JPH03112768A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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JPH03112768A
JPH03112768A JP25340089A JP25340089A JPH03112768A JP H03112768 A JPH03112768 A JP H03112768A JP 25340089 A JP25340089 A JP 25340089A JP 25340089 A JP25340089 A JP 25340089A JP H03112768 A JPH03112768 A JP H03112768A
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Yoshiro Kobayashi
小林 好朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、変周式の車両制御装置に関し、地上装置を、
互いに間隔を隔てて配置された第1の地上子と第2の地
上子、送信回路及び受信回路を含んで構成し、送信回路
から第1の地上子に照査信号を供給すると共に、この照
査信号を第1の地上子を介して受信回路で受信するよう
にし、受信回路は、照査信号が受信できなくなったとき
第1接点条件を出力し、照査信号が受信できなくなって
から次に受信される時点を基準にした一定時素で第2接
点条件を出力する構成とし、車上子が第1の地上子に結
合したとき、変周式発振回路の常時発振周波数信号によ
り、照査信号に対し抑圧を加えて第1接点条件を成立さ
せると共に、第2接点条件で共振回路を短絡する等して
解除することにより、変周式速度照査及び車両制御を行
なう際に、軌道回路条件を必要とすることなしに、第2
の地上子の共振回路短絡を自動的に解除できるようにし
たものである。
〈従来の技術〉 第3図は従来の変周式車両制御装置の構成を示す図であ
る。図において、1は軌道、2は車両、3は地上装置、
4は車両2上に備えられた車上装置である。
地上装置3は第1の地上子31、第2の地上子32及び
受信回路33を有する。第1の地上子31及び第2の地
上子32は車両2の走行方向aに沿フて、間隔a、を有
する速度照査区間を隔てて配置されている。
第1の地上子31は、車上装置4から送信される送信波
を受信する一種のアンテナを構成している。第1の地上
子31で受信された送信波は、整合器34を介して受信
回路33に入力される。第2の地上子32はコイルL0
とコンデンサC0とによる共振回路を構成している。
受信回路33は、抵抗減衰器331、バンドパスフィル
タ332、抵抗減衰器333、増幅器334、レベル判
定器335及び増幅器336等を備える。337はタイ
マ回路を示している。
MR,MPR%TMR,COR,QR%TRPはリレー
である。MRI〜MR,はリレーMRの接点である。こ
れらの接点MRI〜MR3のうち、接点MR,、MR,
は、リレーMRが励磁されたときに扛上して閉じる扛上
接点、接点MR1はリレーMRが無励磁となったときに
落下して閉じる落下接点である。MPRI及びMPR2
はリレーMPRの接点である。これらの接点MPR,及
びMPR,は扛上接点である。TMRI〜TMRsはリ
レーTMRの接点である。接点TMR,。
7MR2は落下接点で、接点TMR3は扛上接点である
。COR,はリレーCORの扛上接点である。Q Rr
はリレーQRの接点、TRPIはリレーTRPの扛上接
点である。TRは軌道リレーの接点であり、軌道回路条
件を入力する。
車上装置4は、車上子41、発振回路42及び周波数選
別回路43を備えている。車上子41は一種のアンテナ
であり、発振回路42の帰還回路を構成している。
発振回路42は増幅回路421、位相回路422、リミ
ッタ423及び増幅回路424等を僅え、最終段の増幅
回路424の出力を車上子41を通して入力段の増幅回
路421に帰還させる回路構成となっている0周波数選
別回路43は常時発振周波数foを検知する周波数選別
回路430と、n個の共振周波数f1〜fn%即ちn個
の地点情報に対応するn個の周波数選別回路431〜4
3nとを並列的に接続して構成されている0周波数選別
回路431〜43nの各々はバンドパスフィルタ501
、増幅回路502、レベル検知器503及び増幅回路5
04を有する回路構成となっている。
上記の従来の車両制御装置において、車上子41が第2
の地上子32に結合していない状態では、発振回路42
は常時発振周波数f0で動作をしている。
車両2に備えられた車上装置4の車上子41が第1の地
上子31の上を通過するとき、常時発振周波数foが第
1の地上子31によって受信され、受信回路33に導か
れる。受信回路33では、バンドパスフィルタ332で
常時発振周波数fOの成分を抽出し、増幅器334で増
幅し、レベル判定器335でレベル判定し、更に増幅器
336で増幅する。増幅器336の出力信号はリレーT
MRの落下接点TMR,を通してリレーMRに与えられ
るので、リレーMRが励磁され、扛上接点MR,,MR
2が閉じる。リレーMRは扛上接点MR,が閉じること
によフて自己保持される。
このとき、既に軌道回路条件を入力する軌道リレーの接
点TRが落下していて、リレーTRPが励磁され、その
扛上接点TRP、が閉じているので、扛上接点MR,が
閉じることにより、リレーMPRが扛上接点T RP 
I及び扛上接点MR2を通して励磁される。リレーMP
Rは、自己の扛上接点MPR,を通して、継続して励磁
される。
リレーMPRの励磁により、扛上接点MPR2が閉じる
と、タイマ回路337が時素カウントを開始する。そし
て予め設定された時素をカウントすると、タイマ回路3
37からカウント、アップ信号が出力され、この信号に
よりリレーTMRが励磁される。リレーTMRが励磁さ
れると、その扛上接点TMR,が閉じ、この扛上接点T
MR3と、既に閉じているリレーMPRの接点MPR3
を通してリレーCORが励磁される。
リレーCORが励磁されると、その扛上接点COR+が
閉じるので、リレーQRが励磁される。リレーQRの励
磁に伴い、その扛上接点QR+が閉じる。扛上接点Q 
RIが閉じた場合、第2の地上子32は、コイルLoと
コンデンサC0とによる共振回路が扛上接点QR+によ
って短絡された状態になるので、共振回路としては働か
なくなる。
上記の構成において、車両2が予め定められた基準円速
度で走行している場合、地上子31を通過した後、地上
子32を通過する迄の間に、タイマ回路337がカット
。アップしている。このため、車両2が第2の地上子3
2の上を通過する時には、既に、リレーTMR,COR
及びQRが励磁された状態にあり、第2の地上子32の
共振回路に接続された扛上接点QRIが閉じており、第
2の地上子32は共振回路として動作しない。
従って、第2の地上子32と車上子41との間では、車
両制御作用が行なわれない。
ところが、車両2が予め定められた走行速度を越えて走
行している場合は、第1の地上子31の上を通過した後
、第2の地上子32の上を通過する時点では、タイマ回
路337が時素カウント中であり、リレーTMR%CO
R及びQRは未だ無励磁状態であって、第2の地上子3
2の共振回路に接続された扛上接点Q R、が開いた状
態である。このため、車上子41が第2の地上子32上
を通過する際に互いに相対すると、第2の地上子32の
共振周波数は周波数f I’= f n以外となり、周
波数f、〜fn以外に変周される。このため、周波数選
別回路431〜43nで周波数選別ができなくなり、そ
の出力が無信号となるため、非常制動等の車両制御が行
なわれる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上述した従来の車両制御装置では、車両2が
第2の地上子32の上を何時通過したのかを、車両制御
装置自身では知ることができない。このことは、リレー
QRの扛上接点QR,を復帰させるタイミングが不明で
、フェールセーフ性が確保できないことを意味する。従
来は、第3図に示す如く、軌道回路条件を与える軌道リ
レーの接点TRが扛上したことを条件として、リレーT
RP%MPR%COR及びQRを順次制御し、最終的に
、リレーQRの扛上接点Q R1を復帰させ、扛上接点
QR+の復帰によって車両通過を判断していたが、軌道
回路条件を得るためのケーブルの敷設等が必要であり、
設備費増大を招いていた。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、軌道回路条件を必要とすることなしに、第2の地上
子の共振回路短絡を自動的に解除し得る車両制御装置を
提供することである。
く課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本発明は、地上装置と車上装
置との組合せで構成される車両制御装置であって、 前記地上装置は、第1の地上子、第2の地上子、送信回
路及び受信回路を含み、 前記第1の地上子及び第2の地上子は、車両の走行方向
に沿い間隔を隔てて配置されており、前記送信回路は、
前記第1の地上子に照査信号を供給しており、 前記受信回路は、前記第1の地上子を介して前記照査信
号を受信するように前記第1の地上子に接続されていて
、前記照査信号が受信できなくなったときは第1接点条
件を出力し、前記照査信号が受信できなくなってから次
に照査信号が受信できるようになった時点を基準にした
一定時素で第2接点条件を出力するようになっており、
前記第2の地上子は、前記受信回路から前記第1接点条
件が与えられたときは共振回路を構成し、前記第2接点
条件が与えられたときは共振回路を構成しない回路であ
り、 前記車上装置は、車上子を回路の一部とする発振回路を
含み、前記発振回路は、常時一定の発振周波数で発振動
作をしており、前記車上子が前記第1の地上子と結合し
たとき、前記常時発振周波数信号により、前記照査信号
に対し、前記受信回路において受信できなくなるように
抑圧を加え、前記車上子が第2の地上子と結合した場合
において前記第2の地上子が共振回路を構成していると
きはその共振周波数に変周される回路であるこを特徴と
する。
く作用〉 車上装置の車上子が第1の地上子と結合したとき、常時
発振周波数信号により、地上装置の送信回路から第1の
地上子を介して地上装置の受信回路に供給されている照
査信号に対し、地上装置の受信回路において受信できな
くなるように抑圧が加えられる。
地上装置の受信回路は、照査信号が受信できなくなった
ときは第1接点条件を出力する。この第1接点条件が与
えられると、第2の地、止子は共振回路を構成する。共
振回路が構成されているときに、車両が第2の地上子の
上を通過すると、車上装置は第2の地上子の共振周波数
に変周され、非常制動等の車両制御が加えられる。第1
接点条件が成立した後、第2接点条件が成立する前に車
両が第2の地上子の上を通過するのは、第1の地上子及
び第2の地上子の間に設定された速度照査区間を、基準
白走行速度を越える速度で走行する場合である。
地上装置の受信回路は、また、照査信号が受信できなく
なってから次に照査信号が受信できるようになった時点
を基準にした一定時素で第2接点条件を出力する。第2
の地上子は、受信回路から第2接点条件が与えられたと
きは共振回路を構成しない。従って、第2接点条件が成
立した後に、車両が第2の地上子の上を通過した場合は
、第2の地上子から車上装置への変周作用は行なわれな
い。第2接点条件が成立した後に車両が第2の地上子の
上を通過するのは、第1の地上子及び第2の地上子の間
に設定された速度照査区間を、基準白走行速度で走行す
る場合である。
第2接点条件で短絡されていた第2の地上子の共振回路
は、次に車両が第1の地上子の上を通過して第1接点条
件が成立することによる短絡解除によって、再び構成さ
れる。従って、軌道回路条件等を必要とすることなしに
、第2の地上子の共握回路短絡を自動的に解除すること
ができ、フェールセーフ性が確保される。
〈実施例〉 第1図は本発明に係る車両制御装置のブロック図である
6図において、第3図と同一の参照符号は同一性ある構
成部分を示している。6は地上装置である。地上装置6
は第1の地上子61、第2の地上子62、送信回路63
及び受信回路64を含んで構成されている。65は整合
器である。
第1の地上子61及び第2の地上子62は、車両2の走
行方向aに沿い、間隔l、の速度照査区間を隔てて配置
されている。第1の地上子61は整合器65を通して送
信回路63及び受信回路64にそれぞれ接続されている
送信回路63は、第1の地上子61に照査信号を供給し
ている。実施例に示す送信回路63は、発振器631の
連続波出力信号fCを、発振器632の方形波出力信号
f、により、変調器633で振幅変調し、増幅器634
、抵抗減衰器635及び増幅器636を通して、振幅変
調波である照査信号fcHを第1の地上子61に供給す
るようになっている。
受信回路64は、第1の地上子61を介して照査信号f
cHを受信するように、第1の地上子61に接続されて
いて、照査信号fCHが受信できなくなったときは第1
接点条件を出力し、照査信号fcHが受信できなくなフ
てから次に照査信号fcMが受信できるようになった時
点を基準にした一定時素で第2接点条件を出力する。受
信回路64は、抵抗減衰器641、フィルタ642、抵
抗減衰器643、増幅器644、復調器645、リミッ
タ646、方形波成分子5を抽出するフィルタ647、
シュミット回路等のレベル判定器648及び増幅器64
9等を備えている。650はタイマ回路、MR%TMR
,COR及びQRはリレーである。MR,%MR2はリ
レーMRの扛上接点、TMRIはリレーTMRの扛上接
点、COR,はリレーCORの扛上接点、QR+はリレ
ーQRの扛上接点である。上記リレー及び接点による回
路構成は、本発明の基本動作を説明するための1例であ
り、実用上は、より高度の制御シーケンスやフエールセ
ース性を確保するために、更に複雑な回路構成となる。
第2の地上子32は、受信回路64から第1接点条件が
与えられたときは共振回路を構成し、第2接点条件が与
えられたときは共振回路を構成しない回路である。第1
接点条件は、リレーQRの扛上接点Q R+が開いてい
る状態に対応し、第2接点条件は扛上接点Q R+が閉
じている状態に対応している。
車上装置4は、第3図に示した従来例と同様に、車上子
41を回路の一部とする発振回路42及び周波数選別回
路43を含んでいるd発振回路42は、常時一定の発振
周波数fOで発振動作をしていて、車上子41が第1の
地上子61と結合したとき、常時発振周波数信号f。に
より、照査信号f。0に対し、受信回路64において受
信できなくなるように抑圧を加える。また、車上子41
が第2の地上子62と結合した場合において、第2の地
上子62がインダクタLoとコンデンサGoによる共振
回路を構成しているときは、その共振周波数に変周され
る。
次に第2図のタイムチャートを参照して実施例の動作を
説明する。第2図にお゛いて、Oはリレーの無wJ6i
1状態を示し、1は励磁状態を示している。
車両2が第1の地上子61から遠く離れた軌道1上を走
行しているときは、地上装置6の送信回路63から送信
された照査信号fC□は、第1の地上子61及び整合器
65を通して、受信回路64に受信されている。受信回
路64では、入力される照査信号fC□を、フィルタ6
42によって抽出した後、増幅器644で増幅し、復調
器645で復調し、フィルタ647で方形波成分子3を
抽出し、レベル判定器648でレベル判定し、増幅器6
49より出力する。この場合、照査信号fcHに対して
車上装置4側からの抑圧が加わっていないので、レベル
判定器647の判定出力及び増幅器649の出力は高レ
ベルである。このため、リレーMRが増幅器649の出
力によって励磁されている。リレーMRが励磁されてい
る間は、リレーTMR,C0RIびQRは励磁状態にあ
る。
また、第2の地上子2は、リレーQRの扛上接点QRI
が閉じているので、コイルL0とコンデンサC0とによ
る共振回路が短絡され、共振回路が構成されない。
次に、車両2が第1の地上子31の上を通過する七〇時
に、車上子41が第1の地上子61と結合すると、車上
装置4から送信される常時発振周波数信号f0により、
送信回路63から第1の地上子61を介して受信回路6
4に供給されている照査信号feHに対し抑圧作用が加
わる。より具体的には、照査信号fCHのレベルVCH
と常時発振周波数信号foとのレベルv0の関係を、V
C□(V6のように選定した場合、リミッタ646にお
いて照査信号fcHに対する抑圧作用が生じ、フィルタ
647で抽出される周波数成分子3のレベルが規定値に
達しないため、レベル判定器648及び増幅器649の
出力がなくなる。
このため、第2図(a)に示すように、リレーMRが七
〇時に無励磁状態になる。この時のリレーMRの接点出
力が第1接点条件となる。
リレーMRが無励磁となったことにより、扛上接点MR
,が開くので、第2図(b)〜(d)に示す如く、リレ
ーTMR%COR,QRは無励磁状態となる。これによ
り、第2の地上子62に接続されているリレーQRの扛
上接点QR+が開き、コイルL0とコンデンサC0によ
る共振回路が構成される。
次に、車両2が矢印a方向に更に走行し、t1時に車上
子41と第1の地上子61との結合が切れると、送信回
路63から受信回路64へ供給される照査信号fcHに
対する抑圧作用が解除される。このため、第2図(a)
に示すように、t。
時にリレーMRが再び励磁状態になる。
リレーMRの励磁により、扛上接点M R1が閉じるの
で、扛上接点M R1の閉じたt1時を基準にして、タ
イマ回路640はクロックパルスの計時を開始する。実
際には若干の時間遅れがあるので、タイマ回路640は
、t0時よりは少し遅れたt2時から時素カウントを開
始する。そして、t3時にカウントアツプすると、その
カウントアツプ信号により、リレーTMRが第2図(b
)に示すように励磁される。リレーTMRが励磁状態に
なり、その打上接点TMRIが閉じると、リレーCOR
が第2図(C)に示すようにt4時に励磁状態になり、
その扛上接点C0RIが閉じる。このため、リレーQR
が第2図(d)に示すように、t3時に励磁状態となり
、その打上接点QR+が閉じる。このときの打上接点Q
R+の接点条件が第2接点条件である。
第2接点条件の成立により、第2の地上子62は、コイ
ルL0とコンデンサC0とによる共振回路が打上接点Q
 R1によって短絡された状態になるので、共振回路が
構成されなくなる。
上述のように、カウンタ回路640が計時を開始してか
ら、カウントアツプする迄の時間(t2−t3 )内で
は、第2の地上子62の共振回路が構成されている。第
1の地上子61と第2の地上子62との間の速度照査区
間の間隔λ1は、車両2が規定の基準内速度で走行して
いれば、カウンタ回路640がカウントアツプした後に
、第2の地上子62の上を通過するように定められてい
る。従って、車両2が速度照査区間を基準内速度で走行
した場合は、車両2が第2の地上子62の上を通過する
時点では、第2接点条件により共振回路が短絡されてい
るため、地上側から車上側への変周作用は生じない。
ところが、車両2が速度照査区間I1.を、基準白走行
速度を越える速度で走行すると、カウタ回路640がカ
ウントアツプする前に、第2の地上子62の上を通過す
るようになる。この状態は、第1接点条件が成立した後
、第2接点条件が成立する前に対応し、第2の地上子6
2は共振回路を構成している。このため、車上装置4の
発振回路42の常時発振周波数f0が、周波数f1〜f
以外の共振回路の共振周波数に変周される。このため、
周波数選別回路431〜43nで周波数選別ができなく
なり、その出力が無信号となるため、非常制動等の車両
制御が行なわれる。
第2接点条件で短絡されていた第2の地上子62の共振
回路は、次に車両2が第1の地上子61の上を通過して
第1接点条件が成立することにより開放される。これに
より、第2の地上子62の共振回路が構成される。従っ
て、軌道回路条件等を必要とすることなしに、第2の地
上子62の共振回路短絡を自動的に解除し、フェールセ
ーフ性を確保できる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明に係る車両制御装置は、地上
装置を、互いに間隔を隔てて配置された第1の地上子と
第2の地上子、送信回路及び受信回路を含んで構成し、
送信回路から第1の地上子に照査信号を供給すると共に
、この照査信号を第1の地上子を介して受信回路で受信
するようにし、受信回路は、照査信号が受信できなくな
ったとき第1接点条件を出力し、照査信号が受信できな
くなってから次に受信される時点を基準にした一定時素
で第2接点条件を出力する構成とし、車上子が第1の地
上子に結合したとき、変周式発振回路の常時発振周波数
信号により、照査信号に対し抑圧を加えて第1接点条件
を成立させ、共振回路を構成させると共に、第2接点条
件で共振回路を解除するので、変周式速度照査及び車両
制御を行なう際に、軌道回路条件を必要とすることなし
に第2の地上子の共振回路短絡を自動的に解除し得る車
両制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両制御装置のブロック図、第2
図は同じくその動作を説明するためのタイムチャート、
第3図は従来の車両制御装置のブロック図である。 1・・・軌道      2・・・車両4・・・車上装
置    41・・・車上子6・・・地上装置 61・・・第1の地上子 62・・・第2の地上子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 地上装置と車上装置との組合せで構成される車両制御装
    置であって、 前記地上装置は、第1の地上子、第2の地上子、送信回
    路及び受信回路を含み、 前記第1の地上子及び第2の地上子は、車両の走行方向
    に沿い間隔を隔てて配置されており、前記送信回路は、
    前記第1の地上子に照査信号を供給しており、 前記受信回路は、前記第1の地上子を介して前記照査信
    号を受信するように前記第1の地上子に接続されていて
    、前記照査信号が受信できなくなったときは第1接点条
    件を出力し、前記照査信号が受信できなくなってから次
    に照査信号が受信できるようになった時点を基準にした
    一定時素で第2接点条件を出力するようになっており、
    前記第2の地上子は、前記受信回路から前記第1接点条
    件が与えられたときは共振回路を構成し、前記第2接点
    条件が与えられたときは共振回路を構成しない回路であ
    り、 前記車上装置は、車上子を回路の一部とする発振回路を
    含み、前記発振回路は、常時一定の発振周波数で発振動
    作をしており、前記車上子が前記第1の地上子と結合し
    たとき、前記常時発振周波数信号により、前記照査信号
    に対し、前記受信器において受信できなくなるように抑
    圧を加え、前記車上子が第2の地上子と結合した場合に
    おいて前記第2の地上子が共振回路を構成しているとき
    はその共振周波数に変周される回路であることを特徴と
    する車両制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055128A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nippon Signal Co Ltd:The 列車制御用信号検出装置および列車制御用信号検出方法

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