JPH03128662A - 超電導回転電機の回転子 - Google Patents

超電導回転電機の回転子

Info

Publication number
JPH03128662A
JPH03128662A JP26285589A JP26285589A JPH03128662A JP H03128662 A JPH03128662 A JP H03128662A JP 26285589 A JP26285589 A JP 26285589A JP 26285589 A JP26285589 A JP 26285589A JP H03128662 A JPH03128662 A JP H03128662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
radiation shield
inner cylinder
rotor inner
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26285589A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
Nobuhisa Suzuki
信久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIYOUDENDOU HATSUDEN KANREN KIKI ZAIRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
Original Assignee
CHIYOUDENDOU HATSUDEN KANREN KIKI ZAIRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIYOUDENDOU HATSUDEN KANREN KIKI ZAIRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI, Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai filed Critical CHIYOUDENDOU HATSUDEN KANREN KIKI ZAIRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority to JP26285589A priority Critical patent/JPH03128662A/ja
Publication of JPH03128662A publication Critical patent/JPH03128662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば液体ヘリウムからなる冷却媒体により冷
却される超電導回転電機の回転子において、特に内部構
成として設けられる回転子内筒および輻射シールドの熱
収縮特性を改良した超電導回転電機の回転子に関する。
(従来の技術) 従来、この種の代表的な例えば超電導発電機の回転子と
して第6図および第7図に示すような構成のものがある
。即ち、第6図および第7図に示すように回転子は両端
部に回転軸2が取付けられた回転子外筒1とこの回転子
外筒1の内部に同軸的に設けられ、且つ内部に冷却媒体
として液体ヘリウム3が収容される回転子内筒4から構
成されている。回転子内筒4の両端部には軸方向に伸び
るトルクチューブ5が取付けられ、その一方のトルクチ
ューブ5の端部は回転軸2の取付基端部に対応する部分
の回転子外筒1にボルト等により強固に固定され、また
他方のトルクチューブ5の端部は回転子外、内筒1.4
の熱収縮を吸収する例えばダイアフラム状の熱収縮吸収
体6を介して回転子外筒1と回転軸2の取付基端部との
間に連結されている。
一方、回転子内筒4の外周面部に形成されたコイル溝7
には超電導コイル8が収納されており、この超電導コイ
ル8はくさび9、絶縁物10を用いて固定されている。
また、回転子内筒4から出た超電導コイルエンド部11
については保持筒12を用いて遠心力、電磁力に十分耐
え得るように強固に固定されている。また、回転子内筒
4内には一方の回転軸2内を通して回転二重管13が挿
入され、この回転二重管13より供給される液体ヘリウ
ム3により超電導コイル8が冷却されている。
さらに、液体ヘリウムの温度とほぼ同温状態の回転子内
筒4と常温状態にある回転子外筒1の間には常温領域か
ら内部への熱侵入を防止するため、約100〜150°
に程度の温度に保持された輻射シールド14が回転子内
筒4両側のトルクチューブ5に形成された取付座15間
に跨がって同軸的に配設され、その端部16.17を取
付座15上に固定している。
いま、ここで輻射シールド14の取付は方法を考えるに
際して、輻射シールドの温度と回転子内筒4の温度差を
考慮する必要がある。即ち、第8図に示す温度分布図に
おいて、輻射シールド14の取付座15間の長さをLと
すると、この区間で輻射シールド14の運転温度はほぼ
一様で概略100〜150’にである。一方、回転子内
筒4はり2区間で運転温度は4°にで、トルクチューブ
5の輻射シールドの取付座15までの区間L2は第8図
に示すように4’により少し上昇するものの、回転子内
筒4の温度範囲(4°に、L、区間)部の方が遥かに長
い。したがって、このL区間で回転子内筒4、輻射シー
ルド14の熱収縮差が生じるため、輻射シールドの取付
座15に対する固定方法としては通常一端部16を溶接
等で固定し、他端部は熱収縮に対して自由にスライド可
能な構造としている。
(発明の解決しようとする課題) しかしながら、このような構成の超電導発電機の回転子
において、常温部の回転子外筒1の内側は低温部に対す
る熱侵入を低減させるため、真空状態にしていることか
ら、輻射シールド14の他端部が取付座15上をスライ
ドする際、そのスライド部の真空中での相対運動により
かじり等が発生する欠点があった。さらに、かじり等が
進み、固着等が発生すると輻射シールド14に塑性変形
を引起こす虞があり、しかも固着状態が一様でない場合
にはアンバランスを生じ、振動が発生する等の欠点があ
った。
本発明は回転子外筒からの熱侵入を防止するための輻射
シールドを堅労、且つ高信頼性をもって回転子内筒の外
周部に配設することができる超電導回転電機の回転子を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するため、常温ダンパからな
る回転子外筒内に冷却媒体を収容する回転子内筒を設け
、この回転子内筒の両端部に設けられたトルクチューブ
を前記回転子外筒に取付けると共に前記回転子内、外筒
間に常温領域からの熱侵入を低減させる輻射シールドを
配設してなる超電導回転電機の回転子において、前記回
転子内筒と前記輻射シールドを両者の熱収縮量が同一と
なるように前者の線膨脹係数が後者のそれに対して小さ
い材料で構成したものである。
(作用) 従って、このような構成の超電導回転電機の回転子にあ
っては、回転子内、外筒間に配設される輻射シールドの
両端部を回転子内筒両端側のトルクチューブに取付座を
介して完全に固定することが可能となるので、その時の
発生応力は十分小さくなり、従来のようにスライド部の
かじりや固着の発生等に起因する振動の発生がなく、信
頼性の高いものになし得る。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明による超電導回転電機、ここでは超電導
発電機の回転子における回転子内筒側の構成例を示すも
ので、第6図と同一部品には同一記号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
本実施例では、第1図に示すように回転子内筒4をイン
コネル718,706などのNi基合金からなる材料で
、また輻射シールド14をA286,5US316など
のオーステナイト系ステンレス鋼からなる材料でそれぞ
れ構成し、この輻射シールド14を回転子内筒4の外周
に同軸的に配設すると共にその両端部16.17を回転
子内筒4両側のトルクチューブ5に形成された取付座1
5に溶接により完全に固定するようにしたものである。
この場合、輻射シールド14の両端部16.17を取付
座15にボルトにより固定するようにしてもよい。
ここで、回転子内r44の材料として用いられたインコ
ネル718,706などのNi基合金および輻射シール
ド14の材料として用いられたA286,5US316
などのオーステナイト系ステンレス鋼の常温から冷却時
の熱収縮率の特性を第2図に示す。この第2図から分か
るように、Ni基合金では常温から4°Kまで冷却され
ると、約0.22%の収縮となる。一方、オーステナイ
ト系ステンレス鋼では、熱収縮率がNi基合金より大き
く、このNi基合金の熱収縮率と同一の値となる温度は
Ni基合金の特性曲線の4°にのポイントから横軸と平
行に線を引き、オーステナイト系ステンレス鋼の特性曲
線と交わる点となる。
従って、第2図において、この交点の温度は106’に
となり、輻射シールド14の運転温度と一致している。
即ち、輻射シールド14の設定温度を106°にとすれ
ば、L区間の回転子内筒4、トルクチューブ5との熱収
縮差は0となり、輻射シールドの取付座15に輻射シー
ルド14の両端部16.17を溶接、ボルトなどで完全
に固定することが可能となる。
次にこのように構成された超電導発電機の回転子の作用
について述べるに、いま輻射シールド14の両端部16
.17をトルクチューブ5の取付座15に溶接、ボルト
などで完全に固定した場合の発生応力について考察する
と次の通りである。
輻射シールド14の常温組立時から運転温度(100〜
150’ K)まテノ収縮率をα1、そのヤング率をE
1回転子内筒4の常温組立時から運転温度(4” K)
までの収縮率をα2とする。
回転子内筒4の軸方向の剛性は輻射シールド14の軸方
向の剛性に比べて遥かに大きいことから、輻射シールド
14には下式で与えられる圧縮応力が発生する。
σ−E*(α2−αI) そこで、例えばこれらの材料を両者ともオーステナイト
系ステンレス鋼とすれば、 E = 2 X 10’ kg/mm2  α、−0.
20%、α、−0,27%程度の値となり、発生応力は
材料の耐力に対し4て7割程度の値にもなる。
いま、上記実施例に示した材料の組み合わせで、輻射シ
ールド14の設定温度を変化させた場合の発生応力を第
3図に示す。第3図からも明らかなように、発生応力は
輻射シールド14の設定温度を106”Kとした場合は
Oとなることは前述した通りであるが、設定温度をこれ
より低くとれば引張り、高くとれば圧縮の応力が発生す
ることが分かる。いずれにしても、輻射シールド14の
設定温度を100’に前後とすれば、従来の構造に比べ
発生応力は数分の一以下に低減することが可能となるも
のである。
このように回転子内筒4をNi基合金からなる材料で、
また輻射シールド14をオーステナイト系ステンレス鋼
からなる材料でそれぞれ構成することにより、輻射シー
ルド14の健全性を損なうことなく、回転子内筒4の外
周に同軸的に配設された輻射シールド14の両端部16
.17をトルクチューブ5に形成された取付座15に溶
接、またはボルトなどを用いて完全に固定することが可
能となる。従って、従来の横這のように輻射シールド1
4の一端部17を取付座15に対してスライド支持させ
る必要がないので、真空中でのかじり、固着等の発生の
虞を皆無になし得る。
上記実施例では回転子内筒4をインコネル718.70
6などのNi基合金からなる材料で、また輻射シールド
14をA286,5US316などのオーステナイト系
ステンレス鋼からなる材料を用いた場合について述べた
が、本発明はこれらの材料に特定されるものではなく、
次のような材料の組合わせとしてもよい。
■回転子内筒4の材料としてA286.5US316な
どのオーステナイト系ステンレス鋼、輻射シールド14
の材料としてA3083などのアルミ合金を用いる。
■回転子内筒4の材料としてTi−6A1−4V、Ti
−5A1−2.58nなどのチタン合金、輻射シールド
14の材料としてインコネル718.706などのNi
基合金を用いる。
第4園は■の場合の常温から冷却時の熱収縮率の特性を
示すものであり、また第5図は■の場合の常温から冷却
時の熱収縮率の特性を示すものである。これらの特性か
らも分かるように、いずれの場合も輻射シールド14の
設定温度を138’にとすることにより、輻射シールド
に発生する応力を0とすることが可能となるので、こ、
の前後の設定温度において、前述と同様の効果が得られ
ることは明らかである。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、回転子外筒からの熱
侵入を防止するための輻射シールドを堅労、且つ高信頼
性をもって回転子内筒の外周部に配設することができる
超電導回転電機の回転子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超電導回転電機の回転子の一実施
例の要部を示す断面図、第2図および第3図は同実施例
の作用効果を説明するための特性曲線図、第4図および
第5図は本発明の他の実施例の作用効果をそれぞれ説明
するための特性曲線図、第6図は従来の代表的な超電導
回転電機の回転子を示す断面図、第7図は第6図のA−
A線に沿う矢視断面図、第8図は、同超電導回転電機の
回転子において温度分布の一例を説明するための図であ
る。 1・・・・・・回転子外筒、2・・・・・・回転軸、3
・・・・・・液体ヘリウム、4・・・・・・回転子内筒
、5・・・・・・トルクチューブ、6・・・・・・熱収
縮吸収体、7・・・・・・コイル満、8・・・・・・超
電導コイル、9・・・・・・くさび、10・・・・・・
絶縁物、11・・・・・・超電導コイルエンド部、12
・・・・・・保持筒、13・・・・・・回転二重管、1
4・・・・・・輻射シールド、15・・・・・・取付座
、16.17・・・・・・輻射シールドの端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 常温ダンパからなる回転子外筒内に冷却媒体を収容する
    回転子内筒を設け、この回転子内筒の両端部に設けられ
    たトルクチューブを前記回転子外筒に取付けると共に前
    記回転子内、外筒間に常温領域からの熱侵入を低減させ
    る輻射シールドを配設してなる超電導回転電機の回転子
    において、前記回転子内筒と前記輻射シールドを両者の
    熱収縮量が同一となるように前者の線膨脹係数が後者の
    それに対して小さい材料で構成したことを特徴とする超
    電導回転電機の回転子。
JP26285589A 1989-10-11 1989-10-11 超電導回転電機の回転子 Pending JPH03128662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26285589A JPH03128662A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 超電導回転電機の回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26285589A JPH03128662A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 超電導回転電機の回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03128662A true JPH03128662A (ja) 1991-05-31

Family

ID=17381565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26285589A Pending JPH03128662A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 超電導回転電機の回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03128662A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7211921B2 (en) * 2000-12-20 2007-05-01 Siemens Aktiengesellschaft Winding support of a superconductive rotor, comprising a structure to compensate for axial expansion of the support
WO2013128813A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 川崎重工業株式会社 超電導回転機の界磁回転子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7211921B2 (en) * 2000-12-20 2007-05-01 Siemens Aktiengesellschaft Winding support of a superconductive rotor, comprising a structure to compensate for axial expansion of the support
WO2013128813A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 川崎重工業株式会社 超電導回転機の界磁回転子
JP2013183465A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd 超電導回転機の界磁回転子
CN104067494A (zh) * 2012-02-29 2014-09-24 川崎重工业株式会社 超导旋转机的励磁转子
US9397546B2 (en) 2012-02-29 2016-07-19 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Field rotor with cooling passages for superconducting electric machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1120987A (en) Generator with stator retention
EP1275191B1 (en) Axial gap motor-generator for high speed operation
US4385248A (en) Support method and structure for epoxy impregnated saddle-shaped superconducting windings
US4171494A (en) Electric rotary machine having superconducting rotor
JP5138688B2 (ja) 超電導回転機械のトルク伝達アセンブリ
EP1407529B1 (en) Torque transmission assembly for use in superconducting rotating machines
Blankenship et al. Dynamic force transmissibility in helical gear pairs
Qin et al. Coupled torsional-flexural vibration of shaft systems in mechanical engineering—I. Finite element model
JPS6056060B2 (ja) 超電導回転電機
JPS6259546B2 (ja)
JPH03503563A (ja) 熱補償を持った軸受組体
JPH03128662A (ja) 超電導回転電機の回転子
GB1576028A (en) Coupling and a generator or rotor including the coupling
US4177398A (en) Shroud for mounting rotor end winding in electric machine
JP5016393B2 (ja) 超電導回転電機の回転子
EP0952311A1 (en) Turbo machine with an inner housing and an outer housing
US4329602A (en) Superconducting rotor
JPH04200263A (ja) 超電導回転電機の回転子
JPH03285559A (ja) 超電導回転電機の回転子
GB2099231A (en) Rotor for superconductive rotary electric machine
JPS62124322A (ja) セラミツク軸受の締結構造
JPH0445413Y2 (ja)
JPS5941171A (ja) 超電導回転子
JPS588821A (ja) 回転機の軸受支持装置
JPH04105548A (ja) 超電導回転電機の回転子