JPH03111757A - 分離塔の製造方法及び分離塔 - Google Patents

分離塔の製造方法及び分離塔

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JPH03111757A
JPH03111757A JP2220147A JP22014790A JPH03111757A JP H03111757 A JPH03111757 A JP H03111757A JP 2220147 A JP2220147 A JP 2220147A JP 22014790 A JP22014790 A JP 22014790A JP H03111757 A JPH03111757 A JP H03111757A
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capillary
polymer film
separation column
solvent
solution
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JP2220147A
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English (en)
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Kuniyuki Eguchi
州志 江口
Johan G Kloosterboer
ヨアン ジョージ クロスタボーエル
Dirk J Broer
ディック ヤン ブローエル
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Hitachi Ltd
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Hitachi Ltd
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/50Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
    • G01N30/56Packing methods or coating methods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
    • B01D15/08Selective adsorption, e.g. chromatography
    • B01D15/10Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features
    • B01D15/20Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to the conditioning of the sorbent material
    • B01D15/206Packing or coating

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体クロマトグラフィーにおいて使用される
、内側が重合体膜で被覆されたガラス毛管を具備する分
離塔の製造方法及び分離塔に関する。
また本発明は、内側を重合体膜で被覆した内径最大10
μmのガラス毛管を具備する分離塔に関する。
[従来の技術] 上記の分離塔は液体クロマトグラフィー、電界での粒子
の運動に基づく分離技術、例えば毛管帯電気泳動及び内
部浸透クロマトグラフィーに使用される。
液体クロマトグラフィーは化合物の混合物の分離、検出
及び分析のための公知の方法であり、非揮発性又は熱不
安定な固体又は液体化合物及び多くの有機化合物の分析
のために特に適している。
分析される試料は適当な溶剤いわゆる移動相に溶解され
、同じ又は他の適当な溶剤と共に高い圧力のもとて塔に
押し通される。使用される多くの塔はいわゆる充填塔で
あり、多孔質粒体の形の適当な吸着剤が固定相として使
用される。慣用の粒体は表面処理されており、形成され
る薄い表層が固定相の働きをする。充填塔の代りに内側
を適当な固定相で被覆した毛管を使用することによって
、原則として塔の分離能と分離速度を改善することがで
きる。この主の毛管塔は文献で0TLC(Open t
ubular 1iquid chromatogra
phy開管液体クロマトグラフィー)塔と呼ばれる。毛
管の内径が5−10μmであり、毛管の内側の固定相の
厚さが0.3−1μmであるならば、理論的に毛管塔は
充填塔に比して優れていると推論することができる。分
析試料片の化合物は固定相に対する親和力の相違により
クロマトグラフィー塔の通過時間が異なる。こうして試
料は現存する個別化合物に分離される。塔の端で化合物
の検出と定量的及び/又は定性的決定が行なわれる。
冒頭に述べた種類の方法はChromatograph
ia24巻739−744頁(1987年)所載の0・
ファン・ベルケル(O−vanBerkel)の論文に
記載されている。そこで記述された方法ではジメチルシ
ロキサン重合体と熱開始剤のペンタン養液を塔に圧入す
る。低圧でペンタンを蒸発し、次に生じた重合体膜の交
さ結合(cross−1inking)を高温で行なう
[発明が解決しようとする課題] 公知の方法の欠点は、小さな内径の毛管内に得られる重
合体膜の層厚が小さいことである。内径5μmの毛管で
0.045μmの層厚が記述されている。この場合決定
的な量は相比βである。相比βは Vs  (d十r)
2−r” Vm     r” に等しい。この式でVsは固定相の容積、Vmは移動相
の容積、dは重合体膜(=固定相)の厚さ、rは重合体
膜を設けた塔の半径である。与えられた例でβ=0.0
37である。記述された重合体膜の厚さは0.70μm
、毛管直径25.1μmである。これは0.122のβ
値に相当する。ペンタン溶液の重合体濃度を増すことに
よって、−般に厚い重合体層を得ることができる。しか
しその結果強粘性溶液が生じるので、毛管を重合体溶液
で満たすことは到底できない。公知の方法は、細い毛管
の内側を比較的厚い重合体膜で被覆するには不適当であ
る。厚い重合体膜を作ることができることは、塔の有用
性にとって不可欠である。
厚さが増すにつれて塔の最大負荷(容量)が増加するか
ら、成分を良く検出することができるのである。
本発明はとりわけ相比βが高く、従って試料容量が高い
0TLC塔の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、毛管の内側をシリル化し、次に毛管に光及び
/又は熱開始剤とアクリレート単量体及び/又はオリゴ
マーの溶剤中の溶液を満たし、続いて単量体及び/又は
オリゴマーを紫外光又は可視光若しくは加熱によりその
場で重合し、次に溶剤を蒸発して重合体膜を形成し、次
に重合体膜を熱硬化することを骨子とする。
[作用コ 単量体及び/又はオリゴマー溶液は重合体溶液より粘度
が低いから、細い毛管の充填が容易になる。多種多様な
アクリレート単量体及び/又はオリゴマーによって毛管
塔の性質、例えば重合体層の気孔率を調整することがで
きる。
[実施例] 適当なアクリレート単量体は例えばアクリル酸テトラエ
チレングリコール(TEGDA)及びジアクリル酸1.
6ヘキサンジオール(HDDA)である。ジアクリレー
トは、主として線形重合体連鎖しか与えないモノアクリ
レートと違って、重合により網状結合を形成することが
できる。光開始剤として慣用の開始剤、例えばα、α−
レジメトキン−α−フェニルアセトフェノン使用するこ
とができる。多くの場合に使用される熱開始剤はアゾな
いしイソブチルニトリル(A I B N)である。毛
管の内側のシリル化はガラス面の表面改質であり、ケイ
素含有接着剤の単分子膜をガラス表面と化学的に結合す
るのである。接着剤はまた形成されるポリアクリレート
と結合されるから、この重合剤は移動不能になる。適当
なシリル化剤は例えば3−(メタクリルオキシ)プロピ
ルトリメトキシシラン(γ−MPS)及び3−(アクリ
ルオキシ)プロピルトリメトキシシラン(γ−APS)
である。これらのシランを例えばトルエンに溶解し、次
に溶液を高温で圧送して毛管に通す。
トルエンで洗浄し、乾燥した後、毛管をアクリレート単
量体及び/又はオリゴマー及び開始剤の溶液で満たす。
溶剤として例えばクロロホルムを使用する。波長約35
0mmの紫外光で露光すれば重合が起こる。この場合波
長と光開始剤の吸収の最大値とを相互に調整する。毛管
の長さに応じて2つの露光法が使用される。長さ60a
n以下の毛管の場合はこれに適した長さ60cmの放電
灯を使用する。60■を越える長さの毛管の場合は例え
ば長さ120Gの放電灯に沿って毛管を一定の速度で前
進させる。ポリアクリレートの膨潤した網状構造が生じ
、分子の間の間隙は溶剤で満たされている。毛管の片側
を真空ポンプと連結して溶剤を蒸発させる。重合体の網
状構造が崩壊し、毛管の内側に重合体膜が生じる。毛管
をシリル化しない場合は同じ条件のもとて重合体の線条
が生じるであろう。付着性シランを介してガラス壁と重
合体とを化学的に結合することによって均一な膜が形成
される。次に高温、例えば120℃で重合体膜を更に硬
化する。後者の処理は重合体の特別の交さ結合を生じ、
液体クロマトグラフィー分析で塔を使用するときにこれ
が過度の膨潤を防止する。
毛管の材料はガラスであり、良好な化学的性質という点
では石英ガラスであることが好ましい。
毛管の外側は有機被覆、例えばポリアクリレート又はポ
リイミドで保護される。石英毛管を約20oO℃の温度
で延伸する。その結果石英表面のシラノール基(−8i
−OH)の定着度が低い。シリル化反応でシラノール基
と反応するがシロキサン基(−8i −0−8i−)と
反応しないから、少くともシロキサン基の一部をシラノ
ール基に変えなければならない。そのために例えばKO
H溶液、続いてHCL溶液を石英毛管に圧送して通す。
その際シロキサン基がシラノール基に変えられ、過量の
溶液は取り除く。続いてシリル化反応を行なう。
本発明に基づく方法によって半径9μmの毛管の内側に
厚さ0.3μmの重合体膜が設けられる(β値=0.1
48)。また内径が大きい毛管の内側には厚い重合体膜
を設けることができる。本発明に基づく方法で例えば内
径65μmの毛管に厚さ5μmの重合体膜が設けられる
(β値=0゜397)。本発明方法で製造した塔は高い
β値にかかわらず理論段相当高さH(HETP=Hei
ght Equivalent to a Theor
etical Plate)の値が低く、β値が高いの
で得られるクロマトグラムの信号雑音比が良好である。
H値は塔の分離能の尺度であり、とりわけ移動相の直線
流速に関係する。
本発明方法の実施態様はアクリレートとしてアクリル酸
シロキサンオリゴマーを使用することを特徴とする。こ
の種のアクリレートはボルトシュミット社(Th、Go
ldshmidt A、G、)が種類番号RC710で
市販している。この液体は室温で200mPa−5の低
い粘度を有する。他のアクリレート例えばTEGDA及
びHDDAに対するアクリル酸シロキサンの利点は表面
張力が低いことである。
このことはシリル化したガラス面の良好な湿潤をもたら
し、こうして均一な層厚が促進される。また重合したア
クリル酸シロキサンは、「逆相」液体クロマトグラフィ
ーで使用される極性溶剤例えば水及びメタノールの使用
時に膨潤に良く耐える。
重合TEGDA又はHD D Aを使用するときは過度
の膨潤により毛管が詰る恐れがある。
本発明方法の別の実施態様は、アクリレート単量及び/
又はオリゴマーをモノアクリレートと混合することを特
徴とする。モノアクリレートは分子当り1個のアクリレ
ート基を持つアクリレートであり、重合の際に網状構造
でなく線状重合体分子をもたらす。分子当り2個以上の
アクリレート基を持つアクリレート単量体、例えばTE
GDA。
HDDA及びアクリル酸シロキサンとモノアクリレート
を混合すれば、重合後の交さ結合密度(cross−1
inkdensity)が小さくなる。低い網状構造密
度は重合反応後の溶剤の蒸発と移動相及びこれに溶解し
た成分の拡散を促進する。網状構造密度を調節するもう
一つの方法は露光量を変えることである。後者の方法は
実際にはあまり良く実行されないようである。暗所でも
なお重合がしばらくの間持続するからである。適当なモ
ノアクリレートは例えばアクリル酸ラウリル(CLA)
とアクリル酸エトキシエチル(EEA)である。例えば
20重量%クロロホルム溶液を調合するために。
LAとTEGDAを2 : 1 (W/W)の割合で混
合する。LAとアクリル酸シロキサンは例えば1: 1
 (W/W)の割合で混合して20重量%クロロホルム
溶液を調合する。中でもLAとアクリル酸シロキサンの
単量体混合物は重合の後にすこぶる良好な膜均一性を与
え、形成される膜はメタノールその他の極性溶剤に耐え
る。このことは使用中の毛管の膨潤による詰まりを予防
する。
本発明の別の実施態様は、溶剤としてテトラヒドロフラ
ン(THF)を使用することを特徴とする。アクリレー
ト単量体及び/又はオリゴマーのための溶剤としてTH
Fを使用することは、クロロホルムのような溶剤の場合
より高い単量体及び/又はオリゴマー濃度を使用するこ
とができる(例えば30重量%)利点がある。高い単量
体及び/又はオリゴマー濃度は厚い重合体膜をもたらす
また本発明はとりわけ最大10μmの内径を有し、内側
が重合体膜で被覆されたガラス毛管から成り、先行技術
によるものよりも良好な、分離能と容量の組合わせを有
する分離塔を提供することを目的とする。信号雑音比は
公知の0TLC塔より良好である。
本発明に基づき更に重合体膜の容積と重合体膜を設けた
後の毛管の内部容積の比が0.14を越えることを特徴
とする液体クロマトグラフィー塔によって上記の目的が
達成される。前述のようにこの比は文献で相比βと呼ば
れる。前述のO,van  Berkelその他の論文
で毛管内径25゜1μmで0.70μmの最大膜厚が報
告されている。これは0.122のβ値に相当する。内
径25μm、膜厚0.25μmまたは0.38μmの上
述の塔は所定の多環式芳香族に対して段高さHが150
μm又は350μmであり、移動相の直線速度Vは5.
7an/sである。本発明に基づく塔は例えば毛管内径
9μm、重合体膜厚さ0.3μmである。これは0.1
48のβ値に相当する。
このような塔によって同じ条件のもとて20ないし40
μmのH値、即ち分離能の改善が得られる。
塔の比較的高い負荷を可能にする比較的厚い重合体膜の
存在によって、分離能を保持又は改善すると共にクロマ
トグラムの信号雑音比が大幅に改善されることが大きな
利点である。このことは試料中の少量の化学成分の検出
のために大変好都合である。
下記の実施例と添付の図に基づいて本発明を説明する。
第1図は毛管に液体を充填するのに適した容器の断面略
図、第2図はKOHとHCIで処理した石英表面の反応
略図、第3図はシリル化反応の略図、第4図は本発明に
基づく塔によるアントラセン誘導体のクロマトグラム、
第5図は上記の塔のHETP (理論段相当高さ)を示
す線図である。
実施例1 長さII、内径65μmの石英毛管の内側をKOH溶液
で腐食する。このために○、vanBerkelその他
の前述の論文に記載された容器を使用する。第1図に参
照符号1でこの容器を示す。容器は蓋5を備えた鋼製の
槽3から成り、その間にシール7がある。槽内にガラス
ビーカー9があり、その中に1mKOH溶液11がある
。充填される毛管13は栓15を経て蓋5に通され、毛
管の端部は溶液11の中にある。開口部17を通ってヘ
リウムが圧力5ba rで槽3に圧入される。このため
溶液11が毛管13に押し通される。
KOH溶液は毛管内に2時間留まり、その後毛管を水及
び0.03mHClで、そして最後に毛管から流出する
水が中性になるまで再び水で洗浄する。洗浄処理のため
に第1図と同じ容器を使用する。そのために溶液がそれ
ぞれ水、HCI及び水に入れ換わる。この処理によって
、第2図に略図で示すように、石英表面のシロキサン基
がシラノール基に変えられる。次に125℃でヘリウム
の流れにより毛管を少くとも4時間乾燥する。
シリル化は3−(メタクリルオキシ)プロピルトリメト
キシシラン(Y−MPS、Ventr。
n)の1容積%トルエン溶液を用いて行なう。第1図の
容器によりこの溶液を毛管に圧入する。その場合溶液1
1はシラン溶液を表わす。シリル化は125℃で1時間
にわたって行なわれ、そのために毛管を炉内に置く。次
に毛管をトルエンで洗浄し、室温でヘリウムの流れによ
り少くも3時間にわたって乾燥する。この反応によって
毛管表面は、第3図に略図で示すように、化学的に結合
されたメタクリレート基の単分子膜を具備する。
単量体/オリゴマー溶液として量比1:1のアクリル酸
シロキサン(RC710、Th、Goldshmidt
  A、G、)及びアクリル酸ラウリル(Polysc
ience  Inc、)と溶剤としてのテトラヒドロ
フラン(THF)から成る溶液を調合する。アクリレー
ト単量体の濃度は30重量%である。またこの溶液に光
開始剤として2重量%のα、α−ジメトキシーα−フェ
ニルアセトフェノン(Irgacure  651、C
1ba  Geigy)を加える。毛管の一端を単量体
溶液中に沈め、他端を真空ポンプ(150mbar)に
接続して、前述のように前処理した毛管を単量体溶液で
満たす。満たした毛管に次に波長約350ngn、放射
強度0 、35 mW/cm2で紫外線を照射する。こ
のために毛管を2 rm / sの速度で紫外線灯に沿
って導< (Philips、TLD  36W108
、長さ120a++)、重合により毛管内にポリアクリ
レートの網状構造が生じる。
網状構造はシランを介して毛管の石英表面と化学的に結
合されている。網状構造の中に溶剤THFがある。次に
毛管の一端を真空ポンプ(圧力150−250mb a
 r)に少くとも15時間接続する。こうして溶剤が蒸
発し1重合体網状構造が崩壊して毛管の内側に重合体膜
を形成する。最後に重合体膜を120℃で12時間熱硬
化する。最後の処理はクロマトグラフィー分析で塔を使
用するときに膜の過度の膨潤を防止する。毛管の垂直横
断面のSEM(走査電子顕微鏡)撮影により重量体膜の
厚さを測定したところ、5μmである。これは0.39
7のβ値に相当する。
実施例2 内径9μm、長さ1mの石英毛管で実施例1を繰返す。
得られる重合体膜厚さは0.3μmである。これは0.
148のβ値に相当する。
実施例3 実施例2によって得た長さ75a++の9μmの毛管の
クロマトグラフィー的性質をO,van  Berke
lその他の前述の論文に記載された0TLC装置で測定
する。その装置はヘリウムで加圧した容量400m1の
鋼製の槽から成る。槽の中に溶離剤又は移動相がある。
槽は濾過器、0.5μm注入コック、スプリッタを介し
て毛管に接続される。毛管の保護ポリアクリレート層を
端部に約21の間隔を置いて焼付ける。光電検出器とし
ての蛍光計と組み合わせたH e Cdレーザ(波長3
25nm)を、塔で直接に蛍光検出するために使用する
塔のクロマトグラフィー的性質をアントラセン誘導体即
ちアントラセン、9−シアノアントラセン、9−(ヒド
ロキシメチル)アントラセン、フルオルアントラセン、
9−フェニルアントラセン、1.2−ベンズアントラセ
ン、9,1o−ジフェニルアントラセンのメタノール溶
液の混合物でテストする。移動相としてメタノールを使
用し、その際塔を通る直線速度は5.6mm/sである
。注入コックをスプリッタを用いて15ピコリツトルの
試料を塔に圧入する。水平軸に沿って滞留時間t(分)
、垂直軸に沿って任意の単位の被検出信号を取って得た
クロマトグラムを第4図に示す。
ピークの数字はクロマトグラムの基準蛍光物質と共に下
記のアントラセン誘導体を示す。
1=蛍光物質 2=9− (ヒドロキシメチル)アントラセン3=9−
シアノアントラセン 4=アントラセン 5=フルオルアントラセン 6=9−フェニルアントラセン 7=1.2−ベンズアントラセン 8=9.10−ジフェニルアントラセン得た信号はほと
んど雑音を含まないから(高い信号雑音比)、小さな濃
度でも検出することができる。塔の重合体厚さが0.0
28μmである○。
van  Berkelその他の前記論文に記載された
塔で得られる信号は多くの雑音を含む(上記の論文の図
10を参照)。その場合高い濃度は信号雑音比を改善す
ることができるが、しかしこれは塔の過負荷を招き、こ
のためピークの望ましくない拡がりが起こる。本発明に
基づく塔の性質を第5図に示す。種々のアントラセン誘
導体について段高さH(μm)と移動層の直線速度(n
u/s)との関係を作図した。段高さはO,vanBe
rke 1その他の論文所載のものより約係数10低い
。このことは分離能が良好であることを示す。
第5図の数字は第4図と同じであることを示す。
第5図の数字は第4図と同じアントラセン誘導体に相当
する。
[効果] 本発明によれば、試料容量が大きい液体クロマトグラフ
ィーの分離塔を作ることができ、それにより従来よりも
高性能の分離塔を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は毛管に液体を充填するのに適した容器の断面略
図、第2図はK OHとHCIで処理した石英表面の反
応略図、第3図はシリル化反応の略図、第4図は本発明
に基づく塔によるアントラセン誘導体のクロマトグラム
、第5図は上記の塔のHETP (理論段相当高さ)を
示す線図である。 1:容器、3:槽、5:M、7:シール、9:ビーカー
 11:溶液、13:毛管、15:栓、17:開口部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内側を重合体膜で被覆したガラス毛管から成る分離
    塔の製造方法において、毛管の内側をシリル化し、次に
    毛管を光及び/又は熱開始剤とアクリレート単量体及び
    /又はオリゴマーの溶剤中の溶液で満たし、続いて紫外
    光又は可視光若しくは加熱により単量体をその場で重合
    し、次に溶剤を蒸発させて重合体膜を形成し、続いて重
    合体膜を熱硬化することを特徴とする分離塔の製造方法
    。 2、アクリレートとしてアクリル酸シロキサンオリゴマ
    ーを使用することを特徴とする請求項1記載の分離塔の
    製造方法。 3、アクリレート単量体をモノアクリレートと混合する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の分離塔製造方
    法。 4、溶剤としてテトラヒドロフランを使用することを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の分離塔製造方法。 5、内側を重合体膜で被覆した内径が最大10μmのガ
    ラス毛管から成る分離塔において、重合体膜の容積と重
    合体膜を設けた毛管の内部容積の比が0.14を越える
    ことを特徴とする分離塔。
JP2220147A 1989-08-25 1990-08-23 分離塔の製造方法及び分離塔 Pending JPH03111757A (ja)

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