JPS5932466A

JPS5932466A - 低周波電気治療器

Info

Publication number: JPS5932466A
Application number: JP14381882A
Authority: JP
Inventors: 岡本　常喜
Original assignee: RIKEN IRIYOU DENKI KK
Current assignee: RIKEN IRIYOU DENKI KK
Priority date: 1982-08-18
Filing date: 1982-08-18
Publication date: 1984-02-21
Also published as: JPS629347B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は低周波電圧を人体に通電して患部を治療する低
周波電気治療器に関する。

低周波を用いた電気治療器は、対極端子と消極端子との
間に治療電極を介して人体の治療箇所を介在させ且つ両
端子間に低周波電圧を印加することにより、皮膚を通じ
て電気エネルギーを人体に送り、電気刺激によって生体
細胞の新陳代謝へ影響を与え治療を行うものである。

従来、この種の治療器としては、例えば複数箇所の患部
をそれぞれ治極端子、対極端子間に介在して一度に多数
の患部を治療するようにしたものがある。

しかし、このような治療器にあっては、複数箇所の患部
に対して同時通電すると患部の刺激慣れが生じる。その
ため的確な低周波の電気治療が困難であった。更に、多
患部に同時通電すると、各治療点間において刺激の相殺
作用が生起し、最も強い刺激に他の治療点の刺激が減殺
され、有効な治療ができないという問題があった。

そこで、本願発明者は先に上記問題点を解消し、複数箇
所の患部に対して各治療点毎に適応した有効刺激を時間
的に別々に与えるようにした装置を公開した。即ち、特
公昭５６−４６４３２号公報に記載された低周波電気治
療器における交替通電治療装置である。

その交替通電治療装置は、第１図に示すように、低周波
治療用の電圧を発生する治療器（１１）の出力に、通電
切替用の自動交替スイッチ（１２）を接続すると共に、
同スイッチ（１２）の出力より出力電圧を調整するため
の電圧調整器（１３）を介して人体に通電するだめの冷
極端子（１４）と対極端子（１５）とに接続した構成の
ものである。

このような装置は、電圧調整器（１３）によってそれぞ
れの冷極端子（１４）と対極端子（１５）との間に加わ
る電圧を調整し且つ自動交替スイッチ（１２）を作動す
ることにより、複数箇所の治療点に対して各治療点毎に
適応した有効刺激を自動的に所定のタイミングで交替に
与えることができるものである。そして、各治療点間の
刺激の相殺を防止すると共に、従来のように複数の治療
点に対して同時に通電するものでなく、一定間隔の時間
毎に交替に通電するため通電刺激慣れを防止し、治療効
果の減殺を解消するという効果がある。

ところで、従来の装置にあっては、自動交替スイッチが
低周波治療用の電圧を発生する治療器の動作に対して無
関係に作動している。そのため、治療器の周波数が比較
的高い場合には、第２図の（ａ）に示ずような周期Ｔ、
の治療器出力を同図（ｂ）あるいはｔｃ＞に示すように
自動交替スイッチの周期Ｔ２で交替に各治療点に通電す
ることができ、有効刺激を各患部に与えることができる
。

しかし、治療器の周波数が低くなり、その周期が自動交
替スイッチの周期に近づいた場合、第３図の（ａ）に示
すように周期Ｔ３の治療器出力を自動交替スイッチの周
期Ｔ２で交互に各治療点に通電すると、同図（ｂｌある
いは（Ｃ１に示すように、その出力のパルス幅は一定せ
ず通電時間のバラツキを生じ、更に極端な場合はパルス
が出力しない。そのため、各治療点の通電時間が時間に
よって変化し、確実に患部に対して有効刺激を与えるこ
とが回前であった。

本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、人体の治
療点に通電するための複数の治療端子に、低周波治療用
の電圧を順次循環して分配することにより、周波数にか
かわりなく有効刺激を確実に患部に対して与えると共に
、複数箇所の治療点を同時に、各治療点間の刺激の相殺
を防止しながら且つ通電刺激慣れをも有効に防止しなが
ら治療できるようにした低周波電気治療器を提供するこ
とを目的としたものである。

以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第
４図は本発明の例を示すブロック図である。なお、治療
端子を４チャンネル設けた例を示している。

第４図において、ｆＪ、ｌは任意の交流信号を発生する
発振器である。この発振器（１）は周波数が比較的高い
パルスを発生する密液信号発振回路（１ａ）と、周波数
が比較的低いパルスを発生する疎液信号発振回路（１ｂ
）と、これらの信号を切替える疎密切替回路（ＩＣ）と
、この切替えの周期を調整する切替周期調整回路（１ｄ
）とによって構成している。密液、疎液を発生する発振
回路（ｌａ）、　　（ｌｂ）はそれぞれ任意の周波数に
設定が可能である。切替周期調整回路（１ｄ）は発振回
路（ｌａ）、　　（Ｉｂ）の出力信号を任意の周期で切
替えるように、その周期を調整することができ、疎密切
替回路（ＩＣ）の出力を密液、疎液のパルス信号を交互
に出力するように機能する。また、密液あるいは疎液の
いずれか一方を連続的に出力するように制御することも
可能である。

（２）は４カウントのリングカウンタ回路を示したもの
で、その４つの出力より発振器（１１の出力信号をその
出力信号自身の周期のタイミングで順次循環して分配し
た信号を出力する。なお、本実施例では治療器の出力を
４チヤンネルに設定しているので、リングカウンタ回路
（２）も４カウントのものを使用しているが、治療器の
出力数に応してその数を設定すればよい。

（３）はリングカウンタ回路（２）の出力信号を微分す
る微分回路であり、それぞれのリングカウンタ回路（２
）の出力信号を微分する。

（４）は微分回路（３）の出力信号を増幅する増幅器。

（５）は治療器の出力電圧を各治療点毎に適応するよう
に調整する出力電圧調整回路、　＋６１．　（７１はそ
れぞれの出力電圧調整回路（５）の出力に接続し且つ人
体の治療点に通電するための治極端子、対極端子を示す
。

第５図は上記実施例の動作を示すタイムチャートである
。なお、発振器（１）の出力信号を同一周波数で連続的
に出力するように設定した例を示し、ている。

以下、本発明の作用を第５図のタイムチャ−１・を参照
しながら説明する。

第５図の（ａ］は発振器（１）の出力信号を示したもの
で、上記のように同一周波数で連続的に出力している。

この信号をリングカウンタ回路（２）に入力すると、そ
の４つの出力には同図ｆｂ）、　ｆｃＬ　（ｄｉ、　ｆ
ｅ）に示ずように順次循環して分配した出力が取り出せ
る。このそれぞれの信号を微分回路（３）にて微分し、
更にその出力を増幅器（４）に入力すると、同増幅器（
４）の出力を人体の治療点に通電して患部を治療しうる
電気エネルギーを有する低周波治療用の電圧に増幅する
ことができる。そして、それぞれの出力電圧調整回路（
５）によって各治療点に適応した電圧に調整すると、各
出力電圧調整回路（５）の出力には、同図ｉｆ）、　（
ｇ）、　［ｈ）、　（ｇに示すように、治療点毎に適応
した電圧が上記リングカウンタ回路（２）にお＆ノる４
つの出力に同期して取り出せる。このそれぞれの治療用
電圧を、消極端子（６）、対極端子（７）間に介在さセ
た治療点に治療電極を介して与え、治療を行う。

このように、複数の治療点に対して設定周期で設定電圧
を確実に与えることができ、更に、各治療点間の電圧は
時間的に互いにずれているので、従来のような通電刺激
慣れや各治療点間の刺激の相殺を防止できる。このこと
ば、１台の治療器で複数の治療点を交替して通電するこ
とにより１．各治療点間の刺激の相殺や通電刺激慣れを
防止しながら治療できることを意味し、治療効果を高め
ることや治療時間の短縮を図るという効果をもたらす。

第６図は上記実施例で他の通電形態を行う場合のタイム
チャー１−である。低周波治療器の通電形態の１つに、
治療点に対して治療電圧の周波数を高い周波数と低い周
波数とを交互にり、えるようにした疎密通電と呼ばれる
ものがある。第６図はその疎密通電の一例を示すタイム
チャーＩ・である。

以下、同図を参照しながら疎密通電を行う場合の作用を
説明する。

第６図の（ａｌは発振器（１）の出力信号である。密液
信号発振回路（１ａ）の出力の周波数が比較的高い４（
１１ｉ１のパルスと、疎液信号発振回路（１ｂ）の出力
の周波数が比較的低い４個のパルスとを疎密切替回路（
ＩＣ）で交互に切替えて出力するように設定した例を示
している。なお、これに限ることなくパルスの数は任意
に設定が可能である。発振器（１）の出力信号により、
リングカウンタ回路（２）の４つの出力には、同様に同
図（ｂ）、　（ｃｌ、　ｆｄｌ、　（ｅ）の順に順次循
環して分配した出力信号が取り出せる。

この出力信号を微分回路（３）で微分し、更に増幅器（
４）によって患部を治療しうる電気エネルギーを有する
低周波治療用の電圧に増幅する。そして、出力電圧調整
回路（５）により各治療点毎に適応した電圧に調整する
と、各調整回路（５）の出力には、各治療点に適応した
電圧が同図（ｆｌ、　（叱（ｈ）、　（１）に示すよう
にリングカウンタ回路（２）の出力信号に同期して取り
出せる。その出力信号は周波数が高い方から低い方へ、
低い方から高い方へと交互に変化し、疎密通電の通電形
態となる。

？このように、複数の治療点に対して同時に疎密通電を行
・）ことができ、更に上記と同様に各治療点間の電圧は
時間的に互いにずれているので、通電刺激慣れや各治療
点間の刺激の減殺を防止できる。

なお、実施例では治療端子を４チャンネル設けた例を示
したが、これに限ることなくそれ以下あるいはそれ以」
二であってもよい。また、発振器の波形がパルス波形の
例を示したが、これに限ることなく他の波形にすること
もできる。

更に実施例では微分回路によって治療電圧が微分波形と
なる例を示したが、整流ダイオードによって正負のいず
れか一方の信号を取り出すこともでき、あるいは微分波
形に限らず、パルス波形等にすることもできる。

以上説明したように本発明によれば、複数の治療点に対
して同時に設定周期で設定電圧を確実に与えることがで
きると共に、通電刺激慣れや各治療点間の刺激の減殺を
も有効に防止でき、治療効果を高めることや治療時間の
短縮を図ることかで／ρ きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の低周波電気治療器の回路図。第２．３図はその動作を示すタイムチャー１・、第４図
は本発明の一実施例の構成を示すブロック図。第５．６図は第４図における実施例の動作を示すタイム
チャートである。（１）；発振器　　　　　（２）；リング力うンタ回路
（３）；微分回路　　　　（４）；増幅器（５）；出力
電圧調整回路（６）；消極端子　　　　（７）；対極端子特許出願人
　　　　理研医療電機株式会社代理人　　手掘　益（ほ
か２名）第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

■、任意の交流信号を発生する信号発生部と、この信号
発生部の出力信号をその出力信号自身の周期のタイミン
グで順次循環して分配する分配装置と、この分配装置に
よって分配された複数の信号をそれぞれ人体の治療点に
通電するための治療用電圧として出力する複数の治療端
子とを備えたことを特徴とする低周波電気治療器。