JPH03116834A - n型GaAsを用いた半導体構造の製造方法 - Google Patents

n型GaAsを用いた半導体構造の製造方法

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JPH03116834A
JPH03116834A JP25411589A JP25411589A JPH03116834A JP H03116834 A JPH03116834 A JP H03116834A JP 25411589 A JP25411589 A JP 25411589A JP 25411589 A JP25411589 A JP 25411589A JP H03116834 A JPH03116834 A JP H03116834A
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JP
Japan
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stabilized
thin layer
gaas
gaas substrate
layer
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JP25411589A
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English (en)
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Shinji Fujieda
信次 藤枝
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、GaAsを材料に用いた半導体構造の製造方
法に関する。
(従来の技術) GaAs上に絶縁体膜を形成する際に中間層としてSi
薄層を挿入した積層構造は、GaAs−MISFETへ
の応用として開発されてきたジー・ジー・ファウンテン
(G、 G、 Fountain) et al、、エ
レクトロニクスレターズ(Electronics L
etters) 24 (18) 1134.1988
年等)。これは、Si薄層挿入により、GaAs上に絶
縁体膜を直接形成した場合に生ずる界面準位の抑制を図
ったものである。具体的にはGaAs表面の酸化膜をプ
ラズマ水素処理で除去し、そのあとMBE法でSi薄層
を形成している。
(発明が解決しようとする問題点) 上記構造の採用はn型GaAs表面の電子蓄積を実現す
る上で有効であることが報告されている。しかし作成方
法、特に、GaAs表面のプラズマ水素処理によって表
面に欠陥や過剰なAsが生じるため、表面の電気的特性
や熱的安定性が著しく劣化することを我々は実験により
見出した。
本発明は上記構造の耐熱性および電気的特性の再現性の
向上を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、母層形成前のGaAs表面を2 X 4A
s安定化面あるいはc(2X 8)As安定化面とする
ことにより上記問題の解決を図る。Si層形成温度はS
i/GaAs界面の反応を抑制する目的から550°C
以下に、絶縁体膜形成温度は絶縁体膜形成時のSi薄層
の変質を避けるため450°C以下に設定する。
(作用) n型GaAs表面の超構造を指定することにより特性の
再現性を図るとともに、2 X 4As安定化面あるい
はc(2X8)As安定化面を採用することで積層構造
の耐熱性を向上させる。GaAs表面の超構造としては
、この他にc(4X4)As、 c(8X2)Ga、 
4X2Ga、 4X6Ga安定化構造等が作成可能であ
るが、Ga安定化面の場合にはn型GaAs表面の電子
蓄積特性が劣化し、c(4X 4)As安定化面では特
性の熱的安定性が低いことが実験により見出された。こ
れに対し、2X4゜c(2X 8)As安定化面を作成
することにより、電子蓄積特性、熱的安定性を向上させ
ることができた。
Ga安定化面では界面反応によりアクセプタ型の準位が
発生し、n型GaAs表面の電子蓄積を妨げる。
本超構造はAs安定化構造であり、かつその表面As濃
度はc(4X4)構造より少なく、界面準位の原因とな
る遊離Asが熱処理によっても発生しにくい。これが界
面特性の熱的安定性の向上につながっていると考えられ
る。前述の従来例ではGaAs表面の超構造についての
記載や示唆は見あたらず、表面の超構造についての考慮
はない。
(実施例) 本実施例では、ガスソースMBE装置で構造を作成した
。初めに、550°Cにおいて、半絶縁性(100)G
aAs基板上に通常のMBE法でn型GaAs(Siド
ープ、キャリア濃度2X10 am  )層を200O
A成長させた。
As分子線をフラックス濃度5X10 cm  −s 
 で照射したまま500°Cまで降温し2X4表面超構
造が形成されていることをRHEEDにより確認後、A
s分子線を遮断しSi2H6を原料に用いてSlを平均
膜厚8人形成した。こののち400°Cで、N2H4,
Si2H6を用い絶縁体膜としてSiNx膜を厚さ50
0人形成した。この際、N2H4を5分間光流ししてS
i層表面を窒化した。
形成した構造の特性評価のため、MISFETを以下の
工程で作成した。ゲート金属としてWSiをスパッタ蒸
着し、フォトリソグラフィ法およびプラズマエツチング
法により成形、10μm幅のゲートを形成した。ソース
・ドレインn領域形成のため、WSiゲートをマスクに
してSiを1X10cm イオン注入し、AIN膜を保
護膜に用いて活性化アニール(900°C,1秒)を行
なった。ソース・ドレインコンタクト金属としてAuG
e/Ni/Auを蒸着し450°C,H2中で20秒間
アニールし、オーミック接合を形成した。
作成したFETはデイプリージョンモードであり、トラ
ンスコンダクタンスは平均70m5/mmであった。
電子蓄積特性の指標として、ソース・ドレイン間に2ボ
ルト電圧を印加しておきゲートに2ボルトのバイアスを
ステップ状に印加してソース・ドレイン電流の時間変化
を測定した。ゲートバイアス印加後10ミリ秒後の電流
値I(10ms)に対する30秒後の電流値I(30s
)の差分率1−(I(30s)/I(10ms)))は
0.15以下であった。この値は、同装置を用いて作成
した従来例の最も良い値と同等であるが、本方法によれ
ば、再現性良くこの良好な特性を得ることができる。ま
た従来は、絶縁膜を形成したあと、デバイスを形成する
とき必要となる熱処理例えば上記の900℃,1−秒の
シリコンイオン活性化アニールによって、界面特性が劣
化することが殆どであった。しがし本方法ではこのアニ
ールでも劣化することはなく、本方法が界面特性の熱的
安定性改善に有効であることは明らかである。
本実施例では絶縁体膜にSiNを用いたが、 AIN。
Al2O3を用いた試作においても良好な結果が得られ
、絶縁体膜の種類によらず本発明が有効であることがわ
かった。
(発明の効果) 本発明のよれば、高い熱的安定性を有し電子蓄積特性の
良好な絶縁体膜/GaAs界面を再現性良く製造するこ
とが可能になる。本発明は、GaAsを用いたデバイス
の表面安定化やMISFETの製造等に有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. n型(100)GaAs上にSi薄層を形成し、次いで
    このSi薄層上に絶縁体膜を形成する方法において、S
    i薄層形成直前のGaAs表面超構造を2×4As安定
    化面あるいはc(2×8)As安定化面とした後、Si
    薄層を550℃以下で形成し、次いで絶縁体膜を450
    ℃以下で形成することを特徴とするn型GaAsを用い
    た半導体構造の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173574A (ja) * 2004-10-13 2006-06-29 Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw 不活性化された半導体基板の作成方法
JP2009260325A (ja) * 2008-03-26 2009-11-05 Univ Of Tokyo 半導体基板、半導体基板の製造方法および半導体装置

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