JPH031217Y2 - - Google Patents

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JPH031217Y2
JPH031217Y2 JP1986117700U JP11770086U JPH031217Y2 JP H031217 Y2 JPH031217 Y2 JP H031217Y2 JP 1986117700 U JP1986117700 U JP 1986117700U JP 11770086 U JP11770086 U JP 11770086U JP H031217 Y2 JPH031217 Y2 JP H031217Y2
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pressure
pin
grease
rotating shaft
annular space
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JP1986117700U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は木工用鉋盤の回転軸に取りつける圧力
緊定手段を内蔵した鉋胴に関する。
従来技術 近年、鉋胴の回転軸に取り付ける新しい技術と
して特開昭57−94131号と同じ考えを導入したも
のに独乙国のライツ社或いはロイコ社製で第3図
のようなものが市販されている。即ちフランジ付
ブシユ1のブシユ外周の一部に環状溝2を設け、
この溝2の両側をOリング3等でシールするよう
にして、鉋胴4の穴の両側より嵌装しブシユ1の
フランジ部をボルトで締着し、鉋胴にはそれぞれ
環状溝2に通じる流路5を穿設し、その外方開口
部を密封できるチエツク弁を有する注入弁7及び
圧力媒体の圧力を減少する排出弁6を取り付けた
ものを、回転軸8に嵌装したあと、注入弁7より
圧力媒体を圧入しフランジ付ブシユの環状溝底を
圧力により内方に拡張即ち縮径して回転軸8に固
定させている。また同じような構造のものに特開
昭50−53970号がある。
考案が解決しようとする問題点 このものは回転軸8と鉋胴との間の隙間は零と
なるために研削精度が向上するけれども、鉋胴の
両側にブシユ1のフランジ部がはみ出す形となる
ため限られた空間に鉋胴を納める場合機械によつ
てはこのフランジ部が干渉して障害となる。特開
昭50−53970号ではこの点は改良されているが、
何れのものもブシユを拡張するための注入される
圧力媒体としては粘性の高い流体、通常グリース
が用いられており、注入弁7に高圧(400Kg/cm2
グリースガン等の加圧ポンプを接続して加圧する
ため高価な加圧ポンプを必要とし、ゴムホースの
接続取り外しなど煩わしい作業が必要である。ま
た鉋胴を鉋刃の刃研、保守などで取り外す場合に
は減圧させる必要があるため排出弁6を弛めグリ
ースをぬく。したがつてぬいたグリースが各所に
付着して汚れてうるさくなる欠点がある。そして
回転軸に鉋胴を取り付けるため新しく加圧すると
きグリースを注入するのでグリースの消耗量も結
構多くなり経費上にも問題がある。
問題点を解決するための手段 中央部が縮径可能な薄層としたインナースリー
ブ21を中心穴に嵌装して形成した環状空間部1
9に圧力流体を封入して回転軸に固着する鉋胴1
2において、該環状空間部19に連通するシリン
ダ28c及び該シリンダ28cに嵌装されたピス
トン29でなりピストンの移動により前記流体を
圧力減圧する調整部材30を設け、封入された流
体の圧力に応じて進退するピン状の圧力ゲージ3
6とを設けたものである。そしてピン頭部にカラ
ーリングを設けることが好ましい。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。鉋盤の段付回転軸11に嵌装される鉋胴12
には、外周方向に複数固本例では4本の溝13が
削設されており、この溝13には鉋刃14が挿入
され裏座15を介してボルト16で固定されてい
る。中心貫通穴は回転軸11の直径より数mm大径
で両開口部に溶接の肉盛りのための面取り部17
が削設され、穴の両端部18の間に環状ぬすみ部
20が形成されている。なお、この環状ぬすみ部
20は省略しても良い。また中心貫通穴には内径
が回転軸11に滑合する直径の薄肉で鉋胴12と
同じ長さのインナースリーブ21が密に嵌合し、
その両端外周には溶接の肉盛りをするための面取
り部22が削設され、鉋胴12のぬすみ部20に
対応する位置の外周には環状凹溝23が削設さ
れ、圧力媒体を封入する環状空間19を形成し、
圧力によつて特にこの薄肉となつた部分が内方に
弾性変形すなわち縮径される。そしてこのインナ
ースリーブ21が鉋胴の穴に嵌装され両端の面取
り部17,22に溶接で肉盛りされ境界面が溶着
され気密的に環状空間19を密封する。鉋胴12
には環状空間19に圧力媒体を供給または必要時
排出するための流路24a,24bが直径方向の
対称位置に穿設され、一方の流路24aの側面へ
の出口に刻設されたねじに図示しないばねで外方
の弁座に押圧された弁体とOリングで気密にされ
完全なチエツク弁機能を有する周知のグリースニ
ツプル状の注入弁25が頭が出ない高さに埋設さ
れOリングを介して螺着されている。他方の流路
24bにも側面への出口が中心に対して対称位置
に穿設され、その出口に刻設されたねじに貫通穴
の途中のV面に鋼球を封止弁として介装し出口端
のねじに鋼球を圧着する止ボルトを螺装した止栓
26がOリングを介して同様に螺着埋設されてい
る。止栓26は止ボルトをゆるめることにより密
封した圧力媒体を排出することができる。
止栓26への流路の延長流路27は止栓26と
反対側面より穿設した外側から大径穴28a、中
径穴28b、小径穴28cと続く段付穴28に連
通している。この段付穴28の小径穴28cはシ
リンダで、Oリングで油密とされたピストン29
が嵌装されている。中径穴28bには雌ねじが刻
設され、大径穴28aに頭部30aを埋める頭付
ねじ30が螺装され、先端はねじのない小径部3
0bが形成されピストン29と当接する。
止栓26と中心に対し対称位置のニツプル状の
注入弁25の流路の延長流路31は流路27と、
中心線に対して対称位置にあり、この流路31は
注入弁25と反対側面より穿設した外側から大径
穴32a、中径穴32bと続く段付穴32に連通
している。勿論この段付穴32は段付穴28とそ
の中心が中心線に対して対称位置にある。中径穴
32bの最深部には中心に流路31より細い小径
ピン33をOリングで油密とし且つ軸方向に移動
可能に挿通したピン受34がOリングで油密に嵌
入されている。中径穴32bは更にこのピン受3
4を押さえるためのスリーブ35が挿入され、ス
リーブ35内にフランジ付圧力指示ピン36がフ
ランジ部36aを奥側として挿入され小径ピン3
3と連結されている。この指示ピン36の先端小
径部36bは凹環部36c,36e,36gと同
巾の凸部36d,36fとが交互に形成され凹環
部36c,36e,36gを異なるカラーリング
例えば赤、白、黄の順とされている。段付穴32
の大径穴32aは雌ねじが刻設されていて指示ピ
ン36を摺動可能に挿通する押さえねじ37が螺
装されていてスリーブ35を押してピン受け34
を固定するとともに指示ピン36のフランジ部と
の間に介装したばね38のばね受けを兼ねてい
る。そして指示ピン36の移動量即ちばね38の
圧縮力を小径ピン33の受圧面積と流体圧力によ
つて発生する力とを計算した圧力指示ピン36の
移動量が決められており凹環部36cの赤のみが
押さえねじ37より出ていれば圧力不足、凹環部
36eの白が出ていれば適、凹環部36gの黄が
出ていれば圧力過大と区別される。
作 用 鉋胴12を回転軸11に取り付けるに先立ち頭
付ねじ30を所定量弛めてからニツプル状注入弁
25を介して一般のグリースガンで粘性の大きな
例えばグリース(必ずしも限定されない)を環状
空間19に内部圧力が発生しない程度に注入す
る。このようにして所定量のグリースが注入され
た鉋胴12を回転軸11の段部に当設するような
所定位置に嵌合位置させる。そして頭付ねじ30
を締付けるとピストン29が押されて移動し、シ
リンダ28cのグリースが押し出されシリンダ2
8cと連通した流路27,24bを経て環状空間
19に送られグリースを圧縮して内圧を発生上昇
させ、インナスリーブ21を内側に収縮させ回転
軸11をしめ込み固定される。一方環状空間19
と連通している流路24a,31に一部のグリー
スが送られ圧力が上昇して小径ピン33に押し出
し力が作用しばね38の力に抗して指示ピン36
を押し出す。この指示ピン36はばね38の力と
小径ピン33の受圧面積×内部圧力との釣り合い
状態となる位置まで突出方向に移動される。そし
て所定の適圧力を表示する凹環部36eの白色カ
ラーリングが突出する状態となるまで頭付ねじ3
0を締め込むものである。
長時間の作業により鉋刃14の切味が低下し再
研磨若しくは補修等で鉋胴12を回転軸11より
取り外すときは頭付ねじ30を弛めてグリース圧
力を減じ指示ピン36がばね38の力で没入し凹
環部36cの赤色カラーリング部がわずかに没入
した位置即ち内圧が零となりインナースリーブ2
1の内方への変形をなくした状態とする。鉋胴1
2の締付力はなくなり回転軸11より軽く抜き出
すことができる。
効 果 以上詳述したように本考案は封入流体の加圧を
ピストン装置によつて行うようにし、封入流体の
内圧指示ゲージを設けたので、鉋胴の装置固定に
際し従来のように高価な高圧グリースガンを必要
とせず頭付ねじの締付けで容易に固定に必要なな
内圧を発生させることができその内圧の適切な値
を指示ゲージによつて確認することができる。連
続使用の途中において内圧が低下した場合にもそ
の低下を早く容易に検出しうるので締付力不足に
よる鉋胴のから廻りによる軸との焼付事故を未然
に防止することができる。また鉋胴の取り外しに
は頭付ねじを弛めるのみで流体の圧力を簡単に低
下させることができ簡便な操作で早い着脱が可能
である。さらに減圧のためグリースをその度毎に
ぬく必要がないのでグリースもれがなくなり鉋胴
や機械の周囲を汚す欠点が除かれるとともに新し
いグリースを補給する必要がないため経費の節減
を可能とする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案鉋胴の第2図のA−A線断面
図、第2図は同側面図、第3図は従来の鉋胴の一
部断面図である。 11……回転軸、12……鉋胴、19……環状
空間、28c……シリンダ、29……ピストン、
30……頭付ねじ、33…小径ピン、36……指
示ピン、36c,36e,36g……凹環部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央部が縮径可能な薄層でなるインナースリ
    ーブを中心穴に嵌装して形成した環状空間部に
    封入された圧力流体によつて回転軸に固着する
    木工用鉋胴において、該環状空間部に連通する
    シリンダ及び該シリンダに嵌装されたピストン
    でなりピストンの移動によつて前記流体を加圧
    減圧する調整部材を設け、封入された流体の圧
    力に応じて進退するピン状の圧力ゲージとを設
    けたことを特徴とする木工用鉋胴。 (2) ピン状の圧力ゲージはピン頭部に圧力の大き
    さを確認するカラーリングを設けた実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の木工用鉋胴。
JP1986117700U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH031217Y2 (ja)

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JP1986117700U JPH031217Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6325506U JPS6325506U (ja) 1988-02-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5053970A (ja) * 1973-08-17 1975-05-13

Patent Citations (1)

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JPS5053970A (ja) * 1973-08-17 1975-05-13

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JPS6325506U (ja) 1988-02-19

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