JPH03112835A - 遮音性合わせガラス用中間膜及び合わせガラス - Google Patents
遮音性合わせガラス用中間膜及び合わせガラスInfo
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- JPH03112835A JPH03112835A JP25096589A JP25096589A JPH03112835A JP H03112835 A JPH03112835 A JP H03112835A JP 25096589 A JP25096589 A JP 25096589A JP 25096589 A JP25096589 A JP 25096589A JP H03112835 A JPH03112835 A JP H03112835A
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- 239000011229 interlayer Substances 0.000 title claims abstract description 25
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Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は遮音性合わせガラス用中間■り及びかかる中間
膜を備えた遮音性合わせガラスに関する。
膜を備えた遮音性合わせガラスに関する。
(従来の技術)
従来、対向させたガラス板の間に可塑剤含有ポリビニル
ブチラール膜、ポリウレタン膜、エチレン/酢酸ビニル
共重合体膜等に代表される接着性中間膜を積層接着して
なる遮音性合わせガラスが知られており、かかる遮音性
合わせガラスは、例えば、自動車等の交通車両の窓ガラ
スや建築物における窓ガラスに広く用いられている。
ブチラール膜、ポリウレタン膜、エチレン/酢酸ビニル
共重合体膜等に代表される接着性中間膜を積層接着して
なる遮音性合わせガラスが知られており、かかる遮音性
合わせガラスは、例えば、自動車等の交通車両の窓ガラ
スや建築物における窓ガラスに広く用いられている。
最近、例えば、住宅環境の一層の改善を目指して、かか
る遮音性合わせガラスには、−層の遮音性が要求される
に至っており、特に、2000Hzを中心とするコイン
シデンス効果の生じる周波数域での遮音性の改善が強(
要求されている。このコインシデンス効果とは、ガラス
に音波が入射したとき、ガラスの剛性と慣性によって、
ガラス面上を横波が伝導し、この横波と入射音とが共鳴
し、その結果として、音の透過が起こる現象である。
る遮音性合わせガラスには、−層の遮音性が要求される
に至っており、特に、2000Hzを中心とするコイン
シデンス効果の生じる周波数域での遮音性の改善が強(
要求されている。このコインシデンス効果とは、ガラス
に音波が入射したとき、ガラスの剛性と慣性によって、
ガラス面上を横波が伝導し、この横波と入射音とが共鳴
し、その結果として、音の透過が起こる現象である。
上記したような従来の遮音性合わせガラスでは、200
0 Hzを中心とする周波数域において、かかるコイン
シデンス効果による遮音性能の低下が避けられないのが
実情である。
0 Hzを中心とする周波数域において、かかるコイン
シデンス効果による遮音性能の低下が避けられないのが
実情である。
−iに、遮音性合わせガラスの遮音性能は、周波数に対
する透過損失量として示される。従来の合わせガラスで
は、第1図に示すように、中高周波数域、即ち2000
Hz付近にて、コインシデンス効果によって、遮音性
能が低下する。JISによれば、遮音等級は、500H
z以上では、透過損失量が一定値にて表わされている。
する透過損失量として示される。従来の合わせガラスで
は、第1図に示すように、中高周波数域、即ち2000
Hz付近にて、コインシデンス効果によって、遮音性
能が低下する。JISによれば、遮音等級は、500H
z以上では、透過損失量が一定値にて表わされている。
従って、コインシデンス効果による遮音性能の低下とし
て問題となるのは、コインシデンス効果によって生じる
透過損失量の極小部(以下、この極小部の透過損失量を
TL値という。)である。
て問題となるのは、コインシデンス効果によって生じる
透過損失量の極小部(以下、この極小部の透過損失量を
TL値という。)である。
そこで、従来、かかるTL値を高める手段として、合わ
せガラスの質量の増大、ガラス面積の細分化、ガラスの
辺比の増大、合わせガラス板の支持方法の改善等が提案
されているが、いずれも効果に乏しく、しかも、他の面
にて不利益を生じるので、実用的な改善方法とはいい難
い。
せガラスの質量の増大、ガラス面積の細分化、ガラスの
辺比の増大、合わせガラス板の支持方法の改善等が提案
されているが、いずれも効果に乏しく、しかも、他の面
にて不利益を生じるので、実用的な改善方法とはいい難
い。
(発明が解決しようとする課題)
本発明者らは、従来の遮音性合わせガラスにおける前記
した問題を解決するために鋭意研究した結果、耐候性に
すぐれる遮音性合わせガラス用中間膜である可塑化ポリ
ビニルブチラールにジメチルホルムアミドを配合するこ
とによって、可塑化ポリビニルブチラールの有するすぐ
れた耐候性を保持しつつ、遮音性能を大幅に改善し得る
ことを見出して、本発明に至ったものである。
した問題を解決するために鋭意研究した結果、耐候性に
すぐれる遮音性合わせガラス用中間膜である可塑化ポリ
ビニルブチラールにジメチルホルムアミドを配合するこ
とによって、可塑化ポリビニルブチラールの有するすぐ
れた耐候性を保持しつつ、遮音性能を大幅に改善し得る
ことを見出して、本発明に至ったものである。
(課題を解決するための手段)
本発明による遮音性合わせガラス用中間膜は、可塑化ポ
リビニルブチラールとジメチルホルムアミドとを含有す
ることを特徴とする。
リビニルブチラールとジメチルホルムアミドとを含有す
ることを特徴とする。
また、本発明による遮音性合わせガラスは、上記のよう
な中間膜が面状ガラスの間に積層されていることを特徴
とする。
な中間膜が面状ガラスの間に積層されていることを特徴
とする。
従来、可塑化ポリビニルブチラール中間膜は、押出成形
によって製造されるが、一般に、ポリビニルブチラール
は、分子鎖の水酸基によって水素結合が生じることが知
られている。従って、押出成形したポリビニルブチラー
ル中間膜においては、この水素結合の生成が膜を硬くす
るように作用して、このような中間膜を用いる合わせガ
ラスの遮音性能を低下させることとなる。
によって製造されるが、一般に、ポリビニルブチラール
は、分子鎖の水酸基によって水素結合が生じることが知
られている。従って、押出成形したポリビニルブチラー
ル中間膜においては、この水素結合の生成が膜を硬くす
るように作用して、このような中間膜を用いる合わせガ
ラスの遮音性能を低下させることとなる。
本発明によれば、可塑化ポリビニルブチラールにジメチ
ルホルムアミドを配合することによって、中間膜におけ
る水素結合の生成を阻止して、膜に柔軟性を付与するこ
とによって、高い遮音性能が発現しているものと推定さ
れる。
ルホルムアミドを配合することによって、中間膜におけ
る水素結合の生成を阻止して、膜に柔軟性を付与するこ
とによって、高い遮音性能が発現しているものと推定さ
れる。
本発明による合わせガラス用中間膜は、通常、ポリビニ
ルブチラール100重足部に対して、可塑剤30〜60
重量部、好ましくは、30〜45重計部とジメチルホル
ムアミド5〜30重量部とを含有する。
ルブチラール100重足部に対して、可塑剤30〜60
重量部、好ましくは、30〜45重計部とジメチルホル
ムアミド5〜30重量部とを含有する。
可塑剤の配合量がポリビニルブチラール100重量部に
対して30重量部よりも少ないときは、得られる中間膜
が十分な柔軟性をもたず、他方、60重量部を越えると
きは、ブリード等の好ましくない問題が生しる。また、
ジメチルホルムアミドの配合量がポリビニルブチラール
100重量部に対して5重量部よりも少ないときは、得
られる中間膜が十分な遮音性能をもたず、他方、30重
量部を越えるときは、膜の透明性が低下する等の問題を
生しる。
対して30重量部よりも少ないときは、得られる中間膜
が十分な柔軟性をもたず、他方、60重量部を越えると
きは、ブリード等の好ましくない問題が生しる。また、
ジメチルホルムアミドの配合量がポリビニルブチラール
100重量部に対して5重量部よりも少ないときは、得
られる中間膜が十分な遮音性能をもたず、他方、30重
量部を越えるときは、膜の透明性が低下する等の問題を
生しる。
可塑剤としては、特に、限定されるものではなく、ポリ
ビニルブチラールと相溶性を有するものであればよいの
で、例えば、トリエチレングリコール−2−エチルブチ
レート、トリエチレングリコールジー2−エチルヘキソ
エート、ジブチルセバケート等が好ましく用いられる。
ビニルブチラールと相溶性を有するものであればよいの
で、例えば、トリエチレングリコール−2−エチルブチ
レート、トリエチレングリコールジー2−エチルヘキソ
エート、ジブチルセバケート等が好ましく用いられる。
本発明においては、必要に応じて、中間膜に熱安定剤、
紫外線吸収剤、抗酸化剤等を配合してもよい。
紫外線吸収剤、抗酸化剤等を配合してもよい。
このような中間膜を挟む2枚の面状ガラスは、曲面状、
平面状いずれであってもよく、型板ガラスのように立体
的な模様が付されていてもよい。
平面状いずれであってもよく、型板ガラスのように立体
的な模様が付されていてもよい。
更に、その厚みも相互に異なっていてもよい。本発明に
よる合わせガラスは、常法に従って、上記したような中
間膜にてガラスを接着することによって得ることができ
る。
よる合わせガラスは、常法に従って、上記したような中
間膜にてガラスを接着することによって得ることができ
る。
(発明の効果)
以上のように、本発明によれば、可塑化ポリビニルブチ
ラールにジメチルホルムアミドを配合することによって
、可塑化ポリビニルブチラールの有するすくれな特性、
例えば、耐候性を保持しつつ、遮音性能を改善した合わ
せガラス用中間11々を得ることができ、これを面状ガ
ラス間に積層接着することによって、特に、2000
Hzを中心とする中高周波数域におけるコインシデンス
効果による遮音性能の低下を防止することができる。
ラールにジメチルホルムアミドを配合することによって
、可塑化ポリビニルブチラールの有するすくれな特性、
例えば、耐候性を保持しつつ、遮音性能を改善した合わ
せガラス用中間11々を得ることができ、これを面状ガ
ラス間に積層接着することによって、特に、2000
Hzを中心とする中高周波数域におけるコインシデンス
効果による遮音性能の低下を防止することができる。
(実施例)
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例1
ポリビニルブチラール100重量部に対して、トリエチ
レングリコール−2−エチルブチレート40重量部とジ
メチルホルムアミド5重量部を配合し、厚さ0.38
mmのフィルムに成形した。このフィルムを2枚のF
L 3 mmガラス板の間に挟み、接着させて、合わせ
ガラスを作製した。
レングリコール−2−エチルブチレート40重量部とジ
メチルホルムアミド5重量部を配合し、厚さ0.38
mmのフィルムに成形した。このフィルムを2枚のF
L 3 mmガラス板の間に挟み、接着させて、合わせ
ガラスを作製した。
この合わせガラスの20°CにおけるTL値は32dB
であった。また、合わせガラスとしての諸物性も、JI
S R3205の規格に合格するものであった。
であった。また、合わせガラスとしての諸物性も、JI
S R3205の規格に合格するものであった。
実施例2
実施例1において、ジメチルホルムアミドの配合量を2
0重量部とした以外は、実施例1と同様にして、合わせ
ガラスを作製した。
0重量部とした以外は、実施例1と同様にして、合わせ
ガラスを作製した。
この合わせガラスのTL値は、33dBであった。また
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
実施例3
実施例Iにおいて、トリエチレングリコール2−エチル
ブチレートとジメチルホルムアミドの配合量をいずれも
30重量部とした以外は、実施例1と同様にして、合わ
一仕ガラスを作製した。
ブチレートとジメチルホルムアミドの配合量をいずれも
30重量部とした以外は、実施例1と同様にして、合わ
一仕ガラスを作製した。
この合わせガラスのTL値は、34dBであった。また
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
実施例4
実施例1において、トリエチレングリコール2−エチル
ブチレートの配合量を35重置部とし、ジメチルホルム
アミドの配合量を20重量部とした以外は、実施例1と
同様にして、合わせガラスを作製した。
ブチレートの配合量を35重置部とし、ジメチルホルム
アミドの配合量を20重量部とした以外は、実施例1と
同様にして、合わせガラスを作製した。
この合わせガラスのTL値は、34dBであった。また
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
実施例5
実施例4において、トリエチレングリコール2−エチル
ブチレートに代えて、トリエチレングリコールジー2−
エチルヘキソエート35重量部を用いた以外は、実施例
4と同様にして、合わせガラスを作製した。
ブチレートに代えて、トリエチレングリコールジー2−
エチルヘキソエート35重量部を用いた以外は、実施例
4と同様にして、合わせガラスを作製した。
この合わせガラスのTL値は、34dBであった。また
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
実施例6
実施例4において、トリエチレングリコール2−エチル
ブチレートに代えて、ジブチルセバケート35重量部を
用いた以外は、実施例4と同様にして、合わせガラスを
作製した。
ブチレートに代えて、ジブチルセバケート35重量部を
用いた以外は、実施例4と同様にして、合わせガラスを
作製した。
この合わせガラスのTL値は、34dBであった。また
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
、合わせガラスとしての諸物性も、JISR3205の
規格に合格するものであった。
比較例1
ジメチルホルムアミドを配合しない従来の可塑化ポリビ
ニルブチラール中間膜をFL3胴ガラス板間に配して、
合わせガラスを作製した。
ニルブチラール中間膜をFL3胴ガラス板間に配して、
合わせガラスを作製した。
この合わせガラスのTL値は、27dBであった。
第1図は、遮音性合わせガラス板の遮音性能を周波数に
対する透過撰尖りおして示すグラフである。
対する透過撰尖りおして示すグラフである。
Claims (2)
- (1)可塑化ポリビニルブチラールとジメチルホルムア
ミドとを含有することを特徴とする遮音性合わせガラス
用中間膜。 - (2)可塑化ポリビニルブチラールとジメチルホルムア
ミドとを含有してなる中間膜が面状ガラスの間に積層さ
れていることを特徴とする遮音性合わせガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25096589A JPH03112835A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 遮音性合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25096589A JPH03112835A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 遮音性合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112835A true JPH03112835A (ja) | 1991-05-14 |
Family
ID=17215657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25096589A Pending JPH03112835A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 遮音性合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03112835A (ja) |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25096589A patent/JPH03112835A/ja active Pending
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