JPH03122448A - 給気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） この発明は、例えばスリ＝ｔト状吹出し孔を備えた軸流
円板によフてカバーされた吹出し口を備え、この吹出し
目から給気され、この吹出し口を包囲する枠構造体を備
えて成り、冷気あるいは暖気を室内空間に送出する給気
装置に関する。

（従来の技術〕 従来この種の装置は、天井取付形吹出し装置として公知
であり、適切な配管系から導入された給気が、吹出し孔
が穿設された軸流板に内部から突き当たるように構成さ
れている。

この軸流吹出し口は、例えば環状に形成し、打抜き加工
によって製作することができる。２個の打抜き板の間の
壁面部を吹出し板の平面に対して傾斜させ、吹出される
給気に対しても適切な旋動が与えられるように構成され
ている。これによって室内空間への給気をかなり改善す
ることは必ずしも不可能ではなかった。

しかしながら、給気に際してはそれだけでは不十分であ
り、その吹出し形態を、特定の空間、高さ、および使用
範囲に対してその都度異ならしめる必要がある。すなわ
ち、成る場合には、より多くの空気を急速に直下に向け
て室内に降下させる必要があり、他方、場合によっては
例えば、冷気をむしろ天井に対して平行に空間内に水平
に導入する必要がある。

この問題を解決するためには、すでに若干の装置が知ら
れており、例えば軸流板に、打抜き孔の間に角度可変の
壁面部材を設けたり、あるいは順次後方へ配設されて相
互に影響し合う複数個の軸流板を設ける等の方法がある
が、いずれもその実施に際しては、かなり複雑な構造を
必要とするために、その構造および装置の小空間に対す
る適合性が必ずしも良くなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の欠点にかんがみ、この発明は、かなり低い室
内空間内にも容易に設置できると共に、その操作も簡便
となるように改良された装置を実現することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

前記課題は、給気装置の吹出し孔内にある軸流円板を位
置調整可能に配設することによって解決される。

実施例は後述するが、実施例における部位番号を適用し
て説明すれば、発明の構成においては、枠構造体１は、
給気の吹出し側において取付環状部１１が接続できるよ
うに、かなりの尖鋭な縁線部が形成される。この環状部
１１は、外方へかつ天井から反対方向に傾斜した外部縁
線を備える。

主軸、ボルト４あるいは類似の可動部材により、軸流円
板２は、枠構造体ｌの主軸７に沿って吹出し開口部６内
で可動とされる。このボルト４あるいは類似の可動部材
は軸流円板２に固定されると共に、天井の方に向いた枠
体１の背面区域に位置する保持用十字部材８あるいは保
持さんに挿入されている。

軸流円板２は手動操作の他に、サーボモータにより電気
的に、あるいは空気圧によって作動させ、これによって
、吹出し口の調整を行うことができる。あるいは、感熱
バルブを使用して、外部原動力を使用しないで自動調整
を行うことも可能である。

【作用〕

前記構成により、軸流円板を上下方向に位置変更するこ
とが可能となるために、気流の形態を種々に変化させる
ことができる。

〔実施例〕

以下この発明の実施例を図面について説明すると、第１
図においては、暖気または冷気を室内空間に供給するた
め給気装置の下面図で、円環状の枠構造体１は、その内
部にボルト４または心棒その他によって保持用十字部材
８に取付けられた軸流円板２を備える。この軸流円板２
は、ボルト４により、枠体１の中心軸７の方向に沿って
上下方向に移動させることができ、その際、円板２は傾
斜することなく、その中心軸７に対して常に垂直な平面
内に維持されている。

第２図に示すとおり枠構造体１は、図示されていない空
調設備へ連結される円環状大径管状部１０と、尖鋭な周
縁部３から水平方向に延長して形成された取付用フラン
ジ部１１から成り、フランジ部１１の外部周縁１２は天
井方向に折曲されており、前記管状部１０は、軸流円板
２が上下移動できる吹出し孔６の外壁部を形成している
。

軸流円板２を移動させて、第２図のように円板２が周縁
３と一致しているときは、給気５は円板２の多くの打抜
き孔９を通過して水平に近い方向に室内空間へ分配され
る。

他方、ボルト４により、軸流円板２が第３図のように中
心軸７に沿って内部上方へ移動された場合には、気流５
は周囲枠体１の周縁３に突当り、給気５は鉛直下方へ向
けて室内へ放出される。

ボルト４等による軸流円板２の移動は、手動で行うこと
ができるが、他の方法も可能である。

例λ、ば電動機により、あるいは空気圧力装置により、
円板２の移動調整を行うことができる。さらに、室内空
間内の空気および熱的状態に応じて作動するように、サ
ーモバルブその他類似の制御装置により、軸流円板２の
移動調整を自動的に行わせることもできる。

以−トこの発明の一実施例について説明したが、この他
にも種々の変形が可能であり、これらもこの発明の特許
請求の範囲に属すること勿論である。

〔発明の効果〕

この発明の装置は、以上説明したように構成されており
、軸流形吹出し口が全体として美的外観を備えるように
構成することができる。

この発明によれば、軸流円板がその中心軸の方向に移動
可能に、円筒状枠体内に配設されているので、その円板
の位置を変更することにより、気流の吹出し状態を種々
に変化させる。例えば、軸流円板を最も下方へ移動させ
た場合には、気流が枠体の内壁にさえぎられずに放出さ
れて、はぼ水平方向の気流が形成さね、特に冷涼空気を
室内に送入する場合に適する。また円板を最も内部上方
へ移動させた場合には、気流は枠体の内壁に突き当って
から放出されるので、はぼ鉛直下向きの気流が形成され
る。この状態は特に温暖空気を室内に送入する場合に適
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の給気装置の天井取付形の場合のド
面図、第２図は、軸流円板が下方へ調整された場合の第
１図のＩ−Ｉ線に沿つた断面図、第３図は、軸流円板が
異なる位置にある場合の断面図である。 ２・・・・・・軸流円板 ３・・・・・・周縁部 ４・・・−・ボルト ６・・・・・・吹出し開口部 ７・・・・・・中心軸 ８・・・・・・十字形保持部材 １０・・・・・・円筒状部 １１−・・・・・フランジ部 第１図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）軸流円板によってカバーされた給気用の吹出し開
   口部を包囲する枠構造体を備え、前記開口部が例えばス
   リット形吹出し開口部より成る冷気または暖気を室内空
   間に送入する装置であって、軸流円板２が、吹出し開口
   部６内に位置調整可能に配設されていることを特徴とす
   る給気装置。
2. （２）軸流円板２が、枠構造体１の中心軸７に沿って位
   置調整可能に配設され、枠構造体１は、外装円筒状部１
   ０とこの筒状部から延展して形成されたフランジ部１１
   とにより、吹出し開口部６に対して鋭利な周辺部３を形
   成させることを特徴とする請求項１記載の給気装置。
3. （３）軸流円板２が、ボルト４あるいは類似の部材を介
   して十字形保持部材８または保持梁に固設されているこ
   とを特徴とする請求項１または２記載の給気装置。
4. （４）軸流円板２が、ボルト４あるいは類似の部材によ
   り、中心軸７の方向に位置調整可能であることを特徴と
   する請求項３記載の給気装置。
5. （５）軸流円板２が、電動機あるいは空気圧モータによ
   り位置調整可能であることを特徴とする請求項１から４
   までのいずれか１項記載の給気装置。
6. （６）軸流円板２が、サーモバルブの使用により、外部
   駆動力を使用せずに自動的に位置調整可能であることを
   特徴とする請求項５記載の給気装置。