JPH0312680A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH0312680A
JPH0312680A JP1147574A JP14757489A JPH0312680A JP H0312680 A JPH0312680 A JP H0312680A JP 1147574 A JP1147574 A JP 1147574A JP 14757489 A JP14757489 A JP 14757489A JP H0312680 A JPH0312680 A JP H0312680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
electric field
layer
magnetic
field curtain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1147574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2853174B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Terasaka
寺阪 佳久
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Hiroshi Mizuno
博 水野
Masahiro Yasuno
政裕 安野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP1147574A priority Critical patent/JP2853174B2/ja
Publication of JPH0312680A publication Critical patent/JPH0312680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2853174B2 publication Critical patent/JP2853174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0634Developing device
    • G03G2215/0636Specific type of dry developer device
    • G03G2215/0651Electrodes in donor member surface

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、電子写真装置等に使用する現像装置に関す
るものであり、特に、電界カーテンの作用によりトナー
を搬送させて、感光体等の像担持体にトナーを供給する
ようにした現像装置に関するものである。
[従来技術及びその問題点] 従来、電子写真装置等において一般に用いられている現
像装置においては、その現像装置内に供給された未帯電
トナーを、ブレード等により摩擦帯電させるか、或はキ
ャリア等との摩擦によってトナーを帯電させ、このよう
にして帯電されたトナーを現像スリーブ等のトナー搬送
部材によって現像領域に搬送し、感光体等の像担持体に
供給するようになっていた。
しかし、このようにブレードやキャリア等による摩擦や
接触によってトナーを機械的に帯電させるようにした場
合、トナーにストレスが加わって劣化すると共に、トナ
ーの帯電立ち上がりにもかなりの時間を要し、応答性が
悪い上、トナーの荷電量が適正な範囲で安定せず、形成
される画像にかぶりが生じたり、トナーが飛散したりす
るという問題があった。
また、近年においては、このような現像装置において、
特開昭59−176755号公報。
特開昭59−181371号公報、特開昭59−189
367号公報、特開昭63−13.068号公報等に示
されるように、電界カーテン装置を設け、この電界カー
テンの作用によってトナーを搬送し、感光体等の像担持
体に供給するようにしたものが開発された。
ここで、このように電界カーテン装置を用いた現像装置
においては、トナーを十分に帯電させるため、例えば、
特開昭59−176755号公報のものでは、トナーと
して球形でかつ摩擦帯電性を有する非磁性トナーを用い
るようにしていた。
しかし、このように非磁性トナーを使用して摩擦帯電さ
せるようにした場合においても、トナーが粒径分布を持
ち′、また個々のトナー粒子における接触帯電の状態も
違うため、個々のトナーにおける帯電量が一定化せず、
帯電量分布を有するようになる。
そして、このように帯電量分布を有する非磁性トナーを
、電界カーテンの作用によって搬送させて感光体等の像
担持体に供給し、現像を行うようにした場合には、低荷
電量のトナーが電界カーテンに拘束されずに飛散してし
まい、特に、トナーを効率よく搬送させるために、トナ
ー搬送部材として筒状になった回転式の現像スリーブを
用い、上記電界カーテンの作用と共にこの現像スリーブ
を回転させて、トナーを搬送させるようにした場合には
、トナーの飛散やこぼれがさらに多くなり、電子写真装
置等の装置内が汚れたり、転写紙上に汚れが生じたり、
さらには画像にかぶりが生じて画質が低下する等の問題
があった。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、電子写真装置等に使用する現像装置におい
て、電界カーテンの作用によりトナーを搬送させて、感
光体等の像担持体にトナーを供給するようにした場合に
おける上記のような問題を解決することを課題とするも
のである。
すなわち、この発明は、電界カーテンの作用によりトナ
ーを搬送させて、感光体等の像担持体にトナーを供給す
るようになった現像装置において、トナーが電界カーテ
ンに拘束されずに飛散して、電子写真装置等の装置内が
汚れたり、転写紙上に汚れが生じたり、さらには画像に
かぶりが生じて画質が低下するのを防止することを課題
とするものである。
[課題を解決するための手段及び作用]この発明に係る
現像装置においては、上記のような課題を解決するため
、磁性トナーを用いると共に、このトナーを搬送させる
トナー搬送部材に、少なくとも多極低磁場層と電界カー
テン発生層とを設けるようにしたのである。
このように磁性トナーを使用すると共に、このトナーを
搬送させるトナー搬送部材に、多極低磁場層と電界カー
テン発生層とを設けた現像装置において、トナー搬送部
材に設けられた一ヒ記電界カーテン発生層で電界カーテ
ンを作用させ、この電界カーテンの作用により、上記ト
ナーを搬送させて感光体等の像担持体に供給するにあた
り、トナーが飛散しようしても、このトナーが、トナー
搬送部材に設けられた上記多極低磁場層に引き付けられ
、その飛散が抑制されるようになる。
ここで、この発明においてトナーに含有させる磁性体は
、有機磁性体、無機磁性体の何れの磁性体であってもよ
いが、このトナーを電界カーテンの作用によって搬送し
、感光体等の像担持体に飛翔させるにあたり、トナーが
上記多極低磁場層によって強く拘束されて、その搬送や
飛翔が抑制されないようにするため、一般に用いられて
いる磁性トナーに比べて、その磁性体の含有量を少なく
し、磁気特性が弱いものを用いるようにすることが好ま
しい。
なお、ここでいう有機磁性体は、特定の化学構造によっ
て外部磁場に応じた強さで磁化し、常磁性あるいは強磁
性の磁化特性を示す有機化合物(有機金属錯体を含む)
及び高分子化合物(高分子有機金属錯体を含む)であり
、具体的には、鉄(II、[1)−ポリ(2,6−ビリ
シンジメチリデンニトリロへキサメチレンニトリロメチ
リゾナト(poly(2、6−pyridinedim
ethyl idenenitrilohexamet
hylenenitrilon+ethyl 1den
ato)Iron (n 、 m )  (以下、rP
PH−FeSo4Jという。)、ポリカルベン等の公知
のものを使用することができ、特にPPH−FeSO4
を用いることが好ましい。
また、このPPH−FeSO4をWA造するにアタッチ
は、F、Lions and K、V、MarLine
:J、Am、CHem、Soc、 、79,27.33
(1957)あるいはT、Sugan。
M、Kinoshita、 1.5hirotani 
and K、0hno:5olidSt、ate Co
mm、、45.99(1983)等の文献に示されてイ
ルヨウに、2.6−ピリジンカルパルアルデヒドと1.
6−ヘキサンジアミンとを脱水縮合させ、FeSO4・
7H20を反応させることによって容易に製造すること
ができる。
そして、このような有機磁性体P P H−F eS0
4の磁性特性は、印加磁界強さが1000エルステツド
である場合において、その磁性密度Bmが約42G、磁
化量σが約3.5emu/g、残留磁化が約7.1G程
度を有する。
なお、このような有機磁性体を用いるようにした場合、
この有機磁性体はトナーを構成する結着樹脂との分散性
に優れ、トナーに弱い磁性を付与でき、飛散のない定着
性能に優れたl・ナーが得られるようになる。
また、この有機磁性体をトナーに含有させるにあたって
は、様々な形態をとることができる。
例えば、トナーの表層部に有機磁性体が多く存在するよ
うにして含有させることも可能であり、このようにトナ
ーの表層部に有機磁性体が多く存在するように含有させ
るにあたっては、トナー表面に有機磁性粉を静電的に付
着させ、その表層部に局所的に熱を加えて固定処理し、
トナー表層部に有機磁性粉を固定させるようにしたり、
また有機磁性粉及び溶剤可溶性の熱可塑性樹脂等を分散
あるいは溶解させた樹脂溶液をトナー表面にスプレー塗
布し、これを乾燥させて有機磁性粉を含有するコート層
を設ける等の方法によって様々な形態のトナーを得るこ
とができる。
また、トナーに含有させる無機磁性体としては、鉄、ニ
ッケル、コバルト等の金属、これらの金属と亜鉛、アン
チモン、アルミニウム。
鉛、スズ、ビスマス、ベリリウム、マンガン。
セレン、タングステン、ジルコニウム、バナジウム等の
金属との合金あるいは混合物、酸化鉄、酸化チタン、酸
化マグネシウム等の金属酸化物、窒化クロム、窒化バナ
ジウム等の窒化物、炭化ケイ素、炭化タングステン等の
炭化物との混合物及び強磁性フェライト並びにこれらの
混合物等を用いることができる。
さらに、上記のような有機磁性体と共にこのような無機
磁性体をトナーに含有させるようにすることも可能であ
る。
一方、トナーを構成する結着樹脂としては、カルボキシ
ル基、水酸基、グリシジル基 アミノ基等の極性基を有
するアクリル系樹脂、例えばメタクリル酸、アクリル酸
、マレイン酸、イタコン酸等のアクリル酸系モノマー;
ヒドロキシポリプロピレンモノメタクリレート、ポリエ
チレングリコールモノメタクリレート等の水酸基を有す
るモノマー;ジメチルアミノエチルメタクリレート等の
アミノ基を有する七ツマー;グリシジルメタクリレート
等をアクリル酸低級アルキルエステルおよび/またはス
チレンと共重合させたもの等を使用することできる。
また、ポリエステル樹脂、例えばエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1.2−プロピレングリコー
ル、1.4−ブタンジオール等のポリオールと、ジカル
ボン酸、例えばマレイン酸、イタコン酸、マロン酸等を
縮合させて得られるポリエステル樹脂、さらにエポキシ
樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることも可能であり、これ
らの樹脂を用いる場合には、粘度を調整するために3次
元架橋を施してもよい。
さらに、上記樹脂以外にビニル系樹脂、ロジン変成フェ
ノール−ホルマリン樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテ
ル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等を用いることも
可能である。
そして、このトナーを着色するにあたっては、カーボン
ブラック、アセチレンブラック。
ランプブラック、アニリンブラック等の黒色顔料を添加
して着色するようにし、これらの顔料の添加量は、トナ
ー全量に対して1〜20重量%、好ましくは3〜7重量
%にする。
また、このトナーにはトナー全体の磁性を変化させない
範囲において、さらに別の添加剤、例えば、トナーに帯
電性を付与する荷電制御剤や、トナーの定着性を向上さ
せるオフセット防止剤等を添加することも可能である。
ここで、トナーに添加させる荷電制御剤として、正の帯
電性をトナーに付与する代表的なものとしては、ニグロ
シン系油溶性染料やクリスタルバイオレット等の塩基性
染料が、一方、負の帯電性を付与する代表的なものとし
ては、パラチン染料、オラゾール染料等の金属錯塩染料
があり、これらの染料は、荷電制御能に加えて着色剤と
しての機能をも有するため、トナーを着色する前記顔料
に代えて、これらの染料を単独で使用することも可能で
あり、また前記顔料と併用してもよい。
なお、荷電制御剤の添加量は、トナーの全量に対して1
〜20重景%、より好ましくは3〜7重量%にする。
また、オフセット防止剤としては、ワックス、低分子量
ポリプロピレン、ポリエチレン、あるいは酸化型のポリ
プロピレン、ポリエチレンを用いることができる。
さらに、トナーの流動性を向上させるため、上記トナー
に流動化剤を添加混合i−でもよく、この流動化剤とし
ては、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、シリカ
・酸化アルミニウム混合物、シリカ・酸化チタン混合物
等を用いることができる。
そして、トナーを製造するにあたっては、上記の各種成
分を合わせた組成物をよく混合し、さらに十分に均一に
なるまで混合した後、これを混練りし、次いで、これを
冷却して、ジェット粉砕機等の粉砕機で粉砕し、分級に
より粗粉や微粉を取り去り、平均粒径が5〜20μmに
なったものを用いるようにする。
このように、平均粒径が5〜20μmになったものを用
いるようにしたのは、平均粒径が5μmより小さいトナ
ーでは飛散するおそれが多くなる一方、平均粒径が20
μmより大きいトナーでは画質が粗雑になるためである
次に、上記のようなトナーを搬送させるトナー搬送部材
としては、例えば、非磁性金属や絶縁物等から構成され
た基体上に、多極低磁場層と電界カーテン発生層とを積
層させたものを用いるようにする。
なお、基体上に多極低磁場層と電界カーテン発生層とを
積層させる順番については特に限定されないが、多極低
磁場層を電界カーテン発生層の上にした場合、電界カー
テン発生層で発生する電界カーテンの作用が多極低磁場
層によって弱まるおそれがあるため、多極低磁場層、電
界カーテン発生層の順で上記基体上に積層させることが
好ましい。
そして、多極低磁場層を上記基体上に形成するにあたっ
ては、熱可塑性樹脂等の高分子材料に磁性体粒子を混合
して多極着磁させた磁石シートを、基体の表面に巻き付
けて形成するようにしたり、磁性体粒子を樹脂等の高分
子材料中に分散させてこれを基体表面に均一に塗布した
後、これに着磁する方法等によって形成することができ
る。
なお、このように多極低磁場層を着磁するにあたり、そ
の磁極強度を強くし過ぎると、トナーがこの多極低磁場
層に強く拘束されて、電界カーテンの作用によるトナー
の搬送や飛翔が抑制されるおそれがある一方、その磁性
強度か弱すぎるとトナーの飛散を十分に抑制することが
できなくなるおそれがあるため、トナーの磁性との関係
を考慮し、電界カーテンの作用によるトナーの搬送や飛
翔を抑制することなく、トナーの飛散を十分に防止でき
る範囲にすることが必要である。
例えば、磁性体を含有させた上記トナーの磁性特性が約
0.3emu/gである場合には、この多極低磁場層の
磁極強度を30〜100G程度にすることが好ましい。
また、電界カーテン発生層をこの多極低磁場層上に形成
するにあたっては、合成樹脂等からなる絶縁材料中に電
極を埋め込んだシートを、上記多極低磁場層の表面に巻
き付けて形成する他、多極低磁場層の表面に電極を一定
のピ・ンチで並べ、その上から溶融樹脂等の絶縁材料を
一定厚みになるようにして塗布し、これを乾燥させて形
成する等の方法がある。なお、多極低磁場層の表面に電
極を一定のピッチで並べ、溶融樹脂等の絶縁材料を塗布
、乾燥させて形成する場合は、多極低磁場層と電極との
間に絶縁層を設けることがより好ましい。
ここで、この電界カーテン発生層における電極を構成す
る材料としては、特にこれらのものに制限されるもので
はないが、例えば、銅。
金、アルミニウム、クロム、ニラクル、銀、白金、IT
O等の導電性材料を用いることができる。
また、この電界カーテン発生層において、電極間を絶縁
させる絶縁材料の代表的なものとしては、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート。
ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリスチ
レン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ四弗化エチレン、
ポリ三弗化塩化エチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビ
ニリデン。
六弗化プロピレン−四弗化エチレンコポリマ、三弗化エ
チレン−弗化ビニリデンコポリマー、ポリビニルブチラ
ール、ポリウレタン、ポリアセタール等の合成樹脂、ジ
アセテート、トリアセテート等のセルロース誘導体等を
用いることができる。
また、この電界カーテン発生層において、電界カーテン
を作用させるにあたっては、電界カーテン発生層中に設
けられた上記電極に、単相1位相の異なる二相あるいは
三相以上の多相からなる正弦波あるいは矩形波等の各種
波形の電圧を印加し、電極間において交番電界を形成し
て電界・カーテンを作用させるようにする。
そして、この電界カーテン発生層における電界カーテン
の作用により、上記トナーをトナー搬送部材上で搬送さ
せるようにする。
なお、トナー搬送部材上でトナーを搬送させるにあたっ
ては、トナーをより効率よく搬送させるため、上記のよ
うな電界カーテンの作用に加え、トナー搬送部材自体を
回転等によって移動させて、トナーを搬送させるように
することが好ましい。
[実施例コ 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて具体的に
説明する。
この実施例に係る現像装置においては、第1図に示すよ
うに、磁性体を含有させた磁性トナー(1)をトナーホ
ッパー(11)内に収容させ、このようにトナーホッパ
ー(11)内に収容された新しいトナー(1)を、現像
装置(10)におけるトナー(1)の使用量に応じて順
次現像装置(10)内に補給するようになっている。
そして、このように現像装置(10)内に供給されたト
ナー(1)をこの現像装置(10)内に設けられた攪拌
ローラー(12)によって攪拌し、このトナー(1)を
ある程度荷電させると共に、トナー(1)をスリーブ状
になったトナー搬送部材(20)の軸方向に均一にして
、トナー搬送部材(20)に供給するようになっている
このようにトナー(1)が供給されるトナー搬送部材(
20)として、この実施例のものにおいては、アルミニ
ウムで構成された筒状の基体(21)上に、多極低磁場
層(22)と電界カーテン発生層(23)とを、その順
番で積層させたものを用いるようにしている。
ここで、上記基体(21)上に多極低磁場層(22)を
形成するにあたっては、ポリスチレン樹脂中に磁性体微
粉を分散させ、これを上記基体(21)の表面に均一に
塗布した後、これを着磁させて磁極強度50Gで24極
になったものを形成するようにした。
また、この多極低磁場層(22)上に電界カーテン発生
層(23)を形成するにあたっては、ポリカーボネート
樹脂からなる絶縁層(23a)を上記多極低磁場層(2
2)上に塗布すると共に、この絶縁層(23a)中に電
極(23b)として、電極径1mmの銅電極を電極間ピ
ッチが2.5mmになるようにして埋め込み、これを乾
燥させて上記多極低磁場層(22)上に電界カーテン発
生層(23)を形成するようにした。
また、このようにしてトナー搬送部材(20)上に形成
された電界カーテン発生層〈23)の電極(23b)に
三相交番電圧電源(24)を接続させ、この三相交番電
圧電源(24)から電極(23b)に、それぞれ周波数
900Hz、ビークルピーク電圧Vp−p 1.8KV
とした三相の正弦波交番電圧を印加して、電界カーテン
を作用させるようにした。
そして、この電界カーテン発生層(23)における電界
カーテンの作用により、上記のようにしてトナー搬送部
材(20)に供給されたトナー(1)を、このトナー搬
送部材(20)上で搬送させると共に、この実施例のも
のにおいては、このトナー搬送部材(20)自体を50
rρmで回転させ、上記電界カーテンの作用と合わせて
このトナー搬送部材(20)の回転により、トナー(1
)を搬送させるようにしている。
また、このようにトナー搬送部材(20)上において搬
送されるトナー(1)を、現像装置(10)内に設けら
れた規制ブレード(13)によって規制し、トナー搬送
部材(20)上におけるトナー(1)の層厚を約2mm
程度に設定するようにしている。
そして、このようにトナー搬送部材(20)上において
その厚さが規制されたトナー(1)を、上記のようにト
ナー搬送部材(20)の回転と、電界カーテン発生層(
23)における電界カーテンの作用とによって順次現像
領域に搬送し、感光体等の像担持体(30)の表面にト
ナー(1)を供給するようになっている。
次に、試験例1及び2として、下記に示す磁性体を含有
する2種類のトナー(1)を使用し、これを上記現像装
置(10)に供給して10万枚耐刷試験を行う一方、比
較例として、磁性体を含有していないトナーを上記現像
装置(10)に供給して同様の耐刷試験を行うようにし
た。
(試験例1) この試験例においては、トナーに含有させる磁性体とし
て、有機磁性体であるPPH−FeSO4を用いるよう
にした。
なお、この有機磁性体PPH−FeSO4としては、等
モル量の2.6−ピリジンカルパルアルデヒドと1.6
−ヘキサンジアミンとを熱エタノール中において脱水縮
合させて、配位子[CI3817N 3コn (白色粉
末、Tm−140℃、以下これをPPHと称する)を製
造し、このPPHを窒素気流下、80〜90℃の熱水中
においてFe5Oa  ・7H20と反応させ、得られ
た暗赤色固体を減圧デシケータで72時間乾燥させたも
のを用いるようにした。
そして、このような有機磁性体PPH−FeS○4を含
有させたトナーを製造するにあたっては、ポリエステル
樹脂(軟化点:130℃。
ガラス転移点=60℃)100重量部と、カーボンブラ
ック(三菱化成■製: MA#8)5重量部と、クロム
錯塩型染料スビロンブラックTRH(保土谷化学工業■
製)3重量部と、上記有機磁性体PPl−1・FeSO
410重量部とをボールミルで十分混合した後、140
℃に加熱した3本ロール上で混練した。そして、この混
練物を放置冷却後、フェザ−ミルを用いて粗粉砕し、さ
らにジェットミルで微粉砕した後、これを風力分級して
平均粒径が13μmになったトナーを用いるようにした
(試験例2) この試験例においては、トナーに含有させる磁性体とし
て、印加磁力1000エルステツドにおける磁束密度B
mが約2000G、磁化量σが60 e m u / 
gの磁性酸化鉄(チタン工業■製RB−BL)からなる
無機磁性体を用いるようにした。
そして、上記ポリエステル樹脂100重量部と、カーボ
ンブラック5重量部と、クロム錯塩型染料スビロンブラ
ックTRH3重量部とを加えたものに、この無機磁性体
0.6重量部加えて製造したトナーを用いるようにした
(比較例) 比較例においては、上記試験例1において用いた有機磁
性体PPH−Fe5o4を配合させないようにし、これ
以外については、上記試験例1の場合と同様にして製造
した平均粒径13μmのトナーを用いるようにした。
そして、上記試験例1.2及び比較例に示した各トナー
をそれぞれ上記現像装置(10)に供給し、トナー搬送
部材(20)に設けられた電界カーテン発生層(23)
の電極(23b)に、上記のように三相交番電圧電源(
24)から周波数900 Hz 。
ビークルピーク電圧Vp−ρ1.8KVになった三相の
正弦波交番電圧を印加し、電界カーテンを作用させると
共に、このトナー搬送部材(20)を50rpmで回転
させて、トナーをこのトナー搬送部材(20)によって
搬送させるようにした。
そして、このように搬送されるトナーの厚さを、上記規
制ブレード(13)によって約2mm程度の厚さにし、
この状態で、上記トナー搬送部材(20)によりトナー
を順々に現像領域に搬送し、このように搬送されたトナ
ーを感光体等の像担持体(30)の表面に供給して、1
0万枚の耐刷試験を行った。
この結果、磁性体を含有させていないトナーを用いた比
較例のものにおいては、初期より背景部にトナーのかぶ
りが少し認められると共に細線のシャープさにもかけ、
また10万枚の耐刷試験後において、現像装置(10)
を収り出してみると、トナー搬送部材〈20)の周辺に
おいて現像装置(10)にトナーが付着しており、さら
にこの現像装置(10)を装着させた複写機内もトナー
で汚れていた。
これに対し、磁性体を含有させたトナーを用いた試験例
1,2のものにおいては、10万枚の耐刷試験後におい
ても、背景部のかぶりや複写機内の汚れは認められず、
また細線すなわち微細な画像パターンのエツジ部におけ
るシャープさにも優れ、比較例のものに比べ、高品位な
画像が得られた。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係る現像装置において
は、磁性体を含有するトナーを用いると共に、このトナ
ーを搬送させるトナー搬送部材に、少なくとも多極低磁
場層と電界カーテン発生層とを設けるようにしたため、
トナー搬送部材に設けられた上記電界カーテン発生層に
おいて電界カーテンを作用させて、トナーをトナー搬送
部材上で搬送させるようにした場合、このようにトナー
搬送部材上を搬送されるトナーが、トリー−搬送部材に
設けられた多極低磁場層によって引き付けられて飛散す
るのが抑制されるようになっている。
この結果、この発明の現像装置においては、電界カーテ
ンの作用によってトナーを搬送させて、感光体等の像担
持体に供給するようにした場合において、従来のように
、トナーが電界カーテンに拘束されずに飛散し、飛散し
たトナーによって電子写真装置等の装置内が汚れたり、
飛散したトナーがたまって転写紙上にこぼれ、転写紙が
汚れなりするということがなく、さらに、画像にかぶり
が生じたりすることもなく、長期にわたってり安定した
高品質な画像が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る現像装置の概略断面
図である。 (1)・・・トナー、 (10)・・・現像装置、 (
20)・・・トナー搬送部材 (22)・・・多極低磁
場層、  (23>・・・電界カーテン発生層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、磁性トナーを用いると共に、このトナーを搬送させ
    るトナー搬送部材に、少なくとも多極低磁場層と電界カ
    ーテン発生層とを設けたことを特徴とする現像装置。
JP1147574A 1989-06-10 1989-06-10 現像装置 Expired - Lifetime JP2853174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147574A JP2853174B2 (ja) 1989-06-10 1989-06-10 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1147574A JP2853174B2 (ja) 1989-06-10 1989-06-10 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0312680A true JPH0312680A (ja) 1991-01-21
JP2853174B2 JP2853174B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=15433443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1147574A Expired - Lifetime JP2853174B2 (ja) 1989-06-10 1989-06-10 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2853174B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5172170A (en) * 1992-03-13 1992-12-15 Xerox Corporation Electroded donor roll for a scavengeless developer unit
US6242753B1 (en) 1997-12-25 2001-06-05 Kabushiki Kaisha Lucent Portable sterilizing apparatus
JP2007133390A (ja) * 2005-10-13 2007-05-31 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2008122428A (ja) * 2006-01-27 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008281889A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ricoh Co Ltd 現像方法、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2010281861A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Ricoh Co Ltd トナー担持体、現像装置及び画像形成装置
JP2010281859A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Ricoh Co Ltd トナー担持体、現像装置及び画像形成装置
US10927918B2 (en) 2012-02-09 2021-02-23 Kendrion (Villingen) Gmbh Damping valve, in particular for shock absorbers of vehicles, with adjustable damping force

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5172170A (en) * 1992-03-13 1992-12-15 Xerox Corporation Electroded donor roll for a scavengeless developer unit
US6242753B1 (en) 1997-12-25 2001-06-05 Kabushiki Kaisha Lucent Portable sterilizing apparatus
JP2007133390A (ja) * 2005-10-13 2007-05-31 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2008122428A (ja) * 2006-01-27 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008281889A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ricoh Co Ltd 現像方法、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2010281861A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Ricoh Co Ltd トナー担持体、現像装置及び画像形成装置
JP2010281859A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Ricoh Co Ltd トナー担持体、現像装置及び画像形成装置
US10927918B2 (en) 2012-02-09 2021-02-23 Kendrion (Villingen) Gmbh Damping valve, in particular for shock absorbers of vehicles, with adjustable damping force

Also Published As

Publication number Publication date
JP2853174B2 (ja) 1999-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6677093B2 (en) Electrophotographic black toner, electrophotographic developer and image forming method
JPH0312680A (ja) 現像装置
JP3494193B2 (ja) 画像形成方法
JPH0611906A (ja) 磁性キャリヤー粒子
JP3885494B2 (ja) 電子写真用黒色トナー組成物、電子写真用現像剤、画像形成方法
JP3221275B2 (ja) 静電潜像現像用キャリア
JP2006259533A (ja) 静電潜像現像装置
US6306552B1 (en) Carrier having specified bet specific surface area and dynamic current value and two-component developer thereof
JPS6318363A (ja) バインダ−型キヤリア
US4861693A (en) Carrier for electrophotography
JP3486512B2 (ja) 電子写真現像用キャリア、該キャリアを用いた二成分系現像剤
JP2510156B2 (ja) 反転現像方法
JP2583223B2 (ja) 磁気ブラシ現像用キヤリア
JP2962040B2 (ja) 絶縁性磁性1成分トナーの現像方法
JPH09236987A (ja) 現像方法
JP2503221B2 (ja) 静電荷像用現像剤
JP2769317B2 (ja) 磁気ブラシ現像法
JPS638750A (ja) 磁性トナ−
JPH0764322A (ja) 磁性トナー
JP2002139865A (ja) 電子写真用黒色トナー組成物、電子写真用二成分現像剤、及び画像形成方法
JPS5972451A (ja) 磁性トナ−
JP2005242007A (ja) トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP2006178200A (ja) 電子写真用磁性黒色トナー、それを含む電子写真用磁性二成分現像剤、画像形成装置及び画像形成方法
JP3166207B2 (ja) 静電現像方法および静電現像剤
JPH0115062B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120

Year of fee payment: 11