JPH03107927A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液晶表示装置に関し、特に透明基板上に透明電
極を備えた液晶表示装置に関する。

［従来の技術］ 第２図に従来技術による液晶表示装置の例を示す、一対
のガラスもしくはプラスチックより成る透明基板２１の
表面上に透明電極２４が形成されている。少なくとも一
方の透明電極２４の上に無機材料の絶縁膜２２が形成さ
れ対向電極間の短絡を防止している。各基板上に更に液
晶配向膜２３が形成され、ラビングなどの配向処理を施
されている。液晶配向膜２３はラビング等により、配向
構造を構成できるように、比較的柔らかい材料で形成さ
れる。すると、導電性異物が混入した時等に、液晶配向
膜は突き破られることがある。そのままでは導電性異物
が天井板上の電極を短絡することがあるので、硬い５ｉ
Ｏｓｔ等の無機絶縁膜２２が少なくとも１層設けられて
いる。この様な液晶配向膜２３を有する透明基板２１を
スペーサ２６を介して対向させ封止剤２５によって封止
する。

この様にして形成した液晶セル内に液晶を封入し液晶表
示装置を作製する。

透明電極２４は通常インジウム・錫・酸化物（ＩＴＯ）
等で構成される。また無機絶縁膜２２は通常酸化シリコ
ン等で構成される。液晶配向膜２３は通常ポリイミド等
で構成される。また、スペーサ２６は酸化シリコンの球
状体等で形成される。

［発明が解決しようする課題］ 以上説明した従来の技術によれば、対向電極間の短絡防
止のためには無機絶縁膜が必要であるが、ＩＴＯの透明
電極２４が１．８〜２．０程度の屈折率を有するのと比
較して、５ｉＯ７の無機絶縁膜２２は１．５程度の屈折
率を有する。すなわち、透明電極２４に対して無機絶縁
膜２２の屈折率が低すぎて、透明電極と無機絶縁膜の境
界が屈折率界面を形成し、透明電極２４の形状が見えて
しまう。

本発明者は、液晶配向絶縁膜として有機金属化合物を用
い、無機絶縁膜を省略することを提案する。

この時も、透明電極に対して液晶配向膜の有機金属化合
物の屈折率が低くすぎると透明電極の形状が見えてしま
う。

本発明の目的は、一対の基板上の対向ｔｆｉ間の短絡を
防止すると共に透明電極の電極見えを改善することがで
きる液晶表示装置を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、透明電極を覆い、液晶分子を配向させ
る液晶配向膜として有機金属化合物の金属がジルコニウ
ム、チタニウム、シリコンであるもののうち２種以上を
混合した材料より形成され、透明電極との間で屈折率整
合した混合液晶配向膜を用いる。

ここで、有機金属化合物は、炭素−金属結合を持つ有機
化合物を言う。

［作用］ 透明電極は、ＩＴＯ，５ｎＯ７等で形成され、その屈折
率は１．８〜２゜Ｏ程度である。

有機ジルコニウム化合物、有機チタニウム化合物、有機
シリコン化合物を混合すると、これ等の材料の屈折率の
中間の約１．５〜約２．０の範囲の屈折率を作り出すこ
とができる。

たとえば、有機シリコンのみを用いると、屈折率が低く
なり過ぎる場合、有機ジルコニウム、有機チタニウムを
適当量混合することによって、屈折率を所望量増加させ
ることができる。

有機ジルコニウム、有機チタニウム、有機シリコンの内
の２種以上を混合して混合液晶配向膜を形成し、単独材
料の場合の屈折率よりも透明電極の屈折率に近付ける屈
折率整合を行うことにより、透明電極の電極見えを改善
することができる。

また、有機金属化合物は膜質が硬く形成でき、それのみ
で天井板上の対向電極間の短絡を防止することもできる
。

［実施例］ 第１図は本発明の実施例による液晶表示装置を示す６図
において、１はガラス、グラスチックなどの材料からな
る透明基板、２は有機ジルコニウム化合物、有機チタニ
ウム化合物、有機シリコン化合物のうち２種以上を混合
してフレキソ印刷方式によって形成し、ラビング等の配
向処理を行った有機金属化合物の混合液晶配向膜、４は
インジウム・錫・酸化物（ＩＴＯ）等で形成された透明
電極、５は封止剤、６は球状有機シリコン等のスペーサ
である。

図の構造においては、一対の透明基板ｌの上に透明電極
４が形成され、その透明電極４を覆って両透明基板１の
ほぼ全面上に有機金属化合物の混合液晶配向膜２が形成
されている。透明を極４と有機金属化合物の混合液晶配
向膜２の屈折率を整合させると、透明電極４と混合液晶
配向Ｍ２は光学的にほぼ等質となり、透明電極４の輪郭
は光学的に混合無機絶縁膜２と区別でき難くなるので電
極見えが改善される。屈折率が同一の場合は、輪郭が全
く見えないようにすることができる。有機金属化合物の
混合液晶配向膜２と液晶とは屈折率が異なっても、その
界面は平面状に拡が゛っているので、視覚上輪郭が見え
ることはなく、支障はンい。

有機金属化合物の混合液晶配向膜２はフレキソ印刷で形
成され、硬い膜質を有し、十分な電極間短絡防止効果を
呈する。

図示の場合のように、両透明基板上で透明電極を覆って
、有機金属化合物の混合液晶配向膜を形成すると、両基
板上で電極見えの問題を改善できるとともに、電極間短
絡の防止を確保できる。

両基板上で同等の構造を採用すると、屈折率整合の問題
も両基板上で同等となるが、必ずしも両基板上に同じ構
造を設ける必要はない。

このように、有機ジルコニウム化合物、有機チタニウム
化合物、有機シリコン化合物のうち２種以上の材料を混
合し、フレキソ印刷方式によって混合液晶配向膜を形成
することにより、これら３種の材料の屈折率の中間値を
自由に選択することができる。従って、透明電極の組成
及び屈折率に合わせて有機金属化合物の混合液晶配向膜
の混合比を選択すれば屈折率の整合を行うことができる
。

以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれ
らに限定されるものではない、たとえば、種々の改良、
変更、組み合わせ等が可能なことは等業者に自明であろ
う。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば有機金属化合物の
混合液晶配向膜を用いることにより、十分な電極間短絡
防止効果を確保すると共に、透明電極と混合液晶配向膜
との間で屈折率整合を行うことができる。

この為、電極見えを改善することができる６片側の電極
のみが浮き上がって見えるような電極見えも防止するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による液晶表示装置の断面図、 第２図は従来技術による液晶表示装置の断面図である。 透明基板 有機金属化合物の混合液晶配向膜 透明電極 封止剤 スペーサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、透明基板と、 　透明基板上に形成された透明電極と、 透明電極を覆って透明基板上に形成された液晶配合膜で
   あり、有機ジルコニウム、有機チタニウム、有機シリコ
   ンのうち２種以上を混合した材料より形成され、透明電
   極との間で屈折率整合した混合液晶配向膜 を備えることを特徴をする液晶表示装置。