JPH03110100A

JPH03110100A - プログレッシブプレス装置

Info

Publication number: JPH03110100A
Application number: JP24853789A
Authority: JP
Inventors: Yukio Kumamoto; 幸雄隈本
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-09-25
Filing date: 1989-09-25
Publication date: 1991-05-10
Anticipated expiration: 2011-02-14
Also published as: JPH0813437B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、−台の装置に全工程の型を入れ、機械の片
側よりコイル材を投入し、各工程とも一定の桟を残しな
がら、工程間に順次送り、最終工程で桟を切り放して完
成品とするプログレッシブプレス装置に関するものであ
る。

［従来技術］従来のこの種のものとしては、例えば第６図ないし第８
図に示すようなものがある。第６図はコイル材１の加工
工程を示す図で、このコイル材１は矢印方向に送られ、
まず、第１ピアス工程で、両側縁部にパイロット孔２が
開設され、次に、エンボス工程で、第７図に示すような
形状のエンボス部３を形成する。

そして、パイロット孔２およびエンボス部３を介してコ
イル材１を位置決めしながら、！１ビアス工程で、スリ
ットＡを形成し、第２ピアス工程で、スリットＢを形成
する。

この時点では、製品部５と桟部６との間が連結部７を介
して連結されている。

その後、アイドル工程を経て、次のフォーミング工程で
、第８図に示すような下要ポンチ８と上型ダイ９との協
働により、製品部５を所定の形状にフォーミング加工す
る。図中符号４は、エンボス部３に挿入されて位置決め
をする位置決め用ネストである。

次に、アイドル工程を経てカット工程で、前記連結部７
を切断して、製品部５と桟部６とを切り放す。

これで、順次、２個ずつ製品が形成されることとなる。

［発明が解決しようとする界層］しかしながら、このような従来のプログレッシブプレス
装置にあっては、フォーミング工程における位置決めを
桟部６に形成されたエンボス部３やパイロット孔２を介
して行なっており、製品部５を位置決めしていないため
、この製品部５が不安定な状態でフォーミング加工が行
なわれるので、製品の精度が不安定となると共に、製品
部５をフォーミング加工を行なうと、この影響が桟部６
にも及んで変形することから、エンボス部３やパイロッ
ト孔２の位置が変わることがあるため、アイドル工程に
ある材料の位置決めが不安定となる。

さらに、桟部６を位置決めするようにしているため、縁
の部分にも桟部６が必要となり、歩留まりが悪い、とい
う問題がある。

［課題を解決するための手段］この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、装置の片側よりコイル材を投入して各工程間に順次
送り、ピアス工程で、製品部の周囲の一部を残した略全
周にスリットを形成し、フォーミング工程で、前記製品
部のフォーミング加工を行い、打抜き工程で、前記製品
部から桟部を切り放すプログレッシブプレス装置におい
て、前記フォーミング加工を行なう下型ポンチと上をダ
イスとの少なくとも一方に、前記スリット内に挿入され
て前記製品部を直接位置決めする位置決め部材を設けた
プログレッシブプレス装置としたことを特徴としている
。

［作　用］かかる手段によれば、装置の一方の側からコイル材を送
り、このコイル材に、まずピアス加工により製品部の周
囲に一部を残してスリットを形成する０次いで、フォー
ミング工程で、そのピアス孔に位置決め部材を挿入して
位置決めした状態で、下型ポンチと上皿ダイスとの協働
により製品部を所定の形状にフォーミング加工を行なう
、その後、打抜きダイスと打抜きポンチとの協働により
、製品部を桟部から切り放して成形を完了する。

フォーミング加工時には、位置決め部材にて製品部を直
接位置決めしているため、製品部を正確に位置決めでき
ることから、フォーミング加工精度が向上する。また、
従来のように桟部を位置決めする必要がないことから、
桟部の縁の部分を廃止でき、歩留まりが向上すると共に
、位置決めを確実に行なうことができる。

［実施例］以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第５図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。

まず構成を説明すると、この実施例のプログレッシブプ
レス装置は、上皿１１および下型１２から構成されてい
る。

この下！！１１１２には、第１図に示すように、枠状の
リフタ１３が上下動自在に配設され、このりフタ１３に
より、コイル材１４が上昇されるようになっている。そ
して、この枠状のりフタ１３内には、第１図に示すよう
に、コイル材１４が流れる方向の上流側（図中左側）に
、まず、コイル材１４の両側縁部にパイロット孔１５を
開設する一対のパイロット孔用ダイス１６が配設される
と共に、コイル材１４にスリットＡ、　　Ｂを形成する
ための複数のピアス用ダイス１８が配設されている。ま
た、これら各ピアス用ダイス１８の下流側には、所定の
形状にフォーミング加工を行なう一対の下盤ポンチ１９
が配設されている。この下型ポンチ１９には、第１図、
第３図および第５図に示すように、コイル材１４のスリ
ットＡ、　　Ｂに挿入されて製品部２０を直接位置決め
する計６本の位置決め部材２１が配設されている。さら
に、これら下型ポンチ１８の下流側には、打抜き用ダイ
ス２２が配設されている。この打抜き用ダイス２２には
、桟部２３から切り放された製品部２０を落下させるた
めの開口部２４が形成されている。そして、この開０部
ｚ４の下側には、第３閣に示すようｔ−１落下してきた
ｒ陥部２０を排出する製品シ２−１．２５が配設されて
いる。

一方、上型１１には、第２図に示すように、パイロッｔ
・凡用ダイス１６と協伸して、コイル材１４の側縁部に
バイロン１−孔１５を開設するパイロット用ポンチ２Ｇ
が配設されると共に、そのパイロット孔】５に挿入さ右
、て位置決めを行なうパイロットビン２７が設けられる
と共！、：、前記ピアス用ダイス１８と協働して、コイ
ル材１４にスリットＡ、Ｂ！形成する複数のピアスポン
チ２８がか（けられているやまた、これらの下流側には、前記′Ｆ型ポンチ１９と協
働してフォーミング加工を行なう上型ダイ２９が設けら
れている。、この上型ダイ２８と下型ポンチ１９とを概
略的に示せば第５図のようになっており、下型ポンチ１
９に設けられた複数の位置決め部材２］は、スプリング
３０により上方に付勢されている。

さらに、この上型ダイ２９の下流側には、前記ＦＴ抹き
Ｊ）ｊダイス２２と協働して桟部２３と製品部２０との
連結ｇ３１−を切断する複数の打抜きポンチ３２が配設
されている。

次に、かかる構成よりなるプログレッシブブレス鉾配の
作用について説明ず６、メスず、開示省に−のアンコイラ装置からコイル拐゛】
、４を引き出して、上ｆｉｌｌと下記１２との間に押入
して、第１図中矢印方向にｍ遇する。

第１ピアス工程にて、パイロット孔用ダイス１Ｇとパイ
ロット用ボンデ２Ｇとの協働により、コイル材１４にパ
イロット孔１５を開設する。

次に、そのパイロット孔１５にパイロットビン２７を挿
入して位置決めすると共に、第２ピアス工程にて、ピア
ス用ダイス１８とピアスボンデ２８との協働により、コ
イル材１４の製品部２０の外形に沿ってスリットＡを開
設する。

次に、第２ピアス工程で、同様にして、スリットＢを開
設する。

この時点では、コイル＠】６４の桟部２３と製品部２０
との間が連結部３１を介して連結さ、１１．ていその後
、アイドル工程を経て、次のフォーミング工程で、下型
ポンチ１９と上面ダイ２９との協働により、製品部２０
を所定の症状にフォ・−ミング加工する。第５囚を参照
して説明すると、同図の（ａ）は、プオーミング加工前
の状態を示し、この状態から、同図の（ｂ）に示すよう
に上型ダイ２９を下降させると、位置決め部材２１が連
結部３Ｊの同側のスリットＡ、　　Ｂ内に挿入ざ４１．
て製品部２０が直接位置決めされ、さらに、この状態か
ら、同図の（Ｃ）に示すように上型ダイ２９を下降さぜ
ることにより、位置決めされた状態で、製品部２０が所
定の形状に位置決１１６と６にととなる。

次に、アイドル工程を経てカット工程で、打抜き用ダイ
スｚ２と打抜きポンチ３２との協働により、前記連結部
３１を切断して、、製品部２０と桟部ｚ３とを切り放し
、製品部２Ｏを開Ｏ部２４を介して製品シュート２５上
に落下させて排出する。

これで、順次、２的ずつ製品が形成さＪｉ、ることとな
る。

かかるプシフグレッシプブ１ノス装配によれば、フォー
ミング加工時において、スリットＡ、　　Ｂ内に位置決
め部材２１を挿入して製品部２０を直接位置決めするた
め、従来のように桟部Ｇを位置決めする必要がないこと
から、従来と比較すると縁側の桟部６七店止でき、第６
図に示す従来例のコイル材１４０幅１１１よ咎へ　製４
図に示すこの実施例のコイル材１４の幅ｇ２を短くでき
、従来より、歩留まりが向上する二ととなる。また、製
品部２０をＩ［接位鰐決めしているため、従来の桟部２
３を位置決めした状態で、フォーミング加工を行なうも
のとＳなり、フォーミング加工時の製品部２０の位置決
めを確実に行なうことができることから、フォーミング
加工時にズレが生じたりすることなく、製品部２００品
質を向上させることができる。

［発明の効果］以上説明してきたように、この発明によれば、フォーミ
ング加工を行なう下型ポンチと上型ダイスとの少なくと
も一方に、スリット内に挿入されて製品部を直接位置決
めする位置決め部材を設けることにより、フォーミング
加工時の製品部の位置決めを確実に行なうことができる
ため、高品質の製品を形成することができると共に、従
来より歩留まりが向上する、という実用上有益な効果を
発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図はこの発明のプログレッシブプレス
装置の一実施例を示す図で、第１図は同装置の下型を示
す平面図、第２図は同装置の上皿を示す底面図、第３図
は同装置のコイル材搬送方向に沿う断面図、第４図はコ
イル材の加工状態を示す平面図、第５図はフォーミング
加工の作用を示す図、第６図ないし第８図は従来例を示
す図で、第６図は第４図に相当する平面図、第７図は第
６図の■−■線に沿う断面図、第８図はフォーミング工
程の概略図である。１４・・・コイル材１８・・・ピアス孔用ダイス１９・・・下型ポンチ２０・・・製品部２１・・・位置決め部材２２・・・打抜き用ダイス２３・・・桟部２８・・・ピアスポンチ２９・・・１似ダイ３１・・・連結部３２・・・打抜きポンチＡ、Ｂ・・・スリット

Claims

【特許請求の範囲】装置の片側よりコイル材を投入して各工程間に順次送り
、ピアス工程で、製品部の周囲の一部を残した略全周に
スリットを形成し、フォーミング工程で、前記製品部の
フォーミング加工を行い、打抜き工程で、前記製品部か
ら桟部を切り放すプログレッシブプレス装置において、前記フォーミング加工を行なう下型ポンチと上型ダイス
との少なくとも一方に、前記スリット内に挿入されて前
記製品部を直接位置決めする位置決め部材を設けたこと
を特徴とするプログレッシブプレス装置。