JPH03110824A - ダイヤモンド半導体素子およびその製造法 - Google Patents

ダイヤモンド半導体素子およびその製造法

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JPH03110824A
JPH03110824A JP24802189A JP24802189A JPH03110824A JP H03110824 A JPH03110824 A JP H03110824A JP 24802189 A JP24802189 A JP 24802189A JP 24802189 A JP24802189 A JP 24802189A JP H03110824 A JPH03110824 A JP H03110824A
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JP
Japan
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diamond
semiconductor element
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diamond semiconductor
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JP24802189A
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Tomio Kazahaya
風早 富雄
Satoshi Katsumata
聡 勝又
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイヤモンド半導体素子、特に整流特性のす
ぐれた障壁接合を有するダイヤモンド半導体素子および
その好適な製造法に関する。
[従来の技術] 従来、シリコン、ガリウム・ヒ素などが半導体素子の材
料として用いられている。しかしながら、これらの材料
は耐熱性か十分てなく、それぞれ150℃、250℃か
使用上の上限温度である。
一方、ダイヤモンドを半導体素子の材料として用いるこ
とにより、高温における動作か可能なこと、耐放射線性
にすぐれた素子となることか知られている。
たとえば、第36回応用物理学会においては、メタンや
一酸化炭素と水素よりなる原料ガスにボロン含有ガスを
加えてダイヤモンド膜を形成し、これに、タングステン
などの高融点金属を接合した、ショットキーダイオード
やエレクトロルミネッセンスについての研究か発表され
ている。
また、特開平1−161759号には、表面が鏡面であ
る半導体ダイヤモンド層にショットキー障壁用金属層を
有するショットキータイオートが開示されている。
しかしながら、これらに用いられている障壁用金属は、
金、白金、パラジウム、モリブデン。
タングステンであり、またその整流特性かどの程度かに
ついて具体的には何ら示されていない。本発明者らが、
金属として金を用いて障壁接合を試みたところ、整流特
性か非常に低く、また立上り特性も悪く、整流素子、メ
モリ素子、トランジスタ、スイッチング素子2発光素子
などへ適用できる整流特性か得られないことか判明した
本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、十分実用可能
な整F!、#性の得られる障壁接合を有するダイヤモン
ド半導体素子および前記半導体素子の好適な製造法を提
供することを目的とした。
[解決すべき問題点] 」二記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重
ねた結果、障壁用金属として低融点の金属、たとえば、
アルミニウムを用いることにより、金の場合と比較して
格段にすぐれた整流特性か得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明のダイヤモン
ド半導体素子は、ダイヤモンド層と融点400〜700
°Cの金属層との障壁接合からなり、電圧5Vにおける
整流比か1000以上である障壁接合を1ケ所以上有す
る構成としである。
また、本発明のダイヤモンド半導体素子の製造法は、水
素ガスに一酸化炭素ガスを1〜80vO文2含有してな
る原料ガスを、励起状態として基材に接触させてタイヤ
セント膜を形成し、このダイヤモンド層に融点400〜
700℃の金属層を形成して障壁接合を構成し、電圧5
Vにおける整流比か1000以上であるダイヤモンド半
導体素子を得るようにしである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明のダイヤモンド半導体素子において、重要な点は
、ダイヤモンド層と融点400〜700℃の金属か障壁
接合な構成していることである。さらに電圧5Vにおい
て、整流比か1000以上好ましくは10000以上を
有するものであり、このダイヤモンド半導体素子は、本
発明者らによりはじめて明らかにされたものである。
ここにおいて、ダイヤモンド層としては、天然または合
成の単結晶または多結晶ダイヤモンドてあり、必要によ
り不純物がドーピングされたものてあってもよい。
また、融点が400〜700℃の金属としては、特に制
限はなく、アルミニウム(660℃)、アンチモン(6
30’C) 、テルル(450℃)、亜鉛(419℃)
などを例示できる。なかでも、アルミニウムが好ましい
、アルミニウムを障壁金属として用いた場合に、整流比
、立上りなどの整流特性か金と比較して格段にすぐれて
いる理由については明らかでないか、本発明実施例にお
いて用いた多結晶合成ダイヤモンド膜中の欠陥が非常に
少なく、かつ膜表面との接合か良好になされるためでは
ないかと考えられる。
本発明タイヤセント半導体素子に用いるダイヤモンド層
は、特に制限されないか、炭素源ガスと水素からなる原
料ガスを励起して、基材に接触する気相合成法によって
得ることかてきる。ここて炭素源ガスとしては、メタン
、エタン、エチレン、アセチレン、ベンゼンなどの炭化
水素、ハロゲン化メタン、ハロゲン化ベンゼン、四塩化
炭素などの含ハロゲン化合物、アセトン、メタノール、
メチルエーテル、酢酸、エチレングリコール、−酸化炭
素、二酸化炭素等の含酸素化合物などをあげることかて
きる。なかても、−酸化炭素か好ましい。
以下、本発明のダイヤモンド半導体素子を得るのに好適
な本発明の製造法について説明する。
まず、rX料ガスとして、水素ガスに一酸化炭素を1〜
8OVo文2、好ましくは1〜7OVo交2、さらに好
ましくは2〜:1OVou %含有するものを用いる、
−酸化炭素ガスかこれ以上多くなると、タイヤセント膜
の結晶性や純度か低下し、これより小さくなると成膜速
度か低下する。なお、必要によリ、二酸化炭素、酸素、
木などを添加することにより結晶性、純度を低下させる
ことなく一酸化炭素の含有量を高くすることかできる。
また、基材としては、特に制限はなく、ダイヤモンド半
導体素子の構成により決定される。たとえば、SiO□
、Al2O,、AIN、ガラスなどの絶縁材料、Si、
Ge、SiC,BNなどの半導体材料、W、No、Ti
 、SO3,WCなどの金属、合金よりなる導電性材料
などをあげることかできる。これら基材表面は、ダイヤ
モンド膜形成部に対して、粉末状のダイヤモンド、Si
C,BNなど100ps以下の砥粒の分散液を用いて超
音波処理を行ない傷付処理か行なわれる。
これら基材に対して、前記原料ガスを励起して接触させ
る。励起の方法としては、気相法ダイヤモンドの合成法
として公知の方法が用いられる。
たとえば、直流または交流アーク放電によりプラズマ分
解する方法、高周波誘電放電によりプラズマ分解する方
法、マイクロ波放電によりプラズマ分解する方法(有磁
場法、ECR法を含む)、イオンビーム法、熱フイラメ
ント法、燃焼炎法がある。
なお1本発明製造法においては、原料ガスに不純物をト
ーピンタすることもできる。不純物としては、公知の周
期律表のmb族元素および周期律表のvb族元素および
これらの元素を含む化合物があげられる。
基材ヘタイヤモント膜を形成するときのノふ材温度は通
常、室温〜1200℃、好ましくは600〜1000℃
である。また反応圧力は、10−6〜10″Torr 
、好ましくは10−5〜760Torrである。反応時
間は、原料ガスの濃度、流1.′L、基材の種類、温度
、圧力などにより異なるのて、必要としたダイヤモンド
膜の厚みによって適宜決定する。
ダイヤモンド膜の厚さとしては、 0.1gm〜100
 jLtx 、好ましくは0.2〜30ルl程度である
このようにして、第1図(A)、(B)に示すように、
ノ、(材lの上に形成されたダイヤモンド膜2の1−に
アルミニウムなどの低融点金属層3を形成する。金属層
の形成は、必要によりマスキンクを行なってから、真空
蒸着、イオンビーム蒸着、イオンブレーティング、スパ
ッタリングなどで行なう0次に、必要により、オーミッ
ク接合金属層4を同様に形成することにより本発明のダ
イヤモンド半導体素子が得られる。
ここで、障壁接合を形成する低融点金属層3、オーミッ
ク接合金属層4の厚みは、通常、数lOλ〜数千人であ
る。
本発明におけるダイヤモンド半導体素子としては、1ケ
所の障壁接合を有する素子のみでなく複数の障壁接合を
有するショットキー障壁型静電誘導トランジスタなども
含むものである。
[実施例] 以下、実施例、比較例を示して1本発明をさらに詳細に
説明する。
(実施例、比較例) 低抵抗シリコン基材表面を5〜12終−のダイヤモンド
砥粒て傷付は処理した後、純水て十分洗浄した。
次いで、下記条件によりマイクロ波プラズマCVD装こ
を用い厚さ 3弘■のダイヤモンド多結晶1!;I(P
型半導体を示す)を形成した。
マイクロ波周波数: 2.45G+1.!FX )4 
カス: co+ L(Co  7Vo文2)流量   
   : 7/9:lsccm圧力      : 4
0Torr マイクロ波出力 : :1501# 基材温度    ・900℃ 時間      :300分 次に、第1図(A)に示すように、ダイヤモンド膜上に
 Is■φの穴あきマスクをかけ、高真空蒸着装置を用
い、 実施例 アルミニウム 約zoooz 比較例 金      約20OO人 からなる障壁金属接合を形成した。さらに基材の裏面に
銀からなるオーミック接合を形成することにより、ダイ
ヤモンド半導体素子の−っであるショットキーダイオー
ドを得た。
得られた。ダイヤモンドを導体素子の′心流−電力(1
−V)特性を評価した。結果を第2図に示す。
第1図より、従来公知の金を用いた障壁接合か立りりも
緩やかて、5Vにおいて整流比か約 100であるのに
対して、本発明のアルミニウムを用いたものは、立上り
か急であるとともに、5Vにおける!ll流跡1000
以上、すなわち約lO万と格段に優れていることかわか
る。さらに耐電圧も良好で、2〜3vから40Vまての
広範囲にわたって高い整流比を保持している。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のダイヤモンド半導体素子
は、従来実用化されているシリコンなどの、#子に比較
して、#熱性、耐放射線性などにおいて優れ、しかも、
ダイヤモンド半導体素子において未解決てあった整流特
性を大幅に向上することかできた。そして本発明製造法
によれば、−酸化炭素を用いているので、結晶性の高い
ダイヤモンド膜の形成を、成膜速度早く、高純度で容易
に得ることができ、さらに障壁金属としてアルミニウム
などの低融点金属を用いるのて、障壁接合も容易に、し
かも確実に安定して形成できる。
したかって、本発明のダイヤモンド半導体素子は、ショ
ウトキ〜タイオート、トランジスタースイッチング素子
9発光デバイス、その他のデバイスとして多方向への利
用が期待てきる。
【図面の簡単な説明】
第1[A(A)、(B)は、本発明のダイヤモンド半導
体素子の1例を示す断面図、第2図は、実施例、比較例
て得られたダイヤモンド半導体の電流−電圧(1−V)
特性を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイヤモンド層と融点400〜700℃の金属層
    との障壁接合からなり、電圧5Vにおける整流比が10
    00以上である障壁接合を1ヶ所以上有することを特徴
    としたダイヤモンド半導体素子。
  2. (2)金属層がアルミニウムであることを特徴とした請
    求項1記載のダイヤモンド半導体素子。
  3. (3)水素ガスに一酸化炭素を1〜80Vol%含有し
    てなる原料ガスを、励起状態として基材に接触させてダ
    イヤモンド膜を形成し、このダイヤモンド層に融点40
    0〜700℃の金属層を形成して障壁接合を構成し、電
    圧5Vにおける整流比が1000以上である障壁接合を
    1ヶ所以上有することを特徴としたダイヤモンド半導体
    素子の製造法。
  4. (4)金属層がアルミニウムであることを特徴とした請
    求項3記載のダイヤモンド半導体素子の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096179A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電極の破壊電圧を抑制するためのダイヤモンド電極構造を備えたデバイス及びその製造方法
WO2008136259A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology ダイヤモンド半導体素子におけるショットキー電極及びその製造方法

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