JPH0310721A - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は板状フィンを備えるプレートフィン又はクロス
フィン形と称される熱交換器の製造方法に関する。

（ロ）従来の技術 特公昭５８−９３５８号公報（Ｆ２８Ｆ　　１／３２）
には、管にフィンの管嵌着部を挿入した熱交換器に於い
て、絞り加工でフィンに形成された筒部の端面に放射線
状の切り溝若しくはスリットを穿設すると共にその先端
と間隔を存して穴或いは切り欠きを穿設し、バーリング
加工を施して曲面を有する突起を形成した後該突起の先
端を外方に折曲して係止部を形成し管嵌着部とすること
を特徴とする熱交換器の製造方法が示きれている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来の技術によれば、筒部の端面にバーリング加工
を施して複数の突起を形成する関係上、端面が各突起に
分割されることになり、このため筒部の高さと突起の高
さを加えても所定のフィンピッチが得られず、多数枚の
フィンを所定間隔を存して重ねるときには、第８図に示
す如くフィン（３０）の端縁を受は入れる溝（３１）を
等間隔に形成した箱治具（３２）の前記溝（３１）に各
フィン（３０）を配置せねばならず、各フィン（３０）
の整列即ち重ね作業に手間がか〜る課題があった。

即ち、現在、外径が１７２インチ、５７８インチの銅パ
イプを使用した熱交換器は板厚がＯ、、２１１ｎのアル
ミニウム板をフィンとして使用しているが、か〜るフィ
ンにおけるフィンピッチ、即ち筒部の高さは６．３５１
１１１１が限界ときれている関係上、フィンピッチを１
０■以上確保するためには、上述の如く溝を形成した箱
治具を使用する必要があった。

本発明は上記課題を解決することを目的とするものであ
る。

（ニ）課題を解決するための手段 上記課題を解決する手段として本発明では、円形をなす
バーリング部分に弓形の打抜部、この打抜部に囲まれる
高フランジ部、前記打抜部を囲む低フランジ部を形成し
た多数枚の板状フィンの前記バーリング部分にバーリン
グ加工を施して筒部を形成した後、前記各フィンの高フ
ランジ部が隣り合うフィンの一面に接するように各フィ
ンを重ね、次に各フィンの筒部に該筒部の内径よりも若
干外径の小さい金属パイプを挿入した後、該パイプを拡
管して筒部に密着させる熱交換器の製造方法を採用した
。

（＊）作用 上記製造方法によれば、バーリング部分に弓形の打抜部
、この打抜部にて囲まれる高フランジ部及び前記打抜部
を囲む低フランジ部を形成し、このバーリング部分にバ
ーリング加工を施すにとに伴ない、打抜部が高低両フラ
ンジ部の境の亀裂発生を防止する作用をなし、且つパイ
プに対して密着面積が大きい高フランジ部を与える作用
、即ち高フランジ部の面積を大きくする作用をなす。

（へ）実施例 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第４図に示す（１）は冷蔵庫、エアコン、低温ショーケ
ース等に蒸発器或いは凝縮器として使用きれるプレート
フィン又はクロスフィン形熱交換器で、等間隔を存して
整列された多数枚の金属製板状フィン（２）と、左右一
対の金属製管板（３）（３）と、前記各フィン（２）及
び管板（３）（３）に直交貫通する多数本の金属製例え
ば銅製のパイプ（４）とから構成されている。

前記フィン（２）は方形をなす薄いアルミニウムからな
るもので、第２図及び第３図に示す如く斜め方向に等間
隔を存して整列する多数の孔（５）及びこの孔の周縁か
ら一方向に突出する筒部（６）が形成きれ、又整列する
前記番孔（５）間には相互に平行関係をなし前記筒部（
６）とは逆方向に突出する細長い突条（７）が形成され
ている。前記突条（７）はその板厚がｏ、１５ｍｍ〜０
．２−程度のフィン（２）の強度をアップするために設
けられている。

前記フィン（２）は第１図にて一点鎖線の円で囲まれる
部分（１０）が周知のポンチとダイスを用いたバーリン
グ（ｂｕｒｒｉｎｇ　）加工を施されるバーリング部分
であり、該部分（１０）には弓形に打ち抜かれた打抜部
（１１）と、との打抜部に囲まれる高フランジ部（１２
）と、前記打抜部（１１）を囲む低フランジ部（１３）
とが形成されている。

前記バーリング部分（１０）にバーリング加工を施すと
、第２図に示す如く高フランジ部（１２）及び低フラン
ジ部（１３）が同時に立ち上がると共に、ポンチとダイ
スとによって伸ばされ、前記筒部（６）が形成される。

このバーリング加工時、弓形の打抜部（１１）は高フラ
ンジ部（１２）と低フランジ部（１３）との境に亀裂が
発生しないように作用する。前記高フランジ部（１２）
の先端は外方に折曲されてストッパー（１４）となる。

上述の如く製造された各フィン（２〉とパイプ（４）と
の結合について説明すると、前記各フィン（２）の孔（
５）に該孔の径よりも若干外径の小さいパイプ（４）を
通した後、第７図に示す如く前記パイプ（４）の内径よ
りも外径が着干大きい拡管ヘッド（１５）をパイプ（４
）内に通してパイプを拡管し、このパイプとフィン（２
）とを密着させることにより熱交換器（１）が得られる
。

かへるフィン（２〉とパイプ（４）との結合工程として
は、第５図に示した箱治具（１０）に各フィン（２）を
収納して筒部（６）７ｃ″もって１０１１ｎ以上のフィ
ンピッチを確保した後、拡管ヘッド（１５）でパイプ（
４）を拡管する方法、第６図に示す如く台座（１６）に
立設されたパイプ（４）に各フィン（２）の筒部（６）
を通して各フィン（２）を重ね筒部（６）でもってフィ
ンピッチを確保した後、拡管ヘッド（１５）でパイプ（
４）を拡管する方法の何れをとってもよい。

上記した熱交換器〈１）の製造方法によれば、バーリン
グ部分（１０）に弓形の打抜部（１１）、この打抜部に
て囲まれる高フランジ部（１２）及び前記打抜部（１１
）を囲む低フランジ部（１３）を形成し、このバーリン
グ部分（１０）にバーリング加工を施すことに伴ない、
打抜部（１１）が高低両フランジ部（１２）（１３）の
境の亀裂発生を防止する作用をなし、且つパイプ（４）
に対して密着面積が大きい高フランジ部（１２）を与え
る作用、即ち高フランジ部（１２〉の面積を大きくする
作用をなす、この結果、フィンピッチの大きな筒部（６
）が形成され、各フィン（２）の重ね合わせ作業が簡単
になる。

（ト）発明の効果 上述した本発明によれば、弓形の打抜部が高低両フラン
ジ部の境の亀裂発生を防止する作用をなし、且つパイプ
に対して密着面積が大きい高フランジ部を与える作用、
即ち高フランジ部の面積を大きくする作用をなす関係上
、バーリング加工時における亀裂発生を僅か乃至なくす
ことができると共に、フィンピッチの大きな筒部を形成
することができ、この結果、各フィンの重ね合わせ作業
が簡単となり、製造作業の迅速化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の実施例を示し、第１図はフ
ィンのバーリング部分の平面図、第２図はフィンとパイ
プとの結合縦断面図、第３図はフィンの側面図、第４図
は熱交換器の全体斜視図、第５図は箱治具を使用したフ
ィンの整列説明図、第６図は台座を使用したフィンの整
列説明図、第７図は拡管工程の縦断面図、第８図は第５
図に対応する従来技術のフィンの整列説明図である。 （２）・・・フィン、（４）・・・パイプ、（６）・・
・筒部、（１０）・・・バーリング部分、　（１１）・
・・弓形の打抜部、（１２）・・・高フランジ部、（１
３）・・・低フランジ部、（１５）・・・拡管ヘッド。 第４　図 第２図 ３ ２ １ 第３図 ２ 第Ｓ　図 第４　ズ 第６図 第 ７ 図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、円形をなすバーリング部分に弓形の打抜部、この打
   抜部に囲まれる高フランジ部、前記打抜部を囲む低フラ
   ンジ部を形成した多数枚の板状フィンの前記バーリング
   部分にバーリング加工を施して筒部を形成した後、前記
   各フィンの高フランジ部が隣り合うフィンの一面に接す
   るように各フィンを重ね、次に各フィンの筒部に該筒部
   の内径よりも若干外径の小さい金属パイプを挿入した後
   、該パイプを拡管して筒部に密着させる熱交換器の製造
   方法。