JP3041932U - フレキシブル回路基板の接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル回路基板において、の接続構造
フレキシブル回路基板とプリント基板との接続を、プリ
ント基板の部品ランドを利用することにより、組み立て
の簡素化、プリント基板の小形化を図る。 【解決手段】 プリント基板（ＰＣＢ）１の部品ランド
６とフレキシブル回路基板（ＦＰＣ）４のランド７とを
直接に結線する。これにより、プリント基板１の部品ラ
ンド６をそのまま利用してフレキシブル回路基板４のラ
ンド７を結線するので、プリント基板１上に専用の接続
ランドや接続のためのパターンが不要となり、スペース
の有効利用が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、電子機器等に搭載されるフレキシブル回路基板をプリント基板に接 続する接続構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、フレキシブル回路基板（以下、ＦＰＣという）の信号線を、プリント基 板（以下、ＰＣＢという）の部品ランドに接続する構造においては、ＰＣＢに専 用の接続用ランドを設けて、この接続用ランドにＦＰＣの信号線を結線し、さら に、この接続用ランドと部品ランドとをＰＣＢ上に形成したパターンにより結線 していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のような従来の接続構造では、ＰＣＢに接続用ランドが余 分に必要になり、組み立てに手間が掛かり、また、ＰＣＢの面積が大きくなって いた。 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、フレキシブ ル回路基板（ＦＰＣ）とプリント基板（ＰＣＢ）との接続を、ＰＣＢの部品ラン ドを利用することにより、組み立ての簡素化、ＰＣＢの小形化を図ったフレキシ ブル回路基板の接続構造を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために請求項１の考案は、フレキシブル回路基板をプリン ト基板に接続する接続構造において、プリント基板の部品ランドとフレキシブル 回路基板のランドとを直接に結線したものである。この構成においては、プリン ト基板の部品ランドをそのまま利用してフレキシブル回路基板のランドを結線す るので、プリント基板上に専用の接続ランドや接続のためのパターンが不要とな り、組み立ての簡素化、スペースの有効利用が図れる。

【０００５】 また、請求項２の考案は、上記請求項１に記載の構成において、フレキシブル 回路基板のランドの形状を、プリント基板の部品ランドの配置に合わせるように したものである。この構成においては、フレキシブル回路基板のランド形状を、 プリント基板の部品ランドの配置に合わせるだけでよく、プリント基板の部品ラ ンドの配置がどのような形態に対しても対応が容易に行える。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を具体化した一実施形態を図面を参照して説明する。 図１はフレキシブル回路基板のプリント基板への接続構造を示す斜視図、図２ は要部拡大斜視図である。プリント基板１（ＰＣＢ）には、各種回路部品が搭載 され、また、外部部品等からのケーブル２がコネクタ３を介して接続され、さら には、その他の外部部品等との接続を行うためのフレキシブル回路基板４（ＦＰ Ｃ）が直接に接続される。そして、この接続のために、プリント基板１上にパタ ーンで形成されている部品搭載用のＰＣＢ部品ランド６を利用し、このＰＣＢ部 品ランド６にディップされているハンダ８を用いて該部品ランド６にフレキシブ ル回路基板４のＦＰＣランド７を直接に接続する。

【０００７】 また、必要に応じて、フレキシブル回路基板４のＦＰＣランド７の形状を、プ リント基板１のＰＣＢ部品ランド６の配置に合わせるように変形を加えている。 なお、コネクタ３のピン１０はＰＣＢ部品ランド６に下側（図において）から上 側に突出し、ハンダ８にて固定されている。

【０００８】 プリント基板１上のＰＣＢ部品ランド６へのフレキシブル回路基板４のＦＰＣ ランド７の接続要領は、ＰＣＢ部品ランド６上にＦＰＣランド７を位置決めして 接触させた状態でハンダ付け（８）を行う。この接続により、フレキシブル回路 基板４の信号線がプリント基板１上のパターンでなるＰＣＢ部品ランド６に電気 接続され、このパターンを介して部品に電気接続される。なお、フレキシブル回 路基板４のＦＰＣランド７は、該基板４自身とプリント基板１の接続のためのス ペースを可能な限り少なくするため、及び組み立て・接続の作業を容易にするた めに、フレキシブル回路基板４の先端部分の幅を細くして実質の外周縁長を大き く取れるようにして、ランド間隔を比較的に広く取れるようにしている。

【０００９】 なお、本考案は上記実施例構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、 上記実施例では、コネクタ３のＰＣＢ部品ランド６をフレキシブル回路基板４の ＦＰＣランド７接続に用いた例を示したが、その他のＰＣＢ部品ランドを利用し ても構わない。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように請求項１の考案に係るフレキシブル回路基板の接続構造によれば 、フレキシブル回路基板とプリント基板との接続を、プリント基板の部品ランド を利用するようにしたので、専用の接続用ランドが不要となりスペースの有効利 用が図れ、組み立ての簡素化、プリント基板の省面積化、小形化を図ることがで きる。

【００１１】 また、請求項２の考案に係るフレキシブル回路基板の接続構造によれば、上記 の効果に加えて、フレキシブル回路基板のランド形状をプリント基板の部品ラン ドの配置に合わせるようにしているので、プリント基板の部品ランドの配置がど のような形態に対しても対応が容易に行え、組み付けの作業性が良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態によるフレキシブル回路基
板の接続構造を示す斜視図である。

【図２】同要部の拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ プリント基板 ４ フレキシブル回路基板 ６ ＰＣＢ部品ランド ７ ＦＰＣランド ８ ハンダ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フレキシブル回路基板をプリント基板に
   接続する接続構造において、 プリント基板の部品ランドとフレキシブル回路基板のラ
   ンドとを直接に結線したことを特徴とするフレキシブル
   回路基板の接続構造。
2. 【請求項２】 前記フレキシブル回路基板のランドの形
   状を、前記プリント基板の部品ランドの配置に合わせる
   ようにしたことを特徴とする請求項１に記載のフレキシ
   ブル回路基板の接続構造。