JPH03126471A - ハイパーサーミア装置用ボーラス - Google Patents
ハイパーサーミア装置用ボーラスInfo
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- JPH03126471A JPH03126471A JP26562489A JP26562489A JPH03126471A JP H03126471 A JPH03126471 A JP H03126471A JP 26562489 A JP26562489 A JP 26562489A JP 26562489 A JP26562489 A JP 26562489A JP H03126471 A JPH03126471 A JP H03126471A
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Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、癌を治療するハイパーサーミア装置用ボーラ
スの改良に関する。
スの改良に関する。
[従来の技術]
癌などの腫瘍細胞を加温により死滅させ治療する手法の
一つとして、ハイパーサーミアという方法がある。ハイ
パーサーミアを用いた加温方法としては、熱伝導を利用
したものや、物理的エネルギーを生体内に投与し、生体
内の分子自身を発熱させる方法がある。後者の方法が現
在一般的に行われ、その投与エネルギー源としては、誘
電加温、誘導加温、超音波加温などが知られている。
一つとして、ハイパーサーミアという方法がある。ハイ
パーサーミアを用いた加温方法としては、熱伝導を利用
したものや、物理的エネルギーを生体内に投与し、生体
内の分子自身を発熱させる方法がある。後者の方法が現
在一般的に行われ、その投与エネルギー源としては、誘
電加温、誘導加温、超音波加温などが知られている。
そして誘電加温においては、生体に高周波電流を流して
温度を上げる方法が取られるが、電極下の体表面に凸凹
があると電界の分布状態が不均一となるので、これを防
ぐため、温冷水循環パッドを用いる。すなわち、癌を治
療するハイパーサーミア装置には、アプリケータと生体
の整合をとるため、また体表面が過熱されないように冷
却するために、ボーラスが設けられている。このボーラ
スの中には、通常、純水、食塩水などの液体が入れられ
、一定温度で循環されている。
温度を上げる方法が取られるが、電極下の体表面に凸凹
があると電界の分布状態が不均一となるので、これを防
ぐため、温冷水循環パッドを用いる。すなわち、癌を治
療するハイパーサーミア装置には、アプリケータと生体
の整合をとるため、また体表面が過熱されないように冷
却するために、ボーラスが設けられている。このボーラ
スの中には、通常、純水、食塩水などの液体が入れられ
、一定温度で循環されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら従来技術では、ボーラスの中身はすべて液
体であるため、ボーラスの形状を維持するのが難しく、
生体の動き等の影響で、形状が変わってしまい、整合が
とれなくなってしまうという課題があった。また、アプ
リケータを生体の側部から当てようとするとボーラスは
自重で下へ垂れ下がってしまい、生体への密着が困難で
ある等の課題があった。
体であるため、ボーラスの形状を維持するのが難しく、
生体の動き等の影響で、形状が変わってしまい、整合が
とれなくなってしまうという課題があった。また、アプ
リケータを生体の側部から当てようとするとボーラスは
自重で下へ垂れ下がってしまい、生体への密着が困難で
ある等の課題があった。
前記従来技術の課題を解決するため本発明は、ボーラス
は内部の充填部とその周囲のジャケット部とからなり、
内部の充填部には、形状維持のためのゲル状の物質を含
む液体を充填し、ジャケット部には所定の温度に保つた
め液体を冷却循環させる機構を備えたことにより、流動
性を抑制し、形状維持を図るとともに、所定の温度に設
定することが容易なハイパーサーミア装置用ボーラスを
提供する。
は内部の充填部とその周囲のジャケット部とからなり、
内部の充填部には、形状維持のためのゲル状の物質を含
む液体を充填し、ジャケット部には所定の温度に保つた
め液体を冷却循環させる機構を備えたことにより、流動
性を抑制し、形状維持を図るとともに、所定の温度に設
定することが容易なハイパーサーミア装置用ボーラスを
提供する。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するため、本発明は下記の構成からなる
。すなわち本発明は、癌を治療するためのハイパーサー
ミア装置用ボーラスにおいて、前記ボーラスは内部の充
填部とその周囲のジャケット部とからなり、内部の充填
部には、形状維持のためのゲル状の物質を含む液体を充
填し、ジャケット部には所定の温度に保つため液体を冷
却循環させる機構を備えたことを特徴とするハイパーサ
ーミア装置用ボーラスである。
。すなわち本発明は、癌を治療するためのハイパーサー
ミア装置用ボーラスにおいて、前記ボーラスは内部の充
填部とその周囲のジャケット部とからなり、内部の充填
部には、形状維持のためのゲル状の物質を含む液体を充
填し、ジャケット部には所定の温度に保つため液体を冷
却循環させる機構を備えたことを特徴とするハイパーサ
ーミア装置用ボーラスである。
本発明の特徴的要件は、ボーラスを2層構造とし、内側
充填部には形状維持のためゲル状の物質を含む液体を入
れ、外側ジャケット部には、冷却用の液体を入れ、これ
を循環するところにある。
充填部には形状維持のためゲル状の物質を含む液体を入
れ、外側ジャケット部には、冷却用の液体を入れ、これ
を循環するところにある。
[作用]
本発明は、ボーラスの内側の充填部が含水ゲル状の物質
でできているため、生体の形状に合わせて、ボーラスの
形状を維持することができ、生体との密着度が良(なる
。すなわち、生体の動き等があっても、形状が大きく変
化することはなく、また生体の形状に合わせて変形させ
、整合させることもできる。さらに、アプリケータを生
体の側部から当てようとするときであっても、ボーラス
は自重で下へ垂れ下がることが防げ、生体への密着性を
向上することができる。また、電極下の体表面に凸凹が
あっても、前記ボーラスにより体表面の凸凹はほとんど
補償され、電界の分布状態が均一となる。
でできているため、生体の形状に合わせて、ボーラスの
形状を維持することができ、生体との密着度が良(なる
。すなわち、生体の動き等があっても、形状が大きく変
化することはなく、また生体の形状に合わせて変形させ
、整合させることもできる。さらに、アプリケータを生
体の側部から当てようとするときであっても、ボーラス
は自重で下へ垂れ下がることが防げ、生体への密着性を
向上することができる。また、電極下の体表面に凸凹が
あっても、前記ボーラスにより体表面の凸凹はほとんど
補償され、電界の分布状態が均一となる。
そのうえ、ジャケット部には液体を冷却循環させる機構
を備えたので、ボーラス全体の温度を所定の温度に容易
に保つことができる。
を備えたので、ボーラス全体の温度を所定の温度に容易
に保つことができる。
本発明において、ゲル状の物質とは、固相の中に液体が
入り込んだものをいう。すなわちセルロースや架橋高分
子のような三次元編目構造体であって、液体を吸収し、
膨潤したものをいう。そして本発明においては、ゲル状
物質であればいかなるものであってもよいが、安全性の
観点から好ましくは含水ゲル物質を用いる。含水ゲル物
質の一例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、N−ビニルピロリドン等の親水性モノマーまたはこれ
のポリマーと、アクリル酸、メチルメタクリレート、ア
クリルアミド等の疎水性モノマーまたはこれのポリマー
と、トリカルバリル酸、トリアリルイソシアヌレート、
グリセリンのような多官能化合物を重合させ、架橋体に
したものなどが挙げられる。
入り込んだものをいう。すなわちセルロースや架橋高分
子のような三次元編目構造体であって、液体を吸収し、
膨潤したものをいう。そして本発明においては、ゲル状
物質であればいかなるものであってもよいが、安全性の
観点から好ましくは含水ゲル物質を用いる。含水ゲル物
質の一例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、N−ビニルピロリドン等の親水性モノマーまたはこれ
のポリマーと、アクリル酸、メチルメタクリレート、ア
クリルアミド等の疎水性モノマーまたはこれのポリマー
と、トリカルバリル酸、トリアリルイソシアヌレート、
グリセリンのような多官能化合物を重合させ、架橋体に
したものなどが挙げられる。
[実施例]
以下実施例を用いて本発明の一実施態様を具体的に説明
する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものでは
ない。
する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものでは
ない。
第1図〜第3図は本発明の一実施態様である。
第1図は本発明のボーラスの断面図であり、第2図は本
発明のボーラスの斜視図であり、第3図は本発明のボー
ラスが用いられるハイパーサーミア装置の全体の概略模
式図である。第1図〜第3図において、1はアプリケー
タ、2はボーラス、3はボーラスの内部充填部、4はボ
ーラスのジャケット部、5は周波数および振幅などの制
御をするための制御器、6は発信器、7はパワーアンプ
である。
発明のボーラスの斜視図であり、第3図は本発明のボー
ラスが用いられるハイパーサーミア装置の全体の概略模
式図である。第1図〜第3図において、1はアプリケー
タ、2はボーラス、3はボーラスの内部充填部、4はボ
ーラスのジャケット部、5は周波数および振幅などの制
御をするための制御器、6は発信器、7はパワーアンプ
である。
そして、前記ハイパーサーミア装置において、ボーラス
2は内部の充填部3とその周囲のジャケット部4とから
なり、内部の充填部3には、形状維持のためのゲル状の
物質を含む液体を充填し、ジャケット部4には所定の温
度に保つため液体を冷却循環させるのである。
2は内部の充填部3とその周囲のジャケット部4とから
なり、内部の充填部3には、形状維持のためのゲル状の
物質を含む液体を充填し、ジャケット部4には所定の温
度に保つため液体を冷却循環させるのである。
ボーラス2の形状は一例として第2図のようになってい
て、内側の充填部3の中にゲル状の物質を入れ、ジャケ
ット部4に液体を入れ、この液体を冷却循環装置により
環流させる。これによりゲル状物質によってボーラスの
形状を維持しながら外側ボーラス内の液体によって体表
面の冷却も行なうことができる。なお第2図ではボーラ
スの形状として直方体の例を示したが、立方体、球状、
楕円状等、ボーラスの形状はどのようなものであっても
よい。
て、内側の充填部3の中にゲル状の物質を入れ、ジャケ
ット部4に液体を入れ、この液体を冷却循環装置により
環流させる。これによりゲル状物質によってボーラスの
形状を維持しながら外側ボーラス内の液体によって体表
面の冷却も行なうことができる。なお第2図ではボーラ
スの形状として直方体の例を示したが、立方体、球状、
楕円状等、ボーラスの形状はどのようなものであっても
よい。
そして第1図および第2図に示した本発明のボーラスは
、第3図に示すハイパーサーミア装置のアプリケータ1
に組み込み、誘電加温または電磁波加温等の加温を行う
のである。
、第3図に示すハイパーサーミア装置のアプリケータ1
に組み込み、誘電加温または電磁波加温等の加温を行う
のである。
次に前記ボーラス2の内部充填部3内に充填するゲル状
物質の材料として、−例として下記の第1表に示す組成
のものを用いた。
物質の材料として、−例として下記の第1表に示す組成
のものを用いた。
第1表
なお第1表の組成は、周波数100MHzにおいて、生
体と誘電率が等価になるような例である。
体と誘電率が等価になるような例である。
また第1表のTX−150は、米国のオイルセンターリ
サーチ社(OIL CENTERRESEARCH,I
NC,LOUISIANA、 USA )製のポリミド
系含水ゲル状物質である。また、ポリエチレンは誘電率
を調整するためのもので、NaCA’は導電率を調整す
るためのものであり、必要に応じて添加する。これらの
成分を調整することによって、加温に適した特性を持た
せることができる。
サーチ社(OIL CENTERRESEARCH,I
NC,LOUISIANA、 USA )製のポリミド
系含水ゲル状物質である。また、ポリエチレンは誘電率
を調整するためのもので、NaCA’は導電率を調整す
るためのものであり、必要に応じて添加する。これらの
成分を調整することによって、加温に適した特性を持た
せることができる。
一般的に誘電加温においてはボーラス内の導電率は、生
体と同程度のもの(例えば生理食塩水)、電磁波加温に
おいては導電率がOに近いもの(例えば純水)が使われ
る。本発明においては両者とも使用することができる。
体と同程度のもの(例えば生理食塩水)、電磁波加温に
おいては導電率がOに近いもの(例えば純水)が使われ
る。本発明においては両者とも使用することができる。
第1表では、電磁波加温の場合を示した。
ボーラスの形状の変化を少なくすることができ、よって
整合のとれた状態を維持することができるため、目標通
りの加温が行なえる。また、生体側部からのアプリケー
タの密着も容易になる。また、ゲル状物質の材質を変化
させることにより、誘電率、導電率を変えることができ
、生体との整合をよりよくすることができる。
整合のとれた状態を維持することができるため、目標通
りの加温が行なえる。また、生体側部からのアプリケー
タの密着も容易になる。また、ゲル状物質の材質を変化
させることにより、誘電率、導電率を変えることができ
、生体との整合をよりよくすることができる。
以上本発明の効果をまとめると次のようになる。
■ 患者とアプリケータとの間は本発明のボーラスによ
って密着性の向上を図ることができる。
って密着性の向上を図ることができる。
■ 同様な理由により、インピーダンス整合、位相整合
、体表面冷却にも優れ、誘電導波管としての作用にも優
れる。
、体表面冷却にも優れ、誘電導波管としての作用にも優
れる。
第1図は本発明のボーラスの断面図であり、第2図は本
発明のボーラスの斜視図であり、第3図は本発明のボー
ラスが用いられるハイパーサーミア装置の全体の概略模
式図である。 1ニアプリケータ 2:ボーラス 3:ボーラスの内部充填部 4:ボーラスのジャケット部 5:周波数および振幅などの制御をするための制御器 6:発信器 7:パワーアンプ
発明のボーラスの斜視図であり、第3図は本発明のボー
ラスが用いられるハイパーサーミア装置の全体の概略模
式図である。 1ニアプリケータ 2:ボーラス 3:ボーラスの内部充填部 4:ボーラスのジャケット部 5:周波数および振幅などの制御をするための制御器 6:発信器 7:パワーアンプ
Claims (1)
- (1)癌を治療するためのハイパーサーミア装置用ボー
ラスにおいて、前記ボーラスは内部の充填部とその周囲
のジャケット部とからなり、内部の充填部には、ゲル状
の物質を含む液体を充填し、ジャケット部には所定の温
度に保つため液体を冷却循環させる機構を備えたことを
特徴とするハイパーサーミア装置用ボーラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26562489A JPH03126471A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ハイパーサーミア装置用ボーラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26562489A JPH03126471A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ハイパーサーミア装置用ボーラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126471A true JPH03126471A (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=17419719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26562489A Pending JPH03126471A (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | ハイパーサーミア装置用ボーラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03126471A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH065646U (ja) * | 1991-12-13 | 1994-01-25 | 丸央産業株式会社 | 高周波治療器における治療用電極 |
US6886978B2 (en) * | 2001-06-18 | 2005-05-03 | Omron Corporation | Electronic clinical thermometer |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP26562489A patent/JPH03126471A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH065646U (ja) * | 1991-12-13 | 1994-01-25 | 丸央産業株式会社 | 高周波治療器における治療用電極 |
US6886978B2 (en) * | 2001-06-18 | 2005-05-03 | Omron Corporation | Electronic clinical thermometer |
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