JPH03118757A - トランスファーロッド - Google Patents
トランスファーロッドInfo
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- JPH03118757A JPH03118757A JP25495689A JP25495689A JPH03118757A JP H03118757 A JPH03118757 A JP H03118757A JP 25495689 A JP25495689 A JP 25495689A JP 25495689 A JP25495689 A JP 25495689A JP H03118757 A JPH03118757 A JP H03118757A
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- magnet
- rod
- cylindrical container
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気力を利用して移動軸に直進及び回転の動
力を伝達するマグネットカップル方式のトランスファー
ロッドに係わり、特に移動軸のロック機構の改良をはか
ったロック機構付きトランスファーロッドに関する。
力を伝達するマグネットカップル方式のトランスファー
ロッドに係わり、特に移動軸のロック機構の改良をはか
ったロック機構付きトランスファーロッドに関する。
(従来の技術)
従来、マグネットカップル方式のトランスファーロッド
は、 ■真空封止が完全なため、超高真空(UHV)領域まで
使用が可能。
は、 ■真空封止が完全なため、超高真空(UHV)領域まで
使用が可能。
■スライドによる移動機構のため、直線及び回転運動を
伝達できる。
伝達できる。
■マグネット方式なので、半永久的に使える。
■構成が比較的簡単で、安価。
等の特徴を持ち、UHV装置内の試料搬送機構として広
く用いられている。
く用いられている。
第5図は従来のトランスファーロッドの簡単な構成と、
その使用例を示した図である。マグネットカップル方式
のトランスファーロッドは、非磁性の円筒容器51.ロ
ッド52.軸受け53゜ロッド側マグネット54.外側
マグネット55及びクランプ56等から構成されている
。ロッド52は軸受け53により直進及び回転自在に支
持され、マグネット55は円筒容器51の外周面に案内
支持されている。クランプ56は、マグネット55を円
筒容器51に対して固定するものである。そして、マグ
ネット55を直進及び回転駆動することにより、ロッド
52が直進及び回転移動するものとなっている。
その使用例を示した図である。マグネットカップル方式
のトランスファーロッドは、非磁性の円筒容器51.ロ
ッド52.軸受け53゜ロッド側マグネット54.外側
マグネット55及びクランプ56等から構成されている
。ロッド52は軸受け53により直進及び回転自在に支
持され、マグネット55は円筒容器51の外周面に案内
支持されている。クランプ56は、マグネット55を円
筒容器51に対して固定するものである。そして、マグ
ネット55を直進及び回転駆動することにより、ロッド
52が直進及び回転移動するものとなっている。
′トランスファーロッドの通常の使用方法は、真空チャ
ンバ間を真空を破壊せずに試料を搬送することである。
ンバ間を真空を破壊せずに試料を搬送することである。
第5図の例では、真空排気された主チャンバ64にゲー
トバルブ63を介してサブチャンバ62が取り付けられ
る。このサブチャンバ62にトランスファーロッド50
が取り付けられ、ロッド32の先端が挿入されている。
トバルブ63を介してサブチャンバ62が取り付けられ
る。このサブチャンバ62にトランスファーロッド50
が取り付けられ、ロッド32の先端が挿入されている。
サブチャンバ62は、例えばSiウェハ等の試料61を
主チャンバ64に導入するためのもので、大気解放され
た状態でロッド52の先端に試料61が取り付けられる
。サブチャンバ62を真空排気し、主チャンバ64と同
レベルの真空度に達した後、ゲートバルブ63を開は試
料61を主チャンバ64の所望位置に搬送する。試料等
を搬送するマニピュレータは他にも種々あるが、一般に
高価で操作が複雑なため、トランスファーロッドが良く
用いられる。
主チャンバ64に導入するためのもので、大気解放され
た状態でロッド52の先端に試料61が取り付けられる
。サブチャンバ62を真空排気し、主チャンバ64と同
レベルの真空度に達した後、ゲートバルブ63を開は試
料61を主チャンバ64の所望位置に搬送する。試料等
を搬送するマニピュレータは他にも種々あるが、一般に
高価で操作が複雑なため、トランスファーロッドが良く
用いられる。
ところで、このような利点を持つトランスファーロッド
を垂直方向に(又は水平方向から傾けて)取り付けて使
用する場合、ロッド52を垂直方向に移動させ所定の位
置で止めるためには、マグネット55に取り付けられた
クランプ56を働かせる必要がある。さもないと、マグ
ネット55が重力によって落下してしまい、同時にロッ
ド52も落下してしまう。
を垂直方向に(又は水平方向から傾けて)取り付けて使
用する場合、ロッド52を垂直方向に移動させ所定の位
置で止めるためには、マグネット55に取り付けられた
クランプ56を働かせる必要がある。さもないと、マグ
ネット55が重力によって落下してしまい、同時にロッ
ド52も落下してしまう。
トランスファーロッドに使用するクランプ機構の一例を
、第6図に示す。マグネット55の一端にはスリット5
6′を具備したドーナツ状のクランプ56がネジ57で
取り付けられており、その一部には切り欠きかある。切
り欠き部にはクランプを締め込むためのネジ58があり
、このネジ58を回すことによってスリット56゜が狭
くなり、即ちドーナツ状のクランプの径が縮まりマグネ
ット55が円筒容器に固定されるようになっている。
、第6図に示す。マグネット55の一端にはスリット5
6′を具備したドーナツ状のクランプ56がネジ57で
取り付けられており、その一部には切り欠きかある。切
り欠き部にはクランプを締め込むためのネジ58があり
、このネジ58を回すことによってスリット56゜が狭
くなり、即ちドーナツ状のクランプの径が縮まりマグネ
ット55が円筒容器に固定されるようになっている。
しかしながら、このような固定方法にあっては次のよう
な問題があった。即ち、クランプによるマグネットの固
定及びその解除を行うには、マグネットを支えた状態で
ネジを回す必要があり、この操作には熟練を要し、また
この操作を片手で行うことは困難で両手が必要となる。
な問題があった。即ち、クランプによるマグネットの固
定及びその解除を行うには、マグネットを支えた状態で
ネジを回す必要があり、この操作には熟練を要し、また
この操作を片手で行うことは困難で両手が必要となる。
従って、例えば真空容器内の様子を覗き窓等を介して観
察しながらマグネットを固定する場合等、クランプによ
るマグネットの固定が不十分となり、真空容器内の部品
等を破壊してしまう虞れがあった。
察しながらマグネットを固定する場合等、クランプによ
るマグネットの固定が不十分となり、真空容器内の部品
等を破壊してしまう虞れがあった。
(発明が解決しようとする課題)
このように、従来のトランスファーロッドにあっては、
円筒容器の外周面に案内支持されたマグネットの固定、
解除を簡易に行うことはできず、これがトランスファー
ロッドの垂直方向の使用に際して操作性を低下させる要
因となっていた。
円筒容器の外周面に案内支持されたマグネットの固定、
解除を簡易に行うことはできず、これがトランスファー
ロッドの垂直方向の使用に際して操作性を低下させる要
因となっていた。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、円筒容器の外周面に案内支持された
マグネットの固定、解除を片手の操作で簡単に行うこと
ができ、垂直方向の使用でも優れた操作性を有するロッ
ク機構付きのトランスファーロッドを提供することにあ
る。
的とするところは、円筒容器の外周面に案内支持された
マグネットの固定、解除を片手の操作で簡単に行うこと
ができ、垂直方向の使用でも優れた操作性を有するロッ
ク機構付きのトランスファーロッドを提供することにあ
る。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
本発明の骨子は、円筒容器の外周面に案内支持されたマ
グネットの固定、解除を、片手操作が可能なスイッチ機
構(ブツシュ又はスライド)によりワンタッチで行うこ
とにある。
グネットの固定、解除を、片手操作が可能なスイッチ機
構(ブツシュ又はスライド)によりワンタッチで行うこ
とにある。
即ち本発明は、円筒容器内に直進及び回転自在に支持さ
れた移動軸と、この移動軸の一部に固定された第1の磁
石と、円筒容器の外周面に直進及び回転自在に案内され
た第2の磁石とを備え、第1及び第2の磁石間に働く磁
気力を利用して、円筒容器の外部から円筒容器内の移動
軸に直進及び回転の動力を伝達するマグネ・ットカップ
ル方式のトランスファーロッドにおいて、前記第2の磁
石に、変形によって前記容器に当接或いは離間する弾性
体を設けると共に、この弾性体に係合してブツシュ動作
又はスライド動作により該弾性体の変形及びその解除を
行うスイッチ機構を設け、スイッチ機構の操作のみで円
筒容器に対する第2の磁石の固定、解除を行わせるよう
にしたものである。
れた移動軸と、この移動軸の一部に固定された第1の磁
石と、円筒容器の外周面に直進及び回転自在に案内され
た第2の磁石とを備え、第1及び第2の磁石間に働く磁
気力を利用して、円筒容器の外部から円筒容器内の移動
軸に直進及び回転の動力を伝達するマグネ・ットカップ
ル方式のトランスファーロッドにおいて、前記第2の磁
石に、変形によって前記容器に当接或いは離間する弾性
体を設けると共に、この弾性体に係合してブツシュ動作
又はスライド動作により該弾性体の変形及びその解除を
行うスイッチ機構を設け、スイッチ機構の操作のみで円
筒容器に対する第2の磁石の固定、解除を行わせるよう
にしたものである。
(作用)
本発明によれば、スイッチ機構のスライド又はブツシュ
操作により弾性体を変形させ、この変形により例えば弾
性体で円筒容器を挟み込むようにして第2の磁石を円筒
容器に摩擦力で固定することができる。そしてこの場合
、スイッチ機構の操作は片手で簡単に行うことができる
ので、円筒容器に対する第2の磁石の固定、解除をワン
タッチで行うことが可能となる。従って、トランスファ
ーロッドを垂直に設置した際にも優れた操作性ををする
。
操作により弾性体を変形させ、この変形により例えば弾
性体で円筒容器を挟み込むようにして第2の磁石を円筒
容器に摩擦力で固定することができる。そしてこの場合
、スイッチ機構の操作は片手で簡単に行うことができる
ので、円筒容器に対する第2の磁石の固定、解除をワン
タッチで行うことが可能となる。従って、トランスファ
ーロッドを垂直に設置した際にも優れた操作性ををする
。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1因は本発明の一実施例に係わるマグネットカップル
方式のトランスファーロッドの概略構成を示す断面図で
ある。非磁性材料で作られた円筒体(円筒容器)11内
にロッド12が同軸的に配置され、このロッド12は円
筒体11の左端部に設けられた軸受け13により、直進
及び回転自在に支持されている。ロッド12の右端部に
はマグネット(第1の磁石)14が固定され、円筒体1
1を介してその外側にマグネット(第2の磁石)15が
円筒体11の外周面を自由に動ける状態で取り付けられ
ている。マグネット15の一端には、マグネット15を
円筒体11に対して固定するためのクランプ機構16が
設けられている。このクランプ機構16は、後述する弾
性体及びスライドスイッチにより、マグネット15を円
筒体11にワンタッチで固定、解除するものであるが、
その詳細については後述する。
方式のトランスファーロッドの概略構成を示す断面図で
ある。非磁性材料で作られた円筒体(円筒容器)11内
にロッド12が同軸的に配置され、このロッド12は円
筒体11の左端部に設けられた軸受け13により、直進
及び回転自在に支持されている。ロッド12の右端部に
はマグネット(第1の磁石)14が固定され、円筒体1
1を介してその外側にマグネット(第2の磁石)15が
円筒体11の外周面を自由に動ける状態で取り付けられ
ている。マグネット15の一端には、マグネット15を
円筒体11に対して固定するためのクランプ機構16が
設けられている。このクランプ機構16は、後述する弾
性体及びスライドスイッチにより、マグネット15を円
筒体11にワンタッチで固定、解除するものであるが、
その詳細については後述する。
円筒体11の左端は、真空容器42にトランスファーロ
ッドを取り付けるための真空フランジ19になっており
、右端にはロッド12が円筒体11から外れないための
ストッパ18が取り付けられている。そして、ロッド1
2の左端部は真空チャンバ42内に挿入され、ロッド1
2の左端にStウェハ等の試料41が取り付けられるも
のとなっている。
ッドを取り付けるための真空フランジ19になっており
、右端にはロッド12が円筒体11から外れないための
ストッパ18が取り付けられている。そして、ロッド1
2の左端部は真空チャンバ42内に挿入され、ロッド1
2の左端にStウェハ等の試料41が取り付けられるも
のとなっている。
ここで、前記マグネット14.15は第2図に示す如く
構成されている。即ち、ロッド側のマグネット14は、
ロッド12の軸心を中心として放射状に複数個配置され
ている。このようなマグネット14の配設例としては、
ロッド12に固定されるリング体21にマグネット14
を第5図に示す如く埋め込む、又はマグネット14を直
接ロッド12に固定するようにすればよい。
構成されている。即ち、ロッド側のマグネット14は、
ロッド12の軸心を中心として放射状に複数個配置され
ている。このようなマグネット14の配設例としては、
ロッド12に固定されるリング体21にマグネット14
を第5図に示す如く埋め込む、又はマグネット14を直
接ロッド12に固定するようにすればよい。
また、外側のマグネッ°ト15もマグネット14と同様
に放射状に複数個配置されたものである。
に放射状に複数個配置されたものである。
このマグネット15の配設もマグネット14と同様に、
リング体22にマグネット15を第5図に示す如く埋め
込むようにすればよい。なお、マグネット14.15の
配置は第2図に同等限定されるものではなく、仕様に応
じて適宜変更可能である。
リング体22にマグネット15を第5図に示す如く埋め
込むようにすればよい。なお、マグネット14.15の
配置は第2図に同等限定されるものではなく、仕様に応
じて適宜変更可能である。
また、クランプ機構16は第3図に示す如く構成されて
いる。第3図(a)はクランプ部を拡大して示す図、第
3図(b)は同図(a)の矢視A−A断面図、第3図(
C)はスイッチ部を示す図である。マグネット15(又
はリング体22)の一端には、クランプ機構16を構成
するためのハウジング31がネジ止めにより固定されて
いる。ハウジング31内には楕円形状をしたスプリング
33 (33a、33b )が固定ピン32に取り付け
られている。このスプリング33は板状の弾性体を折り
曲げて銃形バネを構成したものであり、ノーマル状態で
は円筒体11を挟み込んで押し付けている。スプリング
33の円筒体11と接触する部分には、接触部の摩擦係
数を上げるためにゴム部材34 (34a、34b )
が張り付けられている。スプリング33の固定側と反対
側は僅かに広がっており、この部分にスライドボタン(
スイッチ機構)35の円筒部が挿脱されるものとなって
いる。
いる。第3図(a)はクランプ部を拡大して示す図、第
3図(b)は同図(a)の矢視A−A断面図、第3図(
C)はスイッチ部を示す図である。マグネット15(又
はリング体22)の一端には、クランプ機構16を構成
するためのハウジング31がネジ止めにより固定されて
いる。ハウジング31内には楕円形状をしたスプリング
33 (33a、33b )が固定ピン32に取り付け
られている。このスプリング33は板状の弾性体を折り
曲げて銃形バネを構成したものであり、ノーマル状態で
は円筒体11を挟み込んで押し付けている。スプリング
33の円筒体11と接触する部分には、接触部の摩擦係
数を上げるためにゴム部材34 (34a、34b )
が張り付けられている。スプリング33の固定側と反対
側は僅かに広がっており、この部分にスライドボタン(
スイッチ機構)35の円筒部が挿脱されるものとなって
いる。
スライドボタン35は、ハウジング内で支持されたシャ
フト36を軸心として自由にスライドできるようになっ
ている。スライドボタン35の下部はハウジングに設け
られた開口部にはめ合う凸部があり、これによってスラ
イドボタン35はスライドしても回転しないようになっ
ている。そして、スライドボタン35の円筒部35aが
スプリング33の他端に挿入されることにより、スプリ
ング33が押し広げられるものとなっている。
フト36を軸心として自由にスライドできるようになっ
ている。スライドボタン35の下部はハウジングに設け
られた開口部にはめ合う凸部があり、これによってスラ
イドボタン35はスライドしても回転しないようになっ
ている。そして、スライドボタン35の円筒部35aが
スプリング33の他端に挿入されることにより、スプリ
ング33が押し広げられるものとなっている。
このような構成において、スライドボタン35が第4図
(a)に示す如く、スプリング33の他端に挿入された
位置にあると、スプリング33が押し広げられ、スプリ
ング33のゴム部材34は円筒体11とは接触しない。
(a)に示す如く、スプリング33の他端に挿入された
位置にあると、スプリング33が押し広げられ、スプリ
ング33のゴム部材34は円筒体11とは接触しない。
この場合、クランプ機構i6はフリーの状態となり、マ
グネット15もフリーの状態となる。一方、スライドボ
タン35を第4図(b)に示す如く、スプリング33の
他端から離脱した位置にすると、スプリング33はノー
マル状態となり、スプリング33のゴム部材34は円筒
体11と接触する。
グネット15もフリーの状態となる。一方、スライドボ
タン35を第4図(b)に示す如く、スプリング33の
他端から離脱した位置にすると、スプリング33はノー
マル状態となり、スプリング33のゴム部材34は円筒
体11と接触する。
この場合、クランプ機構16は円筒体11に固定された
状態となり、マグネット15も円筒体11に固定された
状態となる。そしてこの状態では、ゴム部材34と円筒
体11の摩擦によってハウジング31は自由に回転、直
進ができず、ハウジング31が円筒体11に固定される
ことになる。即ち、スライドボタン35のスライドによ
りクランプ機構16の固定、解除をワンタッチで行うこ
とが可能となる。
状態となり、マグネット15も円筒体11に固定された
状態となる。そしてこの状態では、ゴム部材34と円筒
体11の摩擦によってハウジング31は自由に回転、直
進ができず、ハウジング31が円筒体11に固定される
ことになる。即ち、スライドボタン35のスライドによ
りクランプ機構16の固定、解除をワンタッチで行うこ
とが可能となる。
かくして本実施例によれば、円筒体11の外部に設けた
マグネット15を動かすことにより、従来と同様にロッ
ド12に直進及び回転運動を伝達することができると共
に、スライドボタン35のスライド操作により円筒体1
1に対するマグネット15の固定、解除を片手でワンタ
ッチに行うことができる。従って、トランスファーロッ
ドを垂直方向に取り付けた際にマグネット15の固定、
解除をスライドボタン35の操作のみで簡易に行うこと
ができ、操作性の向上をはかることが可能となる。
マグネット15を動かすことにより、従来と同様にロッ
ド12に直進及び回転運動を伝達することができると共
に、スライドボタン35のスライド操作により円筒体1
1に対するマグネット15の固定、解除を片手でワンタ
ッチに行うことができる。従って、トランスファーロッ
ドを垂直方向に取り付けた際にマグネット15の固定、
解除をスライドボタン35の操作のみで簡易に行うこと
ができ、操作性の向上をはかることが可能となる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば、前記スイッチ機構としてはスライドボタン
に限るものではなく、ブツシュボタンを用いることも可
能である。ブツシュボタンにより前述した機能を達成す
るには、例えばボールペンのペン先押し出し機構を用い
ればよい。これは、一種のラチェット機構でノックボタ
ンを押すことによってペン先が“出る”又は“引っ込む
”の動作を交互に行わせるものである。このような機構
を用いて、ブツシュ操作の繰り返しによりペン先に相当
する円錐体等を進退移動させ、この進退移動により銃形
バネの開閉を行うようにすればよい。
い。例えば、前記スイッチ機構としてはスライドボタン
に限るものではなく、ブツシュボタンを用いることも可
能である。ブツシュボタンにより前述した機能を達成す
るには、例えばボールペンのペン先押し出し機構を用い
ればよい。これは、一種のラチェット機構でノックボタ
ンを押すことによってペン先が“出る”又は“引っ込む
”の動作を交互に行わせるものである。このような機構
を用いて、ブツシュ操作の繰り返しによりペン先に相当
する円錐体等を進退移動させ、この進退移動により銃形
バネの開閉を行うようにすればよい。
また、前記銃形バネの代わりには、弾性変形により円筒
容器と当接或いは離間する弾性体であれば用いることが
可能である。さらに、実施例では移動体として直進及び
回転移動を行うものを対象としたが、直進及び回転運動
の一方しか行わない移動体に適用することも可能である
。
容器と当接或いは離間する弾性体であれば用いることが
可能である。さらに、実施例では移動体として直進及び
回転移動を行うものを対象としたが、直進及び回転運動
の一方しか行わない移動体に適用することも可能である
。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
て実施することができる。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、スイッチ機構のス
ライド又はブツシュ操作により弾性体を変形させ、この
変形により円筒容器の外部に設けられたマグネットを円
筒容器に摩擦力で固定することができ、しかもスイッチ
機構の操作を片手で簡単に行うことができる。従って、
円筒容器の外周面に案内支持されたマグネットの固定、
解除を片手の操作で簡単に行うことができ、垂直方向の
使用でも優れた操作性を有するロック機構付きトランス
ファーロッドを実現することができる。
ライド又はブツシュ操作により弾性体を変形させ、この
変形により円筒容器の外部に設けられたマグネットを円
筒容器に摩擦力で固定することができ、しかもスイッチ
機構の操作を片手で簡単に行うことができる。従って、
円筒容器の外周面に案内支持されたマグネットの固定、
解除を片手の操作で簡単に行うことができ、垂直方向の
使用でも優れた操作性を有するロック機構付きトランス
ファーロッドを実現することができる。
第1図は本発明の一実施例に係わるロック機構付きトラ
ンスファーロッドの概略構成を示す断面図、第2図は同
装置のマグネット配列の一例を示す模式図、第3図は同
実施例の要部構成を拡大して示す図、第4図は同装置に
おけるスプリングによる固定、解除の様子を示す模式図
、第5図は従来のトランスファーロッドの簡単な構成と
その使用例を示しす図、第6図は従来のクランプ機構を
示す斜視図である。 11・・・円筒体(円筒容器)、 12・・・ロッド、 13・・・軸受け、 14・・・マグネット(第1の磁石)、15・・・マグ
ネット(第2の磁石)、16・・・クランプ機構、 21.22・・・リング体、 31・・・ハウジング、 32・・・ピン、 33・・・スプリング 34・・・ゴム部材、 35・・・スライドボタン。 (弾性体)
ンスファーロッドの概略構成を示す断面図、第2図は同
装置のマグネット配列の一例を示す模式図、第3図は同
実施例の要部構成を拡大して示す図、第4図は同装置に
おけるスプリングによる固定、解除の様子を示す模式図
、第5図は従来のトランスファーロッドの簡単な構成と
その使用例を示しす図、第6図は従来のクランプ機構を
示す斜視図である。 11・・・円筒体(円筒容器)、 12・・・ロッド、 13・・・軸受け、 14・・・マグネット(第1の磁石)、15・・・マグ
ネット(第2の磁石)、16・・・クランプ機構、 21.22・・・リング体、 31・・・ハウジング、 32・・・ピン、 33・・・スプリング 34・・・ゴム部材、 35・・・スライドボタン。 (弾性体)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 円筒容器内に直進及び回転自在に支持された移動軸と、
この移動軸の一部に固定された第1の磁石と、円筒容器
の外周面に直進及び回転自在に案内された第2の磁石と
を備え、第1及び第2の磁石間に働く磁気力を利用して
、円筒容器の外部から円筒容器内の移動軸に直進及び回
転の動力を伝達するマグネットカップル方式のトランス
ファーロッドにおいて、 前記第2の磁石に、変形によって前記容器に当接或いは
離間する弾性体を設けると共に、この弾性体に係合して
プッシュ動作又はスライド動作により該弾性体の変形及
びその解除を行うスイッチ機構を設けてなることを特徴
とするトランスファーロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25495689A JPH03118757A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | トランスファーロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25495689A JPH03118757A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | トランスファーロッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03118757A true JPH03118757A (ja) | 1991-05-21 |
Family
ID=17272198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25495689A Pending JPH03118757A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | トランスファーロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03118757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008256118A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Tsubakimoto Chain Co | 円盤状磁気歯車 |
JP2008256119A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Tsubakimoto Chain Co | 円筒状磁気歯車 |
JP2020535359A (ja) * | 2017-09-29 | 2020-12-03 | マツクス−プランク−ゲゼルシヤフト ツール フエルデルング デル ヴイツセンシヤフテン エー フアウMAX−PLANCK−GESELLSCHAFT ZUR FOeRDERUNG DER WISSENSCHAFTEN E.V. | デバイスおよび真空チャンバ |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP25495689A patent/JPH03118757A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008256118A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Tsubakimoto Chain Co | 円盤状磁気歯車 |
JP2008256119A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Tsubakimoto Chain Co | 円筒状磁気歯車 |
JP2020535359A (ja) * | 2017-09-29 | 2020-12-03 | マツクス−プランク−ゲゼルシヤフト ツール フエルデルング デル ヴイツセンシヤフテン エー フアウMAX−PLANCK−GESELLSCHAFT ZUR FOeRDERUNG DER WISSENSCHAFTEN E.V. | デバイスおよび真空チャンバ |
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