JPH03112053A - 密閉形鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電槽の極板積層方向に補強材を備えた密閉形
鉛蓄電池の製造方法に関するものである。

従来の技術 密閉形鉛蓄電池は電解液が実質的に正負極板とセパレー
タとによって保持されているため、正負極板とセパレー
タとは緊密に密接させ上記電解液の共有化を図らねばな
らない。従って上お正負極板とセパレータとは電槽の各
七μ檜へ挿入する際に８０＃ｆ程度の大きい挿入荷重で
挿入するものとされていた。また負極板への発生ガスの
吸収を促進するため電池内圧が０．３　ｋｇ／ｃイ程度
にならないと開弁しない排気弁が備えられていた。更に
電槽および蓋は通常熱可塑性合成樹脂であるポリプロピ
レン樹脂で形成され、両者は加熱溶着により固着するも
のとされている。

発明が解決しようとするｌｌ！１題 密閉形鉛蓄電池には、電槽に上記の如く正負極板とセパ
レータ（以下極板群という。）とが大きい挿入加重で挿
入されるとともに、電池が一定内圧にならないと開弁し
ない排気弁が具備されているので、蓄電池を完成したあ
と、電解液を注入すると、極板が膨満するとともに電池
内圧が上昇し、この複合作用によって極板の積層方向に
面した電槽の側壁が膨出した。これを防止するため実開
昭５９−７５５７号公報に示される如く、電槽の極板積
層方向に面した側壁の外側に系合溝を形成し、該系合溝
へ補強材を嵌挿したものが提案されている。しかし上記
系合溝の開口面が実開昭５９−７５５７号公報の第４図
に示されるように′ＦｔＨｉ上面のみの場合、加熱溶着
する際に、溶着代の分だけ電槽および蓋の高さ寸法が短
縮され、その分に相当する容積の空気の逃げ場所がなく
なるので、該空気が上記溶着部を貫通して外部へ逃げ、
該逃げた筒所に貫通孔が形成され、該貫通孔から湿気お
よび水分が進入し、軟鋼板のように安価で、かつ強靭な
補強材を使用しても、腐食するため使用することができ
ないという欠点があった◎本発明は、上記欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、電池内
圧が上昇しても電槽の側壁を外側へ膨出させないために
補助槽に補強材として軟鋼板でも使用することができる
密閉形鉛蓄電池の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段 本発明の方法は、電槽の極板積層方向に面した側壁の外
側に補助槽を設け、該補助槽または該補助槽の上部に位
置する蓋に空気抜き孔を形成しておき、電槽と蟹とを加
熱溶着させた後、上記空気抜き孔を閉塞するものである
。

作用 上記方法によれば、補助槽と蓋の溶着部に貫通孔が発生
しなくなり外部の湿気や水分の進入が阻止出来補強材と
して軟鋼板を使用することができる。

実施例 第１図において、１は密閉形鉛蓄電池、２は蓋で、該！
２の天井攪３には排気弁４が形成されている。該排気弁
４は第２図に示す如く！２に形成された凹陥部゛５の底
壁６から突設した排気筒７に、該排気筒７を覆う如く断
面コの字形状の軟質ゴムキャップ８を強挿嵌合させたも
のである◎また９は蓄電池内部と連通ずる排気孔、１０
は複数の各七μ檀と連通ずるとともに外部に開口する排
気路、２ａは覆板である。なお上記排気弁４は電池内圧
が０．３に９／Ｃｔ＋ｌ程度になると開弁する構成にな
っている。

その製造方法について説明すると、第３図、第４図のよ
うに極板積層方向に面した側壁１５ｂの外側に補助Ｆ！
１６ａを備えたポリプロピレン樹脂からなる電槽１１を
準備し、該補助槽１６ａに軟舒４板１７を挿入する。尚
該補助槽１６ａには第４図のようにその下部に予め空気
抜き孔１６ｂが形成されている。

軟鋼板１７を挿入した後の位置関係は、第４図のように
軟鋼板１７の上端１７ａは電槽１１の上＠１１Ｃよりム
寸法下ったところにあり、この人寸法は電槽１１と蓋２
とを加熱溶着する際の電槽１１の溶着代に相当するもの
である。

次に第３図の電槽１１の各セμ檀１１ａ、１１ｂ。

・・・・・・に極板群１２ＪＬｔ　　ｆ２ｂｔ−−−−
−−を（緊圧が８０幻／−程度になるように）強挿収容
する。そして第１図の正極側のストラップ１３ａの中間
極柱１４ａと負極側のストラップ１３ｂの中間極柱１４
ｂとを電槽隔檄１５の開口部１５ａにおいて連結する。

その後電槽１１と！２とをｊｇ１図の１８において加熱
溶着する。

次に前記空気抜き孔１６ｂを加熱したコテ尋によって閉
塞すれば補助空間１６が完全密閉された密閉形鉛蓄電池
１を得ることが出来る。

上記実施例においては空気抜き孔１６ｂを電槽１１に設
けたが、補助空間１６に対応する蓋２の天井Ｎ３に設け
ても良い。また空気抜き孔１６ｂは封止栓を用いて閉塞
しても良い。

発明の効果 上記の如く本発明の方法によれば、閉塞された軟鋼板が
外気と触れない様にすることが出来゛、軟鋼板の腐食を
防止出来る。

また、電槽の補強材として軟鋼板を使用することが出来
るため安価で抗張力の高い側壁を有した密閉形鉛蓄電池
を得ることが出来る・

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法により製作した密閉形鉛蓄電池の要
部縦断正面図、第２図は同排気弁の拡大断面図、第３図
は同電槽の外観斜視図、第４図は第３図のＩ−Ｉ’部縦
断面図である。 ２・・・蓋　　４・・・ガス排気弁　　１１・・・電槽
１１ａ、１１ｂ−各セ＃［１２ａ、　１２ｂ・−極板群
１５ｂ・・・極板積層方向に面した電槽の側壁１６ａ・
・・補助槽　　　１６ｂ・・・空気抜き孔１７・・・軟
鋼板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性合成樹脂製電槽（１４）の補助槽（１６ａ）に
   、軟鋼板（１７）を挿入し、該補助槽（１６ａ）は該電
   槽（１１）の極板積層方向に面した側壁（１５ｂ）の外
   側に形成されたものであり、 次いで、極板群（１２ａ）（１２ｂ）を前記電槽（１１
   ）のセル槽（１１ａ）（１１ｂ）へ強挿収容し、次いで
   、前記電槽（１１）と熱可塑性合成樹脂製蓋（２）とを
   加熱溶着し、該蓋（２）は所定圧に達すると開弁するガ
   ス排気弁（４）を有するものであり、 次いて、前記補助槽（１６ａ）の下部または該補助槽（
   １６ａ）の上部に位置する蓋（２）に形成された空気抜
   き孔（１６ｂ）を閉塞することを特徴とする、 密閉形鉛蓄電池の製造方法。