JPH03104433A - 光受信レベル調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバ伝送路を用いたネットワークシス
テムを構威し、光信号の分岐・分配機能を有するノード
装置において、光受信レベルを適正値に調整する光受信
レベル調整方法に関する。

？従来の技術〕 第３図は、ループ型の接続形式をもつネットワークシス
テムの構成例を示すブロック図である。

図において、光ファイバケーブル３１を介して複数のノ
ード装置３３１　，３３■、・・・　３３，ｌが接続さ
れ、さらに各ノード装置３３，〜３３１には、それぞれ
光ファイバケーブル３１とは異なる伝送路３５，〜３５
７が接続され、ループ状のネットワークが構威される。

なお、伝送路３５．〜３５，には、それぞれ複数の端末
装置が接続されている。

第４図は、従来のノード装置の構或例を示すブロック図
である。

図において、ノード装置３３は、光送信部４１、光受信
部４３、信号変換部４５および中継制御部４７を有する
構或である。

光送信部４１は、電気信号を光信号に変換して光ファイ
バケーブル３１に送出する。光受信部４３は、光ファイ
バケーブル３１から入力される光信号を電気信号に変換
し、信号変換部４５は、その電気信号から伝送情報の抽
出処理を行う。中継制御部４７は、信号変換部４５で抽
出された伝送情報に応じて、伝送路３５あるいは光送信
部４１を介して光ファイバケーブル３１に送出する処理
、あるいは伝送路３５から人力される情報に応じて、光
送信部４１を介して光ファイバケーブル３１に送出する
処理を行う。

すなわち、中継制御部４７では、伝送路３５から入力さ
れる情報が伝送路３５上の他の端末装置宛ての場合には
該情報を廃棄し、それ以外の情報を光送信部４１に送出
する。また、信号変換部４５で検出された情報が、ノー
ド装置３３に接続された伝送路３５上の端末装置宛ての
場合には該情報を伝送路３５に送出し、それ以外の情報
を光送信部４１に送出する。

なお、光受信部４３では、受信される光信号の光パワー
レベル（光受信レベル）に追従させた電気信号を出力す
る、あるいは光受信レベルが所定の闇値を越えたときに
所定の電気信号を出力する光一電気変換処理を行ってお
り、信号変換部４５では光受信レベルに応じて出力され
る電気信号から所定の伝送情報を抽出する構成になって
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、各ノード装置から送信される光信号の光パワ
ーレベル（光送信レベル）がそれぞれ一定であっても、
各ノード装置間の距離に応じて光受信レベルが大きく変
動することがある。

すなわち、ノード装置間の距離が極端に近く、受信側の
ノード装置における光受信レベルがオーバフローする場
合には、その信号変換部では伝送情報の抽出を行うこと
ができないことがある。また、ノード装置間の距離が極
端に遠くなる場合には、逆に光受信レベルが小さいため
にノイズの中に埋もれ、同様に伝送情報の抽出が困難に
なることがある。

また、ノード装置の光送信レベルが所定値から太き《ず
れている場合にも、受信側には同様の事態が引き起こさ
れていた。

したがって、ノード装置の出荷にあたっては、各ノード
装置の光送信レベルを測定し、所定のレベルに調整する
か、調整ができないものについては光送信部を交換する
などの処置をとっていた。

また、ネットワークを構或する光ファイバケーブルの敷
設時には、光ファイバケーブルの長さ（ノード装置間の
距Ｍ）に応じて、上述のように光受信レベルが大きく変
動するので、基準光源その他を用いて光損失量を測定し
、正常な受信が可能なように光受信レベルの調整その他
を行い、ネットワークシステム全体の信頼性を確保する
処置が行われていた。

また、このように各ノード装置ごとの光送受信レベルの
調整は、ネットワークシステムの建設時ばかりではなく
、ノード装置の故障による交換時、ノード装置の増設あ
るいは撤去に伴うネットワークシステムの変更時にも必
要な作業であった。

したがって、ノード装置自体の価格を高騰させるととも
に、ネットワークシステム全体の構築費用の高騰を招き
、さらに工期の短縮を困難にする要因にもなっていた。

本発明は、各ノード装置ごとに光受信レベルを適正値に
自動設定可能な光受信レベル調整方法を提供することを
目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は、本発明方法の原理を説明するブロック図であ
る。

本発明は、光ファイバ伝送路を用いたネットワークシス
テムを構或するノード装置において、光ファイバ伝送路
を介して受信される光信号のレベルを検出し、その検出
出力に応じて光受信レベルを所定のレベルに設定するこ
とを特徴とする。

〔作　用〕

本発明は、ネットワークシステムを構成する各ノード装
置が、光受信レベルの検出および調整を行うことにより
、各ノード装置の光受信レベルを自動的に適正レベルに
設定することができる。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。

第２図は、本発明方法を実現するノード装置の実施例構
成を示すブロック図である。

なお、本実施例では、複数のノード装置の一つについて
示す。

図において、ノード装置１０は、光送信部１１、光受信
部１２、信号変換部１３、中継制御部１４、および調整
指示部ｌ５を有する構成である。

光受信部１２は、接続される光ファイバケーブル３１を
固定する光ファイバ固定部２１、光ファイバケーブル３
１から入射される光信号を電気信号に変換する受光素子
２２、光ファイバ固定部２１と受光素子２２との間に挿
入されて光受信レベルを調整する光受信レベル調整機構
部２３を有する。

受光素子２２に接続される信号変換部１３は、人力され
る電気信号から伝送情報の抽出処理を行う。

中継制御部１４は、信号変換部ｌ３で抽出された伝送情
報に応じて、伝送路３５に送出する処理あるいは送信部
１１を介して光ファイバヶ・−ブル３ｌに送出する処理
、また伝送路３５から入力される情報に応じて、送信部
１１を介して光ファイバケーブル３１に送出する処理を
行う。

ここで、光受信部１２に用いられる光受信レベル調整機
構部２３は、機械的に実現される構威と、電気的（光学
的）に実現される構成とに分けられる。

すなわち、機械的構或の光受信レベル調整機構部は、光
減衰器その他に用いられている構或と同様であり、光減
衰板をモータその他で回転させて光透過率を変更させる
構成、あるいはレンズを用いて光信号を拡大し、その光
路に挿入されるスリットの幅をモータその他により変え
て透過率を変更する構成により実現可能である。また、
電気的（光学的）構成の光受信レベル調整機構部は、電
気的に透過率を変化させることができる液晶などを用し
Σる構成により実現可能である。

このような構成に基づいて、本発明による光受信レベル
調整方法の操作手順について説明する。

ネットワークシステムで対向するノード装置間において
、一方のノード装置の光送信部１１から光ファイバケー
ブル３１を介して他方のノード装置の光受信部ｌ２に光
信号が送出される。ここで、最初に送出される光信号は
、例えばアイドル信号あるいは特別に設定されたパター
ンのパルス状の光信号、あるいは一定の光レベルを有す
る連続波のいずれであってもよい。

光受信部１２の光受信レベル調整機構部２３を介して受
光素子２２に到達した光信号は、電気信号に変換されて
信号変換部１３に送出される。信号変換部１３では、入
力される電気信号のレベルから得られる光受信レベルに
対応する情報を調整指示部ｌ５に送出する。

ここで、信号変換部１３では、入力電気信号から得られ
る受光素子２２の光受信レベル（電圧あるいは電流レベ
ル）をアナログ・ディジタル変換して調整指示部１５に
送出するか、あるいは調整指示部ｌ５側でアナログ情報
の光受信レベルをディジタル量に変換してもよい。

調整指示部ｌ５では、いずれにしても光受信レベルに対
応するディジタル量が、所定の範囲内に入っているか、
あるいは所定の特性カーブから決定される適正範囲内に
あるか否かを判断し、光受信レベルの調整を要する場合
には、調整量あるいは調整値を光受信レベル調整機構部
２３に送出する。光受信レベル調整機構部２３では、そ
の調整量あるいは調整値による調整指示情報に従って光
受信レベルの調整を行う。

なお、初期状態において、光受信レベル調整機構部２３
では、透過率の設定を最小から光受信レベルに合わせて
上げるようにするか、あるいは透過率を中間レベルに設
定しておいて光受信レベルの調整を開始してもよい。

このように調整指示部１５では、光受信レベル調整機構
部２３に対する調整結果が、受光素子２２および信号変
換部１３を介してフィードバックされることにより最適
制御を行うが、光受信レベルの調整が終了したときには
、信号変換部１３に受信した信号を中継制御部１４へ送
出するように指示を出してもよい。また、このような指
示を省略し、常に信号変換部１３から中継制御部１４に
信号が流れるようにしてもよい。この場合には、信号変
換部１３の動作は間欠にならないので、中継制御部１４
では信号断続を意識することなく連続処理が可能となる
。すなわち、そのノード装置が光信号の中継処理のみを
行う状況においても、次のノード装置における光受信レ
ベルの調整を可能にすることができる。

このように、特別な装置類を用いることなく、またノー
ド装置の工場出荷時に光送信レベルの調整を行うことな
く、各ノード装置で自動的に光受信レベルが適正値に調
整されるので、常に安定した光受信レベルの確保が可能
となり、通信の信頼性の向上を図ることができる。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明は、ネットワークシステムを構
或するすべてのノード装置の光受信レベルを適正値に自
動的に設定することができる。

したがって、ネットワークシステムの構築およびノード
装置の増設、移設あるいは撤去時には、調整のための作
業および要員が不要となるので、信頼性の高いシステム
構築が容易であるとともに建設工費の削減および工期の
短縮を可能にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を説明するブロック図。 第２図は本発明方法を実現するノード装置の実施例構成
を示すブロック図。 第３図はループ型の接続形式をもつネットワークシステ
ムの構成例を示すブロック図。 第４図は従来のノード装置の構或例を示すブロック図。 １０・・・ノード装置、１１・・・光送信部、１２・・
・光受信部、１３・・・信号変換部、１４・・・中継制
御部、ｌ５・・・調整指示部、２１・・・光ファイバ固
定部、２・・・受光素子、２３・・・光受信レベル調整
機構部、■・・・光ファイバケーブル、３３・・・ノー
ド装置、５・・・伝送路、４１・・・光送信部、４３・
・・光受信部、５・・・信号変換部、４７・・・中継制
御部．第１図 −２４８− 第 ２ 図 第 ３ 図 第 ４ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバ伝送路を用いたネットワークシステム
   を構成するノード装置において、前記光ファイバ伝送路
   を介して受信される光信号のレベルを検出し、その検出
   出力に応じて光受信レベルを所定のレベルに設定する ことを特徴とする光受信レベル調整方法。