JPH0311940Y2 - - Google Patents

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JPH0311940Y2
JPH0311940Y2 JP2485184U JP2485184U JPH0311940Y2 JP H0311940 Y2 JPH0311940 Y2 JP H0311940Y2 JP 2485184 U JP2485184 U JP 2485184U JP 2485184 U JP2485184 U JP 2485184U JP H0311940 Y2 JPH0311940 Y2 JP H0311940Y2
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control signal
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signal
noise
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案はカーステレオやカーラジオ等に適用し
て好適な車載用自動音量調整装置に関し、特に車
内の騒音レベルに応じて音量を自動的に変化させ
る技術に関するものである。
従来技術と問題点 自動車の走行中に車室内でカセツトデツキやカ
ーラジオ等を聞いていると、しばしば騒音により
聞きづらくなることがある。このような場合、従
来は、車室内の騒音レベルに応じて運転者または
搭乗者が音量ボリユームを調整していた。しかし
ながら、走行中にボリユームを操作することは走
行時の安全性の面から好ましくなく、また一時的
に調整しても車室内の騒音レベルが低下すると逆
にうるさくなつてしまう不都合がある。
このような問題点を改善する為、車室内の騒音
レベルに応じて自動的に音量をコントロールする
装置が提案されている。これは、晴れた日の騒音
の分布が例えば第1図の実線aに示すように約60
Hzを中心に分布している点に着目したもので、例
えば第2図に示すように、ラジオ又はカセツトデ
ツキ等のオーデイオ信号発生部1とパワーアンプ
3との間に制御信号sに応じて入力信号のレベル
を変更して出力する電子ボリユーム(オーデイオ
信号用レベル調整回路)2を設け、車室内の騒音
をマイクロフオン5、アンプ6により電気信号に
変換増幅し、これから自己のスピーカ4で再生し
ている信号成分を差動増幅器7において除去した
のち、騒音が最も多く分布している帯域60Hz付近
の成分をバンドパスフイルタ8で抽出して騒音の
みを検出し、このバンドパスフイルタ8の出力を
整流器9で整流して得た電圧を抵抗10で適当に
調整したのち前記電子ボリユーム2に制御信号s
として印加するものである。このような構成によ
れば、何等の操作を行なわずに騒音レベルに応じ
て音量を自動的に調整することが可能となる。
しかしながら、雨が降つている時の騒音分布を
調べてみると、例えば第1図の破線bに示すよう
に晴れた日の騒音分布と相違し、騒音分布の中心
が約60Hzから100Hz付近に移つている。これは、
路面が雨で濡れている等のために、より高い周波
数の騒音となつたものと思われる。第2図の装置
では、晴れた日の騒音分布の状態を考慮してバン
ドパスフイルタ8の定数が設定されている。従つ
て、雨が降つて騒音分布が変化すると、バンドパ
スフイルタ8の出力が騒音レベルに応じた信号で
なくなり、騒音レベルに応じた音量変化が得られ
ない。
考案の目的 本考案はこのような問題点を改善したものであ
り、晴れた日と雨の日の騒音レベルの変化を考慮
したより高精度な車載用自動音量調整装置を提供
することにある。
考案の構成 上述の従来技術の説明からも判るように、雨が
降つたときにはバンドパスフイルタ8の中心周波
数を60Hz付近から100Hz付近に切換えてやれば、
騒音に応じたコントロール信号を取出すことがで
きる。しかし、100Hzともなると会話中の多くの
信号も含まれることになる為、車内の会話によつ
て音量が変化することになり、バンドパスフイル
タ8の中心周波数を100Hz付近に設定することは
誤動作の原因となる。
そこで、本考案では、雨が降つたときには自動
的に音量を予め設定された量だけ上昇させること
によつて雨が降つたときの騒音による再生音のマ
スキングを防ぐようにしたものである。ここで、
問題となるのは、雨が降つているかいないかをど
のように検出するかであるが、普通は雨が降つて
いる時はワイパーを動かせていることが多いの
で、ワイパーが駆動されているか否かを検出する
ことにより雨降りを容易に判断することができ
る。しかして、本考案の要旨とするところは、復
調したオーデイオ信号のレベルを制御信号に応じ
て変更し出力するオーデイオ信号用レベル調整回
路と、該オーデイオ信号用レベル調整回路の出力
信号を音に変換するスピーカと、車室内の音を拾
うマイクロフオンの出力と前記オーデイオ信号と
の差分を求める差動増幅器と、該差動増幅器の出
力から晴れた日の騒音分布帯域の信号を抽出する
フイルタと、該フイルタの出力に応じたレベルの
第1の制御信号を発生する第1の制御信号発生回
路と、自動車のワイパが駆動されているとき所定
レベルの第2の制御信号を発生する第2の制御信
号発生回路と、前記第1および第2の制御信号を
加算した出力を前記オーデイオ信号用レベル調整
回路に制御信号として加える加算器とを具備した
車載用自動音量調整装置にある。
考案の実施例 第3図は本考案の一実施例の要部ブロツク図で
あり、第2図と同一符号は同一部分を示し、20
はワイパースイツチ、21はワイパー駆動モー
タ、22は第2の制御信号発生器、23は加算
器、24は第1の制御信号発生器、+Bはバツテ
リ電圧である。ワイパースイツチ21がオンされ
るとバツテリ電圧+Bがワイパー駆動モータ21
に印加され、ワイパー駆動モータ21が駆動され
る。第2の制御信号発生器22はワイパー駆動モ
ータ21が駆動されているか否かを検出するもの
であり、駆動されておれば、予め定められた電圧
の第2の制御信号を加算器23に出力する。加算
器23の他方の入力端子には、中心周波数が60Hz
付近に設定されたバンドパスフイルタ8で抽出さ
れた騒音信号を第1の制御信号発生器24で整流
し更に抵抗10でレベル調整した第1の制御信号
が加えられており、加算器23はこの第1および
第2の制御信号を加算することにより電子ボリユ
ーム2の制御信号を発生する。従つて、ワイパー
を使用しない晴れた日は第1の制御信号発生器2
4の第1の制御信号のみで電子ボリユーム23が
制御され、ワイパーを使用する雨の日は第1の制
御信号と第2の制御信号発生器22で発生された
所定レベルの第2の制御信号とを加算した値で電
子ボリユーム2が制御されることなり、第2の制
御信号のレベルを第1図の特性に合致させて適当
に設定しておくことにより、晴れた日は勿論のこ
と雨の日でも騒音に応じて音量を変化させること
が可能となる。
第4図はステレオ再生を行なうオーデイオ信号
発生部40を用いる音響機器に本考案を適用した
場合の実施例を示し、第3図と同一符号は同一部
分を示す。同図において、電子ボリユーム41、
パワーアンプ42、スピーカ43はLチヤネル
系、電子ボリユーム44、パワーアンプ45、ス
ピーカ46はRチヤネル系であり、ミキサ回路4
7はオーデイオ信号発生部40から出力されるL
チヤネル信号とRチヤネル信号とを加算した信号
を差動増幅器7に入力する。差動増幅器7以下の
構成は第3図と同一であるので詳細な説明は省略
する。
第5図は第4図の要部のより具体的な構成の一
例を示す電気回路図であり、第3図と同一部分に
は同一符号を付してある。同図において、50は
オーデイオ信号発生部40からLチヤネル信号が
加わる端子、51はRチヤネル信号が加わる端子
であり、電子ボリユーム41,44を構成する
IC化された電子ボリユーム52の信号入力端子
に接続される。電子ボリユーム52は制御端子C
に印加される電圧に応じて入力信号のレベルを変
更して出力信号をパワーアンプ42に接続される
端子53およびパワーアンプ45に接続される端
子54に出力するものである。第1の制御信号発
生器9はここでは抵抗10を含めて図示してあ
り、整流回路とレベル調整用の抵抗から成る。ま
た、第2の制御信号発生器22はダイオード22
0とコンデンサ221から成る積分回路と、この
積分回路の出力でオン、オフ制御されるトランジ
スタ222と、このトランジスタ222のオン時
にオンされてツエナダイオード224で発生する
定電圧を加算器23に加えるトランジスタ223
とを備えている。上記積分回路を設けたのは、ワ
イパーが所謂間欠駆動されてもその間中第2の制
御信号を発生し続けるようにする為である。加算
器23はここではダイオード230,231と抵
抗232で構成している。
以上の実施例は、騒音レベルに応じて再生音の
レベルを帯域全体に亘つて同じだけ増加させるも
のである。しかし、騒音の影響を受けるのは低音
域のみであるから、音質を劣化させない為には低
音域を高音域に比べより少し増大することが望ま
しい。
第6図はこのようなマスキング防止を行なう実
施例の要部ブロツク図であり、第4図の構成に加
え、ミキサ回路47の出力からオーデイオ信号の
低域成分を抽出するローパスフイルタ60と、こ
のローパスフイルタ60の出力のレベルを制御端
子Cに加わる制御信号に応じて変更して出力する
電子ボリユーム(低域信号用レベル調整回路)6
1と、電子ボリユーム61の出力を増幅して低域
再生用スピーカ63を駆動するパワーアンプ62
とを追加し、更に、第1の制御信号発生器9を、
整流器90と二つのゲイン調整回路91,92と
で構成し、ゲイン調整回路91の出力と第2の制
御信号発生器22の出力とを加算器64で加算し
た信号で電子ボリユーム61を制御し、ゲイン調
整回路92の出力と第2の制御信号発生器22の
出力とを加算器65で加算した信号で電子ボリユ
ーム41,44を制御するようにしたものであ
る。前記ローパスフイルタ60は100〜150Hz以下
の低域成分のみを通過させる特性を有し、ゲイン
調整回路91はゲイン調整回路92による音量レ
ベル増大量より大きい音量レベル増大を行なう出
力を発生する。従つて、車室内の騒音が大きくな
れば全体の音量が増大され且つ低音が高音の音量
レベル増大以上に増大されるから、騒音による再
生音のマスキング現象を防止でき再生音の音質も
改善できる。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、晴れた
日と雨の日の騒音レベルの変化を考慮したより高
精度な音量調整を自動的に行なうことが可能とな
る。また、晴れた日と雨の日の制御の切換は、ワ
イパーが駆動されているか否かを検出して行なう
ものであるから、簡単な回路で実現できる効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は晴れた日と雨の日の騒音分布を示す線
図、第2図は従来の車載用自動音量調整装置の構
成説明図、第3図、第4図、第6図は本考案のそ
れぞれ異なる実施例の要部ブロツク図、第5図は
第4図の要部のより具体的な構成の一例を示す電
気回路図である。 4はスピーカ、5はマイクロフオン、7は差動
増幅器、20はワイパースピーカ、21はワイパ
ー駆動モータ、22は第2の制御信号発生器、2
4は第1制御信号発生器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 復調したオーデイオ信号のレベルを制御信号に
    応じて変更し出力するオーデイオ信号用レベル調
    整回路と、該オーデイオ信号用レベル調整回路の
    出力信号を音に変換するスピーカと、車室内の音
    を拾うマイクロフオンの出力と前記オーデイオ信
    号との差分を求める差動増幅器と、該差動増幅器
    の出力から晴れた日の騒音分布帯域の信号を抽出
    するフイルタと、該フイルタの出力に応じたレベ
    ルの第1の制御信号を発生する第1の制御信号発
    生回路と、自動車のワイパが駆動されているとき
    所定レベルの第2の制御信号を発生する第2の制
    御信号発生回路と、前記第1および第2の制御信
    号を加算した出力を前記オーデイオ信号用レベル
    調整回路に制御信号として加える加算器とを具備
    したことを特徴とする車載用自動音量調整装置。
JP2485184U 1984-02-23 1984-02-23 車載用自動音量調整装置 Granted JPS60136526U (ja)

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JP2485184U JPS60136526U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 車載用自動音量調整装置

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JP2485184U JPS60136526U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 車載用自動音量調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS60136526U JPS60136526U (ja) 1985-09-10
JPH0311940Y2 true JPH0311940Y2 (ja) 1991-03-22

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JP2485184U Granted JPS60136526U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 車載用自動音量調整装置

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