JPH03110510A - レーザ光微小物体トラッピング装置 - Google Patents

レーザ光微小物体トラッピング装置

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JPH03110510A
JPH03110510A JP24889789A JP24889789A JPH03110510A JP H03110510 A JPH03110510 A JP H03110510A JP 24889789 A JP24889789 A JP 24889789A JP 24889789 A JP24889789 A JP 24889789A JP H03110510 A JPH03110510 A JP H03110510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
trapping
semiconductor laser
microscope
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP24889789A
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English (en)
Inventor
Shunichi Sato
俊一 佐藤
Tsutomu Ichimura
市村 勉
Fumio Inaba
稲場 文男
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Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
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Publication date
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Publication of JPH03110510A publication Critical patent/JPH03110510A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、レーザ光微小物体トラッピング装置に関す
るものである。さらに詳しくは、この発明は、細胞プロ
セッシングにも有用を、コンパクトで、安定したレーザ
光出力によるトラッピングを可能とする新しいレーザ光
微小物体トラッピング装置に関するものである。
(背景技術) 近年、マイクロメーターサイズの微小物体に対する精密
操作技術への要請が高まり、無R物質や生体細胞、ある
いはバクテリアなどの微小物体を損傷することなく、精
密に、かつ迅速に操作するための手法の開発が精力的に
進められてきている。
このような微小物体に対する操作の一つとして注目され
るしのに、レーザ光が有する優れたコヒーレント特性に
よって、光の持つ場の運動量を物体に働く力学的な運動
量として受は渡し、微小物体に力を加えてその物体を補
捉、もしくは移動させる光トラッピング操作がある。
この光トラッピング操作では、レーザ光がもたらす力の
みが対象物に働くことから、完全な非接触および非破壊
での操作が可能になる。このため、微小物体に対する操
作としては、この光トラッピング技術への期待が極めて
大きい。
第5図は、このような光トラッピングの原理を模式的に
説明したものである。この第5図に示したように、レン
ズを介してレーザ光(A、B)が微小物体(C)に入射
し、点(at、b+)で反射・屈折し、点(a2.b2
 )で屈折すると、レーザ光の持つ運動lは、微小物体
(C)に受は渡される。反射率は通常率さいので、屈折
により受は渡される運動量が支配的となり、図中に示し
たような力(F)が微小物体(C)に加わる。
at 、b+ + a2+ bzの各々の点で受ける力
(F)は上向き(外向き)となり、微小物体(C)は、
この力(F)によって、レーザ光(A、B)に補捉され
た状態となる。このため、レーザ光を移動させると、こ
の微小物体(C)もそれに追随することになる。
この原理からも明らかなように、非接触、かつ非破壊で
の微小物体の補捉、移動という操作が可能となり、この
状態において微小物体、たとえば生体細胞やバクテリア
にプロセッシングが加えられるならば、この光トラッピ
ングは、微小物体の反応操作においても極めて有益な手
段となる。
従来、このような光トラッピングのための光源としては
高出力の得られる特性から気体レーザが使用されてきて
いた。
しかしながら、光トラッピング技術の発展のためには、
この気体レーザ光源、そしてこれを組込んだ気体レーザ
光トラッピング装置には実用上の大きな欠点があるのが
実情であった。
すなわち、Arレーザなどの気体レーザを光源とする場
合には装置の大型化が避けられず、しかもまた、光学系
の除振が困難であり、気体レーザ自体の出力変動も避け
られないという欠点があった。さらには、微小物体とし
て生体細胞を対象とする場合には、生体組繊による光の
吸収はおもに紫外域から可視域の波長にあり、この波長
の点において、Arレーザなどによる光トラッピングで
は光の吸収による生体細胞への影響が懸念されるという
問題もあった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、レーザ光トラッピング操作の特徴を生かしつつ、
かつ、従来の気体レーザ光源を用いた方法や装置の欠点
を解消するものとして、コンパクトな装置で、安定した
高出力の維持が可能で、しかも生体細胞への影響も抑止
することのできる、新しいレーザ光トラッピング装置を
提供することを目的としている。
(発明の開示) この発明は、上記の目的を実現するものとして、マイク
ロメーターサイズの微小物体を非接触および非破壊で補
捉し、または移動させるレーザ光トラッピング装置にお
いて、顕微鏡に半導体レーザ装置を配設一体化してなる
ことを特徴とするレーザ光微小物体トラッピング装置を
提供する。
第1図は、この発明のレーザ光微小物体トラッピング装
置の一実施例を示したものである。この第1図に沿って
装置構成の概要を説明すると、顕微鏡本体(1)には、
その光学系として対物レンズ(2)、接眼レンズ(3)
およびCCDカメラ(4)を装着し、試料(5)を支持
する可動ステージ(6)には、下方より、コンデンサー
レンズ(7)を介して試料観察用白色光源(8)がらの
光が入射されるようにしている。
この顕微鏡としての光学系に、この例に示しなように、
半導体レーザ(9)からのレーザ光を、コリメーターレ
ンズ(10)およびグイクロイックミラー(11)を介
して試料に対してレーザ光を入射する半導体レーザ装置
を配役一体化している。
半導体レーザ(9)を用いることにより、類1放鐘とし
て極めてコンパクトな光トラッピング操作のための装置
が実現され、この装置によってマイクロメーターサイズ
の微小物体の操作が簡便に、かつ円滑に行うことができ
るようになる。半導体レーザ(9)としては、近年、急
速に高出力化が進められていることから、今後、さらに
有力な手段となるものである。また現在の高出力化半導
体レーザの波長は830nl帯および1.3μm帯であ
り、波長が長くなることによる光強度の集中の緩和とあ
わせて生体細胞への影響の改善も期待される。
以下、実際の半導体レーザを配設一体化したこの発明の
型機鏡装置での光トラッピングの例について説明する。
(レーザ光トラッピング操作) 顕ffi鏡は、ビーム径、焦点距′gtの調整が可能と
なるようにし、顕微鏡下の様子はCCDビデオカメラを
介してモニター上に写し出し、同時にVTRにより記録
・再生することを可能とした。また、顕微鏡のステージ
には力の測定時に等速での移動を行うための圧電素子モ
ータを取付けてもいる。
半導体レーザとしては、波長1.3μm帯、出力〜10
0mWの素子、および波長830r+n 、出力〜30
mWの素子を用いた。発熱による半導体レーザの破壊、
劣化を防止するとともに、安定を出力を得るために温度
コントローラー制御によるベリチエ素子での冷却を行っ
た。設定温度としては周囲気温よりも2〜4 ”C高い
温度として動作させた。
レーザ光は、N、A、=1.2の浸水式対物レンズで集
光し、物体に照射した。
試料としては、次のものを用いた。
■ ポリスチレンラテックス(POLYSCIENCE
S製)直径1μm、3μm、屈折率1.65 比重1.05g/■3 ■ ガラスピーズ(POLYSCIENCES製)直径
3〜10μm ■ イースト菌(オリエンタル酵母工業製)直径4〜8
μm これらの懸濁液、粉末を蒸留水で希釈して試料とした。
これら試料について半導体レーザ光による光トラッピン
グ操作が実現された。ビームの移動による粒子の転送は
100μm程度の距離で可能であった。
Arレーザ光では、ポリスチレンラテックス粒子の破壊
が生じたが半導体レーザ光の場合にはこの破壊は生じな
い。また、Arレーザ光の場合に問題となる光学系の振
動や出力変動による操作の不安定さは生じなかった。装
置の小型化により、同一の除振台上に光学系が収まるた
め、この発明の装置は極めて安定している。
第2図(a)(b)(c)は、1.3μm帯半導体レー
ザによる光トラッピングの様子をポリスチレンラテック
ス(直径3μm)について写真ill察された状況を図
示したものである。光強度的5mWにおいて、第2図(
a)に矢印で示したトラップした粒子は、第2図(b)
(c)のように、ビームの移動に追随して移動している
第3図(a)(b)<c)は同様にイースト菌の場合に
写真観察された状況を図示したものである。光強度は約
4.5 mWである。ビームに追随してイースト菌粒子
が移動していることがわかる。
1.3μm帯半導体レーザによる直径3μmボレスチレ
ンラテックスの光トラッピングにおける水平方向のトラ
ップ力と光強度との関係を次に評価した。
その結果を示したものが第4図である。
照射面上でのレーザ光出力と光トラッピングの水平方向
の力との間に、かなり良好な比例関係が確認された。
(発明の効果) この発明により、以上詳しく説明した通り、小型な装置
で、高出力、かつ安定したレーザ光照射による微小物体
の光トラッピングが可能となる。
生体細胞に大しても光照射による影響は抑止可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の装置構成例を示した光学構成図で
ある。 第2図(a)(b)(c)および第3図<a)(b)(
C)は、各々、この発明の装置によるポリスチレンラテ
ックス粒子およびイース菌の光トラッピングの様子を経
時変化として示した写真図である。 第4図は、トラップ水平力と光強度との関係を示した相
関図である。 第5図はレーザ光トラッピングの原理を説明した概念図
である。 1・・・顕微鏡本体 2・・・対物レンズ 3・・・接眼レンズ 4・・・CODカメラ 5・・・試    料 6・・・可動ステージ  7・・・コンデンサーレンズ
8・・・白色光源 9・・・半導体レーザ 10・・・コリメーターレンズ 11・・・ダイクロイックミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイクロメーターサイズの微小物体を非接触およ
    び非破壊で補捉し、または移動させるレーザ光トラッピ
    ング装置において、顕微鏡に半導体レーザ装置を配設一
    体化してなることを特徴とするレーザ光微小物体トラッ
    ピング装置。
  2. (2)微小物体としての生体細胞を補捉し、移動させる
    請求項(1)記載のトラッピング装置。
JP24889789A 1989-09-25 1989-09-25 レーザ光微小物体トラッピング装置 Pending JPH03110510A (ja)

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ID=17185065

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0827371A2 (en) * 1996-08-26 1998-03-04 Moritex Corporation Laser manipulation apparatus and cell plate used therefor
WO1998014816A1 (en) * 1996-10-02 1998-04-09 Cell Robotics Inc. Microscope with laser port

Cited By (3)

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