JPH03101894A

JPH03101894A - 水泳用プール水浄化装置

Info

Publication number: JPH03101894A
Application number: JP23791289A
Authority: JP
Inventors: Hatsuo Yotsumoto; 初男四元; Kenju Ozawa; 建樹小沢
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-09-13
Filing date: 1989-09-13
Publication date: 1991-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、水泳用プールの水を高度に浄化し維持する
ための、水泳用プール水浄化装置に間するものである。

［従来の技術］近年、健康指向が強まるなかで、温水プールが急激に普
及してきた。プール水に要求される水質項目は、衛生的
観点からの大腸菌及び一般細菌の数、環境的観点からの
濁度（透視度）を中心に、般的総合指標としての過マン
ガン酸カリウム消費量などである。このような水質項目
を満足な値に維持するために、塩素系薬剤による殺菌、
砂ろ過などのろ過に加え、適切な量のブローダウンと新
水の補給が通常行われている。具体的な基準として、残
留遊離塩素濃度が０．４ｐｐＩ１，過マンガン酸カリウ
ム消費量は１２ｐｐｍ以下と決められており、透視度は
１０＋ｏ以上が望ましいとされている。　（この分野の
技術については、例えば衛生試験法注釈、日本薬学会編
、金原出版株式会社、１９７３、＋１７６１を参照）しかし、残留遊離塩素濃度を基準値に維持することによ
り、■不快な臭気、■目が痛くなり充血する、■水・着
などが脱色される、などの問題がでていることは周知の
とおりである。さらに、上水処理で塩素系薬剤を使用す
ることによりトリハロメタンなどの発癌物質が生成され
る場合があり、プール水の場合においても、有害物質生
成の危険性は否定できない。水泳プールは、快適な環境
で水泳ができ、健康的でなければならない。

このようなことから、塩素系薬剤の代替として、オゾン
が注目されている。オゾンは塩素系薬剤より殺菌力が強
く、残留しないからである。さらに、有機物を酸化分解
する能力も相対的に強いので、過マンガン酸カリウム消
費量の低減化に対してもより多くの効果が斯待てきる。

第２図は従来のオゾン処理装置を備えた水泳用プール水
浄化装置の基本フローを示す構成図である．図において
、（１）はプール、（２）はプール水、（３）はへアー
キャッチャー　（４）は循環ボンブ、（５）はろ過装置
、（６）はオゾン注入用エゼクター（７）はオゾン発生
機、（８）は気液分離装置、（９）は排気オゾン分解装
置、（１０）は熱交換器、（１ｌ）は流量調節弁、（１
２）は塩素系薬剤注入ボンブ、（ｌ３）は塩素系薬剤タ
ンク、（ｌ４）〜（ｌ８）は配管である。なお、オゾン
処理装置は　オゾン注入用エゼクター（６）、オゾン発
生機（７）、気液分離装置（８）及び排気オゾン分解装
＠（９）で構成されている。

プール水（２）は循環ボンブ（４）により引き抜かれ、
その圧力でヘア−キャッチャー（３）、ろ過装置（５）
を流通する間に粗大物及び微繍渭度成分が除去される。

次いで、ろ過装置（５）を通過したプール水（２）は、
流量調節弁（１１）の調節により、循環するプール水（
２）の設定量がオゾン注入用エゼクター（６）、気液分
離装置（８）を順次流通する配管（ｌ５）と、流量調節
弁（ｌ１）に流通する配管（ｌ６）に分岐される。

配管（ｌ５）に分岐されたプール水（２）はオゾン注入
用エゼクタ−（６）でオゾン発生機（７〉からのオゾン
含有気体と混合され、気液分離装置（８）で気液分離さ
れる。ここで、循環するプール水（２）の一部がオゾン
酸化されるが、気液分離ざれた未反応オゾンを溶解した
プール水（２）が配管（ｌ６）を通ったプール水（２）
と合流し、配管（１７）、熱交換器（１０）を通って、
加温、殺菌された後プール（１）に戻される。また、気
液分離装置（８）で分離ざれた一方の気体は、排気オゾ
ン分解装置（９）を介して未反応オゾンが分解された後
、大気中に放出される。

なお、この装置において塩素系薬剤による殺菌が付加さ
れているのは、プール水（２）に一定の残留遊離塩素濃
度を確保する必要があるとの考え方に基づいている。

このようなオゾン処理装置を付加した装置により、殺菌
は塩素系薬剤のみの場合に比べてより完全に行なわれ、
有機物も一定限度内で除去できるので、より衛生的で、
水の交換量を低減でき、かつ塩素注入量を低減できるな
どの効果がある．しかしオゾンによる有機物の除去には
限度があるので、より高度な浄化を百的として、活性炭
吸着装置を付加した水泳用プール水浄化装置もある。

この装置では、活性炭吸着装置（１９）により、オゾン
処理できない有機成分も除去でき、過マンガン酸カリ消
費量がより高度に低減できる。

［発明が解決しようとする課題］以上の従来技術を詳縞かつ総合的に検討した結果、以下
のような問題点があることが明らかになった。即ち、浄
化装置を長時間運転し続けると、ろ過装置、活性炭吸着
装置の担体に微生物が付着し、それが出す多糖類などが
なかだちしてスライムが発生し、めづまりをきたす。そ
の結果、循環水量が減少し、浄化能力が大幅に低減する
ほか、ボンブ動力が増す結果となる。また、ｖＩ繁な逆
洗操作が必要となり、逆洗水のロスも無視できないとい
う問題である。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ろ過装置、活性炭吸着装置の担体上に繁殖す
る微生物を制御し、スライムなどの付着を防除できる水
泳用プール水浄化装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段コこの発明の水泳用プール水浄化装置は、ろ過装置、活性
炭吸着装置、及びオゾン処理装置を備え、プール水をこ
れら装置を循環させて浄化するもので、上記オゾン処理
装置でオゾンが注入されたプール水の一部を上記ろ過装
置及び活性炭吸着装置に再び戻して循環させるようにし
たものである。

［作用］この発明においては、ろ過装置及び活性炭吸着装置に適
当濃度のオゾン含有水を供給できるので、長時間運転を
続けても、担体のめづまりは殆どなく、逆洗操作の頻度
を大幅に低減できる。

［実施例〕以下この発明の一実施例の水泳用プール水浄化装置を、
その基本フローを示す構成図である第１図に基づいて説
明する。図において、（ｌ９）は活性炭吸着装置、（２
０）〜（２３）は流量調節弁、（２４）は循環ボンブ、
（２５）〜（３２）は配管である。

ろ過装置（５）を通過したプール水（循環水）は配管（
２６）を通った後、流量調節弁（２０）を調節すること
により設定流量が活性炭吸着装置（１９）に導入され、
次いで、オゾン処理される。オゾン処理水はオゾンが注
入され、若干のオゾンが溶解しており、それが配管（２
９）を流通して、流量調節弁（２１）〜（２３）により
、配管（３０）〜（３２）に適当量分配され、ろ過装置
（５）及び活性炭吸着装置（ｌ９）に再び戻されて循環
ざれる。従って、たとえ浄化装置を長時間運転し続けて
も、ろ過装置、活性炭吸着装置の担体に付着する微生物
の繁殖すを制御でき、スライムの発生、めづまりを殆ど
なくすことができる。

その結果逆洗操作も殆ど施さなくてよくなる。

［発明の効果コ以上のように、この発明によれば、ろ過装置、活性炭吸
着装置、及びオゾン処理装置を備え、プール水をこれら
装置を循環させて浄化するものにおいて、上記オゾン処
理装置でオゾンが注入されたプール水の一部を上記ろ過
装置及び活性炭吸着装置に再び戻して循環させるように
したので、ろ過装置及び活性炭吸着装置にオゾン含有水
が供給でき、長時間運転を続けても、ろ過装置及び活性
炭吸着装置担体のめづまりが殆どなく、逆洗操作の頻度
が非常に少なくてすむ水泳用プール水浄化装置が得られ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の水泳用プール水浄化装置
の基本フローを示す構成図、第２図は従来例の基本フロ
ーを示す構成図である。図において、（５）はろ過装置、（６〉はオゾン処理装
置を構成するオゾン注入用エゼクター　（７）は同オゾ
ン発生機、（８）は同気液分離装置、（９）は同排気オ
ゾン分解装置、（ｌ９）は活性炭吸着装置である。なお、図中、同一符号は同一または相う部分を示す。鎮　１　間

Claims

【特許請求の範囲】

　ろ過装置、活性炭吸着装置、及びオゾン処理装置を備
え、プール水をこれら装置を循環させて浄化するものに
おいて、上記オゾン処理装置でオゾンが注入されたプー
ル水の一部を上記ろ過装置及び活性炭吸着装置に再び戻
して循環させるようにしたことを特徴とする水泳用プー
ル水浄化装置。