JPH03259302A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH03259302A
JPH03259302A JP2056364A JP5636490A JPH03259302A JP H03259302 A JPH03259302 A JP H03259302A JP 2056364 A JP2056364 A JP 2056364A JP 5636490 A JP5636490 A JP 5636490A JP H03259302 A JPH03259302 A JP H03259302A
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JP
Japan
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self
information processing
processing system
organizing
subsystem
Prior art date
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JP2056364A
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Kazunori Takahashi
和範 高橋
Yasunori Katayama
片山 恭紀
Motomi Odamura
織田村 元視
Shigeo Abe
阿部 重夫
Kenji Baba
研二 馬場
Masahiko Amano
雅彦 天野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0265Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion
    • G05B13/0285Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion using neural networks and fuzzy logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/006Regulation methods for biological treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2209/00Controlling or monitoring parameters in water treatment
    • C02F2209/22O2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F2209/40Liquid flow rate
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大規模なシステムの情報処理に係り、システム
及びその環境の動的な変化に対応じてその構造・機能を
動的に適応させていく自己組織型の情報処理システムに
関する。
〔従来の技術〕
従来の情報処理システムでは、運用に先立って、外部環
境の変化やシステムの内部状態の遷移を事前に規定ある
いは予測しておき、その範囲内で成すべき方策を事前に
立てていた。よって、実際の運用において、事前に予測
できなかった事態が生じた場合にはそのつどそれを補う
ように人手によって対処していく必要があった。
また、システムの環境変化への具体的な対応法としては
、常に目標値に一致するように操作変数を調整するフィ
ードバックであるとか、あるいは構造は変更せずに内部
のモデルのパラメータを調整する適応制御などの方式が
用いられてきた。
尚、フィードバック情報によって個々のパラメータを更
新するものとして、国際公開W○85101807 (
85,4,25)rパラメータを選択して自己補正する
制御システム」などが挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、システムが複雑になればなるほどその可能な動
作・内部状態の範囲は拡大する。よって、動的に変化す
るすべての場合を厳密に予測し、それに対処する手段を
設けておくことは非常に多くの労力を要することになる
。これに加えて、事故時のように事前に予測できない、
あるいは、予測したとしても非常に多岐に渡る非定常時
の対策を万全に施しておくことはほとんど不可能である
実際のシステムは運用していくにつれて、対象に−ズ)
が質・量の両面において動的に変化していく。よって、
導入時の運用予測の範囲でしか対応できないのではなく
、その動的な変化に対応じて、機能の構造変化・新陳代
謝を実施できる能力を持つことが不可欠である。しかし
、システムの新陳代謝をには機能の拡張・削除を伴うが
、従来方式ではその影響が局所的なものにとどまらず、
全体に波及していたためそのための作業に多大なコスト
を費やしていた。これはシステムがその目的を達成する
ために実施する機能と、要素及び全体の状態を監視し、
問題が発生したならばそれを解決するための機能が完全
には分かれておらず、複雑にからみあっているためであ
るといえる。
また、事故を未然に防止するためにシステムは定期的な
保守・点検を実施する必要がある。また。
故障している要素があればそれを修理する必要もある。
その際には、稼働中のシステムからその構成要素を意識
的に切り離したり、接続したりする。
このような状況では、残りの要素でうまく役割分担しな
ければならない。
このように保守点検・故障改修等によるシステム構成要
素(制御要素)のシステムからの切り離し・接続は、シ
ステムの規模が大きくなればなるほど日常茶飯事・定常
状態となるであろう。よって、すべての構成要素が正常
に動作していると見なす過剰な期待を持った前提による
システム運用を立てるよりは、運用時のシステムの状態
をillしながらそれに応じてフレキシブルに対応を決
定していく方式の方がより実際的である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり
、情報処理システムの対象・環境の変化に対して、状況
に応じて動的に適応じていくことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第−に、システムの内外の状態を特徴量として変換する
機構を設ける(特徴抽出機構)。また、この特徴抽出機
構には特徴量を抽出するための知識を有する。
第二に、特徴抽出機構によって変換された特徴量から問
題の発生を認知するための機構を設ける(問題認知機構
)、また、この問題認知機構には問題を認知するための
知識を有する。
第三に、問題認知機構によって問題ありと判定された場
合、その問題の原因を同定する機構を設ける(原因同定
機構)、また、この原因同定機構には原因を同定するた
めの知識を有する。
第四に、原因同定機構からでてきた原因より問題に対処
するための戦略を決定する機構を設ける(戦略決定機構
)、また、この戦略決定機構には戦略を具体化し、それ
を実行するための知識を有する。
以上の4つの機構を有する自己組織化機構を用いること
によって、システム及びその環境の動的な変化に自動的
に対応することが可能となる。
〔作用〕
上記自己組織化機構において、まずシステム及びその環
境の状態・情報を特徴抽出機構によって評価可能な特徴
量に変換する。そして、その特徴量を問題認知機構によ
って評価することによって、問題の発生を検出する。問
題が発生したと判定されれば、まず、原因同定機構によ
ってその問題に対・する原因を同定する。そして、その
原因より戦略決定機構によって具体的な方策が決定され
、実行される。各機構においては、システムの機能に応
じた知識を参照しながら処理が行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図により説明する。
第1図は1つ以上のサブシステム群100及び1つのサ
ブシステム102と自己組織化機構101との接続関係
、及び白化組織化機構101の内部構成を示した図であ
る。サブシステム102はサブシステム群100と情報
の交信を繰り返しながら処理を実行するが、自己組織化
機構101はその交信している情報を取り込み、また、
サブシステム100及び102へと情報交信できる構成
になっている。
まず、102で示されるサブシステムについて、第2図
によりその構成を説明する。サブシステム102は情報
の交信あるいは処理の手順の制御を行う管理機構102
1.サブシステムの機能を実行する機構1022.10
22で実行すべき機能を記憶する機構1023及び1o
23で記憶されている機能を変更する機構1024から
構成されており、外部との入出力は管理機構1o21を
通じて行い、管理機構1021にサブシステム機能実行
機構1022.サブシステム機能記憶機構1023及び
サブシステム機能変更機構1o24が接続され、サブシ
ステム機能実行機構1o22とサブシステム機能記憶機
構1o23、そしてサブシステム機能記憶機構1023
とサブシステム機能変更機構1024がそれぞれ接続さ
れている構成になっている。
また、サブシステム群100を第3図で説明すると、サ
ブシステム群100は交信手段1001を介して、1つ
以上のサブシステム102Al。
102A2及び他のサブシステムあるいは自己組織化機
構群101Aと交信を交わす構成をとる。
ここで、サブシステA102A1,102A2はサブシ
ステム102と同じ構成をとり、1oIAは自己組織化
機構101と同じ構成をとるものが1つ以上集まって構
成される。
一方、第1図における自己組織化機構101は特徴抽出
機構103でサブシステム間の情報を取り込み、それか
ら順に問題認知機構104.JM囚同定機構105及び
戦略決定機構106へと接続され、最後にその戦略決定
機4i!1106からサブシステム102及びサブシス
テム群100へと接続されるように構成されている。同
時に、特徴油出機構103からは直接戦略決定機構10
6へと接続もされている。また、特徴抽出機構1032
問題認知機構104.JJt因同定機構1o59戦略決
定機構106にはそれぞれ特徴の知m107.問題の知
識108.原因の知識1o92戦略決定の知識110が
接続されており、さらに、それらの知vi107,10
8,109,110は知識管理機構111と接続されて
いる。知識管理機構111は戦略決定機構106に接続
されている。
第1図は自己組織化機構101がサブシステム102専
用に接続されている様子を示したものであるが、自己組
織化機構101はそれ以外にも第4図のように自己組織
化機構101Bとして2つ以上のサブシステム102B
1.102132と接続した構成を取ったり、第5図の
よ−うにすべてのサブシステム群100Cを1つの自己
組織化機構101Cと接続する構成も可能である。特に
、第5図の場合は100Cはサブシステム群100にお
ける自己組織化機構群101Aがない構成をとる。ここ
で、100Cは100と同じ構成をとり。
102Bl、102B2は102と同じ構成をとる。
第1図の自己組織化機構101を構成する特徴抽出機構
103の構成を第6図に示す。特徴抽出機構103では
サブシステム群からの情報をまず、特徴抽出選択機構1
032に入力する。1032では事前に特徴の知識10
7に記憶されている情報に基づいて複数用意されている
特徴抽出機構1033.1034の中からどれを選択す
るか決定し、選択された機構にサブシステム群からの情
報を送る。各特徴抽出機構1033.1034では決め
られた処理手続きに従ってサブシステム群からの情報を
特徴量に変換する。変換された特徴量はそれぞれ出力制
御機構1035に入力され、1035から順に次の問題
認知機構104及び戦略決定機構106へ出力される。
第1図の自己組織化機構101を構成する問題認知機構
104の構成を第7図に示す。問題認知機構104では
特徴抽出機構103から送られてくる特徴量をまず、入
力制御機構1041に入力する。入力制御機構1041
では入力された情報をすべての問題マツチング検出機構
1042゜1043に順次送る。各問題マツチング検出
機構では送られてきた特徴量が問題の知Iti o s
に記憶されている問題の知識と一致するかマツチングを
とる。その結果、問題の知識と一致した場合は認知結果
と特徴量を出力制御機構1044へ送る。
−Mしなければそのまま何もしない。そして、1044
から順に次の原因同定機構105へ出力される。
第1図の自己組織化機構101を構成する原因同定機構
105の構成を第8図に示す。原因同定機構105では
問題認知機構104から送られてくる認知結果と特徴量
から、推論機構1051及び原因の知ff1109によ
りその問題の発生した原因を同定する。そして、同定し
た原因のタイプを次の戦略決定機構106へ送る。
第1図の自己組織化機構101を構成する戦略決定機j
IIt106の構成を第9図に示す。戦略決定機構10
6では原因同定機M I O5から送られてくる原因の
タイプから、戦略決定の知識↓10を用いて問題解決の
ための戦略を決定する。戦略には様々なものがあるが、
大きく分けて3つのタイプに分類して対処することが可
能である。1つめはサブシステムで実行している処理を
規定するパラメータを変更することで問題の解決を図ろ
うとする戦略である。2つめはサブシステムで実行して
いる処理を、同じ機能を実現するが方式が異なるものに
変更することで問題を解決しようとする戦略である。そ
して3つめはサブシステムでそれまでとは異なる機能を
実行することで問題を解決しようとする戦略である。そ
こで具体的には、まず原因同定機構105から送られて
くる原因のタイプをタイプ選択機構1062で受ける。
その1062で問題の解決にはどのタイプで対処すれば
よいかを戦略決定の知m ]、 10等を用いて選択す
る。そして、選択された戦略を実現する機構に情報を送
る。3つの戦略はそれぞれパラメータ変更機構1063
.方式決定機構] 064.機能変更機構1065で実
現する。これら3つの機構に情報が渡ることで、これら
が中心となって実際の変更作業を実行する。これらの機
構が働くときは戦略決定の知識110を参照して処理を
実行する。
また、機能変更における機能の移動などの際には関連す
る知識の移動が伴うため、機能変更機構1065には知
識管理機構111が接続し、さらに実際に機能を移動す
る場合に必要な他のサブシステムの状況を認知するため
に特徴抽出機構103を接続することで自己組織化機構
間の交信によって自分だけでなく他のサブシステムの状
況を把握することが可能な構成になっている。
第10図によりパラメータ変更機構1063の構成を説
明する。パラメータ変更機構1063は入出力制御機構
10631によりタイプ選択機構1062からの情報を
受は取る。そして、実際にパラメータをどの程度変更す
ればよいかを、パラメータ変更計算機構10632にて
必要に応じて計算し、あるいは戦略決定の知識110内
のパラメータ変更についての知識を用いて、パラメータ
変更推論機構10633にて決定する。そして、その量
をサブシステム102あるいはサブシステム群100へ
送る。サブシステム側では管理機構1o21を通じてサ
ブシステム機能変更機構1024が新しいパラメータ値
を受は取り、その値でサブシステム機能記憶機構102
3に記憶されているパラメータ値を書き直すことによっ
て変更作業が終了する。
次に、方式変更機構1064の構成を第11図を用いて
説明する。方式変更機構1064はタイプ選択機構10
62からの情報を方式選択機構10641で受ける。戦
略決定の知識1]○には1つ以上の複数の方式のモジュ
ール及びその方式についての知識が蓄積されている。方
式選択機構10641ではその知識及び上流からの情報
によりどの方式を選択するかを決定する。方式呼び出し
機構10642ではその結果を受け、戦略決定の知Fa
llO内の対象となるモジュールを呼び出し、それをサ
ブシステム102あるいはサブシステム群100へ送る
。サブシステム側では管理機構1021を通じてサブシ
ステム機能変更機構1024が方式のモジュールを受は
取り、そのモジュールとサブシステム機能変更機構10
24に記憶されているパラメータ値を置き換えることに
よって変更作業が終了する。
機能変更機構1065の構成を第12図を用いて説明す
る。機能変更機構1065ではタイプ選択機構1062
からの情報を機能変更方式決定機構10651で受ける
。機能変更方式には、移動。
削除、追加、複写等があげられるが、10651では戦
略決定の知識110を用いて、どの変更方式をどのよう
に実行するか決定する。その結果を受けて、まず知識変
更実行機構10652では知識管理機構111を通じて
関連する知識の移動・削除・追加・複写等を自己組織化
機構101間で実行する。また、機能変更実行機構10
653では、モジュール削除の場合は、その情報をサブ
システムへ送る。サブシステムでは管理機構1021を
通してサブシステム機能変更機構1024がサブシステ
ム機能記憶機構1025に記憶されているモジュールを
削除する。また、モジュール複写の場合は、他の自己組
織化機構と交信して、最も条件に合うサブシステムを捜
し出し、複写先のサブシステムには追加の情報を送り、
複写元のサブシステムには複写の情報を送る。サブシス
テムでは複写の情報を管理機構1021を通じてサブシ
ステム機能変更機構1024で受は取り、1024は1
025に記憶されているモジュールのコピーを管p1機
構1021を通して他のサブシステムへ送る。追加の場
合は、送られてきたモジュールを管理機構1021を通
して1024で受け、それを1023の記fαに追加す
る。最後に、モジュール移動の場合は、モジュール複写
そしてモジュール削除を組み合わせて使用することで実
現できる。
ここで、複数のCPU上で互いに交信することが可能な
複数のタスクを実行する場合を例にして。
第60〜第9図等を用いてさらに詳細に述へる。
この場合、自己組織化機構101におけ、る特徴抽出機
構103で検出する情報は、タスクを実際に実行してい
るユーザCPU時間、タスクを実行する中でかかるシス
テムCP U時間(仮想メモリを使用した場合のメモリ
スワップ時間等)また 各タスク間の通信時間及び通信
回数等である。これらの情報を検出することを特徴抽出
の知識107に記憶しておくことによって、103では
伺を検出するかを107を通じて特徴抽出選択機構10
32、特徴抽出機構1033・1034にセットしてお
くことができる。そして、1033.1034では流入
する様々な情報の中から、2つのCPU時間及び2つの
通信情報を抽出して出力制御機構1035へ送る。10
35では送るべき複数の特徴量を順番に次の問題認識機
構104及び戦略決定機構106へと送る。
問題認知機構104では、まず問題として以下のものを
考える。1つめは、複数のタスクを実行している場合に
処理の小さなタスクにある規定値以上の実行待ち時間を
要してしまう場合である。
2つめは、あるタスクを実行する際のシステムCPU時
間がユーザCPU時間とシステムCPU時間を合わせた
全CPU時間のある規定値以上の割合を占めるようにな
る場合である。そして、3つめは、ある規定値以上の時
間を要する通信が、ある規定値以上の回数繰り返される
場合である。
これらの問題を知識として問題の知識108に記憶して
おくことによって、104では問題マツチング検出機構
1042・1043に検出すべき問題をセットしておく
ことができる。その上で、特徴抽出機構103から送ら
れてくる特徴量(cpu時間時間5量信量入力制御機構
104】にて受け、そこで1042.1043へと全て
の特徴量を送る。各問題マツチング検出機構では送られ
てきた特徴量が自分の持つ問題にマツチするかを判定し
、マツチしなければ何も出力しない。もし、マツチすれ
ばその問題についての情報と特r!j/inを出力制御
機構1044に送る。ここで、もしすべての問題マツチ
ング検出機構から問題ありどの判定が出なければ、その
サブシステムに関しては問題がないと判断され、自己組
織化機構101はサブシステムを特に操作しないで、特
徴量の監視を繰り返す。また、もし問題ありどの判定が
出れば、1044では送るべき問題の情報と特徴量を順
番に次の原因同定機構105へと送る。
原因同定機構105では、104から送られてきた問題
の情報と特徴量からその問題の原因を原因の知識109
を用いて推論機構1051によって、原因を決定する。
ここでは、原因の知識として以下のものを考える。小さ
なタスクに多くの実行待ち時間を要してしまう原因は、
そのCPUで実行するタスクが多すぎるか複数のタスク
に割り振られるCPU時間の割合が不適切であるからで
ある。システムCPU時間が多くかかる原因は、メモリ
のスワップ回数が多いかあるいはそのタスクに割り当て
られているユーザCPU時間が短いかである。通信時間
が多くかかる原因は、通信量そのものが多いかあるいは
時間のかかる通信経路を通っているかである。これらの
知識によって推論された原因のタイプ及び特徴量を次の
戦略決定機構106へ送る。
戦略決定機構106では、タイプ選択機構1062で原
因同定機構105から送られてくる原因のタイプ及び特
徴量を受け、どのような方式で対処するか戦略を決定す
る。1062では戦略決定の知識110を用いて、原因
のタイプと特徴量から3つの方式、即ち、パラメータ変
更機構1063゜方式変更機構1064.機能変更機構
1065のどの方式を採用するかを決定する。戦略決定
の知識としては以下のものを考える。
タスクが多すぎる場合は自分のCPUで実行するタスク
よりも少ない数のタスクを割り振られているCPUにタ
スクを移動する。もし自分よりも少ないタスクが割り振
られたCPUが他になければ、実行するタスクの上限値
を小さく再設定して、実質的に個々のタスクに割り振ら
れるCPU時間を多くする。前者は機能変更、後者はパ
ラメータ変更にあたる。
複数のタスクに割り振られるCPU時間の割合が不適切
である場合は、タスクの優先度に応じてCPU時間の切
り替えタイマを不均等に、つまり優先度の高いものには
それだけ長いCPU時間を与えるように設定する。これ
はパラメータ変更にあたる。
メモリのスワップ回数を少なくする場合は、メモリセグ
メントに優先度をつけ、スワップの対象となるものを優
先度の小さなものとすることで、必要とするセグメント
がなるべくスワップの対象とならないように方式に切り
替えたり、あるいは−度に多くのメモリ領域が必要な場
合は各タスクにメモリ使用に関する優先度をつけ、その
優先度に応じて使用できるセグメントの数を変えられる
方式に切り替えたりする。両者とも方式変更にあたる。
また、そのタスクに割り当てられているユーザCPU時
間を長くするためには上述したタスクのCPU時間に関
する優先度付けを行う。
通信量そのものが多い場合は、もしその通信の優先度が
高ければ通信経路の使用権を優先的に獲得できるように
各サブシステムの管理機構に働きかけることによって高
速な通信ができる。もし優先度が低ければ問題はあるが
特に操作は実行せずにそのままの状態で処理を継続する
。前者はパラメータの変更にあたる。
時間のかかる通信経路を通っている場合には、交信し合
っている複数のタスク間の距離を短くする。これには交
信し合うタスクを同じCPU上で実行するようにタスク
を移動するか、もしそのCPU上のタスクが一杯であれ
ばできるだけそのCPUに距離的に近いCPUにタスク
を移動する。
これは機能変更にあたる。
以上述べてきたような知識を用いてタイプ選択機構10
62では3つの方式から1つの方式を選択する。以下で
はその2つの方式ついて第10図〜第12図等を用いて
述べる。
パラメータ変更機構1063では、入出力制御機構10
631によりタイプ選択機構1062からの情報を受は
取る。情報とは、例えば、タスクの優先度に基づ<CP
U時間の割り振りでは各タスクの優先度である。そして
、この場合はパラメータ変更計算機構10632にて全
タスクの優先度の総和と各タスクの優先度の比を計算し
、その比をパラメータとして送り出す。あるいは戦略決
定の知rPi110内のパラメータ変更についての知識
を用いて、推論機構10633によって変更値を決定す
る。その際の知識としては、例えば、タスクの数が多け
れば実行するタスク数を1つ減する、通信量がある規定
値以上でかつ優先度が高ければ交信経路の優先使用積度
を1つ増す、等があげられる。
方式変更機構1064では、タイプ選択機構1062か
らの情報を方式選択機構10641で受ける。情報とは
、例えば、メモリのスワップ回数を減らす場合にはメモ
リのスワップ回数、セグメント・タスクの優先度、メモ
リ使用量である。
方式選択機構10641では戦略決定の知識110を用
いてどの方式を選択するかを決定する。知識としては、
例えば上述したメモリのスワップ回数を減らす場合は、
もしそのタスクがある規定値以上のメモリ領域を必要と
するならば、使用できるセグメントの数をその領域に比
例して配分する方式に切り替える、あるいは、大きなメ
モリ領域を必要としなければ、セグメントの優先度を増
す方式に切り替える、等があげられる。次に、方式呼び
出し機構10642ではその結果を受け、選択された方
式モジュールを戦略決定の知識110から呼び出し、そ
れを送り出す。
機能変更機構1065では、機能変更方式決定機構10
651によりタイプ選択機構1062からの情報を受は
取る。情報とは、例えば、タスクの移動であればタスク
を移動するということ及びそのタスクの量、互いに交信
しているタスクの移動であればさらに交信元のタスクの
位置である。
移動を行う場合はその機能モジュールの移動先が問題と
なる。そこで、機能変更方式決定機構10651は、も
し2つ以上の自己組織化機構がイを在すれば他の自己組
織化機構における機能変更方式決定機構と情報の交信を
行い、実行しているタスク数が少ないサブシステムを捜
し出し、そこを移動先とする。同様にして、交信中のモ
ジュールを移動する場合には機能変更方式決定機構がタ
スク数の情報交信によって、モジュールの移動先を決定
する。
そして、自己組織化機構が複数存在する場合は知識変更
実行機構10652によって、移動するモジュールに関
する知識を移動先のサブシステムを管理する自己組織化
機構に移動する。また、機能変更実行機構10653に
よって、まず移動元のサブシステムには複写の指令が、
そして、移動先のサブシステムには追加の指令が送られ
る。機能が完全に移動先に複写された段階で、移動元へ
削除の指令が送られて、移動が完了する。
次に、本発明を具体的に実施する例を示す。まず第13
図は、圧延機システムに適用した一実施例である。
制御対象である圧延機システム200の動作状態はセン
サシステム203を介して、状態量5200として検出
され、第1図等で述にた自己組織化機構101へ入力さ
れる。自己組織化機構101では、入力された状態量5
200が特徴抽出機構■03.特徴の知識107を用い
特徴1s201に変換され、評価機構205へ入力され
る。評価機構205は評価用知識を用い、問題認知機構
104、自己組織化設計機@209 (尚、本自己組織
化設訓機構209は、第1図における戦略決定機411
! 106の一要素である)を起動するか否かを決定し
、起動する場合には、特徴量S20]−と評価機構20
5の評価結果を合せた特徴量・評価結果5202を問題
認知機構104に出力する。
問題認知機構104は、圧延機の問題の因果関係を表わ
す知識である知識ベース208と特徴量・評価結果52
02を用い、現在発生している問題はどういう種類の問
題かを求め、問題のタイプ5203を自己組織化設計機
構209へ出力する。
自己組織化設計機構209は、制御装置202からの指
令5204や状態量5200、及び特徴量S201を用
いてモデル生成機構210で生成した制御対象のモデル
8205を用い、問題のタイプ203に応じて、制御方
策か1機能か、構造を変更するための知識ベース211
を用いて、制御装置202が実行する制御の具体例内容
である設計結果8206を決定する。
更に、モデル5205を制御装置202の持性を組合せ
てシミュレータ212により設計結果5206の可否を
判定し、設計結果8206が制約条件を満足しないとき
には再設計を行ない、また、入出力装置213によって
自己組織化設計機構209をオペレータが起動し、必要
な情報を入力することにより制御装ff1202へ出力
する設剖結果8206に反映させる。
制御装置202は、設計結果52065に基づいて、制
御対象である圧延システム200の状態量5200を用
い、指令5204を生威し、アクチュエータシステム2
14に出力する。アクチュエータシステム214は、指
令204を受け、制御対象である圧延機システム200
を指令5200に従って動かす。
第104図は、特徴抽出機構103の詳細な構成を示す
。センサシステム203から得られた制御対象である圧
延機システム200の状態量5200は、特徴抽出機構
103の特徴抽出制御機構2041に入力される。特徴
抽出制御機構2041は、状態量5200及び、後述の
各種特徴抽出機構2042゜・・・、2048の特徴量
である信号の流れを制御する機能を持つ。特徴抽出制御
機構2041から得られる情報を用い、周波数分析機構
2042は高速フーリエ変換等の周波数分析を行ない特
徴量を抽出し、デシジョントリー機構2043は特徴量
を決定する決定周知1107を用い特徴を抽出し。
相関関数機構2045は予め記憶している波形と状態量
5200の波形との相関関数を求めて特徴量を抽出し、
Rumel、hart型ニューロコンピュータ2046
は、予め学習しておいた波形との類似度を出力できるの
で、それを特徴量とすることで特徴量を抽出し、各種の
特重量の張るベクトル空11rIの中で、入力された状
態量5200の張るベタ1ヘルと最も類似しているバク
1−ルを特徴量として抽出するベクトル演算比較機構2
047及びパターンマツチングによって類似のパターン
を抽出するパターンマツチング機構2048で特徴量を
抽出し、特徴抽出制御機構2の41で特徴量5201を
評価機構205へ出力する。
第15図は、評価機構205の処理概要を示す。
評価機構205は、特徴抽出機構103の出力である特
徴量5201を受け、信号レベルの変換等を行なう入力
インタフェース機構2051.問題の種類によって評価
基準が複数存在するので各評価基準に基づいて評価を行
なう第1の評価要素2052、第nの評価要素2053
をイ了し、評価を行なうための評価用データを記憶して
いる知識ベース206を用いて、評価要素の評価結果と
特徴量を合せた特徴量・評価結果5202を次ステツブ
である問題認知機構104へ出力する。
第16図に、第n評価要素2053の処理概要を示す。
評価方法には種々の方法があり、単純にあるレベルを越
えたか否かを判定するものから、知識処理を活用した複
雑なものまで存在する。その−例として、第n評価要素
2053は知識処理のうちあいまいさを取扱うことので
きるl;uzzy推論を基に評価を行う方式を示したも
ので、入力インタフェース機構2051からクラス分は
機構20531に入力され、評価用データである知識ベ
ース207のメンバシップ関数2071を用い、入力信
号をクラス分けを行ない確信度を求めクラス分は機[2
0531、クラス分は機構2053]の確信度と、if
 −thenで記述されている推論用ルールベース20
71を用い結論を導く推論機構20532、各ルール対
応で求めた結論を合成する(例えば三角形の重心を求め
る等)総合評価機構20533から構成され、問題認知
機構207に出力される。
第17図に、推論機構20532の処理概要を示す。推
論機構20532は起動す八き推論の種類を判定するス
テップ20540.プロダクションの場合はプロダクシ
ョンルールを選択するステップ20541.フレームの
場合フレームの知識を選択するステップ20542.ス
クリプトであればスクリプト用の知識を選択するステッ
プ20543、知識が選択されたならば結論を導出する
場合にはフォワード推論を選択させ、原因を求める場合
にはバックワード推論を選択させるステップ205/1
4、フォワード推論の場合フォワード推論2055を実
施し、バラクワ−1〜推論の場合、バンクワード推論2
056を実施するステップから構成される。
第18図にフォワード推論2055の処理を示す。フォ
ワード推論は、推論する入力(発生した状況等)をレジ
スタに格納するステップ2051 ] 。
推論に必要なポインタをルールの先頭とするステップ2
0552、フォワード推論ループのサブルーチン205
3とから構成される。
第19図は、フォワード推論ループ20553の処理を
示す。ここでは、ポインタを生成し、ポインタをルール
の先頭にするステップ20555、ポインタの値が最終
値+1以」二になり推論を終了させるか否かを判定する
ステップ20556、推論を終了させる場合にはフラグ
を失敗にセットするステップ205580、推論が終了
しない場合、ポインタが示すルールの前件部を取り出し
、レジスタの内容が一致するか否かを判断するステップ
20557、−Mしない場合に、ポインタの内容を1増
加させるステップ20558、一致した場合に、一致し
たルールの後件部が結論を表わすか否かを判定するステ
ップ20559、結論でない場合には、レジスタの内容
をブツシュし、レジスタの内容を後件部とするステップ
20570、結論部ならば、フラグを推論成功とし、サ
ブルーチンからのリターン値をルールの後件部とするス
テップ20571、ステップ20570の処理後、フォ
ラ−l−推論ループ20554を再帰的に呼出し、その
後、リターン時のフラグが成功か否かを判断するステッ
プ20573、失敗時に、レジスタの内容をスタックか
らポツプし、ステップ20570の状態へ戻すステップ
20574、その後ステップ20558を実行させるス
テップがら構成されている。
第20図に第17図で述べたバンクワード推論2054
6の処理を述へる。前述のフォワード推論2055と同
様のステップ20561 、20562を実施し、バッ
クワード推論ループ20563のサブルーチンを呼出し
、戻る。
第21図はバックワード推論ループ20563の処理を
示す。バンクワード推論ループ20563は第19図と
ほぼ同しステップから構成されており、ここでは異なる
部分のみを示す。ポインタが示すルールの後件部がレジ
スタの内容と一致しているか否かを判定するステップ2
0567、後ヂ(部が一致した場合には、一致したルー
ルの前件部が原因を表わすか否かを判断するステップ2
0569、一致した場合に、フラグを成功にセットし、
リターン値をルールの前件部とするステップ20581
、原因でなければ、レジスタの内容をスタックにプツシ
ュし、レジスタの内容を前件部とするステップ2058
0、バンクワード推論ループ20563のサブルーチン
を実行するステップから構成される。
第22図は、第13図の問題認知機構104の処理を示
す。間M認知機構104は、推論対象を知識ベース20
8とするステップ2070、バックワード推論機構20
71から構成される。
第23図に問題認知機構で用いる知識ベース208を示
す。例えば、ルール番号1では、前件部として、偏差中
の直流成分が他の成分と比較し大であるならば、後件部
として、定常偏差が大きいことを示す。ルール番号2で
は、定常偏差が大でかつ、直流成分が一定値である場合
、後件部は制御系と指令系の次数が1次異なっている。
ルール番号3では、前件部をとして、定常偏差が大でか
つ、直流成分が時間とともに大となり比例関係にあるな
らば、後件部として、制御系と指令系の次数が2次異な
る。
第24図には、第13図の自己組織化設計機構209の
処理を示す。自己組織化設計機構209は、前記問題認
知機構104の結論部を基に問題のタイプを判断するス
テップ2091、問題のタイプが構造変更であるならば
構造変更の推論機構2092を起動し、機能変更の場合
、機能変更用の推論機構2093を起動し、制御方策が
変更の場合、制御方策変更のための推論機構2094を
起動し、制御装置のプログラムやパラメータを変更する
制御装置変更処理から構威される。
第25図に、第24図の制御方策変更の推論処理に用い
る知識ベース211の制御方策変更用の知i!2111
の一例を示す。
知識211〕のルール番号1の前件部として、制御系と
指令系の次数が1次異なるときは、後件部として積分型
の制御系とする。ルール番号2の前件部は積分型の制御
系でかつ従来の制御系はPIDである場合、後件部は積
分器を追加する。
ルール番号3の前件部は積分型の制御系でかつ従来の制
御系は最適制御系であるならば、後件部として最適サー
ボ系とする。
第26図は機能変更用の知識ベース211の機能変更用
知識2]12の一例を示す。
例えば、問題のタイプが、ロール偏心であるならば、後
件部である追加、削除機能として、板厚偏差を入力とし
、偏心量検出機構、正弦波発生機構及びゲインからなる
フィードバック系を構威しロールギャップ指令に入力す
るという知識を示す。
構造変更の推論処理2092で用いられる知識211の
うち構造変更の知識2113は、第25図、第26図で
説明した制御方策変更用の知識2111、機能変更用の
知識2112に準じて設けられている。
第27図には、圧延機の1スタンド分の板厚制御系のブ
ロック線図の一例を示す。圧延機の圧下位置指令S、は
圧延機システム200に入力される。圧延機システム2
00は、圧下位置指令S。
を受け、圧延荷重式等の物理現象に基づき、圧延荷重p
となって現われ、外乱が荷重Pに加算され(Δp)弾性
係数ブロック211で1/に倍され板厚として現われ、
S駄時間り秒のブロック222を介し、板厚検出器から
板厚偏差Δhとして現われる。板厚偏差Δhは無駄時間
り秒を含むので。
フィードバックとして荷重計の出力Δp′ を検出し、
ロールギャップ指令へ戻すゲージメータAGCブロック
223、荷重には測定できない定常偏差が重畳されてい
るので、L秒後にしか修正できないが、板厚偏差Δhを
モニタ制御224を介し、ロールギャップ指令にフィー
ルドバックする。
このような構成にすると、第28図(a)に示すように
母材外乱が入力されるとL秒後に、板厚偏差Δhが発生
する。ところが、圧下指令であるロール間隔指令が第2
8図(b)のように入力されると板厚が現われ、理想と
する板厚(点線で指示)から定常的な偏差Δhが現われ
る。
このような状態を例に、本実施例の処理の動きを第29
図を用い説明する。
圧延機200の運転条件として、制御装置を含めた系の
タイプが0次系で、設計時の思想はレギュレータ、現在
の運転状態はサーボ系となっている場合、板厚センサ2
03から実板厚が得られ、特徴抽出機構204で、板厚
目標値と実板厚から。
板厚偏差を求め、高速フーリエ変換を施し、特徴量が得
られる。この場合、定常偏差が生じているので直流分が
大きい事をこの図は示している。第29図の結果を受け
、第30図に示すように、評価機構205は特徴量とし
て、板厚偏差の直流分る振幅ωが、知識ベース206で
、振幅がSoより大であるならば、問題解決が必要とい
う結論が得られ、問題認知機構104が起動され、知識
ベース208に前件部で偏差の直流成分が大であると一
致し、後件部が定常偏差大となり、それが前記第19図
の処理に従い、前件部の定常偏差大で直流分が一定値と
一致し、後件部の次数が1次異なるという結論を得て、
自己組織化設計機構209を実行し、第25図のルール
番号lからルール番号2を経て、積分器を追加するとい
う結論を得て、第27図のブロック220の直前に積分
器を置く。
第31図にロール偏心の発生した場合の等価ブロック線
図を示す。前述の第27図との相違点は外乱と並列に振
幅がS「で周期がωtのロール偏心が重畳されたことで
ある。第32図に母材板厚偏差がステップ状に変化した
場合、荷重偏差Δpは母材板厚偏差と同一位相で変化し
、その結果ロール直下の板厚偏差Δh′が変化する模様
を図示する。
一方、ロール偏心が発生し、母材板厚偏差が平坦で、荷
重偏差はロールが上に上がると板に印加される荷重が減
るので下に下がり、それに反し、板厚は、ロールの位置
が上に上がるので、板厚偏差が増加するなど、荷重偏差
とロール直下の板厚偏差Δh′の位相が180°異なる
。このため。
第31図等に示すようにゲージメータAGCでは荷重が
減少すると、板厚偏差が減少したと判断しゲージメータ
AGC223のループは偏差が減少と判断し、指令は小
さくなる。その結果、板厚偏差が増えるとゲージメータ
AGCは偏差を増加させる方向で制御され、悪影響が発
生する。
その結果、第33図に示すように圧延機200が動作し
、第29図のように特徴抽出機構205の出力としての
特徴量の中にロール角速度ωRと等しい周波数ωR戒成
分板厚に発生していることがわかる。
特徴量が抽出されると第34図に示すように評価機構2
05に特徴量が入力され、第30図と同様に評価機構が
動作し、問題認知機構104は知識ベース208を参照
して、ロールの角速度と板厚角速度が一致し、その振幅
が大であるという前件部と一致し、ロール偏心制御が必
要であるとの結論を得、自己組織化設計機構209は第
26図の知12112を用い、第35図に示すように板
厚偏差Δhを入力とし、偏心量を周波数2位相。
振幅で検出する偏心量検出機構226.偏心量検出機構
226の出力を用い正弦波を発生させる機構227.及
び、ゲイン228を介し、ロールギャップ指令に印加す
るロール偏心制御部を加える。
更に本発明の他の実施例を示す。第36図は、本発明を
下水処理プロセス300の運転管理に適用した実施例で
ある。第36図を用いて本実施例の全体構成を説明する
下水処理プロセス300の状態はセンサシステム303
で計測され、この状態量303Sが自己組織化機構30
1に入力される。一方、状態量303Sは制御装置30
2と対象モデル生成機構310に入力される。対象モデ
ル生成機構310は状態ff1303sと制御部[30
2から出力される指令302Sとを受けて対象プロセス
の数学モデルを自動生成する。他方、自己組織化機構3
01では、まず状態量303Sが特徴抽出機構304に
入力される。特徴抽出機11!304は状態量303S
を受けると共に特徴抽出用知識ベース304にの知識を
利用しながらプロセスの運転状態の特徴を抽出し特徴量
304Sを出力するユ問題認知機構305は特徴量30
4Sを受けると共に問題認知用知識ベース305にの知
識を利用しながら認知結果305Sを出力する。原因同
定機構307は認知結果305Sを受けると共に原因同
定用知識ベース307にの知識を利用しながら原因30
7Sを出力する。戦略決定機構309は原因307Sを
受けると共に戦略決定用知識ベース309にの知識を利
用しながら戦w8309sを出力する。また、戦略決定
機構309は対象モデル生成機構310のモデルを受け
てシミュレータ312に送りシミュレーションを行うと
共に、交信手段313からオペレータとのコミュニケー
ションにより戦轄決定をサポートする。なお、交信手段
313はオペレータとのコミュニケーションを行うもの
で。
前記特徴抽出機構3042問題認識機構305及び原因
同定機構307でも使用される。
制御装置302は戦略309Sを受けて下水処理プロセ
ス300の制御を実行するための指令302Sを出力す
る。アクチュエータシステム314は下水処理プロセス
300を制御するための具体的操作端である。
次に1本実施例の詳細な構成と動作を以下に説明する。
まず、下水処理プロセスのフローを以下に説明する。最
初沈殿池3005には、下水流入管3020より沈砂池
(図示省略)を経て下水が流入する。
最初沈殿池3005では、下水中の挟雑物及び浮遊物質
の一部が重力沈降によって除去される。曝気槽3010
には、最初沈殿池3005から越流した下水と反送汚泥
管3040からの返送汚泥が流入する。曝気槽3010
では、ブロワ−3050から散気装置3065により曝
気され酸素が供給されると共に、下水と返送汚泥が混合
撹拌される。
ここで返送汚泥、として返送された活性汚泥は、供給さ
れた空気中の酸素を吸収し、下水中の溶解性有機物を好
気性代謝により分解し、炭酸ガスと水に分解する。除去
された有機物の一部は、活性汚泥の増殖エネルギーに充
てられる。活性汚泥により有機物を除去された下水は最
終沈殿池3015に導かれる。最終沈殿池3015では
、活性汚泥の重力沈降により、活性汚泥と処理下水とに
固液分離され、処理下水は処理水放流管3030を経て
放流される。一方、最終沈殿池3015内に沈降した活
性汚泥は、汚泥引き抜き管3035から弓き抜かれ、増
殖分は余剰汚泥として余剰汚泥ポンプ3060により排
出される。排出されなかった残りの活性?rj泥は、返
送汚泥として返送汚泥ポンプ3055から返送汚泥管3
040を通して再び曝気槽3010に戻される。
次にセンサシステム303について説明する。
流入下水の水質などを計測するために、下水流入管30
20には計測器3070が設置される。計測項目は、流
入下水量、浮遊物質濃度、化学的酸素要求量+PHt窒
素濃度、アンモニア濃度、硝酸性窒素濃度、亜硝酸性窒
素濃度、リン濃度、ノルフルヘキサン抽出物濃度、シア
ン化合物濃度などである。最初沈殿池3005にも計測
器3075が設置され、計測器3070と同様の水質項
目の他に、沈降した汚泥と液との境界すなわち汚泥界面
高さなどが計測される。
曝気槽3010には、計測器3080と水中カメラなど
の画像情報計測装置3085とが設置される。計測器3
080では、計測器3070と同様の水質項目の他に、
溶存酸素濃度などが計測される。画像情報計測装置30
85では、曝気槽3010中の活性汚泥の分布や色、活
性汚泥を構成する凝集性微生物(フロック)の大きさや
、糸状性微生物および原生動物の形や量を計測する。
最終沈殿池3015には計測器3090と画像情報計1
llI11装置95とが設置される。計測器3090で
は計測器3070と同様な水質項目の他に汚泥界面高さ
などが計測される0画像情報計測装置 3095では画
像情報計測装置3085と同様な計測項目の他に、最終
沈殿池3015の水面上に疎水性の微生物膜(スカム)
の存在の有無などを計測する。
また、処理水放流管3030には、計測器3100が設
置され、処理水について計測器と同様な水質項目が計測
される。これらセンサシステム303でオンライン計測
された量が状態量303Sである。
一方、下記(1)〜(3)についてはCRT及びキーボ
ードなどからなる交信手段313を参照しながら対話的
に行われる。
(1)オンライン計測が出来ない手分析データ(2)画
像情報計測機器による計測が出来ない(オペレータの五
感に基づく観察によってしか得られない)データ (3)支援システムが特に必要と認めたデータなお、こ
の交信手段313は、必要に応じて画像情報計ill’
]装置3085.3095からの映像を映すモニターも
兼ねる。また、交信手段313は制御目標値及び操作量
の変更をオペレータとの交信によって行う時に使用する
。。
次に、本実施例の自己組織化機構301の具体的な動作
の概要(詳細は後述する)を第36図を使って説明する
データベース324oは、状態量303Sの全てのデー
タを構造化して保存する。また、交信手段313からの
入力データと以下で説明する各機構での実行結果も必要
に応じてデータベース324゜に保存する6 特徴量抽出機構304は状態量301sの信号を受ける
。ここで、特徴量抽出機構304は特徴抽出に必要な知
識を知識ベース304にの中から利用する。特徴抽出用
知識ベース304にの知識だけでは特徴抽出が困難な場
合には、交信手段313を通してオペレータにデータ入
力を要求し、交信手段313からの入力を受ける、特徴
量抽出機構304はこれらの数値データ(状態量301
 S )と知識(特徴抽出用知識ベース304にの知識
とオペレータにより入力された知識など)に基づき、プ
ロセス運転状態の特徴量304Sを抽出する。
抽出結果は交信手段313に表示すると共に特徴量30
4Sを問題認知機構305へ送る。
問題認知機構305では特徴j1304sを受けて、プ
ロセスの運転状況に問題があるか否かを認知する。この
ために、間M認知に必要な知識を問題認知用知識ベース
305にの中から利用する。
間M認知用知識ベース305にの知識だけでは問題認知
が困難な場合には、交信手段313を通してオペレータ
にデータ入力を要求し、交信手段313からの入力を受
ける。また、問題の認知のために過去の状態量303S
の履歴を比較する。
すなわち状態1301sを参照し、その変化パターンが
過去に起こっていないかどうかを、データベース324
0内で検索する9もし、その変化ノくターンが過去に起
こっており、かつそのときの運転の特徴が「異常」に相
当するか否かを判定する。
「異常」と認知された場合には、「異常」の問題のタイ
プを記号又は数値に変換して認知結果305Sとして出
力する。
原因同定機a 307は認知結果305Sを受けて問題
の原因を同定する。原因の同定に必要な知識を原因同定
用知識ベース307にの中から利用する。原因同定用知
識ベース307にの知識だけでは問題認知が困難な場合
には、交信手段313を通してオペレータにデータ入力
を要求し、交信手段313からの入力を受ける。原因同
定機構307ではこれらの結果に基づいて異常の原因を
同定し、原因307Sの信号を出力する。また、必要1
;応じて交信手段313を通じてオペレータにガイダン
ス表示する。
蝕略決定機構309は原因の信号307Sを受けて(1
)プロセスを制御するための戦1118(または制御方
式)を決定して制御装置302に信号を出力するか、ま
たは、(2)システム構造変化に対応する戦略決定を土
に行う、これら戦略の決定に必要な知識を戦略決定用知
識ベース309にの中から利用する6戦略決定用知識ベ
ース309にの知識だけでは戦略の決定が回船な場合に
は、交信手段313を通してオペレータにデータ入力を
要求し、交(3手段313からの入力を受ける。
(1)では、原因同定機構307から出力された原因の
信誇307Sを受けて、行うべき制御の戦略や方式を決
定する。特に、プロセスの゛拡張や変更に応じて柔軟に
戦略を決定する。例えば、浮遊物濃度制御(MLSS制
御)、溶存酸素濃度制御(Do量制御、汚泥日令制御(
SRT制御)、総汚泥量制御、汚泥膨化(バルキング)
抑制制御。
硝化制御、DO分布制御、有機物負荷制御などの方式選
択を行う。これを達成するために、対象モデル生成機構
310で得たモデルを用いてシミュレータ312を利用
する。
(2)では、サブシステムの統合拡張に対応するための
制御戦略決定を行う。
対象モデル生成機構310は、状態量303sと指令3
02Sとに基づき、対象のモデルや制御モデルをニュー
ラルネットの方法で自動生成する。
また、シミュレータ312は対象モデル生成機構310
で生成されたモデル、あるいは公知の物理モデルによる
シミュレーションを実行する。
制御装置1302は戦略決定機構309の信号を受けて
指令302Sをアクチュエータシステム314に出力し
て下水処理システムを制御する。
次に、各機構の詳細な動作を第37図以降により順に説
明する。なお、実線は実行順序の流れを、点線はデータ
の流れを示す。
まず、特徴量油出機構304の具体的手順を第37図を
用いて説明する。特徴量抽出機構304が起動されると
、まず入力データ設定工程3122を行う。この工程で
は、特徴量抽出機構304に入力するデータの種類と各
データの入力モードを選択する。ここで、入力モードと
は、(1)オフラインで日平均値を入力、(2)オフラ
インである時刻の原データを入力、(3)オンラインの
一定時間間隔でデータの読み込み、という3つの入力方
法を指す、これらの工程は、変更が生じた場合に再実行
する。
数値データ入カニ程3123では、入力データ設定工程
3122で設定されたデータのうち数値データについて
、各々の入力モードによってデータベース3240から
読みこむか、または交信手段313から入力を行う。
非数値データ入カニ程3124では、交信手段313か
ら、オペレータのプロセスWA?1によって得られた非
数値のデータの入力を行う。例えば、画像計測装置30
85.3095などが設置されていない場合には、汚泥
の性状、糸状性微生物や原生動物の種類などのデータを
読み込む。
データ評価工程3125では、数値データ入カニ程31
24で入力されたデータについて、それぞれの値がどの
ようなレベルにあるかを評価する。
この評価は、特徴抽出用知識ベース304Kに保存され
たデータ評価基準値との比較により行う。
この手順を第38図で説明する。まず、法律で規制値が
定められているデータ項目については、緊急検出工程3
126において、データが「緊急」を要する値であるか
どうかを評価する9本実施例では、放流水について、下
水道法第8条の規準値を用いる。ここで緊急と判断され
ない場合には、異常検出工程3127により、データが
「異常」な値であるかどうかを評価する。評価には、オ
ペレータの経験に基づく基準値を用いる。ここで異常と
判断されない場合には、注意検出工程3128により、
データが「注意」を要するデータであるかどうかを評価
する。評価には、過去の履歴データから確率・統計的に
求めた基準値を用いる。この工程で、「注意」を要する
とみなされなかった場合には、このデータは正常である
と判断する。データ評価の結果は、交信手段313にガ
イダンスとして表示して、オペレータに報知する。ここ
で。
異常検出工程3127と注意検出工程3128に用いる
基準値(Svと記す)は、特徴抽出用知識ベース304
Kに保存された変動補正値(各データ項目ごとの典型的
な年間変動Ry、日間変動R6のパターンを変動比率で
表現した値)を乗じて使用することを特徴とする。つま
り1m月d口り時のデータ値りの判断は、式(1)を満
たすかどうかによって行う。
D≧Ry(m、d)・R,(h)・Sv   −(1)
このような3つの検出工程とすることにより、きめの細
かいデータ判断が可能になる。また、オペレータの経験
のみに依存することなく、異なる知識源を利用すること
ができる。
下水処理プロセスに設置されている各計測器は、@繁に
メンテナンスを行わないと、利用可能な精度を維持出来
ないものが多い。そのため、データ評価工程3125で
「緊急」、または「異常」と判断したデータのうち、第
36図に示した計測器3070.3075,3080.
3090.3]00などで計測されたオンラインデータ
については、そのデータを計測した計測器の不備・故障
に起因して「緊急」、「異常」と判断される場合も存在
する。特徴量抽出V&vI304は、計測器の不備・故
障の場合、そのデータを使用しないための手段を持つ必
要がある。計測器チェックエ+W3125では、このよ
うな計測器の不備・故障をオペレータと同様の思考過程
で検出する。この工程の手順を第39図を用いて説明す
る。まず、偏差比較工程3126では、データが通常の
平均値からどの程度外れているかをチエツクする。この
偏差がプロセス内の現象として起こりえない程明らかに
大きいデータの場合、計測器の不備・故障と判断する。
変動強度比較工程3127では、データの変動の仕方が
不備・故障時の特有なものかどうかをチエツクする。計
測器の不備・故障時の変動パターンには、第40図(a
)のように完全に変動がなくなる場合や、第40図(b
)のように、変動が極端に過度な場合がある。これらの
変動は、変動係数の判定値■、(=標準偏差/平均値)
によって評価する。この工程では、現在から一定時間後
までの複数のデータにより、変動係数の実測値V、を求
め、前記vtとの比較を行う。つまり、式(2)を満た
す場合には、計測器の不備・故障と判断する。
Va=O,Oor  Vd≧a       −(2)
このαの値は、各計測器ごとに異なり、例えば、MLS
S計では0.1 程度である。変動速度比較工程312
8では、データの変化速度を求め、計測器の不備・故障
時に特有の変化速度■*かどうかをチエツクする。ここ
でいうデータの変化速度Vは、第41図のようにデータ
の立ち上がりからピークまでの偏差dと変化時間Δtを
用いて、式(3)のように定義し、式(4)を満たす時
、計測器のv=d/Δt            ・・
・(3)V≧V本              ・・・
(4)不備、または故障と判断する。併発事象確認工程
3129では、あるデータが異常な値である時に、いつ
も決まって同時に異常を示すデータ(併発事象)が、異
常を示しているかどうかをチエツクする。例えば、硝化
によって第1図の曝気槽3010のPHが低下している
ときは、決まって最終沈殿池3015のpHが低下する
。従って、もし曝気槽3010のpHが異常に低い値を
示していても、最終沈殿池3015のpHも同時に低い
値を示していれば、曝気槽3010のpH計の不備・故
障に起因する異常値でないと判断する。
上記3126,3127.3128の工程を順に実行し
、交信手段313を通して結果をオペレータにガイダン
スする。途中の工程で計測器の不備・故障が確認されれ
ば、以降の工程は省酩される。また、各工程に必要な知
識は、特徴抽出用知識ベース304Kに保存し、そこか
ら必要に応じて参照する計測器チエツク工程3125の
各工程は、オペレータが行う思考過程を明確に手順化し
たものであるから、オペレータと同様の故障検出能力を
再現でき、また実行内容もオペレータにとって理解し易
い。
次に、第37図の定性化工程3145を説明する。ここ
では、数値データをファジィ論理(詳細は、西国、竹田
、、(1978)数学ライブラリ48フアジイ集合とそ
の応用、森北出版、などの文献を参照)のメンバシップ
関数を用いて、定性的データに変換し、次の前向き推論
工程3155に送る。第42図に示すメンバシップ関数
の例で。
MLSSが2000(mg/Q)の場合には、「0.8
の度合いでMLSSが高い」という定性的データに変換
する。メンバシップ関数は、この他、「普通」、「低い
」などについても定義し、特徴抽出出用知識ベース30
4Kに保存する。
このように数値データを定性的データに変換するのは、
オペレータが状況を判断するときには、データの数値そ
のものではなく、データ値が「いつもより高い」とか「
いつもと同じくらい」というような定性的な度合いとし
て判断していることに対応させるためである。
特徴量抽出機構304の最終工程は、前向き推論工程3
155であり、2つの推論機構を組み合わせている。第
1推論機構では、入力されたデータから新たに導かれる
すべての事象(結論)を求めるための推論を行う。また
、第2推論機構では、入力データと第1推論機構で新た
に導かれた事象との両方を用いて、プロセスの特徴を抽
出する。
このように推論機構を分けることにより、推論内容がオ
ペレータにとって分かりやすくなり、しかもそれぞれの
推論機構が参照するルールを明確に限定できるので、推
論の効率が向上する。
ここで用いる前向き推論のアルゴリズムは公知技術(詳
細はWinston P、H,(1977) Arti
ficialIntelligence、 Addis
on Wesleyなどを参照されたい)を用いる。こ
の工程では、非数値データ入カニ程3124と定性化工
程3145から得られたデータに基づいて、現在のプロ
セスの運転の特徴を抽出するための前向き推論を実行す
る。この工程の推論で使用するルールは、1f−the
n形式であるが、特徴抽出用知識ベース304Kに保存
する時の形式はif −then形式以外(例えば、F
rame形式)でも良く、実行時に形式の変換を行う0
以上が特徴量抽出機構304の動作である。この機構か
らの特徴量抽出結果は、問題認知機構305に送られる
が、必要に応じて数値データ入カニ程3123に戻る。
問題認知機構305では特徴量304Sを受けて、2つ
の処理を実行する。第1の処理では、まず、特徴量30
4Sの値とあらかじめ決められた値とを比較して偏差の
正負(または大小)から問題の有無を決定する。この際
には、さらに問題認知用知識ベース305にの中の知識
ベースを用いて問題を推論して認知し、認知結果305
Sとして出力する。
第2の処理では、問題の認知のために過去の状態量30
3Sの履歴を比較する。この工程を第43図に示す。ま
ず履歴比較工程3325において、第44図(a)に示
すようむある時刻の各データ項目の値の組み合わせ、ま
たは第44図(b)に示すような、あるデータ項目のト
レンド傾向(両者をデータパターンという)が過去に起
こっていないかどうかを判定する0判定部3326で、
現時点(時刻Tfl)のデータパターンが履歴データ中
の過去(時刻To)のデータパターンと類似と判断され
た場合は、次の履歴検索工程3330で、時刻To前後
の運転状況を検索し、交信手段313を通してガイダン
ス表示をする。時刻TO前後の運転履歴は、今後(時刻
T1以降)の運転状況の推移を予測するのに有力な情報
となる。履歴比較工程3325では、ニューラルネット
を応用した履歴データの学習による方法(後で詳述する
)を適用する。ニューラルネットは5学習したパターン
(過去のデータパターン)及びその類似のパターンを検
出することが可能であるので、入力されたデータパター
ンが過去に起ったことがあるかどうかを判定できる。こ
の第2の処理により、明確にルール化されていない過去
の履歴データも有効に利用できる。運転の特徴が「異常
」と認知された場合には、「異常」の問題のタイプを記
号又は数値に変換して認知結果305Sとして出力する
。認知結果にプロセス運転状況に異常が認められた場合
には、原因同定機構307が起動される。
原因同定機構307の動作を第45図で説明する。原因
同定機構307が起動されると、まず後向き推論工程3
162を行う。この工程では、特徴量抽出機構304で
可能性ありと判断された問題の原因、例えば、糸状性バ
ルキング、スカム発生、汚泥の腐敗、硝化などについて
、優先順位の高い(メンバシップ値の大きい)順に後向
き推論を行い、どの原因が本当に確からしいかを決定す
る。
なお、ここで使用する後向き推論のアルゴリズムは、前
向き推論と同様に公知技術である。後向き推論に使用す
るルールは、原因同定用知識ベース307Kに保存し、
必要に応じて参照する。また、必要なデータは、まずデ
ータベース3240にあるかどうかを検索し、あればそ
こから読み込む。
データベース3240内で必要なデータが見つからない
場合には、交信手段313を通してオペレータに入力を
促し、交信手段313からデータを入力する。後向き推
論工程3162の推論結果は。
次の判定部3163に送り、ここで、本当に確からしい
と判断した原因がなければ、原因同定機構307を終了
し、それ以外の場合には、次の詳細データ収集工程31
64を実行する。ここでは、判定部3163で確からし
いと判断された原因に関する詳細なデータを収集する。
このデータは、以降の工程で原因や対策を決定するため
に用いる。
次に、原因決定推論工程3165を行う。この工程では
、後向き推論により、現在の運転状況を引き起こしてい
る原因を導く。ここで、後ろ向き推論工程3162と原
因決定推論工程とを分離していることにより、推論内容
と参照すべきルールが明確になる利点が得られる。
推論結果は交信手段313を通して、オペレータにガイ
ダンスする。ここで使用するルールは、原因同定用知識
ベース307Kに保存する。
原因同定機構307の最終工程は、説明機能3166で
ある。ここでは、メニュ一方式によりオペレータの要求
に応じて、(1)現在の運転状況を引き起こしている原
因、(2)現在の運転状況への対応策、(3)推論され
た運転状況を導くに至った根拠を交信手段313に表示
する。特に(2)でガイダンスする対応策は戦略決定機
構309を経て制御装置302へ送られ、指令302S
に変換された後、アクチュエータシステム314の操作
条件を変更する。
なお、原因同定機構307の全ての実行結果及びデータ
は、必要に応じてデータベース3240に保存し、運転
履歴と共に活用する。この機構のフローのように推論工
程を目的別に分割することにより、処理手順と必要知識
がシステム作成者、及びそれを使用するオペレータにと
って分かりやすくなっている。
戦略決定機構309の説明に先立ち、対象モデル生成機
構310の構成と動作を以下に詳細に説明する。
対象モデル生成機構310に入力される量は状態130
3sと指令302Sであり、出力は対象プロセスのモデ
ル310Sである。対象モデル生成機構310では、状
態量303S、指令302S及びニューラルネットワー
ク(神経回路網)を用いて対象モデルを自動生成する。
なお、特徴量304Sは状態量303Sから抽出された
物理量であるから本質的には状態量303Sと変わらな
い。したがって特徴量304Sは状態:1303Sに含
まれるものとして扱い、本実施例では説明を省酩する。
ニューラルネットワークの特徴は制御目的に応じて状態
量303S、指令302Sを選定することにより目的に
合致した戦略を決定できるようにしたことである。状態
量303Sと指令302Sの設定は戦略設定機構309
で行う。ここで、状態量303Sは計測器3075,3
080゜3085.3090,3095で計測した量で
ある。
対象モデルの自動生成方法を第46図を用いて説明する
。第46図に示す構成をニューラルネットワーク(神経
回路網)と称する。まず、記号を説明する。第46図で
は○はニュー0ン素子モデル3701であり、Oと○と
を連結する実線3702はニューロン素子モデル370
1間の情報のやりとりがあることを示す。ニューラルネ
ットは入力層3710と中間J13720と出力193
730とからなる。ここで、各層は有限数のニューロン
素子モデルからなり、隣接する各層のニューロン素子モ
デル間が連結される。中間層3720は複数層あって良
いが、本実施例では説明の簡単のため中間層の数が一つ
の例を示す。
入力層3710には状態量303Sを入力させ、出力層
3730には指令302Sを選定する。この選定につい
て説明する。まず、出力N3730には目的とする制御
変数(指令302S)を付与する。入力層3710には
制御に影響する因子(状態量303S)を設定する。
状態jt303Sの値をYIと表わすことにする。
また、時刻tlにおける変数値Ylのとる集合をパター
ン1としてP L(Y l(t tL Y 2(t I
L・・・Y−(t+))と表わす。略記する場合には、
P +(t t)と表わす。まず、異なる時間での各々
のパターンPz(t t)、 Pz(t 2.)l ’
・’をニューラルネットに学習させる。これらのパター
ンはデータベース3240に格納されている。まず、入
力[3710の各ニューロン素子モデルには前述したパ
ターンPI (t+ )をデータベース3240から入
力する。これらの値は最小値を0以上、最大値を1以下
になるように設定するのが好ましい。他方、出力fi3
730の各ニューロン素子モデルには、前述したように
指令302Sを設定する。
ここで、ニューロン素子モデル3701の基本演算につ
いて第47図を用いて説明していく。ここでは、n個の
状態量の値をY1〜Ynとする。まず、Yl〜Y、の設
定法について説明する。Yl〜Ynは、過去のある時刻
における状態量の値であるが、この時刻はオペレータが
選択する場合と自動的に選択する場合がある5オペレー
タが選択する場合とは、後で運転に反映させたいと考え
るような状態量のパターンや、後日参考にしたい異常時
のパターンである。ニューラルネットワークはこれら学
習した内容に応じてふるまうので5この選択は重要であ
る。オペレータに選択をまかせるのは、このオペレータ
の持つ経験的で総合的なデータ判断能力に頼るものであ
る。この場合、学習させるパターンは、異なる時間にお
けるパターンであり、複数のパターンを繰返し学習させ
る。これにより、オペレータが持つ対象システムのメン
タルモデルに匹敵するネットワークモデルをニューラル
ネットが身につける。オペレータとの交信は交信手段3
13により行う。
他方、自動的番こ行う場合には、事前に状1a量303
Sの統計解析を必要とする。すなわち、最も発生頻度が
高い場合を統計解析により求めて定常時とみなしてこれ
を学習させ、一方で、発生頻度が低い場合を異常時とみ
なしてこれを学習させる。また、目的に応じて別々のニ
ューラルネットに学習させること等により、本発明の目
的はさらに効果的に達成される。
ニューラルネットワークでの基本的な計算方法を下に説
明する。まず、設定された値Y1〜Y、の各々に重み係
数W、を乗じ、さらにこれらを加算する演算(積和演算
)が(5)式で計算される。
ここで、yt(i):入力M(第1層)の値、W J 
1(2←1):入力N(第1層)のi番目の変数から中
間層(第2層)のj番目のニューロン素子モデルへの重
み係数、ZJ(2):中間層(第21)のj番目のニュ
ーロン素子モデルへの入力総和値である。
ニューロン素子モデル3701では、ZJ(2)の大小
に応じてここでの出力値が(6)式で計算される。
Ya(2)=1/(1−e−”’)    −、・(6
)(6)式の計算内容は第48図のような関係である。
計算(lIYa(2)は、さらに出力層へ送られ、出力
層でも同様の計算が実行される。
次に、ニューラルネットワークでの計算方法の概要につ
いて説明する。前述した値Yl(1)は第46図の入力
層に入力され、この信号(値)は中間層のニューロン素
子モデルに出力される。中間層のニューロン素子モデル
ではこれら出力値Y。
(1)と重み係数W□(2←l)との積和Z、(2)を
(5)式で計算し、この大小に応じて出力層への出力値
YJ(2)を(6)式で決定する6同様にして、中間層
の出力値YJ(2)はさらに中間層(第2層)と出力1
!l(第3層)との重み係数W J 1 (3←2)と
の積和Z、(3)を(7)式で計算する。
ZJ(3)=Σ W J l (3←2)・Y i(2
)   ・・・(7)l ここで、Yl(2):中間層(第2層)の値、W□(3
←2):中間層(第2層)のi番目の変数から出力層(
第3層)のj番目のニューロン素子モデルへの重み係数
、z、(3):中間層(第3層)のj番目のニューロン
素子モデルへの入力総和値である。
さらに、Z、(3)の大小に応じて出力13730への
出力値YJ(3)を(8)式で計算する。
Y、(3)= 1 / (] −e −Zj(”)  
   −(8)このようにして、出力層の計算値Y J
(3)が得られる。
ニューラルネットでの学習を実行するには、出力[37
30の後に、さらに比較層740と教師信号JPj75
0とを設け、出力層3730の信号3730gと教師信
号層750の教師信号750Sとが比較層740にはい
り、ここで出力信号37308と教師信号750Sとが
比較される。
この偏差が小さくなるように、重み係数W、l(3←2
)及びWo(2←1)の大きさを修正する。この修正値
を用いて再度、 (5)−(8)式の計算並びに教師信
号との比較を行うと同様に偏差がでてくる。
この偏差に基づいて再度重み係数W1(3←2)及びw
r+(2←1)の大きさを修正する。このようにして重
み係数W J Iを繰返し修正していき、偏差が十分小
さくなるまで続ける。最初は重み係数はランダムに(乱
数で発生)与えられるので、偏差は当然大きいが、出力
信号値は次第に教師信号値に近づいてい<、シたがって
、入力層371oの状態量303Sの値Yiから出力層
3730の指令302Sの値YJをいかに決定されたか
が、重み係数WJIの分布に反映していく。
このように偏差を修正していく方法は誤差逆伝搬法とよ
ばれ、Runimelhartらによって考案された公
知技術を利用する。詳細は文献(ParallellD
istributed Processing、 M 
I T Press、Vo Q 、 1 。
(1986))を参照されたい。
このような、学習そのものは公知であるが1本発明は、
特に異なる時刻における状態量303Sの複数個のパタ
ーンを繰返し学習させて、これにより、オペレータの過
去の経験と同等の作用を持たせるようにした。これによ
りオペレータの過去の経験に匹敵する対象モデルにュー
ラルネットの重み係数W J Iの分布)として自動生
成されていく。しかも5対象モデルは状態量303Sと
指令302Sの設定によって自由に変更することができ
るので、目的の制御戦略に応じて学習を行い、新しいモ
デルを自動生成する。
次に、戦略決定機構309を第49図を用いて説明する
。前段の原因同定機構307では原因が推論あるいは同
定されているので、可能性の有る原因に対応じた対策が
必要になる。そこで、戦略決定機構309では主として
この対策を行う。戦略決定機構309は大きく分けて以
下の5つの主メニューからなる。
(i)  制御方式決定機能3205 (ii)  関連知識の検索・表示機能321゜(旬)
演算機能3220 (iv)  運転履歴データ検索・表示機能323゜(
V)  構造変化機構 構成を第49図に示し、以下に順次説明する。
戦略決定を行うに当っては、(i)制御方式決定あるい
は(V)構造変化を行うために(t)〜(iv)が利用
される。また必要に応じて交信手段313を通した対話
により(i)〜(v)を支援する。制御方式決定機能3
205はシミュレータ312の結果を参照して制御方式
を決定する。(i)〜(v)の説明に先立ちシミュレー
タ312を説明する。
シミュレータ312で使用する数学モデルは、(1)対
象モデル生成機構310で自動生成されたモデル (2)汚泥の物質収支に関するモデル (3)硝化に関するモデル (4)微生物反応に関するモデル (5)処理下水の流下特性に関するモデル(6)汚泥の
沈降特性に関するモデル などである。これらのモデルは、シミュレータ312内
に保存し、必要に応じて追加・修正を行う。(2)〜(
6)は公知の数学モデルを使用する。
(1)自動生成モデルは制御を行った時の結果を予測し
たり制御の目標値の設定あるいは制御そのものを実行す
るためのモデルである。ここで(2)〜(6)ではプロ
セスに関する数学モデルによりシミュレーションを行う
(1)では状態量303Sと指令3208との関係を学
習したモデルであり、状況に応じて自己成長するタイプ
のモデルである。
例えば、プロセス状態量に基づいて定量的な運転管理指
針(−例としては制御目標値)をガイダンスする。
このような制御あるいはガイダンスの実行方法を以下に
説明する。原因同定機構307で同定された原因307
Sに基づいて、制御方式決定機能3205は制御すべき
指令303 Sの項目を推論する。このために、戦略決
定用知識ベース309Kにあるルールベースを利用する
。このルールベースは、予め原因に対応じて指令302
Sの項目を選択するためのものである。さらに、原因と
指令302Sの項目に対応じた状態量303Sを推論す
る。この状態量303Sと指令302Sとを制御方式決
定機能3205から対象モデル生成機構310へ知らせ
、データベース3240に基づいて対象のモデルを自動
生成する。対象モデル生成機構310は任意の数の状態
量303Sと任意の数の指令302Sとについてのモデ
ルを自動生成でき、しかも状態量303Sと指令302
Sとを如何に選ぶかは自由であるので、新たな状況変化
や新たな状態量303Sの追加または削除に対して柔軟
に対応できる。この対応は自己組織化的に行われる。
このように、対象モデル生成機構310では状態量30
3Sと指令302Sとの過去の履歴を学習したモデルを
自動生成することができるので、このモデルにより制御
目標値や操作条件の自動設定を行うことができる。前述
したように、第46図に示したニューラルネットには過
去の経験が重み係数W I Jの値の分布に付与されて
いる。そこで、現時刻の状態量303Sの値Y、を入力
層に入力することにより、予め学習によって決められた
重み係数W I Jを用いた計算により出力層に指令値
302Sが出力される。本実施例ではこの計算を「想起
」という。このようにして想起により、指令値302S
を制御装置302に出力することができる。
次に、(ii)〜(iv)の機能を説明する。(ii)
〜(iv)の機能は、戦略決定を支援するためのもので
ある。まず、関連知識の検索・表示機能3210は、下
水処理プロセスの運転管理において必要な各種のマニュ
アル、文献などをオペレータが必要なときに適切な形式
で表示する機能である。この機能は、(1)各データ項
目に関する詳細な内容表示機能、(2)各運転状況に関
する詳細な解説・原因・対策の表示機能、(3)日常の
維持管理業務のためのマニュアル表示機能、の3つのメ
ニューから成る。これらの作業にはデータベース324
0を利用する。
(用)演算機能3220は、自己組織化機構301に関
与する知識ベース304に、305K。
307に、309にのルール作成に必要な各種演算のた
めの機能を提供する。この機能は、(4)汚泥体積指標
(SVI)、汚泥滞留時間(SRT)などのように、い
くつかのデータから演算して求めるデータ項目の算出機
能、(5)データ評価工程3125で使用する年間変動
成分Ryの算出機能、(6)定性化工程3145で使用
するメンバシップ関数の定義を行うための機能の3つの
メニューから成る。
(iv)運転履歴データ検索・表示機能3230は、(
7)指定日時の運転HHデータ検索表示機能、(8)指
令日時前後のデータの変動傾向のグラフィック表示機能
、(9)指定した運転状態が起こった日時とそのときの
各データ値の検索・表示機能の3つのメニューから成る
。これらの作業にはデータベース3240を利用する。
(V)構造変化機構では、(1)対象システムの物理的
構造が変化した場合、(2)対象システムをサブシステ
ムに分割あるいは他のシステムとの統合が行われた場合
、などに新たに対応する機能である。(1)に対応する
ためには(i)と同様対象モデル生成機構310を利用
して、物理構造が変更された場合に対応する新たなモデ
ルを自動生成することにより制御戦略を決定する。一方
、(2)に対応するためには戦略決定用知識ベース30
9Kに予め記憶されたサブシステム分割統合ルールを駆
動させ、原因307Sに対応じたサブシステムの分割統
合を行う。この操作が終了したら、(i)制御方式決定
機能3205を駒動させ、指令302Sを出力する。
以上に本実施例の詳細な動作を示した。本実施例では、
下水処理プロセス制御のために、特徴抽出→問題認知→
原因同定→対象モデル生成→戦略決定による問題解決を
行うことができる。このため、新たな問題発生に対応じ
てそのモデルを自動生成して解決戦略を自動設定するこ
とができる。
したがって、システムの拡張や方式変更により、制御シ
ステムをリプレースする必要がなく、しかも制御システ
ムが自己成長する機能を有する。
このような本発明の効果は、下水処理プロセスに適用し
た場合に限ったものではなく、プロセス状況の監視と判
断が必要なプロセス全般について適用可能である。
更に、本発明の他の実施例を第50図により説明する。
システムは、交信手段410と複数個のサブシステム4
11とから構成される。システムは、入出力インタフェ
ース412を介して、外部との情報のやりとりが可能で
ある。それぞれのサブシステムには、他のサブシステム
や外部との協調をとるための協調機構413と、サブシ
ステムの機能を果たすためのアプリケーションプログラ
ム414゜データベース415がある。また、自己組織
化を行うための問題認識機構416.自己組織化設計機
構417.自己組織化実行機構418を備えている。
自己組織化設計機構417には、第51図に示すように
、自己組織化方法決定部4202問題解決案作戊部42
1.実現可能性判定部4229問題解決案評価都々23
9問題解決協調部424がある。
このシステムを電力系統の監視システムに応用し、系統
構成の変更に対応じて事故復旧サブシステムのデータベ
ースを変更する例について説明する。
電力系統の監視制御システムには、系統監視。
操作、記録など様々な機能があり、それぞれの機能を個
々のサブシステム411が実行している。
事故復旧はその中の一つで、事故発生時の復旧手順を作
成するものである。復旧手順は、系統構成に依存するた
め、系統構成が変化すれば当然手順も変わる。そこで、
スイッチの開閉など常時の変更に対しては、それを考慮
して手順を作成する。
本実施例では、送電線の新設など恒久的な構成変更に対
しても、自己組織化機能により、対応するデータを自動
的に変更する。
入出力インタフェース412を介して、例えば、送電線
Aが系統に追加されたことに関する情報が入力されたと
する。事故復旧サブシステム411の協調機構413は
、交信手段410を介してその情報を取り込み、送電線
Aの追加に対応することを目標のひとつとして解釈する
。そして、自己組織化機能により、自らのデータベース
の内容を変更して、その目標を達成する。
第52図は、自己組織化の手順を示したものである。以
下、この図に従って説明する。
まず、問題認識機構416が、自己組織化すべき問題が
発生しているかどうかを判定する(430)。
この場合、送電線Aの追加に対応するという目標をまだ
達成していないことから、自己組織化すべきと判定し、
問題の種類として「系統構成の変更」を、問題の内容と
して「送電線Aの追加Jを自己組織化設計機構417に
送る。
問題解決案作成部421は、問題を解決するための方法
の案を作成する(431)。この場合、問題解決案作成
部421が持つ知識、 「系統構成の変更に対しては、系統構成を記述するデー
タベースを変更する。」 を利用して、「系統構成を記述するデータベースを変更
する」という解決案を作成する。
次に、実現可能性判定部422が、解決案が実現可能か
どうかを判定する(432)。この場合、協調機構41
3を介して、自己組織化実行機構418がデータベース
の変更手段を持っているかどうかを調べ、持っているの
で可能と判断する。
実現可能な案があれば、問題解決案評価部423が解決
案を評価しく433)、問題解決協調部424が他のサ
ブシステムの解決案との調整を行い(434)、自己組
織化方法決定部420が最終的な解決方法を決定する(
435)、この場合、解決案は一つしかなく、他のサブ
システムとの関係もないので簡単に決定できる。
次に、自己組織化実行機構418が、解決方法を実行す
る(436)。この場合、データベース415内の系統
構成に関する部分を取り出し、送電線Aの追加に相当す
る部分を変更して、データベース415内に格納する。
送ftMAの追加に関して、どの変電所のどの母線にど
う接続されるかといった詳細な情報が交信手段410を
介して協調機構413に取り込まれており、データベー
ス変更の際には、それらの詳細情報を用いる。データベ
ースの変更が完了したら、問題が解決したことを協MA
機構413に知らせる。
本実施例によれば、送電線の追加などの電力系統の恒久
的な構成変更の際に、変更に関する情報を入力するだけ
でよく、対応するデータベースを修正する必要がないと
いう効果がある。
次に、本発明を電力系統の監視制御システムに応用し、
系統の状態変化に対応じて、周波数の分散制御における
系統の分割を変更する例について説明する。
電力系統の周波数制御は、変動する電力需要に対して周
波数が常に一定になるよう発電機の出力を調整するもの
である。大規模な系統の場合、系統をいつくかの部分系
統に分割し、分散制御する方法がある。例えば、田村坦
之編「大規模システム」昭晃堂発行の33頁から39頁
に記載されているような方法である。
分割は、同じ様なふるまいをする発電機を同じグループ
にするのが良いが、系統の状態によって最適な分割が変
わる可能性がある。本実施例では、自己組織化機能を用
いて、系統の状態変化に対応じた、最適な分割を行う。
第53図(a)は、分散制御の機能階層構成例を示した
もので、制御ステーションA441が発電機1〜3を、
制御ステーションB442が発電機4〜6を制御し、統
括制御ステーション440が二つの制御ステーションを
統括している。第54図はシステム構成を示したもので
、三つの制御ステーション(サブシステム)が交信手段
410を介して結ばれている。
統括制御ステーション440の問題認識機構416は、
入出力インタフェース412を介して電力系統の情報を
取り込み、固有値解析などの手法を用いて最適な分割を
求める。そして、現場の分割が最適な分割と異なるとき
には、問題が発生していると判断する。
自己組織化設計機4!14i7は、問題解決の方法とし
て、例えば、「制御ステーションAが発電機1〜2を、
制御ステーションBが発電機3〜6を制御するように機
能階層構成を変更する。」という案を作成する。
自己組織化実行機構418は、各制御ステーションに対
して、制御する発電機を変更するよう指令を出す。制御
ステーションAの自己組織化実行機構418は、指令に
基づき、対応するデータベースを変更する。制御ステー
ションBも同様である。変更後の機能階層構成を第53
図(b)に示す。
本実施例によれば、周波数の分散制御システムにおいで
、常に系統の状態変化に応じた最適な分割になり、制御
性能が向上する効果がある。
本発明は、地域ごとにいくつかの監視制御システムが設
置されている電力系統において、新しい監視制御システ
ムを増設する際に、増設に伴う制御体系の変更を、自己
組織化機能によって自動的に行う場合にも適用できる。
また、本発明は、送電線の事故などにより系統が二つの
分離されたときに、集中制御系から分割制御系に自動的
に変更する場合にも適用できる。
また、本発明を電力系統の計画運用システムに応用し、
線形計画法を用いた発電機の負荷配分計算において、系
統の拡大に伴い、Dantzig−リolfeの分解原
理を用いて問題を分割して解くように、自動的に計算方
法を変更することも可能である。
また、本発明は、複数個の計算機が複数個のサブシステ
ムの処理を分担するシステムにおいて、保守点検や増設
などによって計算機が追加あるいは削除される際に、常
に最適な分担になるようサブシステムを再配分する場合
にも適用できる。
また、本発明は、複数個の計算機と、複数個の機能を持
つサブシステムとが与えられたとき、システムの目標を
外部から与えるだけで、サブシステム間の最適な機能階
層構成と、計算機への最適配分とを、自己組織化機能に
よって自動的に行う場合にも適用できる。
種々な適用例、変形例を述べてきたが、本発明は具体的
な実施例に限定されるものではなく、大規模システム、
例えば、電カドータルシステム。
新都市システム、高速交通システム等に広く適用可能で
ある。
〔発明の効果〕
以上述べてきた自己組織化機構を、複数のサブシステム
から構成されるシステムに付加することで対象及び環境
の変化し二対して、人手を介さず、より幅広い範囲に渡
って自らそれを検出してそれに適合するように適応じて
いくことが可能となり、信頼性、柔軟性の点で優れたシ
ステム構築・運用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図はサブシステムの構成図、第3図はサブシステム群
の構成図、第4図及び第5図は第1図で説明した実施例
の変形例を示す構成図、第6図は第1図に示された自己
組織化機構を構成する特徴抽出機構の構成図、第7図は
第1図に示された自己組織化機構を構成する間M認知機
構の構成図、第8図は第1図に示された自己組織化機構
を構成する原因同定機構の構成図、第9図は第1図に示
された自己組織化機構を構成する戦略決定機構の構成図
、第10図は第9図に示された戦略決定機構を構成する
パラメータ変更機構の構成図、第11図は第9図に示さ
れた戦略決定機構を構成する方式変更機構の構成図、第
12図はff59図に示された戦略決定機構を構成する
機能変更機構の構成図、第13図は圧延機システムに適
用した一実施例にかかる全体構成図、第14図は特徴抽
出機構の構成図、第15図は評価機構の構成図、第16
図は第n評価要素の処理概要を示す図、第17図は推論
機構の処理概要を示す図、第18図はフォワード推論の
処理を示す図、第19図はフォワード推論ループの処理
を示す図、第20図はバックワード推論の処理を示す図
、第21図はバンクワード推論ループの処理を示す図、
第22図は問題認知機構の処理を示す図、第23図は問
題認知機構で用いる知識ベースを示す図、第24図は自
己組織化設計機構の処理を示す図、第25図は制御方索
変更の推論処理に用いる知識ベースを示す図、第26図
は機能変更用の知識ベースを示す図、第27図は圧延機
の1スタンド分の板厚制御系のブロック線図の一例、第
28図は母材外乱と板厚偏差及び圧下指令と板厚の関係
を示す図、第29図及び第30図は圧延機システムの処
理の動きを説明する図、第31図はロール偏心の発生し
た場合のブロック線図、第32図は母材板厚偏差がステ
ップ状に変化した場合のロール直下の板厚偏差等との関
係を示す図、第33図及び第34図は圧延機システムの
処理の動きを説明する図、第35図は板厚偏差を入力と
して偏心量を周波数。 位相、振幅で検出する偏心量検出機構を設けた場合のブ
ロック線図、第36図は下水処理プロセスの運転管理に
適用した他の実施例にかかる全体構成図、第37図は特
徴抽出機構の処理を示す図、第38図はデータ評価工程
の処理を示す図、第39図は計測器チエツク工程の処理
を示す図、第40図及び第41図は計測器の変動パター
ンを示す図、第42図はメンバシップ関数を示す図、第
43図は問題認知機構の処理を示す図、第44図はデー
タパターンを示す図、第45図は原因同定機構の処理を
示す図、第46図はニューラルネットワークを示す図、
第47図はニューロン素子モデルの基本演算を説明する
ための図、第48図はニューロン素子モデルの計算値と
入力総和値の関係を示す図、第49図は戦略規定機構の
処理を示す図、第50図は他の実施例にかかる複数のサ
ブシステムからなる情報処理システムの構成図、第5工
図は自己組織化設計機構の構成図、第52図は自己組織
化の実行手順を示すブロック図、第53図は分散制御の
機能階層構成図、第54図は電力系統の周波数制御シス
テムの構成図である。 100・100B・100C・・・サブシステム群、1
01、l0IA−101B−10IC・・・自己組織化
機構、102・102A1・102A2・102B1・
102B2・・・サブシステム、103・・・特徴抽出
機構、104・・・問題認知機構、105・・・原因同
定機構、106・・・戦略決定fi構、107・特徴の
知識、108・・問題の知識、109・・・原因の知識
、110・・・戦略決定の知識、111・・・知第 2 図 第 図 第10図 第12図 第11 図 第14図 状態量  5200 情?B量 第15図 第18 図 第20図 第22図 第23図 第28図 (a) 第29 図 第30図 ○ 0 第32図 (a)母材外乱 (b1口 ルaIし・ 第34図 第33 図 第37 図 第38図 第39 図 3146へ 第43図 第44図 (a) Tゎ (b) I T。 第40図 第41 図 第42図 時間 000 2500+mg/l) 第45図 309へ 入力層 第 6 図 第 7 図 第50図 18 第 1 図 第52図 第53 図 (a)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、情報処理システムにおいて、システムの特徴を抽出
    する機構と、特徴量から問題発生を認知する機構と、問
    題の原因を同定する機構と、原因よりそれを解決する戦
    略を決定する機構とを有する自己組織化機構を備えたこ
    とを特徴とする情報処理システム。 2、特許請求の範囲第1項において、システムからの情
    報を検出し、それを変換した特徴量を評価することによ
    つて問題発生を認知し、その原因を同定した後、その問
    題を解決するための戦略を決定し、自らその戦略を実行
    して適応していくような自己組織化機構を備えたことを
    特徴とする情報処理システム。 3、特許請求の範囲第1項において、システムが互いに
    交信し合う複数のサブシステムから構成されることを特
    徴とする情報処理システム。 4、特許請求の範囲第3項において、特許請求の範囲第
    1項における自己組織化機構を複数のサブシステムのそ
    れぞれが備えたことを特徴とする情報処理システム。 5、特許請求の範囲第3項において、特許請求の範囲第
    1項における自己組織化機構を複数のサブシステムで共
    有することを特徴とする情報処理システム。 6、特許請求の範囲第1項における自己組織化機構にお
    いて、それを構成するシステムの特徴を抽出する機構、
    特徴量から問題発生を認知する機構、問題の原因を同定
    する機構及び原因よりそれを解決する戦略を決定する機
    構のうち少なくとも1つは自己の機構を実行するための
    知識を有することを特徴とする情報処理システム。 7、特許請求の範囲第6項におけるそれぞれの機構が有
    する知識を統括して管理する機構を有することを特徴と
    する情報処理システム。 8、特許請求の範囲第6項における知識をそれぞれ別々
    の装置内で記憶しておくことを特徴とする情報処理シス
    テム。 9、特許請求の範囲第6項における知識を1つの装置内
    に記憶しておくことを特徴とする情報処理システム。 10、特許請求の範囲第6項において、上記知識を自己
    組織化機構間で移動させる機能を有することを特徴とす
    る情報処理システム。 11、特許請求の範囲第1項における自己組織化機構に
    おいて、システムの特徴を抽出する機構及び特徴量から
    問題発生を認知する機構の2つの機構を合わせた機構を
    有することを特徴とする情報処理システム。 12、特許請求の範囲第1項における自己組織化機構に
    おいて、問題発生を認知する機構において問題発生が認
    知された段階で原因同定機構及び戦略決定機構を起動す
    ることを特徴とする情報処理システム。 13、互いに交信し合う複数のサブシステムから構成さ
    れる情報処理システムにおいて、システムの動的な変化
    を検出し、その変化の度合に応じて処理方式あるいは処
    理そのものを動的に切り替えることによつて、自らを適
    応させていく機構を有することを特徴とする情報処理シ
    ステム。 14、伝送路を介して相互に交信し、その機能に応じた
    処理を行う複数個のサブシステムから成る情報処理シス
    テムにおいて、 上記サブシステムのうちの少なくとも1つは、他のサブ
    システムあるいはシステムの外部から設定される目標と
    、当該サブシステムの処理能力あるいは処理結果とを比
    較して自己組織化を必要とする問題が発生しているかど
    うかを判定する問題認識機構と、 その内部に設けた問題解決案作成部を用いてその問題を
    解決するための自己組織化方法を設計する自己組織化設
    計機構と、 その設計された方法に従つて自己組織化を実行する自己
    組織化実行機構を有することを特徴とする情報処理シス
    テム。 15、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、当
    該サブシステムの機能の実現方法を変更することを含み
    、上記自己組織化実行機構が当該サブシステムの機能の
    実現方法を変更する手段を有することを特徴とする情報
    処理システム。 16、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、他
    のサブシステムの機能の実現方法を変更することを含み
    、上記自己組織化実行機構が他のサブシステムの機能の
    実現方法を変更する手段を有することを特徴とする情報
    処理システム。 17、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、他
    のサブシステムの機能の実現方法を変更することを含み
    、上記自己組織化実行機構が他のサブシステムへ機能の
    実現方法を変更するように指令を出し、他のサブシステ
    ムの上記自己組織化実行機構がその指令に基づいて自サ
    ブシステムの機能の実現方法を変更する手段を有するこ
    とを特徴とする情報処理システム。 18、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、当
    該サブシステムと他のサブシステムとの協調方法を変更
    することを含み、上記自己組織化実行機構が当該サブシ
    ステムの他のサブシステムとの協調方法を変更する手段
    を有することを特徴とする情報処理システム。 19、特許請求の範囲第18項において、上記自己組織
    化実行機構が他のサブシステムの当該サブシステムとの
    協調方法を変更する手段を有することを特徴とする情報
    処理システム。 20、特許請求の範囲第18項において、上記自己組織
    化実行機構が他のサブシステムへ当該サブシステムとの
    協調方法を変更するよう指令を出し、他のサブシステム
    の上記自己組織化実行機構がその指令に基づいて自サブ
    システムと当該サブシステムとの協調方法を変更する手
    段を有することを特徴とする情報処理システム。 21、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、必
    要な機能を持つサブシステムを生成することを含み、上
    記自己組織化実行機構がサブシステムを生成する手段を
    有することを特徴とする情報処理システム。 22、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構が設計する自己組織化方法の一つとして、不
    必要なサブシステムを抹消することを含み、上記自己組
    織化実行機構がサブシステムを抹消する手段を有するこ
    とを特徴とする情報処理システム。 23、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構の内部に、上記問題解決案作成部が作成した
    案が実現可能かを判定する実現可能性判定部を設け、も
    し実現不可能な場合には上記問題解決案作成部が別の案
    を作成することを特徴とする情報処理システム。 24、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構の内部に、上記問題解決案作成部が作成した
    案を評価する問題解決案評価部を設け、上記問題解決案
    作成部がその評価結果を用いて最も良い解決案を選定す
    ることを特徴とする情報処理システム。 25、特許請求の範囲第14項において、上記自己組織
    化設計機構の内部に、当該サブシステムの作成した問題
    解決案と他のサブシステムの作成した問題解決案との協
    調をとるための問題解決協調部を設けたことを特徴とす
    る情報処理システム。 26、伝送路を介して相互に交信し、その機能に応じた
    処理を行う複数個のサブシステムから成り、複数個の計
    算機がそれらサブシステムの処理を分担する情報処理シ
    ステムにおいて、上記複数の計算機のうち少なくとも一
    つが、それぞれの計算機の分担が最適になるようサブシ
    ステムを再配分する機能を有することを特徴とする情報
    処理システム。 27、特許請求の範囲第26項において、上記再配分す
    る際に、サブシステム間の通信量と各計算機の負荷率と
    システム全体の処理性とを総合的に判断することを特徴
    とする情報処理システム。 28、圧延機及びその圧延機を制御する制御装置を備え
    た情報処理システムにおいて、上記圧延機より状態量を
    入力し特徴量を抽出する特徴抽出機構と、上記特徴量を
    用いて評価を行ない評価結果を出力する評価機構と、上
    記特徴量及び評価結果を用いて問題発生を認知する問題
    認知機構と、上記問題認知機構にて認知された問題のタ
    イプに応じて、制御方策、機能、及び構造のうち少なく
    とも1つを変更し、設計結果を上記制御装置に出力する
    自己組織化設計機構を有する自己組織化機構を備えたこ
    とを特徴とする情報処理システム。 29、特許請求の範囲第28項において、上記制御装置
    からの指令、上記状態量、及び上記特徴量のうち少なく
    とも1つを用いて制御対象のモデルを生成するモデル生
    成機構を備え、上記自己組織化設計機構に制御対象のモ
    デルを入力することを特徴とする情報処理システム。 30、特許請求の範囲第29項において、上記モデル及
    び上記制御装置の特性を組合せ、設計結果の可否を判定
    するシミュレータを備えたことを特徴とする情報処理シ
    ステム。 31、特許請求の範囲第28項において、上記特徴抽出
    機構、上記評価機構、上記問題認知機構及び上記自己組
    織化設計機構のうち少なくとも1つは自己の機構を実行
    するための知識を有することを特徴とする情報処理シス
    テム。 32、下水処理プロセス及びそのプロセスを制御する制
    御装置を備えた情報処理システムにおいて、上記プロセ
    スの状態量を入力し特徴量を抽出する特徴抽出機構と、
    上記特徴量を用いて問題発生を認知する問題発生認知機
    構と、認知結果を用いて問題の原因を同定をする原因同
    定機構と、原因よりそれを解決するための戦略を上記制
    御装置に出力する戦略決定機構を有する自己組織化機構
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。 33、特許請求の範囲第32項において、上記制御装置
    からの指令、上記状態量上記特徴量のうち少なくとも1
    つを用いて対象モデルを生成する対象モデル生成機構を
    備え、上記戦略決定機構に対象モデルを入力することを
    特徴とする情報処理システム。 34、特許請求の範囲第33項において、上記対象モデ
    ルを受けて上記戦略の可否を判定するシミュレータを備
    えたことを特徴とする情報処理システム。 35、特許請求の範囲第32項において、上記特徴抽出
    機構、上記問題発生認知機構、原因同定機構、上記戦略
    決定機構のうち少なくとも1つは自己の機構を実行する
    ための知識を有することを特徴とする情報処理システム
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