JPH03115135A

JPH03115135A - 溶融炉の出湯方法およびその装置

Info

Publication number: JPH03115135A
Application number: JP25278289A
Authority: JP
Inventors: Toshio Shiina; 椎名　利雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-09-28
Filing date: 1989-09-28
Publication date: 1991-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、溶融炉の溶融スラグを所定温度に保持して、
無機繊維製綿機に供給する出湯方法および出湯装置に関
する。

（従来の技術〕従来、高炉に発生する高炉スラグからロックウール原料
を調整して、製綿機に供給するには、電気炉にホットチ
ャージされた高炉スラグの洛中に不活性−ガスとともに
、珪砂などの成分調整材を吹き込んで、ロックウール原
料の成分を調整した後この溶融ロックウール原料を保持
炉に導入して、加熱保持し、保持炉からロックウール原
料を製綿機に供給していた。

従来の溶融炉の出湯方法および出湯装置の構成について
、第３図により説明する。（１）は高炉から排出された
溶融スラグ（２）が注入される電気炉で、この電気炉（
１）は内部が溶融スラグ（２）に対して耐久性の優れた
黒鉛質の耐火材で内張すされている。（３）はこの電気
炉（１）上部の炉蓋部に上下動可能に設けられた電極で
、この電極（３）は溶融スラグ（２）に対して耐食性の
優れた黒鉛質から構成され、加熱する際はこの電極（３
）の下端部を溶融スラグ浴（２）中に浸漬して通電し、
加熱するようになっている。

また（４）は電気炉（１）上部の炉蓋部に垂設されたバ
イブ状のランスで、このランス（４）上方部は窒素ガス
供給装置（図示せず）と成分調整材供給装置（図示せず
）とにそれぞれ各制御弁を介して接続されている。この
ランス（４）の下方部は溶融スラグ浴（２）中に浸漬さ
れており、このランス（４）を介して加圧された混合流
体を浴（２）中に吹き込みロックウール成分の調整を行
っている。この電気炉（１）で成分調整されたロックウ
ール原料は、電気炉（１）の排出口（１ａ）下方に配設
された保持炉（５）に導入され、この保持炉（５）で所
定の温度に加熱保持された後、保持炉（５）の排出口（
５ａ）から一定の量が出湯され、無機ｍ維の製綿機に供
給されていた。

［発明が解決しようとする課題］上記構成に係る従来の溶融炉の出湯方法および出湯装置
では、２系列の製綿機にロックウール原料を供給するに
は、炉の溶融能力を増大させなければならず、炉を大型
化しなければならないという問題があった。このため、
従来の炉の溶融能力で同時に２系列の製綿機にロックウ
ール原料を供給すると、出湯が少なくなり、生産能力の
低下とともにコストの増大を招くなどの問題があフた。

また、保持炉の湯面の変動を考慮すると、出湯量を所望
の値に制御することが極めて困難であるなどの問題があ
った。

本発明は上記欠点を除くためになされたもので、炉の溶
融能力の大小に左右されることなく、同時かつ連続的に
２系列の製綿機への定量出湯を可能にするとともに、そ
の出湯量を制御可能にして生産能力の向上を図ることの
できる溶融炉の出湯方法およびその装置を提供するもの
である。

（課題を解決するための手段〕本発明に係る溶融炉の出湯方法は、保持炉から排出され
る湯を１以上の排出口を備えた分流槽に貯留して加熱し
た後、湯を各排出口から複数の無機繊維製綿機に連続的
に供給するものである。

また本発明に係る溶融炉の出湯装置は、保持炉にこれか
ら排出される湯を導入して貯留する樋を配設し、該線端
部には排出口を、内部には加熱手段を設けるとともに、
樋の湯面を検出して所定の液面を保持する液面保持手段
を備えたものである。

（作用）本発明に係る溶融炉の出湯方法およびその装置によれは
、保持炉から排出される湯を１以上の排出口を備えた分
流槽に貯留して加熱した後、湯を各排出口から複数の無
機繊維製綿機に連続的に供給することにより、無機繊維
の生産量が増大する。

また、保持炉にこれから排出される湯を導入して貯留す
る樋を配設し、該線端部には排出口を、内部には加熱手
段を設けるとともに、樋の湯面を検出して所定の液面を
保持する液面保持手段を備えたことにより、２系列の定
量出湯が可能になり、異なるタイプの製綿機で同時かつ
連続的に無機繊維の生産が可能になる。

〔実施例〕

以下、図示実施例により本発明を説明する。図において
、（１０）は保持炉（５）の排出口（５ａ）の下方に固
設され、この排出口（５ａ）から排出される湯を上方開
口部（１１）で受は入れる分流槽としての出湯樋で、こ
の出湯ｙｌ（１０）の両端部＜１２）、　　（１３）に
は、この出湯樋（１０）内に貯留された湯を出湯する出
湯口（１２ａ）　、　（１３ａ）が形成されている。ま
たこれら出湯口（１２ａ）　、　（１３ａ）の上方には
、これら出湯口（１２ａ）　、　（１３ａ）の開口面積
を可変に制御して、それぞれの出湯量を所定の量に規制
するダンパ（１２ｂ）　。

（１３ｂ）がそれぞれ設けられている。さらにこの出湯
樋（１０）の内部には加熱手段としてのヒータ（１４）
が配設され、このヒータ（１４）は出湯樋（１０）に貯
留された湯を加熱して、溶融ロックウール原料に適した
湯温に保持している。

（１５）は出湯樋（１０）の湯面を検知して、その検知
信号をＣＰＩＩ　（１７）に送出するレベル計、（１６
）はＣＰＵ（１７）に送出されたレベル計（１５）の検
出結果に基づいて、保持炉（５）の排出口（５ａ）に設
けられたダンパ（５ｂ）を開閉制御し、保持炉（５）か
ら出湯樋（１０）への出湯量を可変に制御するダンパ開
閉機構で、レベル計（１５）により出湯樋（１０）の湯
面の低下が検出されると、ＣＰＵ　（１７）からの指令
信号に基づき、ダンパ開閉機構（１６）がダンパ（５ｂ
）を開いて、保持炉（５）の湯を出湯樋（１０）に排出
し、出湯樋（１０）の湯面を所定のレベルに保持してい
る。

（２０）、　　（２１）はそれぞれ、出湯口（１２ａ）
　、　（１３ａ）下方に配設された無機繊維の製綿機で
あり、湯面が一定のレベルに保たれた出湯樋（１０）の
出湯口（１２ａ）　、　（１３ａ）からは、各製綿機に
一定の割合で連続的に溶融ロックウール原料が供給され
る。

次に動作について説明する。保持炉（５）から出湯樋（
１０）に排出された溶融ロックウール原料は、出湯樋（
１０）のヒータ（１４）により所定温に加熱保持される
とともに、その湯面はレベル計（１５）で検出され、そ
の信号に基づいて保持炉（５）から出湯樋（１０）に湯
が導入されて所定のレベルに保たれる。

従って、出湯樋（１０）の出湯口（１２ａ）　、　（１
３ａ）からは２系列の製綿機に同時かつ連続的にロック
ウール原料が供給される。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、保持炉から排出され
る湯を複数の排出口を備えた分流槽に貯留して加熱した
後、湯を各排出口から複数の無機繊維製綿機に連続的に
供給したことにより、小型の溶融炉であっても生産量の
増大とコストの低減化をはかる効果がある。

さらに、保持炉にこれから排出される湯を導入して貯留
する樋を配設し、該線画端部には排出口を、内部には加
熱手段を設けるとともに、樋の湯面を検出して所定の液
面を保持する液面保持手段を備えたことにより、同時か
つ連続的に２系列の製綿機により無機繊維の生産が可能
となり、設備規模の縮少化と生産の効率化をはかる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る溶融炉の出湯装置を示
す態様図、第２図は上記出湯装置の正面図、第３図は従
来の溶融炉の出湯装置を示す態様図である。（１）・・・溶融炉、（５）・・・保持炉、（１０）・
・・出湯樋、（１２ａ）　、　（１３ａ）　・”出湯口
、（１４）−・・ヒータ、（１５）・・・レベル計、（
５ｂ）　、　（１２ｂ）　、　（１３ｂ）・・・ダンパ
、（１６）・・・ダンパ開閉機構、（１７）・・・Ｃｒ
ｔｌ　、　（２０）、（２１）・・・無機繊維製綿機。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）主原料に副原料を添加して溶融する溶融炉の湯を
保持炉に導入して一定温度に加熱保持し無機繊維製綿機
に供給する溶融炉の出湯方法において、保持炉から排出
される湯を１以上の排出口を備えた分流槽に貯留して加
熱した後、湯を各排出口から複数の無機繊維製綿機に連
続的に供給することを特徴とする溶融炉の出湯方法。
（２）主原料に副原料を添加して溶融する溶融炉とこの
溶融炉の湯を導入して加熱保持する保持炉とを備え、こ
の保持炉から排出される湯を無機繊維製綿機に供給する
溶融炉の出湯装置において、上記保持炉にこれから排出
される湯を導入して貯留する樋を配設し、該樋端部には
排出口を、内部には加熱手段を設けるとともに、樋の湯
面を検出して所定の液面を保持する液面保持手段を備え
たことを特徴とする溶融炉の出湯装置。