JPH03101274A - アモルファス太陽電池の製造方法 - Google Patents

アモルファス太陽電池の製造方法

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JPH03101274A
JPH03101274A JP1231715A JP23171589A JPH03101274A JP H03101274 A JPH03101274 A JP H03101274A JP 1231715 A JP1231715 A JP 1231715A JP 23171589 A JP23171589 A JP 23171589A JP H03101274 A JPH03101274 A JP H03101274A
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layer
film
sige
buffer layer
solar cell
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JP1231715A
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Inventor
Takeshi Ishimura
石村 猛
Keiji Kumagai
熊谷 啓二
Yoshinori Okayasu
良宣 岡安
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアモルファス太陽電池の製造方法に係り、より
詳しく述べるとアモルファス太陽電池のp−in又はn
−1P椹造のバッファー層をa−Ge:H又はa−Si
Ge:Hとa−Si:Itとを間欠的に積層した合金化
a−SiGe:Hでクレーデイドパッドギャップ層とし
て構成し、高変換効率の太陽電池を実現する方法に関す
る。
〔従来の技術〕
アモルファスシリコン(a−Si:H)太陽電池は単結
晶シリコン太陽電池よりも製造が容易でありかつ理論的
には高効率化が可能であるため、太陽電池の開発の中心
に位置付けられている。しかしながら、まだ光電変換効
率が低い、信頼性が充分でないなどの問題が残されてい
る。
そこで、高効率化、高信頼性化を実現するために、光電
変換N (pin又はnip構造)を積層したタンデム
型太陽電池の開発が推進されている。この夕ンデムを太
陽電池の開発では高品質の侠光学バンドギャップ材料の
開発が要求され、その候補として水素化アモルファスシ
リコンゲルマニウム(aSiGe : H)が期待され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
d−SiGeセルではp/i/n各層ノエネルギーバン
ドギャップ(Eg)の差が大きいので、特にp/i又は
11/i界面へのバッファー層の導入がセルの光電変換
効率を向上させる上で重要である。
そこで、本発明は、最適のバッファー層を採用して、高
光電変換効率を有するアモルファス太陽電池の製造方法
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、基板上にρ−1
−n又はni−ρ構造を有しかつp層又はnilとi層
の間にバッファー層を挿入したアモルファス太陽電池を
製造する方法において、p層又はn層とi層の間に挿入
するバッファー層を、プラズマCVD法で水素化アモル
ファスゲルマニウム(a−Ge : It)pA又は水
素化アモルファスシリコンゲルマニウム(a−5iGe
 : N)iと水素化アモルファスシリコン(a−3i
:H)膜とを、充分に薄く交互に堆積して、超格子構造
を形成することなく合金化した水素化アモルファスシリ
コンゲルマニウム(a−SiGe : H)膜として形
成し、かッa−Ge : HJli又はa−Side 
: [(JBIとa−Si:H膜との膜厚比を漸次に変
化させて合金化したa−SiGe:H膜をクレーデイド
パッドギャップ層として形成することを特徴とするアモ
ルファス太陽電池の製造方法を提供する。
〔作 用〕
合金化したa−SiGe二f(膜のバンドギャップはこ
れを構成するa−Ge:It又はa−SiGe:H膜と
a−Si:It膜との間欠堆積時間を調整することによ
って高精度に制御できる。
〔実施例〕
本発明の好ましい態様について説明する。
第1図は本発明の方法で製造される太陽電池の模式図で
、基板1、透明電極2.1層3、第1バッファー層4、
第2バッファー層5.1層6、第3バッファー層7、お
よび0層8からなる。第1、第2、第3バッファー層の
形成は任意であるが、本発明では少なくとも1層のバッ
ファー層を有する。
基板としては、ガラス、ステンレスあるいはポリイミド
等が採用される。特に好ましいのはガラスである。p層
は、a−3i膜中に周期律表第■族のホウ素、アルミニ
ウム、ガリウム及びインジウムから選択される1種又は
2種以上の元素が不純物として0.05〜3%含有せし
めたものである。
特に好ましいp層は、a−8i膜中にホウ素を0.1〜
2%含有したものである。i層は、不純物を全く含まな
いか掻く微量の不純物を含む1−3i(本発明では特に
a−SiGe)である。n層は、a−Si膜またはマイ
クロクリスタルシリコン(μc −3i)HtA(微結
晶が混在したa−Si膜)中に周期律表第■族のリン及
びヒ素から選択される1種もしくは2種以上の元素を0
.01〜1%含有せしめた膜で、好ましくはリンを不純
物として0.5〜1%の濃度でμc−3iへ含有させf
、−膜である。
なお、p層又はn層のa−3iには炭素やゲルマニウム
などが合金化される場合がある。
また、バッファー層はp層またはn層のバンドギャップ
と、i層のバンドギャップを連続的につなぐように、組
成を変化させ、クレーデイドパッドギャップを有するよ
うにする。
電極は、酸化スズあるいは酸化スズ中にインジウムを含
有するITOといっな透明電極か、アルミニウム等の金
属電極が採用される。通常、基板がガラスの場合は電極
(2)として透明電極が採用され、電極(7)として金
属電極が採用される。また基板がステンレスやセラミッ
クス等であれば、電極(2)として金属電極、電極(7
)として透明電極が選択される。透明電極には、不純物
としてホウ素やフッ素等を含有させることができる。
次に、このアモルファス太陽電池の製造方法について説
明する。この太陽電池は、プラズマCVD装置、光CV
D装置、スパッタリング装置さらには電子ビーム照射装
置といった薄膜製造装置を用いて製造することができる
。以下、−例としてプラズマCVD装置を用いる方法に
ついて説明する。
ガラス基板に透明電極を被着した基板またはステンレス
基板もしくはセラミックス基板に金属電極を被着した基
板が、プラズマCVD装置に導入され電極上へまず9層
が形成される。9層は、原料ガスとしてシラン、ジシラ
ン、塩化シランといったシリコン化合物と、周期律表第
■族元素のホウ素が不純物として0.05〜3%添加さ
れたガスとメタン、アセチレン、等の炭化水素化合物ガ
スの存在下、プラズマCVD反応によって形成される。
シリコン化合物は水素によって2〜100倍に希釈して
供給するのが反応操作上好ましい、プラズマCVD装置
電極間の電力密度は0.01〜0.3W / cm2に
設定され、50〜200人のp層を製膜するに必要な時
間、プラズマCVD反応が継続される。電極は、平行平
板型の構造を有するものが好ましく両電極間にメツシュ
(第三電極)を配置した装置を使用してもよい。
9層上に次いでバッファー層を形成する。これについて
は本発明の方法の特徴をなす工程なので、後で詳しく説
明する。
バッファー層を介して次にi層を形成する。本発明では
このi層の形成方法は限定されないが、例えば、高水素
希釈プラズマCVD法でアモルファスシリコンゲルマニ
ウム(a−SiGe : H)Jll(からなるi層を
形成することができる。高水素希釈とは原料ガスに対し
て30倍以上の水素ガスを用いることをいい、−船釣に
は30〜300倍程度、好程度くは50〜200倍程度
が用程度れる。原料ガスとしてはゲルマニウム源(例、
CenH2n+2 、 GeJ21 。
GenllmXzn−m+z ; Xはハロケン原子)
トシリコン源(例、5ilt(2n+2.5iHH2n
 、 5inH+oX2n−+o+2; Xはハロゲン
原子)の両方を含む必要があり、これらの源の比として
は1:1〜1:5が好ましい。原料ガスに対する水素ガ
スの希釈倍率はGeとSiのモル数に対するHのモル比
を基準とするものである。
その他の製膜条件の代表的な値は下記の如くである。
基板温度  100〜350℃ (好ましくは150〜250℃) 圧力 0.01〜5torr (好ましくは0.1〜2torr) 電力密度  0.01〜0.5W / am2(好まし
くは0.02〜0.2W/ asI2)Ge−Hの結合
エネルギーは5i−Hに比べて弱いので、製膜時に水素
が脱離して欠陥が発生し易いため、a−SiGe:Hの
品質が低下する。従って、高水素希釈することによって
水素の脱離を防ぎ、高品質のa−SiGe:)f膜が得
られ、ひいて高光電変換効率のセルが得られる。
また、i層は、次にバッファー層について説明する間欠
法で形成してもよい。但し、i層ではクレーデイドパッ
ドギャップではないので、間欠時間の制御はバッファー
層の場合と異なる。iMの厚さは1000人〜5000
人、より好ましくは2000人〜3000人とする。
i層の次にもn層との間にバッファー層を形成するが、
これについても後で説明する。
それから100〜1000人のn層をこのi層上に製膜
する。n層の原料としては、前記p層と同様のシリコン
化合物に不純物としてリンやヒ素を0.01〜1%含有
せしめた気体が用いられる。n層は、a−Siよりもμ
c−5iの方が好ましく、基板温度を200〜250℃
に加熱するか電力密度を0.05〜0.5W/am2に
設定してa−3i膜中に微結晶シリコンが混在した改質
に形成することができる。
最後に、n層上にアルミニウム等で金属電極を形成する
以上、基板上に電極を介してp層、1JEff及びn層
を順次形成してなるアモルファス太陽電池の構造および
その製造方法を例示したが、基板の電極上にまずnJl
iを形成し次いでi層及びp層という順にn1l)型接
合を形成させて太陽電池を構成することもできる。
さらに、本発明の方法は特にタンデム型太陽電池の構造
に向けられており、上記の如く製造したP−in又はn
−i −p構造を繰り返して積層した構造(例えば、P
 −i  n / P −i −n / pi  n)
にすることができる。このときi層には必ずしもa  
5ide膜のみを用いることなく、むしろ光入射より順
にエネルギーバンドギャップが狭くなるように、例えば
a −S ifiの次にd−Si(:e膜のように配置
される。
本発明の方法の特徴は、p層/i層又はn層/iJWの
間にバッファー層を挿入、かつこれをプラズマCVD法
においてガスを短時間(数秒程度)で切り換えながら数
原子層ごとにd−SiGe又はaGeとa−3iとを製
膜したa−SiGe:)I膜として形成し、かつd−S
iGe又はa−Geとa−8iとの間欠時間を制御して
クレーデイドパッドギャップ層として形成することにあ
る。
なお、a−5iGe:Hの膜質はa−Si:Hに比べて
低いが、その理由として、a−SiGe:It製膜の際
、GeHの結合エネルギーが5i−Hに比べて弱いため
に成長表面からGeに結合した水素は抜は易く、そのた
めに5il13. GeH3等の活性種の表面移動度が
低下し、a−Si:Hに比べて膜質が低下してしまうと
考えられている。これに対し、a−SiGe:H膜又は
a−Ge:HMの製膜後直ちにa−Si:HBの製膜を
行なうと、a−Ge:It又はa−SiGe:H膜の成
長表面はSiで覆われるため、水素の表面被覆率が向上
し、GeHz等の活性種の表面移動度が向上するので良
質のa−SiGe:H膜が得られると考えられる。
このようにa−SiGe:If又はa−Ge : HM
とa−Si:H膜とを間歇的に製膜することによって、
低水素希釈、低パワーで、電気的特性に優れたa−Si
Gc:H膜を得ることができ、低水素希釈、低パワーで
製膜できるので下地層を損傷することかなく、従ってP
 −i −n又はn−1P構造の界面特性を損うことも
なくすることができるという特徴もある。
この間歇製膜における個々のa−SiGe:t(膜、a
−Ge:H膜、a−3i:H膜の製膜は、短時間で切換
えること、低水素希釈、低パワーでもよい点を除けば、
基本的には、従来より慣用の手法と同様に行なうことが
できる。但し、クレーデイドパッドギャップと有するa
−SiGe:H膜を構成するためにはa−SiGc:I
t又はa−Ge:H膜とa−Si:H膜との間欠的な膜
厚を漸次変化させる。
このような間歇製膜のための装置としては、限定するわ
けではないが第2図を参照すると、通常のプラズマCV
D反応室、ここでは容量結合型RFプラズマCVD反応
室11に、異なる原料ガス種のためのガス供給源12 
、13、及びガス切換弁14を設けると共に、ガスを切
り換える間、製膜を停止するためのメカニカルシャッタ
15を設け、さらに、分解エネルギーの異なる原料ガス
種に応じて適正な分解条件が選べるように、ガスの切換
えと放電出力が調製及びシャッタの開蘭をコンピュータ
16で制御することができる装置を用いることができる
。なお、図中、17は真空系、18はRF電源、19は
基板側電極、20は対向電極、21はプラズマ空間であ
る。
a−Ge:Hの製膜はGenH2n+2. GenIL
21 、 GeJmX2n−m+z(Xはハロゲン原子
)などのゲルマニウム源のガスに、必要に応じて水素ガ
ス、希ガス、さらにはa−Ge:Ifをn型又はn型の
導電型を付与するためのドーピングガスを混合した原料
ガスの存在下、プラズマCVDによりa−Ge:Hを堆
積させて行なう。水素の希釈倍率は30倍以下;より好
ましくは1〜15倍が好ましい0本発明では個々のa−
Si:H膜の膜厚を数オングストロームに制御する4g
・要があるので、ゲルマニウム源、例えばGe114た
けでは膜厚制御が困難であるので、多少の水素で希釈し
て、製膜速度を下げることが望ましい。
基板温度  100〜350℃ (好ましくは150〜250℃) 圧力 0.01〜1torr (好ましくは0.05〜0.5torr)電力密度  
0.01〜0.1W / cm2(好ましくは0.01
〜0.05W / cmジa−5iGe:Hの製膜はa
−Gc:It又はa−Si:Hの製膜と同様であるが、
原料ガスとしてゲルマニウム源とシリコン源の両方を含
む必要がある。ゲルマニウム源とシリコン源の比として
は、1:1〜1:5が好ましい。a−SiGe:H製膜
の好ましい操作条件はa−Ge:Hと同様である。
前記の如(、a−SiGe : H又はa−Ge:t(
膜とaSi:t!膜とは交互に製膜するが、これらの膜
の積層周期の膜厚が大きくなると超格子構造を呈するよ
うになるので、本発明では積層周期が超格子構造を呈し
ないような厚さ、典型的には17人未満、好ましくは1
5Å以下、より好ましくは1〜10人であるように選択
する。本発明ではこのように積層周期が超格子構造をな
さない程度のta層構造を広義の合金化として把握する
ものである0個別a−SiGe:H又はa−Ge:H膜
及びa−Si:H膜の厚みを小さくしてゆけばGeとS
iがより均一に分散した合金化膜が得られるであろう。
また、a−SiGe:[1又はa−Ge:H膜とa−S
i:H膜との膜厚の比は一般的には3:1〜1:3で特
に、1:1程度が好ましい。
バッファー層はρ層とi層、又は0層とi層の間のエネ
ルギーバンドギャップの差の急激な段差を軽減するため
にグレーディト層にすることが好ましい。このグレーデ
ィト層はa−SiGe:It又はa−Ge:H膜とa−
Si:H膜との膜厚の比を漸次変化させることによって
構成できる。即ち、バンドギャップ^(eV)のa−S
i:H膜とバンドギャップB(eV)のa−SiGe:
H又はa−Ge:Ifを用いてグレーディト層を作製す
る場合、各層の製膜時間を’T’、、T2とレーデイド
層が得られる。T、、T力かく変えることにより、はぼ
連続的にグレーディト層のバンドギャップを変えること
ができる。唯し、この時間は前述したように積層周期が
、15Å以下とすることが望ましい。通常原料ガスであ
る5ill<とGe1l。
の流量比を流量制御器を用いて変化させることによりグ
レーディト層を作製するが、流量変化に伴うプラズマ状
態の変化により、設計と異なるグレーディト層となるこ
とがあった。本方法では、シャッターの制御による不安
定なプラズマ状態による製膜を避けることができ、また
、各層の放電時間のみを変えることにより、グレーディ
ト層を作製するため精度よくグレーディト層を作製する
ことができる。
次に、実際に、アモルファス太陽電池を作製し、本発明
の効果を検討した結果を示す。H−5iGeセルの基本
構成としては第1図に示した構成を用いた。このセルの
バンドギャップを第3図に示す。
1層6はa−SiGe:H膜からなり、9層3はa−S
iC:H膜、1層8はμc−Si膜からなる。バンドギ
ャップはSiCが最も大きく、Siがこれに続き、5i
Geは最も小さい、光入射側9層3にSiCを用いる理
由はバンドギャップを大きくして光入射量を多くするた
めである。1層8は光入射側でないのでオーミック性に
優れるμc−9i膜で構成している。前述のように、p
−1−nの界面のバンドギャップの変化を連続的にする
ことが好ましいので、a−SiGe:Itを間欠法で形
成し、間欠法a−SiGe:Hを構成するa−Si、a
−Ge又はa−SiGeの細膜の厚さを制御して(連続
的に変えて)バンドギャップをSiのそれから5iGe
のそれまで連続的に変えることができる。第2バッファ
ー層5と第3バッファー層7がそれである。この例では
、9層3にバンドギャップがSiより大きいSiCを用
いているので、間欠法のd−SiGeJ摸ではpJω3
と1層6の間のバンドギャップを完全に連続的に変化さ
せることはできない。そこで、この例では9層3をプラ
ズマCVD法で形成後、同じ真空チャンバでa−Si 
: 1lpA4を形成して第1バッファー層4としてい
る。このa−Si:H膜には当初カーボンが混入し、そ
のためいくらかグレーディト層になると考えられるが、
カーボン量をコントロールして完全にグレーディト層と
することもできる。
また、i −5iGe層の特性値は次の通りであった。
E g = 1.50eV σ=8X10−9Ω−1 c m 2 σp(八M1.0) = 1.Ox 10−’Ω−c1
次に、このセルの製造条件を示す。
プラズマCVD装置でガラス基板1の透明導電M2上に
9層3を形成した。1層層は原料カスとしてアセチレン
C211□と水素とシランS i If 、を1:9:
20の比、そしてこれにジボランB 2I+6を供給し
、電力密度0.04W/cm2の条件でa−Si:H膜
を厚み80人に堆積した。得られたp層の光学エネルギ
ーバンドギャップ(Egopt )は2.OeVであっ
た。第1バッファー層4は1層3を形成した同じ真空チ
ャンバで慣用的手法でa−3i膜として形成した。
第2バッファー層5は第2図に示したCVD装置でa−
SiGe : H/a−3i : H間間欠上して形成
した。
原料ガスとしてGe114: 5ill+ : l+2
= 1 : 3 : 4の比でGeH,、Sin、 、
 H2を用いて1回の堆積で1.5人の厚みにa−Si
Ge:Itを堆積し、これと5ill<による1回の厚
み1.5人のa−Si:H1l!とを交互に積層し、全
体で所定の厚みのa−5iGe:H膜からなるバッファ
ー層を形成した。基板温度は250℃、圧力は100m
Lorr電力密度は5W/ClI2とした。交互のa−
Si:H膜とa−SiGe:H膜の厚みを変えることに
よってバンドギャップの変化をa−Si:Hのそれから
a−SiGe:Hのそれまで連続的に変(ヒさせた。下
記衣に、バンドギャップ1.74eVのa−Si:Hと
バンドギャップ1.34eVのa−SiGe:Itを1
回の交互放電により6人製膜し、放電時間をに9から1
:1まで変化させ、60人のグレーディト層を作製する
場合の放電時間の格子を示す。
次に、1層6は原料ガスとして(:eH、 : 5i1
1. : 112=1:3:400の比で(:eL 、
 5i11. 、112を用いて高水素希釈条件下でa
−SiGe:H膜を厚み、1300人に堆積して形成し
た。基板温度(T、)は200℃、圧力は0.4tor
r、電力密度は0.1W/cm2とした。i層のエネル
ギーバンドギャップは前記の如<1.50eVであった
それから、第3バッファー層7を第2バッファー層5と
同様にして形成した。但し、バンドギャップの傾きは第
2バッファー層と逆である。
さらに、第3バッファー層7上にμc−3i膜からなる
1層8を形成した。原料ガスとしてホスフィンPH,を
1%含有するシランS i It 、及びH2(SIH
−:+12=1:30)を用い、基板温度250℃、電
力密度0.3W/cm2の条件で厚み200人とした。
fit f&にアルミニウムで電極を形成し、アモルフ
ァス太陽電池を完成した。
このようにして作製される太陽電池において、先ず、第
1バッファー層4の厚みを固定し、第2バッファー層5
の厚みを変えて、第2バッファー層5の膜厚依存性を調
べた(このとき第3バッファー層7は形成しなかった)
。得られたアモルファス太陽電池の特性〔開放電圧(V
oc)、短絡電流(Jsc)、曲線因子(FF)、光電
変換率、分光密度スペクトル〕を測定した。このとき光
電変換効率はガラス/ a −S i : H (25
00人)をフィルターとして用いた。結果を第4図に示
す。
第4図より、第2バッファー層の導入によりVoc、F
Fが向上すること、しかし第2バッファー層の厚みを6
0Å以上240人まで増加させてもV。。
は一定のままで、FFはむしろ低下傾向にあり、結局第
2バッファー層の厚みが60人のときにセルは最大光電
変換効率になることが認められた。
そこで、次に、第2バッファー層の厚みを60人に固定
し、第3バッファー層の厚みを変えた。このときの同様
な結果を第5図に示す。
第5図は、第3バッファー層の導入によりFFが著しく
向上し、第3バッファー層の厚みが600人のときにF
 F =0.59で最大になり、セルの光電変換効率も
このとき最大になることが認められる9以上のことから
、a −5iGeセルの光電変換効率の改善には、バッ
ファー層によるFFの改善が大きく寄与し、とくに第3
バッファー層の最適化が重要であることが結論される。
比較のために、上記と同様のa −5iGcセルを作製
し、但し、第2バッファー層としてC2H2: H□:
5il14=0.4 : 3.6 : 30の比で、但
しC2112は徐々に比を小さくしてi層との境界では
Oになるように調整した。厚さ120人のa−SiC:
H膜(C濃度はpm側からi層側まで傾斜している〉を
堆積したのみで、第1バッファー層及び第3バッファー
層は形成しなかった。
このセルの特性を調べた結果は下記の通りであった。上
記実施例の最良直を比較のために示す。
ル暫匠  火n匠(JJUげ 開放電圧Voc(V)   0.57    0.58
短絡電流J、c5.6     5.9曲線因子F F
     O,550,59光電変換効率(%)   
1.75    2.02〔発明の効果〕 本発明によれば、a−Ge:H又はa−SiGe:H膜
とu−Si:H膜との間欠製膜の間欠時間を制御してグ
レーディトa−SiGe:H膜を構成することができ、
このグレーディト層は高品質a−SiGc:If膜であ
り、かつバンドギャップの制御性も高いので、アモルフ
ァスSi太陽−[池のバッファー層として有用である。
とくに、本発明によればρ−in又はn −i −p構
造のi層にa−SiGe:H膜を用いて狭光学バンドギ
ャップエネルギーの材料を適用し、a−SiGe:H膜
の膜質を優れたものとし、かつ最適のバッファー層を提
供することによって、光電変換効率等に優れたアモルフ
ァス太陽電池の製造方法が提供され、特にタンデム型太
陽電池に有利に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアモルファス太陽電池の模式図、第2図は本発
明の方法を実施するCVD装置の模式図、第3図は第1
図の太陽電池のエネルギーバンドギャップ図、第4図及
び第5図は実施例の太陽電池の特性図である。 1・・・基板、     2・・・透明電極、3・・・
1層、 4・・・第1バッファー層、 5・・・第2バッファー層、 6・・・i層、 7−・・・第3バッファー層、 8・・・n層、     9・・・電極、1.1−CV
D反応室、 12 、13・・・原料ガス供給源、14
・・・切換弁、     15・・・メカニカルシャッ
タ、16・・・コンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基板上にp−i−n又はn−i−p構造を有しかつ
    p層又はn層とi層の間にバッファー層を挿入したアモ
    ルファス太陽電池を製造する方法において、p層又はn
    層とi層の間に挿入するバッファー層を、プラズマCV
    D法で水素化アモルファスゲルマニウム(a−Ge:H
    )膜又は水素化アモルファスシリコンゲルマニウム(a
    −SiCe:H)膜と水素化アモルファスシリコン(a
    −Si:H)膜とを、充分に薄く交互に堆積して、超格
    子構造を形成することなく合金化した水素化アモルファ
    スシリコンゲルマニウム(a−SiCe:H)膜として
    形成し、かつa−Ge:H膜又はa−SiGe:H膜と
    a−Si:H膜との膜厚比を漸次に変化させて合金化し
    たa−SiGe:H膜をクレーデイドパッドギャップ層
    として形成することを特徴とするアモルファス太陽電池
    の製造方法。
JP1231715A 1989-06-30 1989-09-08 アモルファス太陽電池の製造方法 Pending JPH03101274A (ja)

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