JPH03124987A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ｐ−タリ圧縮機に係夛、特に、入力低減、構
造の簡素化、振動低減に好適な構造のロータリ圧縮機に
関するものである０ 〔従来の技術〕 従来のロータリ圧縮機について第３図および第４図を参
照して説明する。

第５図は、従来のロータリ圧縮機の縦断面図、第４図は
、第３図のクランク軸下端部の要部拡大図である・ 第５図に示すロータリ圧縮機は、密閉容器１１内の上部
に、回電子１と固定子２からなる電動機５を配設し、そ
の下部にシリンダ４．ローラ５゜主軸受６．副軸受７．
仕切板８によって構成される圧縮機構部９を配設してい
る。そして、前記電動機５と圧縮機構部９とはクランク
軸１０で連結されている。密閉容器１１内の底部には潤
滑油１２が貯溜されている。

クランク軸１０の偏心部１０ａには回転自在にローラ５
が嵌入されている。

このようなロータリ圧縮機の運転時には、圧縮機構部９
におけるクランク軸の偏心部１０ａとローラ５とに遠心
力が生じる。この遠心力を相殺するために回転子１のエ
ンドリングの上端と下端には回転子釣合錘１３，１４を
設け、さらにクランク軸１０下端には別体の不釣合錘１
５を設け、クランク軸１０の回転時のバランスを保持す
るようにしている。また、不釣合錘１５が潤滑油１２を
不必要にかき回すここのないように１下釣合錘１５を囲
繞するカバ１６を設けている・ なお、この種の構造に関するものには、例えば実開昭５
９−１０７９８４号公報が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、クランク軸１０の下端の不釣合錘１５
を設けたことによシ運転中に圧縮機の入力が増加してし
まうという問題点があった＠増加する理由を第４図を参
照して説明する・第４図は、第３図のクランク軸１ｏの
下端部の拡大図である・ 第４図において、７ａは、副軸受７の内周面に設けたス
パイラル溝である。１２ａは、運転中に前記スパイラル
溝りａ内を通過する潤滑油である◇また、１２ｂは同様
に運転中にクランク軸１ｏとカバ１６この隙間から流入
する潤滑油であシ、これらによシ下釣合ｓ１５はカバ１
６内に流入する潤滑油に浸漬される。このために、圧縮
機の運転時に不釣合錘１５は潤滑油１２の抵抗を受は圧
縮機の入力が増加するものである。

さらに、他の問題として、カバ１６は、不釣合錘１５に
よシ潤滑油１２が不必要にがき回されて潤滑油１２の油
面が低下しないように取付けられているので、部品点数
が一点増加していることになる。

以上述べたように、従来技術は、圧縮機の入力の増大、
部品点数の増加という問題があった。

本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、クランク軸の下端部に釣合鍾を設ける必要
がなく、運転時の入力および振動が低減され、部品点数
の低減されたロータリ圧縮機を提供することを、その目
的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明に係るロータリ圧縮
機の構成は、 電動機と圧縮機構部とをクランク軸で連結して密閉容器
内に収納したものであって、 上記圧縮機構部は、密閉容器に固定されたシリンダと、
このシリンダ内に設けられクランク軸の偏心部に嵌入さ
れ九ローラと、このローラの回転に追従して往復動する
仕切板と、前記シリンダの両端を密閉するとともに前記
クランク軸を支持する主、副軸受とからなるロータリ圧
縮機において、前記クランク軸の偏心部における。偏心
方向と反対の方向側に、当該クランク軸の材質よりも比
重の高い別部材を装着したものである・〔作用〕 上記技術的手段による働含は下記のとおシであるＯ 本発’３Ａは、クランク軸の偏心部における、偏心方向
と反対の方向側に、当該クランク軸とは別部材である高
比重材を取付けたものである。これによシ、前記クラン
ク軸とクランク軸偏心部に自転自在に嵌合されたローラ
とが回転するとき、回転によるアンバランスが、偏心方
向の反対側に取付けた高比重の別部材によシ減少し、あ
るいは別部材の重量をさらに大きくすることによシアン
バランス量をなくすことができる。

したがって、従来、クランク軸の下端に取付けていた不
釣合錘を小形化し、さらには取付不要となるため、前記
別体の不釣合錘が受ける潤滑油の抵抗が減少し、圧縮機
の入力が低下する。また、不釣合錘が取付不要となる場
合は、前記不釣合錘が潤滑油を不必要にかき回すことが
なくなるのでカバを除去でき、部品点数の低減になる。

〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する・ 第１図は、本発明の一実施例に係るロータリ圧縮機の縦
断面図、第２図は、第１図のＡ−人断百の要部拡大図で
ある。図中、第６図と同一符号のものは従来技術と同等
部分である。

第１図において、１は回転子、２は固定子、３け、回転
子１．固定子２よシなる電動機、４は、密閉容器１１内
に固定されたシリンダ、５は、クランク軸１０の偏心部
１０＆に回転自在に嵌入されたローラ、６は、シリンダ
４の上端を密閉しクランク軸１０を支持する主軸受、７
は、シリンダ４の下端を密閉しクランク軸１０を支持す
る副軸受、Ｂは、前記ロー２５の回転に追従して往復動
じシリンダ内を吸入側、圧縮吐出側に仕切る仕切板、９
は、前記シリンダ４．ローラ５．仕切板８゜主軸受６．
副軸受７等からなる圧縮機構部である。

第１図に示すように、密閉容器１１内の上部に電動機３
、下部に圧縮機構部９が収納されておシ、電動機３と圧
縮機構部９とはクランク軸１０で連結されている。密閉
容器１１内の底部に潤滑油１２が貯溜されている◇ ここで、前記クランク軸１０の偏心部１０ａＫおける、
偏心方向と反対の方向側に、当該クランク軸１０の材質
よシ比重の高い別部材に係るウェイトパー１７が貫通し
て埋め込まれるように装着されている。

第２図に、その詳細を示す。

すなわち、第２図に示すように、クランク軸１０の偏心
部１０ａにおける、偏心方向と反対の方向の牛用周内に
％当該クランク軸の材質よりも比重の高い別部材からな
る細長い丸棒状のウェイトパー１７が、クランク軸心と
同心状に複数個、埋め込むように挿入固定され、前記偏
心部１０ａおよびローラ５の回転運転時のアンバランス
を打チ消すようになっている。

クランク軸は、例えば比重７．８　の球状黒鉛鋳鉄で形
成されておシ、別部材として埋め込まれるウェイトバー
Ｆｉ１　これよシ比重の高い、例えば銅。

真鍮、あるいは市販の高比重材が採用される。

本実施例によれば、クランク軸偏心部１０ａとローラ５
の回転によるアンバランスがなくなるため、そのアンバ
ランスを修正する必要がない。つま）、従来技術のよう
に１クランク軸１０の下端に下釣合鍾を装着する必要が
なくなる０これによシ、ロータリ圧縮機の運転中に％潤
滑油１２を下釣合錘で撹拌することがなくなり、運転時
の入力を低減することができるとともに、下釣合鍾を凹
線するカバが不必要となシ、部品点数が低減される。

なお、上記実施例では、第１．２図に示すように、クラ
ンク軸偏心部の偏心方向と反対側に取付けるアンバラン
ス消去用の別部材は１貫通して埋込んだ複数個の丸棒状
のものである例を説明したが、本発明はこれに限るもの
ではない。同等の効果が期待される範囲で他の形状、構
造を採用しうろことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように１本発明によれば、クランク
軸の下端部に釣合鍾を設ける必要がなく、運転時の入力
および振動が低減され、部品点数の低減されたロータリ
圧縮機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例と係るロータリ圧縮機の縦
断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面の要部拡大図、
第３図は、従来のロータリ圧縮機の縦断面図、第４図は
、第３図のクランク軸下端部の要部拡大図である。 ３・・・電動機、４・・・シリンダ、５・・・ローラ、
６・・・主軸受、７・・・副軸受、８・・・仕切板、９
・・・圧縮機構部、１０・・・クランク軸、１０ａ・・
・偏心部、１１・・・密閉容器、１７・・・ウェイトバ
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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電動機と圧縮機構部とをクランク軸で連結して密閉
   容器内に収納したものであって、上記圧縮機構部は、密
   閉容器に固定されたシリンダと、このシリンダ内に設け
   られクランク軸の偏心部に嵌入されたローラと、このロ
   ーラの回転に追従して往復動する仕切板と、前記シリン
   ダの両端を密閉するとともに前記クランク軸を支持する
   主、副軸受とからなるロータリ圧縮機において、 前記クランク軸の偏心部における、偏心方向と反対の方
   向側に、当該クランク軸の材質よりも比重の高い別部材
   を装着した ことを特徴とするロータリ圧縮機。 ２、クランク軸の偏心部における、偏心方向と反対の方
   向の半円周内に、当該クランク軸の材質よりも比重の高
   い別部材を複数個挿入固定したことを特徴とする請求項
   １記載のロータリ圧縮機。