JPH03124866A - 磁性被検出体及びニードルフェルト製造装置の周回基準位置検知構造 - Google Patents

磁性被検出体及びニードルフェルト製造装置の周回基準位置検知構造

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JPH03124866A
JPH03124866A JP26057589A JP26057589A JPH03124866A JP H03124866 A JPH03124866 A JP H03124866A JP 26057589 A JP26057589 A JP 26057589A JP 26057589 A JP26057589 A JP 26057589A JP H03124866 A JPH03124866 A JP H03124866A
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Fumio Murakami
村上 文男
Eiichi Morita
栄一 森田
Tokuji Iwasaki
岩崎 徳二
Yasushi Suzuki
靖 鈴木
Hironami Fujimoto
藤本 浩波
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Nippon Felt Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特に製紙用抄紙機に用いるニードルフェルト
の製造に於て、基布にバット繊維を多層に重ね合せる際
の針打ち機による針打ち深さ及び針打ち密度と基布の送
り速度及び張力等の制御を、周回数に応じて自動的に設
定変更するのに適する磁性被検出体及びニードルフェル
ト製造装置の周回基準位置検知構造に関する。
〈従来の技術〉 例えば製紙用抄紙機に於ては、湿紙を対向ロール間で圧
縮して湿紙の水分を除去しているが、そのロールには比
較的幅の広い無端ベルト状の二ドルフェルトなどが用い
られている。このニードルフェルトは、無端ベルト状の
基布を、駆動ロールやガイドロールの各ロール間に掛は
渡して周回させつつ、その両面または片面に、羊毛や合
成繊維のウェブを折り重ねてなるバット繊維をニードリ
ングにより多層に植毛することにより製造される。
ニードリング工程に於ては、基布にバット繊維を適切に
絡み付かせるために、針打ち機による針打ち深さ及び針
打ち密度と基布の送り速度とを周回数に応じて設定変更
する必要がある。また、上記ニードルフェルトは周方向
に段差を生じてはならず、バット繊維の層の移り替り部
分で正確に上記設定変更を行う必要があるため、基布の
周回の基準点の判断を駆動ロールやガイドロールの回転
検出により行うことは極めて困難である。
従来は、基布の基準点に赤色の紐やカラーインクなどの
目印を付けて、熟練工により、上記した周回の判断を目
視により行いかつ」二記各設定変更の操作を手動にて行
っていた。従って、周回数を正確にカウントし、目印の
通過の際に瞬時に上記した各設定変更を行うべく装置を
操作する必要があり、作業が煩雑化しかつ作業者の個人
差、設定ミスが発生し、フェルトの品質に悪影響を与え
るという問題があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、特に、基布の周回数に応じてバット繊維を多層に重
ね合せるための針打ち制御を自動的に行うべく、基布の
周回を自動的に検知するのに適する磁性被検出体及びニ
ードルフェルト製造装置の周回基準位置検知構造を提供
することにある。
[発明の構成] く課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、シート状のベース
体と、その表面に並列に敷き並べられた繊維状磁性体と
を有することを特徴とする磁性被検出体、或いは無端ベ
ルト状の基布を周回させるための手段と、前記基布にバ
ット繊維を一体的に絡みつかせるための針打ち機と、周
回数及び多層に重ね合される前記バット繊維の各層ごと
に、前記針打ち機による針打ち深さ及び針打ち密度と前
記基布の送り速度及び張力を変更し得る制御手段とを有
し、繊維状の磁性体からなる被検出体を前記基布の側縁
部に収着し、前記周回数及び前記基布の幅を検出するべ
く前記被検出体の軌跡の近傍に磁気センサを設けたこと
を特徴とするニードルフェルト製造装置の周回基準位置
検知構造を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、繊維状磁性体を用いた磁性被検出体
を容易に取り扱うことができる。特に、基布に収着され
た被検出体を磁気センサを用いて検出することにより、
基布の周回基準位置を正確にかつ自動的に検知すること
ができ、かつ上記被検出体が繊維状の磁性体からなるこ
とから、針の打ち込みに対して邪魔にならず、針を何回
打ち込んでも針が損傷を受けることがない。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図及び第2図は、本発明が適用されニードルフェル
ト製造装置1の全体を示す概略図である。
この製造装置1により製造されるニードルフェルトは、
製紙用抄紙機に於て湿紙の水分を除去するのに用いるも
のである。
幅広の無端ベルト状をなす織布である基布2は、第1図
に示されるように、ニードルマシン本体3を時計回りに
周回するように複数のロール間に掛は渡されている。即
ち、基布2は、製造装置1の中央部の下方に設けられた
駆動ロール4及びタッチロール5間に挾持されて第1図
の矢印Aの向きに引き込まれるが、タッチロール5から
繰り出されて製造装置1の底面にて一旦貯留された後、
ガイドロール6にて上方に向けてガイドされ、ガイドロ
ール6の上方に設けられたブレーキロール7と、ニード
ルマシン本体の右上方に設けられたデリベリロール8と
の間にて水平状態に矢印Bの向きに送られるようにされ
、デリベリロール8とその下方に設けられたガイドロー
ル9間を下方に向けてガイドされ、ガイドロール9によ
り駆動ロール4に向けてガイドされて一周するようにさ
れている。
ブレーキロール7及びデリベリロール8の両者間を送ら
れる基布2の上面には、ブレーキロール近傍にてバット
繊維11が上方から重ね合される。
このバット繊維11は、図示されないカードマシンによ
り羊毛や合成繊維からなる薄板状に形成されたウェブを
例えば4〜5回折り重ねて一層分として、基布2の上面
に重ね合される。
ニードルマシン本体3の上部には、バット繊維11を基
布2に絡みつかせるための針打ち機12が設けられてい
る。針打ち機12は、公知構造のものであり、基布2の
上面にその上方から臨むようにかつ複数の千鳥状に配設
された針を備える針盤13と、針盤13と基布2の上面
との間に介装されかつ6針に対応する複数の貫通孔を備
える薄板状のストリッパ14と、基布2の下面をガイド
しかつストリッパ14と同様に複数の孔を備えるベツド
プレート15とを有する。
ニードルマシン本体3の第1図に於ける右側面には、第
2図に併せて示されるように、一対のセンサブロック1
6が、デリベリロール8及びガイドロール9間を送られ
る基布2の両側縁部に対応する位置にそれぞれ設けられ
ている。センサブロック16は、ニードルマシン本体3
の側面に固設されたガイドレール17により、基布2の
裏面に沿いかつ基布2の送り方向に直交する向きに往復
動自在に支持されている。
ところで、基布2の両側縁部には、基布2の送り方向に
対しである程度一致する位置に基布2の周回を検知する
ための被検出体18が固着されている。この被検出体1
8は、第3図に示されるように、両面テープからなるシ
ート状ベース19に高磁性体の例えば直径30μmのア
モルファス金属繊維からなる繊維状磁性体21を並列に
敷き並べて貼着してなるものである。このように形成す
ることにより、極細の繊維状磁性体21を容易に取り扱
うことができる。即ち、本実施例に於ては、両面テープ
からなるシート状ベース19の片面の粘着部により、被
検出体18を基布2に容易に固着することができる。こ
の繊維状磁性体21を磁気的に検出することにより、基
布2の周回を検知することができる。
前記したガイドレール17は、第4図及び第5図に示さ
れるように、ニードルマシン本体3の前記した側面に固
着された支持板22に取付はブロック23を介して固設
されており、その支持板22には、ガイドレール17の
上方に所定の間隔をおいて平行するラックギヤ24が固
設されている。
ガイドレール17によりガイドされるスライダ26には
、センサブロック16のセンサ取付板25が固設されて
おり、センサ取付板25には、前記被検出体18を磁気
的に検出するための磁気センサ27が配設されている。
磁気センサ27は、基布2の送り方向に対して直交する
向きに4個配設されている。センサ取付板25には、基
布2の外側に対応する側に、基布2の側縁を被検出体1
8を利用して検出することより基布2の幅を測定するた
めの近接センサ28が配設されており、近接センサ28
の下方に、基布2の側縁を常に検出することによりセン
サブロック16のトラッキング制御を行うだめの一対の
光電センサ29が配設されている。
センサ取付板25の上部には、モータユニット31が一
体的に結合されており、モータユニット31に設けられ
たモータ32によりギヤ駆動されるピニオンギヤ33が
、前記したラックギヤ24に噛合している。従って、モ
ータ32を正逆転することにより、センサブロック16
が、ガイドレール17にガイドされて左右方向に往復動
する。
ピニオンギヤ33には、同軸的にスリット盤34が結合
されており、その周方向に連続するスリットを回転セン
サ35によりカウントすることにより、センサブロック
16の移動距離を測定するようにされている。尚、各セ
ンサ27〜29、モータ32及び回転センサ35は、針
打ち機12及び駆動ロール4の各駆動手段及び基布2に
張力を与えるためのブレーキロール7によるブレーキト
ルクの制御を行うための制御部36にそれぞれ電気的に
接続されている。
次に本発明に於けるニードルフェルト製造装置1の作動
要領を以下に示す。
先ず、無端ベルト状の基布2を各ロール間に掛は渡し、
一対の被検出体18を基布2の両側縁部の基準点に貼着
して、駆動ロール4により第1図の矢印Aの向きに送り
、周回させながらバット繊維11のニードリング作業を
行う。尚、ニードリング作業開始前には、両センサブロ
ック16は、ニードルマシン本体3の両側端部の初期位
置に位置決めされている。
基布2を周回させた後に、自動的にまたはセンサブロッ
ク16に設けられた図示されない起動開始スイッチを手
動操作することにより、センサブロック16が、基布2
の側縁部へ向けて移動し、一対の光電センサ29間に基
布2の側縁が位置するようにトラッキング制御されて、
基布2の側縁が蛇行してもセンサブロック16が追随す
るようにされている。従って、基布2の1周回毎に通過
する被検出体18の軌跡の近傍に磁気センサ27が位置
するようになり、被検出体18の通過を確実に磁気的に
検出することができ、基布2の周回基準位置の検知を行
うことができる。尚、磁気センサ27により被検出体1
8の通過を検出した際に即ち1周回毎にセンサブロック
16を内側に移動させて、磁気センサ28により被検出
体18の側縁を検出することにより基布2の幅を測定し
記録して、製品検査の合否の判定基準に用いる。
バット繊維11は、針打ち機12の針をバット繊維11
及び基布2を共に貫通するように打ち込むことにより、
基布2に絡みついて一体化される。
そして、初層のバット繊維11がニードリングされたら
、第2層目のバット繊維11が積重ねられて、上記と同
様に針打ち機12により針を打ち込み、以下、例えば第
4乃至7層目の最終層まで繰り返し、基布2にバット繊
維11をニードリングする作業が行われて、ニードルフ
ェルトが製造される。
上記したようなニードリング作業に於ては、針打ち機1
2による針打ち深さ及び針打ち密度と基布2の送り速度
とを、周回数及びバット繊維11の各層ごとに最適値に
設定する必要がある。本発明では、センサブロック16
を通過する被検出体18を磁気センサ27により検出す
ることができ、自動的に周回を検知することができる。
その検出信号が制御部36に送られ、針打ち機12及び
駆動ロール4の各駆動手段と、ブレーキロール7の制動
手段とが周回毎に対応する設定値に自動的に制御される
ところで、被検出体が極細の繊維状からなりかつ並列に
敷き並べられているため、針打ちの際に針の邪魔になら
ず、針を損傷することがないばかりでなく、針を何回も
打ち込まれても全体の帯状形状が崩れたり細かく分散す
ることがないため、常に磁気センサ27で検出可能であ
る。また、基布2の裏面にバット繊維11をニードリン
グする場合でも、磁気的に検出していることから同等問
題なく被検出体18を検出可能であり、ニードリング作
業終了後には、バット繊維18と共に、被検出体18も
織り込まれるため、異物として析出することがなく、製
紙用抄紙機に用いる際に何ら不都合を生じることがない
。尚、被検出体18を基布2の側縁部に収着したため、
ニードリング終了後にニードルフェルトの耳落しを行っ
た際に、同時に被検出体18を切除することもできる。
尚、本実施例では被検出体18をニードルフェルトの製
造に利用したが、ニードルフェルトの製造に限ることな
く、本発明による磁性被検出体を、繊維状体に一体化す
る必要がある場合等に好適に用いることができる。
[発明の効果] このように本発明によれば、繊維状磁性体を用いた磁性
被検出体を容易に取り扱うことができる。
特に、ニードルフェルトの基布に収着されたーL記記構
検出体磁気センサを用いて検出することにより、作業者
の目視によらず自動的に基布の周回基準位置を検知する
ことができ、周回ごとに針打ち深さ、針打ち密度及び送
り速度等の設定値を変えて行うニードルフェルトの製造
を無人化運転により行うことが可能となり、製造コスト
を低廉価できると共に周回基準位置を確実に検知するこ
とができ、品質の安定した良質のニードルフェルトを製
造することができるなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用された二一ドルフェルト製造装
置の全体を示す概略図である。 第2図は、第1図の■−■線について見た側面図である
。 第3図は、本発明に基づく被検出体を示す斜視図である
。 第4図は、第1図の■線から見たセンサブロックの拡大
正面図である。 第5図は、第4図のV線から見た側面図である。 1・・・製造装置    2・・・基布3・・・ニード
ルマシン本体 4・・・駆動ロール   5・・・タッチロール6・・
・ガイドロール  7・・・ブレーキロール8・・・デ
リベリロール 9・・・ガイドロール11・・・バット
繊維  12・・・針打ち機13・・・針盤     
14・・・ストリッパ15・・・ベツドプレート16・
・・センサブロック17・・・ガイドレール 18・・
・被検出体19・・・シート状ベース21・・・繊維状
磁性体22・・・支持板    23・・・取付はブロ
ック24・・・ラックギヤ  25・・・センサ取付板
6・・・スライダ 8・・・磁気センサ ト・・モータユニッ 3・・・ピニオンギヤ 5・・・回転センサ 代 人 27・・・磁気センサ 29・・・光電センサ ト32・・・モータ 34・・・回転スリット盤 36・・・制御部 日本フェルト株式会社 千代田化工建設株式会社 ユニチカ株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状のベース体と、その表面に並列に敷き並
    べられた繊維状磁性体とを有することを特徴とする磁性
    被検出体。
  2. (2)無端ベルト状の基布を周回させるための手段と、
    前記基布にバット繊維を一体的に絡みつかせるための針
    打ち機と、周回数及び多層に重ね合される前記バット繊
    維の各層ごとに、前記針打ち機による針打ち深さ及び針
    打ち密度と前記基布の送り速度及び張力を変更し得る制
    御手段とを有し、繊維状の磁性体からなる被検出体を前
    記基布の側縁部に収着し、前記周回数及び前記基布の幅
    を検出するべく前記被検出体の軌跡の近傍に磁気センサ
    を設けたことを特徴とするニードルフェルト製造装置の
    周回基準位置検知構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT400589B (de) * 1992-04-10 1996-01-25 Nippon Felt Co Ltd Magnetischer positionsmarkierer
US5751112A (en) * 1994-12-22 1998-05-12 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. CRT magnetic compensating circuit with parallel amorphous wires in the sensor

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AT400589B (de) * 1992-04-10 1996-01-25 Nippon Felt Co Ltd Magnetischer positionsmarkierer
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