JPH03126866A - 薄膜の形成方法 - Google Patents

薄膜の形成方法

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JPH03126866A
JPH03126866A JP26434189A JP26434189A JPH03126866A JP H03126866 A JPH03126866 A JP H03126866A JP 26434189 A JP26434189 A JP 26434189A JP 26434189 A JP26434189 A JP 26434189A JP H03126866 A JPH03126866 A JP H03126866A
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JP
Japan
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thin film
substrate
porous substrate
film material
particles
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Pending
Application number
JP26434189A
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English (en)
Inventor
Izumi Takahashi
泉 高橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、たとえばセンサなどに利用できる薄膜を多孔
質基板上に形成する薄膜の形成方法に関する。
[従来の技術] 従来、放電ガスの存在する減圧下の反応槽内に、薄膜材
料と薄膜の形成される基板とを相対向′して配置し、そ
れらの間に放電空間を形成して放電をおこなうことによ
り薄膜材料から放出された放出粒子を基板表面に堆積さ
せて薄膜を形成する技術が有用な成膜法の一つとして電
子部品、化学部品、磁気部品、車両部品、装飾分野にお
いて注目され実用化が図られている。
また近年半導体装置では、集積化がすずみ基板に形成さ
れたコンタクト開孔の高さと幅の比が大きくなろうとし
ている。しかしこのように基板の表面に開孔のある場合
は、従来のように薄膜材料と基板を平行に対向させて成
膜すると、放出粒子は基板表面に対し法線方向に多く入
射するため、多くの放出粒子は法線方向に堆積する。そ
のため開孔では、基板主面に対して斜め方向の表面堆積
速度が主面より遅いため薄膜が不連続となり易く好まし
くない。
また多孔質基板では表面に多数の細孔が存在し、従来の
方法ではその細孔が塞ぎにくく連続した均一な薄膜を得
るのが困離である。
この不具合を解決するために特開昭63−137166
号公報には、第4図の構成図に示すように、反応槽内2
0の底部に平板型の薄膜材料21を水平に設置し、薄膜
材料21の粒子放出面21aより外側でかつ粒子放出面
21aより粒子放出方向に離れた位置の室内の側壁に、
薄膜材料21の粒子放出面21aと薄膜を形成する基板
22の面に対するそれぞれの法線が直角に交わる向きに
基板支持治具23を回転可能に設置し、放出粒子24を
基板22に対して斜め方向から堆積させ段差の被覆性を
向上させるスパッタリング装置20の開示がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記のスパッタリング装置では、薄膜材料
の粒子放出面の法線に対して基板が直角方向に配置され
ているため、薄vA材料面で発生する放出粒子のうち斜
め方向からくるものしか堆積できず、wJwA材料面の
利用効率が基板を平行に対向させた場合に比べて悪い。
そのため成膜速度を速くすることができず、所定の膜厚
とするのに時間がかかり過ぎることとなる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされてもので比較的短時
間で均一で連続した薄膜を多孔質基板上に形成すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の薄膜の形成方法は、@膜材料と多孔質基板とを
反応槽内に配置し該薄膜材料から放出される放出粒子を
該多孔質基板表面に堆積させて薄膜を形成する方法であ
って、 該多孔質基板の薄膜形成表面から延びる法線と、該薄膜
材料から延びる法線とがなす角度を一90度〜+90度
の範囲内で変化させながら該放出粒子を該基多孔質板表
面に堆積させるようにしたことを特徴とする。
本発明の最大の特徴は、多孔質基板の薄膜形成表面から
延びる法線とWHIA材料面から延びる法線とがなす角
度を一90度〜+90度の範囲で変化させながら放出粒
子を多孔質基板上に堆積させ連続した薄膜を形成するこ
とにある。このため反応槽内には、基板または薄膜材料
を上記の範囲で自由に移動できる支持治具を設けて、基
板面と薄膜材料面とのそれぞれの法線のなす角度を変化
させる。特に基板を移動させる基板支持治具を用いてお
こなうのが装置の作製上好ましい。
この多孔質基板としては、通常のものが利用でき多孔質
の細孔径の大きさは、特に限定されるない。
この多孔質基板は、基板支持治具に係止され反応槽内を
薄膜材料面の中心から延びる法線と多孔質基板の薄膜形
成表面から延びる法線とがなす角度を一90度〜+90
度の範囲で移動させる。基板支持治具としては、たとえ
ば薄膜形成材料の中心より延びる法線を含む面に円弧状
の支持治具を形成して薄膜材料面の上方で薄膜材料を覆
うようにしたものであることが好ましい。そして多孔質
基板は、上記の基板支持治具に設けられた移動手段、た
とえばモーターで駆動されるメタルテープに基板を固定
しメタルテープを移動させる等で、所定の位置へ順次移
動させるか、または連続的に往復移動させがら成膜させ
ることができる。この基板支持治具の両端、薄膜材料の
法線に対して一90度および+90度の位置は、薄膜材
料から斜め方向へ飛出す粒子を効果的に利用するため薄
膜材料端面の外側であることが好ましい。
多孔質基板がこのように薄膜材斜面に対して角度位置を
変化して移動することにより薄膜材料より、種々の方向
へ飛散する放出粒子を角度を変えて多孔質基板上に堆積
させることができるので、多孔質基板表面に存在する細
孔が塞がれて連続した均一の薄膜が形成される。モして
成膜時に薄膜材料面から発生する放出粒子の利用効率が
向上し、成膜速度が速くなり成膜時間が短縮できる。
この薄膜の製造方法は、真空蒸着、スパッタリング、イ
オンプレーテング法などで多孔質基板に薄膜を形成する
際に適用することができる。真空蒸着やイオンプレーテ
ングなどでは基板付近での放出粒子の回りこみかないた
め細孔の側面までは堆積しがたい。したがって基板の薄
膜材料面に対する角度を変えて移動させることは有効で
ある。
またスパッタ粒子の場合はエネルギーが高く薄膜材ネ3
1面と90度の角度でも基板に堆積できるが放出粒子の
理数する方向が規ア1[できないため成膜速度が遅くな
り放出粒子の利用効率が悪くなる、そこで基板を移動さ
せて角度位置を変えることでスパッタ粒子の堆積効率を
高め成膜時間を短縮することができる。
[作用] 本発明の薄膜の形成方法は、薄膜材料面から延びる法線
と、基板面から延びる法線が交わる角度を+90度〜−
90度の範囲で変化させながら放出粒子を堆積させて薄
膜にする。そのため多孔質基板には種々の方向からの放
出粒子を堆積できるので表面の細孔を塞いで均一で連続
した薄膜が形成できる。また多孔質基板の角度および位
置を変えて放出粒子を堆積させるので薄膜材料面の利用
効率が向上し、成膜速度が高まり多孔質の表面をもつ基
板であっても短時間で均一で連続した薄膜を形成するこ
とができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
本実施例は第1図に示すスパッリング装置を用いて薄膜
の形成をおこなった。
内部が真空となるスパッタリング室10内の底部中央に
薄膜材料(以下ターゲットという)のターゲット1が配
置されている。ターゲット1の中心の法線を含む面に円
弧状の基板支持治具3がターゲット1面を覆うように上
方に形成され、この基板支持治具3に支持された多孔質
基板2が円弧状に往復移動できるように設@されている
。スパッタリング室10内の側壁には真空排気系5とア
ルゴンガスの導入系6が設置され、ターゲット1面と多
孔質基板2面との間でスパッタリングかおこなわれるよ
うに電気系7が配置されている。
基板支持治具3は第2図に概略構成図に示すように、円
弧状の基板支持体8に多孔質基板2がセットされて基板
支持体8の周囲を移動するメタルテープ9が取付けられ
、基板支持体8の両端にはメタルテープ9の送りモータ
11およびテープ支持ロール12により基板2を所定の
位置に固定、移動させる構成である。なお、基板支持治
具3の円弧の半径は70mでターゲット1面から基板支
持治具3の頂点までの距離は80mである。
上記の装置を用い金属チタンを多孔質アルミナ基板2上
に薄膜の形成をおこなった。なお、多孔質アルミナ基板
2は、気孔率10%、平均細孔直径0.5μmのものを
使用した。ターゲット1は直径100mの金属チタンを
用いた。
まず多孔質基板2をアセトンを用いて超音波洗浄した後
、基板支持治具3のターゲット1面にたいして80度の
2aの位置にセットした。
次いで真空排気系5でスパッタリング室10内を1X1
0−’TOrrまで真空排気した後、アルゴンガスを3
X10−3Torr導入しターゲット1を電源系7を用
いて高周波スパッタリングをおこなった。このときの電
源の電流値は0.5八とした。スパッタリングによりタ
ーゲット1面を飛出したスパッタ粒子4を多孔質基板2
に堆積させる成膜をおこなった後、膜厚測定と膜表面の
観察をおこなった。
次ぎに多孔質基板2の移動条件を示す。多孔質基板2の
位置をターゲット1中心の法線13に対して一80度の
位置を2a、法線14上の位置を2b、法線14に対し
て+90度の位置を20、ただし2aの位置と反対の位
置とし、多孔質基板2を2a→2b→2c→2b→2a
の位置に順に移動させて2aからスタートして2aにも
どるまでの往復移動に費やした時間は30分である。こ
の往復移動により膜厚が約2μmのチタン1s14を多
孔質基板2上に形成した。 比較例として同じ多孔質基
板2をターゲット1面に対して一90度の位置2dに固
定しく第4図の従来例の位置)、その位置2dで多孔質
基板2を180度回転させてスパッタリングをおこなっ
た。
成膜速度は本実施例では約600^/minであるのに
対して比較例では約400A/minであった。本実施
例では膜厚2μmの薄膜を形成するのに355iであっ
たが、比較例では同じ基板で509を要した。したがっ
て本形成方法では、成膜速度が速くなり成膜時間を短縮
することができる。
また膜表面の12察結果では第3図の構成模式図に示す
ように約2μmの膜厚を有し細孔13を塞いで均質で連
続したチタン薄膜14を多孔質基板2上に形成していた
[効果] 本発明の薄膜の形成方法においては、基板の被成膜面か
ら延びる法線と薄膜材料面から延びる法線のなす角度を
一90度〜+90度の範囲内で移動させて成膜する。
このため薄膜材料よりの放出粒子が基板の表面に種々の
方向より飛来して堆積するので多孔質基板の表面の細孔
を寒さいで連続した薄膜を形成することができる。
また、従来の薄膜材料面の外側に薄膜材料面に対して直
角に基板の被成膜面を配置して斜め方向より放出粒子を
堆積させる方法に比べて放出粒子の利用効率、すなわち
薄膜材料の利用効率が向上し、成膜速度を速くすること
ができる。したがって、短時間で所定の膜厚の薄膜が容
易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に用いたスパッタリング装置の概略構
成図であり、第2図は第1図のスパッタリング装置の基
板支持治具の構成図であり、第3図は本実施例で形成し
た薄膜の構成模式図であり、第4図は従来のスパッタ装
置の構成模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薄膜材料と多孔質基板とを反応槽内に配置し該薄
    膜材料から放出される放出粒子を該多孔質基板表面に堆
    積させて薄膜を形成する方法であって、 該多孔質基板の薄膜形成表面から延びる法線と、該薄膜
    材料から延びる法線とがなす角度を−90度〜+90度
    の範囲内で変化させながら該放出粒子を該多孔質基板表
    面に堆積させるようにしたことを特徴とする薄膜の形成
    方法。
JP26434189A 1989-10-11 1989-10-11 薄膜の形成方法 Pending JPH03126866A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26434189A JPH03126866A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 薄膜の形成方法

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JP26434189A JPH03126866A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 薄膜の形成方法

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JPH03126866A true JPH03126866A (ja) 1991-05-30

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ID=17401823

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JP26434189A Pending JPH03126866A (ja) 1989-10-11 1989-10-11 薄膜の形成方法

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JP (1) JPH03126866A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013672A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 薄膜形成装置および薄膜形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010013672A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 薄膜形成装置および薄膜形成方法

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