JPH0311776Y2 - - Google Patents

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JPH0311776Y2
JPH0311776Y2 JP1984069512U JP6951284U JPH0311776Y2 JP H0311776 Y2 JPH0311776 Y2 JP H0311776Y2 JP 1984069512 U JP1984069512 U JP 1984069512U JP 6951284 U JP6951284 U JP 6951284U JP H0311776 Y2 JPH0311776 Y2 JP H0311776Y2
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JP
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movable piece
coil spring
switch
auxiliary
parallel
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JP1984069512U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、例えば電気機器等に使用される小
型スイツチに関し、さらに詳しくはその電気回路
を速動開閉するスイツチに関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、電気機器に使用される電気部品は、消
費者の利用状況から小型軽量化が要求され、これ
に伴いスイツチも一層小型化が要求されている。
従来、この種のスイツチは第4図に示すよう
に、スイツチケース41の内部の閉塞空間に補助
端子42、可動片43、補助可動片44、コイル
スプリング45により四節リンク機構を構成し、
可動片43に配備した可動接点46の上下位置に
固定接点47を配置して構成されたものであつ
て、可動片43の遊端部を押しボタン48で押下
してリンク機構により可動片43および補助可動
片44を反転回動させることで、可動接点46を
速動させて電気回路の切換えを行つていた。
しかしこの構成の場合、押しボタン48を押下
して可動片43および補助可動片44を反転回動
させたとき、第5図に示すように、可動片43、
補助可動片44およびコイルスプリング45が互
に接近するため、それら各部品の当接を防止する
必要があり、かかる構成では次のような問題点を
有していた。
(1) 可動片43、補助可動片44の上方に積重ね
状にコイルスプリング45を配置する必要があ
り、コイルスプリング45の可動空間距離が大
きくなつて、スイツチの小型化が困難であつ
た。
(2) コイルスプリング45の外径を小さくする
か、あるいは捲回数を少くする必要があり、バ
ネ応力が低下して接点圧、耐久性能に悪影響を
与えた。
(3) 押しボタン48の押下ストロークを短くする
必要があり、作動トルクのバラツキの原因とな
り、また使用時において操作性が低下する。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 この考案は、スイツチの小型化が容易で、品
質、耐久性、操作性に優れたスイツチの提供を目
的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、押しボタンの押下操作に基づいて
接点部間を開閉操作するスイツチであつて、前記
押しボタンを一側内部に押下可能に臨ませ、他側
内部に補助端子を配設し、中間部に並列固定接点
を上下方向に対向させた一対の固定端子を配設し
たスイツチケースと、前記補助端子に一端を係止
させ、中間部の上下面に並列可動接点を備えて前
記上下の並列固定接点間に介在させた可動片と、
前記補助端子に一端を係止させたコイルスプリン
グと、前記可動片とコイルスプリングの遊端部間
でリンク式に係合保持して一側を前記押しボタン
と押下対応させた補助可動片と、前記コイルスプ
リングと対応する前記可動片および補助可動片の
対応位置に、コイルスプリングの作動空間を切欠
き形成した切欠部とを備えたスイツチである。
(ホ) 考案の作用 この考案によれば、押しボタンを押下操作する
と、補助可動片を介して可動片の並列可動接点が
固定端子の並列固定接点と並列接触対応してスイ
ツチング操作する。また、このとき押しボタンの
押下操作に伴つてコイルスプリングが下動する
が、このコイルスプリングと対応する可動片およ
び補助可動片との位置には切欠部が対応し、この
切欠部にコイルスプリングが収容される形で下動
許容される。
(ヘ) 考案の効果 この結果、接点部間は2点で並列して接触対応
する並列接点構成となり、バランスのよい安定し
た接点構造となる。
また、切欠部を設けることによつて、可動片と
補助可動片およびコイルスプリングを上下方向に
重複して配置可能となり、この結果、次のような
効果を有する。
(1) コイルスプリングの上下方向の可動に要する
内部空間を小さく設定できるため、スイツチの
小型化が容易になる。
(2) コイルスプリングの外径、捲回数を任意に形
成でき、充分なバネ応力をもつたコイルスプリ
ングが使用できるため、接点圧力が高くとれ、
また耐久性能が向上する。
(3) 押しボタンの押下ストロークが大きくとれ、
操作性が向上する。
(4) 可動片と補助可動片の係合部が左右2ケ所に
なり、反転回動時の動作が安定する。
ことに、上下方向に対する内部空間の縮小化だ
けでなく、スイツチケース内部の一端から他端ま
で伸張させたコイルスプリング長さの僅かの範囲
内に、全てのスイツチ部品を収納配置して、左右
方向に対する内部空間の縮小化も図ることができ
る構成のため、超小形のスイツチを作成すること
ができる。
(ト) 実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はスイツチを示し、第1図〜第3図におい
て、このスイツチ1のスイツチベース2は、合成
樹脂材により有底箱状体に形成され、その内部の
一端側に補助端子3が起立状態に装着固定されて
いる。
また、その略中央部には、左右一対の固定端子
4,4…が上下方向に相対向してインサート成型
されている。
さらに、他端側には下方に向けて没入空間が形
成され、補助可動片5が下方に向けて反転回動さ
れたとき底部と当接するのを防止している。
そして、上方よりスイツチカバー6が離脱不可
に嵌着固定されて、それらスイツチベース2とス
イツチカバー6とにより、その内部に閉塞空間が
形成され、外部からの水滴、油滴、塵芥等の侵入
を防止して内部の接点を保護する。
前述の固定端子4は、上下の対向する両面に左
右一対の2点で並列して接触対応する並列固定接
点7…を固着しており、この間に介在された後述
する可動片8の並列可動接点9…が、通常、下方
側の並列固定接点7…と接触し、上方側は離間さ
れている。そして、押しボタン10が押下されて
前述の可動片8が反転回動されたとき、その可動
片8の上方側の並列可動接点9,9と接触する。
また、その下端部は前述のスイツチベース2の
下方より突出されて、電気機器の電気回路と接続
される。
また、前述の並列固定接点7,7と並列可動接
点9,9は必要に応じて取外され、ダミー接点を
固着されて双極単投、単極双投、単極単投等のそ
れぞれの仕様に使い分けされる。
前述のスイツチカバー6は、前述の補助可動片
5に対応した上方に前述の押しボタン10を上下
動自在に貫挿している。また、前述の補助端子3
に対応した位置には固定溝11が形成され、この
固定溝11に補助端子3の上端部が嵌着固定され
ている。
前述の補助端子3は、前述のスイツチベース2
の一側縁の中央部に配設され、その上端側にスプ
リング孔12を穿孔し、このスプリング孔12に
コイルスプリング13の一端側を回動自在に係合
する係合部m1を形成している。また、その下端
側には可動片係合溝14を切欠形成し、この可動
片係合溝14はその係合部mを鋭利な刃物状に形
成している。
前述の可動片8は、その基端側に係合溝15を
切欠形成し、この係合溝15はその係合部mを鋭
利な刃物状に形成して、前述の可動片係合溝14
に回動自在に係合する係合部m2を形成してい
る。そして、可動片8は、その鋭利な係合部mに
より回動動作を、より敏捷に行う。また、この係
合溝15に相対向する遊端側には切欠部16が形
成されている。また、この切欠部16の左右には
補助可動片係合部17,17が形成され、この補
助可動片係合部17,17は鋭利な刃物状に形成
されると共に、係止突片18,18が連設されて
いる。さらに、この切欠部16の左右はT字状に
形成され、その両端の上下面には左右の2点で並
列して接触対応する並列可動接点9,9を固着し
ている。
前述の補助可動片5は、その基端側を前述の可
動片8の切欠部16に対応した二股状に形成し、
その先端部に可動片係合溝19,19をそれぞれ
切欠形成して、前述の可動片8の補助可動片係合
部17,17と回動自在に係合する係合部m3を
形成すると共に、前述の係合突片18,18によ
り左右への離脱を防止されて回動動作を敏捷かつ
安定して行う。また、この可動片係合溝19,1
9の上方は、く字状に折曲げられ、下方はL字状
に折曲げられて、他端側の遊端部に延出してい
る。さらに、この遊端部は上方に向けてL字状に
折曲げ形成し、その先端にスプリング係合溝20
を形成して、前述のコイルスプリング13の他端
を回動自在に係合し係合部m4を形成している。
そして、前述の補助端子3、可動片8、補助可
動片5、コイルスプリング13がそれぞれ組立係
合されたとき、それら係合部m1〜m4により四
節リンク機構が構成され、補助可動片5のスプリ
ング係合溝20が、係合部m3により形成された
動作死点より下方に押下されたとき、第2図に示
すように補助可動片5、可動片8は、それぞれコ
イルスプリング13により反転回動される。この
とき、可動片8の遊端側にコイルスプリング13
が移動し接近してくるが、コイルスプリング13
は切欠部16の作動空間に収容され、それら可動
片8、コイルスプリング13が当接することはな
い。
このように構成されたスイツチ1は、通常、第
1図に示すように、コイルスプリング13の付勢
力により押しボタン10は上方に押し上げられる
と共に、補助可動片5、可動片8は下方に回動保
持され、可動片8の下方側の並列可動接点9,9
は下方側の並列固定接点7,7と接触し、上方側
とは離間されている。
そして、押しボタン10を押下すると、補助可
動片5の遊端側がコイルスプリング13の付勢力
に坑して押し下げられ、やがて補助可動片5のス
プリング係合溝20が係合部m3の動作死点を通
過すると、係合部m3はコイルスプリング13の
付勢力により、第2図に示すように、瞬間的に上
方に反転回動され、可動片8の下方側の並列可動
接点9,9は下方側の並列固定接点7,7と離間
し、上方側の並列可動接点9,9と並列固定接点
7,7が接触し、その状態を保持する。
また、押しボタン10の押下を開放すると、押
しボタン10と補助可動片5の遊端側はコイルス
プリング13の付勢力により上方に押し上げら
れ、やがて補助可動片5のスプリング係合溝20
が係合部m3の動作死点を通過すると、係合部m
3はコイルスプリング13の付勢力により瞬間的
に上方に反転回動して第1図に示すような元の状
態に復帰する。
さらに、この場合、上下の接点部間は、並列固
定接点7,7と並列可動接点9,9との左右の2
点で並列して接触対応する並列接点構成のため、
バランスのよい安定した接触対応性能が得られ
る。また、切欠部により上下方向に対する内部空
間の縮小化を図るだけでなく、内部空間の一端か
ら他端まで伸張させたコイルスプリングの長さの
僅かの範囲内に、全てのスイツチ部品を収納配置
して、左右方向に対する内部空間の縮小化も図る
ことができる構成のため、超小形のスイツチを作
成することができる。
こ考案と、上述の一実施例の構成との対応にお
いて、 この考案のスイツチケースは、実施例のスイツ
チベース2とスイツチカバー6とに対応するも、
この考案は上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はス
イツチの通常時の全体断面図、第2図はその押下
時の全体断面図、第3図はスイツチ機構の要部分
解斜視図、第4図は従来のスイツチを示す通常時
の全体断面図、第5図はその押下時の全体断面図
である。 1……スイツチ、2……スイツチベース、3…
…補助端子、4……固定端子、5……補助可動
片、6……スイツチカバー、7……並列固定接
点、8……可動片、9……並列可動接点、10…
…押しボタン、13……コイルスプリング、16
……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 押しボタンの押下操作に基づいて接点部間を開
    閉操作するスイツチであつて、 前記押しボタンを一側内部に押下可能に臨ま
    せ、他側内部に補助端子を配設し、中間部に並列
    固定接点を上下方向に対向させた一対の固定端子
    を配設したスイツチケースと、 前記補助端子に一端を係止させ、中間部の上下
    面に並列可動接点を備えて前記上下の並列固定接
    点間に介在させた可動片と、 前記補助端子に一端を係止させたコイルスプリ
    ングと、 前記可動片とコイルスプリングの遊端部間でリ
    ンク式に係合保持して一側を前記押しボタンと押
    下対応させた補助可動片と、 前記コイルスプリングと対応する前記可動片お
    よび補助可動片の対応位置に、コイルスプリング
    の作動空間を切欠き形成した切欠部とを備えた スイツチ。
JP6951284U 1984-05-11 1984-05-11 スイツチ Granted JPS60183332U (ja)

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JP6951284U JPS60183332U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 スイツチ

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JPS60183332U JPS60183332U (ja) 1985-12-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5848219B2 (ja) * 2012-09-13 2016-01-27 アルプス電気株式会社 押圧型スイッチ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47102U (ja) * 1970-07-18 1972-03-24

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