JPH03105217A - 差圧式水位測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は，基準面器を用いた差圧式水位測定装置に係り
、特に，基準面器内の水位か減圧沸騰等により、減少し
ても自動給水し、常時、基準面器内水位を一定に保つこ
とを可能とした差圧式水位測定装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特願昭６２−２７０２１２号公報に開示
のように、基準面器に接続された計装配管に圧力計を設
置し、基準面器内の水位の変化を圧力計で計測し、圧力
計の信号で開閉する弁により、補給水を流し、基準面器
内の水位を一定に保っていた。

しかし、基準面器の水位変化は数十ｍ程度であり，水位
変化による圧力変動は数＋ｒｍ　Ｈ　２　０　程度で、
タンク内圧が高い場合は、タンク内圧に比べ、変動巾が
小さいため、検出が困難であり、適用範囲が限定されて
いた。

また、従来の装置は、例えば、特開昭５９−１９７８２
８号公報に開示のように，差圧計の基準面器側の計装配
管に脱気器へ送る復水管の途中から計装配管，及び、流
量調節弁を介して接続し、常時，復水を供給していた。

しかし、常時、復水を基準面器に供給することは、基準
面器内の水位は一定に保てても、基準水位をオーバーし
た復水はタンクへ流入するため、タンク内水位の上昇、
及び、処理水が増加する点が考慮されていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、基準面器内の水位変化を、基準面器に
接続された計装配管に圧力計を設置し、その圧力を計測
することで検出していたが，タンク内圧が高い場合、基
準面器内の圧力変化は数十ｍ　Ｈ　ｚ　Ｏ程度と小さい
ため、圧力変更、すなわち、水位変化の検出が困難であ
り、適用可能な範囲がタンク内圧の小さなタンクに制限
されるという問題があった。

本発明の一つの目的は、減圧沸騰や負圧吸引によって基
準面器内の水位が低下しても、自動で補給し、常時、基
準面器内の水位を一定に保ち、かつ、タンク内圧の高低
に係らず適用可能な差圧式水位測定装置を提供すること
にある． また，他の従来技術では、常時，基準面器内へ他系統か
らの水を供給することは、基準面器内の水位が一定に保
てても，基準水位をオーバーした水は、タンクへ流入す
るため、タンク水位の上昇、及び、処理水が増加する点
が考慮されていなかった。

本発明の他の目的は，減圧沸騰や負圧吸引によって基準
面器内の水位が低下しても、タンク内の水を基準面器に
補給することにより、常時、基準面器内の水位を一定に
保ち、かつ，タンク水位の上昇を皆無とした差圧式水位
測定装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は，基準面器に水位計を設置し、基準面器内の
水位変化を水位計で計測し、水位計の信号で開閉する弁
により，補給水を流し，基準面器内の水位を一定に保つ
ことにより達或される。

また、他の目的は、タンク水中と基準面器を接続する循
環配管を設け、タンク内の水を基準面器に補給し、基準
面器内の水位を一定に保つことにより達成される。

〔作用〕

基準面器内に水位計を設置し、基準面器内の基準水位の
変化を、直接，計測し、水位低下で水位計より発信され
る電気信号により、弁を動作させ、補給水を流すことに
より，基準面器内の水位を一定に保つことができる． 本発明では，基準面器内の基準水位を水位計により、直
接，計測するため、基準水位の低下が容易に検出可能で
あり，タンク内圧の変動により、水位計が誤作動し、補
給水を余分に供給することがなく，タンク水位の上昇，
及び，処理水の増加を最少限におさえられる． また，タンク水中と基準面器とを接続する循環配管を設
け、タンク内の水を基準面器に、常に、補給することに
より、基準面器内の水位を一定に保つことができる． 本発明の他の作用として，基準面器内の補給水は、被測
定物であるタンクより補給するため、基準面器内の基準
水位をオーバーフローした水が、タンク内へ戻されても
，測定系としての水の容量は変わることがなく、タンク
の水位上昇、及び、処理水が増加することはない． 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第１図のシステム系統により
説明する。

第１図で、タンク１の水位計測に際し、基準面器２を接
続した低圧側計装配管３と高圧側計装配管４を接続した
差圧計５を設置する。

基準面器２の基準水位の変化を検出するため、水位計７
を基準面器に設置し、水位計７の電気信号で作動する弁
１０を介した補給水配管６を、基準面器２の下部の低圧
側計装配管３に接続する。

タンク１の急激な圧力変化により基準面器２内の水がフ
ラッシュし、基準面器２内の基準水位が低下すると，基
準面器２に設置された水位計７のフロート８が下がり、
所定の設定値よりフロート８が下がると，水位計７が動
作する。この信号は、水位計８の伝送器部９より，弁１
０を全開する電気信号として発信される。弁１０が全開
し，補給水配管６を通じ，補給水が供給される。補給水
の供給により基準面器２の基準水位が所定の水位迄回復
すると、フロート８の上昇により、水位計７が動作し、
弁１０を全閉する電気信号を発信する．基準面器２の基
準水位をオーバーした水は低圧側計装配管３を通じてタ
ンク１へ流入し、基準水位が確保される。

本実施例によれば、基準面器内の基準水位を水位計によ
り、直接、計測するため，基準水位の低下を容易に検出
することができ、水位計の誤作動による補給水の過剰給
水の防止が図れ、迅速に補給水を供給できる。

また、基準面器と水位計は兼用とし、市販の水位計を基
準面器として使用することができ、従来技術に比べて安
価な差圧式水位測定装置を提供することができる。

次に、本発明の他の実施例を第２図のシステム系統図に
より説明する。

第２図で、タンク１の水位計測に際し、実施例と同様、
基準面器２を接続した低圧側計装配管３と高圧側計装配
管４を接続した差圧計５を設置する。

基準面器２の基準水位を確保するため、タンク１の液部
１ａと基準面器２を接続する循環配管↓工を設ける。こ
の循環配管１ｌには、タンク１の水を基準面器２に補給
する循環ポンプエ２を設置する。

タンクｌの急激な圧力変化により、基準面器２内の水が
フラッシュし、基準面器２内の基準水位が低下しないよ
う、基準面器２にはタンクエの水を，循環配管工１を介
して補給する。以下、その手順を説明する。

タンク１の水位計測の開始に際し、タンクエの液部１ｂ
と、基準面器２の上部を接続する循環配管１１は、タン
クｌの気相部１ａと同様、気相となっている。循環ポン
プ１２を始動することにより、タンク１内の水は循環配
管１１を介し基準面器２に補給される。補給水の供給に
より基準面器２の基準水位は確保され、基準面器２の基
準水位をオーバーした水は低圧側計装配管３を通じて、
再び、タンクエ内へ流入されるため、タンク１の水位が
変動することはない。

本実施例によれば、基準面器内の基準水位は，タンク内
の水により、常に、補給されるため、基準水位は常に一
定であり，タンク内水位の変動、及び、処理水の増減も
ない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、急激な圧力変化による基準面器内の水
位の低下にも，直ちに、対応でき、補給水は余分に供給
することがないため、タンク内の水位の上昇、及び、処
理水の増加を最少限におさえることができ、かつ、タン
クの圧力に係わらず広範囲の差圧式水位測定装置に適用
することができる。

また，タンク内の水を基準面器に供給することにより、
基準水位を確保しているため、タンク内の水位の上昇、
及び、処理水の増加がないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第工図は本発明の一実施例の差圧式水位測定装置の系統
図、第２図は本発明の他の実施例の差圧式水位測定装置
の系統図である。 ２・・・基準面器，３・・・低圧側計装配管、４・・・
高圧側計装配管、５・・・差圧計、７・・・水位計、１
１・・・循環第 １ 図 ８ 弔 ２ 図 ＋２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基準面器内に水位計を設置し、前記基準面器内の基
   準水位の変化を検知し、前記水位計の信号で弁を開閉さ
   せ、前記基準面器に接続された計装配管内へ水を自動補
   給することにより、前記基準面器の前記基準水位を、常
   時、一定とすることを特徴とする差圧水位測定装置。 ２、タンク内水中と、前記タンクの水位より上部に設け
   られた基準面器とを接続する循環配管を設置し、前記タ
   ンク内の水を前記基準面器に補給することにより、前記
   基準面器の基準水位を常時一定とすることを特徴とする
   差圧式水位測定装置。