JPH0298264A - コモンキャリア選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コモンキャリア選択装置に関する。

［従来の技術］ 従来の電話機等において、Ｌ　ＣＲ（Ｌｅａｓｔ　Ｃｏ
ｓｔＲｏｕｔｉｎｇ）　ａ能により、ＮＴＴ　（日本電
信電話株式会社）やＮＣＣ（断電々）の各コモンキャリ
ア（電話通信事業者）の中から最も経済的な回線経路を
自動的に選択するようにしたコモンキャリア選択装置が
知られている。

このコモンキャリア選択装置においては、予め市外局番
に対応して選択するコモンキャリアを設定しておき、ダ
イヤル時に市外局番を識別することにより、この市外局
番に対して予め設定されたコモンキャリア選択信号を付
加する第１の方法と、各コモンキャリアの市外局番に対
応する料金データを持ち、ダイヤル時に市外局番を識別
し。

各コモンキャリアにおける料金を比較して最適なコモン
キャリア信号を付加する第２の方法とがあった・ ［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記各従来例では、どちらの方法におい
ても、料金比較のための料金の算定に用いる時間的基準
を画一的に想定していたため、この想定時間と実際の通
話時間との間に差が大きくなり、かえって高い料金のコ
モンキャリアが選択される場合が生じる欠点があった。

特に、電話の通話時間は、通話先によって大きく異るの
が一般的であり、画一的な想定時間と一致しないことが
多いので、ＬＣＲ機能を用いても実際には料金の低減に
ならない場合が生じる。

本発明は、ＬＣＲ機能を強化することにより。

最低料金のコモンキャリアを有効に選択することができ
る、コモンキャリア選択装置を提供することを目的とす
るものである。

［課題を解決する手段〕 本発明は、通話毎の通話時間を測定する手段と、この通
話時間をダイヤル番号毎に統計的に記憶する記憶手段と
を有し、上記記憶手段に記憶された統計データに基づい
てダイヤル番号毎に最も低料金となるコモンキャリアを
選択することを特徴とする。

［作用］ ダイヤル番号毎に統計的に設定される想定通話時間に基
いてダイヤル番号毎にコモンキャリアを選択することか
ら、真に最低料金のコモンキャリアを正確に選択するこ
とができる。

［実施例］ 第１図は１本発明の一実施例を示すブロック図である。

この実施例によるコモンキャリア選択装置は。

マイコン内蔵型の電話１ａ１に設けられている。

この電話機ｌは、全体の制御を行なうＣＰＵ２と、ダイ
ヤル等の入力を行なうためのキー人力装置３と、各コモ
ンキャリアの料金データを格納している料金データ用メ
モリ４と、ダイヤル番号毎の統計データに基いてコモン
キャリアを選択するための選択データテーブルを記録す
るメモリ５と、通話時間を測定するためのタイマー６と
、送受話を行なうためのハンドセット７と、電話網９と
接続される電話網インターフェイス８とを有している。

この電話機では、入力されるダイヤル番号に応じて選択
データテーブルより最低料金のコモンキャリアを選択し
、発呼を行うようになっている。

第２図は１選択データテーブルの一例を示す模式図であ
る。

この例は、３つのコモンキャリアＡ−Ｃの中から１つを
選択するもので、各コモンキャリアＡ〜Ｃのそれぞれの
料金帯毎に、過去の通話回数の分布を求め、それぞれの
料金帯毎に料金計算を行い、これを各コモンキャリアＡ
−Ｃ毎に合計して最も安いコモンキャリアを決定するも
のである。

すなわち、各コモンキャリアＡ−Ｃの料金体系は、たと
えば第３図に示すように、互いに異る通話時間で上昇す
る。たとえばコモンキャリアＡでは、０分から３分まで
は第１料金帯Ａｌであり、３分から１２分までが第２料
金帯Ａ２であるのに対し、コモンキャリアＢでは、０分
から５分までは第１料金帯Ｂｌであり、５分から２０分
までが第２料金帯Ｂ２である。このように、各コモンキ
ャリアＡ−Ｃの料金体系は、それぞれ独自の料金帯が連
続したものであることから、各料金帯に通話機会が何回
あったかを考慮し、各料金帯毎に小計の通話料金を算出
する。そして、これら小計値を各コモンキャリアＡ−Ｃ
毎に合計し、最も低料金のコモンキャリアを決定する。

なお、このようなコモンキャリア選択のための演算は、
新たな通話があったときに、そのダイヤル番号毎に再演
算され更新される。

このように各料金帯毎に料金演算を行うという統計的処
理によりコモンキャリアを選択することから、単純に通
話時間を平均して料金演算を行う場合に比べ１通話の実
情に合致した選択を行うことができる。たとえば、第４
図に示すように、通話時間の回数分布が２つ山の分布と
なった場合、単純に通話時間を平均して各コモンキャリ
アの料金計算を行ったのでは、図中Ｘ＋が平均通話時間
となり、この時間において低料金のコモンキャリアが選
択されるが、実際の通話時間となる確率が高いのは図中
ｘ２またはｘ３である。したがって、これらの通話時間
に対する料金を個々に算出し、その総計によって最低料
金となる確率を判定することから、より適正な選択を行
うことができる。

第５図は、このような構成の電話機１における動作を示
すフローチャートである。

まず、オフフックが検出されると（３１）、キー人力可
能状態となり、キー人力装置３よりダイヤル番号が入力
される（Ｓ２）、ここでメモリ５の選択データテーブル
に、今回入力されたダイヤル番号に対応するデータが存
在する場合には（Ｓ３）、このデータを読出しく３４）
、このデータによってコモンキャリアを選択する（５Ｂ
）。

また、３３において、選択データテーブルにデータが無
ければ、所定のデフォルト値を想定通話時間としくＳ５
）、コモンキャリアを選択する（ｓｅ）。

そして、必要に応じてコモンキャリア番号を付加しくＳ
７）、発呼処理を行なう（Ｓ８）。

次に、相手先から応答があれば（Ｓ９）、タイマーをス
タートした後（Ｓ　１０）　、通話処理に移り（Ｓ　１
１）　、切断があったところで（Ｓ　１２）切断処理を
行ない（Ｓ　１３）　、タイマーをストップする（Ｓ　
１４）　。

そして、タイマー値を読取り（Ｓ　ｌ　５）　、選択デ
ータテーブルのデータを更新するための処理を行なう（
ｓ　ｉ　ｓ）　、これは、上述したように、今回の通話
時間が各コモンキャリアのどの料金帯に含まれるかを調
べて各コモンキャリアにおける今回の料金を算出し、こ
れを各コモンキャリアの合計料金に加算し、この加算の
結果、最も安いコモンキャリアを選択するものである。

そして、選択したコモンキャリアを１選択出テーブルの
所定箇所に格納して（Ｓ　１７）　、次の処理に備える
。

なお、コモンキャリアの中には、時間帯によって料金を
割引くものもあり、これに応じて料金計算の内容を変更
し得るのは言うまでもない。

また、上述のように全ての通話機会について料金計算を
行い、これを合計するのでなく、上記回数分布を考慮し
、極端な通話時間を除いて有効なデータとみなされる通
話時間についてのみ各コモンキャリアの料金計算を行い
、この合計を算出してコモンキャリアを選択するように
してもよい。

さらに、本発明は、電話機に限らずＰＢＸ、ボタン電話
装置等に適用してもよい。

［発明の効果］ 本発明によれば、ダイヤル番号毎に統計的に設定される
想定通話時間に基いてダイヤル番号毎にコモンキャリア
を選択することから、真に最低料金のコモンキャリアを
正確に選択することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例な示すブロック図である。 第２図は、選択データテーブルの一例を示す模式図であ
る。 第３図は、コモンキャリアの料金体系を示す模式図であ
る。 第４図は、通話時間の回数分布を示す模式図である。 第５図は、同実施例の電話機における動作を示すフロー
チャートである。 １・・・電話機、 ２・・・ＣＰＵ。 ３・・・キー人力装置、 ４．５・・・メモリ、 ６・・・タイマー ７・・・ハンドセット、 ８・・・電話網インタフェース。 ９・・・電話網。 特許出願人　　キャノン株式会社 同代理人　　　用久保　　新 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）通話毎の通話時間を測定する手段と、この通話時
   間をダイヤル番号毎に統計的に記憶する記憶手段とを有
   し、上記記憶手段に記憶された統計データに基づいてダ
   イヤル番号毎に最も低料金となるコモンキャリアを選択
   することを特徴とするコモンキャリア選択装置。
2. （２）請求項（１）において、 各通話時間に対する各コモンキャリア毎の料金計算を行
   い、この合計値より最も低料金となるコモンキャリアを
   選択することを特徴とするコモンキャリア選択装置。