JPH03115539A - 炭素、クロムおよびニオブで改変されたγ‐チタン‐アルミニウム合金 - Google Patents

炭素、クロムおよびニオブで改変されたγ‐チタン‐アルミニウム合金

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JPH03115539A
JPH03115539A JP2195105A JP19510590A JPH03115539A JP H03115539 A JPH03115539 A JP H03115539A JP 2195105 A JP2195105 A JP 2195105A JP 19510590 A JP19510590 A JP 19510590A JP H03115539 A JPH03115539 A JP H03115539A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は一般にチタンとアルミニウムの合金に係る。さ
らに特定的にいうと、本発明は、化学量論比の点で、ま
たある組合せの添加元素の添加の点で改変(改良)され
たチタンとアルミニウムのγ合金に係る。
アルミニウムの割合を次第に増大しながらアルミニウム
を金属チタンに添加していくと、得られるチタン−アル
ミニウム組成物の結晶形が変化することが知られている
。アルミニウムの割合(%)が小さいとチタン中で固溶
体が形成され、結晶形はαチタンの結晶形のままである
。アルミニウム濃度がそれより高くなると(たとえば約
25〜35原子%)、金属間化合物T ia A 1が
形成される。T i a A 1はα−2といわれる秩
序化された六方晶形を有する。さらにアルミニウム濃度
が高くなると(たとえば、アルミニウムが50〜60原
子%の範囲)、γとよばれる秩序化された正方晶形を有
する別の金属間化合物TiAlが形成される。
γ結晶形を存し、化学量論比がほぼ1であるチタンとア
ルミニウムの合金は、高いモジュラス、低い密度、高い
熱伝導率、好ましい耐酸化性、および良好な耐クリープ
性を有する金属間化合物である。TiA1化合物、他の
チタン合金、およびニッケル基超合金に対するモジュラ
スと温度の関係を第2図に示す。図から明らかなように
Ti−Alはチタン合金の中で最も良好なモジュラスを
もっている。TiAlは高温で他のチタン合金より高い
モジュラスをもっているばかりでなく、温度上昇に伴う
モジュラスの低下率は他のチタン合金よりTiA1の方
が小さい。さらに、TiA1は、他のチタン合金が役に
立たなくなる温度より高い温度でも有用なモジュラスを
保持している。
TiA1金属間化合物を基材とする合金は、高温で高い
モジュラスが要求され、しかも環境からの良好な保護も
必要とされるような用途で魅力のある軽量材料である。
TiAlの特性の中で、TiA1を実際にこのような用
途に応用する際の制限となるひとつの特性は室温で脆性
が生じることである。また、この金属間化合物の室温で
の強度は、このTiAl金属間化合物をある種の構造部
材用途に利用できるようにするまでに改良が必要である
。このような組成物をそれらが適する高温で使用できる
ようにするには、このTiA1金属間化合物の室温での
延性および/または強度を高める改良が極めて望ましい
軽量かつ高温で使用することの潜在的な利点と共に、使
用すべきTiA1組成物に最も望まれるものは、室温で
の強度と延性の組合せである。この金属組成物の用途の
中には1%程度の最低延性が許容されるものもあるが、
それより高い延性の方がずっと望ましい。組成物がa用
であるための最低の強度は約50ksiまたは約350
MPaである。しかし、この程度の強度をもつ材料はあ
る種の用途にやっと使える程度であり、用途によっては
それより高い強度が好ましいことが多い。
γTiAl化合物の化学量論比は、その結晶構造を変化
させることなくある範囲に亘って変えることができる。
アルミニウム含量は約50〜約60原子%で変えること
ができる。しかし、γTiA14(1成物の性質は、成
分のチタンとアルミニウムの化学m論比が比較的小さく
変化(1%以上)しても非常に大きく変化し易い。また
、その性質は、比較的少量の第三元素を添加しても同様
に大きな影響を受ける。
このたび、本発明者は、γTiA1金属間化合物に添加
元素を組合せて配合して、それらの添加元素を組合せて
倉荷する組成物を得ることによって、この金属間化合物
をさらに改良することができるということを発見した。
さらに、本発明者は、これらの添加元素を組合せて含む
組成物が、かなり高い強度、極めて高い延性、および価
値のある耐酸化性を始めとしているいろな性質を独特な
望ましい組合せで示すことを発見した。
従来技術 T i 3A I金属間化合物、TiAl金属間化合物
およびT i A 13金属間化合物を始めとするチタ
ンとアルミニウムの組成物に関する文献は豊富である。
rTiAI型のチタン合金(Tita、nlum A1
1oys of’ the TlAl Type)Jと
題する米国特許節4゜294.615号では、TiA1
金属間化合物を始めとするアルミ化チタン型の合金が詳
細に検討されている。この特許の第1欄第50行以降で
は、T 1 a A Iと比較したTiA1の利点と欠
点を検討する際に次のような指摘がなされている。
rT i A lγ合金系はアルミニウム含量が高いの
で潜在的に軽いということは明らかである。1950年
代の実験によって、アルミ化チタン合金が約1000℃
までの高温で使用できる可能性が示された。しかし、そ
の後このような合金で経験的に観察されていることは、
これらは必要とされる高温強度をもってはいるが室温と
中程度の温度、すなわち20〜550℃ではほとんどま
たはまったく延性を示さないということである。脆性に
過ぎる材料は容易に製造することができないし、使用中
めったにないが避けることのできないちょっとした損傷
に対して亀裂を発生したりその後破断したりしないで耐
えることもできない。これらは他の基本的な合金の代替
として有用な工学材料ではない。」 TiA1もT t a A 1も基本的に秩序化された
チタン−アルミニウム金属間化合物であるが、合金系T
iA1は(Ttの固溶体合金とはもちろん)T i a
 A lとまったく異なっている。上記米国特許節4,
294,615号の第1欄の最下行では次のように指摘
されている。
「熟練者は2粍の秩序化された相の間に実質的な違いが
あることを認識している。
T i a A lとチタンは六方晶結晶構造が非常に
良く似ているので、その合金化挙動と変態挙動が類似し
ている。しかし、化合物TiAlは正方品系配列の原子
を有しており、したがって異なる合金化特性をもってい
る。このような違いは以前の文献では認識されていない
ことが多い。」 上記米国特許節4,294,615号には、TiAlを
バナジウムおよび炭素と合金化して、得られる合金のい
くつかの性質を改良することが記載されている。
この米国特許節4,294.615号の表2には、原子
%でTi−45AI−5,ONbの組成を有する合金T
2A−112も開示されている。
しかし、この特許には有益な性質をもった組成物は記載
されていない。
チタン−アルミニウム化合物並びにこれらの化合物の特
性を扱った技術文献は次に挙げるようにたくさんある。
1、バンブス(H,S、 Bumps) 、ケスラー(
Il、D、 Kesslar)およびハンセン(M、 
l1ansen)著、「チタン−アルミニウム系(Ti
tanium−Aluminum System)」、
金属雑誌(Journal ol’ Metals) 
、1952年6月、第609〜614頁、アメリカ鉱山
冶金学会誌(TRANSACTIONS AIME) 
、第194巻。
2、オグデン(1!、R,Ogden) 、メイカス(
D、J、 Maykuth) 、フィンレイ(W、L、
 Pinlay)およびジャフィー(R,1,Ja[’
ree)著、「高純度T i −A 1合金の機械的性
質(Mechanical Properties o
(’ !lighPur1t>’ Tl−Al A11
oys) J 、金属雑誌(Journal 。
r Metals) 、1953年2月、第267〜2
72頁、アメリカ鉱山冶金学会誌(TRANSACTI
ONS AIME)、第197巻。
3、マツクアンドリュ−(Josoph B、 McA
ndrcv)およびケスラー(H,D、 Kessle
r)著、高温合金用基材としてのTi−36%A I 
(TI−36Pet Al as a Ba5e fo
r lllgh Temperature A11oy
s) J 、金属雑誌(Journal of Met
als) 、1956年10月、第1348〜1353
頁、アメリカ鉱山冶金学会誌(TRANSACTION
S AIME) 、第206巻。
このマツクアンドリュー(McAndrov)の文献に
は、TEA1金属間γ合金の開発に関する進行中の研究
が開示されている。その表■でマックアンドリュ−(M
cAndrcw)は、33〜49ksiの極限引張強さ
を存する合金を、「設計した応力がこの程度よりかなり
下である場合には」適当であるとして報告している。こ
れは表Hのすぐ上に2試されている。表■の」二のパラ
グラフでマツクアンドリュ−(McAnd rev)は
、タンタル、銀およびにニオブ)コロンビウムが120
0℃までの温度にさらされた合金の薄い保護酸化膜の形
成を誘発するのに仲用な合金であることが判明したと述
べている。マツクアンドリュ−(McAndrev)の
第4図は、1200℃の静止空気に96時間さらされた
後のニオブの公称重量%に対して酸化の深さをプロット
したものである。1353頁の要約の直前には、”t’
ffrm%のコロンビウム(ニオブ)を含有するチタン
合金のサンプルが、比較のために使用したTL−36%
AIより50%高い破壊応力特性を示すと報告されてい
る。
4、マーチン(Patrlck L、 MartIn)
 、メンディラッタ(Madan G、 Mondir
atta)およびリスピット(Ilarry A、 L
lspitt)著、rT L A 1合金およびTi’
AI+W合金のクリープ変形(Creep Dof’o
rmatlon or TlAl and TlAl 
+ vAlloys) J 、冶金学会誌(Metal
lurglcal Transactlons) A、
第14A巻(1983年10月)、第2171〜217
4頁。
5、マーチン(P、L、 Martln) 、リスピッ
ト(Il、A。
Llspltt) 、ヌーフy−(N、T、 NuMo
r)およびウィリアムズ(J、C,Wllllams)
著、r T 1 a A 1およびTiA1のミクロ組
織および性質に及ぼす合金化の効果(The Erf’
eets or Alloylng on the M
icrostructure and Propert
ies of T13Al and TiAl)」、チ
タン(Tltanium) 80 [米国ペンシルベニ
ア州、ワーレンデイル(Warrendale) <7
)アメリカ金属学会(Amorlcan 5ociet
y for Metals)発行]、第2巻、第124
5〜1254頁。
6、辻本徳三(Tokuzo Tsujimoto)著
、rTiAl金属間化合物合金の研究、開発および展望
(Resoarch、 Development、 a
nd Prospocts or TlAl  Int
o+vctalllc Compound A11oy
s)J 、チタンおよびジルコニウム(Titaniu
m and Zlrconlumms) 、第33巻、
第3号、159(1985年7月)、第1〜19頁。
7、リブジット(Il、A、 Lipsltt)著、「
アルミ化チタン(Tltanlum Alumlnld
es)−概fi(An 0verv1ev) J 、材
料研究学会シンポジウム講演要旨集(Mat、Res、
Soc、 Symposium Pore、) 、材料
研究学会(Materials Re5earch 5
ociety) 、第39巻(1985年)、第351
〜364頁。
8、ワンプ(S、Il、 Whang)ら著、r L 
1 o T iAl化合物合金における急速凝固の影響
(Erl’cet 。
1’ Rapid 5olidification i
n LloTIAI CompoundAlloys)
 J 、構造金属における急速凝固により高まった性質
に関するアメリカ金属学会シンポジウム講演要旨集(A
SM Symposium Procoedings 
on 1Enhanced Properties I
n 5truc、 Metals Via Rapld
Sol Idlrlcatlon)、週刊マテリアルズ
(Materials Week) 、! 986年1
0月、第1〜7頁。
9、イズベスティヤーア力デミイイ・ナウク・ニス・ニ
スaニス参アール(Izvestlya Akades
ll Nauk 5SSR) 、冶金(MetallL
)第3号(1’384年)、第164〜168頁。
10、マーチン(P、L、 Martln) 、リブジ
ット(11゜A、 Lipsltt) 、ヌーフy−(
N、T、 Nuhf’cr)およびウィリアムズ(J、
C,Villiams)著、r T l 3A !およ
びTiA1のミクロ組織および性質に及ぼす合金化の効
果(Tho Erraats of’ Alloyin
g on th。
Mlerostructuro and Proper
ties or T13Al andTIAI)J 、
チタン(Tftanlum) 80 [米国ペンシルベ
ニア州、ワーレンデイル(warrendale)のア
メリカ金属学会(American 5ociety 
f’or Warrendale)発行]、第2巻(1
980年)、第1245〜1254頁。
ジャフィー(JafTee)の米国特許第3,203゜
794号はTiA1組成物を数多く開示している。
炭素を含有するTiAlはベースの組成物よりずっと硬
く(ピッ−カース硬さが320対200)、したがって
延性の程度がずっと低いとされている。
ジャフィー(JalTco)は第3欄の第59行以降で
次のように述べている。
「炭素、酸素および窒素は少量で存在しても強力な硬化
作用を示す。したがって、Ti−37,5%AIの硬さ
は、C,OおよびNのいずれかを0.25%添加するこ
とによりビッカースがおよそ200から320まで増大
する。」 ハシアット(Ilashlanoto)の米国特許第4
,661.316号では、TiAlに、0.1〜5゜0
重量%のマンガンを、またマンガンと他の元素とを組合
せて添加することが教示されている。ノ)シアノド(I
lashlanoto)は、その第2欄第58行で、マ
ンガンを添加したTiA1に0.02〜0゜12%の炭
素を添加することを示唆している。しかし、ハシアット
(1lashlanoto)はその第63行で、次のよ
うに延性が低下するとしている。
「炭素を添加すると延性は低下するが高温強度は増大す
る。」 このように、従来技術は、延性のTiA1組成物に炭素
を添加すると延性が低下することを教示しているのであ
る。
発明の詳細な説明 本発明のひとつの目的は、室温で大きく改良された延性
、および関連する他の性質を有するチタン−アルミニウ
ム金属間化合物を形成する方法を提供することである。
別の目的は、低温および中間的な温度におけるチタン−
アルミニウム金属間化合物の延性特性を改良することで
ある。
もうひとつ別の目的は、TEA1ベース組成物の延性を
、他の一組の宵利な特性と組合せて改良することである
さらに別の目的は、延性と強度特性との組合せを改良す
ることである。
その他の目的の一部は以下の説明から明らかであろうし
一部はそのつど指摘する。
本発明の目的は、その広い局面のひとつにおいて、非化
学量論的なγTiA1ベース合金を調製し、比較的低濃
度のクロム、低濃度のニオブおよび低めの濃度の炭素を
非化学量論的組成物に添加することによって達成される
。約1〜3原子%の程度のクロム、1〜5原子%の程度
のニオブおよび0.05〜0. 3%までの炭素を添加
することが考えられる。
本明細書中で使用する[γTiA1ベース合金」という
用語は、チタンとアルミニウムを含むベース合金であっ
て、明記した添加元素の外にこのベース合金の特性の良
好な組合せに悪い影響を与えたりまたは損ったりするこ
とのない種類と量でその他の添加元素も含んでいてもよ
いベースの合金を意味する。
本発明の組成物を急速に凝固させる場合には、等方圧ブ
レスおよび押出によって圧密化して本発明の固体組成物
を形成することができる。しかし、本発明の合金はイン
ゴット形態で製造してもよく、また延性、強度およびそ
の他の有益な性質の極めて望ましい組合せを達成するた
めにインゴット冶金法によって加工してもよい。
以下の詳細な説明においては添付の図面を参照すると分
かり易いであろう。
発明の詳細な説明 γTiA1に炭素、ニオブおよびクロムを一緒に添加す
ることを含む本発明の基礎となった発見に至るまでに従
来技術と本発明に関する一連の研究を行なった。最初の
25個の実施例は従来技術のKl究に関するものであり
、後の実施例は本発明の研究に関するものである。
実施例1〜3 TiAlに近いいろいろな化学量論比でチタンとアルミ
ニウムを含有する3種のメルトを調製した。組成、焼き
なまし温度、およびこれらの組成物に対して行なった試
験の結果を表1に示す。
各実施例とも、合金は最初電気アーク融解によってイン
ゴットを製造した。このインゴットをアルゴン分圧中で
溶融紡糸によって加工してリボンにした。両方の融解過
程で、メルトと容器の望ましくない反応を避けるために
メルトの容器として水冷した銅製炉床を使用した。また
、チタンは酸素に対する親和性が強いため熱い金属が酸
素にさらされることのないように注意した。
急速凝固させたリボンを、排気したスチール化に詰めて
密封した。次にこの缶を30ks iの圧力下950℃
(1740°F)で3時間熱間等方圧プレス(HI P
)にかけた。このHIP缶を機械加工して圧密化された
リボンプラグを取出した。
このHIPで得られたサンプルは、直径が約1インチで
長さが3インチのプラグであった。
このプラグをビレットの中央開口内の軸方向に入れて密
封した。このビレットを975℃(1787°F)に加
熱し、ダイを通して押出した。圧下率は約7対1であっ
た。こうして押出したプラグをビレットから取出して熱
処理した。
この押出したサンプルを次に表■に示した温度で2時間
焼きなましだ。焼きなましに続いて1000℃で2時間
時効処理した。4点曲げ試験用の試片を室温で機械加工
して1.5x3x25.4菖膳(0,060XO,12
QX1.0インチ)の寸法にした。曲げ試験は、内側の
スパンが10mm(0,4インチ)で外側のスパンが2
01111(0゜8インチ)の4点曲げ試験機で実施し
た。負荷−クロスヘツド変位曲線を記録した。得られる
曲線に基づいて次の特性が定義される。
(1)降伏強さはクロスヘツド変位が1/1000イン
チの時の流れ応力である。クロスヘツド変位のこの量は
、塑性変形の最初の形跡および弾性変形から塑性変形へ
の遷移と考えられる。従来の圧縮法または引張法による
降伏強さおよび/または破壊強さの測定では、本明細書
に記載の測定をする際に行なった4点曲げ試験で得られ
る結果より低い結果が得られる傾向がある。4点曲げ肺
1定で得られる結果の方が高いということは、これらの
値を従来の圧縮法または引張法で得られた値と比較する
時に留意しなければならない。しかし、本明細書中の実
施例の多くで行なったΔt1定結果の比較は4点曲げ試
験のものであり、この技術で測定したすべてのサンプル
に関してそのような比較は、組成の相違または組成物の
加工法の相違に基づく強度特性の相違を確立するのに極
めて有効である。
(2)破壊強さは破断に至る応力である。
(3)外部繊維歪みは9.71hdの量であって、「h
」は試片の厚み(インチ)、rdJは破断時のクロスヘ
ツド変位(インチ)である。冶金学的にいうと、この計
算値は、破断時に曲げ試験片の外部表面が受ける塑性変
形の量を表わす。
結果をまとめて次の表■に示す。表工は1300℃で焼
きなましだサンプルの性質に関するデータを含んでおり
、特にこれらのサンプルに関するさらに別のデータが第
3図に示されている。
これら3種の合金と、添加元素としてクロムを含有する
1種の合金とに関して、加えた負荷(ポンド)に対して
クロスヘツド変位(ミル)をプロットしたのが第3図で
ある。
この表のデータおよび第3図から明らかなように、実施
例2の合金12は最も良好な組合せの性質を示した。こ
れによって、TL−A1組成物の性質はTi/AIの原
子比および加えた熱処理に対して極めて敏感であること
が確認される。合金12を、以下の記載のようにして行
なった別の実験に基づいてさらに性質を改良するための
ベース合金として選択した。
また、1250℃と1350℃の間の温度で焼きなまし
をすると、望ましい程度の降伏強さ、破壊強さおよび外
部繊維歪みを有する試験片が得られることも明らかであ
る。しかし、1400℃で焼きなましすると、1350
℃で焼きなました試験片よりかなり低い降伏強さ(約2
0%低い)、低い破壊強さ(約30%低い)、および低
い延性(約78%低い)を6する試験片が得られる。性
質の急激な低下はミクロ組織の劇的な変化に起因し、こ
れは1350℃よりかなり高い温度で広範囲に亘るβ変
態が起こることに起因している。
実施例4〜13 表に示す原子比のチタンとアルミニウムを含有し、さら
に比較的に小さい原子割合の添加元素を含む追加のメル
ト10種を製造した。
各サンプルは、実施例1〜3に関して上述したようにし
て製造した。
組成、焼きなまし温度、およびこれらの組成物に対して
行なった試験の結果を、比較用のベース合金として合金
12を用いてこれと比較して表Hに示す。
*:表1の脚注*参照。
+:材料は試験片を製造するために機械加工しているう
ちに破断した。
実施例9の合金45の性質の測定値が示しているように
、延性のTiAlに炭素を添加するとその延性が約90
%も劇的に低下した。
1200℃で熱処理した実施例4と5では、降伏強さは
測定不可能であり、延性はほとんどゼロであることが判
明した。1300℃で焼きなましだ実施例5の試験片で
は延性が増大したがやはり望ましくない程度に低かった
実施例6でも1250℃で焼きなましだ試験片について
は同様であった。1300℃と1350℃で焼きなまし
た実施例6の試験片では、延性が大きくなったが降伏強
さは低かった。
その他の実施例のいずれの試験片でも、有意義な程度の
延性をもつものは発見されなかった。
表■に挙げた結果から明らかなように、試験用の組成物
を製造する際に関係する各種パラメーターは極めて複雑
であり相互に関連している。ひとつのパラメーターはチ
タンとアルミニウムの原子比である。第3図にプロット
したデータから明らかなように、化学量論比または非化
学量論比はいろいろな組成物で見られた試験特性に対し
て大きな影響を及ぼしている。
別の一組のパラメーターは、ベースのTiA1組成物中
に含ませるために選択される添加元素である。この組の
パラメーターの中で第一のものは特定の添加元素がチタ
ンまたはアルミニウムの代わりに機能するかどうかに関
する。個々の金属はいずれの元素の代わりにも機能し得
、ある添加元素がどの役割を果たすのか決定できる簡単
な規則はない。このパラメーターの意義は、ある原子割
合の添加元素Xを添加することを考えれば明らかである
もしXがチタンの代わりに機能するならば、組成物T 
l 4gA l 48X 4の有効アルミニウム濃度は
48原子%で、有効チタン濃度は52原子%となる。
逆に添加元素Xがアルミニウムの代わりとして機能する
ならば、得られる組成物は有効アルミニウム濃度が52
原子%で、有効チタン濃度が48原子%である。
したがって、生起する代替の性質は非常に重要であるが
、極めて予測し難くもある。
この種のパラメーターの別のものは添加元素の濃度であ
る。
表■から明らかなもうひとつ別のパラメーターは焼きな
まし温度である。ある添加元素で最良の強度特性を生じ
る焼きなまし温度は添加元素によっているいろであるこ
とが分かる。これは実施例6で得られた結果と実施例7
で得られた結果を比較すると分かる。
さらに、添加元素について濃度と焼きなましの結合され
た効果があるかもしれない。すなわち、なんらかの特性
の増大が見られる場合その最適な特性増大が添加元素濃
度と焼きなまし温度のある特定の組合せで起こり得、そ
れより゛高いか低い濃度および/または焼きなまし温度
では所望の特性改良の効果が少なくなってしまう。
表■の内容から明らかになることは、非化学量論的なT
iA1組成物に第三元素を添加して得られる結果は極め
て予ΔJIJL難いことと、はとんどの試験結果は延性
または強度または両者に関して失敗であるということで
ある。
実施例14〜17 添加元素を含むγ−アルミ化チタン合金のさらに別のパ
ラメーターは、添加元素を組合せても、同じ添加元素を
それぞれ別々に含ませて得られるそれぞれの利点の加法
的結合には必ずしもならないということである。
実施例1〜3に関してすでに記載したのと同様にして、
表■に挙げたようにバナジウム、ニオブおよびタンタル
を個別に添加したTiAlベースの別の4種のサンプル
を製造した。これらの組成物は、それぞれ同時係属中の
米国特許出願節138.476号、第138.408号
および第138.485号に記載されている最適な組成
物である。
4番目の組成物はひとつの合金にバナジウム、ニオブお
よびタンタルを組合せて配合した組成物であり、表■に
合金48と表示しである。
表■から、実施例14.15および16にそれぞれ示さ
れているようにバナジウム、ニオブおよびタンタルを個
別に添加すると、ベースのTi−A1合金を実質的に改
良できるということは明らかである。しかし、同じこれ
らの添加元素を一緒にひとつの合金に配合するとそれぞ
れの改良の加法的結合にはならない。事実はまったく逆
である。
まず最初に、個別添加の場合の合金を焼きなますのに使
用した1350℃の温度で焼きなました合金48では、
試験片を作成するための機械加工の際に破断する程脆性
な材料が生成することが判明した。
第二に、添加元素を組合せて含み1250℃で焼きなま
しだ合金で得られる結果は、添加元素を個別に含有する
それぞれの合金で得られる結果よりひどく劣っている。
特に、延性に関しては、実施例14の合金14でバナジ
ウムはその延性を実質的に改良するのに極めて有効であ
ったことが明らかである。しかし、実施例17の合金4
8でバナジウムを他の添加元素と組合せると、達成され
ると思われた延性の改良はまったく得られない。実際、
このベース合金の延性は0,1の値にまで低下する。
さらに、耐酸化性に関しては、合金40の添加元素ニオ
ブで、ベース合金の重量損失が31■g/Cシであるの
に対して合金40の重量損失は4mg/cJと極めて顕
著に改良されることが明らかである。
酸化試験およびそれと相補的な耐酸化性試験では試験す
るサンプルを48時間982℃の温度に加熱する。サン
プルを冷却した後、あらゆる酸化物スケールを掻き取る
。加熱して掻き取る前と後にサンプルを秤量することに
よって重量の差を測定することができる。重量損失は、
全重量損失(ダラム)を試片の表面積(平方センチメー
トル)で割ってsg/c−で決定される。この酸化試験
は、本明細書で記載する酸化性または耐酸化性の測定す
べてで使用したものである。
添加元素としてタンタルを含有する合金60の場合、1
325℃で焼きなましだサンプルの重量損失は2mg/
cdと決定され、これもベース合金の31+g/cdの
重量損失と比較される。いい換えると、個別の添加の場
合、添加元素のニオブとタンタルはいずれもベース合金
の耐酸化性を改良するのに極めて有効であった。
シカシ、3種の添加元素、バナジウム、ニオブおよびタ
ンタルをすべて含有する表■の実施例17、すなわち合
金4Bに対して挙げた結果から明らかなように、酸化性
はベース合金の約二倍に増大している。一方、このベー
ス合金の値は、添加元素としてニオブを単独で含有する
合金40より7倍大きく、添加元素としてタンタルを単
独で含有する合金60より約15倍も大きい。
別個の添加元素を使用して得られるそれぞれの利点と欠
点は、これらの添加元素を個別になんども使用したとき
に信頼性よく反復される。しかし、添加元素を組合せて
使用すると、ベース合金中で組合せられたある添加元素
の効果は、同じベース合金中でその添加元素を個別に使
用した場合の効果とはまったく異なったものとなる可能
性がある。
たとえば、バナジウムの添加はチタン−アルミニウム組
成物の延性に対して有益であることはすでに発見されて
おり、これは同時係属中の米国特許出願第138,47
6号に開示され議論されている。また、上述したように
、TiA1ベース合金の強度に対して有益であることが
発見され、1987年12月28日に出願された同時係
属中の米国特許出願第138.408号に記載されてい
る添加元素のひとつはニオブである。さらに、上で議論
したマツクアンドリュ−(McAnd reν)の論文
に示されているように、TiA1ベース合金に添加元素
のニオブを個別に添加すると耐酸化性が改良され得る。
同様に、耐酸化性を改良する際に補助としてタンタルを
個別に添加することがマックアンドリュー(McAnd
rev)によって教示されている。さらにまた、同時係
属中の米国特許出願第138.485号には、タンタル
を添加すると延性が改良されることが開示されている。
いい換えると、バナジウムは単独でγ−チタンーアルミ
ニウム化合物に有利な延性改良効果をもたらすことがで
きるということ、およびタンタルは単独で延性と酸化性
の改良に寄与することができるということが判明してい
る。これとは別に、添加元素のニオブはチタン−アルミ
ニウムの強度および耐酸化性に対して有益に寄与するこ
とができるということが判明している。しかし、本発明
者は、この実施例17に示されているように、バナジウ
ム、タンタルおよびニオブを一緒に使用して合金組成物
中に添加元素として配合すると、その合金組成物がその
添加による利益を受けるどころか、むしろ添加元素のニ
オブ、タンタルおよびバナジウムを含有するTiA1の
性質が正味で低下または損失することを発見したのであ
る。このことは表■から明らかである。
これから明らかなように、28以上の添加元素がそれぞ
れ独立してTiA1を改良する場合、それらを−緒に使
用すればTiA1をさらに改良するはずであるように見
えるかもしれないが、そのような添加は極めて予測し難
く、それどころか、実際バナジウム、ニオブおよびタン
タルを組合せて添加した場合、性質の全体としての有益
な向上が得られるどころか添加元素を組合せて使用した
結果として性質の正味の損失が起こることが分かる。
しかし、上記表■から明らかなように、添加元素のバナ
ジウム、ニオブおよびタンタルを組合せて含有する合金
はその耐酸化性が実施例2のTiAlベース合金12よ
りひどく劣る。ここでもまた、個別には性質を改良する
添加元素を組合せて含ませると、その添加元素を個別に
含ませた時に改良されるまさしくその性質が実際に失わ
れることが判明した。
実施例18〜23 実施例1〜3に関連して上述したのと同様にして、それ
ぞれ表■に示した組成を有し、クロムで改変されたアル
ミ化チタンを含有する別の6種のサンプルを製造した。
表■は、標準のものと改変されたものと両方の合金すべ
てに対して、関連すると思われたさまざまな熱処理条件
下で行なった曲げ試験の結果をまとめて示す。
表 ■ 表■に挙げた結果もまた、ベース合金に付与される性質
に対して合金化添加元素が及ぼす影響を決定する際の各
種要因の臨界性を立証している。
たとえば、合金80は2原子%のクロムの添加で良好な
性質の組合せを示している。このことから、クロムをさ
らに添加すればさらに改良されると期待されるかもしれ
ない。しかし、TLAI原子比の異なる3fl!Iiの
合金に4原子%のクロムを添加したところ、低めの濃度
では有益であることが分かっているある添加元素の濃度
を増大させても、あるものが良好であるからといっても
その量を増やせばそれよりさらに良くなるはずであると
いう単純な推論には従わないことが立証された。事実、
クロムの添加の場合にはまったく反対のことが起こるめ
であって、ある量で良好であっても量を増やすとそれよ
り悪くなることが立証されている。
表■から明らかなように、「より多く」 (4原子%)
のクロムを含有する合金49.79および88は、いず
れも、ベースの合金と比較して強度が劣っており、しか
も外部繊維歪み(延性)も劣っている。
対照的に、実施例18の合金38は2原子%の添加元素
を含有しており、強度は少しだけ低下しているものの延
性は大幅に改良されている。また、合金38のA11l
定された外部繊維歪みは熱処理条件によって大きく変化
していることが分かる。外部繊維歪みは1250℃で焼
きなますことに上って顕著に増大した。それより高い温
度で焼きなました場合に観察された外部繊維歪みは低く
なっていた。同様な改良は、やはり添加元素を2原子%
しか含有しない合金80でも観察された。ただし、この
場合最高の延性が達成された焼きなまし温度は1300
℃であった。
実施例20の合金87は、2原子%の量のクロムを使用
しているが、アルミニウムの濃度が50原子%に増大し
ている。このようにアルミニウムの濃度が高いと、その
延性は、46〜48原子%の範囲のアルミニウムと2原
子%のクロムを含む組成物で測定された延性より多少低
下する。ただし、合金87の場合、最適の熱処理温度は
約1350℃であることが判明した。
それぞれ添加元素を2原子%含有する実施例18.19
および20では、最適の焼きなまし温度はアルミニウム
濃度の増大に伴って上昇することが観察された。
このデータから、1250℃で熱処理された合金38は
最良の組合せの室温特性を示すことが確認された。アル
ミニウムが46原子%である合金38では最適の焼きな
まし温度が1250℃であるが、48原子%のアルミニ
ウムを含む合金80の最適な焼きなまし温度は1300
℃であることに注意されたい。合金80で得られたデー
タをベースの合金と比較してプロットしたグラフを第3
図に示す。
このように1250℃で処理した合金38の延性と13
00℃で熱処理した合金80の延性が顕著に増大したこ
とは、1987年12月28日に出願された同時係属中
の米国特許出願節138゜485号に説明されているよ
うに、予期されなかったことである。
表■に含まれているデータから明らかなことは、TiA
1組成物の性質を改良するためのその組成[ 物の改変は非常に災難であり予測できないということで
ある。たとえば、2原子%の濃度のクロムは、TiAl
の原子比が適当な範囲にありこの組成物の焼きなまし温
度がクロムの添加に対して適当な範囲にある場合、その
組成物の延性を極めて顕著に増大させることが明らかで
ある。また、添加元素の濃度を増加すれば性質を改良す
る上でより大きな効果が期待されるかもしれないが、2
原子%の濃度で達成される延性の増大はクロムを4原子
%の濃度まで増加させると逆転するかまたは失われるの
で、実際にはまったく逆であるということも表■のデー
タから明らかである。さらに、4原子%の濃度は、この
ような高濃度の添加元素を添加したときの性質の変化を
試験・研究する際にチタンとアルミニウムの原子比をか
なり大きく変化させ、またかなり広い範囲の焼きなまし
温度を使用しても、TiA1の性質を改良するのに有効
ではないことが明らかである。
実施例24 次の組成を付する合金サンプルを製造した。
T l 52A 1 t、a Cr 2この合金の試験
用サンプルはZgi類の製造法で調製し、各サンプルの
性質は引張試験で測定した。
使用した方法と得られた結果を次の表Vに示す。
表   V 表Vには、実施例18と24に従って製造した合金サン
プル38についての結果を挙げた。これらの実施例では
それぞれの合金を形成するのに異なる2種の製法を使用
した。さらに、実施例18の合金38から調製した金属
試片およびそれとは別に実施例24の合金38から調製
した金属試片に対して使用した試験法は、前の実施例の
試片に対して使用した試験法とは異なっている。
そこで、まず実施例18をみると、この実施例の合金は
実施例1〜3に関してすでに記載した方法で製造した。
これは急速凝固・圧密化法である。
さらに、実施例18で使用した試験は、すでに挙げた表
に示した他のデータ、特に上記表■の実施例18に示し
たデータを取るのに使用した4点曲げ試験ではなかった
。むしろ使用した試験法はより普遍的な引張試験であっ
た。この試験法では、金属サンプルを引張試験棒として
製造し、金属が伸びてついには破断するまで引張試験に
かける。
たとえば、ふたたび表Vの実施例18に関していうと、
合金38から引張試験棒を製造し、この試験棒に引張力
を加えたところ、この棒は93ksiで降伏すなわち伸
張した。
表Vの実施例18に挙げた引張試験棒で測定した降伏強
さ(ksi)は、4点曲げ試験で1lll+定した表■
の実施例18の降伏強さ(ksi)に匹敵する。一般に
、冶金学上の習慣では、引張試験棒の伸びによって決定
される降伏強さの方が普通に使用されており工学的目的
に対してより一般的に受は入れられている尺度である。
同様に、引張強さ108ksiは、表Vの実施例18の
引張試験棒が引張られた結果として破断する時の強さを
表わす。この測定値は表■の実施例18の破壊強さ(k
si)に相当する。明らかに、すべてのデータで、2種
の異なる試験に対して2つの異なる81j定値が得られ
る。
次に、塑性伸びに関してみると、ここでも、前記表■の
実施例18に挙げた4点曲げ試験で測定された結果と、
上の表Vの実施例18の一番右の欄に挙げた塑性伸び(
%)との間にはある相関がある。
ここで、ふたたび表■をみると、実施例24は「加工方
法」と標題を付けた欄にインゴット冶金法で製造したと
されている。ここで使用する「インゴット冶金法」とい
う用語は、合金38の成分を表Vに示した割合で、しか
も実施例18に示した割合に正確に相当する割合で融解
することを意味する。いい換えると、実施例18の合金
38と実施例24の合金38の組成はまったく同一であ
る。これら2つの実施例の相違点は、実施例18の合金
が急速凝固法で製造されたのに対して実施例24の合金
がインゴット冶金法で製造されたことである。もう−度
いうと、インゴット冶金法では、成分を融解し、その成
分を凝固させてインゴットにする。急速凝固法では、溶
融紡糸法でリボンを形成した後このリボンを圧密化して
充分密に凝集した金属サンプルにする。
実施例24のインゴット融解法では、直径が約2′で厚
さが約1/2′の寸法のほぼホッケーバック状の形状の
インゴットを製造する。このホッケーバック状のインゴ
ットを融解・凝固させた後、ホッケーバック状インゴッ
トの垂直厚みに相当する垂直厚みをもち壁厚が約1/2
′のスチール製の環の中にインゴットを封入した。この
保持リング内に封入する前にホッケーバックインゴット
を2時間1250°Cに加熱して均質化した。このホッ
ケーバックと収容リングの全体を約975℃の温度に加
熱した。こうして加熱したサンプルと収容リングを、元
の厚みのほぼ半分の厚みになるまで鍛造した。
試片の鍛造・冷却後、実施例18で製造した弓張試験片
に相当する引張試験片を製造した。これらの引張試験片
を実施例18で使用したのと同じ通常の引張試験にかけ
た。これらの試験で得られた降伏強さ、引張強さおよび
塑性伸びの測定値を表Vの実施例24の欄に示した。表
Vの結果から明らかなように、それぞれの試験サンプル
は実際の引張試験を実施する前に異なる温度で焼きなま
しだ。
表Vの実施例18では引張試験片に対して使用した焼き
なまし温度は1250℃であった。表Vの実施例24の
合金38の3つのサンプルは、それぞれ表Vに示した3
つの異なる温度、すなわち1225℃、1250℃およ
び1275℃で別々に焼きなました。焼きなまし処理を
およそ2時間実施した後、サンプルを通常の引張試験に
かけた。
その結果も、3つの別々に処理した引張試験片について
表Vに示した。
ここで、表Vに示された試験結果をふたたび参照すると
明らかなように、急速凝固法で製造された合金でall
定される降伏強さは、インゴット法で加工された金属試
片で測定される降伏強さより多少高い。また、インゴッ
ト冶金法で製造されたサンプルの塑性伸びが、一般に、
急速凝固法で製造されたサンプルより高い延性をもって
いることも明らかである。実施例24について挙げた結
果が立証しているように、降伏強さの測定値は実施例1
8のfl)I定値よりいくらか低いものの、航空機エン
ジンやその他多くの産業用途に応用するのに極めて適切
である。しかし、表Vに示されている延性の測定値およ
び測定結果によると、インゴット冶金法で製造された合
金38は、延性の向上により、より高い延性が要求され
る用途で極めて望ましいユニークな合金となる。一般に
、インゴット冶金法は、高価な溶融紡糸工程そのものも
、溶融紡糸の後に必要とされる圧密化工程も必要としな
いので、溶融紡糸法または急速凝固法よりずっと安価で
あることがよく知られている。
実施例25 添加元素としてクロムとニオブを両方とも含有する合金
のサンプルを、実施例1〜3に関して開示したのと同様
にして製造した。これらのサンプルに対して、1988
年6月30に出願された同時係属中の米国特許出願節2
01.984号に報告されているようにして試験を行な
い、その結果を次の表■にまとめて示す。
前記表■中の実施例17かられかるように、1つより多
くの添加元素を添加する場合、それぞれを別々に使用し
たときにはTiA1組成物のいろいろな性質を改善しま
たその改良に寄与するのに有効であるにもかかわらず、
実施例17で行なったように、1種以上の添加元素を一
緒に使用したとき、その結果は、添加元素の組合せが望
ましい全体としての性質を増大させるどころかむしろ低
下させるという意味で本質的に否定的である。したがっ
て、TtAlに2種の元素、特にクロムとニオブを、添
加元素濃度が4原子%となるように添加することにより
、かつ2種の機能の異なる添加元素を組合せて使用する
ことによって、そのTEA1組成物の合金として望まし
い全体的性質が実質的に増大することが見出されるのは
非常に驚くべきことである。実際、急速凝固法で製造さ
れた材料に対して行なったすべての試験の中で最高の延
性レベルが達成されるのは、クロムとニオブを添加元素
として組合せて使用したときである。
これらの合金に関して別の一組の試験を行なった。これ
らの試験は合金の耐酸化性に関連している。この試験で
は、空気中で48時間982°Cに加熱した後重量損失
を測定した。この測定は、試験片の表面積(CI)当た
りの重量(a+g)で行なった。この試験の結果も表■
にまとめて示す。
表■に示したデータから明らかなように、合金12を加
熱した際の重量損失は約31mg/cdであった。さら
に、クロムを含何する上記合金80を加熱した際の重H
IM失は47■/Cシであったことも明らかである。対
照的に、1275℃で焼きなましだ合金81を加熱した
ときの重量損失は約4mg/c−であった。この重量損
失の低下はその合金の耐酸化性の増大を意味している。
これは、合金81中にクロムとニオブを組合せて添加し
た結果得られた約7倍の極めて顕著な増大である。この
ように、クロムとニオブを含をする合金に関して判明し
たことは、そのような合金が非常に望ましい程度の延性
をもっていることと、最高の延性は耐酸化性の極めて顕
著な改善度と共に達成されるということである。
この合金は高温で高強度を示すジェットエンジンの部品
などのような部品として使用するのに適している。その
ような部品としては、たとえば、スワーレス、排気部品
、LPTブレードまたはベーン、部品、ベーンまたはダ
クトなどを挙げることができる。
またこの合金は、LL87年2714日に出願され、本
出願と同じ論受入に醸渡されている同時係属中の米国特
許出願第010,882号(その開示内容はここで引用
したことにより本明細書中に含まれるものとする)に記
載されているような強化112合構造体にも使用できる
実施例26 実施例25に記載した合金は急速凝固法で製造した。こ
れとは対照的に、本実施例の合金はインゴット冶金法に
より、前記実施例24に記載した方法と類似の方法で製
造した。
1988年6月30に出願された同時係属中の米国特許
出願第201.984号に記載されている組成物の性質
と比べて改良された性質を得るには特定の製造法が重要
である。
この合金の成分割合は次の通りである。
Ti48A148Cr2Nb2 これらの成分を一緒に融解させた後凝固させて、直径が
約2インチで厚みが約0.5インチの2個のインゴット
を作成した。これらのインゴットのメルトは鋼製炉床で
電気アーク融解によって製造した。
2個のインゴットの一方は1250℃で2時間均質化し
、もう一方は1400℃で2時間均質化した。
均質化した後各インゴットを、それぞれ、壁厚が約1/
2インチのぴったりとする環状のスチール製リングに嵌
めた。このインゴットとその収容リングを975℃に加
熱した後鍛造して、元の厚みのほぼ半分の厚みにした。
鍛造した各サンプルは、次に、1250℃と1350℃
の間の温度で2時間焼きなました。焼きなましの後、鍛
造サンプルを1000℃で2時間時効処理した。時効処
理後、サンプルのインゴットを機械加工して室1mでの
引張試験用の引張試験棒を作成した。
下2段■に室温引張試験の結果をまとめて示す。
表 鋳造/鍛造したTl48A14.Cr2Nb2の室温引
張試験本:この表に挙げたデータは、前記実施例1〜2
3に記載の4点曲げ試験ではなく通常の引張試験に基づ
いている。
前記表■と上記表■に挙げたデータから明らかなように
、高い耐酸化性を有する極めて延性のTiA1ベース合
金が鋳造および鍛錬冶金技術によって製造されることが
実験的に立証された。
降伏強さは60〜571c s iの範囲にあり、これ
らの降伏強さが、適用した均質化温度および熱処理温度
にまったく無関係であることは注目に値する。逆に、延
性は使用した均質化温度に対する依存性が極めて強いの
が分かる。すなわち、1250℃の均質化温度を使用す
ると、M1定される延性は熱処理温度に応じて1,3〜
2.1%の範囲である。
しかし、1400℃で均質化を実施すると、そのサンプ
ルで達成される延性は2.7〜2.9%という高い値で
ある。これらの延性はかなり高くなっており、さらに、
低めの温度で均質化した材料で測定される延性の値より
ずっとバラツキが少なく一定である。
これらの試験は、鋳造/鍛造冶金技術により製造された
T148A148Cr2Nb2組成物の延性が1400
℃での均質化によって大きく改善されることを立証して
いる。
上の実施例は延性、強度および耐酸化性を独特な組合せ
で示す組成物の製造を例示している。この実施例は、 
   年  月  口に出願された同時係属中の米国特
許出願節       号(代理人名簿RD−19,4
29)に開示されている。
さらに、この製造は、実施例25で使用した費用のかか
る溶融紡糸法とは異なり低価格のインゴット冶金法によ
るものである。
この方法は、クロムとニオブを組合せて添加した組成物
に独特なものである。この実施例で使用した方法が有利
な結果を生ずるようなりロムとニオブの濃度は次式のも
のである。
T148A148Cr2Nb2 厚みを減する前のインゴットの均質化はおよそ1400
℃の温度で実施するのが好ましいが、この方法を実施す
る際にこのトランザス温度を超える温度で均質化するこ
とも考えられる。このトランザス温度はチタンとアルミ
ニウムの化学量論比および添加元素のクロムとニオブの
特定の濃度に依存して変化することが分かる。このため
、まず最初に特定の組成のトランザス温度を決定し、こ
の方法を実施する再にその値を使用するのが賢明である
均質化の時間は使用する温度と逆比例して変化し得るが
、1〜3時間程度の短めの時間が好ましい。
インゴットの均質化と封入の後、鍛造によって厚みを減
する前にインゴットと収容リングの全体を975℃に加
熱する。収容リングをまったく使用せず、約900℃と
初期融解温度との間の71v度に加熱されたサンプルで
良好な鍛造を達成することができる。この初期融解温度
を越える温度は避けるべきである。
厚みを減する段階は元々の厚みの半分までの低下に限ら
れない。本発明を実施する際には約10%以」二厚みを
低下させると有用な結果が得られる。
50%を越える厚みの低下が好ましい。
厚みを減じた後、焼きなましは約1250℃からトラン
ザス温度までの範囲、好ましくは約1250℃から約1
350℃の範囲の温度で、約1時間〜約10時間の範囲
、好ましくは約1〜3時間の範囲の短い時間待なうこと
ができる。はぼ同じ効果の焼きなましを達成するには、
高めの温度で焼きなますサンプルは短めの時間で焼きな
ましするのが好ましい。
焼きなましの後時効処理を行なってもよい。時効処理は
通常焼きなましより低い温度で1〜数時間程度の短い時
間待なう。典型的な時効処理は1000℃で1時間の時
効である。時効処理は本発明の実施の再に有用ではある
が必須ではない。
以」−のことは、同時係属中の米国特許出願第号(代理
人名簿番号:RD−19,429)で説明されている。
この出願は引用により本明細書中に含まれるものとする
実施例27 次式に従ってクロムとニオブの外に炭素も含有している
合金のサンプルを製造した。
T l 47.9A 148Cr 2 N b 2 C
o、を実施例24と26Aに記載のようにして組成物を
製造して試験した。すなわち、電気アーク融解し、鋳造
して、直径が約2インチで厚みが1/2インチのインゴ
ットを作成した。この鋳造インボッ!・を1250℃で
2時間均質化した後、スチール製リングに封入した。こ
のインゴットとリングを975℃に加熱した後鍛造して
、厚みを元のほぼ半分にした。
1200と1400℃の間の温度で2時間焼きなまし、
1000℃で2時間時効処理した後、引張試験用の試片
を機械加工した。これらの試験の結果を、実施例26A
の合金81の引張試験の結果と共に下記表■に示す。表
■にこれら2組の試験データを挙げたのは、2種の合金
はそれぞれの試験結果を密接に比較できるように同じ加
工法に従って製造・加工したからである。
表    ■ 鋳造/鍛造した合金の室温引張特性 表■に挙げた結果から明らかなように、クロムとニオブ
を含むγTiA1に炭素を添加すると、延性が最も顕著
に増大した。これらの結果を第1図にプロットした。
表■と第1図から明らかなことは、添加元素としてクロ
ムとニオブを組合せて含有し1275℃または1300
℃で焼きなました合金81の顕著に良好な延性がさらに
0.1原子%の炭素を添加することによって驚くべきこ
とにほぼ二倍になったということである。
明らかに、これは最も異例で予期に反する結果である。
したがって、以上のことから、添加元素のクロムとニオ
ブを含をするTiA1組成物の延性を改良するには複数
の方法があるということが明らかである。
ひとつの方法は急速a同法を使用することである。Ti
48A148Cr2Nb2組成物を製造する際、急速凝
固法はそれだけで、高い延性を達成するのに有利である
ふたつめの方法は、1400℃で均質化した実施例26
Bの方法である。
3番目の方法は本明細書中に教示した方法であり、特に
、TiAl組成物に、クロムおよびニオブと一緒に炭素
を含ませることである。
前述した通り、これらの技術は各々がTiA1の延性を
改良するのに存効である。
T I u、taA 148c r 2 N b2Co
、tのような炭素を合釘する組成物の正確な組成に関し
ていうと、代替としての炭素とそれが配合されるTiA
lベース組成物は表示のように固定されているものと考
えることができる。しかし、この考えは、Ti52−4
2 A14G−50Cr1−3 Nb1−5 CO,0
5−0,2”組成物のように各成分に範囲がある場合に
はあてはまらない。このような組成物の場合の表記では
、便宜」−、チタン成分の小数点以下の数値は示さない
。しかし、代替の炭素の表示が明確であるので、チタン
成分の濃度値は表示されている炭素の値の補数であると
確信をもって理解できる。たとえば、炭素の値が0.2
であれば、チタンの値は(52〜42)−0,2である
。また、炭素濃度値が0゜05の場合、チタン濃度値は
(52〜42)−0゜05である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、異なる熱処理をしたサンプルの延性を示す棒
グラフである。 第2図は、各種合金に対するモジュラスと温度の関係を
示すグラフである。 第3図は、4点曲げ試験にかけた化学量論の異なるTi
A1組成物の負荷(ボンド)とクロスヘツド変位(ミル
)との関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)本質的に、次の概略原子比 Ti_5_2_−_4_2Al_4_6_−_5_0C
    r_1_−_3Nb_1_−_5C_0_._0_5_
    −_0_._2のチタン、アルミニウム、クロム、ニオ
    ブおよび炭素から成る、クロム、炭素およびニオブで改
    変されたγ−チタン−アルミニウム基合金。(2)本質
    的に、次の概略原子比 Ti_5_1_−_4_3Al_4_6_−_5_0C
    r_2Nb_1_−_5C_0_._0_5_−_0_
    ._2のチタン、アルミニウム、クロム、ニオブおよび
    炭素から成る、クロム、炭素およびニオブで改変された
    γ−チタン−アルミニウム基合金。 (3)本質的に、概略原子比 Ti_5_1_−_4_3Al_4_6_−_5_0C
    r_2Nb_1_−_5C_0_._1のチタン、アル
    ミニウム、クロム、ニオブおよび炭素から成る、クロム
    、炭素およびニオブで改変されたγ−チタン−アルミニ
    ウム基合金。 (4)本質的に、概略原子比 Ti_5_0_−_4_6Al_4_6_−_5_0C
    r_2Nb_2C_0_._1のチタン、アルミニウム
    、クロム、ニオブおよび炭素から成る、クロム、炭素お
    よびニオブで改変されたγ−チタン−アルミニウム基合
    金。 (5)鋳造/鍛造されている、請求項1記載の合金。 (6)鋳造/鍛造されている、請求項2記載の合金。 (7)鋳造/鍛造されている、請求項3記載の合金。 (8)鋳造/鍛造されている、請求項4記載の合金。 (9)本質的に、次の概略原子比 Ti_5_1_−_4_3Al_4_6−50Cr_2
    Nb_1_−_5C_0_._1のチタン、アルミニウ
    ム、クロム、ニオブおよび炭素から成るクロム、ニオブ
    および炭素で改変されたチタン−アルミニウム合金から
    形成されている、高強度および高温で使用される構造部
    材。 (10)ジェットエンジンの構造部材である、請求項9
    記載の部材。 (11)繊維状強化材で強化されている、請求項9記載
    の部材。 (12)繊維状強化材が炭化ケイ素フィラメントである
    、請求項11記載の部材。
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