JPH0311827Y2 - - Google Patents

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JPH0311827Y2
JPH0311827Y2 JP1984164570U JP16457084U JPH0311827Y2 JP H0311827 Y2 JPH0311827 Y2 JP H0311827Y2 JP 1984164570 U JP1984164570 U JP 1984164570U JP 16457084 U JP16457084 U JP 16457084U JP H0311827 Y2 JPH0311827 Y2 JP H0311827Y2
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solder
filter unit
hole
earth plate
filter
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JP1984164570U
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、フイルタコネクタに係り、特にフ
イルタユニツトとアースプレートの電気的接続を
確実にしたアースプレートの構造に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 フイルタコネクタの一般的な構造は、コネクタ
ピンが貫通するコンデンサをアースプレートの貫
通孔に挿入し、コンデンサの内側電極とコネクタ
ピンを、またコンデンサの外側電極とアースプレ
ートを各う半田付によつて接続し、コネクタピン
を通るノイズ成分をコンデンサを介してアースプ
レートに接地させるようになつている。
従来の上記フイルタコネクタにおけるアースプ
レートへの貫通コンデンサの取付構造は、第7図
に示すように、アースプレート1に設けた貫通孔
2とフイルタユニツト3の外径より0.1mm程度の
クアランスが生じるように大きく設定して嵌め合
い時の挿入作業を容易にし、フイルタユニツト3
の挿入後クリアランスを埋めるように半田付4を
施してフイルタユニツト3をアースプレート1に
固定するようにしている。
ところで、フイルタユニツト3をアースプレー
ト1に固定するとき、半田がユニツト3の全周面
につくようにしないと電気的及び強度的に不都合
が生じる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、フイルタユニツトとアースプレートの
嵌合部分には環状のクリアランスがあり、例えば
シート半田により半田付を行なうと、クリアラン
スの不均一や半田の表面張力による縮み等が原因
で、半田が全周につかないという状態が生じ、そ
の手直しに多くの時間を必要とする問題がある。
また、クリアランスの片寄りによつて起因する
半田の不連続発生を防止するため、第9図に示す
ように、アースプレート1における貫通孔2の内
周に複数の爪2aを設け、フイルタユニツト3を
貫通孔2に対して同軸芯状に保持するものが考え
られるが、このような構造はフイルタユニツト3
の挿入作業が行ない難く、アースプレート成形金
型の構造が複雑になるので実用的でない。
この考案は上記のような点に鑑みてなされたも
のであり、貫通孔に挿入したフイルタユニツトと
アースプレートの固定を行なう半田が全周面にま
わるようにしたフイルタコネクタを提供すること
を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記のような問題点を解決するため、この考案
は、コネクタピンが貫通するフイルタユニツトを
アースプレートの貫通孔に挿入し、フイルタユニ
ツトの外側電極とアースプレートを半田付によつ
て接続固定したフイルタコネクタにおいて、アー
スプレートには、貫通孔に半田が流れ込むように
貫通孔と連接する半田溜りを設けたものである。
〈作用〉 アースプレートの貫通孔にフイルタユニツトを
挿入し、例えばアースプレート上に被せたシート
半田を溶融させると、表面張力で縮んだ半田は半
田溜りに集まり、この半田溜りが連なつている貫
通孔とフイルタユニツト間のクリアランスに流れ
込み、ユニツト外周の全体に半田がまわり、フイ
ルタユニツトとアースプレートの電気的な接続を
完全にする。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を添付図面の第1図な
いし第6図にもとづいて説明する。
この考案のフイルタコネクタは、アースプレー
トの構造に特徴があり、アースプレート11は、
フイルタユニツト12が挿入される貫通孔13の
周りに、半田溜り14が貫通孔13と接するよう
に設けられている。
上記半田溜り14は、第1図ないし第6図の場
合、桶状の凹溝14aによつて形成したものを示
し、この凹溝14aは第1図の如く隣接する貫通
孔13を接続するようにしたり、第5図と第6図
の如く、各貫通孔13毎に独立して周囲の対向位
置に設けるようにしてもよい。
この凹溝14aの断面形状は、例えば半円状で
も三角状でもかまわない。
また、半田溜り14は、図示省略したが凹溝1
4aと同様の配置で設けたスリツトで形成しても
よい。
この考案のフイルタコネクタに使用するアース
プレートは上記のような構成であり、フイルタコ
ネクタの組立を行なうには、第4図に示す如く、
アースプレート11の貫通孔13に下面側からフ
イルタユニツト12を挿入し、アースプレート1
1上にシート半田15を重ね、この半田15を加
熱する。
加熱によつて溶融した半田は、ユニツト外周と
貫通孔13のクリアランス部分に流れ、その一部
が半田溜り14にも流れ込むので、半田溜り14
の半田は連通している上記のクリアランス部分に
流出する。
従つて、溶融した半田はフイルタユニツト12
の周囲全体へ確実に流れ込み、フイルタユニツト
12をアースプレート11に固定化すると同時
に、フイルタユニツト12の外側電極とアースプ
レート11を電気的に接続することになる。
〈効果〉 以上のように、この考案によると上記のような
構成であるので、以下に示す効果がある。
() アースプレートに貫通孔と接する半田溜
りを設けたので、フイルタユニツトとアースプ
レートの半田付による接続時、溶融した半田が
半田溜りに集まつてフイルタユニツトの周りに
流れ込むことになり、ユニツトの周囲全体に半
田がまわり、アースプレートとフイルタユニツ
トの取付強度が向上し、同時にユニツト外側電
極とアースプレートの電気的な接続が完全にな
る。
ちなみに、フイルタユニツト外径が2mm、貫
通孔の直径が2.2mmの半田付において、貫通孔
だけの場合、半田まわりの不完全が10%強でて
いたのに対し、半田溜りを設けることにより、
半田まわりの不完全を皆無にすることができ
た。
() フイルタユニツトと貫通孔との間にクリ
アランスがあつても、周面全体に半田が流れ込
み、クリアランスを必要なだけ取れ、フイルタ
ユニツトの挿入作業が簡単に行なえる。
() 半田溜りは凹溝やスリツトであるので、
アースプレートの成形時に同時に加工でき、構
造及び形状が簡単であるので、全型製作も極め
て簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るフイルタコネクタに使
用するアースプレートの第1の例を示す平面図、
第2図は同上の要部を示す斜視図、第3図は第1
図の一部切欠正面図、第4図は同上へのフイルタ
ユニツトを取付けた状態の拡大断面図、第5図は
アースプレートの第2の例を示す平面図、第6図
は同上の一部切欠正面図、第7図は従来のアース
プレートを示す平面図、第8図は同上のフイルタ
ユニツトの取付状態を示す拡大断面図、第9図は
従来のアースプレートの他の例を示す平面図であ
る。 11……アースプレート、12……フイルタユ
ニツト、13……貫通孔、14……半田溜り、1
5……シート半田。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コネクタピンが貫通するフイルタユニツトを
    アースプレートの貫通孔に挿入し、フイルタユ
    ニツトの外側電極とアースプレートを半田付に
    よつて接続固定したフイルタコネクタにおい
    て、アースプレートには、前記貫通孔に半田が
    流れ込むように貫通孔と連接する半田溜りを設
    けたことを特徴とするフイルタコネクタ。 (2) 半田溜りが桶状の凹溝である実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のフイルタコネクタ。 (3) 半田溜りがスリツトである実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載のフイルタコネクタ。
JP1984164570U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0311827Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984164570U JPH0311827Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JP1984164570U JPH0311827Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6179478U JPS6179478U (ja) 1986-05-27
JPH0311827Y2 true JPH0311827Y2 (ja) 1991-03-20

Family

ID=30722431

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JP1984164570U Expired JPH0311827Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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JP (1) JPH0311827Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5287657A (en) * 1976-01-16 1977-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of fixing parts

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5287657A (en) * 1976-01-16 1977-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of fixing parts

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6179478U (ja) 1986-05-27

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