JPH03104766A - 自動車のブレーキ装置用タンデムマスタシリンダ - Google Patents

自動車のブレーキ装置用タンデムマスタシリンダ

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Publication number
JPH03104766A
JPH03104766A JP2245982A JP24598290A JPH03104766A JP H03104766 A JPH03104766 A JP H03104766A JP 2245982 A JP2245982 A JP 2245982A JP 24598290 A JP24598290 A JP 24598290A JP H03104766 A JPH03104766 A JP H03104766A
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JP
Japan
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piston
pressure chamber
master cylinder
bore
tandem master
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Pending
Application number
JP2245982A
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English (en)
Inventor
Henri Savidan
アンリ・サヴィダン
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General Motors France SA
Original Assignee
General Motors France SA
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03104766A publication Critical patent/JPH03104766A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/20Tandem, side-by-side, or other multiple master cylinder units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/38Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including valve means of the relay or driver controlled type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車の液圧ブレーキ装置のためのタンデム
マスタシリンダに関する。
[従来の技術及びその問題点] タンデムマスタシリンダは、従来から知られており(英
国特許941,340号)、主部分と副部分とを有して
おりそれぞれの部分が高圧室と低圧室とを備えている。
各部分はまた、ピストンを有しておりそれらのピストン
は整合されている。
主ピストン及び副ピストンが相互に摺動可能に連結され
ている。主ばねが主ピストンと副ピストンとの間に圧縮
されている。主ピストンによって係合されるストップリ
ングがタンデムマスタシリンダ内に上記のエレメントを
保持している。副ばねが副ピストンに作用し、主及び副
ピストンがストップリングに向けて付勢する。各部分に
は、補償ポートを介してリザーバから低圧室への加圧流
体が供給される。ピストンに取り付けられるエラストマ
カップシールは加圧流体が低圧室から高圧室へ流れるの
を許容し(逆の流れは阻止する)、ピストンの戻り運動
及びブレーキーパッドやブレーキシューの摩耗による流
体の不足を補償する。膨張逃しポートが各高圧室をそれ
ぞれのリザーパに連通しており余剰の(熱膨張によって
生じた)流体がリザーバに戻るのを許容する。膨張ポー
トはタンデムマスタシンリンダのデッドストローク(ス
なわちブレーキペダルの運動と圧力上昇との間に生ずる
空ストローク)を減少するため、また、ビストンの運動
に際してそれらシールが膨張逃しポート上を通るときに
当該シールが損傷するのを減少するために小さくされて
いる。このような配置は通常の状態においてブレーキペ
ダルを押し下げたときに主ピストンが膨張逃しポートを
越えて動き、該ポートを関連する高圧室から遮断し、次
に副ピストンがそれに関連する膨張ポートを越えて動き
、副部分の高圧室内の流体圧力を増加させ副部分の高圧
室内の流体圧力を上昇させる。自動車においてタンデム
マスタシリンダを使用することによりブレーキ装置のた
めの2つの独立した液圧回路(主部分及び副部分とそれ
ぞれ一体の主回路及び副回路)を提供する。これにより
一方の回路が加圧流体の漏れなどのような故障が生じた
としてもブレーキをかけることができるようにする。
他の配置(英国特許1,215、055号)においては
膨張逃しポートがチェック弁に置き換えられている。
それらの既知の装置は標準的なブレーキ装置を備える自
動車においては満足できるものであるがABS (アン
チロックブレーキ装置)、特に加圧流体がABSの作動
中に高圧室にポンプで戻されるようにしたバックプレッ
シャーABSにおいては種々の問題が生じる。上記のよ
うな作動は高圧室内に非常に高い流体圧力を発生させる
結果となる。もしABSが作動するときにエラストマカ
ップシールが膨張ポート上にあると高圧室内の高い流体
圧力がカップシールを膨張ポート内に押圧し傷つける。
そのような損傷は少なくとも一方の回路に支障をきたす
。通常の装置においては主ピストンは、副ピストンが対
応する膨張ポートを通る前に当該主ピストンが関係する
膨張ポート上を通る。従って、ABS操作においては副
ピストン上のエラスマ力ップシールが損傷を受けること
になりやすい。他の既知の装置においてはチェック弁が
発生する高い流体圧力に対して適合しないようになって
いる。種々の工夫が提案されてきているがそれらはマス
タシリンダの長さを長くするという問題を有している。
発明の目的 本発明は、上述した従来技術の問題を解消するタンデム
マスタシリンダを提供することを目的としている。
発明の構戊並びに作用効果 すなわち、本発明に係るタンデムマスタシリンダは、 開放端と閉止端とを有する孔と、 孔内で摺動可能な主ピストン、孔内で主ピストンの形状
によって画定される低圧室、及び、低圧室に開口しかつ
主流体リザーバに接続されている補償ポートを含む主部
分と、 孔内で襦動可能な副ピストン、孔内に副ピストンの形状
によって画定される低圧室、及び、低圧室に開口しかつ
副リザーバに接続されている補償ポートを含む副部分と
を有し、 主部分が主ピストンと副ピストンとの間の孔内に画定さ
れる高圧室を含み、 副部分が副ピストンと孔の閉止端との間の孔内に画定さ
れる高圧室を含み、 主部分の低圧室と高圧室との間の主ピストン上にシール
が取り付けられ、 副部分の低圧室と高圧室との間の副ピストン上にシール
が取り付けられ、 主部分の高圧室が膨張逃し手段によって主リザーバに流
体接続され、 副ピストンが、上記孔内で摺動可能で、上記シールが取
り付けられている外側ピストン及び中央ピストンからな
り、中央ピストンは上記孔内で摺動可能な主本体と、外
側ピストン内に形成されたピストン孔内で摺動可能な副
本体とを有しており、上記ピストン孔は中央ピストンの
当接面と係合可能でチェック弁を画定する肩部を備え、
同ピストン孔は副部分の低圧室及び高圧室との間に流路
を形成しており、チェック弁は当該マスタシリンダの休
止状態及びブレーキ解放状態において上記流路を介して
加圧流体が流れるのを許容するとともに、プレーキング
操作時においてはそのような流れを阻止するようになさ
れており、ピストン孔が副部分の高圧室に開口する小径
部分並びに副部分の低圧室に開口する大径部分を有して
おり、これら小径部分及び大径部分の間に上記肩部が形
成されており、 上記中央ピストンが主本体と副本体との間で上記ピスト
ン孔の大径部分内に設定された中間部分を有しており、 上記副本体は上記ピストン孔の小径部分内に摺動可能に
設定されており、上記当接面が上記中間部分と副本体と
の間に位置決めされており、副本体はその表面に溝を有
しており、該溝と上記大径部分が上記流路を形成してな
ることを特徴とする。
上記の通り、本発明に係るタンデムマスタシリンダにお
いては、副部分の低圧室及び高圧室との間に流路が形成
されており、該流路に形戒されたチェック弁が、当該マ
スタシリンダの休止状態及びブレーキ解放状態において
は上記流路を介して加圧流体が流れるのを許容するとと
もに、ブレーキング操作時においてはそのような流れを
阻止するようになっており、従って従来のタンデムマス
タシリンダにおいて必要とされていた膨張逃しポートの
必要がなく、従って、副ピストン上に設定されるエラス
トマカツブシーノレが該ポートによって損傷を受けると
いった従来のタンデムマスタシリンダにおける欠点を解
消することが出来る。
また、チェック弁は上記の如く構戊されるものであり、
当該マスタシリンダの長さを長くすることなしに設定す
ることが出来る。
実施例 第1図に示すように本発明に係るタンデムマスタシリン
ダ10は主部分12と副部分14とを有している。主部
分はブレーキ装置の主回路に接続されている。同様に副
部分14はブレーキ装置の副回路に接続されている。
主部分12は閉端部17と開端部19とを有する孔18
内で軸方向に摺動可能な主ピストンl6を有しており該
主ピストンが操作者が(図示しない)ブレーキペダルを
押すことによって作動されるプッシュロッドl5によっ
て動かされるようになっている。プッシュロッドl5は
孔l8の開端部19を通して延びており主ピストン16
に係合している。主ピストンl6は小径部2oを有して
おり孔内に低圧室22を形成している。主部分12はま
た孔l8内に高圧室3oを有している。
低圧室22は補償ポート24を介して(図示しない)主
リザーバに接続されている。エラストマヵップシール2
6が主ピストンl6とともに動くようになっており、咳
シールは加圧流体が低圧室22から高圧室30に流れる
のを許容し、(ブレーキをかけたあとに)主ピストン1
6が戻る際の高圧室と低圧室との間の差圧を補償する。
しかしカップシール26は高圧室3oから低圧室22へ
の流体の流れを阻止する。高圧室3oは主ピストン16
が休止状態にあるとき、すなわちブレーキペダルが押し
下げられていないとき膨張逃しポート32を介して主リ
ザーバに連通されている。膨張逃しポート32は(熱膨
張等によって生じた)余剰の加圧流体が主リザーパに戻
るのを許容し高圧室30内に流体圧力が残らないように
する。開端部19に隣接して孔l8内に取り付けられた
ストップリング35は主ピストン16を孔内に保持する
.エラストマカップシール28はタンデムマスタシリン
グのプッシュロッド15と孔l8との間のシールする。
ばね保持ケージ36が高圧室30内に取り付けられてい
る。多数の弾性フィンガ4lがケージ36の一端37か
ら軸方向に延びており、各フィンガは副ピストン44の
伸長部分42の肩部40と係合可能とされている。フィ
ンガ4lのリップ38は伸長部分42の肩部40を越え
てスナップ係合してケージ36を副ピストン44に取り
付けている。しかしケージは伸長部分42に沿って摺動
できるようになっている。主ばね34は副ピストン44
とケージ36との間に圧縮して設定されている。主ばね
34はケージ36の他端43を付勢しておりケージが主
ピストン16に係合するようにしている。このように配
置されているので休止状態においては主ばね34は主及
び副ピストン16、44をそれぞれ所定の最大隔離位置
に保持する。出口ポート39は高圧室30をブレーキ装
置の主(流体)回路の(図示しない)他の部品に連通し
ている。
副部分14は副ピストン44を有しており、該ピストン
の伸長部分42が主部分12の高圧室30内に延びてい
る。副ピストン44はまた、(主ピストンl6と軸線方
向で整合するように)孔18内に摺動可能に設定されて
おり、その両端間に小径部分を有しており、孔18内に
低圧室48を形成している。補償ポート50が低圧室を
(図示しない)副流体リザーバに連通している。副部分
14はまた、孔l8内に高圧室56を形成している。エ
ラストマカップシール52、54が副ピストン44に取
り付けられており、該ピストンと一緒に動くようになっ
ている。カップシール52は加圧流体が低圧室48から
高圧室56に流れるのを許容するが、逆の流れは阻止す
るようになっており、(ブレーキをかけた後)当該副ピ
ストンが戻るときに、低圧室と高圧室との間の圧力差を
補償する。同様に、他のエラストマカップシール54は
低圧室48から高圧室30への流体の流れを許容するが
、逆の流れは阻止するようになっている。副ばね58は
高圧室56内に設定されており、副ピストンを押圧して
、該副ピストン、主ばね34、ばね保持ケージ36及び
主ピストンのアセンブリを孔の開端部に向けて偏倚する
。主ピストン16は休止状態でストップリング35と係
合しており、上記アセンブリが当該孔内に保持される。
主ばね34は副ばね58より強くされており(通常は2
倍にされており)、以下に説明するように、ブレーキを
かけた最初の段階では上記アセンブリが全体として一緒
に動けるようにしている。
高圧室56内の出口ポート60は副流体回路の他の部品
との連通を行うようになっている。
以上に述べたマスタシリンダは、従来から知られている
。ブレーキをかけるためにブレーキペダルが押し下げら
れると、プッシュロッド15が主ピストンl6に作用し
て該主ピストン、ケージ36及び副ピストン44を開端
部19から離れるように動かす。副ピストンのそのよう
な動きは高圧室56内の流体圧力を上昇し、副回路を介
してブレーキに圧力をかける。更に、そのような主ピス
トンの動きは膨張逃しポート32を高圧室30から遮断
し、該高圧室の流体圧を上昇して主回路を介してブレー
キに圧力をかける。ブレーキペダルを離すと、上記と逆
の作用が生じる。しかし、副ばね58の押圧力は副及び
主ピストン44、l6が、流体が復帰するより速く復帰
するように作用する。高圧室30,56内の流体の不足
を補償するために、加圧流体がカップシール26、52
を介して低圧室から高圧室に流れる。同様にして、ブレ
ーキパッドやブレーキシューの摩耗等による高圧室内の
流体の不足も補償することが出来る。マスタシリンダI
Oが休止状態にあるときに、(熱膨張逃し等によって)
高圧室3o内で流体の圧力が上昇すると、膨張逃しポー
ト32を介して主リザーバに逃される。
本発明において、副部分l4はチェック弁62を有して
いる(第1図及び第2図参照)。チェック弁62は、中
央ピストン78と外側ピストン65とに分けられる副ピ
ストン78に形成されている。外側ピストン65はピス
トン孔64を有しており、該孔は小径部分66と大径部
分68とを有しており、小径部分は高圧室56内に開口
しており、大径部分は一端で小径部分に開口し、他端で
低圧室48に開口している。肩部72が小径部分と大径
部分とを連結している。中央ピストン78は、上記伸長
部分42に連結されている主本体86と、ピストン孔6
4の大径部分内にある中間部分88と、同孔の小径部分
66内に摺動係合している副本体92とを有している。
中間部分88の直径は主本体86よりも小さく、副本体
92より大きい。副本体の軸線方向長さは、ピストン孔
64の小径部分の長さより大きい。副本体92は、その
表面に沿って延びる少なくとも1つの溝96を有してい
る。副本体92と中間部分8Bとの接合部分には、第1
当接面98が形成されている。該面はピストン孔64に
形成された肩部72に向けられている。第1当接面98
と肩部72との間で副本体92の周りにはエラストマリ
ングシール92が設定され、副本体の環状溝70内に取
り付けられている。すなわち、チェック弁62は外側ピ
ストン65、エラストマリングシール80及び中央ピス
トン78によって形成されている。中間部分88と主本
体86とが当接する部分に第2当接面100が形成され
ている。副本体92は、高圧室56内に伸長している伸
長部分93を備えており、該伸長部分は第2の環状の溝
95を有しており、該溝内には副ばね58の一端が係止
されている。副ばね5Bの他端は孔l8の閉端部17に
係合している。外側ピストン65の一端は、中央ピスト
ン78の第2当接面100に対抗し係合可能とされてお
り、他端は副ばね58の一端59に係合されている。副
部分14の入口孔104にはディスク状のリテーナ10
2が設定されており、該入口孔は補償ポート5oと副リ
ザーバ(図示せず)との間を連通している。リテーナ1
02はディスクから突出した脚106を有しており、該
脚は補償ポート50内を伸長して低圧室48内に突出し
、外側ピストン65の肩部1o8との当接部材として作
用する。リテーナ102にはまた、弾性突起110が形
成されており、当該リテーナを入口ポート内に保持して
いる。エラストマカッゾシール52が外側ピストン65
に取り付けられており、エラストマカップシール54が
中央部分78上に取り付けられている。
第1図及び第2図に示される休止状態においては、中央
及び外側ピストン78、65(すなわち副ピストン)が
副ばね58によって孔l8の閉端部から離れるように偏
倚されている。従って、副本体92はピストン孔64の
大径部分68内に伸長しており、肩部72と第1当接面
との間には所定寸法Xの間隙89が形成されている。従
って、加圧流体が入口孔104、補償ポート50、低圧
室48、孔64の大径部分68及び溝96を介して、副
リザーバと高圧室との間で流れることが出来る。すなわ
ち、溝96及び孔の大径部分68は、低圧室48と高圧
室56との間の流路を形成している。
(図示しない)ブレーキペダルが押し下げられると、プ
ッシュロッドがA(第3図)で示す方向に押され、主ピ
ストンを同方向に動かす。この動きによって、主ばね3
4が中央ピストン78に作用し、該中央ピストンも同方
向に動かされて副ばねを圧縮する。しかし、高圧室内の
流体圧力とエラストマカツプシール52の摩擦による抵
抗によって外側ピストン65は孔18の閉端部17に対
する相対的動きは行わない。中央ピストン78が間隙8
9の長さXに等しい距離だけ動くと、エラストマカップ
シール80は該ピストンの第1当接面98及びピストン
孔64の肩部72に係合する。
更に中央ピストンが動くと、シールが圧縮されてvg1
当接面と肩部72との間にしっかりしたシールを形成し
、溝96と大径部分68との間の流れを阻止する。中央
ピストンが更に孔l8の閉端部に向けて動くと、高圧室
56内の加圧流体が圧縮されて、その圧力が副回路を介
して当該車両のブレーキにかけられる。このような作用
により、中央ピストンの第2当接面100は外側ピスト
ン65の端部90に係合して、エラストマヵップシール
80を過剰に圧縮するのを阻止し、中央ピストンと外側
ピストンをと一緒に動かす。主ピストンl6が更に動か
されると、高圧室30内の加圧流体が加圧され、その圧
力が主回路を介してブレ−キにかけら、まt;主ピスト
ンが中央ピストン78の主本体の伸長部分42と係合さ
れるまで、主ばねが圧縮される。
操作者がブレーキペダルを押し下げるのを止めると、流
体圧力及び副ばね58の偏倚力が外側ピストン65と中
央ピストンとに作用してそれらを(Aとは逆の)B方向
に動かして、第1及び第2図に示した休止状態とする。
しかし、副ばね58が中央ピストンに対して初めだけ作
用して、該ピストンを外側ピストン65よりも速く動か
す。従って、間隙89は早期に開かれ、該ばねの一端が
外側ピストンの一端91に係合すると、該外側ピストン
と中央ピストンとは一緒に動かされる。外側ピストンと
中央ピストンとは、外側ピストンの肩部108がりテー
ナ102の脚106に係合するまで、また主ピストンl
6がリングストップ35に係合するまで動く。
副ばね58の偏倚力は、副ピストン44を(高圧室56
への)流体の戻りよりも速く動かす。上記の如く間隙8
9は早期に開くので、流体が低圧室48から高圧室56
へ流れるのを許容し、高圧室内に生じる流体の不足を補
償する。更に、間隙89は副リザーバから高圧室への流
体の流れを許容し、それによりブレーキパッドやブレー
キシューの摩耗による流体の不足を補償する。このよう
な補償効果は、エラストマカップシール52によって提
供される同様の効果を増大する。更に、間隙89は熱膨
張逃し等によって高圧室の流体圧力が増大した場合に、
その圧力を逃す作用をも行う。
従って、間隙89は主部分12の膨張逃しポート32と
同じ作用をなし、従って、そのようなポートを副部分1
4に設ける必要がない。ブレーキ装置がABSを有する
場合、ABSが作動するときは加圧流体が高圧室56に
戻され、該室内の圧力を増大する。副部分14に膨張逃
しポートが設けられていないので、エラストマカッグシ
ール52に損傷を与えることはない。
環状の溝95内に副ばね58の一端を保持しているので
、主ばね34が駄目になったとしても、中央ピストン7
9が戻り過ぎるのを実質的に防止できる。従って、中央
ピストン7B上のエラストマカップシール54が高圧室
30の入口ポート39に達して、それよって損傷を受け
るといった危険性は低減される。
発明の効果 本発明は従来のタンデムマスタシリンダに関する問題点
を解消するとともに、孔18内に設定されるすべての部
品を、当該孔内に挿入する前に組み立てることがでさる
、従って、当該部品を容易に且つ正確に挿入設定するこ
とができるといった効果を有する。ハウジングを通して
挿入される部品は、リテーナの脚106だけである。外
側ピストン65に環状の肩部108を形成しているので
、該外側ピストンを設定する際の向きは重要でなくなる
。更に、当接手段としての脚106を、補償ポート50
を通して設定したので、ハウジング外に流体が漏れでる
可能性がなくなる。更に、チェック弁を設定するのに、
当該マスタシリンダの長さを大きくするす必要がなく、
構造が非常に簡単である。
他の実施例においては、当接手段を補償ポート内に設定
する(中空の)円筒形ピンとすることができる。該ピン
は入口ポートに係合する肩部を有し、補償ポート内に入
りすぎないようにかつ低圧室内に突出して、外側ピスト
ン65によって係合可能にする。
以上においては、チェック弁が副部分内に形成されたタ
ンデムマスタシリンダを開示したが、チェック弁を主部
分に設けて膨張逃しポート32を無くすことが出来る。
このチェック弁は適当に設計変更することができ、例え
ば、英国特許出願8920875.5に開示した如きも
のとすることができる。しかし、好ましくは、主部分に
設定するチェック弁は英国特許出[118 9 2.0
 8 7 3.0に開示した如きものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、休止状態にある本発明に係るタンデムマスタ
シリンダの断面図、 第2図は、同タンデムマスタシリンダの拡大断面図、 第3図及び第4図は、プレーキング状態にある第1図及
び第2図に類似する図、 第5図及び第6図は、ブレーキング解除状態にある第1
図及び第2図に類似する図である。 第7図及び第8図は、それぞれ、第1図ないし第6図に
示したマスタシリンダで使用されるリテーナの正面図及
び側面図である。 10−−一タンデムマスタシリンタ; 12−一一主部分;14−−一副部分:16−一一主ピ
ストン;17−−一閉端部;18−一一孔;19−一一
開端部: 22−一一低圧室;24−−一補償ポート:26−一一
シール;30−−一高圧車;32−一一膨張逃しポート
; 44−一一副ピストン;48−−一低圧室50−一一補
償ボー};  52−−−シール;56−一一高圧室;
  65−一一外側ピストン:66一一一小径部分; 
 6g−−一大径部分;72一一一肩部:  78−−
一中央ピストン;86−一一主本体;  8B−−一中
間部分;92−一一副本体: 98一一一当接面。 96−一一溝; (外4名) Fig. 7 Fig. 8.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、開放端(19)と閉止端(17)とを有する孔(1
    8)と、 孔内で摺動可能な主ピストン(16)、孔内で主ピスト
    ン(16)の形状によって画定される低圧室(22)、
    及び、低圧室に開口しかつ主流体リザーバに接続されて
    いる補償ポート(24)を含む主部分(12)と、 孔内で摺動可能な副ピストン(44)、孔内に副ピスト
    ンの形状によって画定される低圧室(48)、及び、低
    圧室に開口しかつ副リザーバに接続されている補償ポー
    ト(50)を含む副部分(14)とを有し、 主部分が主ピストンと副ピストンとの間の孔内に画定さ
    れる高圧室(30)を含み、 副部分が副ピストンと孔の閉止端との間の孔内に画定さ
    れる高圧室(56)を含み、 主部分の低圧室と高圧室との間の主ピストン上にシール
    (26)が取り付けられ、 副部分の低圧室と高圧室との間の副ピストン上にシール
    (52)が取り付けられ、 主部分の高圧室が膨張逃し手段(32)によって主リザ
    ーバに流体接続され、 副ピストンが、上記孔内で摺動可能で、上記シールが取
    り付けられている外側ピストン(65)及び中央ピスト
    ン(78)からなり、中央ピストンは上記孔内で摺動可
    能な主本体(86)と、外側ピストン内に形成されたピ
    ストン孔内で摺動可能な副本体(92)とを有しており
    、上記ピストン孔は中央ピストンの当接面と係合可能で
    チェック弁を画定する肩部(72)を備え、同ピストン
    孔は副部分の低圧室及び高圧室との間に流路を形成して
    おり、チェック弁は当該マスタシリンダの休止状態及び
    ブレーキ解放状態において上記流路を介して加圧流体が
    流れるのを許容するとともに、ブレーキング操作時にお
    いてはそのような流れを阻止するようになされており、
    ピストン孔が副部分の高圧室に開口する小径部分(66
    )並びに副部分の低圧室に開口する大径部分(68)を
    有しており、これら小径部分及び大径部分の間に上記肩
    部が形成されてなる自動車のブレーキ装置用タンデムマ
    スタシリンダであって、 上記中央ピストン(78)が主本体(86)と副本体(
    92)との間で上記ピストン孔(64)の大径部分(6
    8)内に設定された中間部分(88)を有しており、 上記副本体(66)は上記ピストン孔の小径部分内に摺
    動可能に設定されており、上記当接面(98)が上記中
    間部分と副本体との間に位置決めされており、副本体は
    その表面に溝(96)を有しており、該溝と上記大径部
    分が上記流路を形成してなることを特徴とする自動車の
    ブレーキ装置用タンデムマスタシリンダ。 2、上記当接面(98)と肩部(72)との間にエラス
    トマリングシール(80)が設定されている請求範囲第
    1項に記載のタンデムマスタシリンダ。 3、上記エラストマリングシール(80)が副本体(9
    2)に形成された環状溝内に設定されている請求範囲第
    2項に記載のタンデムマスタシリンダ。 4、副本体(92)の軸線方向長さが、当接面(98)
    と肩部(72)との間に最大間隙を画定するための長さ
    だけ、ピストン孔(64)の小径部分(66)の軸線方
    向長さより大きくされている請求範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載のタンデムマスタシリンダ。 5、中央ピストン(78)が、エラストマリングシール
    (80)の過剰な圧縮を防止するために、外側ピストン
    (65)の一端(90)と係合可能な第2当接面(10
    0)を有している請求範囲第2項ないし第4項のいずれ
    かに記載のタンデムマスタシリンダ。 6、当接手段(106)が副部分(14)の低圧室(4
    8)内に突出するように設けられ、休止状態において外
    側ピストン(65)の肩部 (108)が該当接手段に係合することによって上記流
    路が解放された状態にするようにした請求範囲第1項な
    いし第5項のいずれかに記載のタンデムマスタシリンダ
    。 7、上記当接手段が、ディスク(102)から突出して
    副部分(14)の補償ポート(50)を通って上記低圧
    室内に突出する脚(106)とされている請求範囲第6
    項に記載のタンデムマスタシリンダ。 8、上記当接手段が、副部分の補償ポートを(50)通
    って突出する円筒状ピンによって形成されている請求範
    囲第6項に記載のタンデムマスタシリンダ。 9、副ばねの一端(59)が、副本体(92)内に形成
    された環状溝(95)内に保持されている請求範囲第1
    項ないし第8項のいずれかに記載のタンデムマスタシリ
    ンダ。 10、副ピストン(44)上のシールがエラストマカッ
    プシール(52)とされている請求範囲第1項ないし第
    9項のいずれかに記載のタンデムマスタシリンダ。 11、主ピストン(16)上のシールが、エラストマカ
    ップシールとされている請求範囲第1項ないし第10項
    のいずれかに記載のタンデムマスタシリンダ。 12、主部分の膨張逃し手段が膨張逃しポート(32)
    とされている請求範囲第11項に記載のタンデムマスタ
    シリンダ。 13、主部分の膨張逃し手段が、チェック弁とされてい
    る請求範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載のタ
    ンデムマスタシリンダ。
JP2245982A 1989-09-14 1990-09-14 自動車のブレーキ装置用タンデムマスタシリンダ Pending JPH03104766A (ja)

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GB2236817A (en) 1991-04-17
GB2236817B (en) 1993-07-07
US5146751A (en) 1992-09-15
EP0417981A3 (en) 1991-04-24
GB8920873D0 (en) 1989-11-01
EP0417981A2 (en) 1991-03-20

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