、第2A図ないし第2D図は、第1図に示す油圧制御弁
16の作動説明図、第3図は、第1図に示す電子制御装
置50により実行されるブレーキ圧増減圧制御の制御手
順を示すメインルーチンのフローチャート、第4A図な
いし第4C図は基準車体速演算ルーチンのフローチャー
ト、第5A図及び第5B図は、基準車輪速FSVWと基
準車体速VREFの時間変化の関係を示すグラフ、第6
図は、スリップ量ΔV演算ルーチンのフローチャート、
第7A図および第7B図は、基準車体速VREFと、こ
れに応じて設定されるスリラフ量補正値DDVとの関係
を示すグラフ、第8図は車輪速VW、スリップ量ΔV、
及びホイールシリンダ液圧Pの時間変化を示すグラフ、
第9A図ないし第9C図は、基本増減灰量ΔPの演算ル
ーチンのフローチャート、第10図は、基本増減圧マツ
プからスリップ量ΔV及び車輪加速度GVWに応じて読
み出されるブレーキ圧増減圧量ΔPの関係を示すグラフ
、第11図は、ブレーキ圧Pの時間変化を示すグラフ、
第12図は、ホイールシリンダの現在の液圧P及び増減
反量ΔPと、これらに応じて読み出される電磁弁の駆動
時間ΔTPとの関係を示すグラフ、第13図は、路面μ
及び増減反量ΔPと、これらに応じて読み出される電磁
弁の駆動時間ΔTPとの関係を示すグラフ、第14図は
、電子制御装置50により実行され、電磁弁を駆動制御
する1 m5ec割込みルーチンのフローチャート、第
15図は、本発明により解決すべき課題を説明するため
の、ブレーキ液圧Pの時間変化を云すゲヨファ本ス IL、IR,2L、2R・・・車輪、3. 4. 5゜
6・・・ホイールシリンダ、10・・・マスタシリンダ
、16、18.20.22・・・油圧制御弁、30.3
2.34.40.42.44・・・電磁弁、46・・・
アキュムレータ、50・・・電子制御装置、52.53
.54.55・・・車輪速センサ。
Claims (1)
- ブレーキ装置のホィールシリンダとマスタシリンダ間の
油路に、ホィールシリンダの油圧制御を行う電磁弁を介
装し、該電磁弁を駆動してホィールシリンダの液圧の増
減圧制御を行うアンチスキッドブレーキング方法におい
て、所定の周期で車輪速および車体速を検出し、検出し
た車輪速と車体速の偏差に応じて前記ホィールシリンダ
の液圧の増減圧量を設定し、設定した増減圧量幅が所定
値以下であるとき、前記電磁弁の駆動を停止すると共に
、前記所定周期毎に設定される増減圧量を積算し、積算
した値が前記所定値に到達したとき、該積算値に応じた
作動時間に亘って前記電磁弁を駆動することを特徴とす
るアンチスキッドブレーキング方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-188007 | 1989-07-20 | ||
JP18800789 | 1989-07-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128754A true JPH03128754A (ja) | 1991-05-31 |
JP2560522B2 JP2560522B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16216014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2189952A Expired - Fee Related JP2560522B2 (ja) | 1989-07-20 | 1990-07-16 | アンチスキッドブレーキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560522B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458405A (en) * | 1993-03-31 | 1995-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor vehicle brake pressure control apparatus wherein brake pressure is controlled based on estimated future wheel speed |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP2189952A patent/JP2560522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458405A (en) * | 1993-03-31 | 1995-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor vehicle brake pressure control apparatus wherein brake pressure is controlled based on estimated future wheel speed |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560522B2 (ja) | 1996-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |