JPH03122467A - 直焚高温再生器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は炉筒に水管群を配設した直焚高温再生器に関す
る。

（ロ）従来の技術 例えば特開昭５８−１７３３６０号公報には、炉筒内に
溶液管群を略垂直に配設し、バーナの燃焼ガスにより溶
液管内の吸収液を加熱して冷媒蒸気を発生させる直焚高
温再生器が開示されている。

上記直焚高温再生器では、木管を千鳥に配列することに
よって燃焼ガスの乱流促進効果が得られるので炉内圧力
を一般に低く抑えることができる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 −ト記従来の技術において、長期間バーナを燃焼させた
場合には、木管の表面にススや、イ才つ分などの未燃物
が付着して、伝熱性能が低下する。

そして、例えはバーナを外して水管群に薬剤をジェット
噴霧して未燃物の除去作業を行っていたが、木管配列が
千鳥状になっているため、薬剤が水管群の中央部までと
どきにくいばかりでなく、水管群から剥離した未燃物の
堆積物を完全に除去″ｃさないという問題が発生してい
た。又、バーナの奥に水管群が配置されているため、高
温再生器の奥行きが長くなり、吸収冷凍機に占める高温
再生器の設置スペースの割合が大さくなり、この結果、
機械全体が大型化するという問題が発生していた。

本発明は、高温再生器の洗浄作業の簡略化を図るととも
に、高温再生器の伝熱性能を損うことなくコンパクト化
を図ることを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、水管群（ＩＩＡ）
を炉筒（２）に設け、水管（１１）・・・内の吸収液を
バーｆ（１３）により加熱して冷奴蒸気を発生する直焚
高温再生器において、水管群（ＩＩＡ＞は上流側が低く
下流側が高くなるように傾斜して炉筒＜２）内の上部に
設けられ、バーナ（１３）は炉筒（２）内の下部に設け
られた直焚高温再生器を提供するものである。

又、吸収液の供給される水管群（１，ＩＡ）を備えた直
焚高温再生器において、水管群（ＩＩＡ）は炉筒（２）
の上部にｆ１！、置され、かつ、この水管群（ＩＩＡ）
は水平方向に対し、ある角度をもって取付けられている
直焚高温再生器を提供するものである。

さらに、吸収液の供給される水管群（ＩＩＡ）を炉筒（
２〉に設け、水管（１１）・・・内の吸収液をバーナ（
１３）により加熱して冷媒蒸気を発生する直焚高温再生
器において、炉筒〈２〉の周囲に水壁（４）を形成し、
水管群（ＩＩＡ）を上流側が低く下流側が高くなるよう
に傾斜して炉筒に設け、かつ、バーナ（１３〉を水管群
ｍ、Ａ）の上流側の炉筒（２）下部ζこ設けた直焚高温
再生器（１）を提供するものである。

くホ）作　　用 吸収冷凍機の運転に伴い直焚高温再生器り１）が運転さ
れているときには、バーナ（１３）からの燃焼ガスによ
り水管群（ＩＩＡ）が加熱され、水管群（ＩＩＡ）で冷
媒蒸気が発生し、この冷媒蒸気は水管群（］ＩＩＡの傾
斜のために木管（１１）・・・内を上ＥＥｍｌから下流
側へ流れ、それに伴い木管＜１１）・・・内の吸収液も
下流側から上流側に流れ、水管群（ＩＩＡ）に冷媒蒸気
、及び吸収液が滞溜して水管群（ＩＩＡ＞の局部過熱、
吸収液の過濃縮を回避することが可能になる９又、水管
群（ＩＩＡ）とバーナ（１３）との上下配置により直焚
高温ｖｆ生器（１）のコンパクト化を図ることが可能に
なる。さらに、水管群（ＩＩＡ）の清掃時、水管群（Ｉ
ＩＡ）に上方から噴霧された洗浄剤は下方の木管まで流
下し、水管群（ＩＩＡ）のほぼ全体にゆきわたり、水管
群（１１Δ）全体の未燃物を除去することが可能になる
。

又、炉筒（２）の上部に傾斜して設けられた水管群（Ｉ
ＩＡ）で発生した冷媒蒸気は水管群（ＩＩＡ）の各水管
内を上方へ移動し、それに伴い吸収液も移動し、冷媒蒸
気の局部過熱、吸収液の過濃縮を回避することが可藺に
なり、又、水管群の清掃時−Ｌ方から噴霧された洗浄剤
は水管群の下部まで移動し、はぼ全体にゆきわたり、未
燃物の除去作業を完全にかつ容易に行うことが可能にな
る。

さらに、水管群（１１Ａ）の」−流（Ｉｌｌの炉筒（２
）下部に設けられたバーナ（１３）により、直焚高温再
生器（１）の運転時、バーナ（１３）に相対した水壁（
４）の吸収液が温度上昇し、大量に発生した冷媒蒸気は
水壁（４）を上方へ移動して水管群（ＩＩＡ）から流出
した冷媒蒸気とともに高温再生器（１）から流出し、冷
媒蒸気の高温再生器（１）内での滞溜を回避することが
可能になる。

（へ）実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

（１）は吸収冷凍機の直焚高温再生器であり、（２）は
炉筒、（３Ａ）、　（３Ｂ）は端板である。そし、炉筒
（２）と端板（３Ａ＞、　（３Ｂ）との間には水壁（４
）が設けられている。又、炉Ｍ（２）と外壁（５）との
間には水壁（４）が設けられ、この水壁（４）に吸収液
が溜っている。さらに、端板（３Ａ）には吸収液入［１
ヘツダ（６）が取付けられ、この人口ヘッダ（６）には
吸収液管（７）が接続されている。又、端板（３Ｂ）に
は吸収液、及び冷媒の出口ヘッダ（８）が取付けられ、
この出口ヘッダ（８）には吸収液、及び冷媒の送り管（
１０）が接続されている。（ＩＩＡ）は炉筒（２）内の
燃焼室（２Ａ）の上方に渡された水管群であり、各木管
（１１）・・・の一端は入口ヘッダ（６）内に開「１し
、他端は出口ヘッダ（８）内に開口している。さらに、
各水管（１１）・・・は入ロヘツダク６）側、即ち−）
二ＢＥ　（Ｉｎを低く、出口ヘッダ（８）側、即ち下流
側を高くして角度〈θ）傾斜している。又、下部の水管
（１１）・・・は上部２段の水管（１１）・・・より密
に設けられている。

（１２）は人口ヘッダ（６）下方の炉筒（２）、及び端
板（３Ａ〉を貫通して設けられたバーナ取付は用の開口
で、この間口（１２）に例えば石油バーナ（１３）が取
イ・ｊけられている。又、（１４）は炉筒＜２）の」：
端に接続された蓋であり、この蓋には燃焼ガス排気ｎ（
１５）が接続されている。そして排気筒り１５）に排気
管（図示せず）が接続される。

上記のように構成された高温再生器（１〉では、吸収冷
凍機の運転時、吸収器（図示せず）から稀吸収液が入口
ヘッダ（６）へ流れる。また、石油バーナ（１３〉は燃
焼し各水管（１１〉・・・内の稀吸収液が加熱きれる。

そして、水管（１１）・・・内にて発生した冷媒蒸気は
傾斜した木管（１１）・・・内を蒸気と吸収液との密度
差により出「１ヘツダ（８）側へ移動する。

また、冷媒蒸気が水管〈１１）・・・内を出口ヘッダ＜
８）側へ移動するのに伴い、各管内のｅ縮された吸収液
を出１］ヘッダ（８）へ押し出すとともに、木管（１１
）・・・の人口ヘッダ（７）側聞［］から稀吸収液が各
水管り１１）・・・内に流入する。また、出Ｉ−１・＼
ラダ（８）より下の水壁（４）はバーナク１３）と対し
ているため、水１１・（１１）・・・の出［Ｉ側の水壁
（４〉の稀吸収液はバナ（１３）からの炎により加熱さ
れる。そして、稀吸収液から多量の冷媒蒸気が分離し、
この冷奴蒸気は上方へ移動し、出口へラダ（８）に入り
、出［１ヘツダ＜８）から各木管（１１）・・・を移動
し１来た冷媒蒸気、吸収液と−・緒に出口ヘッダ（８）
Ｌ一方の分踵器（図示せず）へ移動す“る。

上記のように運転される高温再生器（１）において、長
時間使用すると、バーナ（１３）に供給されていた石油
に含まれていたイ才つ、ススなどの未燃物が次第に着水
’ｌｌ？（１１）・・・の表面に付着し、熱交換効率が
次第に低下する。このため、例えば所定時間ごとに定期
的に炉筒（２）内の清掃が管理者により行われる。この
清掃時にはバーナ（１３）、及び炉筒（２）上部の蓋（
１４）が外され、水管群（ＩＩＡ）の１一方からノズル
により洗浄液（薬剤）がジェット噴霧される。そして、
洗浄液が最上段の水管（１１）・・・から順次下段の木
管（１１）・・・へ流下し、全ての水管け１）・・・へ
洗浄液がゆきわたる。そして木管（１１）・・・の表面
から剥離した未燃物が全て炉ｎ（２）の低部に落下する
。その後、バーナ取付は用の開口（１２）から未燃物が
外部へ排出される。

そして、清掃作業が終了すると、バーナ（１３）が開口
（１２）に取付けられるとともに、蓋（１４）が炉筒（
２）の上端に取付けられる。

上記実施例では高温再生器（１）の水管（１１）・・・
が上流側が低く下流側が高くなるように傾斜して炉筒（
２）に配置されているので、高温再生器（１）の運転時
、水管り１１〉・・・で発生した冷媒蒸気が次第に高い
」二流側へ移動し出「１ヘツダ（８）内へ吐出され、冷
媒蒸気が木管（１１）・・・内に滞溜することを防止で
き、この結果、水管（１１）・・・の伝熱性實の低下、
局部過熱を防止でき、又、吸収液の滞溜による過濃縮を
回避することができる。

又、高温再生器（１）の清掃時には、水管群（ＩＩＡ）
の−上方から洗浄液をジェット噴霧することにより、上
段の木管から下方の木管へ順次洗浄液が流下し、全ての
木管（１１）・・・にまんべんなく洗浄液がゆきわたり
、洗浄液を有効に使うことができるとともに、各水管（
１１）・・・から容易にかつ確実に未燃物を除去するこ
とができる。

さらに、炉筒（２）の上部に水管群（ＩＩＡ）が配設さ
れているので、奥行き（Ｌ＞を従来のものに比べて略半
分にすることができ、高温再生器（１）の設置スペース
を削減して吸収冷凍機全体のコンバク［・化を図ること
ができる。

又、バーナ（１３）が水管群（ＩＩＡ）の上流側から下
流側へ向いて取付けられているため、バーナク１３）と
対向した水壁〈４〉で多量に発生した冷媒蒸気を水管（
１１）・・・を介さずに出口へラダ（８〉へ流すことが
できるとともに、冷奴蒸気の水壁（４）上部での滞溜を
防止でき、水壁（４）上部の局部過熱、過濃縮を回避す
ることができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば吸収液管（７）を第２図に破線にて示したように、
バーナ（１３）と対向した端板（８）の下部に接続して
も良い。又、上記実施例にて水管群の清掃時には蓋（１
４）を取り外して清掃を行ったが、例えば！（１４）に
第２図に示したように清掃用の開口（２０）を形成し、
この開口（２０）に着脱自在な蓋（２１）を取付ける。

そして、水管群（ＩＩＡ）の清掃を行うときには蓋（２
１）を取外し、開ｒ］（２１）から洗浄用ノズルを差し
込み、各水管（１１〉・・・の清掃を行っても良い。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成された直焚高温再生器であり
、水管群は上流側が低く下流側が高くなるように炉筒の
上部に傾斜して配設され、バーナは炉筒の下部に配設さ
れているので、高温再生器の運転時、バーナの燃焼によ
り、水管内で吸収液から分離した冷媒蒸気は管内に滞溜
することなく上流側から下流側へ流れ、木管の伝熱性能
の低下、局部過熱を防１にすることができ、又、吸収液
の過濃縮を回避することができる。又、木管の清掃時に
は上方から水管群に洗浄液を噴霧することにより洗浄液
が上段の木管から下段の木管へ流下し、全ての木管に洗
浄剤がゆきわたり、各木管に付着した未燃物を容易にか
つ確実に除去することができる。さらに、伝熱性能を損
うことなく高温再生器をコンパクト化することができる
。

又、水管群を炉筒上部に配置するとともに、水管群が水
平に対しある角度をもって取付けられているので、水管
内で発生した冷媒蒸気は管内に溜る二となく上方へ移動
し、木管の局部加熱、過濃縮を防止でき、又、水管群の
清掃時には洗浄液を上方から噴霧し、全ての木管を容易
に洗浄でき、さらに、高温再生器のコンパクト化を図る
ことができる。

さらに、炉筒の周囲に水壁を形成し、水管群を上流側が
低く、下流側が高くなるように傾斜して炉筒に配設し、
バーナを水管群の上流側の炉筒下部に設けているので、
木管の下流側下方の水壁で発生した多量の冷媒蒸気を水
管内を移動して来た冷媒蒸気と一緒に速やかに排出でき
、冷媒蒸気の水壁上部での滞溜を回避でき、水壁上部の
局部過熱、過ａ縮を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
直焚高温再生器の正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ練成
断面図である。 （１）・・・直焚高温再生器、　（２）・・・炉筒、　
（４）・・・水壁、　（ＩＩＡ）・・・水管群、　（１
３）・・・バーナ。 バ　１　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吸収液の供給される水管群を炉筒に設け、水管群を
   バーナにより加熱する直焚高温再生器において、水管群
   は上流側が低く下流側が高くなるように傾斜して炉筒の
   上部に設けられ、バーナは炉筒の下部に設けられたこと
   を特徴とする直焚高温再生器。 ２、吸収液の供給される水管群を備えた直焚高温再生器
   において、水管群は炉筒の上部に配置され、かつ、この
   水管群は水平方向に対し、ある角度をもって取付けられ
   ていることを特徴とする直焚高温再生器。 ３、吸収液の供給される水管群を炉筒に設け、水管内の
   吸収液をバーナにより加熱して冷媒蒸気を発生させる直
   焚高温再生器において、炉筒の周囲に水壁を形成し、水
   管群を上流側が低く下流側が高くなるように傾斜して炉
   筒に設け、かつバーナを水管群の上流側の炉筒下部に設
   けたことを特徴とする直焚高温再生器。