JPH03112309A - 管路内通線ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、管路内に、特に電カケープル、通信ケーブ
ル等の電気ケーブルがすでに引き入れられている管路内
にさらに追加して電気ケーブルや光フアイバケーブルま
たはその引き入れ用のパイプ等を引き入れたり、あるい
は管路内の状況を監視すべくファイバスコープやテレビ
カメラ等を挿通したりするだめの通線ローブの先端に取
り付けられる通線ヘッドに関するものである。

［従来の技術］ 従来、地中に埋設された管路内にすでに電カケープル、
通信ケーブル等の電気ケーブルが引き入れられている場
合に、その管路内の残された空間にあとから追加して電
気ケーブル、光フアイバケーブルまたはそれを引き入れ
るためのパイプを弓き入れたり、管路内面の状況やすで
に引き入れられている電気ケーブルの外面の状況を監視
するためにファイバスコープやテレビカメラを挿通する
ことがある。このような場合に、まだ何も引き入れられ
ていない管路内に最初に電気ケーブルを弓き入れるのと
同様に、まず管路内の残されている空間に通線用ロープ
を引き入れ、これに電気ケーブルやファイバスコープを
連結してロープを引っ張ることにより引き入れ、挿通を
行っている。

上記の通線用ロープの引き入れには、第４図に示すよう
に、管路ｌの内面とその中にすでに引き入れられている
電気ケーブル２の外面とによって形成された空間に、通
線用ロープ３の先端に袋状受風膜４Ｉを取り付けた通線
ヘット４０を挿入し、管路１内への引き入れ方向前方か
ら負圧で吸引するか、引き入れ方向後方から正圧で圧送
するかして、通線ヘッド４０を走行させることにより　
通線ロープ３を引き入れている。

管路１内に引き入れられているケーブルが甲、心電カケ
−プル３条が撚り合わされたいわゆる）・リプレックス
タイプケーブルである場合、通線ヘッド４０はその撚り
溝に沿って進行しやずく、袋状受風膜４１は自由に変形
可能であるために、に記撚り溝が管路ｌの内面に次第に
近イ」いて狭くなる隙間に落ち込んで食い込み、通線ヘ
ッド４０の移動ができなくなることがある。

このような状態になるのを防止するために、第５図に示
すように、袋状受風膜５１の中に、スポンジ芯体５２を
密着して内蔵させた通線ヘッド５０を用い、袋状受風膜
５１の変形膨張をある程度抑制することにより、管路内
面とケーブル外面とが次第に接して狭くなる隙間に袋状
受風膜５１が落ち込まないようにしようという提案がな
されている。なお図中、５３はスポンジ芯体５２の中心
に設（Ｊられた長さ方向に延びる硬質芯であって、袋状
受風膜５１の先端か引っ掛かったときに通線ヘット５０
が引つ繰り返ってしまうことを防１］二するためのしの
である。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、−１−記の第５図に示された提案では、
袋状受風膜５１はその内部にスポンジ芯体５２か密着し
設置Ｊられでいることにより、それがない場合に比へて
自由な変形は抑制されて、管路内の狭い隙間に通線ヘッ
ド５０が落ち込んで進行が阻害されることは防止される
ものの、袋状受風膜５１の半径方向への拡張が制限され
ていることにより、管路内の空間を有効に塞ぐことがで
きず、受圧面積が大きくならならなくて通線が困難とな
る。

一方、第４図において、袋状受風膜４Ｉが管路Ｉ内の狭
い隙間に落ち込むことは別としても４袋状受風膜４１が
膨らみ過ぎると管路１の内面やケーブル２の外表面に密
接してしまって摩擦が犬となり、通線ヘッド４０は進行
しにくくなる。

［課題を解決するための手段］ この発明の管路内通線ヘッドは、袋状受風膜が適度に膨
張されて、受風面積を大きくさＵると同時に、十分に膨
張されても管路内面やケーブル外面には十分には密接さ
れないようにして、通線ヘッドの進行を阻害させる摩擦
抵抗の増大を生じないようにしたものであって、柔軟な
多孔性芯体と、それを内蔵して、挿通される管路内空間
の横断面周囲形状に適合して接し得るように変形可能な
周囲を有し、少なくとも管路内面およびケーブル外面に
接する面に多数の通気孔を有する柔軟な袋状受風膜と、
からなるものとしている。

［作用］ 」二記のように、柔軟な袋状受風膜は、内部に多孔性芯
体が内蔵させであるので、その変形はある程度抑制され
、管路とケーブルとの狭くなる隙間に受風膜が落ち込む
ようには偏り難くなり、また受風膜には多数の通気孔を
設けであるので、受風膜をその受風面積が十分大きくな
るように膨張させでも、通気孔のＴｉ在により管路内面
およびケーブル外面への密接か良くなりずぎるというこ
とはない。

［実施例］ 第１図、第２図および第３図を参照して、この発明の管
路内通線ヘッドの実施例を説明する８まず、第１図およ
び第２図を参照してこの発明のＩ実施例を説明すると、
ＩＯはこの発明による通線ヘット、１１はその柔軟な袋
状受風膜であって、挿通されろ管路内空間の横断面周囲
形状に適合して接し得るように変形可能な周囲を有する
ものである。Ｉ２はその中に内蔵された柔軟な多孔質芯
体、Ｉ４は袋状受風膜１１の全面に設けた多数の通気孔
、３は管路１内に引き入れられる通線用ロープ、４は通
線ヘッドＩＯと通線ロープ３との連結具、２は管路１内
にすでに引き入れられている単心ケーブル３条が撚り合
イつされた、いわゆるトリプレックスタイプケーブルで
ある。

ここて、袋状受風膜Ｉｔとしては、ポリプロピレン、ポ
リビニルクしｌライト、ポリイミド、ボリテ）・ラフロ
ロエヂレンなどのプラスデックフィルムまたはノートよ
りなるもの、伸縮性のあるゴムまたはプラスチックのフ
ィルムまたはノートよりなるらの等に多数の通気孔Ｉ４
を設（）たもの　またはポリアミ）・、ポリエステル、
綿等の繊維よりなる布なとが用いられ、布の場合は布［
」が通気孔１４となる。

またその中に内蔵される柔軟な多孔性芯体Ｉ２としては
、受風膜ＩＩと同じ祠１６１のスボンノ状のものまたは
独立気泡状のムのであってもよいが、摩耗性について（
Ｊそれはと丈夫な乙のでなくてらよく、プラスチック、
金属繊維なと容易に変形されるか弾性復元力を有するも
のであることが望ましい。

さらに、通気孔１４は実施例のように袋状受風膜１１の
全面に設けてもよいが、これは少なくとも、袋状受風膜
Ｉ＋が管路１の内面とケーブル２の外面に接する範囲の
部分に設（」ておくことが、この発明においては重要で
ある。

さらにまた、」二記実施例では、受風膜１１の弓き入れ
方向後方側に空気取り入れ［」１５が設けられた場合が
示されているが、これは必ずしも必要とするものではな
く、全く設けなくてもよい３第１図に示されたこの発明
の通線ヘット１０に通線用ロープ３を連結して、第２図
に示すように管路Ｉ内の空間に挿入し、通線ローブ３の
引き入れ方向面方から負圧吸引するか、または引き入れ
方向後方から正圧圧送することにより通線ヘッドｌＯは
前進移動されるか、このとき正圧圧送の場合空気取り入
れ口１５がら空気が袋状受風膜１１内に取り入れられて
受風膜１１は膨張され、管路１の内面およびケーブル２
の外面に接するようになる。空気取り入れ口Ｉ５が格別
設けられていない場合でも、受風膜Ｉ＋の引き入れ方向
後方側か受風面となるが、通気孔Ｉ４のすべてが管路Ｉ
およびケーブル２に密接してしまうということはないの
で、密接していない部分の通気孔１４がら空気が取り入
れられて、受風膜１１は膨張され管路１およびケーブル
２に十分接するまで拡張され、こうして十分な受風面か
得られ、通線ヘッド１０には大きな推進力が与えられる
。そして受風膜ＩＩが管路Ｉの内面およびケーブル２の
外面に十分に接しても、その部分の受風膜１１には通気
孔１４が一面に多数段（Ｊられでいるので、受風膜ＩＩ
の内圧と外側の吸引とにより管路１の内面またはケーブ
ル外面に吸着してしまってその間の摩擦抵抗が増大する
ということはなく、通線ヘッドｌＯの進行が妨げられる
現象が発生ずることは防上される。

また、袋状受風膜１．　ｌの内部には柔軟な多孔性芯体
Ｉ２が設けられているので、第１図（ロ）を見ても明ら
かなように、従来は受風膜の断面全体として変形可能で
あったが、この発明では受風膜１１の断面積から多孔性
芯体１２の断面積を差し引いた面積の範囲でしか変形し
得ないので、変形は大幅に抑制され、しかも通線ヘッド
１０が管路ｌ内で偏った位置にきても、多孔性芯体１２
が支えとなって受風膜ＩＩが管路Ｉ内のケーブル２と接
する狭い空間に落ち込むことは防止される、つぎに第３
図を参照して、この発明のもう１つの実施例を説明する
と、３０はこの実施例の通線ヘット、３１は柔軟な袋状
受風膜、３２はその内部に設けられた柔軟な多孔性芯体
、３４は受風体３１のほぼ全面に設：づられた通気孔、
３５は通線ヘッド３０を断面で見て周囲を４つに等分す
る箇所で長さ方向に受風膜３１と多孔性芯体３２とを接
着、融着等により密着させた密着部である３、なお図中
、３６は多孔性芯体３２の中心に設けられた長さ方向に
延びる硬質芯、３は通線用ロープ、４は通線ヘット３０
と通線用ロープ３との連結具である。

この実施例において特に考慮されている点は、受風膜３
Ｉと多孔性芯体３２とに密着部３５を設（ジたことにあ
る。この実施例ではそれは４分割された場合であって、
受風膜３Ｉの変形は、４分割して作られたそれぞれの受
風膜の部分てのみ許され、膜材料が伸縮性のある材料で
作られている場合であっても、その伸張が加わる範囲で
ある。したがって第１図の実施例に比へて受風膜の変形
を受（Ｊる部分は断面積的には全体としてほぼ同じであ
るが、変形が可能な量は非常に小さくなっていることが
分かる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明の管路内通線ヘッドによれば、内
部に柔軟な多孔性芯体が内蔵されて　袋状受風膜の変形
の自由度が抑制されることにより、管路内面とケーブル
外面とが次第に接して狭くなる隙間に受風膜が落ち込む
ことが防止されることに加えて、受風膜に、それが管路
内面とケーブル外面とに接する部分に、−面に多数の通
気孔を設けたので、受風膜に内圧がかけられてそれが管
路内面またはケーブル外面に接して受風面積を十分大き
くとるようになっても、受風膜にかけられた内圧は上記
通気孔を通してその外部に逃がされて受風膜との間での
吸引密着が防止され、その間の摩擦抵抗の増大によって
通線ヘッドの進行が阻害されることを防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は、この発明の管路内通線ヘッドの
実施例を示し、第１図（イ）はその通線ヘッドに通線用
ロープを連結した場合の一部切裁側面図、同図（ロ）は
同図（イ）の通線ヘッドのＡＡ線における部分の断面図
、第２図はそれを管路内に挿通させた場合の横断面図、
第３図はもう１つの実施例で、同図（イ）は通線ヘッド
に通線用ロープを連結した場合の一部切裁側面図、同図
（ロ）は同図（イ）のＢ−Ｂ線における部分の横断面図
、第４図は従来の通線ヘッドを示し、同図（イ）は通線
ヘッドを管路内に挿通している場合の一部切裁側面図、
同図（ロ）はその横断面図、第５図は従来のもう１つの
通線ヘットを示し、同図（イ）はその一部切裁側面図、
同図（ロ）は同図（イ）のＣ−Ｃ線における横断面図で
ある、１：管路、２；電気ケーブル、３；通線用ロープ
、４；連結具、 ■０、；この発明の通線ヘッド、１１：柔軟な袋状受風
膜、１２．柔軟な多孔性芯体、１４．通気孔、 ３０；この発明の通線ヘッド、３１．柔軟な空状受風膜
、３２；柔軟な多孔性芯体、３４：通気孔、５ ４０　； ０ ５２； 密着部、３６；硬質芯、 従来の通線ヘッド、４Ｉ；袋状受風膜。 従来の通線ヘッド、５１；袋状受風膜。 スポンジ芯体、５３：硬質芯。 出剛人 東北電力株式会社 藤倉電線株式会社 扇矢工事株式会社 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 柔軟な多孔性芯体と、それを内蔵して、挿通される管路
   内空間の横断面周囲形状に適合して接し得るように変形
   可能な周囲を有し、少なくとも管路内面およびケーブル
   外面に接する面に多数の通気孔を有する柔軟な袋状受風
   膜と、からなることを特徴とする管路内通線ヘッド。