JPH0311864Y2 - - Google Patents

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JPH0311864Y2
JPH0311864Y2 JP16708885U JP16708885U JPH0311864Y2 JP H0311864 Y2 JPH0311864 Y2 JP H0311864Y2 JP 16708885 U JP16708885 U JP 16708885U JP 16708885 U JP16708885 U JP 16708885U JP H0311864 Y2 JPH0311864 Y2 JP H0311864Y2
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JP
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conductor pattern
center
laminated
groove
present
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JP16708885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は積層チツプインダクタの形状に係るも
ので、特にインダクタンスの調整のためのトリミ
ングが容易な積層チツプインダクタの形状に関す
るものである。
〔従来技術とその問題点〕 電子部品の小形化、薄形化などの要求に伴つ
て、インダンタの分野では積層インダクタが用い
られるようになつている。これは、フエライトの
磁性体をシートとして積層するか、あるいは印刷
しながら積層し、その層間に連続して周回する導
体パターンを形成したものである。これによつて
磁性体内にコイルの巻線を構成したことになる。
上記のような積層インダクタは積層され焼成さ
れるとそのインダクタンス値は決まつてしまうの
で、これを調整するためにはトリミングを行わな
ければならない。通常行われるトリミングは、第
4図に示したように、表面からの導体パターン4
1の中心に向かつて凹部43を形成するものであ
る。これによつて、導体パターン41の周囲に磁
性体層40内に形成されている磁路の断層積を変
えてインダクタンスを変えるようにしたものであ
る。
凹部に形成してトリミングを行う場合には、面
積、深さとも大きくしなければならないことが多
い。そしてその場合には導体パターンにまで及ば
ないようにしなければならないので、正確に導体
パターンの中心をトリミングしなければならな
い。しかし、従来は適当な手段が無かつたので、
歩留特性の面で満足できるものではなかつた。
〔目的〕
本考案は、上記のように問題点を解決して、ト
リミングを容易に行うことのできる積層チツプイ
ンダクタを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、導体パターンの中心部を容易に認識
できる形状とすることによつて上記の目的を達成
するものである。
すなわち、磁性体層内に周回しながら積層され
た導体パターンを具えた積層チップインダクタに
おいて、積層方向の表面の少くとも一方にその導
体パターンの中心位置を示す溝を形成したことに
特徴を有するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本考案の実施例につい
て説明する。
第1図は本考案の実施例を示す斜視図である。
磁性体層10の内部には周回する導体パターンが
形成されており、その両端が端面に引き出されて
外部接続用端子15に接続されている。この場合
導体パターンは上下方向に積層されている。磁性
体層10の表面には十字形の溝16が形成されて
おり、その十字の交点が導体パターンの中心位置
の上部に位置するように形成してある。
溝の幅は線として識別できる程度であれば狭く
て良く、また長さは中心に対して対称にしておく
と良い。これは、トリミングを始めた後は残つて
いる溝によつて導体パターンの中心を識別するた
めである。溝の深さはできるだけ浅い方が良く、
あまり深くすると機械的な強度を損つたり、イン
ダクタンスに影響を及ぼすことになる。
溝の形状は第1図の例だけでなく、第2図のよ
うに向きを変えたり、第3図のように中心部を省
略したものであつても良い。あるいは、より多く
の本数を形成して分り易くしたり、導体パターン
そのものの位置を示すようにしても良い。
上記のようにして溝の形成された表面にレーザ
ー、サンドブラスト等の手段によつて導体パター
ンの中心位置に凹部を形成する。通常表面が広く
深くなるにしたがつて狭くなるので、導体パター
ンの中心を判別しながらトリミングを行えば凹部
の中心をこれに一致させることができる。
〔効果〕
本考案によれば、トリミングを行う場合にその
位置を正確に定めることができる。これによつて
磁路の断面積を最も効率良く変えることができる
ので、インダクタンスの調整が容易となる。
また、凹部の面積、深さを大きくしても導体パ
ターンを損傷しにくくなるので、歩留や特性の面
でも有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
及び第3図は本考案の他の実施例を示す平面図、
第4図は従来の積層インダクタを示す正面断面図
である。 10,40……磁性体層、41……導体パター
ン、16……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体層内に周回しながら積層された導体パタ
    ーンを具えた積層チツプインダクタにおいて、積
    層方向の表面の少くとも一方に該導体パターンの
    中心位置を示す溝を形成したことを特徴とする積
    層チツプインダクタ。
JP16708885U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0311864Y2 (ja)

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JP16708885U JPH0311864Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6274308U JPS6274308U (ja) 1987-05-13
JPH0311864Y2 true JPH0311864Y2 (ja) 1991-03-20

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