JPH031023B2 - - Google Patents

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JPH031023B2
JPH031023B2 JP61234200A JP23420086A JPH031023B2 JP H031023 B2 JPH031023 B2 JP H031023B2 JP 61234200 A JP61234200 A JP 61234200A JP 23420086 A JP23420086 A JP 23420086A JP H031023 B2 JPH031023 B2 JP H031023B2
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liquid
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個の処理器が切替可能に並設さ
れた体液処理装置による処理体液の製造方法に関
するものであつて、体液処理の実行工程と平行し
て使用済の処理器に再生処理を施すことにより、
各処理器の再使用を可能ならしめると共に、再生
処理を施した処理器への切替が安全確実になされ
るようにしたものである。
〔用語の説明〕
本明細書において「体液」とは、血液、リンパ
液、腹水等の液体成分のことを言う。
また「体液処理」とは、上記体液に、有害成分
や不要成分等の除去、薬効成分の添加、不足成分
の補充、特定成分の置換を施すことを言う。
〔従来の技術〕
第4図は、血液から血漿を分離し、該血漿中か
ら高脂血症の主病因である低密度リポ蛋白質
(LDL)及び極低密度リポ蛋白質(VLDL)を選
択的に除去する従来の体液処理装置を摸式的に示
すものである。該体液処理装置40は、血液から
血漿を分離する血漿分離器41、血漿圧計42、
漏血検知器43、血漿ポンプ44、送給側ドリツ
プチヤンバー45、送給血圧計46、血漿中から
LDL及びVLDLを除去する処理器47、吸着体
等の混入防止用のフイルター48、返却側ドリツ
プチヤンバー49、送出血圧計50等からなつて
いる。
次に、上記体液処理装置40の使用方法を説明
する。はじめに血液を血漿分離器41へ導き、血
液中から血漿の一部又は全部を分離する。分離さ
れた血漿は処理器47へ送給され、残余の血液は
そのまま通過させる。上記処理器47中には吸着
体が充填されており、血漿がここを通過する間に
LDL及びVLDLが吸着除去される。こうして処
理の済んだ血漿は、血漿分離器41を通過した血
液を合流させたのち送出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記体液処理装置40の処理能力
は、使用する処理器47の容量によつて決められ
る。しかしながら、処理能力の増大化を図るべく
処理器47を大型化すると、製作性や在庫管理等
において種々の障害が生じ好ましくない。
そこで、本出願人の先願に係る特願昭60−6341
号において提案した如く、複数個の処理器を並設
することも考えられる。しかしながら、上記出願
に記載した体液処理装置では、体液処理量を増大
させるためには処理器の個数を増やさねばなら
ず、その結果、非常なコスト高を招くという欠点
があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本出願人は、先に出願した特願昭60−3488号に
おいて、使用済の吸着体の吸着能力を再生する方
法を提示した。この方法は、セルロース等の水不
溶性担体にデキストラン硫酸等のポリアニオン化
合物を固定してなる吸着体に、LDL及びVLDL
を吸着させたのち、これを高濃度(0.18〜6モ
ル/)の電解質水溶液で洗浄すれば、LDL及
びVLDLを溶離させて吸着体の能力を再生させる
ことができるという技術である。
本発明は、上記のような再生技術を利用したも
のであつて、複数個の処理器が並設されて体液処
理装置で体液処理を行う際に、そのうちの一つで
体液処理を行いつつ、これと平行して使用済の処
理器に再生処理を施すことにより、各処理器の反
復使用を可能にしたものである。そして再生済処
理器を再使用するにあたつては、該処理器内に再
生液が残存していないことが確認でき、再生液が
残存している場合には該処理器による体液処理の
実行をただちに中止することのできる処理体液の
製造方法を確立したものである。
本発明の特徴とするところは、下記に列挙する
a乃至oの工程を行うことにある。
a 並設された複数個の処理器のうちから適宜に
選択した前段処理器に体液を送給し、所定の処
理を施す前段処理工程 b 前段処理器における体液処理量が所定量に達
したのち、体液の送給を前段処理器から後段処
理器に切り替える送給径路切替工程 c 前段処理器に流通液を供給することにより前
段処理器内から処理済みの体液を押し出す体液
押出工程 d 前段処理器内を流通液で充満させたのち、前
段処理器の流出側を排出径路に切り替える排出
径路形成工程 e 前段処理器に所定量の再生液を供給すると共
に、前段処理器から流出する流通液を排出する
再生液供給工程 f 上記所定量の再生液を供給したのち前段処理
器に流通液を供給することにより、再生液を前
段処理器内から押し出して排出する再生液排出
工程 g 前段処理器内から再生液を排出したのち、引
続き所定量の流通液を供給する洗浄工程 h 上記洗浄工程に引き続いて流通液を供給し、
前段処理器から流出する流通液を塩濃度測定手
段へ導き、当該流通液の塩濃度が所定値域内で
あることを確認する確認工程 i 体液を後段処理器へ送給することにより、後
段処理器内に予め充満されている流通液を押し
出して排出する流通液排出工程 j 後段処理器内を体液で充満させたのち、後段
処理器の流出側を体液送出径路に切り替える送
出径路切替工程 k 後段処理器へ引き続き体液を送給し、所定の
処理を施す後段処理工程 e 後段処理器における体液処理量が所定量に達
したのち、体液の送給を後段処理器から前段処
理器へ切り替える送給径路再切替工程 m 前記iの流通液排出工程を前段処理器につい
て行うと共に、これと平行して前記cの体液押
出工程を後段処理器について行う切替準備工程 n 前記hの確認工程を行いつつ前段処理器の流
出側を排出径路から体液送出径路へ切り替える
と共に、後段処理器の流出側を排出径路に切り
替えるなどして体液送出径路から断絶させる送
出径路再切替工程 o 前記aの前段処理工程を再度行う再前段処理
工程 〔作用〕 本発明によれば、再生処理を施すことにより各
処理器の反復使用が可能となるので、所要量の体
液処理を行うために必要な処理器の容量及び個数
を少なくすることができる。さらに、再生処理を
終えたのちに処理器から流出する流通液の塩濃度
を測定することにより、処理器内に再生液が残存
していないことを確認してから処理器の切替を行
うので、再生液が体液に混入するおそれがない。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、血液から血漿を分離し、該血漿中か
らLDL及びVLDLを選択的に除去する体液処理
装置を示すものである。当該体液処理装置には、
処理能力の等しい二個の処理器A1,A2が並設
され、該処理器A1,A2内にはLDL及び
VLDLを選択的に吸着する吸着体が充填されてい
る。また、当該体液処理装置には、処理器の処理
能力を再生する再生液の供給源Bと、処理器内か
ら体液又は再生液を押し出す流通液の供給源Cと
がそれぞれ配設されている。前記処理器A1,A
2の流入側には、体液送給径路D、再生液供給径
路F及び流通液供給径路Hが接続され(ただし再
生液供給径路Fと流通液供給径路Hとは途中で合
流する)、流通側には、体液送出径路Eと、再生
液排出径路及び流通液排出径路を兼ねる排出径路
G,が接続されている。上記排出径路G,か
らは確認径路Kが分岐して設けられ、処理器A
1,A2から流出する流通液を塩濃度測定手段J
へ導くようになされている。更に、体液流量を調
節する体液ポンプL1と、再生液及び流通液の流
量を調節する送液ポンプL2とが組み込まれてい
る。各径路の適所にはバルブM1乃至M12が配
設されており、体液、再生液又は流通液が流れる
径路の切替は、これらによつて制御される。
その他、図中1は血液から血漿成分を分離する
血漿分離器、2は血漿圧計、3は血球成分の血漿
への混入を監視する漏血検知器、4は気泡混入を
防止する送給側ドリツプチヤンバー、5は送給血
漿圧計、6及び7は液切検知器、8は送液圧計、
9は再生系ドリツプチヤンバー、10は血漿中に
吸着体が混入するのを防止するフイルター、11
は送出血漿圧計、12は送出側ドリツプチヤンバ
ーである。
上述した処理器A1,A2の容量は、従来の一
個の処理器で体液処理を行う場合の半分以下です
む。というのは、血漿中からLDL及びVLDLを
除去する能力は、使用する吸着体の総量に規制さ
れるが、処理装置の再使用が可能になつたことに
より、従来よりも少ない吸着体量で、のべ使用量
を従来よりも増加できるからである。
本実施例で使用する再生液は、吸着体が、例え
ばLDL及びVLDLを吸着するポリアニオン化合
物を水不溶性担体に固定したものである場合に
は、高濃度の電解質水溶液を用いる。具体的に例
を挙げるならば、吸着体がデキストラン硫酸を固
定したセルロースゲルであるときには、再生液と
して塩濃度が0.18〜6モル/(好ましくは0.3
〜1モル/)の塩化ナトリウム水溶液を用いる
のが望ましい。
流通液にはリンゲル液又は生理食塩水(塩濃度
約0.15モル/)などが使用される。流通液は、
体液と接触することがあるので、生理的に無害で
あることが必要である。
塩濃度測定手段Jとは、処理装置から流出する
液体の塩濃度が生理濃度であることを確認するた
めのものであつて、例えば、電気伝導度計などが
用いられるが、これに限定されない。
血漿分離器1には、半透膜によつて血液を濾過
する膜型血漿分離器や、沈降係数の違いを利用す
る遠心式血漿分離器等があるが、いずれの形式の
ものでも使用可能である。
また、バルブM1〜M12には、鉗子、ピンチ
コツク等が使用されるが、ソレノイド式のピンチ
コツクであれば、その制御及び構造が簡単であ
る。この場合、該ソレノイド式ピンチコツクは通
電状態において開、非通電状態において閉となる
ようにすると、停電等の非常時における事故を防
止することができる。さらに、適宜の検知手段を
取りつけて、ピンチコツクの動作を検出するよう
にすれば、誤動作による事故を回避できる。
次に、上記処理装置による処理体液の製造方法
を、第2図a乃至jに基づいて説明する。なお図
面において、バルブM1〜M12の開状態を〇
で、閉状態を●で示す。また、体液等の液体が流
通状態にある径路を実線(―)で、非流通状態の
径路を破線(−−)でそれぞれ示す。処理器の使
用順位は、A1が前段、A2が後段である。
〔第2図a参照〕 まず、血液を血漿分離器1に送り、血液中から
血漿を分離して体液送給径路Dへ導き、前段処
理器A1へ送給する。処理実行前の各処理器A
1,A2内は、予め生理食塩水等の流通液で充
満されているため、血漿の流入により、流通液
は前段処理器A1から押し出される。押し出さ
れた流通液は体液送出径路Eへ導き、血漿分離
直後の濃厚血液と合流させる。処理器一個分程
度の流通液が血液に混入しても、何ら支障をき
たすおそれはない。ただし、必要に応じて、血
漿によつて押し出された流通液を排出径路G
()へ導き、装置外へ排出することも可能で
ある。
〔第2図b参照〕 前段処理器A1内を血漿で充満させたのち、引
き続き血漿を該前段処理器A1に送給して前段
処理工程を行う。処理済体液は、体液送出径路
Eの途中で血漿分離器1を通過した血液と合流
させる。
〔第2図c参照〕 前段処理器A1における体液処理量が所定量に
達したならば、血漿の送給を後段処理器A2に
切り替えると共に該後段処理器A2の流出側を
排出径路G()に接続する。そして、前段処
理器A1には流通液を供給する。この操作によ
り、前段処理器A1内の血漿は流通液で体液送
出径路Eへ押し出され、後段処理器A2内の流
通液は血漿によつて装置外へ排出される。な
お、採血速度と返血速度とを一定に保つため、
血漿の送給速度と流通液の供給速度とを等しく
することが望ましい。
〔第2図d参照〕 前段処理器A1から血漿を押し出したのち、流
出側を排出径路G()に切り替える。これと
同時に、後段処理器A2から流通液を排出した
のち、該後段処理器A2の流出側を体液送出径
路Eに切り替え、後段処理工程を実行する。
〔第2図e参照〕 後段処理工程と平行して、前段処理器A1に所
定量の再生液を供給する。吸着体がデキストラ
ン硫酸を固定したセルロースゲルであり、再生
液が0.7モル/の食塩水であるときには、処
理能力を回復させるのに最適な再生液の量は、
処理装置容量の約70%程度である。再生液によ
つて押し出される流通液は排出径路G()か
ら回路外へ排出する。この工程により、LDL
及びVLDLが吸着体から溶離し、吸着体の処理
能力が回復する。
〔第2図f参照〕 再生液を所定量供給し終えたのち、前段処理器
A1の流入側を流通液供給径路Hに切り替え、
流通液の供給によつて再生液を前段処理器A1
から押し出して装置外へ排出する。
〔第2図g参照〕 前段処理器A1から再生液を排出したのち、引
続き流通液を供給して前段処理器A1内を洗浄
し、塩濃度を生理濃度に戻す。再生液が前記の
0.7モル/の食塩水であり、流通液が生理食
塩水であるときには、再生液供給後、処理装置
容量の1.5乃至2倍量の流通液を流通させるこ
とが望ましい。
〔第2図h参照〕 流通液の供給量が上記所定量を越えたならば、
流通液の供給を継続しつつ、前段処理器A1の
流出側を確認径路Kに切り替える。そして、前
段処理器A1から流出する流通液を塩濃度測定
手段Jへ導く。処理装置から流出する再生液及
び再生液排出直後の流通液には、吸着体から溶
離したLDL及びVLDL等の蛋白質成分が含ま
れている。これを、電気伝導度計等の塩濃度測
定手段Jへ導くと、センサー部分が汚染され、
測定精度の信頼性が失われる。そこで、塩濃度
測定手段Jには、蛋白質成分を殆ど含まない上
記洗浄工程終了後の流通液を導くこととする。
〔第2図i参照〕 後段処理器A2の体液処理量が所定量に達した
ならば、前段処理器A1から流出する流通液の
塩濃度が生理濃度であることを確認しつつ、血
漿の送給を前段処理器A1に切り替えると共
に、流通液の供給を後段処理器A2に切り替え
る。前段処理器A1内の塩濃度は、前段洗浄工
程により次第に低下し、洗浄終了時には生理濃
度に戻る。しかし、万一、塩濃度が生理濃度に
まで低下していない場合には、血漿送給径路D
の切替を中止して、前段処理器A1の洗浄をさ
らに継続するか、又は体液処理の続行を取りや
める。上記の切替操作により、後段処理器A2
内の血漿は流通液で体液送出径路Eへ押し出さ
れる。前段処理器A1内の流通液は血漿に押し
出されて、装置外へ排出される。なお、血漿の
送給速度と流通液の供給速度とは等しく保つこ
とが望ましい。
〔第2図j参照〕 前段処理器A1から流通液が排出される血漿で
充満されたならば、流出側を体液送出径路Eに
切り替え、前段処理工程を再度行う。これと同
時に、後段処理器A2から体液を送出して流通
液で充満させたのち、流出側を排出径路G()
に切り替える。
〔図示省略〕 前段処理器A1と後段処理器A2を交互に反復
使用する場合には、上記の再前段処理工程と平
行して、後段処理器A2について再生処理を施
し、再度の後段処理工程に備える。
以上述べたように、本発明方法によれば、処理
器の再使用ができ、しかも、再生液を血液に全く
混入させることなく、安全に径路を切り替えるこ
とが可能である。
そして、前段処理器A1と後段処理器A2とを
交番的に反復使用すれば、吸着体の使用量を大幅
に削減することができると同時に、処理器の容量
を縮小することができるので、大幅なコストの低
廉化が見込まれる。
ところで、上述の実施例は、二個の処理器を並
設したものであつたが、勿論、三個以上の処理器
が並設された体液処理装置に応用することも可能
である。一例として、第3図に、三個の処理器、
すなわち、前段処理器A3、中段処理器A4、後
段処理器A5を並設した実施例を示す。当該実施
例では、処理器A3,A4,A5を前段、中段、
後段の順に反復使用するが、この場合、下記の工
程イ,ロを付加すればよい。
イ 前段処理器A3の体液処理量が所定量に達し
たのち、体液の送給を中段処理器A4に切り替
える。そして、中段処理器A4における体液処
理の実行と平行して、前段処理器A3の再生処
理を行う。
ロ 中段処理器A4の体液処理量が所定量に達し
たのち、体液の送給を後段処理器A5に切り替
える。そして、後段処理器A5における体液処
理の実行工程と平行して、中段処理器A4の再
生処理を行う。
なお、前段処理器A3の再生処理及び再生液の
洗浄処理は、後段処理器A5における体液処理が
終わるまでに完了させればよい。
本発明の実施例は、前述のものに限定されな
い。例えば、血液から分離した血漿中のLDL及
びVLDLを除去する処理以外の処理を行う装置、
つまり、上述とは体液又は処理の種類が異なる装
置に、本発明方法を応用することができる。この
ように本発明は、実施の態様に応じて種々の変更
を加えることが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以下に列挙する効果が得られ
る。
使用済の処理器の再使用が可能であることに
より、処理器の個数及び容量を従来よりも少な
くすることができる。
従来よりも少ない吸着体量で、従来と同じか
又はそれ以上の体液処理能力が得られる。従つ
て、上記の効果と相俟つて、コストの大幅な
低廉化を図ることができる。
再生済の処理器を再使用する際に、再生液が
完全に排出されて処理器内の塩濃度が生理濃度
に復帰していることを確認してから径路を切り
替える。従つて、再生液が接触して体液の塩濃
度を上昇させるおそれの全くない、安全な径路
切替システムが確立される。
径路の切替をコンピユーター等を用いた自動
制御によつて行う場合には、信頼性の極めて高
い安全確認手段が備えられることになる。コン
ピユーター制御を採用した場合、径路の切替
は、通常、流体の流量又は流通時間によつて自
動的に行われる。本発明方法によれば、その切
替時期における流体の塩濃度を測定して、切替
の適・不適を重ねて確認するから、安全性を更
に向上させることができる。
要するに、本発明は、コストが低く、しかも安
全性及び信頼性の高い、極めて実用的な体液処理
装置による処理体液の製造方法を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係るものであつ
て、第1図は本発明を実施するための体液処理装
置の全体を示す摸式図、第2図a乃至jは体液処
理装置の使用方法の各工程を示す摸式図、第3図
は別態様の実施例を示す摸式図である。第4図は
従来例に係るものであつて、体液処理装置の全体
を示す摸式図である。 A1〜A5……処理器、B……再生液供給源、
C……流通液供給源、D……体液送給径路、E…
…体液送出径路、F……再生液供給径路、G……
再生液排出径路、H……流通液供給径路、I……
流通液排出径路、J……塩濃度測定手段、K……
確認径路、L1……血漿ポンプ、L2……送液ポ
ンプ、M1〜M12……バルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の処理器と、再生液の供給源と、流通
    液の供給源と塩濃度測定手段とが設けられた体液
    処理装置を用いて、下記のa乃至oの工程を行う
    ことを特徴とする再生式体液処理装置による処理
    体液の製造方法。 a 併設された複数個の処理器のうちから適宜に
    選択した前段処理器に体液を送給し、所定の処
    理を施す前段処理工程 b 前段処理器における体液処理量が所定量に達
    したのち、体液の送給を前段処理器から後段処
    理器に切り替える送給径路切替工程 c 前段処理器に流通液を供給することにより前
    段処理器内から処理済みの体液を押し出す体液
    押出工程 d 前段処理器内を流通液で充満させたのち、前
    段処理器の流出側を排出径路に切り替える排出
    径路形成工程 e 前段処理器に所定量の再生液を供給すると共
    に、前段処理器から流出する流通液を排出する
    再生液供給工程 f 上記所定量の再生液を供給したのち前段処理
    器に流通液を供給することにより、再生液を前
    段処理器内から押し出して排出する再生液排出
    工程 g 前段処理器内から再生液を排出したのち、引
    続き所定量の流通液を供給する洗浄工程 h 上記洗浄工程に引き続いて流通液を供給し、
    前段処理器から流出する流通液を塩濃度測定手
    段へ導き、当該流通液の塩濃度が所定値域内で
    あることを確認する確認工程 i 体液を後段処理器へ送給することにより、後
    段処理器内に予め充満されている流通液を押し
    出して排出する流通液排出工程 j 後段処理器内を体液で充満させたのち、後段
    処理器の流出側を体液送出径路に切り替える送
    出径路切替工程 k 後段処理器へ引き続き体液を送給し、所定の
    処理を施す後段処理工程 e 後段処理器における体液処理量が所定量に達
    したのち、体液の送給を後段処理器から前段処
    理器へ切り替える送給径路再切替工程 m 前記iの流通液排出工程を前段処理器につい
    て行うと共に、これと平行して前記cの体液押
    出工程を後段処理器について行う切替準備工程 n 前記hの確認工程を行いつつ前段処理器の流
    出側を排出径路から体液送出径路へ切り替える
    と共に、後段処理器の流出側を排出径路に切り
    替えるなどして体液送出径路から断絶させる送
    出径路再切替工程 o 前記aの前段処理工程を再度行う再前段処理
    工程 2 併設された複数個の処理器を交番的に反復使
    用する特許請求の範囲第1項に記載の再生式体液
    処理装置による処理体液の製造方法。
JP61234200A 1986-09-30 1986-09-30 再生式体液処理装置による処理体液の製造方法 Granted JPS6389168A (ja)

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JP61234200A JPS6389168A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 再生式体液処理装置による処理体液の製造方法
DE87114077T DE3786138T2 (de) 1986-09-30 1987-09-26 Behandlungskreislauf zum Regenerieren von Körperflüssigkeit.
EP87114077A EP0263384B1 (en) 1986-09-30 1987-09-26 Regeneration type body fluid treating circuit
CA000548125A CA1271383A (en) 1986-09-30 1987-09-29 Regeneration type body fluid treating circuit and method for treating body fluid
US07/102,691 US4863590A (en) 1986-09-30 1987-09-29 Regeneration type body fluid treating circuit and method for treating body fluid
US07/190,985 US4855057A (en) 1986-09-30 1988-05-06 Regeneration type body fluid treating circuit and method for treating body fluid

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