JPH0298419A - 射出成形機の制御装置 - Google Patents

射出成形機の制御装置

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JPH0298419A
JPH0298419A JP63251691A JP25169188A JPH0298419A JP H0298419 A JPH0298419 A JP H0298419A JP 63251691 A JP63251691 A JP 63251691A JP 25169188 A JP25169188 A JP 25169188A JP H0298419 A JPH0298419 A JP H0298419A
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JP
Japan
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countermeasure
injection molding
molding machine
inference
control device
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Application number
JP63251691A
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English (en)
Inventor
Hatsue Kiyomiya
清宮 初江
Hideji Murai
村井 秀児
Hiroyoshi Yamaguchi
博義 山口
Naoto Otsuka
直人 大塚
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/766Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は射出成形機の制御装置に関し、特にその分野
の高度な専門家の知識、経験を蓄積したいわゆるエキス
パートシステムを用いた制御装置に関する。
〔従来の技術〕
制御対象機械に関する不具合の原因およびこの原因を解
消するための最適な対策案を推論するシステムとしては
、いわゆるエキスパートシステムがある。エキスパート
システムは特定の技術に関する専門家の有しているノウ
ハウ、つまり知識を知識ベースとして記憶しておき、専
門家の判断か必要な事態が生じたときには、この知識ベ
ースのもとにコンピュータにより対策案の推論を行ない
、専門家が不在の場合でも、あたかも専門家がいるかの
ような正確な判断ができるようにしたもので、種々の産
業分野への適用が注目されている。
例えば、運転条件の設定か非常にむすかしいとされてい
る射出成形機へのエキスパートシステムの適用を示す論
文としては1986年3月11日から13日に開かれた
会議、^rtificial Inte−gence 
for the Autolotive Indust
ry (自動車産業の人工知能) C’:、オイテPA
UL H,HENIG (ハ’7 ル。
エム、メニング)等によるExpert 5ystel
s forInjection Holding(射出
成形機のエキスパートシステム)がある。この論文のも
のは不具合状態、各種条件等のデータの入力に対応して
不具合に対する対策を推論するものであるが、この論文
のものでは、成形不具合の対策案を決めるためにデュポ
ン社のトラブルシューティングガイドという固定された
表を用いるため本来不具合の状況によって判断したけれ
ばならぬ対策案決定ができす、矛盾した対策案が存在す
る場合等、対応に時間がかかったり、解決できなくなる
ようなことが生じるという欠点がある。また、この論文
では、ある対策案を実施した後、不具合が解決したかど
うかを聞いてくるだけであり、その対策の結果別の不具
合が発生したり、状況が変化した場合の対応が不明のた
め現実的にエキスパートシステムとして稼働させること
は困難である。
また、エキスパートシステムを応用した他の分野におけ
る公知例としては特開昭62−6845号に開示された
ものがある。この公知例のものは車両用故障診断装置に
エキスパートシステムを応用したものである。
しかし、上記公知例の車両の故障診断に関する技術はこ
の発明の対象とする射出成形の制御、すなわち射出成形
機の運転条件の設定技術とは全く、異なる。すなわち、
この発明の場合、機械、システムは故障しているのでな
く、条件設定が不良のため良品の生産等ができないでい
るだけである。
この条件設定のためには各種条件の組合せによる対応が
必要であり車両の故障診断とは全く異なる高度な専門家
の知識、経験が必要となるのである。
また、射出成形機制御に関する他の公知文献として、ゲ
ー カー エータ ブイントゾールGMBHが出願した
“熱可塑性プラスチックを加工する射出成形機において
射出過程の圧力および速度を制御する装置” (特開昭
50−45043号)というのかあるがこれは、機器の
回路のバルブを制御することによって速度や圧力を調整
するものであり、ここでは現在の状況や過去の状況を判
断して最適な射出速度のパターンの決定はされていない
ために直ちに良いパターンで射出することは国数である
また、他の公知文献として、株式会社新潟鉄工所が出願
している“プラスチック射出成形機の制御方式(特開昭
52−118564号)がある。
ここでは、一つの不具合に対してどう成形条件を変える
かという構成をとっており、同時に複数の不具合が出た
場合は個々の不具合に対しての対処方式であり、複数の
不具合の同時対策方式を提案していない、また、過去の
状況などを記憶する手段を有さないので、過去の状態を
考慮した対策案を出すことは不可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように従来の装置は射出成形の制御に適用でき
ないものであったり、また、固定された表を用いて対策
案を決定するものであるため矛盾した対策案が存在する
場合等において対応することができなかった。
この発明は専門的な知識、経験なくして射出成形機の制
御を可能にするとと乙に、種々の状況に対処できる射出
成形機の制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の射出成形機の制御装置においては、初期成形
条件を設定する推論手段と、製品の不具合状況を入力す
る入力手段と、製品の不具合状況、各不具合状況に対応
する原因、および各原因に対応する対策案をそれぞれ記
憶した記憶手段を有し、該記憶手段の記憶内容および前
記入力手段により入力された不具合状況にもとづき最適
な対策案を推論する推論手段と、該推論手段による推論
の過程において、推論過程にある対策案を表示する表示
手段と、該表示手段に表示された対策案の中から任意の
対策案を選択する選択手段とを具えて構成される。
〔作用〕
この発明によれば、必要に応じてオペレータが対策案の
推論に加入することができ、これにより、技術の高いオ
ペレータは不要な問診、データの入力を省略して最終的
な対策案を迅速に得ることが可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は、この発明の射出成形機の制御装置の一実施例
を示したものである。第1図において、この実施例は制
御対象wA械である射出成形機100と成形条件設定支
援エキスパートシステム20を構成するコンピュータ2
00とをオンラインで接続して構成される。射出成形機
100は制御部10を有しており、この制御部10は、
樹脂温度、スクリュー位置、射出圧力、型内圧等を検出
する各種センサ11、樹脂温度、金型温度、−次圧(射
出圧力)、二次圧(保圧)、射出速度、−次庄、二次圧
および射出速度の切換位置等を設定する成形条件設定部
12、温度制御信号、アクチュエータ制御信号等を発生
する信号制御部13、信号制御部13からの温度制御信
号によって制御されるヒーター14、温調機15、アク
チュエータ制御信号によって制御される油圧バルブ16
、サーボモータ17および成形条件設定支援エキスパー
トシステム20に対するインターフェースISを具えて
構成される。
成形条件設定支援エキスパートシステム20は射出成形
61100の制御部10に対するインタフェース21を
有している。
ここでエキスパートシステム20は次に述べる手段を有
すしている。第2図は、初期値設定を実施するときの動
作を示したものである。
なお、この実施例では、データファイル、もしくはオペ
レータから各種のデータを受は取り、そのデータより必
要なパラメータの初期値を計算し、その計算結果を射出
成形機におぐるようになっている。
まず、ステップ901では、各成形条件パラメータの初
期値を得るために必要なデータの値をファイルから読み
込み、ファイルにないデータは、オペレータに聞いて、
データを集める。
次にステップ902では、集められたデータを用いて各
パラメータの値を、計算する0例えば、射出ストローク
は、成形品の重量、使用している材料の比重、スクリュ
ー径等から求められる。他のパラメータも同様にいくつ
かのデータより計算され、結果を出す。
ステップ903では、ステップ902で計算された結果
をデイスプレィ表示をするとともに、射出成形機におく
って初期設定をする。
このようにして、初期値は決定され、非専門化でも、基
本的なデータを与えるだけで初期値を設定することがで
きる。これにより、最適な成形条件に、より近い成形条
件からオペレータは試射を開始することができる。I&
適な成形条件に到達するまでの試射の回数を減らすこと
ができる。
この装置において、射出成形機100の樹脂温度、スク
リュー位置、射出圧力、型圧力等は各種センサ11によ
って検出され、この検出出力はインターフェース18、
インターフェース21を介して成形条P!−設定支援エ
キスパートシステム20に加えられる。また各種センサ
11の出力は信号制御部13に加えられる。信号制御部
13は各種センサ11の出力および成形条件設定部12
で設定された樹脂温度、金型温度、−次圧、二次圧、射
出速度、各切換位置に応じてヒータ14および温調81
15を制御するための温度制御信号および油圧バルブ1
6、サーボモータ17を制御するためのアクチュエータ
制御信号を形成する。
成形条件設定部12で設定された各種設定値はインター
フェース18、インターフェース21を介して成形条件
設定支援エキスパートシステム20に加えられれる。
成形条件設定支援エキスパートシステム20は射出成形
tffilooにおける不具合の発生に際し、キーボー
ド26から入力される不具合状況およびインターフェー
ス21から入力される各種センサ11の出力および成形
条件設定部12における各II設定値にもとづき後に詳
述する手順によって不具合発生に対する最適な対策案を
推論し、この推論にもとづき、該推論した対策案を実行
すべくインターフェース21、インターフェース18を
介して成形条件設定部12に対して成形条件変更のため
のデータを送出する。
また、デイスプレィ25には、キーボード26による入
力データの内容、各種センサ11による検出データ、成
形条件設定部12の設定データ、成形条件設定支援エキ
スパートシステム20の推論内容等が表示される。
第3図は成形条件設定支援エキスパートシステム20の
概略構成を機能ブロックで示したものである。成形条件
設定支援エキスパートシステム20は射出成形8110
0に対するインターフニス21、成形条件、不具合状況
、不具合対策案、不具合解消ルール、過去の対策記録等
を記憶した知識ベース22、デイスプレィ25、キーボ
ード26に対するユーザーインターフェース24、知識
ベース22の知識にもとづき所望の推論を行ない、その
推論結果をインターフェース21、ユーザーインターフ
ェース24および知識ベース22に出力する推論エンジ
ン23から構成される。
射出成形111100に関して不具合が生じた場合、オ
ペレータ27はこの不具合状況をデイスプレィ25をみ
ながらキーボード26により成形条件設定支援エキスパ
ートシステム20に入力する。このキーボード26から
入力された不具合状況を示すデータはユーザーインター
フェース24を介して知識ベース22に加えられ、格納
される。また射出成形機100からの各種データはイン
ターフェース21を介して知識ベース22に加えられ、
格納される。推論エンジン23は知識ベースの格納デー
タにもとづき発生した不具合に対する最適の対策案を推
論し、この推論結果をユーザーインターフェース24を
介してデイスプレィ25に加え、これを表示する。また
この推論結果はインターフェース21を介して射出成形
機1ooに送出され、推論した対策案を実行すべく成形
条件の変更がなされる。
第4図はこの実施例の全体動作を示したものである。
なお、この実施例では通常は発生した不具合に対して最
も優先度の高い対策案を自動的に抽出し、これを実行す
るか、オペレータによる対策案の選択実施機能(以下、
「オペレータ選択実施機能」という)が選択されている
場合は、対策案候補の選出が終了した段階および対策案
の優先度付が終った段階でオペレータの判断により対策
案を選択、実方麺て・きるようになっている。
まず、ステップ300において発生した不具合状況の入
力を行なう、この不具合状況の入力はオ。
ベレータによりキーボード26により行なわれる。
具体的には、所定のフォーマットにしたがってデイスプ
レィ25に表示される質問に応じて工具合名、使用材料
等を順次入力する。
次にステップ301において、「オペレータ選択実施機
能」が選択されているか否かの判断がなされる。ここで
「オペレータ選択実施機能」が選択されていないと判断
されると、ステップ302に移行する。
ステップ302では、射出成形11100から自動入力
された成形条件の現存値、知識ベース22の記憶データ
および上述したステップ300で入力された不具合状況
を示すデータにもとづき、発生した不具合に対す4fi
lな対策案を推論する対策案の絞り込みを行なう、この
対策案の絞り込みは知識ベース22に基本知識として記
憶されている不具合対策木および不具合解消ルール及び
その他の記憶内容にもとづき行なわれる。
第6図はこの不具合対策木の1例を示したものである。
この不具合対策木は不具合を表わす事象X1.、 X2
 、・・・ に対して、その原因を表わす事象Y1.Y
2 、Y3.・・・ が対応して示されており、この原
因を表わす事象Y1 、 Y2 、 Y3 、・・・に
対して、この原因に対する対策案を表わす事象Z1.Z
2 、Z、i 、Z4 、Z5 、・・・ が対応して
示されている。
例えば、事象X1で表わされる不具合については、事象
Y1 、Y2で表わされる原因が考えられ、事象Y1で
表わされる原因については、事象z1゜Z2で表わされ
る対策案が考えられ、また事象Y2で表わされる原因に
ついては、事象Z3゜Z4で表わされる対策案が考えら
れることを示している。
ステップ302では、この知識ベース22の記憶内容に
もとづき、IjllMな対策案を推論する。
この推論は、不具合の優先度付け(ステップ310)、
原因の優先度付け(ステップ320) 、対策案の優先
度付け(ステップ340)によって行なわれる。具体的
には、第7図に示すように、まず、入力された不具合(
Xl、X2 、X3 )について対策すべき順に優先度
を付け、その優先席順に不具合リスト(X′1.X’2
.X′3)を作成する(ステップ310)、続いて最優
先の不具合X′1に対して不具合状況より原因を推定し
て推定した原因に関して優先席順に原因リスト(Y′1
.Y′2 、Y′3.・・・ )を作成する(ステップ
320)、更にI&優先の原因Y′1について考えられ
る対策案を推定し、この改定した対策案に対して1憂先
度順に対策案リスト(z)Z2 ′、 Z3 ’ 、・
・・ )を作成する(ステップ340)、これにより対
策案リストの最優先の対策21’を入力された不具合に
対するIjL′f!1な対策案として絞り込む、これに
より、インターフェース21、インターフェース18を
介して、上記対策案Zl’を実行すべく射出成形tl!
11oOの成形条件が自動セットされる。
更に、第5図は、第4図中の対策案候補の選出350の
推論の過程において射出成形filooの射出速度の多
段制御を行うときの動作について示したものである。
なお、この実施例では発生したいくつかの不具合に対し
て最も最適な射出速度多段のパターンを生成するように
なっている。
まずステップ801では、対象不具合が射出速度関係の
対策案を持っているかどうかを、知識ベース22の中の
不具合一対策案から油断し、対策案がない場合は、射出
速度多段制御による対策はおこなわれない、また対策案
がある場合は次のステップ802を行う。
ステップ802では、ステップ801と同様に対象不具
合以外の今まで発生した各不具合が、射出速度関係の対
策案を持っているかどうかを、知識ベース22の中の不
具合一対策案から判断し、射出速度関係の対策案がなけ
れば、その不具合は、考慮したい、ただし過去の不具合
の記録にある場合には、それを参考にできるので考慮す
る不具合群の中に加える。射出速度関係の対策案かある
場合は、次のステップ803を行う。
ステップ803では、ステップ801、ステップ802
で考慮すべきであると判断された不具合群を対象不具合
、現在現れている不具合群、いまは現れていないが前に
発生ルていた不具合群をそれぞれ^、B、Cとすると、
例えばA、B、Cの順に並び換える。ここで発生位置が
広範囲におよんでおり、その範囲内に他の不具合の発生
位置が含まれるような不具合は、これ以降の各ステップ
中の処理の対象としたい、ここで、不具合の発生位置と
は、該不具合が製品中に現れている領域を指し、該領域
に溶融樹脂が、流入しはじめる時点でのスクリュー位置
を始点とし、流入完了時点でのスクリュー位置を終点と
して、始点と終点によって指定される。なおスクリュー
位置は、スクリューが前進しきった状態にある時の位置
を原点とし、スクリューが、後退する方向を正の向きに
なるように決める。
ステップ804では、ステップ803で考慮すべきでる
と判断された不具合群^、B、Cを、不具合の発生位置
の小さいものから順に並び換える。
ステップ805では、不具合を発生位置の順に並べて、
「射出速度を上げる」という対策を持っている不具合と
、「射出速度を下げる」という対策をもっている一連の
不具合ごとにグループ化する0例えば、不具合が6a発
生していて、それぞれ発生位置の小さい順にA1. A
2.A3.A4.A5.A6とし、各対策案は^1.A
3.A4が「射出速度を上げる」とし、A2.A5.八
6の対策案を−「射出速度を下げる」とする。
このような場合グループは、A1で1つ、A2で1つA
3. A4で1つのA5.A6で1つでき、合計で4つ
グループが生成される。ここで、ある不具合の対策案か
、射出速度を上げる、下げるの両方が含まれている場合
には、両隣の不具合の対策案をみてそれに合わせる。
ステップ806では、ステップ805で生成したグルー
プの数が、使用している成形機の最大切換段数以下がど
うか判断する。最大切換段数以下でなければ、ステップ
812へ行き、また、それ以内であればステップ807
へ行く。
ステップ807では、現在生成されている射出速度多段
のパターンが前回の多段パターンと同一であるかどうか
判断する0判断は、ステップ805で生成されたグルー
プが、前回と同じで、なおかつ射出速度上げる、下げる
の対策案も前回と同一であれば、ステップ810を実施
する。また同一でなければ、ステップ808を実施する
ステップ808では、射出速度の切換位置を決定する。
1つのグループが1つの段に対応するように、切換位!
はグループ間に設定する。例えは、各グループ間の隣合
う不具合の発生位置の真中で切り換える。
ステップ809では、ステップ805で、新しく決定し
たパターンの各段の縦軸(射・比速度の値)の値を前回
の多段パターンと比較して求める。
ステップ810では、対象不具合が多段パターンのうち
何段口に属しているかを求める。ここで求まった段をN
段目とすると、対象不具合の対策案に従って、Nl”1
目の射出速度を上げるもしくは、下げるを判断し、最適
な対策案を決定する。
ステップ811では、ステップ805で生成されたパタ
ーンを記憶し、次回の射出速度多段のパターンを決める
時利用する。
ステップ812では、ステップ807までで射出速度多
段のパターンが決定できなかった時、重要度の一番低い
不具合を除去し、ふたたびステップ804を実施する。
このように、射出速度多段のパターンを決定し、射出速
度の多段制御が実施できるようになっている。
ステップ302における不具合の優先度付はステップ3
10、原因の優先度付はステップ320、対策の優先度
付はステップ340の詳細例を示すと第8図、第9図、
第1O図のようになる。
すなわち、不具合の優先度付はステップ310は、第8
図に示すようにまず、ステップ311において入力され
た不具合の特定を行ない、次にステップ312において
この特定された不具合X1゜X2 、X3を知識ベース
22に記憶された「不具合−優先度対応表」 (図示せ
ず)を用いて優先度付けする。続いて、ステップ313
において、優先度付けされた不具合を優先席順に並べ換
え、不具合リスト(X1′、X’2.X’3.・・・ 
)を作る。この場合、不具合−優先度対応表から求めた
優先度が同位である場合は入力の早い方の不具合を優先
する。
第9図に、発生不具合が“ひけ”の場合における原因の
優先度付は処理の1例が示される。第9図において、原
因の優先度付けをすべき不具合が“ひけ”である場合は
、まず、ステップ321からステップ322に移行し、
“ひけ”の発生場所がゲート遠方だけか否かの判断がな
される。ここで、“ひけ”の発生場所がゲート遠方だけ
でなく全体に生じているとすると、ステップ323に移
行し材料の計量が適性であるか否かのチエツクを行なう
、このチエツクにおいて材料の計量に問題があるとする
とステップ324に移行して不具合の原因のfill先
順位として「樹脂量不足」であると推論する。
また、ステップ323において、材料の計量が適性であ
ると判断されると、ステップ325に分岐し、次に保圧
が適性であるか否かのチエツクを行なう、ここで保圧に
問題があると判断されると、ステップ326に移行し、
不具合の原因が「保圧不足」であると推論する。
ステップ325において保圧が適性であるとするとステ
ップ327に分岐し、次にゲート部に“ひけ”が生じて
いるか否かの判断を行なう、ここでゲート部に“ひけ”
が生じていると判断されるとステップ328に移行して
不具合の原因として「ゲートシールが早い」と推論する
。また、ステップ325において、ゲート部に“ひけ”
が生じていないと判断されると、ステップ329に移行
し、“ひけ”の発生箇所は厚内部か否かの判断がなされ
る。ここで“ひけ”の発生箇所か厚内部ではないと判断
されるとステップ328に移行して不具合の原因が「ゲ
ートシーるが早い」と推論し、厚内部であると判断され
るとステップ330に移行し、不具合の原因が「成形収
縮大」であると推論する。
また、ステップ322において“ひけ”の発生場所がゲ
ート遠方だけであると判断されると、ステップ331に
分岐し、使用材料は結晶性であるか否かの判断がなされ
る。ここで使用材料が結晶性であると判断された場合は
ステップ330に移行し、不具合の原因が「成形収縮大
」であると推論する。また、ステップ331において使
用材料が結晶性ではないと判断された場合はステップ3
32に移行し、途中に薄肉部があるが印かの判断がなさ
れる。ここで途中に薄肉部があると判断されるとステッ
プ333に移行し、不具合の原因は「圧力伝播不足」で
あると推論する。また、途中に薄肉部がないと判断され
るとステップ330に移行し、不具合の原因は「成形収
縮大」であると推論する。
なお、上記各判断はインターフェース21を介して射出
成形Ill 00から直接取込まれたデータまたはオペ
レータによりキーボード26から入力されたデータにも
とづき行なわれる。
なお、第9図には不具合が“ひけ゛の場合における原因
の推論について示したか、池の不具合についても同様に
原因を推論し、この推論結果にもとづき原因の優先度1
寸けを行ない、原因リスト(Yl”、Y′2.Y′3.
・・・ )を作成する。
第10図は、不具合が“ひけ”で原因が「圧力伝播不足
Jの場合における対策案の優先度付けの処理の1例を示
したものである。
まず、ステップ341において知識ベース22の不具合
対策木から原因「圧力伝播不足」に対する対策案リスト
(Zl、Z2 、Z3.・・・ )を求める。ここで対
策案Z1は「射出圧力をΔP1上げる」、対策案Z2は
「保圧をΔPH上げる」、対策案Z3は「保圧時間をΔ
TH延ばすJであるとする。なお、ΔP1+ΔP  、
ΔTHは予め適宜設定された値である。
次に、ステップ342において、使用材料の収縮性は樹
脂温度で変1ヒするか否かの判断がなされる。ここで使
用材料の収縮性が樹脂温度で変化するものであるとステ
ップ343に分岐し、対策案z1の優先度を下げる処理
を行なう。
次にステップ344において使用材料の流動性は良いか
否かの判断かなされる。ここで使用材料の流動性が良く
ないものであるとすると、ステップ345に分岐し、対
策案Z1の1最先度を上げる処理を行なう。
更に、次の“ひけ”の発生位置はゲートから遠いか否か
の判断がなされる。ここで“ひけ”の発生値!がゲート
から遠いとするとステップ347に分岐し対策案Z2 
、Z3の優先度を上げる処理を行なう、このようにして
、各判断および各処理を実行した後、ステップ348に
移行し、対策案Z1.Z2 、Z3を優先席順に並べ換
え、対策案lJスト(Z1’ 、Z’ 2.2’ a 
)を作成する処理を実行する。
なお、第10図においては不具合が“ひけ”で原因が「
圧力伝播不足」の場合についての対策案優先度付は処理
の1例を示したが、他の不具合、他の原因についても同
様の対策案の優先度付けが実行される。ここにおいても
上記各判断はインターフェース21を介して射出成形t
l1100から直接取込まれたデータまたはオペレータ
によりq −ボード26から入力されたデータにもとづ
き行なわれる。
ステップ302(第4図)において発生した不具合に対
する最適な対策案の絞り込みがなされ、インターフェー
ス21、インターフェース18を介して上記対策案71
′を実行すべく射出成形機100の成形条件が自動セッ
トされると、ステップ303に移行し、この対策案71
′が実行された状態で射出成形機100の試射が行なわ
れる。
その後ステップ400に移行し、上記試射に対する後処
理が実行される。ステップ400の後処理の詳細例を第
11図に示す。
まず、ステップ401において、対策案Z1を施した上
記試射に関して他に不具合が発生したか否かの判断がな
される。この判断において池に不具合か発生したいと判
断されるとステップ402に移行し、対策しようとする
不具合が良い方向に向ったか否かの判断がなされる。こ
こで良い方向に向ったと判断されるとステップ403に
移行し、対策しようとした不具合は消滅したか否かの判
断がなされ、消滅していなければステップ404に移行
して現対策案を続行し、消滅したと判断されると対策し
ていない次の不具合に対する対策案処理へ移行する。
ステップ401において、対策案21′を施した上記試
射に関して曲に不具合が発生したと判断されると、ステ
ップ405に分岐し、新たに発生した不具合が対策しよ
うとした不具合より優先度が大か否かの判断がなされる
。この判断において優先度が小であると判断されるとス
テップ402に移行し、前述したと同様の処理が実行さ
れる。
またステップ405において新たに発生した不具合が対
策しようとした不具合より優先度か大であると判断され
た場合にステップ406に分岐し、ステップ301(第
4図)で推論した対策案リストの中にまだ採用していな
い対策案があるか否かの判断がなされる。ここでまだ採
用していない対策案があるとするとステップ407に移
行し、採用していない対策案の中のIIL(ft先の対
策案を選択し、この対策案に変更する処理を実行する0
例えば上述の対策案リスト(21′、22 ′、Z3・
・・ )のうちの対策案21′を実行していてステップ
407に至った場合には対策案リストの中から21′を
除去し、残りの対策案リスト(Z223′、・・・ )
の中から対策案22 ′を選択して、対策案21′から
この対策案22 ’に変更する処理が実行される。
ステップ406において、まだ採用していない対策案が
ないと判断されると、ステップ408に移行し、次にま
だ採用していない原因があるか否かの判断がなされる。
ここでまだ採用していない原因があるとすると、ステッ
プ409に移行し、この採用していない原因のうちのf
illj先の原因を選択し、この原因にもとづく処理に
変更する処理を実行する0例えば上述の対策案リスト(
zIZ2 ’ 、Z3′、・・・ )を全て採用してし
まった場合は原因リスト(Y1′、Y2 ’ 、Y3 
′、・・・)から既に採用した原因Y1′除去し、残り
の原因リスト(Y2 ′、 Y3 ′、・・・ )の中
からAl1先の原因Y2 ’を選択しこの原因Y2 ′
を原因Y1′に代えて採用する処理を実行する。なお、
ステップ408において採用していない原因かなくなっ
たと判断されると「失敗」として、これにもとづく所定
の処理がなされる。
また、ステップ402において良い方向に向っていない
と判断されるとステップ406に分岐し、ステップ40
6以下上述と同様の処理がなされる。
なお、ステップ402において対策案Z(i =1.2
 、3.・・・)の実施により良い方向に向かった場合
にはその記録を対策記録Aとしてステップ411におい
て収集するし、良い方向に向かわなかった場合はその記
録を対策記録Bとしてステップ410において収集し、
ステノブ401で対策案zi′の実施により他の不具合
が発生した場合はその記録を対策記録Cとしてステップ
412におすいて収集する。
なお、第11図おける各判断はキーボード26からオペ
レータにより入力されたデータ、インターフェース21
を介して射出成形機100から直接入力されたデータ、
知識ベース22の記憶ブタにもとづき行なわれる。
ステップ410、ステップ411、ステップ412にお
いて収集された対策記録A、対策記録B、対策記録Cは
対策案zj′の実施による不具合の発生の可能性を推論
するために用いられる。
第12図は上記不具合の発生の可能性を推論する処理を
示したものである。
まず、ステップ500において、対策記録Aにもとづき
、対策案Zi′の実施の結果不具合が良くなる方向に向
った記録があるか否かの判断を行なう、ここで良くなる
方向に向った記録があるとするとステップ501に分岐
してその可能性の計算を行なう、この可能性の計算の結
果はステップ502において「小」か否かの判断がなさ
れる。
ここで「小」でないと判定されるとステップ503に移
行して不具合の発生の可能性は「大」と推論される。
ステップ500で対策記録Aには良くなった記録がない
と判断された場合およびステップ502において可能性
「小」と判定された場合はステップ504に移行し、対
策記jji Bにもとづき対策案zi の実施によって
対策しようとする不具合が悪化した記録があるか否かの
判断を行う。ここで悪化した記録があると判断されると
ステップ505に分岐し、その可能性の計算を行う。こ
の計算の結果はステップ506において「小」か否かの
判定がなされる。ここで「小Jでないと判定されるとス
テップ507に移行して不具合の発生の可能性は「大」
と推論される。
ステップ504で対策記録Bには悪化した記録がないと
判断された場合およびステップ506で可能性が「小」
と判定された場合はステップ508に移行し、対策案2
1′の実施によってその不具合が発生する可能性がある
か否かの判断を行う。
ここで不具合の発生の可能性なしと判断されると次の不
具合に対する可能性推論処理に移行する。
ステップ508において不具合が発生する可能性がある
と判断されると、次のステップ509において対策記録
A、対策記録B、対策記録Cにもとづき過去に不具合が
発生しているか否かの判断を行なう、ここで過去に不具
合が発生していないと判断されるとステップ510に分
岐し次にその発生した不具合は対策案Zi′と反対の対
策案Zi′をもつか否かの判断がなされる。ここで対策
案Zi′を有したいと判断されるとステップ511に移
行し不具合発生の可能性は「小」と推論する。
またステップ509において不具合が過去に発生してい
ると判定されると次にステップ513においての不具合
は対策案21′と反対の対策案ZI′をもつか否かの判
断がなされる。ここで対策案Zi′を有したいと判断さ
れるとステップ514に移行し不具合の発生の可能性は
「大」と推論する。
なお、ステップ510において対策案Zi′を有すると
判断された場合およびステップ513において対策案Z
i′を有すると判断された場合はそれぞれステップ51
2およびステップ515に移行する。この場合は不具合
の発生の可能性は「不定」と判定される。
第13図に第12図における可能性の計算501.50
5についての動作を示す。
なお゛、本実施例では、過去の対策記録を考慮したがら
、ある対策案Zi′を現在の成形条件にて実施した時、
発生している不具合Xjが悪化する可能性を“大”か、
“小”かを判断するようにしている。
まずステップ501−1では、不具合Xjと対策案Zi
′に関する全対策記録について、記録生成時の成形条件
の現在の成形条件との近似度を求める。近似度は、記録
作成時の全成形条件パラメータの値と現在の全成形条件
パラメータの値を比較することにより求まる。この時、
その近似度の計算では、各成形条件パラメータの、影響
力を加味する必要があるが、この値は、予め専門家によ
って決定しておけばよい。
次にステップ501−2では、ステップ501−1で求
めた成形条件の近似度と、その対策記録による状況径変
化の程度を全ての対策記録について考慮して、現在の成
形条件における、不具合XJの対策案Zi′による状況
変化の予測EIJを求める。
最後に計算結果E1jより、不具合Xiの対策案Zi′
により悪1ヒする可能性を予測する。例えば、予測Ei
j=0.5以上であれば悪1ヒする可能性は“大”、予
測Eij=0.5以下であれば悪化する可能性は“小”
であると予測する。
このようにして、不具合の悪化する可能性の予測は行わ
れ、オペレータは、デイスプレィに表示されたれ終的な
結果をみて判断すれば良い。
第12図に示すフローにもとづき不具合発生の可能性が
「大Jか「小」かの推論がなされると、この推論結果に
もとづき、第14図に示す処理が実行される。
第14図において、まず、ステップ600において不具
合発生の可能性が「大」であるか否かの判断がなされる
。ここで不具合発生の可能性が「大」でないと判断され
るとステップ601に移行し、現対策案を続行する処理
が実行される。
またステップ600において不具合発生の可能性が「大
」であると判断されると、次のステップ602において
この発生する不具合は重大な不具合か否かの判断がなさ
れる。ここで重大な不具合でないと判断されると上述し
たステップ601に移行し、現対策案を続行する処理が
実行される。
しかし、ステップ602において重大な工具きであると
判断されるとステップ603に分岐し、次に対策案Zi
′の変更幅は微小か否かの判断かなされる。ここで微小
でないと判断されるとステップ604に移行して変更幅
を半分に減少させる。
またステップ603で微小であると判断された場合はス
テップ605に移行して池の対策案に変更する処理を実
行する(すなわち、この対策案の優先度を下げる)。
このように、1つの不具合が解除すると現在発生してい
る残りの不具合に対して原因の優先度付け、対策案の優
先度付け、試射、後処理か行なわれ、この動作が不具合
リストが空になるまで繰り返される。
第4図のステップ301において、オペレータによる対
策案の選択実施を可能にする「オペレータ選択実施機能
」が選択されていると判断されるとステップ304に分
岐する。ステップ304では入力された不具合の優先度
付けを実行する。このステップ304における不具合の
不具合の優先度付は処理は前述したステップ310にお
ける不具合の優先度付は処理と同一である。すなわち第
6図に示した処理と同一の処理を実行することにより、
発生している不具合(ステップ300で入力された不具
合)Xl、X2 、X3 、・・・は所定の優先度付け
を行ない不具合リスト(X1X2 ′、 X3 ′、・
・・)を求める。
次に、ステップ305に移行して対策案候補の選択処理
を実行する。
対策案候補の選出処理は次のようにして行なわれる。ま
すステップ350において、X1′に対する対策案候補
Z1’ 、22 ′、Z3’ 、・・・を不具合対策案
を用いて選出し、対策案候補リスト(Z1’、22′、
23′、=lを作成すル、続いて、ステップ351にお
いて、各対策案z1Z2 ” 、Z3’ 、・・・を実
施した場合に新たに発生する可能性のある不具合の予測
を行なう、この不具合の予測は前述した第12図の処理
と同様の処理を行なうことにより達成される。ステップ
350において選出された対策案Z1′、Z2Z3′、
・・・およびステップ351において各対策案21′、
22 ′、23′、・・・の実施により新たに発生する
と予測された不具合はステップ352において、第2図
に示したデイスプレィ25上に表示される。
このように、対策案候補の選出処理ステップ305にお
いては、入力された不具合X1.X2X3 、・・・の
うち最優先の不具合X1 ′対する対策案候補Z1.Z
2 、Z3 、・・・の選出および、この選出した対策
の実施により新たに発生する不具合の予測がなされ、上
記選出した対策案候tiliZ+。
Z2.Z3 、・・・が予測された不具合とともに第3
図に示すデイスプレィ25上に表示される。
ここでオペレータはこのデイスプレィ25の表示をみて
対策案候補を選択することが可能である(ステップ30
6)、オペレータにより、デイスプレィ25上に表示さ
れた対策案候補の選択がなされると、この選択された対
策案に対応して射出成形aitooの成形条件が自動セ
ットされる。
続いて、ステップ307に移行し、ステップ306で対
策案の選択がなされた否かの判断がなされる。ここで対
策案を選択したと判断されると、直ちにステップ303
に移行し、上記自動セットされた成形条件のもとに試射
が行なわれ、その後ステップ400に移行して所定の後
処理がなされる。この後処理の詳細は前述した通りであ
る。
ステップ307において、ステップ306における対策
案の選択がなされなかったと判断されると、ステップ3
08に分岐し、対策案候補の優先度付は処理が実行され
る。この対策案候補の優先度付は処理は、まず、ステッ
プ380において不具合X1′の原因Yの絞り込みと優
先度付は処理を行なう、このステップ380における処
理は、前述したステップ320における原因の優先度付
は処理と同様である。すなわち、fi(I先の不具合X
1′に対して「不具合解消ルール」にもとづき原因の推
定を行ない、推定した原因に対して優先度付けを行ない
、原因リスト(Y1’ 、Y2Y3′、・・・)を作成
する。この原因リスト作成の推論の一例が前述した第9
図に示される。
次に、ステップ381において原因Y1′に対する対策
案候補の優先度付けを行なう、このステップ381にお
ける処理は前述したステップ340における対策案の優
先度付けを処理と同様である。すなわち、最優先の原因
Y1′について考えられる対策案と「不具合解消ルール
」にもとづき推定し、この推定した対策案に対して優先
度付けを行ない、対策案リスト(Z1′、Z2Z3′ 
・・・)を作成する。
続いて、ステップ382に移行し、上記ステップ381
で優先度付けを行なった対策案Z1Z2 ’ 、23′
、・・・を第3図に示したデイスプレィ25上に表示す
る。なお、ここで、各対策案Z1′、22 ′、23 
′、・・・を実施することにより生ずると予測される新
手具合を推論し、これを併せて表示するようにしてもよ
い。
次に、ステップ309に移行する。このステップ309
では上記ステップ382で表示された対策案Z1′、2
2 ′、23 ′、・・・のいずれかをオベレータによ
り選択することができる。
ここで、オペレータによる対策案の選択がなされると、
この選択された対策案に対応して射出成形機100の成
形条件が自動セットされる。
続いて、ステップ391に移行し、ステップ309にお
けるオペレータによる対策案の選択がなされたか否かの
判断がなされる。このステップ391において、オペレ
ータによる対策案の選択がなされたと判断されると直ち
にステップ303に分岐し、上記自動セットされた成形
条件のもとに試射が行なわれ、その後ステップ400に
移行して所定の後処理がなされる。
ステップ391においてオペレータによる対策案の選択
がなされなかったと判断されると、ステップ392に移
行し、ステップ381で推論したi&優先の対策案21
′を採用する処理がなされる。
すなわち、この場合、対策案21′の採用により、射出
成形機100の成形条件がこの対策案Z1に対応して自
動セットされる。
続いてステップ303に移行し、上記自動セットされた
成形条件のもとに試射が行なわれ、その後ステップ40
0に移行して所定の後処理がなされる。
このようにして、オペレータはデイスプレィ25を介す
る質問に対して必要があればキーボード26を用いてデ
ータを入力または選択するだけで射出成形機100に対
してiaな成形条件を自動的に設定でき、更に、ステッ
プ306,309においてはデイスプレィ25上の表示
をみながらオペレータによる対策案の任意の選択が可能
となる。これにより、オペレータが射出成形の熟練者で
ある場合にはステップ306,309において表示−さ
れた対策案を選択することにより次に行なわれる問診を
省略して即座に対策案を実行することができ、最少限の
応答により対策案の決定を行なうことができる。
第15図はこの発明の他の実施例を示したものである。
この実施例においては成形条件設定支援エキスパートシ
ステムを制御対象である射出成形機とオフラインで構成
している。また、この実施例では複数の不具合が同様に
発生している場合において、それらを同時に改善できる
対策案を決定する機能を有している。また、この実施例
において対策を実施した事による不具合状況の変化を記
録し、以降の対策案を決定する際に参照することにより
、失敗する可能性を大幅に低くし、より迅速に不具合の
改善が行なえるように構成される。
成形条件設定支援エキスパートシステム20は成形条件
、不具合状況、不具合対策水、不具合解消ルール、過去
の対策記録等を記憶した知識ベース22、デイスプレィ
25、キーボード26に対するユーザーインターフェー
ス24、知識ベース22の知識にもとづき所望の推論を
行ない、その推論結果をインターフェース21、ユーザ
ーインターフェース24および知識ベース22に出力す
る推論エンジン23から構成される。
射出成形機により成形した製品に不具合が生じた場合、
オペレータ27はこの不具合状況をデイスプレィ25を
みながらキーボード26により成形条件設定支援エキス
パートシステム20に入力する。このキーボード26か
ら入力された不具合状況を示すデータはユーザーインタ
ーフェース24を介して知識ベース22に加えられ、格
納される。
推論エンジン23は知識ベースの格納データおよび所定
の問診にもとづきオペレータ27によりキーボード26
から入力されるデータにもとづき発生した不具合に対す
る最適の対策を推論し、この推論結果をユーザーインタ
ーフェース24を介してデイスプレィ25に加え、これ
を表示する。
第16図はこの実施例の全体図を示したものである。
まず、ステップ700において、オペレータによる対策
案の選択実施機能を選択する。続いてステップ701に
おいて不具合状況の入力を行なう。
この不具合状況の入力はオペレータによりキーボード2
6により行なわれ、具体的には、所定のフォーマットに
したがってデイスプレィ25に表示される質問に応じて
不具合基、使用材料等を順次入力する。
次にステップ702において、ステップ701で入力さ
れた入力不具合X1.X2 、X3 、・・・の優先度
付は処理を実行する。この優先度付は処理は第8図に示
したものと同様である。すなわち発生している不具合X
1.X2.X3.、−0に関して予め用意された不具合
−優先度対応表を用いて優先度を決定し、不具合X1.
X2 、X3.・・・を優先席順に並べ換え、不具合リ
スト(X1X2 ′、X3’ 、・・・)を作る。
次にステップ703に移行し、対策案候補の選択処理を
実行する。この対策案候補の選択処理の詳細は第17図
に表示される。
第17図において、まず、ステップ730で、複数の不
具合を同時に対策するか否かの判断を行なう、ここで複
数の不具合を同時に対策したいと判断されるとステップ
731に移行し、All先の不具合X1′に対する対策
案候補を知識ベース22に記憶されている不具合対策水
を用いて求める。
また、ステップ730において複数の不具合を同時に対
策すると判断されるとステップ732に分岐し、発生し
ている不具合X1’ 、X2X3 ・・・に共通な対策
案を知識ベース22に記憶されている不具合対策水を用
いて求める。
ステップ733では、ステップ731またはステップ7
32で求めた対策案を対策した場合に新たに発生する可
能性のある不具合および現不具合の変化を予測する。こ
の予測は知識ベースに記憶された過去の対策記録のもと
に行なわれる。その具体的予測例としては、例えば前述
した第12図に示している処理を用い7ることができる
ステップ733において、各対策案の実施により発生さ
れる新たな不具合の予測か行なわれると、次にステップ
734に移行する。ステップ734では、ステップ73
1またはステップ732で求められた対策案候補を、ス
テップ733の予測結果とともにデイスプレィ25に表
示する。
ここで、オペレータ27はキーボード26等を操作する
よりデイスプレィ25上に表示されている対策案の選択
実施が可能である。
次に、ステップ704に移行する。ステップ704では
ステップ703の対策案候補の選出処理にもとづき、オ
ペレータが対策案の選択実施を行なったか否かの判断が
なされる。ここで、対策案を選択実施していないと判断
されると、ステップ705に移行し、対策案の優先度付
は処理を実行する。この対策案の優先度付は処理の詳細
は第18図に示される。
第18図において、まず、ステップ750で最優先のX
l ’に対する原因候補の優先度付けを行なう、このス
テップ750では不具合X1’に対する原因Y1.Y2
.Y3.・・・を知識ベースの不具合解消ルールにもと
づき推定し、この推定した原因Y1.Y2 、Y3.・
・・に対して優先度付けを行ない、この原因を優先席順
に並べ換えて原因りスト(Y1’ 、Y2 ′、Y3 
′、・・・)を作成する。
この原因の優先度付は処理の詳細例としては前述した第
9図に示したと同様のものを用いることができる。
次に、ステップ751に移行し、最優先の原因Y1′に
対する対策案候補の優先度付は処理を実行する。この対
策案候補の優先度付は処理は、原因Y1 ’に対する対
策案候補を知識ベースに記憶された不具合解消ルールの
もとに推論し、この推論した対策案候補に対して所定の
優先度付けを行ない、対策案リスト(Z1’ 、22 
′、Z3・・・)を作成する。
続いて、ステップ752に移行し、ステップ751で対
策案候補Z1’ 、22 ′、Z3 ’ 、・・・をデ
イスプレィ25上に表示する。なお、ここで各対策案を
実施することにより新たに不具合が発生するか否かを予
測し、この予測結果を上述した対策案候補とともに表示
するようにしてもよい。
ここで、オペレータはキーボード26等を操作すること
によりデイスプレィ25上に表示されている対策案の選
択実施が可能である。
続いて、ステップ706において、上記オペレータによ
る選択実施がなされたか否かの判断がなされると、ここ
で対策案の選択実施が行なわれないと、ステップ707
に移行する。ステップ707ではステップ705で推論
された最適な対策案が表示される。
ステップ704で対策案を選択実施した場合、またはス
テップ706で対策案を選択実施した場合はステップ7
08において、試射を実行する。
試射後、ステップ709に移行し、後処理を実行する。
後処理はシステム20からの質問に応じて不具合状況の
変1ヒを入力することにより行なわれる。
すなわち、対象不具合に比べて優先度の高い不具合か発
生した場合、または状況が悪化した場合は実施した対策
案Z1による成形条件の変更を元に戻し、上記対策案リ
ストから先頭の対策案を取り除いて(Z2 ’ 、 2
3 ′、・・・)とし、対策案を22に変更する。ここ
で、対策案リストが空になったら上記原因リストから先
頭の原因を取り除いて(Y2 、 Y、i 、・・・)
とし、原因をY2に変更して再び対策案の優先度付けを
実施する。現不具合がこの間に解消すれば、現在発生し
ている残りの不具合に対して、原因の優先度付けを実施
し、不具合リストが空になるまで上記の手続きを繰り返
す。
このように、この実施例によれはI&適な対策案を容易
に推論できるとともに、推論途中においてもオペレータ
の選択実施が可能であり、迅速に対策案を決定すること
ができる。
第19図は、この発明の更に池の実施例を示したもので
ある。この実施例では射出成形機100のみならず金型
温調機150もコンピュータ200とオンラインで接続
することにより構成される。
すなわち、射出成形機100は制御部10を有しており
、この制御部10は、樹脂温度、スクリュー位置、射出
圧力、型内圧等を検出する各種センサ11、樹脂温度、
金型温度、−次圧(射出圧力)、二次圧(保全)、射出
速度、−次圧、二次圧および射出速度の切換位置等を設
定する成形条件設定部12、温度制御信号、アクチュエ
ータ制御信号等を発生する受信制御部13、信号制御部
13からの温度制御信号によって制御されるヒーター1
4、アクチュエータ制御信号によって制御される油圧パ
ルプ16、サーボモータ17および成形条件設定支援エ
キスパートシステム2oに対するインターフェース18
を備えて構成される。
また、金型音調v!A150は制御部3oを有しており
、この制御部30は金型温度を設定する金型温度設定部
152、温度制御信号等を発生する信号制御部153、
信号制御部153がら発生される制御信号に応じて制御
されるヒーター154、バルブ155および成形条件設
定支援エキスパートシステム20に対するインターフェ
ース151を備えて構成される。
成形条件設定支援エキスパートシステム2oは射出成形
!fi100の制御部1oに対するインターフェース2
1を有している。
この装置において、射出成形61100の樹脂温度、ス
クリュー位置、射出圧力、型圧力等は各種センサ11に
よって検出され、この検出出力はインターフェース18
、インターフェース21を介して成形条件設定支援エキ
スパートシステム2゜に加えられる。また各種センサ1
1の出力は信号制御部13に加えられる。信号制御部1
3は各種センサ11の出力および成形条件設定部12で
設定された樹脂温度、冷却時間、−次圧、二次圧、射出
速度、各切換位置に応じてヒーター14および音調機1
5を制御するための温度制御信号および油圧バルブ16
、サーボモータ17を制御するためのアクチュエータ制
御信号を形成する。
成形条件設定部12で設定された各種設定値はインター
フェース18を介して成形条件設定支援エキスパートシ
ステム20のインターフェース21に加えられる。
また、金型音調機150の制御部30の信号制御部15
3は金型温度設定部152で設定された金型温度に対応
してヒーター154、パルプ155を制御するための制
御信号を発生する。金型温度設定部152で設定された
金型温度はインターフェース151を介して成形条件設
定支援エキスパートシステム20のインターフェース2
1に加えられる。
成形条件設定支援エキスパートシステム2oは不具合の
発生に際し、キーボード26から入力される不具合状況
およびインターフェース21から入力される各種センサ
11の出力、成形条件設定部12における各種設定値お
よび金型温度設定部における金型温度の設定値にもとづ
き不具合発生に対するI&適な対策を推論し、この推論
にもとづき、該推論した対策を実行すべくインターフェ
ース21、インターフェース18またはインターフェー
ス151を介して成形条件設定部12、金型温度設定部
152に対して成形条件変更のためのデータを送出する
また、デイスプレィ25には、キーボード26による入
力データの内容、各種センサ11による検出データ、成
形条件設定部12の設定データ、金型温度設定部152
の設定データ、成形条件設定支援エキスパートシステム
20の推論内容等が表示される。
第20図は成形条件設定支援エキスパートシステム20
の概略構成を機能ブロックで示したものである。成形条
件設定支援エキスパートシステム20は射出成形機10
0に対するインターフェース21、成形条件、不具合状
況、不具合対策水、不具合解消ルール、過去の対策記録
等を記憶した知識ベース、デイスプレィ25、キーボー
ド26に対するユーザーインターフェース24、知識ベ
ース22の知識にもとづき所望の推論を行ない、その推
論結果をインターフェース21、ユーザーインターフェ
ース24および知識ベース22に出力する推論エンジン
23から構成される。
射出成形*iooによる製品に不具合が生じた場合、オ
ペレータ27はこの不具合状況をデイスプレィ25をみ
ながらキーボード26により成形条件設定支援エキスパ
ートシステム20に入力する。このキーボード26から
入力された不具合状況を示すデータはユーザーインター
フェース24を介して知識ベース22に加えられ、格納
される。
また、射出成形機100からの各種データはインターフ
ェース21を介して知識ベース22に加えられ、格納さ
れる。推論エンジン23は知識ベースの格納データにも
とづき発生した不具合に対する&適の対策案を推論し、
この推論結果をユーザーインターフェース24を介して
デイスプレィ25に加え、これを表示する。またこの推
論結果はインターフェース21を介して射出成形機10
0および金型音161150に送出され、推論した対策
案を実行すべく成形条件の変更がなされる。
第21図は、更にこの発明の他の実施例を示すもので、
この実施例では射出成形11100の他に金型自動設計
装置(金型CAD)160および画像処理装置170を
コンピュータ200にオンラインで接続し、製品の不具
合状況を自動的に判断し、成形条件設定支援エキスパー
トシステム20に自動入力するように構成される。
まず、射出成形I!1100の制御部10の構成は第1
図に示したものと同様であるので、その詳細説明は省略
する。
金型CAD 160は金型の形状を示す形状CADデー
タ材料名を示すデータ等を記憶する記憶部161を有し
ており、これら形状CADデータおよび材料名データ等
をインターフェース162を介して成形条件設定支援エ
キスパートシステム20に送出する。
また、画像処理袋!170は処理部172を有しており
、この処理部172ではテレビカメラ等の画像入力装置
171を介して入力された金型から取出された成形品(
製品)の形状と、上述した金型CAD 160の記憶部
161からの形状CADデータにもとづき形成された成
形品形状データとを比較し、製品の不具合を識別し、こ
の不具合を示す不具合データを成形条件設定支援エキス
パートシステム20に送出する。すなわち、画像入力装
置171を介して入力された成形品の形状を示す画像デ
ータは画像データメモリ174に入力され蓄えられる。
また成形条件設定支援エキスパートシステム20は金型
CAD 160の記憶部161から送られた形状CAD
データにもとづき成形品形状データを形成し、この成形
品形状データをインターフェース21.178を介して
処理部172の成形品形状データメモリ179に格納す
る0画像処理部175では画像データメモリ174に蓄
積された画像データと、成形品形状データメモリ179
に格納されたデータとを比較し、不具合認識部176に
より製品の不具合を認識する。不具合認識部176で認
識された製品の不具合は不具合状況メモリ177に蓄え
られ、インターフェース178を介して成形条件設定支
援エキスパートシステム20に送出される。
成形条件設定支援エキスパートシステム20は画(i処
理装置170の処理部172から入力された製品の不具
合状況、射出成形機100の制御部から入力される各種
センサ11の出力および成形条件設定部12における各
種設定値にもとづき発生している不具合に対する最適な
対策案を推論する。
成形条件設定支援エキスパートシステム20で推論され
た対策案を実行すべく、射出成形81100の制御部1
0の成形条件設定部12に成形条件再設定のためのデー
タを送出する。
第22図は成形条件設定支援エキスパートシステム20
の概略構成を機能ブロックで示したものである。成形条
件設定支援エキスパートシステム20は射出成形fil
oo金型CADおよび画像処理装置170に対するイン
ターフェース21、成形品形状、成形条件、不具合状況
、不具合対策水、不具合解消ルール等を記憶した知識ベ
ース、知識ベース22の知識にもとづき所望の推論を行
ない、その推論結果をインターフェース21および知識
ベース22に出力する推論エンジン23から構成される
射出成形機100からの各種データ、金型CAD160
からのデータおよび画像処理装置170からのデータは
インターフェース21を介して知識ベース22に加えら
れ、格納される。推論エンジン23は知識ベースの格納
データにもとづき発生した不具合に対する最適の対策案
を推論する。
なお、この推論の詳細は前述した池の実施例と同様の手
法を用いることができる。
このように、この実施例によれば、オペレータによる不
具合の入力、その問診に対する応答が不用となり、オペ
レータの手を介することなく、射出成形機を最適な状態
で制御する。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、初期条件を設け
たことにより、不具合対策に必要な試射の回数を少なく
することができる。つまりより少ない回数の試射でfi
適な成形条件に設定する効果を有する。又射出速度多段
制御を設けたことにより、複雑な多段制御を設定する効
果を有し、また可能性の計算を設けたことにより以前の
ことを覚えておかなくとも最適な対策案が何か、デイス
プレィに表示された結果を見るだけで理解できるような
効果を有するようになった。射出成形機による製品に不
具合が発生した場合、適切な処理を迅速に実行すること
ができ、また操作においては特別な技能が必要でなく高
度な専門家がいなくても射出成形機の運転条件を最適な
状態に設定することができる。またこの発明によれば、
非専門家でも何を設定すればよいか画面に提示された表
示さえみれば明瞭に分かるように表示され難しいことを
考えることなしに複雑な設定をできる。まなこの発明に
よれば新たな経験が装置内に順次蓄積されていく構成を
とっているので技術の継承、蓄積も可能となる。また、
この発明によれば推論過程においてオペレータが介入で
きるので最終的な対策案を迅速に決定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示す構成図、
第2図は同実施例の初期設定を示す構成図、第3図は同
実施例の一部に注目した構成図、第4図は同実施例の全
体動作を示すフローチャート、第5図は射出速度多段制
御の実施例を示すフローチャート、第6図は不具合−原
囚一対策の関係を示す図、第7図は優先度付は動作を説
明する説明図、第8図、第9図、第10図、第11図、
第12図、第13図は第4図に示したフローチャートの
各部詳細フローチャート、第14図は第12図に示した
フローチャートの一部詳細フローチャート、第15図は
他の実施例の全体構成を示す構成図、第16図は同実施
例の全体動作を示すフローチャート、第17図、第18
図は第15図に示したフローチャートの各部詳細フロー
チャート、第19図は更に他の実施例の全体構成を示す
構成図、第20図は同実施例の一部に注目した構成図、
第21図は更に他の実施例の全体構成を示す構成図、第
22図は同実施例の一部に注目した構成図である。 10・・・制御部、20・・・成形条件設定支援エキス
パートシステム、100・・・射出成形機、150・・
・金型音調機、160・・・金型CAD、170・・・
画像処理装置。 身り截a&吟阪の決定4法 不」合の4喬先鷹材 第8 図 傷先度付け (XI、X2.X3 )−−−、;15生不具合n入力
第7図 文■」衆のイ番先曳村lフ(不具合ドbけて原因が、圧
力4臥播不足の場合)第10図 死生ずる不具合の可能・圧の判定 第12図 不具合+g対策31てよす慶、化1ゐ可能性の予浸j1
金対」17錬仄フひて 第13図 第15図 半11定j良のクシでり 第14図 第16図 第18図 第22図

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機のデータ、使用する樹脂のデータ、及
    び成形する成形品の形状や特徴に関するデータを一部又
    は全部考慮することによって、最適な初期成形条件を設
    定する手段と、 製品の不具合状況を入力する入力手段と、 製品の不具合状況、各不具合状況に対応する原因、およ
    び各原因に対応する対策案をそれぞれ記憶した記憶手段
    を有し、該記憶手段の記憶内容および前記入力手段によ
    り入力された不具合状況にもとづき最適な対策案を推論
    する推論手段と、該推論手段による推論の過程において
    推論過程にある対策案を表示する表示手段と、 該表示手段に表示された対策案の中から任意の対策案を
    選択する選択手段と を具えた射出成形機の制御装置。
  2. (2)推論手段は、 対策案候補を選出する選出手段と、 該選出した対策案候補を実施した場合に生じる不具合を
    予測する予測手段と を有し、 表示手段は、 前記選出手段で選出した対策案候補を前記予測手段で予
    測した不具合ともに表示する請求項(1)記載の射出成
    形機の制御装置。
  3. (3)予測手段は、 現在の状況を入力し、該状況を記憶することにより、次
    回対策を行う時に、その記憶した情報を用い、また不具
    合の原因から考えられる対策案も考えて不具合を段階に
    分け評価し、可能性を予測する手段と を備えた請求項(2)記載の射出成形機の制御装置。
  4. (4)推論手段は、 対策案候補の優先度付けを行なう優先度付け手段を有し
    、 表示手段は、 対策案候補を前記優先度付け手段で推論された優先度と
    ともに表示する請求項(1)記載の射出成形機の制御装
    置。
  5. (5)推論手段は、 対策案にもとづく射出成形機の制御の結果に対応して記
    憶手段の記憶内容を更新する手段を有する請求項(1)
    記載の射出成形機の制御装置。
  6. (6)推論手段は、 複数の不具合に対して射出速度の多段制御による対策を
    実施する場合、射出速度及び射出速度の切り換え位置の
    組合わせである射出速度パターンを複数個生成する手段 を有する請求項(1)記載の射出成形機の制御装置。
  7. (7)射出成形機のデータ、使用する樹脂のデータ、及
    び成形する成形品の形状や特徴に関するデータを一部又
    は全部考慮することによって、最適な初期成形条件を設
    定する手段と、 製品の不具合状況を入力する入力手段と、 製品の不具合状況、各不具合状況に対応する原因、およ
    び各原因に対応する対策案をそれぞれ記憶した記憶手段
    を有し、該記憶手段の記憶内容および前記入力手段によ
    り入力された不具合状況にもとづき最適な対策案を推論
    する推論手段と、該推論手段による推論の過程において
    推論過程にある対策案を表示する表示手段と、 該表示手段に表示された対策案の中から任意の対策案を
    選択する選択手段と、 該選択手段により対策案の選択があったときには該選択
    された選択案にもとづき射出成形機の制御を行ない、該
    選択手段により対策案の選択がなかったときには前記推
    論手段で推論された最適な対策案に基づき射出成形機の
    制御を行なう制御手段と を具えた射出成形機の制御装置。
  8. (8)推論手段は、 対策案候補を選出する選出手段と、 該選出した対策案候補を実施した場合に生じる不具合を
    予測する予測手段と を有し、 表示手段は、 前記選出手段で選出した対策案候補を前記予測手段で予
    測した不具合ともに表示する請求項(7)記載の射出成
    形機の制御装置。
  9. (9)予測手段は、 現在の状況を入力し、該状況を記憶することにより、次
    回対策を行う時に、その記憶した情報を用い、また不具
    合の原因から考えられる対策案も考えて不具合を段階に
    分け評価し、可能性を予測する手段と を備えた請求項(8)記載の射出成形機の制御装置。
  10. (10)推論手段は、 対策案候補の優先度付けを行なう優先度付け手段を有し
    、 表示手段は、 対策案候補を前記優先度付け手段で推論された優先度と
    ともに表示する請求項(7)記載の射出成形機の制御装
    置。
  11. (11)推論手段は、 対策案にもとづく射出成形機の制御の結果に対応して記
    憶手段の記憶内容を更新する手段を有する請求項(7)
    記載の射出成形機の制御装置。
  12. (12)推論手段は、 複数の不具合に対して射出速度の多段制御による対策を
    実施する場合、射出速度及び射出速度の切り換え位置の
    組合わせである射出速度パターンを複数個生成する手段 を有する請求項(7)記載の射出成形機の制御装置。
  13. (13)射出成形機のデータ、使用する樹脂のデータ、
    及び成形する成形品の形状や特徴に関するデータを一部
    又は全部考慮することによって、最適な初期成形条件を
    設定する手段と、 射出成形機の各部の状態を検出する第1のセンサ群と、 該射出成形機の周辺機器の各部の状態を検出する第2の
    センサ群と、 製品の不具合状況を入力する入力手段と、 製品の不具合状況、各不具合状況に対応する原因および
    各原因に対応する対策案をそれぞれ記憶した記憶手段を
    有し、該記憶手段の記憶内容、前記入力手段により入力
    された不具合状況、前記第1のセンサ群の出力および前
    記第2のセンサ群の出力にもとづき最適な対策案を推論
    する推論手段と、 該推論手段で推論された対策案にもとづき前記射出成形
    機および前記周辺機器を自動的に制御する制御手段と を具えた射出成形機装置。
  14. (14)周辺機器は金型温調機である請求項(13)記
    載の射出成形機の制御装置。
  15. (15)推論手段は、 対策案候補を選出する選出手段と、 該選出した対策案候補を実施した場合に生じる不具合を
    予測する予測手段と を有し、 表示手段は、 前記選出手段で選出した対策案候補を前記予測手段で予
    測した不具合ともに表示する請求項(13)記載の射出
    成形機の制御装置。
  16. (16)予測手段は、 現在の状況を入力し、該状況を記憶することにより、次
    回対策を行う時に、その記憶した情報を用い、また不具
    合の原因から考えられる対策案も考えて不具合を段階に
    分け評価し、可能性を予測する手段と を備えた請求項(15)記載の射出成形機の制御装置
  17. (17)推論手段は、 対策案候補の優先度付けを行なう優先度付け手段を有し
    、 表示手段は、 対策案候補を前記優先度付け手段で推論された優先度と
    ともに表示する請求項(13)記載の射出成形機の制御
    装置。
  18. (18)推論手段は、 対策案にもとづく射出成形機の制御の結果に対応して記
    憶手段の記憶内容を更新する手段を有する請求項(13
    )記載の射出成形機の制御装置。
  19. (19)推論手段は、 複数の不具合に対して射出速度の多段制御による対策を
    実施する場合、射出速度及び射出速度の切り換え位置の
    組合わせである射出速度パターンを複数個生成する手段 を有する請求項(13)記載の射出成形機の制御装置。
  20. (20)射出成形機のデータ、使用する樹脂のデータ、
    及び成形する成形品の形状や特徴に関するデータを一部
    又は全部考慮することによって、最適な初期成形条件を
    設定する手段と、 製品を撮像することにより得られた画信号を画像処理す
    ることにより製品の形状に関するデータを形成する画像
    処理装置と、 金型自動設形する金型自動設計装置と、 前記画像処理装置で形成された製品形状に関するデータ
    と前記金型自動設計装置から得られる製品の形状に関す
    るデータとを比較し、この比較にもとづき製品の不具合
    状態を検出する検出手段と、製品の不具合状況、各不具
    合状況に対する原因および各原因に対応する対策案をそ
    れぞれ記憶した記憶手段を有し、該記憶手段の記憶内容
    および前記検出手段の検出内容にもとづき最適な対策案
    を推論する推論手段と、 該推論手段で推論された対策案にもとづき射出成形機の
    制御を行なう制御手段と を具えた射出成形機の制御装置。
  21. (21)推論手段は、 対策案候補を選出する選出手段と、 該選出した対策案候補を実施した場合に生じる不具合を
    予測する予測手段と を有し、 表示手段は、 前記選出手段で選出した対策案候補を前記予測手段で予
    測した不具合ともに表示する請求項(20)記載の射出
    成形機の制御装置。
  22. (22)予測手段は、 現在の状況を入力し、該状況を記憶することにより、次
    回対策を行う時に、その記憶した情報を用い、また不具
    合の原因から考えられる対策案も考えて不具合を段階に
    分け評価し、可能性を予測する手段と を備えた請求項(21)記載の射出成形機の制御装置。
  23. (23)推論手段は、 対策案候補の優先度付けを行なう優先度付け手段を有し
    、 表示手段は、 対策案候補を前記優先度付け手段で推論された優先度と
    ともに表示する請求項(20)記載の射出成形機の制御
    装置。
  24. (24)推論手段は、 対策案にもとづく射出成形機の制御の結果に対応して記
    憶手段の記憶内容を更新する手段を有する請求項(20
    )記載の射出成形機の制御装置。
  25. (25)推論手段は、 複数の不具合に対して射出速度の多段制御による対策を
    実施する場合、射出速度及び射出速度の切り換え位置の
    組合わせである射出速度パターンを複数個生成する手段 を有する請求項(20)記載の射出成形機の制御装置。
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