JPH0312636Y2 - - Google Patents

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JPH0312636Y2
JPH0312636Y2 JP1984142016U JP14201684U JPH0312636Y2 JP H0312636 Y2 JPH0312636 Y2 JP H0312636Y2 JP 1984142016 U JP1984142016 U JP 1984142016U JP 14201684 U JP14201684 U JP 14201684U JP H0312636 Y2 JPH0312636 Y2 JP H0312636Y2
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JP
Japan
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air
life
life jacket
air exhaust
check valve
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JP1984142016U
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JPS6156194U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案は救命服、更に詳しくは極寒の海で作業
する者が着用する救命服に関するものである。
〔考案の背景〕
北氷洋、南氷洋あるいはこれらの極寒地方の近
傍で操業する漁船、その他作業船などの遭難、転
覆などの事故を生じたとき、乗組員、作業員など
は救命服を着用し、救命ボートに乗り組んだり、
海中に跳び込んだりするわけであるが、このよう
な場合に着用する救命服は、高度の断熱性、保温
性および防水性を有する必要がある。即ち、通常
これらの海は0℃近くの温度であるために、高度
に断熱され、かつ防水処理の施された救命服を着
用していない場合、約30秒で心臓麻痺などにより
絶命することが知られているからである。
このような極寒の海における遭難の場合、約30
分程度生命が保てば、かなりの確率で救出される
ことも知られており、このような見地から断熱性
防水性のある種々の救命服が開発されている。
前述のような極寒用の救命服は、第1図に示す
ように、首部分より足首まで身体全体を覆う救命
服本体1を有し、この救命服本体1には、救命服
を着脱するための開閉自在の着脱口2および水中
に落下したときの枕および浮袋となる枕部3を有
するとともに、水中落下後、手を挿入し保護する
ためのポケツト4を備えている。
さらに救命服本体1の胸部分内部には、水中落
下後、空気が注入されて脹らむ浮袋5が設けられ
て、遭難者の生命維持を確保している。
このような救命服を用いる場合、前述の着脱口
2に設けられた封止手段、たとえばフアスナー2
0を下降させて着脱口2を開き、この救命具を着
用後、フアスナー20を閉めて救命具内を気密に
保持するものである。
このように救命具を着用するとき、救命具内に
外気が取り込まれる事態は避けられないが、この
ような外気は、第2図に示すように救命具の脛部
6に集中する傾向にあることが知られている。
前述のように外気が救命具の脛部6に取り込ま
れると、脚部先端付近の浮力が大きくなり、この
ため、救命服着用者の姿勢が「く」の字状に折れ
曲がるとともに、足先が海面上に露出する結果と
なる。このため、救命服着用者は不安定な姿勢を
強制されることになるという欠点があつた。
〔考案の概要〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので
あり、従来の救命服のように脛部に空気層が形成
されず、海中において救命服着用者の姿勢が安定
に保持される救命服を提供することを目的とする
ものである。
したがつて、本考案による救命服は、首部分よ
り足首まで身体全体を覆う救命服本体に、着脱す
るための開閉自在の着脱口とこの着脱口を封止す
る手段を備えた救命服において、前記救命服本体
の脚部の付け根部分近傍に空気排出弁を設け、前
記空気排出弁は、救命服本体内部と外気とに貫通
する空気排出路と、前記空気排出路の内部方向端
部に設けられ、空気を外気方向にのみ通過させる
傘型逆止弁と、前記端部の他方の端部に設けら
れ、空気を外気方向にのみ通過させるスリツト型
逆止弁を備えていることを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
本考案による救命服は第3図に示すように、従
来の救命服と同様に、首部分より足首まで身体全
体を覆う救命服本体1を有し、この救命服本体1
には、救命服を着脱するための開閉自在の着脱口
2を有している。この着脱口2にはこの着脱口2
を封止するための手段、たとえばフアスナー20
が備えられている。さらに、水中に落下したとき
の枕および浮袋となる枕部3を有するとともに、
水中落下後、手を挿入し保護するためのポケツト
4を備えている。
加えて、救命服本体1の胸部分内部には、水中
落下後、空気が注入されて脹らむ浮袋5が設けら
れて、遭難者の生命維持を確保している。
本考案にあつては、このような従来の救命服に
おいて、脚部の付け根部分に空気排出弁7が形成
されている。この空気排出弁7は救命服内部の空
気を外に排出するが、反対方向からは空気が入ら
ないような逆止弁である。
この空気排出弁7の一例を第4図に示す。この
第4図より明らかなように、この空気排出弁7は
救命服本体1に挿通して形成されており、空気排
出弁7の中央に形成された空気排出路70を有
し、この空気排出路70の内側端部には傘型逆止
弁71が備えられている。また、もう一方の端部
は紡錘形に形成されたスリツト型逆止弁72が設
けられており、外側よりの空気および水が救命服
内部に侵入しないように構成されている。すなわ
ち、第4図における空気排出弁7は2つの逆止弁
71,72を有し、二重に空気、水の侵入を防止
している。
次に本考案による救命服の作用を説明する。
まず、救命服本体1に取付けられたフアスナー
20を下降させて着脱口2を開放し、この着脱口
2より救命服を着用した後、フアスナー20を上
昇させて着脱口2を封止する。このように救命服
を着用すれば、第2図に示すように脛部6に空気
が溜ることになる。
このように救命服を着用した後、足より水中に
跳び込むと、第5図に示すように、脛部6は強い
水圧Pwを負荷されることになる。このため脛部
6に滞留していた空気は圧力を受け、空気排出弁
7より外部に排出される。すなわち、水圧Pwに
より救命服内部に負荷された圧力は救命服内部の
空気を圧縮し、この圧力Pが空気排出弁7の傘型
逆止弁70を上方に押し上げる。このため、救命
服内部の空気は空気排出路70に入り、この空気
排出路70に入つた空気は上部のスリツト型逆止
弁72のスリツトを開き、外部に排出される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による救命服によ
れば、水中に飛び込むと同時に救命服の脛部に滞
留した空気が排出されるので、足先が水面より突
出することがなくなり、姿勢が安定し、救命服着
用者の被労を軽減させることができる。このため
救出の確率を向上できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の救命服の正面図、第2図は上記
救命服を着用して水中に入つたときの姿勢を示す
説明図、第3図は本考案による救命服の一実施例
の正面図、第4図は前記実施例に使用した空気排
出弁の断面図、第5図は本考案の作用を説明する
ための説明図である。 1……救命服本体、2……着脱口、20……着
脱口封止手段、3……枕、5……浮袋、6……脛
部、7……空気排出弁、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 首部分より足首まで身体全体を覆う救命服本体
    に、着脱するための開閉自在の着脱口とこの着脱
    口を封止する手段を備えた救命服において、前記
    救命服本体の脚部の付け根部分近傍に空気排出弁
    を設け、前記空気排出弁は、救命服本体内部と外
    気とに貫通する空気排出路と、前記空気排出路の
    内部方向端部に設けられ、空気を外気方向にのみ
    通過させる傘型逆止弁と、前記端部の他方の端部
    に設けられ、空気を外気方向にのみ通過させるス
    リツト型逆止弁を備えていることを特徴とする救
    命服。
JP1984142016U 1984-09-18 1984-09-18 Expired JPH0312636Y2 (ja)

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JPS6156194U JPS6156194U (ja) 1986-04-15
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JP5328245B2 (ja) * 2008-07-08 2013-10-30 株式会社シマノ 浮力材付き釣り用上着
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JPS4221156Y1 (ja) * 1964-03-23 1967-12-07

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JPS6156194U (ja) 1986-04-15

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