JPH01291918A - 射出成形機の故障診断装置 - Google Patents

射出成形機の故障診断装置

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Publication number
JPH01291918A
JPH01291918A JP63123167A JP12316788A JPH01291918A JP H01291918 A JPH01291918 A JP H01291918A JP 63123167 A JP63123167 A JP 63123167A JP 12316788 A JP12316788 A JP 12316788A JP H01291918 A JPH01291918 A JP H01291918A
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JP
Japan
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failure
injection molding
molding machine
knowledge
knowledge base
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Application number
JP63123167A
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English (en)
Inventor
Kunitoshi Suzuki
邦利 鈴木
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH01291918A publication Critical patent/JPH01291918A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/766Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は射出成形機の故障診断装置に関し、特にその
分野の高度な専門家の知識、経験を蓄積したいわゆるエ
キスパートシステムを用いた故障診断装置に関する。
[従来の技術] 射出成形機の故障を診断する場合、まず、射出成形機に
本当に故障が生じているのか、または射出成形機の成形
条件(射出圧力、射出速度、樹脂温度等)の設定が適切
でないのかの判断を行なわなければならない。一般に射
出成形機によって成形された製品に不具合がある場合、 1)射出成形機に設定された成形条件(射出圧力、射出
速度、樹脂温度等)が適切でない。
2)l)l出成形橢のいずれかの箇所に故障が発生して
いる。
の2つの場合が考えられる。そこで、射出成形機の故障
を診断するためには、まず、射出成形機に故障が発生し
ているか、すなわち、成形製品に不具合が生じるのは射
出成形機が故障しているのではなくて単に成形条件の設
定が適切でないためではないのかの判断を行ない、射出
成形機の故障が明らかになった時点でこの故障の原因は
何かの判定をする必要がある。
しかしながら、射出成形機に本当に故障が生じているか
否かの判断は、射出成形機の橢械的、電気的な構成に関
する知識だけでなく、射出成形技術に対する一般的知識
、全型の知識、樹脂の知識、更には射出成形例の過去の
故障履歴に関する知識等が必要となり、結局、これを迅
速に判断するためには経験の豊富な高度の専門家によら
なければならなかった。ところが、射出成形機に関する
このような専門家の数は少なく、射出成形機の故障の判
断およびその原因の決定には多くの時間と労力を強いら
れることが少なくなかった。
従来、このような高度な専門家の代わりをコンピュータ
に代替させ、これによって専門家が不在−でも装置の故
障原因の決定を迅速かつ容易に行なうことができる。い
わゆるエキスパートシステムを用いた故障診断装置が提
案されている。かかるエキスパートシステムを用いた故
障診断装置としては、例えば特開昭62−6845号公
報に開示されたもの(以下、これを従来例という)があ
る。
しかしながらこの従来例のものは車両を故障診断対象と
するもので、射出成形機に関するものではなく、更に従
来例のものは故障状況が明確になった時点からその故障
の原因を決定するものでしかない。すなわち、従来例の
ものは車両の故障を診断対象とするものであるので、も
ともと故障状況は容易に把握することができるものであ
り、ここでは、故障であるか否か、すなわち故障状況に
対する推論は全く必要としない。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、射出成形機の故障診断装置を考える場合、
まず、射出成形機が本当に故障しているか否かの判定を
行なわなければならないが、この判定は非常に高度な専
門家を必要とし、一般にはかなり困難で、多くの労力と
時間を必要とした。
また、このような専門家の代わりをコンピュータに代替
させ、専門家が不在でも装置の故障原因を判定できるよ
うにした装置も提案されているが、射出成形機を対象と
したものはなく、また、装置の故障が成形条件の不適切
かを判別するという射出成形機特有の問題を解決したも
のはなかった。
この発明は、高度な専門家が不在でも、射出成形機が故
障しているのか、あるいは故障でなく成形条件が不適切
なのかを容易に判断でき、射出成形機が故障している場
合はその原因や修理方法を迅速に決定できるようにした
射出成形懇の故障診断g[を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段) この発明によれば、射出成形機に設定されている成形条
件を示す情報およびこの射出成形機の成形状態を示す情
報を入力する入力手段と、射出成形機の故障診断の手法
および過去の故R1[i歴等の故障診断に必要な知識を
記憶する知識ベースと、前記入力手段によって入力され
た情報および前記知識ベースに記憶されている知識にも
とづき射出成形機の故障状況を推論する第1の推論手段
と、この第1の推論手段によって推論された故障状況お
よび前記知識ベースに記憶されている知識にもとづき射
出成形機の故障の原因を推論する第2の推論手段とを具
えて構成される。
また知識ベースの知識は、新たな経験によって逐次更新
されるように構成されている。
〔作用〕
第1の推論手段により、入力手段によって入力された成
形条件を示す情報、成形状態を示す情報および知識ベー
スの知識にもとづき、射出成形機の故障状況を判断し、
この判断した故障状況および知識ベースの知識にもとづ
き射出成形機の故障原因を推論する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は、この発明の射出成形機の故障診断装置の一実
施例を示したものである。第1図において、この実施例
は故障診断対象機械である図示しない射出成形機とオフ
ラインで構成される。射出成形機の故障診断装置を構成
する故障診断エキスパートシステム20は射出成形機に
設定される成形条件、射出成形機の成形状況、故障診断
等のフロー1過去の経験によるルール等を記憶した知識
ベース22、デイスプレィ等からなる出力部25および
キーボード等からなる入力部26に対するユーザーイン
ターフェース24、知識ベース22の知識にもとづき所
望の推論を行ない、その推論結果をユーザーインターフ
ェース24および知識ベース22に出力する推論エンジ
ン23から構成される。推論エンジン部23は知識ベー
ス22の故障診断フローや経験によるルールを用いて故
障の判断行なう様能、故障状況を決定するm能、故障原
因を決定し修理方法を探索する礪能等を有する。
射出成形機による射出成形品に不良品が多くなってきて
射出成形機が故障している可能性がある場合、オペレー
タはこの故障診断エキスパートシステム20を起動し、
成形条件、成形状態等の情報をシステム20から出力部
25に出力される問診に応じて入力部26から入力する
。故障診断エキスパートシステム20は既に知識ベース
22に記憶されている故障診断フローおよび経験による
ルール等の知識と上記問診によって得られる情報をもと
に故障かどうかの判断を行ない、故障である場合には知
識ベース22内の知識を用いて故障状況を推論する。こ
こで故障ではない場合には出力部25に故障ではないこ
とを表示する。故障と判断された場合には故障診断エキ
スパートシステム20は先に推論した故障状況について
オペレータに問診を行ない、その回答によって得られる
情報と知識ベース内の知識を用いて故障の原因と修理方
法を推論し、その結果を出力部25に表示する。
また、故障状況が明らかな場合にはここで故障状況を直
接入力してその原因を推論することもできる。
さらに、故障原因対策後の状況変化に応じて他の原因を
推論し、故障が解決するまでこの動作を繰返す。
第2図、この実施例の全体動作を示すフローである。シ
ステムが起動されると、まずオペレータ入力にもとづき
故障状況が明らかであるか否かの判断を行なう(ステッ
プ201)。ここで故障状況が明らかでないと判断され
ると成形条件、成形状態の問診を出力部25に順次表示
しくステップ202)、これに応答する入力部26から
の回答を入力しくステップ203)、続いて故障である
か否かの故障の判断および故障状況を推論する故障状況
の推論を行なう(ステップ204)。ここで故障の判断
および故障状況の推論ができないときは再びステップ2
02に戻り、成形条件、成形状態の問診を行なう。
なお、ステップ201に83いて故障状況は明らとか判
断された場合はこの明らかとなった故障状況を入力部2
6から直接入力する。〈ステップ205)。
ステップ204における故障の判断、故障状況の推論の
一例を第3図から第5図に示す。ここではステップ20
2,203において問診によって入力された成形条件の
設定値(射出速度、射出圧力等)および成形状態の実測
値(吐出圧、ラム圧、スクリュー速度、型締圧、スクリ
ュー回転等)にもとづぎ各々の項目について知識ベース
22の知識と比較検討することにより故障の判断および
、故障状況の推論を実行する。
まず、過去に吐出圧系に故障はあるか否かの判断を行な
う(ステップ301)。ここで過去に吐出圧系に故障が
あると判断されると、入力された成形条件に対応する過
去の故障時のデータおよび知識ベースの経験によるルー
ルを参照しくステップ302.303)、入力された吐
出圧のデータのパターンは故障時のパターンとマツチす
るか否かの判断がなされる(ステップ304)。
ステップ301で過去に吐出圧系に故障はないと判断さ
れた場合または、ステップ304で吐出圧のデータのパ
ターンは故障時のパターンとマツチしないと判断された
場合は、成形条件に対応する正常時のデータおよび知識
ベースの経験によるルールを参照しくステップ305.
306) 、入力された吐出圧のデータのパターンは正
常時のパターンとマツチするか否かの判断がなされる(
ステップ307)。
ステップ304で吐出圧のデータのパターンは故障時の
パターンとマツチすると判断されるか、ステップ307
で吐出圧のデータのパターンは正常時のパターンとマツ
チしないと判断された場合は吐出圧系の故障であるとし
て、このことを示すデータを図示しない故障状況記憶フ
ァイルに記録する(ステップ308)。
次に、過去にラム圧系に故障はあるか否かの判断を行な
う(ステップ309)。ここで過去にラム圧系に故障が
あると判断されると、入力された成形条件に対応する過
去の故障時のデータおよび知識ベースの経験によるルー
ルを参照しくステップ310,311)、入力されたラ
ム圧のデータのパターンは故障時のパターンとマツチす
るか否かの判断がなされる(ステップ312)。
ステップ309で過去にラム圧系に故障はないと判断さ
れた場合または、ステップ312でラム圧のデータのパ
ターンは故障時のパターンとマツチしないと判断された
場合は、成形条件に対応する正常時のデータおよび知識
ベースの経験によるルールを参照しくステップ313.
314)、入力されたラム圧のデータのパターンは正常
時のパターンとマツチするか否かの判断がなされる(ス
テップ315)。
ステップ312でラム圧のデータのパターンは故障時の
パターンとマツチすると判断されるか、ステップ315
でラム圧のデータのパターンは正常時のパターンとマツ
チしないと判断された場合はラム圧系の故障であるとし
て、このことを示すデータを図示しない故障状況記憶フ
ァイルに記録する(ステップ316)。
次に、過去にスクリュー速度系に故障はあるか否かの判
断を行なう(ステップ317)。ここで過去にスクリュ
ー速度系に故障があると判断されると、入力された成形
条件に対応する過去の故障時のデータおよび知識ベース
の経験によるルールを参照しくステップ318.319
)、入力されたスクリュー速度のデータのパターンは故
障時のパターンとマツチするか否かの判断がなされる(
ステップ320)。
ステップ317で過去にスクリュー速度系に故障はない
と判断された場合または、ステップ320でスクリュー
速度のデータのパターンは故障時のパターンとマツチし
ないと判断された場合は、成形条件に対応する正常時の
データおよび知識ベースの経験によるルールを参照しく
ステップ321.322)、入力されたスクリュー速度
のデータのパターンは正常時のパターンとマツチするか
否かの判断がなされる(ステップ323)。
ステップ320でスクリュー速度のデータのパターンは
故障時のパターンとマツチすると判断されるか、ステッ
プ323でスクリュー速度のデータのパターンは正常時
のパターンとマツチしないと判断された場合はスクリュ
ー速度系の故障であるとして、このスクリュー速度系の
故障を示すデータを図示しない故障状況記憶ファイルに
記録する(ステップ324)。
次に、過去に型締圧系に故障はあるか否かの判断を行な
う(ステップ325)。ここで過去に型締圧系に故障が
あると判断されると、入力された成形条件に対応する過
去の故障時のデータおよび知識ベースの経験によるルー
ルを参照しくステップ326,327)、入力された型
締圧のデータのパターンは故障時のパターンとマツチす
るか否かの判断がなされる(ステップ328)。
ステップ325で過去に型締圧系に故障はないと判断さ
れた場合または、ステップ328で型締圧のデータのパ
ターンは故障時のパターンとマツチしないと判断された
場合は、成形条件に対応する正常時のデータおよび知識
ベースの経験によるルールを参照しくステップ329.
330) 、入力された型締圧のデータのパターンは正
常時のパターンとマツチするか否かの判断がなされる(
ステップ331)。
ステップ328で型締圧のデータのパターンは故障時の
パターンとマツチすると判断されるか、ステップ331
で型締圧のデータのパターンは正常時のパターンとマツ
チしないと判断された場合は型締圧系の故障であるとし
て、このことを示すデータを図示しない故障状況記憶フ
ァイルに記録する(ステップ332)。
次に、過去にスクリュー回転に故障はあるか否かすなわ
ち、過去にスクリュー変位等の故障が生じたことがある
か否かの判断を行なう(ステップ333)。ここで過去
にスクリュー回転に故障があると判断されると、入力さ
れた成形条件に対応する過去の故障時のデータおよび知
識ベースの経験によるルールを参照しくステップ334
.335)、入力されたスクリュー回転のデータのパタ
ーンは故障時のパターンとマツチするか否かの判断がな
される(ステップ336)。
ステップ333で過去にスクリュー回転に故障はないと
判断された場合または、ステップ336でスクリュー回
転のデータのパターンは故障時のパターンとマツチしな
いと判断された場合は、成形条件に対応する正常時のデ
ータおよび知識ベースの経験によるルールを参照しくス
テップ337.338)、入力されたスクリュー回転の
データのパターンは正常時のパターンとマツチするか否
かの判断がなされる(ステップ339)。
ステップ336でスクリュー回転のデータのパターンは
故障時のパターンとマツチすると判断されるか、ステッ
プ339でスクリュー回転のデータのパターンは正常時
のパターンとマツチしないと判断された場合はスクリュ
ー回転の故障であるとして、このことを示すデータを図
示しない故障状況記憶ファイルに記録する(ステップ3
40)。
続いて、上述した故障状況記憶ファイルの記憶内容を参
照して(ステップ341)、故障状況記憶ファイルに故
障状況は記憶されているか否かの判断を行なう(ステッ
プ342)。ここで故障状況が全く記憶されていないと
射出成形機が正常であることを表示して(ステップ34
3)、第2図に示したステップ202に戻り、再び成形
条件、成形状態の問診を行なう。
ステップ342で故障状況記憶ファイルに何らかの故障
状況を示すデータが記憶されていると、この故障状況に
応じた原因の探索を行なう(ステップ206)。
なお、第3図から第5図に示したフローは故障の判断、
故障状況の推論の理解を容易にするための具体例を示し
たもので、実際はより多数のデータより複雑な知識のも
とに推論が実行されることを理解されたい。
ステップ206の故障の原因の探索の過程において、シ
ステムは必要に応じて出力部25に問診を表示してオペ
レータに対して問診を行なう(ステップ2o7)。オペ
レータはこれに応答して入力部26より回答を入力しく
ステップ208)、この回答に応じた原因の探索を更に
進める(ステップ209)。この原因の探索は原因の決
定ができるまで(ステップ210)、繰返される。
第6図はこの原因の探索に関する推論の一例を示したも
のである。ここでは故障状況として型開閉が全く動かな
い場合を想定している。この場合、まず「他のアクチュ
エータは動くか」という問診を行なう。ここでオペレー
タがNoと回答すると状況は[アクチュエータは動かな
い」と推論する。
次に「ポンプは回転しているか」という問診を行ない、
NOと回答すると状況は「ポンプモータは回転していな
い」と推論する。続いて「コンタクタは作動しているか
」という問診を行ない、これにYESと回答すると状況
は「コンタクタは作動する」と推論し、更に「モータ端
子に電圧はあるか」の問診を行ない、これにNoと回答
すると故障原因は「モータハーネス不良」と推論し、Y
ESと回答すると故障の原因は「ポンプモータネ良」と
推論する。
なお、第6図に示したフローは故障の原因の推論の理解
を容易にするために示した簡単な一員体例であって、実
際は場合によって多項目の複雑なフローとなることもあ
ることを理解すべきである。
なお、第6図に示したようなフローは問診回数も多く、
効率が悪いので“故障状況が「型開閉が全く動かない」
かつ状況が「ポンプモータの耐用年数を越えている」か
つ「ポンプモータは回転しているか」という問診の回答
がNoならば故障の原因は[ポンプモータの不良」の可
能性が高い。″のような経験によるルールを用いること
によって、問診回数を減らし効率の良い故障診断を行な
うようにすることもできる。
ステップ210で故障の原因が決定できたと判断される
と1、この決定した故障の原因およびこの原因に対応す
る修理方法を出力部25に表示する(ステップ212)
。続いて、他の故障は残っているかの判断を行ない(ス
テップ213)、残っている場合は再びステップ201
に戻り、残っていない場合はこの故障診断動作を終了す
る。
第7図はこの発明の他の実施例を示したものである。こ
の実施例では射出成形exiooと故障診断エキスパー
トシステム20を構成するコンピュータ200とをオン
ラインで接続して構成される。
射出成形握100は制御部10を有しており、この制御
部10は、樹脂温度、スクリュー位置、射出圧力、型内
圧等を検出する各種センサ11、樹脂温度、冷却時間、
−次圧(射出圧力)、二次圧(保圧)、射出速度、−次
圧、二次圧および射出速度の切換位置等を設定する成形
条件設定部12、温度制御信号、アクチュエータ制御信
号等を光生ずるとともに電気系セルフチエツク回路を有
する信号制御部13、信号制御部13からの温度制御信
号によって制御されるヒータ14、アクチュエータ制御
信号によって制御される油圧バルブ15、サーボモータ
16および射出成形機故障診断エキスパートシステム2
0に対するインターフェース18を具えて構成される。
射出成形機故障診断エキスパートシステム2゜は射出成
形機100の制御部10に対するインターフェース21
を有している。
この装置において、射出成形41100の樹脂温度、ス
クリュー位置、射出圧力、型圧力等は各種センサ11に
よって検出され、この検出出力はインターフェース18
、インターフェース21を介して射出成形機故障診断エ
キスパートシステム20に入力される。また各種センサ
11の出力は信号制御部13に加えられる。信号制御部
13は各種センサ11の出力および成形条件設定部12
で設定された樹脂温度、冷却時間、−次圧、二次圧、射
出速度、各切換位置に応じてヒータ14を制御するため
の温度制御信号および油圧バルブ15、サーボモータ1
6を制御するためのアクチュエータ制御信号を形成する
成形条件設定部12で設定された各種設定値はインター
フェース18、インターフェース21を介して射出成形
機故障診断エキスパートシステム20に入力される。
射出成形機故障診断エキスパートシステム20は射出成
形機100における故障の発生に際し、キーボードマウ
ス等からなる入力部26から入力される各種情報および
インターフェース21から入力される各種センサ11の
出力および成形条件設定部12における各種設定値およ
び後述する知識ベース22の知識にもとづき後に詳述す
る手順によって故障の判断、故障状況の推論、故障原因
の推論を実行し、その推論内容をデイスプレィからなる
出力部25に表示する。
第8図は射出成形機故障診断エキスパートシステム20
の慨II3#II成を機能ブロックで示したものである
。射出成形機故障診断エキスパートシステム20は射出
成形1iooに対するインターフェース21、成形条件
、成形状態、故障木、経験によるルール、故障判断ルー
ル等を記憶した知識ベース22、出力部25および入力
部26に対するユーザーインターフェース24、知識ベ
ース22の知識にもとづき所望の推論を行ない、その推
論結果をインターフェース21、ユーザインターフェー
ス24および知識ベース22に出力する推論エンジン2
3から構成される。
射出成形掘故障診断エキスパートシステム22は各種成
形条件の設定値とセンサによる実測値を第7図に示した
成形条件設定部12と各種センサ11から取り出し、こ
れらの現在値は、成形礪側のインターフェース18、エ
キスパートシステム側のインターフェース21を介して
射出成形機故障診断エキスパートシステム20の知識ベ
ース22に転送される。射出成形機故障診断エキスパー
トシステム20はこれらの値と知識ベース22中の知識
をもとに、故障かどうかを判断し故障状況を決定する。
次に、射出成形機故障診断エキスパートシステムはここ
で決定された故障状況と知識ベース22の知識をもとに
、インターフェース21.18を介して信号制御部13
の電気系セルフチエツク回路にアクセスし、自動的に電
気系のチエツクを行ないながら推論を進める。故障の原
因が電気系以外の場合は必要に応じてシステムはユーザ
ーインターフェース24、出力部25を介してオペレー
タに問診を行ない、オペレータが質問に応じて入力部2
6のキーボードまたはマウスなどを用いて回答すること
により推論を進め、故障の原因を決定し修理の方法を出
力部25に表示する。さらに、故障原因対策後の状況変
化に応じて他の原因を推論し、故障が解決するまで、こ
の動作を繰返す。
第9図は、この実施例の全体動作を示すフローである。
システムが起動されると、まずオペレータ入力にもとづ
き故障状況が明らかであるか否かの判断を行なう(ステ
ップ401)。ここで故障状況が明らかでないと判断さ
れると第7図の成形条件設定部12で設定された成形条
件、各種センサ11で検出された成形状態をインターフ
ェース18.21を介して取込み(ステップ402)、
この取込んだ成形条件、成形状態および知識ベース22
の知識にもとづき故障の判断および故障状況の推論を実
行する(ステップ403)。このステップ403の処理
内容は例えば第3図から第5図に示したものと同様であ
る。ただし、この実施例では各種センサ11の出力にも
とづき吐出圧、ラム圧、スクリュー速度、型締圧、スク
リュー回転のデータを取込むことになり、これにより各
データに関して時系列データの作成が可能である。
したがって、第3図から第5図のフローにおいて、ステ
ップ304.307.312.315.3201323
.328.331の処理は時系列データの比較によって
行なうことができる。
なお、ステップ401において故障状況は明らかと判断
された場合はこの明らかとなった故障状況を入力部26
から直接入力する(ステップ404)。
ステップ405では、ステップ403で推論された故障
状況またはステップ404で直接入力された故障状況に
応じた電気系の原因の探索を行なう(ステップ405)
また、原因の探索の過程で必要に応じてシステムは自動
的に射出成形&”l 100の信号制御部13の電気系
セルフチエツク回路にアクセスし、知識ベース22内の
知識にあるチエツク項目を全てチエツクしくステップ4
06) 、これらのチェックの結果と知識ベース内の知
識として記憶されている電気系の故障木(第10図のそ
の一例を示す)およびルールにより原因の探索を行う(
ステップ407)。
上述した原因の探索の結果原因が決定できたと判断され
るとこの決定した原因およびこの原因に対応する修理方
法を出力部25に表示する(ステップ415)。
ステップ408で原因は決定できないと判断されると、
次に電気系以外の原因の探索を実行する(ステップ40
9)。
ステップ409の原因の探索の過程において、システム
は必要に応じて出力部25に問診を表示してオペレータ
に対して問診を行なう(ステップ410)。オペレータ
はこれに応答して入力部26より回答を入力しくステッ
プ411)、この回答に応じた原因の探索を更に進める
(ステップ412)。この原因の探索は原因の決定がで
きるまで(ステップ413)IN返される。
ステップ413で故障の原因が決定できたと判断される
と、この決定した故障の原因およびこの原因に対応する
修理方法を出力部25に表示する(ステップ414)。
続いて、他の故障は残っているかの判断を行ないくステ
ップ415)、残っている場合は再びステップ401に
戻り、残っていない場合はこの故障診断動作を終了する
〔発明の効果〕
以上説明したように、この光明によれば高度な専門家で
なくても、射出成形機の・故障の判断と故障診断を迅速
かつ容易に行なうことができる。
また使用によって知識ベースの内容は豊かになりこれに
より、故障の判断、故障診断の精度は更に高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の射出成形機の故障診断動作の一実施
例を示す構成図、第2図から第6図はこの実施例の動作
を説明するフローチャート、第7図はこの発明の他の実
施例を示す構成図、第8図は第7図の要部に注目した構
成図、第9図はこの実施例の動作を説明するフローチャ
ート、第1O図は電気系の故障木の一例を示す図である
。 10・・・制御部、20・・・射出成形機故障診断エキ
スパートシステム、25・・・出力、26・・・入力部
、100・・・射出成形機、。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)射出成形機に設定されている成形条件を示す情報
    およびこの射出成形機の成形状態を示す情報を入力する
    入力手段と、 射出成形機の故障診断の手法および過去の故障履歴等の
    故障診断に必要な知識を記憶する知識ベースと、 前記入力手段によつて入力された情報および前記知識ベ
    ースに記憶されている知識にもとづき射出成形機の故障
    状況を推論する第1の推論手段と、この第1の推論手段
    によつて推論された故障状況および前記知識ベースに記
    憶されている知識にもとづき射出成形機の故障の原因を
    推論する第2の推論手段と を具えた射出成形機の故障診断装置。
  2. (2)入力手段は、所定の問診にしたがって成形条件を
    示す情報および成形状態を示す情報を入力する請求項(
    1)記載の射出成形機の故障診断装置。
  3. (3)知識ベースは、新たな経験によってその記憶内容
    が更新される請求項(1)記載の射出成形機の故障診断
    装置。
  4. (4)射出成形機に設定されている成形条件を示す情報
    およびこの射出成形機の成形状態を示す情報を入力する
    第1の入力手段と、 射出成形機の故障診断の手法および過去の故障履歴等の
    故障診断に必要な知識を記憶する知識ベースと、 前記第1の入力手段によって入力された情報および前記
    知識ベースに記憶されている知識にもとづき射出成形機
    の故障状況を推論する第1の推論手段と、 射出成形機の各部の動作状態を示す情報を入力する第2
    の入力手段と、 この第1の推論手段によって推論された故障状況および
    第2の入力手段によって入力された情報および前記知識
    ベースに記憶されている知識にもとづき射出成形機の故
    障の原因を推論する第2の推論手段と を具えた射出成形機の故障診断装置。
  5. (5)第2の入力手段は、第1の推論手段で推論した故
    障状況に対応する所定の問診にしたがって射出成形機各
    部の動作状態を示す情報を入力する請求項(4)記載の
    射出成形機の故障診断装置。
  6. (6)知識ベースは、新たな経験によつてその記憶内容
    が更新される請求項(4)記載の射出成形機の故障診断
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03287017A (ja) * 1990-04-04 1991-12-17 Hitachi Ltd プラント異常診断システム
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CN103616187A (zh) * 2013-10-15 2014-03-05 北京化工大学 一种基于多维度信息融合的故障诊断方法
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