JPH03128067A - 低周波治療器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、人体に低周波パルス電圧を印加することによ
り治療等を行う低周波治療器に関する。

［従来の技術］ 低周波治療器は、人体の所望の位置に一対又はそれ以上
の電極を接触させ、各電極間に低周波（数１１〜数百ｔ
ｈ）のパルス電圧を印加することにより、肩凝り等に対
処する治療を行うものである。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の低周波治療器においては、全ての電極に同一のパ
ルス電圧が印加されるように構成されている。このため
、例えば、肩凝りの治療に本器を用いた場合、ひどく凝
っている部所には適度な強さであってもあまり凝ってい
ない部所では強すぎてしまう等の不都合が生じてしまう
。

従って本発明の目的は、人体の各部所にそれぞれ最適の
強さの低周波パルス電圧を与えることができる低周波治
療器を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成する本発明の特徴は、低周波パルス電
圧を発生する回路と、この回路から出力される低周波パ
ルス電圧を人体に印加するための複数の電極と、これら
電極に印加される低周波パルス電圧の値を各電極毎に選
択的に調整可能な手段とを備えたことにある。

［作用コ 低周波パルス電圧の値を各電極毎に選択的に調整可能な
手段を設けているので、使用者は必要に応じてそれぞれ
の電極毎に強さ調整を行うことができる。

［実施例コ 以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第工図は本発明の一実施例である低周波治療器の構成を
概略的に示すブロック図である。　同図において、１０
はＬＳＩ（大規模集積回路）によって構成された単一チ
ップのマイクロコンピュータであり、このマイクロコン
ピュータ１０はプログラムを格納してお（ＲＯＭ（リー
ドオンリメモリ）、データを格納するＲＡＭ’（ランダ
ムアクセスメモリ）、演算回路、各種レジスタ、入出力
ポート、制御回路等を含んでいる。

マイクロコンピュータｌＯには、表示部１１及びキー人
力部１２が接続されている。表示部１１は、この低周波
治療器の動作状態等を表すためのものであり、ＬＥＤ　
（発光ダイオード）、又はＬＣＤ　（液晶表示装置）等
によって構成される。キー人力部１２は、使用者が操作
可能な、例えばモード選択キ、電源キー等の各種のキー
を備えており、これらのキーから与えられる入力情報が
マイクロコンピュータ１０に送り込まれる。

マイクロコンピュータＩＯには、さらに、２つの波形増
幅部１３．１４と２つの波形コントロール部１５．１６
とが接続されている。波形増幅部１３．１４の入力側に
は、電圧昇圧部１７が接続されており、その出力側には
、上述の波形コントロール部１５．１６が接続されてい
る。この波形増幅部１３．１４には、電圧昇圧部１７か
ら昇圧された直流電圧が印加されており、マイクロコン
ピュータＩＯから印加される低周波のパルス信号に応じ
たパルス電圧を発生する。

各波形増幅部１３．１４は、使用者が調整可能のボリュ
ーム１３ａ　％　１４ａをそれぞれ備えており、各ボリ
ューム１３ａ　％　１４ａによって設定された値に応じ
た振幅（０〜１００Ｖ）を有するパルス電圧をそれぞれ
出力する。

第２図は第１図の各部の信号波形を表しており、（Ａ）
はマイクロコンピュータ１０から波形増幅部１３．１４
に印加されるパルス信号、（Ｂ）、（Ｃ）は波形増幅部
＋４、＋３から出力されるパルス電圧である。現在は、
波形増幅部１４からのパルス電圧ＣＢ）はボリューム１
４ａによって８０Ｖに、波形増幅部１３からのパルス電
圧（Ｃ）はボリューム１３ｇによって５０Ｖにそれぞれ
設定されている。

波形増幅部１３．１４の出力側には、波形コントロール
部１５．１６がそれぞれ接続されている。これら波形コ
ントロール部１５．１６は、波形増幅部１３．１４から
のパルス電圧（Ｂ）、（Ｃ）の極性、振幅等をマイクロ
コンピュータ１０から与えられる正負極性切換え信号（
第２図（Ｅ）参照）等に応じて制御する。

第２図（Ｆ）は波形コントロール部１５の出力、（Ｄ）
は波形コントロール部１６の出力をそれぞれ示している
。

波形コントロール部１５．１６の出力側には、波形合成
及び出力部１８を介して、粘着パッド等の電極１９．２
０が接続されており、波形合成及び出力部１８によって
波形コントロール部１５．１６の出力が合成された結果
、第２図（Ｇ’ｌ　に示す如きパルス電圧が電極１９．
２０間に印加される。

第３図は本実施例のマイクロコンピュータ１０のプログ
ラムの一部を表すフローチャートである。

まずステップＳ１において、タイマー及びモードの初期
設定を行う。即ち、タイマーに標準の動作時間を設定し
、モードを初期の動作モードに設定する。次のステップ
Ｓ２では、設定した動作モードの波形パターンを有する
低周波パルス信号（第２図（Ａ））が形成され波形増幅
部１３．１４に出力される。

ステップＳ３では、キー人力部Ｉ２から動作モード変更
の指示が入ったかどうか判別し、“ＹＥＳ”の場合はス
テップＳ４へ進んで新しいモードに変更する。ステップ
Ｓ３でＮＯ″の場合、即ちモード変更のない場合はステ
ップＳ５へ直接進む。ステップＳ５では、タイマーの設
定時間に変更ありか否かを判別する。ＹＥＳ”の場合は
ステップＳ６で設定時間の変更をした後、“Ｎｏ”の場
合は直接ステップＳ７へ進む。

ステップＳ７では、このタイミングで出力パルスの正負
極性反転を行うのか否かを判別し、“ＹＥＳ”の場合は
ステップＳ８へ進んで正負極性切換え信号（例えば第２
図（Ｅ））を波形コントロール部１５．１６へ出力する
。“Ｎｏ”の場合は直接ステップＳ９へ進む。

ステップＳ９では、タイマーの設定時間が終了したか否
かを判別する。“Ｎｏ”の場合、即ち終了してない場合
、ステップＳＩＯへ進み、電源キーが操作されて電源が
オフとされたかどうか判別する。

ステップＳＩＯにおいてＮｏ”の場合、即ち、電源がオ
フとされてない場合、プログラムはステップＳ２へ戻り
、上述した処理が繰り返される。ステップＳ９において
“ＹＥＳ”の場合、又はステップ３１０において“ＹＥ
Ｓ”の場合は、ステップＳ１１へ進み、低周波パルスの
出力を停止する。

本実施例の低周波治療器を使用する方法について以下説
明する。

まず、治療器の電極１９及び２０を人体の治療すべき部
位に貼付ける。次いで、動作モードをモード選択キーで
指示すると共に電源キーをオンにする。

これにより、所定のプログラムに従った波形パターンを
有する低周波パルスが順次治療部位に印加される。

使用者が、一方の電極の強さを調整したい場合には、そ
の電極に対応する波形増幅部のボリュームを適宜調整す
ることにより、パルス電圧の振幅がその電極のみ変化し
所望の強さを得ることができる。

なお、上述の実施例では電極数が２であるが、本発明の
低周波治療器では電極数は２以上のいくつであっても良
い。ただし、上述の例の如く電極に印加される低周波パ
ルス電圧の値を各電極毎に選択的に調整可能な手段をハ
ードウェアで構成する場合には、電極の数だけ波形増幅
部、ボリューム、波形コントロール部を設ける必要があ
る。電極に印加される低周波パルス電圧の値を各電極毎
に選択的に調整可能な手段をソフトウェアで構成可能で
あることは明らかである。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように本発明の低周波治療器は、低
周波パルス電圧の値を各電極毎に選択的に調整可能な手
段を設けているので、使用者は必要に応じてそれぞれの
電極毎に強さ調整を行うことができる。その結果、必要
な部位にのみ必要な強さの低周波パルス電圧を印加する
ことができ、効率の良い治療を行うことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である低周波治療器の構成を
概略的に示すブロック図、第２図は第１図の実施例の各
部の信号波形図、第３図は第１図の実施例のマイクロコ
ンピュータのプログラムの一部を表すフローチャートで
ある。 １０・・・・・・マイクロコンピュータ、１１・・・・
・・表示部、１２・・・・・・キー人力部、１３．１４
・・・・・・波形増幅部、１３ａ１１４ａ・・・・・・
ボリューム、１５．１６・・・・・・波形コントロール
部、１７・・・・・・電圧昇圧部、１８・・・・・・波
形合成及び出力部、１９．２０・・・・・・電極。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 低周波パルス電圧を発生する回路と、該回路から出力さ
   れる低周波パルス電圧を人体に印加するための複数の電
   極と、該電極に印加される低周波パルス電圧の値を各電
   極毎に選択的に調整可能な手段とを備えたことを特徴と
   する低周波治療器。