JPH03100327A

JPH03100327A - ロータリー内燃エンジン

Info

Publication number: JPH03100327A
Application number: JP23545790A
Authority: JP
Inventors: Raynald Boyer; レイナルド・ボエール
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-09-06
Filing date: 1990-09-05
Publication date: 1991-04-25
Also published as: EP0416977A1; FR2651533A1; FR2651533B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［ａ業上の利用分野］本発明は、ロータリー内燃エンジンに関し、詳細には、
ハウジングを形成するステータとピストンを形成するロ
ータとを備えて成るロータリー内燃エンジンであって、
上記ハウジング及びピストンは、点火手段を備えるとと
もに燃料及び空気が供給される燃焼室を協働形成し、上
記ピストンは、周縁部の厚み内に燃焼室としての多数の
凹所が形成された断面略円盤形状の部材から成り、上記
ハウジングは、周縁部に燃焼室としての多数の隆起部が
形成された略円形状の構造を形成する少なくとも２個の
部材から成り、上記燃焼室は、上記ピストンの上記凹所
と上記ハウジングの上記隆起部との整合に依り形成され
るロータリー内燃エンジン、に関する。

［従来の技術］フランス特許公開第４０１，０４１号（ＦＲ−Ａ−４０
１，０４１）からは、此の型のロータリーエンジンが知
られており、該エンジンにおいては、ハウジングの各隆
起部の上流及び下流において該ハウジングの周縁部を径
方向にまっすぐに貫通する通路と連通ずるチューブを介
し、空気及び燃料が吸入されるとともに燃焼ガスが排気
されており、又、上記チューブは、ロータの凹所が上記
通路の各々と整合したとき以外はピストンの壁部により
閉塞される。

［発明が解決しようとする課題］此の様なシステムでは、排気の調節することが出来ない
。

［課題を解決する為の手段］本発明は、上述した型のロータリーエンジンにおいて、
上記ピストンの厚み内において、隣り合う２個の凹所同
士の間の凹所間空間の各々には、一方の凹所内に開口す
るとともに排気チャネルと連通ずる通路が形成され、該
通路は、該通路と対応燃焼室との間の連通を断続するヘ
ッドを有する排気バルブのステムを受容していることを
特徴とするロータリーエンジンを提供する。

上記凹所間空間の各々は、上記バルブステムの保持調節
手段及び戻し手段を更に受容する。

燃焼室と連通され得る上記排気チャネルは径方向に延伸
し、排気孔と接続された中央マニフオルドに収束してい
る。

本発明の好適実施例においては、上記ハウジングは、上
記ピストンを挟持すべく相対して嵌合される断面略円形
の２個のシェル半体から成る。

以下に添付図面を下に本発明の詳細な説明するが、これ
により、本発明の更なる特徴及び利点が明らかになろう
。

［実施例］第１図に関し、ピストン１は略車輪形状を有している。

より詳細には、ピストン１の有効部分２は車輪のタイヤ
部に、領域３は車輪のリム部に、且つ、中実中央部４は
いわゆるホイールに夫々相当する。図示される様に、上
記部分２の周縁部には凹所５ａ、５ｂ、５ｃ及び５ｄが
形成されている。今、ピストン１が図中Ｆ方向に回転す
べきものとすれば、これらの凹所は、夫々、先端縁７及
び後端縁６を有することとなる。尚、図中参照番号８は
セグメントを表している。

ピストン１の詳細な構造は第６図から明らかとなる。即
ち、図示される様に、凹所５ａと凹所５ｂとの間におい
て、凹所間空間■には通路５８が形成され、該通路は、
ボア１０を介して凹所５ｂと連通可能なキャビティ９内
に開口している。該通路５８はまた、オリフィス１１を
介して凹所５ａ内に開口し”Ｃいる。このオリフィス１
１は、そのバルブステム１３が通路５８に挿通されたバ
ルブのヘッド１２により閉塞可能である。通路５８とキ
ャビティ９との間の流体連通は、パツキン１４により遮
断されている。ガスの排気方向に関し、パツキン１４の
上流には、上記通路５８と連通ずる排気チャネル１５が
配備されている。

一方、キャビティ９内にはスプリング１６が介装され、
該スプリングの一端はバルブステム１３に固着されたワ
ッシャ１７に当接し、且つ、該スプリングの他端は、上
記ボア１０がキャビティ９に通ずる箇所に形成されたシ
ョルダ１９上に装着された保持ワッシャ１８に当接して
いる。ヘッド１２の反対側におけるバルブステムの端部
２０は、ボア１０の壁部に設けられた対応螺条２３と螺
合する螺子部を有する調節ネジ２２内に形成された凹所
２１内に受容される。

第６図において、バルブは排気位置に在り、即ち、ヘッ
ド１２は、凹所５ａの後端６に形成されたシートに当接
していない。この様にしてバルブを開成せしめる為の手
段は、図示されていない。

尚、第６図に関して説明を行なってきた処の、凹所５ａ
と５ｂとの間の配置構成は、緊雑さを避けるべく図示さ
れてはいないが、他の凹所同士の間の夫々に配備されて
いることは理解されよう。

第２図を再度参照するに、断面において略円形であるシ
ェル半体２４ａは、略半円形状に窪んだ周縁部領域２５
を有している。半体２４ａの該周縁部は更に、各々が前
端２８及び後端２７を有する４個の隆起部２６　ａ、　
２６　ｂ、　２６　ｃ、　２６　ｄを形成している。図
示される様に、該隆起部の各々は、後端２７から前端２
８にかけて次第に隆起度が減少している。又、シェル半
体２４ａの中央部２９は、略々平坦である。第２図に更
に示される様に隆起部２６ｂには、点火プラグ３０、燃
料噴射器３１及び空気噴射器３２が設けられる。

此処で、燃料噴射器３１は混合気の噴射器であっても良
く、但し、その場合には空気噴射器３２は省略される。

尚、繁雑さを避けるべく図示されてはいないが、他の隆
起部２６　ａ、　２６　ｃ、及び、２６ｄに関しても同
様の装備が設けられる。

第３図には、第１図のピストン１が第２図のシェル半体
２４ａ内に在る状態が示されている。

他方の半体２４ｂ（第４図及び第５図）は、該シェル半
体２４ａに対して組み付けられ、両者間にピストン１を
挟持する。この目的の為に、両シェル半体の各々は、第
２図及び第３図に示される如き螺条付きボア３３が貫通
形成されたフランジを有している。但し、これらのフラ
ンジは対応した縮尺では示されておらず、且つ、第４図
及び第５図においては省略されている。

上記の２個のシェル半体２４ａ及び２４ｂにより形成さ
れるハウジングの内側においてピストン１が回転する際
、ピストンの凹所５ａ乃至５ｄがハウジングの隆起部２
６ａ乃至２６ｄと夫々順時に整合することは理解される
処であり、又、凹所と隆起部とが相互に整合したときに
両者は燃焼室３４を協働形成する。図示される如く、燃
焼に依り得られる推力に対する各凹所５ａ乃至５ｄの受
は面は後端６よりも前端７において大きくなっているこ
とから、ロータは図中矢印Ｆ方向に回転する。尚、セグ
メント８は、シールとしてよりも案内部材としての役割
が強い。

燃焼室を通る断面を示す第４図には、排気チャネル１５
が、排気孔５０内に開口する中央の径方向マニフオルド
３５と連通していることがボされている。

参照番号３６はクランクシャフトの軸心を表し、且つ、
参照番号３７は、ピストン側に属するボールベアリング
ケージを示し、該ケージの他の部分３８は、ハウジング
のシェル半体側に属している。両ケージ３７．３８、及
び、ボール３９により、第４図に示される軸受４０が構
成される。

それ自体公知の手法により制御された燃焼であって、凹
所５ａ乃至５ｄが隆起部２６ａ乃至２６ｄと整合した後
にピストンの回転により行なわれる各燃焼室内の混合気
圧縮、と同期された燃焼の効果の下で、推力は夫々の燃
焼室３４に対応する凹所の前端面７に向けられ、その結
果、ピストンが回転することは理解される。又、同様に
公知の制御手段の作用のもとで、バルブ１２．１３が開
成すると、排気ガスは後端６及び排気チャネル１５を経
てマニフォルド３５に向けて排出される。

当該エンジンを始動する際、４個の燃焼室３４内におい
て同時に燃焼が行なわれる。その後は、コンピュータに
接続された（不図示の）電磁気センサにより、位相をず
らした点火が行なわれる。此の点、当該エンジンは相当
に高速で回転することから、点火を早めた状態を作る必
要があり、従って、各凹所５ａ乃至５ｄが隆起部２６ａ
乃至２６ｄと整合する前に、パルスが送られる。

ピストンの潤滑手段は、第７図の如き実施例としても良
い。この目的の為に円形の給油チャネル４１が配設され
、該チャネル４１は、０字の両腕部の自由端が該チャネ
ル４１と連通ずる如き略Ｕ字形状の潤滑チャネル４２と
連通される。このＵ字形潤滑チャネル４２の断面積は、
最も好適な方向である処の図中矢印方向への潤滑油の流
れを促進すべく、一方の腕部から他方の腕部にかけて減
少している。螺子４４により閉塞された潤滑油の導入の
為のオリフィス４３は、給油チャネル４１の全てが充填
される様に、該給油チャネルの内のひとつのものど連通
している。

第２図に戻り、軸受３８−３９は、油溜を構成する４個
の区画室４５ａ、４５ｂ、４５ｃ及び４５ｄと連通して
いる。頂部に位置する区画室４５ｃには、適宜なストッ
パにより閉塞された潤滑油充填用のオリフィス４６が設
けられており、又、底部に位置する区画室４５ａには、
同様に適宜なストッパにより閉塞される排油用オリフィ
ス４７が設けられる。尚、図中参照番号４８は、一方の
側部区画室４５ｂに備えられた目盛付きゲージを表して
いる。

第２図において、網目領域は区画室内に含まれた潤滑油
を表している。

又、参照番号４９ａ及び４９ｂは、冷却液の通路を表し
ている。

［発明の効果］本発明に依れば、ロータリー内燃エンジンのピストンの
厚み内において、隣り合う２個の凹所間±の間の凹所間
空間の各々には、一方の凹所内に開口するとともに排気
チャネルと連通ずる通路が形成され、該通路は、該通路
と対応燃焼室との間の連通を断続するヘッドを有する排
気バルブのステムを受容していることから、排気の調節
を行なうことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はピストンのみの概略的断面図、第２図はシェル
半体の内面図、第３図はボールベアリングの潤滑手段を示す第１図のピ
ストンと第２図のシェル半体とを相互に組立てた図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、第５図
は第３図のＶ−Ｖ線に沿った断面図、第６図はピストン
の部分的拡大断面図であり、且つ、第７図はピストンの潤滑手段の概略的構造を示す図であ
る。尚、図中、１・・・ロータ、５ａ〜５ｄ・・・ピストン
の凹所、１２・・・バルブヘッド、１３・・・バルブス
テム、１５・・・排気チャネル、１６・・・スプリング
、２２・・・調節ネジ、２４ａ、２４ｂ・・・シェル半
体、２６ａ〜２６ｄ・・・ハウジングの隆起部、３ｏ・
・・点火プラグ、３１・・・燃料噴射器、３２・・・空
気噴射器、３４・・・燃焼室、３５・・・中央マニフォ
ルド、５０・・・排気孔、５８・・・通路、Ｆ・・・回
転方向、■・・・凹所間空間。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ハウジングを形成するステータとピストンを形成
するロータとを備えて成るロータリー内燃エンジンであ
って、上記ハウジング及びピストンは、点火手段を備え
るとともに燃料及び空気が供給される燃焼室を協働形成
し、上記ピストンは、周縁部の厚み内に燃焼室としての
多数の凹所が形成された断面略円盤形状の部材から成り
、上記ハウジングは、周縁部に燃焼室としての多数の隆
起部が形成された略円形状の構造を形成する少なくとも
２個の部材から成り、上記燃焼室は、上記ピストンの上
記凹所と上記ハウジングの上記隆起部との整合に依り形
成されるロータリー内燃エンジンにおいて、上記ピストンの厚み内において、隣り合う２個の凹所同
士の間の凹所間空間の各々には、一方の凹所内に開口す
るとともに排気チャネルと連通する通路が形成され、該
通路は、該通路と対応燃焼室との間の連通を断続するヘ
ッドを有する排気バルブのステムを受容していることを
特徴とする、ロータリー内燃エンジン。
（２）前記凹所間空間の各々は、前記バルブステムの保
持調節手段及び戻し手段を更に受容することを特徴とす
る、請求項１記載のロータリー内燃エンジン。
（３）燃焼室と連通され得る前記排気チャネルは径方向
に延伸し、排気孔と接続された中央マニフォルドに収束
していることを特徴とする、請求項１或は２に記載のロ
ータリー内燃エンジン。
（４）前記ハウジングは、前記ピストンを挟持すべく相
対して嵌合される断面略円形の２個のシェル半体から成
ることを特徴とする、請求項１乃至３のいずれかに記載
の内燃ロータリーエンジン。