JPH03110724A - 電気接点用複合材料 - Google Patents
電気接点用複合材料Info
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- JPH03110724A JPH03110724A JP24632789A JP24632789A JPH03110724A JP H03110724 A JPH03110724 A JP H03110724A JP 24632789 A JP24632789 A JP 24632789A JP 24632789 A JP24632789 A JP 24632789A JP H03110724 A JPH03110724 A JP H03110724A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電磁開閉器等に用いられる電気接点用複合材
料に関する。
料に関する。
従来の電気接点用複合材料を以下に図面を用いて説明す
る。
る。
第４図は斜視図であり、１は接点材料であり、Ａｇ−酸
化物系材料やＡｇをマトリックスとした粉末焼結材料等
でできている。
化物系材料やＡｇをマトリックスとした粉末焼結材料等
でできている。
２は基材であり、Ｃｕ合金等でできている。
このような接点材料１と基材２を接合して電気接点用複
合材料とするものであるが、この両者は直接接合させて
も接合面の接合強度が非常に弱く、開閉の使用には耐え
られない。
合材料とするものであるが、この両者は直接接合させて
も接合面の接合強度が非常に弱く、開閉の使用には耐え
られない。
そこで、図示する如く、接点材料１と基材２の間にＡｇ
やＡｇ合金等の中間層３を挟んで接合させている。
やＡｇ合金等の中間層３を挟んで接合させている。
上記のような電気接点用複合材料により電磁開閉器は構
成されるが、このような電磁開閉器は接点開閉時にジュ
ール熱やアーク熱が発生し、それによる接点材料１、基
材２および中間層３の熱膨張率の差および接点開離時の
凝着現象とによって第５図（ａ）に示す如く接点材料１
と中間層３の接合界面端に矢印のような応力が繰り返し
かかり、その接合界面端部に亀裂が生じ、それが凝着現
象により第５図（ロ）に示す如く亀裂が助長され、異常
摩耗により接点寿命を著しく縮めることになり、さらに
また、この亀裂が接合界面に沿って伝播した場合に第５
図（Ｃ）に示す如く接点の欠落というような重大な欠陥
を招くという問題があった。
成されるが、このような電磁開閉器は接点開閉時にジュ
ール熱やアーク熱が発生し、それによる接点材料１、基
材２および中間層３の熱膨張率の差および接点開離時の
凝着現象とによって第５図（ａ）に示す如く接点材料１
と中間層３の接合界面端に矢印のような応力が繰り返し
かかり、その接合界面端部に亀裂が生じ、それが凝着現
象により第５図（ロ）に示す如く亀裂が助長され、異常
摩耗により接点寿命を著しく縮めることになり、さらに
また、この亀裂が接合界面に沿って伝播した場合に第５
図（Ｃ）に示す如く接点の欠落というような重大な欠陥
を招くという問題があった。
本発明は、Ａｇ−酸化物系接点材料を基材にＡｇやＡｇ
合金の中間層を介して一体に接合した電気接点用複合材
料において、上記接点材料の両側を中間層で包み込むよ
うにし、その中間層の上端を接点材料の接触面上もしく
はその近傍にまで延ばしたことを特徴とする。
合金の中間層を介して一体に接合した電気接点用複合材
料において、上記接点材料の両側を中間層で包み込むよ
うにし、その中間層の上端を接点材料の接触面上もしく
はその近傍にまで延ばしたことを特徴とする。
［作 用］
以上の本発明によると、接点材料の側面に立ち上がった
中間層が、接点開閉時に生じる熱膨張率の差および凝着
現象による接点材料と中間層の接合界面端に繰り返しか
かる応力に対抗することができて接合界面端の亀裂や剥
離現象をおさえることができる。
中間層が、接点開閉時に生じる熱膨張率の差および凝着
現象による接点材料と中間層の接合界面端に繰り返しか
かる応力に対抗することができて接合界面端の亀裂や剥
離現象をおさえることができる。
〔実 施 例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第１図は斜視図であり、４は４ｇ−１０ＸＣｄＯからな
る接点材料、５はＣｕ−５χＮｉからなる基材、６はＡ
ｇからなる中間層であり、この中間層６は接点材料４と
基材５の接合界面だけでなく接点材料４の側面を包み込
むように覆い、その上端は接点接触面４ａの近傍までの
延ばしてあり、さらには第２図に示す如く接点接触面４
ａにまで多少入り込ませである。
る接点材料、５はＣｕ−５χＮｉからなる基材、６はＡ
ｇからなる中間層であり、この中間層６は接点材料４と
基材５の接合界面だけでなく接点材料４の側面を包み込
むように覆い、その上端は接点接触面４ａの近傍までの
延ばしてあり、さらには第２図に示す如く接点接触面４
ａにまで多少入り込ませである。
なお、中間層６の上端は接点材料４の側面中程でもよく
、基材５との接合界面から立ち上がったところが中間層
６で覆われていることが重要である。
、基材５との接合界面から立ち上がったところが中間層
６で覆われていることが重要である。
このような電気接点用複合材料は、まず接点材料４を中
間層６で覆って一体とし、その後基材５と一体に圧着加
工するものであり、本実施例における各寸法は幅５１、
中間層６の厚さ０．１ｍｍ 、中間層６を含めた接点材
料４の厚さが１．５ｍｍ 、基材５の溶接突起５ａを含
めた厚さが３．０ｍｍ 、溶接突起５ａの高さが０．１
ｍｍである。
間層６で覆って一体とし、その後基材５と一体に圧着加
工するものであり、本実施例における各寸法は幅５１、
中間層６の厚さ０．１ｍｍ 、中間層６を含めた接点材
料４の厚さが１．５ｍｍ 、基材５の溶接突起５ａを含
めた厚さが３．０ｍｍ 、溶接突起５ａの高さが０．１
ｍｍである。
上記のような寸法の条材を５ｍｍの長さに切断した後、
合材にスポット溶接し、市販の電磁開閉器に組み込んで
接点試験を行って耐久テストを行ってその結果を第３図
のグラフに示した。
合材にスポット溶接し、市販の電磁開閉器に組み込んで
接点試験を行って耐久テストを行ってその結果を第３図
のグラフに示した。
なお、同時に上記と同様の寸法にした従来技術のものを
比較のために同一の耐久テストを行って第３図のグラフ
に示した。
比較のために同一の耐久テストを行って第３図のグラフ
に示した。
試験条件は、電圧： ＡＣ２００Ｖ、電流：３６０Ａ
、力率：０．３５ 、開閉頻度：１２００回／ｈ。
、力率：０．３５ 、開閉頻度：１２００回／ｈ。
上記のテスト結果によると、従来技術によると、４００
００回で消費量が多く、開閉不能となったが、本実施例
によると、７００００回まで寿命があった。
００回で消費量が多く、開閉不能となったが、本実施例
によると、７００００回まで寿命があった。
また、接点を観察すると、従来例では第５図のように接
点材料と中間層との間に剥離による欠落異常現象が見ら
れて顕著な亀裂の発生があったが、本実施例によると、
顕著な亀裂の発生はなく、剥離現象による欠落消耗も見
られなかった。
点材料と中間層との間に剥離による欠落異常現象が見ら
れて顕著な亀裂の発生があったが、本実施例によると、
顕著な亀裂の発生はなく、剥離現象による欠落消耗も見
られなかった。
以上詳細に説明した本発明によると、Ａｇ−酸化物系接
点材料を基材にＡｇやＡｇ合金の中間層を介して一体に
接合した電気接点用複合材料において、上記接点材料の
両側を中間層で包み込むようにし、その中間層の上端を
接点材料の接触面上もしくはその近傍にまで延ばしたこ
とにより、接点開閉時に生じる熱膨張率の差および凝着
現象による接点材料と中間層の接合界面端に繰り返しか
かる応力に対抗することができて接合界面端の亀裂や剥
離現象をおさえることができ、飛躍的に耐久性を向上さ
せることができる効果を有する。
点材料を基材にＡｇやＡｇ合金の中間層を介して一体に
接合した電気接点用複合材料において、上記接点材料の
両側を中間層で包み込むようにし、その中間層の上端を
接点材料の接触面上もしくはその近傍にまで延ばしたこ
とにより、接点開閉時に生じる熱膨張率の差および凝着
現象による接点材料と中間層の接合界面端に繰り返しか
かる応力に対抗することができて接合界面端の亀裂や剥
離現象をおさえることができ、飛躍的に耐久性を向上さ
せることができる効果を有する。
第１図は本発明の第１実施例を示す斜視図、第２図は第
２実施例を示す斜視図、第３図は耐久性のテスト結果を
示すグラフ、第４図は従来例の斜視図、第５図は接合界
面の欠損状態を示す説明図。 ４・・・接点材料 ４ａ・・・接点接触面 ５・・・基材 ６・・・中間層
２実施例を示す斜視図、第３図は耐久性のテスト結果を
示すグラフ、第４図は従来例の斜視図、第５図は接合界
面の欠損状態を示す説明図。 ４・・・接点材料 ４ａ・・・接点接触面 ５・・・基材 ６・・・中間層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、Ａｇ−酸化物系接点材料を基材にＡｇやＡｇ合金の
中間層を介して一体に接合した電気接点用複合材料にお
いて、 上記接点材料の両側を中間層で包み込むようにし、その
中間層の上端を接点材料の接触面上もしくはその近傍に
まで延ばしたことを特徴とする電気接点用複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1246327A JP2884528B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電気接点用複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1246327A JP2884528B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電気接点用複合材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03110724A true JPH03110724A (ja) | 1991-05-10 |
| JP2884528B2 JP2884528B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17146913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1246327A Expired - Lifetime JP2884528B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 電気接点用複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884528B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102915855A (zh) * | 2011-08-04 | 2013-02-06 | 西门子公司 | 用于机电开关设备的开关触头的触头载体 |
| WO2015019424A1 (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-12 | 株式会社徳力本店 | 電気接点および接触子 |
| JP2016219431A (ja) * | 2016-08-17 | 2016-12-22 | 株式会社徳力本店 | 接触子 |
-
1989
- 1989-09-25 JP JP1246327A patent/JP2884528B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102915855A (zh) * | 2011-08-04 | 2013-02-06 | 西门子公司 | 用于机电开关设备的开关触头的触头载体 |
| WO2015019424A1 (ja) * | 2013-08-06 | 2015-02-12 | 株式会社徳力本店 | 電気接点および接触子 |
| CN105453206A (zh) * | 2013-08-06 | 2016-03-30 | 株式会社德力本店 | 电触点和触头 |
| JP5992625B2 (ja) * | 2013-08-06 | 2016-09-14 | 株式会社徳力本店 | 接触子 |
| JP2016219431A (ja) * | 2016-08-17 | 2016-12-22 | 株式会社徳力本店 | 接触子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2884528B2 (ja) | 1999-04-19 |
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