JPH03126690A - 生菌体含有粒状肥料 - Google Patents

生菌体含有粒状肥料

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JPH03126690A
JPH03126690A JP26244589A JP26244589A JPH03126690A JP H03126690 A JPH03126690 A JP H03126690A JP 26244589 A JP26244589 A JP 26244589A JP 26244589 A JP26244589 A JP 26244589A JP H03126690 A JPH03126690 A JP H03126690A
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fermentation
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Sumio Mori
森 純生
Tomeji Kashiwagi
柏木 留次
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Taki Chemical Co Ltd
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Taki Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生菌体を含有した粒状肥料に関し、更に詳しく
は、生菌数107calls/g以上の発酵生産物を用
い、ブリケット造粒機により直径3mm以上に成形した
生菌体含有粒状肥料に関する。
(従来の技術) 近年、地力低下、作物の高品質化、自然農法の普及など
により、有機質肥料に対する需要は年々増加の一途をた
どっている。
このような有機質肥料も放線菌等の有用菌の存在下で始
めて植物に対し有効に作用するため、生菌体添加の研究
が行われてきた。
生菌体の多く着生した有機質肥料としては、古くからき
ゅう堆肥が利用されているが、土壌改良的価値はあるも
のの肥料的価値は殆どなく、このため肥料的価値の高い
油粕、魚粕、骨粉等に積極的に有用曹体を添加すること
も試みられたが、着生率が低く、また粉状であるため取
扱いが不便であり、現在殆ど利用されていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らはかかる現状に鑑み、高濃度に生菌体を含有
し、且つ無機肥料塩を含有した粒状肥料について研究し
た結果、本発明を完成したものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は有機物を発酵させることにより生菌数を
10’cells/g以上とした発酵生産物20重量%
以上と、無機質肥料塩とを混合して直径3mm以上にブ
リケット成形した生菌体含有粒状肥料に関する。
(作 用) 本発明に於いて有機物を発酵せしめ、発酵生産物そのも
のを原料として使用する理由は、有用菌体の製品中及び
土壌中に於ける着生率を高めることにある。
また、発酵物中の菌体数を10’cells/g以上と
する理由は、これ以下では本発明者らの研究の結果、有
機物に対して有効に作用しないことによる。
本発明に使用する有機物としては、例えば、魚粕、魚廃
物、各種油粕、骨粉、肉粕、皮革粉、豆腐粕、食品工業
、発酵工業、ゼラチン工業等の活性スラッジ、絹紡蚕婦
くず等を利用することができる。
有機物の発酵菌体としては、Streptomyces
 hygroscopicuslAspergillu
s oryzae、 Aspergillusnige
r本率本#獣Saccharomyces cerev
isiaeSBacillus 5ubtilis学存
津#等を使用し、水分35〜50%、CAN比5〜15
、温度30〜60℃で、大略3〜10日間程度で発酵す
れば、有機物種、発酵条件にもよるが、生菌数は107
cells/g以上に達する。この発酵生産物を60℃
以下の温度で水分5〜15%程度になるまで乾燥し、乾
物換算でこの発酵生産物20重量%以上とりん安、硫安
、塩加、塩マグ、硝酸カルシウム、過りん酸石灰等の無
機肥料塩、必要に応じ廃糖蜜、発酵廃液、リグニン等の
バインダー石こう、ベントナイト、ゼオライト等の成分
調整材、有機物質をよく混合し、直径3mm以上にブリ
ケット成形する。
直径3mm以下のブリケット成形品にあっては、水分等
の影響と推定されるが、製品保管、輸送中に生菌体が死
滅し望ましくない。
また、粒状肥料全体に占める発酵生産物量が20重量%
を下廻ると、菌体着生率は急激に低下する。
肥料の造粒方法には、パン造粒、プランジャー造粒、ド
ラム造粒、ペレット造粒等種々の方法があり、肥料種、
生産量によりそれぞれ使い分けられている。
しかしながら、例えば前二者では本発明のように有機物
を多用する場合、粒状品を製造することができないか、
見掛は上粒成品を製造することができても、輸送中、堆
積中に粒は崩壊し、造粒条件によっては殆ど菌は死滅す
る。
また、ペレット造粒について云えば、混線時の発熱によ
り、殆ど菌は死滅する。
しかしながら、本発明の条件、即ち、直径3mm以上に
ブリケット成形する場合に於いては、菌は全く死滅せず
、多量の有機物を使用するにも係わらず、堅牢な粒状品
を製造することができる。
ブリケット造粒法は、回転軸に取り付けられた2個のロ
ールが互いに食い込み同速度で回転しており、ロールの
外周に成形物の母型となるポケットが刻まれている。
これらのロール間に先の混合物を供給し、連続的に底形
する方法であり、本発明にあっては、ポケットの直径が
3mm以上である必要がある。
原料供給方法としては、スクリューフィーダーで供給す
る方法も考えられるが、菌体が死滅するので自然落下法
による供給が好ましい。
菌体の生存だけで云えば、原料として全量有機質を使用
することが、粒状品の空隙率、水分維持の点から最善で
あるが、施肥の省力化、即ち元肥、追肥としての使用及
び肥料という観点よりすれば、無機−有機複合体が最も
望ましい。
5 しかしながら、無機肥料中では生菌体は容易に死滅する
ため、本発明にあっては原料に発酵生産物を用い、直径
3mm以上のブリケット成形品とすることにより、造粒
時及び保管時の生菌体の死滅を防止し、施用時の着生効
率を向上せしめている。
従って、本発明は生菌体を含んでいるにも拘らず、取扱
い容易な粒状品であって、しかも無機−有機の両者を含
み、元肥、追肥として使用することができ、生菌体を含
有していることから土壌中で有機物が作物及び土壌に対
して極めて有効に作用するため、土壌改善は勿論のこと
、高品質の作物を育成することができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を掲げて更に説明を行うが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
また、%は特に断らない限り全て重量%を示す。
実施例1 ナタネ油粕150kg、魚かす150kg、蒸製骨粉7
5 k g1綿実油かす50kgを充分混合し、これに
発酵菌体として土壌より分離培養した菌体(Strep
tomyces hy一 groscopicus、  Bacillus 5u
btilisを同定)の0.5kgを接種し、水300
kgを加え水分調整を行った。この時の水分は43%で
あった。
これを約1mの高さに山積みし、布で覆い保温を行いな
がら堆積発酵を開始させた。
混合より約20時間経過後より発熱があり、40時間経
過後には50〜60℃まで上昇したので、空気の供給と
高温発酵の防止のために堆積物の切り返しを行い、その
後−日一回の切り返し作業を続けながら更に5日間発酵
を行った。
発酵終了後、堆積物を5〜10cmの厚さに薄く広げ、
風乾を行い水分を12%に調整し、これを奈良式粉砕機
を用いて粉砕した。
この粉砕物を50%、硫安17%、過方23%、硫加1
0%となる割合で配合し、これに廃糖蜜の水溶液をバイ
ンタ゛−として加えブリケット底形した。
尚、フ゛リケッター・マシンは新来工業(株)製B55
501型を使用し、ネ°ケット寸法は4.5mmで底形
を行った。
この成形物をドラムドライヤー 更に篩分けを行い直径4. 8mmの本発明の肥料を得
た。
比較例1 実施例1の発酵乾燥物を15%、硫安31%、過方35
%、硫加19%となる割合で配合し、実施例1と同様に
して直径4. 8mmのフ゛リケット成形肥料を得た。
比較例2 実施例 1 のフ゛リケッター・マシンのポケット寸法
を2.0mmに変え、その他の条件は実施例1と同様に
して直径2。
2mmのブリケット成形肥料を得た。
比較例3 ナタネ油粕5 0 k g,魚粕50kg,蒸製骨粉2
5kg1 綿実油粕15kgに、実施例1で使用した土
壌より分離培養した菌体の15kgを加え、生菌数を1
0’cells/g以上としたものを発酵処理を行わず
に粉砕した。
この粉砕物を50%、硫安17%、過方23%、硫加1
0%となる割合で配合し、これに廃糖蜜の水溶液をハ゛
インタ゛−と じて加え、  フ゛リケツター・マシン
を用いポケット寸法を4. 5mmでフ゛リケット底形
を行った。
この成形物を実施例1と同様に乾燥、篩分けを行い、 
直径4. 8mmのフ゛リケット肥料を得た。
実施例1及び比較例1〜3の肥料のフ゛リケット底形前
(0−ル投入直前)、及び成形1ケ月経過後の生菌数の
測定を行った。
尚、生菌数の測定は、普通寒天培地(肉エキス5.0g
1へ070トン10.0g1 塩化ナトリウム5.0g
1 寒天末15.0g,  pH7。
0)を使用し、土壌微生物実験法((株)養賢堂)2−
21希釈平板法で測定した。
尚、培養温度は30℃、培養日数は3日間で行い、培養
後に出現したコロニーの全てを生菌数とした。
生菌数の測定結果を第1表に示した。
第1表 − 第1表から明らかなように、有機物を発酵させることに
より生菌数・を107cel is/gとした本発明の
肥料は、1ケ月の経過後に於いても殆ど生菌数が変化し
ないにも係わらず、有機物に単に菌体を混合したもの(
比較例3)は、大幅な生菌数の減少が見られる。
また、ブリケット成形物が直径3mmを下廻ると、ある
いは発酵生産物含量が20重量%を下廻ると、同様に生
菌数の減少が見られ、これらの因子は本発明にとって殊
に重要であることが明らかである。
実施例2 実施例1で得た本発明の生菌体含有粒状肥料を用い、イ
チビの萎黄病に対する病害抑止効果を調べた。
比較対象として比較例3で得た肥料を用いて行った。
栽培試験の条件を以下に示す。
〈栽培条件〉 供試肥料成分:(TN:T−P2O.:T−に20)(
%)本発明品(実施例1 ) 6.7−6、8−6.8
0 対象品(比較例3 ) 8.2−6.4−6.1試験地
:神戸市西区ハウス栽培 作 物:イチコ°(品種宝交早生) 定 植=9月25日 施肥量:元肥(9月20日)Nとして 12kg/10
a追肥(10月5日)Nとして 10kg/10a発病
率測定日:11月19日 50株中の発病(萎黄病)株数を測定し、その結果を第
2表に示した。
第2表 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機物を発酵させることにより生菌数を10^7cel
    ls/g以上とした発酵生産物20重量%以上と、無機
    質肥料塩とを混合して直径3mm以上にブリケット成形
    した生菌体含有粒状肥料。
JP26244589A 1989-10-06 1989-10-06 生菌体含有粒状肥料 Granted JPH03126690A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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