JPH03111753A - 測定値の補正係数自動設定手段を有する分析装置 - Google Patents

測定値の補正係数自動設定手段を有する分析装置

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JPH03111753A
JPH03111753A JP1249780A JP24978089A JPH03111753A JP H03111753 A JPH03111753 A JP H03111753A JP 1249780 A JP1249780 A JP 1249780A JP 24978089 A JP24978089 A JP 24978089A JP H03111753 A JPH03111753 A JP H03111753A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電解質分析装置で代表される自動分析装置
における測定値の補正係数自動設定方式従来の技術 イオン電極法を用いて検体中のイオン濃度を測定する装
置として電解質分析装置が知られている。
この電解質分析装置においては、血清や尿などの検体を
サンプルカップ等の容器に入れ、この容器内の検体を装
置内に吸引して測定電極部に導き、イオン濃度に応じた
電極電位を検出し、この電極電位に基づいて制御部にて
検体のイオンlr5度を演算・測定するようにしている
このような電解質分析装置においては、電極電位の時間
等の要因による変動(ドリフト)等により検体のイオン
濃度の測定値が真の値に対して変動し、求めるべき正し
い値とはならない場合がある。そのような場合に、標準
血清等を用い、そのイオン濃度の真値(標準値)に実際
に測定して得られた標準血清等のイオン濃度の測定値を
合わせる補正作業が必要となる。この補正作業を行う場
合、Y=A・X+Bなる補正式(ここで、X:測定値、
Y:補正値)を用い、この補正式を装置の制御部に予め
入力し格納しておくと共に、補正係数A1Bを計算によ
り算出し、この計算された補正係数A1Bを装置内の制
御部のRAM等に記憶させ、設定するようにしている。
第4図は従来の標準血清を用いた測定値の補正法におけ
る補正係数設定方法の処理手順を具体的に示すフローチ
ャート図である。
標準血清を用いて測定値の補正を行うにあたり、使用者
は、イオン濃度が高、中、低と異なる三種の標準血清H
,M、Lを各血清H,M、Lにつき5個のサンプルカッ
プに入れ、この15個のサンプルカップを装置のオート
サンプラのターンテーブル上にセットする(ステップ■
)。このとき、標準液を用いた測定の校正操作は完丁し
ている。
次に、使用者は、キーボードの操作により測定開始の指
示を行い、装置の制御部(CPU)に測定開始の入力信
号を与える(ステップ■)。この入力信号を受けて三種
の標準血清H1M、Lについてイオン濃度の測定操作が
順次連続して自動的に行われ、その結果が表示されると
同時に、プリントアウトされる(ステップ■)。この測
定操作は、15個のサンプルカップに入れられた全ての
標準血清H,M1Lについて終了するまで自動的に繰り
返される。そして、15個のサンプルカップに入れられ
た標準血清81M1Lの全てについて測定操作が終了す
ると、ステップ■において、その測定結果に基づいて測
定値の補正が必要か否かが判別・判定される。すなわち
、使用者は、プリントアウトされた測定結果と標準血清
に添付された真値(標準値)との比較により、測定値の
補正か必要か否かを予め定められた判定基準にしたがっ
て判断する。その判定基準は次の通りである。
標準血清の標準値と、標準血清の5回の測定結果の平均
値との差が、H,M、Lの三種の標準血清の各イオン濃
度共に次の数値の範囲内に入っているか否か。入ってい
れば補正の必要なし。
Na:±1.5mmol/1以内 に:±0.1mmol/1以内 C1:±1.5mmol/1以内 ステップ■において補正の必要が無しと判断された場合
は、補正係数設定の全てのステップが終rする。
一方、ステップ■において、使用者により補正の必要が
有りと判断された場合は、ステップ■において、使用者
は補正式Y=A−X+Hにおける補正係数A%Bの計算
を予め定められた計算式を用いて手技により行う。その
補正係数計算式は次の通りである。
a=Y−b#X ここて、 XI  、標準血清Hの標準値 X2“標準面i?jrMの標準値 X3°標準血清しの標準値 YI :標準血清Hの一1定結果の平均値Y2 °標準
血清Mの測定結果の平均値Y3:標準血清りの測定結果
の平均値 ステップ■において、補正係数A1Bが手技による計算
−により算出されると、次に、ステップ■において、算
出された補正係数A1Bが使用者のキーボードの操作に
より装置の制御部に入力される。装置の制御部は、入力
された補正係数A1BをCPUによって読みとり、RA
Mに転送して記憶させる(ステップ■、■)。これによ
り、補正係数A1Bの装置への入力・設定が終了する。
発明が解決しようとした課題 従来の補正係数設定方式は、上述した通り、標準血清の
イオン濃度の測定から測定値の補正の必要の有無の判断
・判定、補正の必要が有る場合の補正係数A1Bの計算
・算出、算出された補正係数A、Bの装置への入力・設
定を全て手技により手動で行うものであった。したがっ
て、補正係数設定の操作・処理の手順を自動化すること
は不iiT能であり、手技による操作e処理の過程で操
作ミスが生じることがあった。また、補正が必要か否か
の判定を使用者が手技により行うので、判定ミスが生じ
ることがあり、客観的な判定が得られない場合が生じる
。さらに、補正係数を使用者が手技によって計算り算出
するので、計算に手間と時間がかかり、取扱いが非常に
煩雑になるばかりか、手計算によるため、計算ミスも生
じ易いという問題があった。このような問題は電解質分
析装置のみならず、血液ガス分析装置などの補正式を用
いて測定値を補正する必要のあるその他の自動分析装置
においても頻繁に生じていた。
この発明は以上の点に鑑み提案されたもので、標準物質
の測定、標準物質の測定値の補正の必要の自“無、必要
有りの場合の補正係数の算出、算出された補正係数の装
置への入力・設定に至る一連の操作・処理の手順を全て
自動的に杼えるようにすることを目的とした。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、測定可能70度
領域の複数の濃度既知なる標準物質を用いて、その濃度
既知なる標準値と、前記/!lll定部にて測定された
測定値と、予め設定された基準値とに基づいて前記制御
部において前記測定値の補正の有職を比較−判別1−1
補正の必要か打りの場合に、その判別信号に基づいて前
記装置に設定される補正式の補正係数を前記制御部にて
演算して格納することを特徴とした分析装置における測
定値の補正係数自動設定方式を採用した。その場合、本
発明の1つの構成によると、複数の濃度既知の標準物質
の標準値を制御部に入力して記憶させた後、これらの標
準物質の濃度を夫々所定回数だけ測定し、その測定値の
平均値を前記制御部にて演算すると共に、その平均値と
前記標準値との差を比較演算し、その差が予め設定した
基準値に対して所定範囲内に入っているか否かに基づい
て前記測定値の補正の有無を判別することを特徴とした
補正係数自動設定方式が採用される。
また、本発明は、測定値の補正の必要が有る場合、補正
式の補正係数を制御部にて演算して格納した後、検体の
濃度測定時に前記制御部に設定された前記補正式にて濃
度測定値を自動補正することを特徴とした分析装置にお
ける測定値の補正係数自動設定方式を特徴とした。
作   用 濃度既知の複数の標準物質の真値(標準値)を装置に入
力した後、各標準物質について所定回数の測定動作を開
始させると、測定結果の平均値と標T値と予め設定した
基準値とに基づいて測定値の補正の有無が自動的に判別
される。補正の必要か自゛りと判別された場合、予め定
められた計算式に基づき、装置の制御部において一連の
計算手続きか順次自動的に実行され、装置に設定される
補正式の補正係数が演算される。この演算された補正係
数は制御部のRAMに格納され、装置への自動設定が終
rする。以後、この自動設定された補正係数を有する補
正式により検体の濃度測定値か真値に自動的に補正され
る。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明に係る補正係数自動設定方式か適用され
る電解質分析装置の具体例を示すブo ’yり図、第2
図はその制御部を中心とした信号の送受の動作を説明す
るためのブロック図である。
装置本体の検体の吸引位置にオートサンプラ10が配設
され、その上にターンテーブル11が回転可能に装着さ
れている。ターンテーブル11の円周方向には、検体又
は標準面lhを入れたサンプルカップ12・・・が所定
ピッ千間隔で装着されている。ターンテーブル11は、
サンプルカップ12・・・の配列ピッチ間隔でステップ
送りされる。
ターンテーブルーヒ方の検体吸引位置と対応する位置に
検体を吸引するサンプリングノズル13がセプタム14
を通して上下動可能に支持されている。サンプリングノ
ズル13はノズル上下機構15の作動によって上昇又は
下降される。サンプリングノズル13はイオン濃度の測
定電極部16に体的に接続されている。ノズル13の検
体の流路は測定電極部16に通じている。ノズル13は
、測定電極部16のKs Nas Clの各イオン電極
18A116B118C1参照電極部16D1フローセ
ンサ17を通してローラポンプ18に接続されており、
その検体吸引方向(図の時計回り方向)への正回転によ
りノズル13内にサンプルカップ12から所定量の検体
が吸引される。
さらに、ノズル13はセプタム14を通して三方バルブ
19A、19Bに接続され、この三方バルブ19A、1
9Bを通して標準液1.2の容器に夫々接続されている
。三方バルブ19A119Bは制御部21からの信号に
よって開閉ならびに切り換え制御される。
標準/&1は校正液として用いられる。ノズル13に吸
引された標準液は、イオ/′Ifa度の測定時に測定電
極部16に満たされる。標準液2は標準液1と同様に校
正液であって、三方バルブ19Bをノズル13側に開き
ローラポンプ18を正回転させると、バルブ19B1セ
プタム14を通して、ノズル13内に吸引され、測定電
極部16に導かれて満たされる。参照電極液Rはローラ
ポンプ18の正回転により参照電極部16Dに予め満た
される。このとき、三方バルブ19A、19Bは共に閉
じられている。また、三方バルブ19A% 19Bは、
一方が閉じているとき他方が開いているように開閉制御
される。
測定電極部16の各イオン電極16A116B116C
1参照電極16D1フローセンサ17の信号はアナログ
・デジタル変換部20によってA/D変換された後、制
御部21に人力され、CPU21Aによって演算処理さ
れる。その結果は表示部22に表示されると同時に、プ
リンタ部23がらプリントアウトされる。
制御部21にはキーボード24が接続され、使用者のキ
ー操作により種々の操作信号が制御部21に与えられる
ようになっている。制御部21はCPU21AとROM
21BとRAM21Cとから成っている。この制御部2
1のCPU21AとROM21B、l!:RAM21C
とに入力ポート■、■、■及び出力ボート■、■、■が
データバス(==;データバス)を介して接続されてい
る。入力ポート■にはアナログ・ディジタル変換部、す
なわち、A/Dフンバータ20が接続されている。
また、入力ポート■にはキーボード24が接続されてい
る。入力ポート■には装置の機構部のセンサ類25が接
続されている。
一方、出力ボート■には表示部22、すなわち、LED
表示器22が接続されている。出力ポート■にはプリン
タ部23が接続されている。また、出力ポート■には機
構部の駆動回路26か接続されている。
なお、第1図において、符号27は制御部21及び各部
に駆動電源を与える電源部である。
本発明が適用される装置は以上のような構成を持つ。そ
の基本的動作の概略を説明すると次の通りである。
先ず、装置に電源を投入すると、電源部27から各部に
駆動電源が供給され、CPU21Aは駆動電源の供給に
よりROM21Bに記憶されたプログラムにしたがって
以後の動作を開始する。次に、CPU21Aから出され
たボート選択信号によって出力ポート■が選択され、こ
の出力ポート■のリセットにより機構部のモータ、電磁
弁等が初期設定される。これによって装置が使用状態に
セットされる。
[校 正コ 検体血清のイオン13度の一1定ならびに後述する補正
係数の自動設定に先立って装置の校正操作が杼われる。
キーボード24の操作により校正開始の信号が制御部2
1に入力されると、CPU21Aがら送られたボート選
択信号によって入力ポート■が選択され、この入力ポー
ト■を介して校正開始信号が制御部21に送られる。次
に、ポート選択信号によって出力ポート■が選択され、
CPU21Aからデータバス及び出力ポート■を介して
三方バルブ19Bとローラポンプ18とに駆動信号が送
られる。この駆動信号により三方バルブ19Bとローラ
ポンプ18とがオンになると、ノズル13を通して測定
電極部16に標準液が吸引される。
その後、出力ポート■を介して送られたオフの信号を受
けて三方バルブ19Bとローラポンプ18とが閉じ、か
つ停止する。そして、測定電極部16の各電極16A〜
16cによって標準液2のイオン濃度に応じた電極電位
が検出される。この電極電位は、A/Dコンバータ2o
によってA/D変換された後、入力ポート■がらデータ
バスを介してcPU21Aに読み込まれ、RAM21(
j:転送されて記憶される。このRAM2 ICに記憶
された電極電位のデータ値をE2とした。
次に、ボート選択信号によって出力ポート■か選択され
、CPU21Aからデータバス及び出力ホード■を介し
てローラポンプ18及び三方バルブ19Aに駆動信号な
らびに開の信号が一定時間送られる。三方バルブ19A
が開きローラポンプ18がオンになると、標準液1がセ
プタム14を介してノズル13内に吸引され、ノズル1
3から測定電極部16に導かれる。その後、CPU21
Aからデータバス、出力ポート■を通して三方バルブ1
9Aとローラポンプ18とに信号が出力され、三方バル
ブ19Aが閉じ、かつ、ローラポンプ18が停止する。
そして、測定電極部16の各イオン電極16A〜16C
によって標準液1のイオン濃度に応じた電極電位が検出
される。この電極電位はA/Dコンバータ20によって
A/D変換された後、入力ポート■からデータバスを介
して制御部21のCPU2LAに読み込まれ、RAM2
1cに転送されて記憶されるうこの記憶された電極電位
のデータ値をElとした。
以上により校正操作が終了する。
[検体血清の測定] オートサンプラ10のターンテーブル11に検体血清が
入れられたサンプルカップ12・ψ会をセントした後、
キーボード24から測定開始の指示人力を行うと、この
測定開始の信号が入力ポート■からデータバスを介して
CPU21Aに読み取られ、測定のシーケンスが開始す
る。
先ず、CPU21Aから出力ポート■にノズル下降信号
がデータバスを介して送られる。このノズル下降信号は
機構部、駆動回路26を介してノズル1五機構15に与
えられ、ノズル13が所定位置まで下降する。ノズル1
3が所定位置まで下降すると、ノズル下部のセンサ(図
示せず)がこれを検知してオンになる。センサのオン信
号は人力ボート■からデータバスを介してCPU21に
送られる。すると、CPU21Aは出力ポート■及び駆
動回路26を介してノズル上下機構15に停止信号を出
力し、ノズル13の下降を停止させる。このとき、ノズ
ル13の先端はサンプルカップ12内の検体血清中に挿
入されている。
次に、CPU2LAから出力ポート■を介して駆動回路
26に信号が一定時間出力される。この入力信号に応答
して駆動回路26からローラポンプ18に駆動信号が送
られる。ローラポンプ18が一定時間にオンになると、
サンプルカップ12の検体血清がノズル13に吸引され
、これより測定電極部16に導かれる。その後、CPU
2LAからの停止信号によりローラポンプ18が停珪−
スると、ノズル13による検体血清の吸引動作が終了す
る。
検体血清の吸引が終了すると、次に、CPU21Aから
出力ポート■、駆動回路26を介してノズル上下機構1
5にノズル上昇信号が与えられる。
ノズル13が所定位置まで上昇すると、ノズルト部のセ
ンサがオンになり、その信号が人力ボート■からデータ
バスを介してCPU21Aに送られる。CPU21Aは
、その入力信号を受けて出力ポート■、駆動回路26を
介してノズル上下機構15にノズルの上昇を停止させる
信号を与える。
ノズル13が停止した後、測定電極部16の各イオン電
極16A〜18Cによって検体血清のイオン濃度に応じ
た電極電位が検出される。この電極部16から出力され
た電極電位は、A/Dコンバータ20によってA/D変
換された後、入力ボート■からデータバスを介してCP
U21Aに読み込まれ、RAM21Cに転送されて記憶
される。
この記憶された電極電位のデータ値はEXと表わされる
次に、CPU2LAから出力ポート■、駆動回路26を
介して三方バルブ19A及びローラポンプ18にオン信
号が一定時間出力され、三方バルブ19Aが開くと同時
に、ローラポンプ18がオンになる。ローラポンプ18
がオンζこなると、標準液1が三方バルブ19A1セプ
タム14を介してノズル13内に吸引され、測定電極部
16に導かれる。
検体血清が測定電極部16に導かれると、そのイオン電
極IE3A〜16Cによって標準液1のイオン濃度に応
じた電極電位が検出される。この測定電極部16から出
力された電極電位は、A/Dコンバータ20によってA
/D変換された後、入力ボート■からデータバスを介し
てCPU21Aに読み込まれ、RAM2ICに転送され
て記憶される。この記憶された電極電位のデータ値はE
l’と表される。
次に、上記校正時にRAM21Cに記憶されたデータ値
E2、Elと測定時に記憶されたデータ値EX、EI“
と、既知の標準液2の濃度C2及び標準液1の濃度CI
とに基づいてCPU2iA内で次式の演算が行われ、検
体血清のイオン濃度の測定結果Cxが算出される。
E2 −El CX =CI  *  (C2/CI)この測定結果C
Xはデータバスを介して出力ポート■に出力され、この
出力ポート■を通してLE1〕表示器22に表示される
。同時に、測定結果CXはデータバスを介して出力ポー
ト■に出力され、この出力ポート■を通してプリンタ部
23がらプリントアウトされる。
その後、CPU21Aからデータバス、出力ポート■を
通して信号が駆動回路26に送られ、この駆動回路26
からの駆動信号によってオートサンプラ10のモータが
オンになり、ターンテーブル11がサンプルカップ12
・・・の配列ピッチと対応するピッチ間隔で1ステップ
分送られる。
そして、CPU21Aからの信号に基づいてターンテー
ブル11の送り動作が停止する。次に、上述した検体血
清のイオン濃度測定のシーケンスが引き続き行われる。
以上のイオン濃度の測定のシーケンスが順次連続して繰
り返され、ターンテーブル11上に配列されたサンプル
カップ12・・・の検体面tRの全てについてイオン濃
度が連続して自動的に測定される。
次に、本発明に係る補正係数自動設定方式の具体的処理
手順について第3図(イ)、(ロ)のフローチャトにし
たがって説明する。
装置使用にあたって標準血清等を用いてその既知のイオ
ン濃度の標準値(真4f1)に実際に測定した標準血清
等のイオン濃度測定値を合わせる補正作業を行う場合が
ある。その場合に1.上記のようなイオン濃度が既知の
標準血清を用い、補正式(回帰式)Y=A@X+Hにお
ける補正係数A、 Bが下記手順にしたがって設定され
る。補正式Y=A・X+Bは上記制御部21のRAM2
1Cに予め記憶拳格納されている。
先ず、ステップ■において、イオンlr:1度が高、中
、低と異なる三種の標準血清81M1Lに添付された既
知のイオン濃度の標準値(真値)が使用者のキーボード
24の操作によって装置の制御部21に入力される。す
ると、CPU21Aから出されたボート選択信号によっ
て入力ボート■が選択され、入力された標準値がステッ
プ■において人力ポート■からデータバスを介してCP
U21Aに読み取られ、この読み取られた標準値かRA
M21Cに転送され、標準血清H,M1L毎に所定の番
地に記憶される(ステップ■) 次に、ステップ■において、標準血清を夫々収容した3
個のサンプルカップ12・・・がオートサンプラ10の
ターンテーブル11上にセットされる。このとき、上述
した測定の校正操作は既に完了している。その後、ステ
ップ■において、使用者のキーボード24の操作によっ
て標準血清H1M、Lのイオン11度測定開始の指示入
力が行われる。この測定開始の指示入力信号は入力ボー
ト■からデータバスを介してCPU21Aに読み取られ
、以後、上記「検体血清のイオン濃度測定」において示
したのと同様のイオン濃度測定のシーケンスが標準血清
H,M1Lについて順次連続して行われる。
すなわち、ステップ■において、CPU21Aの制御の
もとに標準血清H,M1Lについて、ノズル13による
サンプルカップ12からの吸引→測定電極部16の導入
→電極電位の検出→A/D変換→変換ソイオン濃度演算
に至る上述したイオン濃度測定の基本的動作のシーケン
スが実行される。この測定は、3個のサンプルカップ1
2・・・に入れられた標準血清H,M1Lについて5回
ずつ順次連続して行われる。その測定結果は次の通りで
ある。
標準血清H:Y旧、YM2、YM3、YM4、YH5標
準血清M : YMl、 YM2、YM3、YM4.7
M5標準血清L : YLI、YL2、YL3. YL
4、YL5このCPU21Aで演算処理された測定結果
は、データバスを介して出力ポート■に出力され、この
出力ポート■からLED表示器22に表される。
同時に、データバスを介して出力ポート■に出力され、
この出力ポート■を介してプリンタ23によってプリン
トアウトされる。また、これらの標準血清H1M、Lの
測定結果はRAM21Cに転送され、専用の格納番地に
記憶される(ステップ■)。
3つのサンプルカップ1241・・内の標準血清H,M
、Lについて5回ずつの連続測定が終了しない場合は上
記測定動作が自動的に繰り返される(ステップ■)。
5回ずつの連続測定が終了すると、CPU21Aにおい
て5回の測定結果の平均値Ytl、YM、YLが各標準
血清H1M1Lについてステップ■、[相]、■に示す
如く順次演算・算出される。その算出結果は次の通りで
ある。
標準血清)1: YII=(YH1+ YH2+ YH
3+ YH4YI15)15 標準血清M: YM=(YM1+ YM2+ YM3+
 YM4YM5)15 標準血清1.: YL=(YL1+ YL2+ YL3
+ YL4YL5) 15 標準血清H,M、Lについて5回の測定結果の平均値Y
H、YM 、YLが算出されると、次に、ステップ■に
おいてRAM21Cに記憶された標準血清H1M、Lの
各標準値XH1XM、XLと、標準血清の5回の測定結
果の各平均値YH、YM、YLと、予めROM21Bに
記憶されている判断のための基準値に基づいて測定値の
補正か必要か否かがCPU21Aによって判別・判断さ
れる。
その判断にあたり、ステップ@、[相]、■において、
各標準血清H,M、Lの標準値XH1XM、XLと5回
の測定値の平均値Yll 1YM 、YLとの差BH1
BM、BLが順次計算される。その計算結果は次の通り
である。
標準血清H:Btl=lYH−Xl’1標準血清M:B
M =lYM −XM 標準血清L : BL = ITL −XL +ステッ
プ[相]、[相]、■においてBHXBM、BLが順次
算出されると、次にステップ[相]、[相]、Oにおい
て夫々の差BH1B阿、BLが予めROM21Bに記憶
されている標準値にの範囲内に入っているか否かCPU
21Aによって比較・判断される。全ての差BH1BM
、BLが基準値にの範囲内に入っているとき、すなわち
、BH<KlBM<KlBL <Kであるとき、測定結
果が基準を満たしていると判断される。基準を満たして
いると判断されると、CPU21Aから出力ポート■に
測定値の補正の必要がない旨がデータバスを介して出力
される。その出力結果は出力ポート■を介してプリンタ
23によってプリントアウトされ、使用者に知らされる
。そして、補正係数の自動設定に関する一連の処理が終
了する。
ROM21Bに記憶させる基準値にとして、例えば次の
数値が挙げられる。
Na:±1.5mmo l/1以内 K :±O,1mmol/1以内 CI=±1.5mmol/1以内 この数値の範囲内に、Btl、BM、BLの全ての数値
が入っていれば、補正の必要無し、すなわち、補正係数
の設定の必要無しと判断され、本発明に係る一連の処理
が全て終了する。
一方、ステップ[相]、[相]、@においてBH、BM
BLのいずれか1つでも基準値にの範囲内に入っていな
い場合は、測定結果が基準を満たしていないものとCP
U21Aによって判断される。
測定結果が基準を満たしていないと判断されると、CP
U21Aの制御により上述した補正係数計算式を用いて
補正係数自動設定の次の処理のステップが実行される。
この一連の処理のステップにより補正式Y=A@X+B
における補正係数A1Bが自動的に演算・算出される。
すなわち、第3図(ロ)のステップ[相]、[相]、[
相]、2Iの処理の実行により、上記計算式における標
準値XH、XM 、XLの平均値X1測定値の平均値■
、■、對″の平均値Y1及びaN bが順次連続して自
動的に計算・算出される。そして、この算出されたa、
bに基づいて補正係数A、BがCPU2LAによって順
次連続して演算される(ステップ0.0>。CPU21
Aによって演算された補正係数A、Bは、ステップ0に
おいてRAM21Cに転送され、専用の番地に格納され
る。
以上により、補正係数自動設定の一連の処理・手順が全
て終了する。以後、この自動設定された補正係数A、B
を傾きとY切片とした補正式、すなわち、回帰直線の弐
Y=A−X+Bにより検体血清の測定値が制御部21内
で直値に自動的に補正され、補正された真の値が表示さ
れ、かつ、プリントアウトされる。
なお、上記実施例においては、本発明を電解質分析装置
に適用した例について示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、測定値の補正を行う必要が生じる分
析装置であって、補正の有無の判断、有りの場合に補正
係数を算出して設定する必要のある装置に広く適用でき
る。また、標準血清のみならずその他の濃度既知の標準
物質を装置態様等に応じて種々選択・使用できる。さら
に、実施例では、標準物質の一例として濃度が高、中、
低と異なる三種の標準血清を用いて夫々について5回ず
つ測定するようにしているが、本発明は標準血清に限ら
ないことは勿論のこと、その数及び測定回数も実施例で
例示したものに限らず、測定態様等に応じて種々改変・
設定可能である。
また、補正式における補正係数も一次式の場ぐのAlB
2つだけに限らす、2次式、その他の■数式を補正式と
して用いる場合はAlBlC・・・と数種の補正係数を
用いることができる。そC場合も本発明の技術的範囲に
含まれる。
発明の詳細 な説明したとおり、本発明によれば、潤度即知の標準物
質の真値(標準値)を装置に入力し、かつ、標準物質の
測定開始の操作を行うのみで、標準物質の測定、標準物
質の測定値の補正の必要の有無、補正の必要有りの場合
の補正係数の算庄算出された補正係数の装置への入力・
設定に至る一連の処理・手順を予め設定したプログラム
にしたがって全て自動的に実行できるので、補正係融設
定の処理を簡単化・省力化し処理の効率をアップできる
。したがって、装置取扱上の時間と労力を省くことがで
きる。また、補正が必要な場合は特別な知識や熟練を要
さず、誰でも簡単に正確な補正が行え、しかも、補正に
要する一連の処理を全て自動的に行えるので手技による
場合の操作のミスを完全に防ぐことができる。したがっ
て、正確な測定精度の管理を行うことができる。
さらに、特別な知識や技能の無い使用者にも補正が必要
か否かの正確な判断を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される電解質分析装置の具体例を
示すブロック図、第2図はその制御部を中心とした信号
送受の動作を説明するためのブロック図、第3図(イ)
、(ロ)は本発明に係る補正係数自動設定方式の具体的
な処理・実行の手順を示すフローチャート図、第4図は
従来の補正係数設定方式を示すフローチャート図である
。 21・・・制御部、 21A11−・CPU。 21B−−・ROM。 21C・・・RAM1 81M、L・・・標準血清(標準物質)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測定部において検体中の目的物質を検出し、その
    検出値に基づいて制御部にて目的物質の濃度を演算する
    分析装置において、測定可能濃度領域の複数の濃度既知
    なる標準物質を用いて、その濃度既知なる標準物質の標
    準値と、前記測定部にて測定された測定値と、予め設定
    された基準値とに基づいて前記制御部において前記測定
    値の補正の有無を比較・判別し、補正の必要が有る場合
    に、その判別信号に基づいて前記装置に設定される補正
    式の補正係数を前記制御部にて演算して格納することを
    特徴とした分析装置における測定値の補正係数自動設定
    方式。
  2. (2)複数の濃度既知の標準物質の標準値を制御部に入
    力して記憶させた後、これらの標準物質の濃度を夫々所
    定回数だけ測定し、その測定値の平均値を前記制御部に
    て演算すると共に、その平均値と前記標準値との差を比
    較演算し、その差が予め設定した基準値に対して所定範
    囲内に入っているか否かに基づいて前記測定値の補正の
    有無を判別することを特徴とした請求項(1)に記載の
    分析装置における測定値の補正係数自動設定方式。
  3. (3)測定値の補正の必要が有る場合、補正式の補正係
    数を制御部にて演算して格納した後、検体の濃度測定時
    に前記制御部に設定された前記補正式にて濃度測定値を
    自動補正することを特徴とした請求項(1)に記載の分
    析装置にける測定値の補正係数自動設定方式。
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