JPH03127017A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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Publication number
JPH03127017A
JPH03127017A JP26680589A JP26680589A JPH03127017A JP H03127017 A JPH03127017 A JP H03127017A JP 26680589 A JP26680589 A JP 26680589A JP 26680589 A JP26680589 A JP 26680589A JP H03127017 A JPH03127017 A JP H03127017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic flux
inspected
side wall
endoscope
detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP26680589A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Sakiyama
勝則 崎山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被検査物が強磁性体で構成されていてもこの
被検査物の探傷を行うことが可能な内視鏡装置に関する
ものである。
[従来の技術] ボイラの煙管や科学プラントの配管等、更にはガス管や
水道管等の管孔内は、定期的に検査を行って腐蝕や損傷
の有無を調ヴることが望ましい。
そのため、この管孔内に内視鏡の挿入部を挿入し、該内
視鏡を介して肉眼にて検査する技術が実施されている。
しかし、肉眼による検査のみでは微少な傷や広い範囲に
わたる−様な腐蝕は発見が困難な場合もある。
そこで、例えば実開昭56−157670号公報には、
上記挿入部の先端部分に流過式の探傷コイルを設けるこ
とにより、肉眼による観察とこの探傷コイルによる探傷
とを行うことを可能にした技術が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、被検査部が鋼管等の強磁性体で形成され
ている場合には、この鋼管の残留磁界で正確な検査結果
を得ることが困難となる可能性がある。
そのため、この強磁性体の検査は例えばパイプの一部を
切断してサンプルを取り、このサンプルについて検査す
るサンプル検査が行われているが、検査に時間がかかる
と共に、極めて繁雑な手間が要求される。
また、この強磁性体にて構成されたものを非破壊検査に
て検査する手段として磁粉探傷法が知られているが、磁
粉の付着を困難にする表面の油脂。
塗料、錆などを除去する前処理や、洗浄、磁粉の除去、
防錆処理等の後処理が煩雑であるばかりでなく、パイプ
の内壁を検査する際には著しい困難性が伴う。
[R明の目的J 本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、強
磁性体で構成されたパイプ等の内壁であっても、肉眼に
よる検査と探傷とを容゛易に行うことが可能な内視鏡装
置を提供づることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明の内視a装置は、内視鏡の挿入部に、被検査物を
励磁する励磁コイルと、上記被検査物からの漏洩磁束を
検出する検出器とを設置フたものである。
[作用] かかる構成により、内視鏡を介して被検査物の側壁を肉
眼にて?1M察すると共に、励磁コイルにて被検査物の
側壁を励磁し、該側壁から漏洩することのある漏洩磁束
を検知することによりこの側壁の損傷の有無を検査する
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図乃至第8図は本発明の第一実施例に係り、第1図
は内視鏡装置の概略構成図、第2図は先端部の側面図、
第3図は探傷の原理を示す説明図、第4図は探傷装置の
ブロック図、第5図は被検査物の断面図第6図は検出部
で検出される波形の説明図、第7図は波形の処理を示す
説明図、第8図はモニタに表示される波形の説明図であ
る。
まず第1図を参照して内視鏡装置の概要を説明すると、
本実施例に使用される内視鏡1は例えばボイラのパイプ
内等に押入することが可能な細長で可撓性を有する挿入
部2と、この挿入部2の基端側に設けられた大径の操作
部3とを有している。
上記挿入部2の先端側には先端部4が設けられ、該先端
部4の基端側に、例えば互いに屈曲可能な複数の節輪5
にて構成された湾曲部6が設けられている。この湾曲部
6は上記操作部3に設けられた湾曲操作ノブ3aを操作
することにより湾曲させることが可能に構成されていて
、該湾曲部6を湾曲させることによって上記先端部4を
被観察部位へ指向させるようになっている。   ′ま
た、上記操作部3の一側からはユニバーサルコード7が
延設されている。このユニバーサルコード7の先端には
コネクタ装置t7aが設けられ、上記内視11はこのコ
ネクタ装置7aを介して光源装置8に接続されるように
なっている。上記ユニバーサルコード7内にはライトガ
イド9が配設されており、上記光源装置8にて発生され
る照明光をこのライトガイド9を介して内祝11側へ導
くことができるよう構成されている。
第2図に示す如く、このライトガイド9は上記押入部6
を介して先端部4まで延設され、その端部が、この先端
部4に形成された照明用透孔11に固定されている。該
照明用透孔11の先端側には配光レンズ11aが固定し
て設けられており、上記照明光はこの配光レンズ11a
にて上記被観察部位へ照射されるようになっている。
また、先端部4には上記照明用透孔11と平行な観察用
透孔12が貫通形成され、この観察用透孔12の先端側
に対物光学系12aが固定されている。この対物光学系
12aの結像位置にはリレーレンズ系12bを介してC
CD等の固体R機素子13が配設され、上記被観察部位
の映像がこの固体m機素子13にて光電変換されるよう
構成されている。更に、該固体R機素子13には複数の
信号線14の一端が接続されている。
この信号線14の他端は、挿入部2及びユニバーサルコ
ード7内を上記コネクタ装置7aまで延設され、このコ
ネクタ装fR7aに連設された他のユニバーサルコード
15を介してカメラコントロールユニット(CCU)1
6へ接続されるようになっている。そして、このカメラ
コントロールユニット16にて信号処理され、ケーブル
16aを介してモニタ16bへ出力されることにより、
上記被観察部位の映像をこのモニタ16bにて観察する
ことが可能となっている。
一方、上記先端部4の外周には漏洩磁束検出器17の本
体18が固定されるようになっている。
この本体18は略筒状に形成され、内孔の先端側に形成
されたねじ18aを上記先端部7の先端側に形成された
ねじに螺合することにより着脱することが可能である。
また、この本体18の外周には凹部18bが周回形成さ
れており、この凹部18b内に励磁部1つ及び磁束、検
出部2oが配設されている。
上記四部18bの奥部に鉄心22が配設されている。こ
の鉄心の両端部にはフランジ状の突出部22aが形成さ
れ、該突出部22aの端部が上記本体18の外周に露呈
されている。これら突出部22a間は凹部22bとなっ
ており、該凹部22bの開口部側は蓋体22cによって
閉塞されている。また、上記凹部22bの底面であって
互いに離間する側には励磁コイル23が巻装されており
、該励磁コイル23に電流を供給することにより上記鉄
心22内に磁束が発生されるようになっている。上記本
体18内であってこの鉄心22よりも本体18の中心軸
側には筒状に形成された磁気遮蔽部材24aが介装され
、鉄心22に発生した磁束にて先端部4内の固体画像素
子13に影響が及ぶことが防止されている。
また、励磁コイル23間には他の磁気遮蔽部材24bを
介して上記磁束検出部20が配設されている。すなわち
、磁気遮蔽部材24の中央部に凹部24Gが形成され、
この四部24c内に上記本体18を周回する超音波モー
タ25 (USM)が配設されている。該超音波モータ
25のステータ2’5aは上記凹部24Gの底面に固定
されている一方、ロータ25bには保持部材26aを介
して磁束検出部22aの検出ヘッド27が固定されてい
る。この検出ヘッド27は上記蓋体22Gに形成された
孔を介して本体18の外側に指向されており、上記ロー
タ25bが回転されるとこの検出ヘッド27が本体18
の周方向へ回転されるようになっている。
尚、上記磁気遮蔽部材24の四部24aは蓋体29にて
閉塞されていて、上記検出ヘッド27はこの蓋体28に
て保護されている。
また、上記検出ヘッド27にはコイル27aが巻装され
ている。このコイル27aは、上記保持部材26a及び
この保持部材26aに対向する他の保持部材26bに設
けられたロータリートランス29.接続線31を介して
DCアンプ32に接続されている。
第3図を参照して上記漏洩磁束検出器17の作動原理を
説明すると、鉄心28の励磁コイル23に電源33から
の電流が供給されると、この鉄心28に磁束が発生し、
第3図(b)に示す如く、この磁束が鉄心28の突出部
28aを介して該突出部28aに対向される被検査物の
一例である例えば鋼管34の側壁を通過する。このDI
管34の側壁の肉厚が一定であれば、上記磁束はこの側
壁を通過するのみであるが、第3図(a)、(b)に示
す如く、該側壁に腐蝕等による薄肉部34aが存在し、
この薄肉部34aが上記突出部288間に位置された場
合、上記磁束はこの薄肉部34aにて側壁の外部へ′m
洩される。
この状態で超音波モータ25にて検出ヘッド27を回転
させると、この検出ヘッド27が上記薄肉部34aに対
向した際に、該検出ヘッド27にて漏洩された磁束が横
切られることによりこの検出ヘッド27のコイル29に
漏洩された磁束の大きさに応じた起電力が生じる。この
起電力をDCアンプ32にて増幅して例えばこのDCア
ンプ32に設けられた出力計32aに出力することによ
り、該出力計32aを介して上記薄肉部34aの存在を
知ることが可能となる。
ところで、第4図に示す如く、上記DCアンプ32は探
傷装置36内に設けられている。この探傷装置36内に
は第一オシレータ37及びこの第一オシレータ37の信
号を増幅するマグネットドライバ38が配設されており
、このマグネットドライバ38にて増幅された信号が上
記接続1!fi131を介して上記励磁コイル23へ伝
達されることにより該励磁コイル23が駆動されるよう
になっている。
また、上記探傷装置36内には超音波モータ25を駆動
するUSMドライバ39が配設されている。該USMド
ライバ39には上記超音波モータ25の基準信号を発振
する第二オシレータ41が接続されており、この第二オ
シレータ41にて発振される信号をもとに超音波モータ
25の速度が制御されることにより定速回転されるよう
になっている。また上記第二オシレータ41には、超音
波モータ25の一回転毎にパルス信号を発生させるトリ
ガ信号発生器42と、この超音波モータ25の一回転毎
に掃引信号を発生させる掃引信号発生器43とが接続さ
れている。そして、これらのトリガ信号発生器42及び
トリガ信号発生器43にて、上記検出ヘッド27が第5
図に示す如く上記鋼管34の例えば下部に設定された基
準点に位置した際にそれぞれの信号が発信されるよう設
定することにより上記検知ヘッド27の現在位置が分か
るようになっている。
一方、上記DCアンプ32の出力側にはバンドパスフィ
ルタ44を介して整流回路45が接続されている。上記
鋼管34には残留磁気が存在していることが一般的であ
るため1、上記検知ヘッド27にて検出されてDCアン
プ32にて増幅された信号波形は、第6図(a)に示す
如き残留磁界によるらのと、第6図(b)に示す如き損
傷や腐蝕等によるものとが合成された第7図(a)に示
す如きものとなる。尚、上記第6図(a>に示す波形で
は小さなものは励磁コイルのドライブ周波数によるもの
であり、大きなものが上記鋼管34の腐蝕部34aより
漏洩された磁束によるものを示している。
このようにして合成された信号は上記バンドパスフィル
タ44にてノイズを除去することにより第7図(b)に
示す如ぎ信号波形とすることができ、更にこれを整流す
ることにより第7図(C)に示す如き波形とすることが
可能である。
第4図に示す如く、上記整流回路45はA/Dコンバー
タ46及びCPU47を介して上記ケーブル16に介装
された画像合成装置48に接続されており、上記整流回
路45からの信号は、A/Dコンバータ46にてデジタ
ル信号に変換した後、上記CPU47で任意の処理を行
って上記画像合成装置48に出力することにより上記モ
ニタ16bに表示させることができるようになっている
また、上記CPU47にはトリガ信号発生器42から出
力されるトリガ信号が入力されるようになっており、こ
のトリガ信号を基準した処理がCPU47にて行われる
ことにより、上記モニタ16bには第8図(a)に示す
如き直線状の波形や、或いは第8図(b)に示す如き周
回状の波形を表示することが可能となる。
また、整流回路45より出力される信号と、上記掃引信
号発生器43から出力される掃引信号とをオシロスコー
プ49に出力することにより、このオシロスコープ49
にても第8図に示す如き波形を表示することが可能であ
る。
以上のような構成を有する内祝It装置にて鋼管34内
等の観察を行う場合、コネクタ装Er&を介してユニバ
ーサルコード7を光源袋@8に接続すると共に、他のユ
ニバーサルコード15をカメラコントロールユニット1
6へ接続し、これら光源装置18及びカメラコントロー
ルユニット16の電源をONすると共に、挿入部2を上
記鋼管34内等へ挿入する。すると、上記光源装置8に
て発生された照明光がライトガイド9を介して先端部4
まで伝達され、この先端部4の照明用透孔11に設けら
れている配光レンズIlaを介して被観察部位へ照射さ
れる。
この被I!察部位の光学像は、上記先端部4の観察用透
孔12に固定されている対物光学系12aにて固体撮像
素子13に結像され、該固体i検素子13を介して光電
変換されて上記カメラコントロールユニット16へ出力
される。そして、このカメラコントロールユニット16
にて信号処理されてモニタ16bに出力されることによ
り上記被観察部位の映像がこのモニタ16bに映し出さ
れる。
また、上記鋼管34側壁の探傷を行う場合には、先端部
4のねじ4aに漏洩磁束検出器17のねじ18aを螺合
することにより該漏洩磁束検出器17の本体18を固定
する。そして挿入部2を鋼管34内等へ挿入して、探傷
装置36内の第一オシレータ37及びマグネットドライ
バー38により励磁部1つの励磁コイル23を駆動する
ことにより、鉄心22に磁束を発生させる。また、第二
オシレータ43及びUSMドライバー39を介して超音
波モータ25のロータ25bを回転させる。
そして、この状態で上記励磁部19を鋼管34の側壁に
対向させつつ上記本体18を鋼管34の軸心に沿って移
動させる。
上記鉄心22に発生された磁束は突出部22aを介して
側壁へ伝達される。この鋼管34の側壁に薄肉部34a
が存在し、該薄肉部34aが上記突出部228間に位置
すると該薄肉部34aより上記磁束が漏洩される。する
と、この漏洩磁束が回転されている磁束検出部20の検
出ヘッド27にて横切られることによりこの検出ヘッド
27に上記漏洩磁束の大きさに応じた起電力が発生する
尚、検出ヘッド27と上記鉄心22.励磁コイル23と
の間には磁気遮蔽部材24bが介装されているため、励
磁コイル23等のノイズが検出ヘッド27に伝達される
ことが防止されることにより、該検出ヘッド27による
検出精度のS/Nが向上される。
また、この検出ヘッド27に発生された起電力は検出ヘ
ッド27に巻装されたコイル27a、ロータリトランス
29を介してアンプ32に出力され、バンドパスフィル
タ44にてノイズが除去され、更に整流回路45にて整
流される。そして、A/Dコンバータ46にてデジタル
信号に変換された後、CPU47にてトリガ信号発生器
42より出力される一トリガ信号をもとに処理され、画
像合成装置48にて上記カメラコントロールユニット1
6から出力される信号と合成された上でモニタ16bに
出力される。上記漏洩磁束の強度と薄肉部34aを構成
する損傷や腐蝕の深さとは比例するため、上記モニタ1
6bに出力される、第8図に示す如き波形を観察するこ
とにより、この波形の大きな部位に上記薄肉部34aが
存在していることが判断される。
尚、本実施例では漏洩磁束検出器17が固体撮像素子1
3を有する電子内視鏡1に設けられるよう構成されてい
るが、この漏洩磁束検出器17の励磁部19及び磁束検
出部20と上記固体撮像素子13との間には磁気遮蔽部
材26aが介装されているため、固体撮像素子13に磁
気による影響が及ぶことはない。また、上記漏洩磁束検
出器17は像伝達部材としてファイババンドルやリレー
レンズ系が使用された光学内視鏡や硬性内視鏡に用いる
ことも可能である。
また、本実施例ではオシロスコープ49を介して検出ヘ
ッド27からの出力波形を観察することができるため、
このオシロスコープ49のみにて薄肉部34aの存在を
判断するよう構成することも可能である。
更に、上記漏洩磁束検出器17が着脱可能となっている
ためこの漏洩磁束検出器17の保守が容易であると共に
、本体18の直径を鋼管34の内径に合わせたものに交
換することも容易である。
また、例えば挿入部2に目盛りを施すことにより上記薄
肉部34aのおおよその位置が分かるように構成するこ
“とも可能である。
更にまた、本実施例では検出器の一例として回転可能な
検出ヘッド27が設けられている例を説明したが、この
検出器は他の磁気センサに変えることも可能である。
第9図乃至第14図は本発明の第二実施例に係り、第9
図は漏洩磁束検出器の説明図、第10図は漏洩磁束検出
器の正面図、第11図は挿入部先端部の側面図、第12
図は探傷の概念説明図、第13図は探傷装置のブロック
図、第14図は磁束検出部の説明図である。尚、前述の
第一実施例にて説明した部材と同じ部材及び同様の作用
をなす部材には同一の符号を付して説明を省略する。
この実施例は、平坦に構成された側壁を探傷することが
可能に構成されているものである。すなわち、漏洩磁束
検出器17の本体18は、底面51が平坦に構成された
略三角形状の断面形状を有しており、上記平坦部51と
対向する頂部に、内祝l11の挿入部2が挿通される孔
52が形成されている。そして、この孔52に挿入部2
が固定されることにより本体18が保持されるようにな
っている。
第9図に示す如く、上記本体18内には励磁部19と磁
束検出部20とが上記底面51に対向するように設けら
れている。
上記励磁部19には略コ字状に形成された鉄心22が配
設されており、この鉄心22の両端に形成された突出部
22aが上記底面51側へ突出されている。この鉄心2
2は励磁コイル23により磁束が発生されるようになっ
ていると共に、発生した磁束は上記突出部22aを介し
て底面51に対向される側壁53に伝達されるようにな
っている また、上記磁束検出部20には、検出器の一例としての
ホール素子アレイ54が設けられている。
このホール素子アレイ54は上記挿入部2の軸心と直交
して複数配設されていると共に、これらのホール素子ア
レイ54と上記鉄心22との間には磁気遮蔽部材24b
が介装されていて、鉄心22の発生した磁束がこのホー
ル素子アレイ54に影費を及ぼずことがないように配慮
されている。
第14図に示すように、それぞれのホール素子アレイ5
4の端子a、bにはバイアス電圧が印加されるよう構成
されていると共に、出力端子C1dからのそれぞれの出
力が、探(1装置36内に設けられているアナログ・マ
ルチプレクサ55にて順次選択されてACアンプ32に
入力されるようになっている。
かかる構成により、励磁コイル23にて鉄心22に磁束
を発生させると共に、ホール素子アレイ55の端子a、
bにバイアス電圧を印加した状態で、本体18の底面5
1を側壁53に対向させ、該本体18を底面51と平行
に移動させる。すると第12図に示す如く、上記鉄心2
2に発生した磁束が側壁53に伝達される。そして、こ
の側壁53に損傷538等が存在して、この損傷53a
が上記鉄心22の突出部22aに位置された場合、磁束
が該損傷53aより漏洩される。
この漏洩磁束が存在する部位にホール素子アレイ54が
位置されると、このホール素子アレイ54の出力端子5
4c、dより上記漏洩磁束の強さに応じた電圧が出力さ
れる。この出力はアナログ・マルチプレクサ55にて順
次選択されてACアンプ32に出力され、前述の第一実
施例にて説明したものと同様の作用にて画像合成装置4
8に出力され、モニタ16に映し出される。
尚、本実施例では上記ホール素子アレイ54の出力がア
ナログ・マルチプレクサ55にて順次選択されるよう構
成されているため可動部分がなく、それだけ、信頼性を
高めることが可能であると共に装置を小型化することが
可能であるという効果を有する。
また、本実施例では検出器の一例としてホール素子アレ
イ54が使用された例を説明したが、この検出器は磁気
抵抗素子等の他の部材に代えることも可能である。
第15図乃至第21図は本発明の第三実施例に係り、第
15図は内視鏡装置の概略構成図、第16図はガイドチ
ューブの側面図、第17図は第16図のA部拡大図、第
18図は第16図のD部拡大図、第19図はガイドチュ
ーブと漏洩磁束検出器本体との接続状態を示す説明図、
第20図は第19図のC部拡大図、第2図は第19図の
D部拡大図である。
この実施例では内視t111の挿入部2から操作部3の
先端側にかけてガイドチューブ56が装着されるように
なっている。このガイドチューブ56内には保護チュー
ブ57が設けられており、この保護チューブ57に、漏
洩磁束検出器17の本体18より延設されている接続線
31が挿通されることにより該接続線31が保護されて
いる。
上記ガイドチューブ56は、可撓性を有する金属の網管
や樹脂等にて構成された、挿入部2を保護する挿通部5
6aと、操作部3の先端側に装着される、比較的剛性が
高い固定部56bとから構成されている。
この固定部56bの基端側には、第17図に示す如く、
ねじ58aにて上記操作部3の外周に押圧される固定金
具58が設けられ、上記固定部56bはこの固定金具5
8を介して上記操作部3に@脱可能に固定されるように
なっている。
上記挿通部56aの先端側及び後端側にはそれぞれ口金
59a、59bが例えばスェージングや接着等により固
定されている。また、上記固定部56bの先端側と、先
端部4に固定されている漏洩磁束検出部17本体18の
後端側にはそれぞれ係合部60a、60bが形成されて
いる一方、上記口金59a、59bにはこの係合部60
a、60bに嵌合される嵌合部61a、61bが形成さ
れており、それぞれの係合部59a、59bが、対応す
る嵌合部61a、61bに嵌合されるようになっている
。また、上記嵌合部59a、59bにはねじ62a、6
2bが設けられ、該ねじ62a、62bが上記保合部6
Qa、60bに設けられたねじ孔63a、63bに螺合
されることにより、上記本体18と挿通部56aの先端
側とが固定されると共に、この挿通部56aの基端側と
上記固定部56bとが固定されるようになっている。
このような構成によると、漏洩磁束検出器17の本体1
8より延設されている接続線31が鋼管34の内壁に接
触することがなく、この接続線31に損傷等が発生する
ことが防止されるという効果を有する。
尚、本実施例ではガイドデユープ56の挿通部56aの
みが可撓性を右する部材にて構成されている例を説明し
たが、固定部56bも可撓性の部材にて構成することが
可能である。また、このガイドチューブ56はあらかじ
め形成しておくことも可能であると共に、形状記憶合成
樹脂等に特定の形状を記憶させておき、挿入部2を挿入
した後に温度を変化させることにより図示した如き形状
に変形させるよう構成することも可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の内視鏡装置では強い磁性
体で構成された例えば鋼管等の内壁であっても、肉眼に
よる検査と共に探傷を容易に行うことが可能であるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の第一実施例に係り、第1図
は内視鏡装置の概略構成図、第2図は先端部の側面図、
第3図は探傷の原理を示す説明図、第4図は探傷装置の
ブロック図、第5図は被検査物の断面図第6図は検出部
で検出される波形の説明図、第7図は波形の処理を示す
説明図、第8図はモニタに表示される波形の説明図、第
9図乃至第14図は本発明の第二実施例に係り、第9図
は漏洩磁束検出器の説明図、第10図は漏洩磁束検出器
の正面図、第11図は挿入部先端部の側面図、第12図
は探傷の概念説明図、第13図は探傷装置のブロック図
、第14図は磁束検出部の説明図、第15図乃至第21
図は本発明の第三実施例に係り、第15図は内視鏡装置
の概略構成図、第16図はガイドチューブの側面図、第
17図は第16図のA部拡大図、第18図は第16図の
B部拡大図、第19図はガイドチューブと漏洩磁束検出
器図である。 1・ 2・ 9 0 ・内視鏡 ・挿入部 ・励磁部 ・磁束検出部 23・・励磁コイル 27.54・・検出器 34・・被検査物 第9図 第1O図 第5図 (()) (0) 第7 図 Cb) (C) 第8 図 Cb) 手続?mm俗書自発) 1.事件の表示 平成1年特許願第266805号 2、発明の名称 内視鏡装置 3、補正をする者 事件との関係

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  内視鏡の挿入部に、被検査物を励磁する励磁コイルと
    、上記被検査物からの漏洩磁束を検出する検出器とを設
    けたことを特徴とする内視鏡装置。
JP26680589A 1989-10-13 1989-10-13 内視鏡装置 Pending JPH03127017A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5897843A (en) * 1994-11-07 1999-04-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Exhaust gas purifier
JP2014503069A (ja) * 2011-01-06 2014-02-06 コリア リサーチ インスティチュート オブ スタンダーズ アンド サイエンス 漏れ磁束の測定による圧力容器の非破壊探傷装置

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US9310337B2 (en) 2011-01-06 2016-04-12 Korea Research Institute Of Standards And Science Non-destructive inspection device for pressure containers using leakage-flux measurement

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